...

マグ材料 - kobelco welding

by user

on
Category: Documents
12

views

Report

Comments

Transcript

マグ材料 - kobelco welding
マグ材料
ステンレス鋼のマグ溶接用フラックス入りワイヤ“DWステンレス”
は高能率で、溶接作業性に優れるのが特長です。
.特長
140
6m
m
φ
120
1.
2m
m
DW φ
ワ
イ
ヤ
φ
m
m
.6
1
1.
80
ヤ
ヤ
イ
イ
ワ
グ
ワ
60
9m
m
φ
DW
ミ
ヤ
0.
40
イ
溶着速度(g/min)
100
mφ
ワ
.0m
W
棒4
接
ク溶
D
20
アー
被覆
0
0
100
図
36
200
溶接電流(A)
300
400
溶着速度の比較
DWワイヤ1.6mmφ
(CO2)
40
アーク電圧(V)
ス
テ
ン
レ
ス
鋼
︵
マ
グ
材
料
︶
)被覆棒と比べると、溶着
速度は ∼ 倍あり、溶
着効率は約 %と経済的
です。
)ソリッドワイヤ(ミグ溶
接)と比べると、適正電
流・電圧が広く、条件設
定が容易です。
)スパッタが少なく、スラ
グ剥離性も良く、光沢の
ある美しいビードが得ら
れます。
DWワイヤ0.9mmφ
(CO2)
32
ミグワイヤ1.2mmφ
(Ar+2%O2)
28
DWワイヤ1.2mmφ
(CO2)
24
20
100
図
―266―
150
200
250
300
溶接電流(A)
適正条件範囲
350
400
.溶接作業の要点
)電源
直流(DC)を用い、ワイヤを+とするDC
(+)
で使用します。パ
ルスを入れるとスパッタが増えることがあり、この場合はパルス無
しで使用して下さい。
)シールドガス
%CO を使用して下さい。Ar+ ∼ %CO も使用出来ますが、
気孔欠陥が発生し易くなります。流量は ∼ /minが適当です。
)突出し長さ
.φで mm程度、 .、 .φでは ∼ mm程度が適当です。Ar
CO より、
やや長めに突出し長さを確保して下さい。
+CO の場合、
)防風対策
風速が m/sを超えると気孔欠陥が起こり易くなります。ガス流
量を十分に確保した上で防風対策をして下さい。
)溶接ヒューム
溶接ヒュームは有害です。適切な保護マスクを着用し、局所排気装
置を使用して下さい。
)ワイヤの保管
送給装置にワイヤをセットしたままだと、梅雨期や高湿度状態や結
露発生時に、吸湿や水濡れで、ピット、ガス溝が発生することがあ
ります。開封後の保管は、結露や埃付着が無いよう湿度の低い場所
に保管して下さい。
―267―
ス
テ
ン
レ
ス
鋼
︵
マ
グ
材
料
︶
.溶接施工例
)突合せ溶接
薄板への適用は、下向は .φで mm∼です。
立向は全姿勢が出来るPシリーズで or mm∼です。FB-B3(裏
当て材)
を併用すれば、ほぼ同一開先で下、横、立向きが出来ます。
この場合、ルート間隙は ∼ mm程度が適当です。
)水平すみ肉溶接
∼ cm/minで溶接出来ます。炭素鋼との異材継手でも 系に
てステンレス鋼と同様条件で施工出来ます。但し、フェライト量確
( .φ使用)
保の為、 A以下で cm/min以下として下さい。
突合せ継手の例
溶接 ワイヤ径 板厚
姿勢 mm mm
ス
テ
ン
レ
ス
鋼
︵
マ
グ
材
料
︶
開先および積層例
.
下
.
ルート間隙 溶接電流 溶接速度
cm/min
mm
A
< .
∼
∼
< .
∼
∼
∼ .
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
60゜
∼90゜
∼
向
1∼2
.
備
考
パス溶接
裏はつり無し
同上
裏はつり有り
70゜∼80゜
.
∼
1
70゜
DW-308LP
裏はつり有り
∼
3
立
.
∼
70゜
向
∼
DW-316LP
FB-B3使用
∼
1
60゜∼70゜
.
∼
―268―
FB-B3使用
∼
∼
DW-308LP
FB-B3使用
)肉盛溶接、クラッド鋼の溶接
初層は ( MoL)系で、ハーフラップでパスを重ねて下さい。
希釈が大き過ぎるとフェライト量が減少し、高温割れが発生するこ
とがあります。初層は希釈の調整が大切です。 .φは A以下、
∼ cm/min、.φは ∼ Aで ∼ cm/minで実施下さい。
クラッド鋼も同様で、希釈が過大にならないよう溶接して下さい。
1.2mmφ
1.6mmφ
溶接速度
40
40cm/min
溶接速度
一層目肉盛溶接時の
希釈率の設定範囲
30cm/min
30
希釈率(%)
20
40cm/min
30cm/min
20cm/min
20
10
一層目肉盛溶接時の
希釈率の設定範囲
希釈率(%)
30
20cm/min
10
0
0
150
200
200
250
図
300
溶接電流(A)
溶接電流(A)
肉盛溶接における希釈率
)薄板の溶接
.φを用いると、薄板が高能率かつ簡単に溶接できます。
.φの溶接条件例
継手の
種類
突合せ
m
板厚
mm
水平すみ肉
重ね
角
m
m
m
不可
A- V- cm/min
銅裏当て
.
A- V- cm/min
.
A- V- cm/min
A- V- cm/min
A- V- cm/min
A- V- cm/min
.
A- V- cm/min
A- V- cm/min
A- V- cm/min
A- V- cm/min
―269―
不可
ス
テ
ン
レ
ス
鋼
︵
マ
グ
材
料
︶
Fly UP