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学科試験問題 [PDFファイル/151KB]
平成28年度クリーニング師試験 学 科 試 験 問 題 1 衛生法規に関する知識 2 公衆衛生に関する知識 3 洗濯物の処理に関する知識 (注意事項) (1) 解答用紙には必ず受験番号及び氏名を記入すること。 (2) 試験時間は午前10時30分から12時までの90分間とする。 なお、時間内に答案作成を完了した者は、手をあげて係員に知らせ指示に従 って退室することができる。ただし、試験開始後、30分間は退室を認めない ものとする。 (3) 時間中、トイレ等やむを得ない場合は、手をあげて係員の指示に従うこと。 (4) 答案作成は鉛筆書き(シャープペンシル可)とすること。 (5) 文字が不鮮明で読めないときは、手をあげて係員にその旨を告げること。 (6) 受験中、隣席の者と話をしたり、のぞき見や不正行為のあった場合は、直ち に退場を命ずるものとする。 (7) 受験票は、必ず机上の受験番号札の下に、表側を上にして置くこと。 (8) 試験終了後は、受験番号等に記入漏れがないかを確かめたうえ、解答用紙を 机の上に伏せて退室すること。 福 島 県 1 問 1 衛生法規に関する知識 次のクリーニング業法施行規則の条文について、それぞれの( )の中に入る 語句として正しいものを下記の語群から一つずつ選び、その番号を解答用紙に記入 しなさい。 ただし、同じ語句を複数回使用しないこと。 第1条の2第1項第1号 ( イ クリーニング所においては、( )の名称、所在地及び( ウ )を( エ 群〕 ⑪ 苦情 ⑫ 工場 ⑬ 受付 2 オ )する。 ① 引渡し品 ② 記載した書面を配布 ③ 不良品 ④ 口頭で説明 ⑤ 取次所 ⑥ 緊急連絡先 ⑦ 確認 問 )の申出先となる )に掲示しておくとともに、洗たく 物の受取及び引渡しをしようとする際に、当該掲示事項を( 〔語 ア ⑧ タグ ⑨ 許可番号 ⑩ 店頭 ⑭ クリーニング所 ⑮電話番号 次のクリーニング業法施行規則の条文について、それぞれの( )の中に入る 語句として正しいものを下記の語群から一つずつ選び、その番号を解答用紙に記入 しなさい。 ただし、同じ語句を複数回使用しないこと(設問として複数回使用している語句を 除く。)。 第10条の3第1項 ( 開始の日から( 関する( ( オ ウ イ ア )は、クリーニング所の開設の日又は無店舗取次店の営業 )に、当該クリーニング所又は無店舗取次店のクリーニング業務に )を行う者として、その( エ )の中からその( エ ) の数 に )を乗じて得た数(その数が一に満たないときは一とし、その数に一に満たない 端数を生じたときは、その端数を一として計算する。)の者を選び、その者に対し法第8 条の3の規定による講習を受けさせるものとする。 〔語 群〕 ① 管理監督 ② 2分の1 ③ 都道府県知事 ④ 1年以内 ⑤ 従事者 ⑥ 5年以内 ⑦ 衛生管理 ⑧ 営業者 ⑨ 5分の1 ⑩ 3年以内 ⑪ クリーニング師 ⑫ 環境衛生監視員 ⑬ 経営管理 ⑭ 3分の1 ⑮ 厚生労働大臣 問 3 クリーニング業法に関する次の文のうち、正しいものには○を、誤っている ものには×を解答用紙に記入しなさい。 1 厚生労働大臣は、クリーニング業法第6条の規定によりクリーニング師の免許を与え たときは、厚生労働省令で定める様式によるクリーニング師免許証を免許を受けた者に 交付しなければならない。 2 着物の洗張り業は、クリーニング業に含まれる。 3 コインオペレーションクリーニング所は、クリーニング業法の規制を受けない。 4 営業者は、洗たく物の洗たくをするクリーニング所に、業務用の機械として、洗たく 機及び脱水機をそれぞれ2台以上備えなければならない。ただし、脱水機の効用をも有 する洗たく機を備える場合は、脱水機は、備えなくてもよい。 5 クリーニング業法施行規則第1条に基づく消毒を要する洗たく物に限り、洗たく又は 仕上げを終わったものと終わらないものに区分しておかなければならない。 問 4 次に掲げる洗たく物について、消毒する必要があるものとしてクリーニング業法 施行規則第1条で規定されているものには○を、規定されていないものには×を解 答用紙に記入しなさい。 ただし、いずれも営業者に引き渡される前に消毒されていないものとする。 1 工場で使用している手ぬぐい 2 企業の保養施設で使用されたシーツ 3 病院で使用された枕カバー 4 家庭で使用されているパンツ 5 動物園の飼育員が使用した作業着 - 1 - 2 問 1 公衆衛生に関する知識 次の「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」について、 それぞれの( )の中に入る語句として正しいものを下記の語群から一つず つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。 ただし、同じ語句を複数回使用しないこと。 第1条 この法律は、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関し( 定めることにより、感染症の発生を予防し、及びその( ( ウ )の向上及び( エ イ ア )を )の防止を図り、もって )を図ることを目的とする。 (中略) 第10条 ( オ )は、基本指針に即して、感染症の予防のための施策の実施に関する 計画を定めなければならない。 〔語 群〕 ① 厚生労働省 ② 国外への伝播 ③ 都道府県 ④ 衛生水準 ⑤ 推進 ⑥ 業務上の指針 ⑦ 知識の普及 ⑧ 感染 ⑨ 医師 ⑩ 公衆衛生 ⑪ 必要な措置 ⑫ 環境衛生 ⑬ 増進 ⑭ 技術的基準 ⑮ まん延 - 2 - 問 2 「クリーニング営業者に係るテトラクロロエチレン又は化学物質の審査及び製造 等の規制に関する法律施行令第11条に定める洗浄剤でテトラクロロエチレンが使 用されているものの環境汚染防止措置に監視公表する技術上の指針」に基づき、テ トラクロロエチレンを取り扱う施設に関する以下の内容について、正しいものには ○を、誤っているものには×を解答用紙に記入しなさい。 1 ドライ機が作動中の場合に溶剤の充填を行う。 2 充填は、作業場内の局所排気装置又は全体換気装置を作動してから行う。 3 ドライ機の冷却水の水温はできる限り低くする。 4 ドライ機の機械の構造は、できる限り溶剤蒸気の排出を促進できる構造である。 5 貯蔵用のタンク等は、密閉でき、かつ耐溶剤性の金属又は合成樹脂製とし、地下に 設置する。 - 3 - 問 3 次のA群の感染症に該当するものをB群から選び、その番号を解答用紙に記入し なさい。 ただし、同じ番号を複数回使用しないこと。 《 A 群 》 (ア)一類感染症 (イ)二類感染症 (ウ)三類感染症 (エ)四類感染症 (オ)五類感染症 《 問 B 群 ① 細菌性赤痢 ② ラッサ熱 ③ 重症急性呼吸器症候群(SARS) ④ 麻しん ⑤ デング熱 4 》 次の文のうち、正しいものには○を、誤っているものには×を解答用紙に 記入しなさい。 1 太陽光線のうち、紫外線は波長が400nm以上の部分であり、殺菌に使用される場合が ある。 2 クリーニング所で使用される石油系溶剤を含む廃棄物は、特別管理一般廃棄物である。 3 1987年のモントリオール議定書によって特定フロンを全廃するなど、オゾン層破壊 物質の削減・廃止への道筋が定められた。 4 病院リネンを介した集団感染が疑われるセレウス菌は芽胞を形成するため、熱やアルコ ールに抵抗性がある。 5 省資源化対策の3Rとは、発生抑制、再利用、再資源化のことである。 - 4 - 3 問 1 洗濯物の処理に関する知識 チャージシステムに関する次の文について、それぞれの( )の中に入る語句 として最も適当なものを下記の語群から一つずつ選び、その番号を解答用紙に記入 しなさい。 ただし、同じ語句を複数回使用しないこと。 ・ソープが規定濃度であっても繰り返し使用により、ソープが( ア )を含んでし まっているとソープの有効活性成分が低下して安定した洗浄力が期待できない。 ・溶剤 と被 洗 物を とも にあ る 溶剤 相対 湿 度の 範囲 内( ( ウ イ )に 常に管 理しな いと )汚れの除去が悪かったり、衣料に悪影響(色落ち、収縮、再汚染など)を 及ぼす。 ・ドライ溶剤中に溶け込んだ油性汚れの多くは、フィルターのみでは除去することがで きない。そこで、蒸留が必要となる。しかし、( エ )系ドライ機の大半は毎回蒸 留することができないので、溶剤管理に注意する必要がある。そのほかの方法として、 ( オ )や脱酸剤を通過させて溶剤を浄化する方法がある。 〔語 群〕 ① CMC(カルボキシメチルセルロース) ② 水溶性 ③ 50~55% ④ 水分 ⑤ 窒素 ⑥ 石油 ⑦ 活性炭 ⑧ 汚れ ⑨ ポリ酢酸ビニル ⑩ 70~75% ⑪ 不溶性 ⑫ 60~65% ⑬ 酸素 ⑭ 脂溶性 ⑮ 塩素 - 5 - 問 2 石油系ドライ機使用時の注意点について、それぞれの( )の中に入る語句と して最も適当なものを下記の語群から一つずつ選び、その番号を解答用紙に記入し なさい。 ただし、同じ語句を複数回使用しないこと。 ・引火点が( ア )以上の石油系溶剤を使用する。 ・ドライ洗剤濃度はソープの濃度測定セットを使い、毎日の( ・ドライ洗剤は( ・ドライ機の( エ ウ イ )に測定する。 )性能のよいものを使用する。 )が完全に行われているか確認する。 ・引火点の低い溶剤を用いる前処理は行わない方がよいが、やむを得ない場合は、よく ( オ )させてから洗濯作業を行う。 〔語 群〕 ① 40℃ ② 始業前 ③ 浸透 ④ 拡散防止 ⑤ 始業後 ⑥ アース ⑦ 作業中 ⑧ 収縮防止 ⑨ 洗浄 ⑬ 乾燥 ⑭ 帯電防止 ⑮ 溶解 - 6 - ⑩ 30℃ ⑪ 較正 ⑫ 20℃ 問 3 次の文のうち、正しいものには○を、誤っているものには×を解答用紙に記入し なさい。 1 抗ピル加工とは、毛玉の発生を抑える加工のことである。 2 ポリウレタン樹脂の劣化に関する主な原因は加水分解と光である。 3 強撚糸織物は素材の伸縮挙動が少ないため、バブリングが発生しにくい。 4 生成り製品は、高温洗濯を行うと自然な色調を変えてしまうので注意が必要である。 5 メタルプリントとは、繊維と同じような屈折率を持つ無色の油状物質(樹脂)でプリ ントし、乱反射を防止して透明化を持たせたものである。 6 ドライクリーニングとは、水洗いすると縮んだり、型くずれしたり、色が落ちたりす るような衣料品を、水の代わりに有機溶剤を用いて衣料品への影響を抑えた洗浄方法で ある。 7 溶剤中の油性汚れや不溶性汚れが、クリーニング中に洗たく物に付着するか吸着され る状態を再汚染というが、主な原因の一つに蒸留量の過多がある。 8 酵素作用とは、潤滑剤などを利用して、微細な不溶性汚れを滑らせて除去するもので ある。 9 10 上ごて蒸気は、品物を膨らませる効果があるので、柔らかく仕上がる。 カーペットのクリーニングの方法として水洗い、シャンプー洗い、ドライクリーニン グなどがあり、水洗いの洗浄効果が最も大きいが、脱色、収縮の恐れがあるものには応 用できない。 - 7 -