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グローバル化時代の教育課題からみた筑波大学の社会的使命

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グローバル化時代の教育課題からみた筑波大学の社会的使命
Tsukuba Alumni Symposium@華東師範大学
2016/03/05
グローバル化時代の人材育成
グローバル化時代の教育課題からみた
筑波大学の社会的使命
人間系・教育学域・教授
浜 田 博 文
[email protected]
1872(M5)年 師範学校
・・・日本最初,唯一の小学校教員
養成学校
・・・日本で学校制度スタート
 1873(M6)年 東京師範学校
 1886(M19)年 高等師範学校
・・・日本最初,唯一の中等学校教員
養成学校
 1902(M35)年 東京高等師範学校


1929(S4)年 東京文理科大学
・・・官立単科大学(文理学部)
(教育学科/哲学科/史学科/文学科/数学科/
化学科/生物学科/地理及び地質学科)
高等師範学校は附置機関に
 高度の学問の追究を目的とする大学
 人文・自然科学を統合した学問を追究した
者のなかから「優れた教員」は自然に生ま
れる
 教育に関する総合的研究をおこなう
戦後教育改革で「新制大学」スタート

1949(S24)年 東京教育大学
(1949.6.1開学~1978.3.31閉学)
文学部/理学部/教育学部/
体育学部/農学部

5つの学部をもつ“総合大学”・・・大学院
博士課程から優れた研究者を多数輩出
1973(S48)年 筑波大学設置
・・・開かれた大学,既存の学問分野
を超えた協同,etc.
 2004(H16)年 国立大学法人筑波大学

 全学にわたる学問分野から優れた
研究者と教育関係者を多数輩出
 日本における高水準の公教育の発
展に幅広く貢献
1872年
日本の公教育
の創始
師範学校
小学校
戦前の中学
校・師範学校
教員の養成
高等
師範学校
中学校
師範学校
小学校
文理を融合した学術研究と
公教育の発展に貢献
帝国大学
文理科
大学
高等
師範学校
中学校
師範学校
小学校
戦後の公教育の
質保障に貢献
教員養成に携わる幅広い分野
の優れた研究者,高水準の教
育者を数多く輩出
大学
高等学校
中学校
小学校
戦後における公教育と大学



「大学における教員養成」と「教員免許授与
の開放制」・・・学術研究に基づく教員養成カ
リキュラム=学校カリキュラムの必要
各種の審議会による重要教育政策の形成・・
・学校制度改革,学習指導要領策定,教科書
検定,各教科の教育など
優れた国民の育成と民主社会の構築
・・・東京教育大学,筑波大学の貢献
グローバル化時代の教育課題
 「競争」から「共生」へ
目先の経済競争に惑わされず,真の共生
社会の実現を見据える
 人種・民族・国籍・言語・性別などの違いを
超えて「ともに生きる力」の育成
 障害の有無,貧富の差などを踏まえた機
会保障
 公教育システムと内容(カリキュラム)の再
構築

グローバル化時代の教育課題

地球規模で社会の問題を考える


広い視野で国境を越えて人間社会が直面
する課題(人権・平和・環境・福祉など)を捉
え,解決する市民(シティズン)の育成
共生社会の推進者を育てる基盤づくり
人文科学・自然科学・社会科学の基礎と融
合に基づく学術研究と教育
 グローバル社会の形成者を育成するため
の思考力・判断力・表現力を備えた研究者
の育成

筑波大学の社会的使命



グローバル化時代の教育課題に対応した基礎
的・学際的研究の先導
・・・国家間の産業競争に左右されない、人類
社会のための研究と教育
日本全国で公教育改革を推進する同窓生の
ネットワーク強化
・・・「共生」を目指す教育政策の先導
地球規模で活躍する同窓生ネットワーク強化
・・・国家間競争に囚われない人類の「共生」を
それぞれの立場で推進
筑波大学の社会的使命
グローバル化時代の教育課題に対応した基礎
 地球上に生きるすべての人々が,お互いの個性や違い
的・学際的研究の先導
を認め合い,文化的な豊かさを享受しながら共に生き
・・・国家間の産業競争に左右されない、人類
ていくことができる社会の構築に貢献する。
社会のための研究と教育
 そのために,基礎的・学際的・総合的な学術研究とそ
れらを基盤として人間を教育することに対する,国内で
日本全国で公教育改革を推進する同窓生の
ネットワーク強化
比類のない歴史と伝統と実績をもって,教育に関わる
地球上のあらゆる問題の解決・改善に取り組む。
・・・「共生」を目指す教育政策の先導
他のどの大学にもない,以上の本学の特色を常に自覚
地球規模で活躍する同窓生ネットワーク強化
しながら,それぞれの立場でそれぞれの社会に対して
・・・国家間競争に囚われない人類の「共生」を
貢献する。
それぞれの立場で推進

ご静聴ありがとうございました。
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