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Informatica Data Services - 9.5.1
Informatica Data Services (参照項目 9.5.1) ビギナーズガイド Informatica Data Services ビギナーズガイド 参照項目 9.5.1 12月 2012 著作権 1998-2012 Informatica Data Services. すべての権利を保留する. 本ソフトウェアおよびマニュアルには、Informatica Corporationの所有権下にある情報が収められています。これらは使用および開示の制 限等を定めた使用許諾契約のもとに提供され、著作権法により保護されています。本ソフトウェアのリバースエンジニアリングは禁じられて います。本マニュアルのいかなる部分も、いかなる手段(電子的複写、写真複写、録音など)によっても、Informatica Corporation の事前 の承諾なしに複製または転載することは禁じられています。このソフトウェアは、米国および/または国際的な特許、およびその他の出願中 の特許によって保護されています。 合衆国政府によるソフトウェアの使用、複製または開示は、DFARS 227.7202-1(a)および227.7702-3(a)(1995年)、DFARS 252.227-7013(C)(1)(ii)(1988年10月)、FAR 12.212(a)(1995年)、FAR 52.227-19、またはFAR 52.227-14(ALT III)に記載されて いるとおりに、当該ソフトウェア使用許諾契約に定められた制限によって規制されます。 本製品または本書の情報は、予告なしに変更されることがあります。お客様が本製品または本書内に問題を発見された場合は、書面にて当社 までお知らせください。 Informatica、Informatica Platform、Informatica Data Services、PowerCenter、PowerCenterRT、PowerCenter Connect、PowerCenter Data Analyzer、PowerExchange、PowerMart、Metadata Manager、Informatica Data Quality、Informatica Data Explorer、Informatica B2B Data Transformation、Informatica B2B Data Exchange、Informatica On Demand、Informatica Identity Resolution、Informatica Application Information Lifecycle Management、Informatica Complex Event Processing、Ultra Messaging、およびInformatica Master Data Managementは、Informatica Corporationの米国および世界中の管轄地での商標または登録商標です。その他のすべての企業名および製 品名は、それぞれの企業の商標または登録商標です。 本ソフトウェアまたはドキュメントの一部は、次のサードパーティが有する著作権に従います(ただし、これらに限定されません)。 Copyright DataDirect Technologies.コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (c) Sun Microsystems.コンテンツの無断複写・ 転載を禁じます。Copyright (c) RSA Security Inc. 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Engelschall, Copyright (C) 2002 The OSSP Project Copyright (C) 2002 Cable & Wireless Deutschlandが含まれます。本ソフトウェアに関する許諾および制限は、http://www.opensource.org/licenses/mitlicense.phpにある使用条件に従います。 本製品には、Boost(http://www.boost.org/)によって開発されたソフトウェアまたはBoostソフトウェアライセンスの下で開発されたソフ トウェアが含まれています。本ソフトウェアに関する許諾および制限は、http://www.boost.org/LICENSE_1_0.txtにある使用条件に従いま す。 本製品には、ソフトウェアcopyright (c) 1997-2007 University of Cambridgeが含まれます。本ソフトウェアに関する許諾および制限は、 http://www.pcre.org/license.txtにある使用条件に従います。 本製品には、ソフトウェアcopyright (C) 2007 The Eclipse Foundationが含まれます。コンテンツの無断複写・転載を禁じます。本ソフト ウェアに関する許諾および制限は、http://www.eclipse.org/org/documents/epl-v10.phpにある使用条件に従います。 本製品には、http://www.tcl.tk/software/tcltk/license.html、http://www.bosrup.com/web/overlib/?License、http://www.stlport.org/ doc/license.html、http://www.asm.ow2.org/license.html、http://www.cryptix.org/LICENSE.TXT、http://hsqldb.org/web/ hsqlLicense.html、http://httpunit.sourceforge.net/doc/license.html、http://jung.sourceforge.net/license.txt、http:// www.gzip.org/zlib/zlib_license.html、http://www.openldap.org/software/release/license.html、http://www.libssh2.org、http:// slf4j.org/license.html、http://www.sente.ch/software/OpenSourceLicense.html、http://fusesource.com/downloads/licenseagreements/fuse-message-broker-v-5-3-license-agreement、http://antlr.org/license.html、http://aopalliance.sourceforge.net/、 http://www.bouncycastle.org/licence.html、http://www.jgraph.com/jgraphdownload.html、http://www.jcraft.com/jsch/LICENSE.txt、 http://jotm.objectweb.org/bsd_license.html、http://www.w3.org/Consortium/Legal/2002/copyright-software-20021231、http:// www.slf4j.org/license.html、http://developer.apple.com/library/mac/#samplecode/HelpHook/Listings/HelpHook_java.html、http:// nanoxml.sourceforge.net/orig/copyright.html、http://www.json.org/license.html、http://forge.ow2.org/projects/javaservice/、 http://www.postgresql.org/about/licence.html、http://www.sqlite.org/copyright.html、http://www.tcl.tk/software/tcltk/ license.html、http://www.jaxen.org/faq.html, http://www.jdom.org/docs/faq.html、http://www.slf4j.org/license.html、http:// www.iodbc.org/dataspace/iodbc/wiki/iODBC/License、http://www.keplerproject.org/md5/license.html、http://www.toedter.com/en/ jcalendar/license.html、http://www.edankert.com/bounce/index.html、http://www.net-snmp.org/about/license.html、http:// www.openmdx.org/#FAQ、http://www.php.net/license/3_01.txt、http://srp.stanford.edu/license.txt、http://www.schneier.com/ blowfish.html、http://www.jmock.org/license.html、http://xsom.java.net、http://benalman.com/about/license/に基づいて許諾された ソフトウェアが含まれています。 本製品には、Academic Free License(http://www.opensource.org/licenses/afl-3.0.php)、Common Development and Distribution License(http://www.opensource.org/licenses/cddl1.php)、Common Public License(http://www.opensource.org/licenses/ cpl1.0.php)、Sun Binary Code License Agreement Supplemental License Terms、BSD License(http://www.opensource.org/licenses/ bsd-license.php)、MIT License(http://www.opensource.org/licenses/mit-license.php)、およびArtistic License(http:// www.opensource.org/licenses/artistic-license-1.0)に基づいて許諾されたソフトウェアが含まれています。 本製品には、ソフトウェアcopyright (c) 2003-2006 Joe WaInes, 2006-2007 XStream Committersが含まれています。コンテンツの無断複 写・転載を禁じます。本ソフトウェアに関する許諾および制限は、http://j.org/license.htmlにある使用条件に従います。本製品には、 Indiana University Extreme! Labによって開発されたソフトウェアが含まれています。詳細については、http://www.extreme.indiana.edu/ を参照してください。 本ソフトウェアは、米国の特許番号5,794,246、6,014,670、6,016,501、6,029,178、6,032,158、6,035,307、6,044,374、6,092,086、 6,208,990、6,339,775、6,640,226、6,789,096、6,820,077、6,823,373、6,850,947、6,895,471、7,117,215、7,162,643、7,243,110、 7,254,590、7,281,001、7,421,458、7,496,588、7,523,121、7,584,422、7,676,516、7,720,842、7,721,270、および7,774,791、および国際 的な特許、ならびにその他の出願中の特許によって保護されています。 免責: 本文書は、一切の保証を伴わない「現状渡し」で提供されるものとし、Informatica Corporationは他社の権利の非侵害、市場性およ び特定の目的への適合性の黙示の保証などを含めて、一切の明示的および黙示的保証の責任を負いません。Informatica Corporationでは、 本ソフトウェアまたはドキュメントに誤りのないことを保証していません。本ソフトウェアまたはドキュメントに記載されている情報には、 技術的に不正確な記述や誤植が含まれる場合があります。本ソフトウェアまたはドキュメントの情報は、予告なしに変更されることがありま す。 特記事項 このInformatica製品(以下「ソフトウェア」)には、Progress Software Corporation(以下「DataDirect」)の事業子会社である DataDirect Technologiesからの特定のドライバ(以下「DataDirectドライバ」)が含まれています。DataDirectドライバには、次の用語お よび条件が適用されます。 1.DataDirectドライバは、特定物として現存するままの状態で提供され、商品性の保証、特定目的適合性の保証および法律上の瑕疵担保 責任を含むすべての明示もしくは黙示の保証責任を負わないものとします。国または地域によっては、法律の強行規定により、保証責任 の制限が禁じられる場合、強行規定の制限を受けるものとします。 2.DataDirectまたは第三者は、予見の有無を問わず発生したODBCドライバの使用に関するいかなる直接的、間接的、偶発的、特別、ある いは結果的損害に対して責任を負わないものとします。本制限事項は、すべての訴訟原因に適用されます。訴訟原因には、契約違反、保 証違反、過失、厳格責任、詐称、その他の不法行為を含みますが、これらに限るものではありません。 Part Number: DS-GSG-951-001 目次 序文............................................. iii Informaticaのリソース. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . iii Informaticaカスタマポータル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . iii Informaticaのマニュアル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . iii InformaticaのWebサイト. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . iii Informatica How-To Library. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . iv Informatica Knowledge Base. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . iv Informatica Multimedia Knowledge Base. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . iv Informaticaグローバルカスタマサポート. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . iv 第 1 章 : スタートガイド概要....................... 1 Informatica Data Servicesの概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1 Informatica Developerの概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 2 Informatica Developerのようこそページ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4 チートシート. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4 チュートリアルの内容. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4 チュートリアルの前提条件. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5 第 2 章 : レッスン1. Informatica Developerの設 定.................................................. 6 Informatica Developerの設定の概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 6 タスク1. Informatica Developerの起動. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7 タスク2. ドメインの追加. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 8 タスク3. モデルリポジトリの追加. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 8 タスク4. プロジェクトの作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 8 タスク5. フォルダの作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 9 タスク6. デフォルトのData Integration Serviceの選択. . . . . . . . . . . . . . . 9 Informatica Developerの設定のまとめ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 9 第 3 章 : レッスン2. 物理データオブジェクトのイン ポート............................................ 11 物理データオブジェクトのインポートの概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 11 タスク1. Boston_Customersフラットファイルデータオブジェクトのインポー ト. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 12 タスク2. LA_Customersフラットファイルデータオブジェクトのインポート. . . 13 物理データオブジェクトのインポートのまとめ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 目次 14 i 第 4 章 : レッスン3. データの論理ビューの作成. . . . 15 データの論理ビューの作成の概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 15 タスク1. 論理データオブジェクトモデルのインポート. . . . . . . . . . . . . . . . 17 タスク2. 論理データオブジェクトマッピングの作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . 17 手順1. マッピングの作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 18 手順2. マッピングへのソースの追加. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 18 手順3. 式トランスフォーメーションのマッピングへの追加. . . . . . . . . . 19 手順4. 共有体トランスフォーメーションのマッピングへの追加. . . . . . . 20 タスク3. 論理データオブジェクトマッピングの実行. . . . . . . . . . . . . . . . . . 21 データの論理ビューの作成のまとめ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 21 第 5 章 : レッスン4. データの仮想ビューの作成. . . . 22 データの仮想ビューの作成の概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 22 タスク1. SQLデータサービスの作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 24 タスク2. SQLクエリの実行によるデータのプレビュー. . . . . . . . . . . . . . . . . 24 タスク3. アプリケーションの作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 25 タスク4. アプリケーションのデプロイ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 25 データの仮想ビューの作成のまとめ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 25 第 6 章 : レッスン5. Webサービスの作成............ 27 Webサービスの作成の概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 27 タスク1. Webサービスの作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 28 タスク2. 操作マッピングの表示と検証. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 29 タスク3. 操作マッピングのテスト. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 29 タスク4. アプリケーションの作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 30 タスク5. アプリケーションのデプロイ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 30 Webサービスの作成の概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 31 第 7 章 : レッスン6. マッピングのPowerCenterへの エクスポート...................................... 32 マッピングのPowerCenterへのエクスポートの概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . 32 タスク1. マッピングのPowerCenterへのエクスポート. . . . . . . . . . . . . . . . . 33 マッピングのPowerCenterへのエクスポートの要約. . . . . . . . . . . . . . . . . . . 34 付録 A : FAQ(よくある質問)...................... 35 Informatica DeveloperのFAQ(よくある質問). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 35 付録 B : 用語解説................................. 37 ii 目次 序文 『Data Servicesスタートガイド』は、データサービス開発者を対象としています。このガ イドは、Informatica Developerを初めて使用するユーザーを対象とした、データサービス 業務でのDeveloperの使用方法の習得を手助けするチュートリアルです。フラットファイル の概念、リレーショナルデータベースの概念、Webサービスの概念、環境内のデータベース エンジンについて理解していることを前提としています。 Informaticaのリソース Informaticaカスタマポータル Informaticaのユーザーとして、Informaticaカスタマポータルサイト (http://mysupport.informatica.com)にアクセスできます。このサイトには、製品情 報、ユーザーグループ情報、ニュースレター、Informaticaカスタマサポート事例管理シス テム(ATLAS)へのアクセス、Informatica How-To Library、Informatica Knowledge Base、Informatica Product Documentation、Informaticaユーザーグループコミュニティ へのアクセスが含まれています。 Informaticaのマニュアル Informaticaのマニュアルチームは、正確で役に立つマニュアルの作成に努めています。こ のマニュアルに関する質問、コメント、ご意見の電子メールの送付先は、Informaticaマニ ュアルチーム([email protected])です。 お客様のフィードバック は、マニュアルの改良に利用させていただきます。コメントに返信をご希望のお客様は、 その旨をお知らせください。 マニュアルチームは、必要に応じてマニュアルを更新します。製品の最新のマニュアルを 入手するには、http://mysupport.informatica.comから製品マニュアルにアクセスしま す。 InformaticaのWebサイト Informatica社のWebサイトは、http://www.informatica.comからアクセスできます。この サイトでは、Informatica社の概要と沿革、今後のイベント、営業拠点などの情報を提供し ています。また、製品情報やパートナー情報もあります。サービス関連のページには、テ iii クニカルサポート、トレーニングと教育、および実装に関するサービスの重要な情報を掲 載しています。 Informatica How-To Library Informaticaのユーザーとして、Informatica How-To Library (http://mysupport.informatica.com)にアクセスできます。How-To Libraryは、 Informaticaの製品および機能についての詳細を確認できるリソースのコレクションです。 一般的な問題に対するソリューションを提供したり、機能や動作を比較したり、特定の実 際のタスクを実行するための方法を示したりする記事やインタラクティブなデモンストレ ーションが含まれています。 Informatica Knowledge Base Informaticaのユーザーとして、Informatica Knowledge Base (http://mysupport.informatica.com)にアクセスできます。このKnowledge Baseを利用 して、Informatica製品に関する既知の技術的問題の解決策を検索することができます。ま た、FAQ(よくある質問)の答え、技術的ホワイトペーパー、技術的なヒントも得られま す。Knowledge Baseに関する質問、コメント、ご意見の電子メールの送付先は、 Informatica Knowledge Baseチーム([email protected])です。 Informatica Multimedia Knowledge Base Informaticaのユーザとして、Informatica Multimedia Knowledge Base (http://mysupport.informatica.com)にアクセスできます。Multimedia Knowledge Baseは、一般的な概念の理解を助け、具体的な各タスクの実行をガイドする教育用のマル チメディアファイルの集まりです。 Multimedia Knowledge Baseに関する質問、コメン ト、ご意見の電子メールの送付先は、Informatica Knowledge Baseチーム ([email protected])です。 Informaticaグローバルカスタマサポート 電話、またはオンラインサポートからカスタマサポートセンターに連絡できます。 オンラ インサポートのご利用には、ユーザ名とパスワードが必要です。 http://mysupport.informatica.comから、ユーザー名とパスワードが入手できます。 電話によるInformaticaグローバルカスタマサポートへの問い合わせ先は次のとおりです。 北米/南米 ヨーロッパ/中東/アフ リカ アジア/オーストラ リア フリーダイヤル フリーダイヤル フリーダイヤル ブラジル: 0800 891 0202 フランス: 0805 804632 オーストラリア: 1 800 151 830 メキシコ: 001 888 209 8853 イタリア: 800 915 985 北米: +1 877 463 2435 ドイツ: 0800 5891281 オランダ: 0800 2300001 ポルトガル: 800 208 360 スペイン: 900 813 166 iv 序文 ニュージーランド: 09 9 128 901 北米/南米 ヨーロッパ/中東/アフ リカ アジア/オーストラ リア スイス: 0800 463 200 有料(標準料金) 英国: 0800 023 4632 インド:+91 80 4112 5738 有料(標準料金) ベルギー: +31 30 6022 797 フランス: +33 1 4138 9226 ドイツ:+49 1805 702 702 オランダ:+31 306 022 797 英国: +44 1628 511445 はじめに v vi 第 1 章 スタートガイド概要 この章では、以下の項目について説明します。 ¨ Informatica Data Servicesの概要, 1 ページ ¨ Informatica Developerの概要, 2 ページ ¨ チュートリアルの内容, 4 ページ ¨ チュートリアルの前提条件, 5 ページ Informatica Data Servicesの概要 Informatica Data Servicesを使用すると、データの統一されたモデルを作成し、エンタ ープライズ内のあらゆる場所のデータにアクセスすることが可能になります。データサー ビスとは、ソースに対して実行し、データにアクセスしてデータをトランスフォームおよ び配布する再利用可能な操作の集まりです。 Informatica Developer(Developerツール)を使用して、以下のデータサービスタスクを 実行します: ¨ データの論理ビューの定義。データの論理ビューは、企業内に存在するデータを表しま す。 データの論理ビューには、論理データモデル、論理データオブジェクト、論理デ ータオブジェクトマッピングが含まれます。 ¨ 論理データオブジェクトモデルを定義します。論理データオブジェクトモデルは、企業 内のデータの構造および使用方法を表します。 論理データオブジェクトモデルは論理 データオブジェクトを含み、オブジェクト間のリレーションを定義します。 論理デー タオブジェクトは、企業内の論理エンティティを表します。 論理データオブジェクト には属性とキーがあり、属性間のリレーションを表します。論理データオブジェクトモ デルを定義して、企業内のデータの統合モデルを作成できます。 ¨ 論理モデルとデータソースまたはデータターゲットとのマッピング。論理モデル内のオ ブジェクトからデータソースまたはデータターゲットへリンクするマッピングを作成し ます。複数の異なるデータソースのデータをリンクすると、単一のデータビューが得ら れます。 モデルに準拠するデータを複数の異なるターゲットにロードすることもでき ます。 ¨ データの仮想ビューの作成。 仮想ビューはテーブルの一種であり、SQLロジックを使用 して廃棄されたデータの形式を変換します。仮想ビューを作成して、本番データベース のデータとは異なる形式で廃棄されたデータを格納することができます。 1 ¨ SQLデータサービスの作成。SQLデータサービスは、エンドユーザーがクエリを行うこと ができる仮想データベースです。 SQLデータサービスには、データベース構造を定義す る仮想スキーマおよび仮想テーブルまたはストアドプロシージャが含まれます。 エン ドユーザーは、ソースデータに影響を与えることなく、仮想テーブルに対してSQLクエ リを実行できます。 ¨ Webサービスの作成。Webサービスを作成してデプロイし、Webサービスクライアントが Webサービスインタフェース経由でデータ統合機能にアクセスできるようにします。 ¨ PowerCenterへのマッピングのエクスポート。マッピングをPowerCenterにエクスポート し、物理データの統合時にメタデータを再利用することができます。 ¨ エンドユーザーが照会できるマッピングの作成とデプロイ。 エンドユーザーがマッピ ングの結果を照会できるように、マッピングを作成してデプロイすることができます。 ¨ データのプロファイリング。プロファイリングオプションを使用すると、データがプロ ファイリングされ、データのコンテンツと構造が明らかになります。プロファイリング は、どのようなデータプロジェクトにおいても重要です。プロファイリングを実施する と、データの長所と短所が明らかになり、プロジェクト計画の定義に役立ちます。 Informatica Developerの概要 Developerツールは、データ品質ソリューションやデータサービスソリューションを設計お よび実装するために開発者が使用するアプリケーションクライアントです。 以下の図にDeveloperツールを示します。 Developerツールワークベンチに、デフォルトで以下のビューが表示されます。 2 章 1: スタートガイド概要 [Object Explorer]ビュー プロジェクト、フォルダー、およびプロジェクトとフォルダー内のオブジェクトが表 示されます。Developerツールの左側の領域に表示されます。 [接続エクスプローラ]ビュー リレーショナルデータベースへの接続が表示されます。Developerツールの右側の領域 に表示されます。 [アウトライン]ビュー [Object Explorer]ビューで選択したオブジェクトに応じたオブジェクトが表示さ れます。Developerツールの左下の領域に表示されます。 [プロパティ]ビュー エディタでフォーカスのあるオブジェクトのプロパティが表示されます。Developerツ ールの下部の領域に表示されます。 ビューを非表示にしたり、Developerツールのワークベンチ内の別の場所に移動したりする ことができます。 表示するビューを選択するには、 [ウィンドウ] > [ビューの表示] をクリックします。 Developerツールワークベンチには、次のビューも表示されます。 [チートシート]ビュー 開いているチートシートが表示されます。チートシートを開くには、 [ヘルプ] > [チートシート]をクリックし、チートシートを選択します。 ヘルプビュー 状況依存のオンラインヘルプが表示されます。 [進捗状況]ビュー マッピング実行などのDeveloperツールでの操作の進捗状況を表示します。 [検索]ビュー 検索結果が表示されます。また、検索オプションダイアログボックスを起動すること もできます。 [タグ]ビュー ビジネス上の用途に基づいてモデルリポジトリ内のオブジェクトを定義するタグが表 示されます。 [検証ログ]ビュー オブジェクトの検証エラーが表示されます。 Informatica Developerの概要 3 Informatica Developerのようこそページ Developerツールを初めて開くと、ようこそページが表示されます。 ようこそページを使 用して、Developerツールに関する知識を深め、Developerツールを設定し、Developerツ ールでの作業を開始します。 ようこそページには次のオプションが表示されます。 ¨ 概要: データ品質およびデータサービスソリューションの概要を表示するには、[概 要]ボタンをクリックします。 ¨ 最初の手順: Developerツールの設定およびInformatica Data Quality Serviceと Informatica Data Serviceのレッスンへのアクセスに関する知識を深めるには、[最初 の手順]ボタンをクリックします。 ¨ チュートリアル: データ品質およびデータサービスソリューションのチュートリアルレ ッスンを表示するには、[チュートリアル]ボタンをクリックします。 ¨ Webリソース。 mysupport.informatica.comへのリンクにアクセスするには、[Webリ ソース]ボタンをクリックします。 Informatica How-To Libraryにアクセスできま す。 Informatica How-To Libraryには、Informatica Data Quality、Informatica Data Services、および他のInformatica製品に関する記事が掲載されています。 ¨ ワークベンチ: Developerツールでの作業を開始するには、[ワークベンチ]ボタンを クリックします。 チートシート Developerツールには、オンラインヘルプの一部としてチートシートが含まれています。 チートシートは段階を追った手引きで、Developerツールで1つまたは複数のタスクを完了 するために役立ちます。 チートシートを完了した後、タスクを完了して結果を確認します。 例えば、チートシート を完了してリレーショナルデータオブジェクトをインポートおよびプレビューすると、リ レーショナルデータベーステーブルはインポートされ、Developerツールでのデータはプレ ビューされています。 チートシートにアクセスするには、 [ヘルプ] > [チートシート]をクリックします。 チュートリアルの内容 HypoStores Corporationは、本社がBostonで、いくつかの州に店舗を持つ全国的な小売組 織です。 全国の店舗の業務データを本社のデータストアと定期的に統合しています。 最 近、Los Angelesに店舗を開店しました。 本社には、すべてのコンポジットおよびBIアプリケーションに共通のデータサービス層を 提供する、管理者、開発者、およびアーキテクトから成る中央のICCチームがあります。 BIアプリケーションには、請求やマーケティングに使用されるマスター顧客データファイ ルが含まれるCRMシステムが組み込まれています。 4 章 1: スタートガイド概要 HypoStores Corporationは、以下のタスクを実行し、ロサンゼルスストアの業務データを ボストン本社にあるデータと統合する必要があります。 ¨ 両方の拠点の顧客データを単一のビューに表示するように設定する。 ¨ 仮想データベースを作成し、両方のオフィスの顧客データへのアクセスを可能にする。 または、Webサービスを作成し、両方のオフィスの顧客データへのアクセスを可能にす る。 チュートリアルの前提条件 チュートリアルのレッスンを開始する前に、Informaticaドメインが実行中で、Model Repository ServiceおよびData Integration Serviceに接続されている必要があります。 インストーラには、レッスンを完了するために使用するチュートリアルファイルが含まれ ています。 すべてのファイルは、クライアントおよびサーバー両方のインストールディレ クトリに置かれています。 ¨ チュートリアルファイルは、Developerツールのインストールパスの次の場所に置かれ ています。 <Informatica Installation Directory>\clients\DeveloperClient\Tutorials ¨ チュートリアルファイルは、サービスのインストールパスの次の場所に置かれていま す。 <Informatica Installation Directory>\server\Tutorials チュートリアルのレッスンでは以下のファイルが必要です。 ¨ All_Customers.csv ¨ Boston_Customers.csv ¨ Customer_Order.xsd ¨ LA_customers.csv チュートリアルの前提条件 5 第 2 章 レッスン1. Informatica Developerの設定 この章では、以下の項目について説明します。 ¨ Informatica Developerの設定の概要, 6 ページ ¨ タスク1. Informatica Developerの起動, 7 ページ ¨ タスク2. ドメインの追加, 8 ページ ¨ タスク3. モデルリポジトリの追加, 8 ページ ¨ タスク4. プロジェクトの作成, 8 ページ ¨ タスク5. フォルダの作成, 9 ページ ¨ タスク6. デフォルトのData Integration Serviceの選択, 9 ページ ¨ Informatica Developerの設定のまとめ, 9 ページ Informatica Developerの設定の概要 このレッスンでは、Developerツールの起動および設定を行います。Developerツールを設 定するには、ドメインを追加します。モデルリポジトリを追加し、作業を格納するプロジ ェクトとフォルダーを作成します。デフォルトのData Integration Serviceも選択しま す。 Informaticaドメインは、Informatica環境を定義するノードおよびサービスの集合です。 ドメイン内のサービスには、Model Repository ServiceおよびData Integration Service があります。 Model Repository Serviceは、モデルリポジトリを管理します。モデルリポジトリは、 Developerツールで作成するプロジェクトのメタデータを格納するリレーショナルデータベ ースです。 プロジェクトには、Developerツールで作成するオブジェクトが格納されま す。 プロジェクトには、同じビジネス要件の一部であるオブジェクトなど、関連するオブ ジェクトを格納するフォルダも含まれます。 Data Integration Serviceは、Developerツールでデータ統合タスクを実行します。 6 目的 このレッスンでは、以下の作業を完了します。 ¨ Developerツールを起動し、Developerツールのワークベンチに移動します。 ¨ Developerツールでドメインを追加します。 ¨ プロジェクトを作成できるように、モデルリポジトリを追加します。 ¨ プロジェクトを作成して、Developerツールで作成するオブジェクトを格納します。 ¨ 関連するオブジェクトを格納するプロジェクト内にフォルダを作成します。 ¨ デフォルトのData Integration Serviceを選択して、データ統合タスクを実行します。 前提条件 このレッスンを開始する前に、以下の前提条件を確認します。 ¨ Developerツールがインストール済みである。 ¨ ドメインに接続するためのドメイン名、ホスト名、ポート番号がある。 この情報はド メイン管理者から入手できます。 ¨ ドメイン管理者がModel Repository Serviceを設定済みである。 ¨ Model Repository Serviceにアクセスするためのユーザー名とパスワードがある。この 情報はドメイン管理者から入手できます。 ¨ ドメイン管理者がData Integration Serviceを設定済みである。 ¨ Data Integration Serviceが実行されている。 所要時間 このレッスンの所要時間は、5~10分ほどです。 タスク1. Informatica Developerの起動 Developerツールを起動してチュートリアルを開始します。 1. Developerツールを起動します。 Developerツールの[ようこそ]ページが表示されます。 2. [ワークベンチ]ボタンをクリックします。 Developerツールのワークベンチが表示されます。 タスク1. Informatica Developerの起動 7 タスク2. ドメインの追加 このタスクでは、Developerツールにドメインを追加して、モデルリポジトリにアクセスし ます。 1. [ウィンドウ] > [設定]をクリックします。 [設定]ダイアログボックスが表示されます。 2. 3. [Informatica] > [ドメイン]を選択します。 [追加]をクリックします。 [新しいドメイン]ダイアログボックスが表示されます。 4. ドメイン名、ホスト名、およびポート番号を入力します。 5. [完了]をクリックします。 6. [OK]をクリックします。 タスク3. モデルリポジトリの追加 このタスクでは、プロジェクトとフォルダの格納に使用するモデルリポジトリを追加しま す。 1. [ファイル] > [リポジトリへの接続]をクリックします。 [リポジトリへの接続]ダイアログボックスが表示されます。 2. [参照]をクリックして、Model Repository Serviceを選択します。 3. [OK]をクリックします。 4. [次へ]をクリックします。 5. ユーザー名とパスワードを入力します。 6. 名前空間を選択します。 7. [完了]をクリックします。 [Object Explorer]ビューにモデルリポジトリが表示されます。 タスク4. プロジェクトの作成 このタスクでは、Developerツールで作成するオブジェクトを格納するプロジェクトを作成 します。このガイドのすべてのチュートリアルで使用するプロジェクトを1つ作成します。 1. 2. [Object Explorer]ビューで、Model Repository Serviceを選択します。 [ファイル] > [新規] > [プロジェクト]をクリックします。 [新規プロジェクト]ダイアログボックスが表示されます。 3. 8 「Tutorial_あなたの名前」をプロジェクト名として入力します。 章 2: レッスン1. Informatica Developerの設定 4. [完了]をクリックします。 [Object Explorer]ビューの[Model Repository Service]の下にプロジェクトが 表示されます。 タスク5. フォルダの作成 このタスクでは、関連するオブジェクトを格納するフォルダを作成します。このガイドの すべてのチュートリアルで使用するフォルダを1つ作成します。 1. 2. [Object Explorer]ビューで、フォルダの追加先のプロジェクトを選択します。 [ファイル] > [新規] > [フォルダ]をクリックします。 3. フォルダの名前を入力します。 4. [完了]をクリックします。 [Object Explorer]ビューのプロジェクトの下にフォルダが追加されます。プロジ ェクトを展開して、フォルダを確認してください。 タスク6. デフォルトのData Integration Serviceの選択 このタスクでは、デフォルトのData Integration Serviceを選択し、マッピングを実行し てデータをプレビューします。 1. [ウィンドウ] > [設定]をクリックします。 [設定]ダイアログボックスが表示されます。 2. [Informatica] > [Data Integration Services]を選択します。 3. ドメインを展開します。 4. Data Integration Serviceを選択します。 5. [デフォルトとして設定]をクリックします。 6. [OK]をクリックします。 Informatica Developerの設定のまとめ このレッスンでは、InformaticaドメインサービスにModel Repository ServiceとData Integration Serviceが含まれることを学習しました。Model Repository Serviceでは、 タスク5. フォルダの作成 9 モデルリポジトリが管理されます。 モデルリポジトリには、プロジェクトとフォルダが含 まれます。 Data Integration Serviceは、データ統合タスクを実行します。 Developerツールを起動し、Developerツールを設定しました。 Developerツールにドメイ ンを追加し、モデルリポジトリを追加し、プロジェクトとフォルダを作成しました。 デフ ォルトのData Integration Serviceも選択しました。 これで、Developerツールを使用してこのチュートリアルの他のレッスンを完了することが できます。 10 章 2: レッスン1. Informatica Developerの設定 第 3 章 レッスン2. 物理データオブ ジェクトのインポート この章では、以下の項目について説明します。 ¨ 物理データオブジェクトのインポートの概要, 11 ページ ¨ タスク1. Boston_Customersフラットファイルデータオブジェクトのインポー ト, 12 ページ ¨ タスク2. LA_Customersフラットファイルデータオブジェクトのインポート, 13 ペー ジ ¨ 物理データオブジェクトのインポートのまとめ, 14 ページ 物理データオブジェクトのインポートの概要 物理データオブジェクトは、フラットファイルまたはリレーショナルデータベーステーブ ルに基づいたデータの表現です。 フラットファイルまたはリレーショナルデータベーステ ーブルを物理データオブジェクトとしてインポートして、マッピングでソースまたはター ゲットとして使用することができます。 内容 HypoStores Corporationでは、Los AngelesオフィスとBostonオフィスの顧客データをフ ラットファイルに格納しています。 HypoStoresでは、この顧客データをDeveloperツール で使用することを考えています。 目標 このレッスンでは、フラットファイルを物理データオブジェクトとしてインポートしま す。 Data Integration Serviceが正しいディレクトリからソースデータを読み取ること ができるようにソースファイルディレクトリを設定することもできます。 要件 このレッスンを開始する前に、次の要件を確認してください。 ¨ このチュートリアルのレッスン1を完了している。 11 時間 このレッスンのタスクの完了には、10~15分見ておいてください。 タスク1. Boston_Customersフラットファイ ルデータオブジェクトのインポート このタスクでは、Bostonオフィスの顧客データが含まれるファイルから、物理データオブ ジェクトをインポートします。 1. [Object Explorer]ビューで、チュートリアルプロジェクトを選択します。 2. [ファイル] > [新規] > [データオブジェクト]をクリックします。 [新規]ダイアログボックスが表示されます。 3. [物理データオブジェクト] > [フラットファイルデータオブジェクト]を選択 し、[次へ]をクリックします。 [新しいフラットファイルデータオブジェクト]ダイアログボックスが表示されま す。 4. [既存のフラットファイルから作成]を選択します。 5. [参照]をクリックし、次のディレクトリに移動してBoston_Customers.csvを選択し ます。<Informatica Installation Directory>\clients\DeveloperClient\Tutorials 6. [開く]をクリックします。 ウィザードによって、データオブジェクトにBoston_Customersという名前が付けられ ます。 7. [次へ]をクリックします。 8. コードページがMS Windows Latin 1(ANSI)、Latin 1のスーパーセットであること を確認します。 9. 区切り形式であることを確認します。 10. [次へ]をクリックします。 11. 区切り文字がカンマに設定されていることを確認します。 12. [1行目からカラム名をインポート]を選択します。 13. [完了]をクリックします。 Boston_Customers物理データオブジェクトが、チュートリアルプロジェクトの[物理 データオブジェクト]の下に表示されます。 12 14. [読み取り]ビューをクリックし、出力トランスフォーメーションを選択します。 15. [プロパティ]ビューで[ランタイム]タブをクリックします。 16. [ソースファイルのディレクトリ]を、Data Integration Serviceマシンの次のディ レクトリに設定します。<Informatica Installation Directory>\server\Tutorials 17. [データビューア]ビューをクリックします。 18. [実行]をクリックします。 章 3: レッスン2. 物理データオブジェクトのインポート Data Integration Serviceが、Boston_Customersファイルからデータを読み取り、結 果を出力ウィンドウに表示します。 19. [ファイル] > [保存]をクリックします。 タスク2. LA_Customersフラットファイルデ ータオブジェクトのインポート このタスクでは、Los Angelesオフィスの顧客データが含まれるフラットファイルから、物 理データオブジェクトをインポートします。 1. [Object Explorer]ビューで、チュートリアルプロジェクトを選択します。 2. [ファイル] > [新規] > [データオブジェクト]をクリックします。 [新規]ダイアログボックスが表示されます。 3. [物理データオブジェクト] > [フラットファイルデータオブジェクト]を選択 し、[次へ]をクリックします。 [新しいフラットファイルデータオブジェクト]ダイアログボックスが表示されま す。 4. [既存のフラットファイルから作成]を選択します。 5. [参照]をクリックし、次のディレクトリに移動してLA_Custmers.csvを選択しま す。<Informatica Installation Directory>\clients\DeveloperClient\Tutorials 6. [開く]をクリックします。 ウィザードによって、データオブジェクトにLA_Customersという名前が付けられま す。 7. [次へ]をクリックします。 8. コードページがMS Windows Latin 1(ANSI)、Latin 1のスーパーセットであること を確認します。 9. 区切り形式であることを確認します。 10. [次へ]をクリックします。 11. 区切り文字がカンマに設定されていることを確認します。 12. [1行目からカラム名をインポート]を選択します。 13. [完了]をクリックします。 LA_Customers物理データオブジェクトがエディタに表示されます。 14. [読み取り]ビューをクリックし、出力トランスフォーメーションを選択します。 15. [プロパティ]ビューで[ランタイム]タブをクリックします。 16. [ソースファイルのディレクトリ]をData Integration Serviceマシンの次のディレ クトリに設定します。<Informatica Installation Directory>\server\Tutorials 17. [データビューア]ビューをクリックします。 18. [実行]をクリックします。 タスク2. LA_Customersフラットファイルデータオブジェクトのインポート 13 Data Integration Serviceが、データをLA_Customersファイルから読み取り、結果を 出力ウィンドウに表示します。 19. [ファイル] > [保存]をクリックします。 物理データオブジェクトのインポートのまと め このレッスンでは、物理データオブジェクトがフラットファイルまたはリレーショナルデ ータベーステーブルに基づいたデータの表現であることを学習しました。 フラットファイルから物理データオブジェクトをインポートしました。また、ソースファ イルディレクトリを設定し、Data Integration Serviceが正しいディレクトリからソース データを読み取ることができるようにしました。 14 章 3: レッスン2. 物理データオブジェクトのインポート 第 4 章 レッスン3. データの論理ビ ューの作成 この章では、以下の項目について説明します。 ¨ データの論理ビューの作成の概要, 15 ページ ¨ タスク1. 論理データオブジェクトモデルのインポート, 17 ページ ¨ タスク2. 論理データオブジェクトマッピングの作成, 17 ページ ¨ タスク3. 論理データオブジェクトマッピングの実行, 21 ページ ¨ データの論理ビューの作成のまとめ, 21 ページ データの論理ビューの作成の概要 データの論理ビューは、エンタープライズ内のデータモデルを表します。データが各種の ファイルやデータベースなどの多様なソースから取得されている場合でも、データの論理 ビューはエンタープライズ内の物理データを単一のビューで表します。 単一のデータビューを作成するには、論理データオブジェクトモデルを定義する必要があ ります。論理データオブジェクトモデルは、エンタープライズ内のデータの構造および用 途を表します。さらに、異なるタイプのデータ間の関係性も表します。例えば、論理デー タオブジェクトモデルは、顧客データと注文データがどのようにフォーマットされ構造化 されているか、また双方のデータがどのように関係しているかを表すことができます。 論理データオブジェクトモデルには、論理データオブジェクトが含まれます。論理データ オブジェクトは、顧客や注文など、エンタープライズ内におけるデータエンティティを定 義します。論理データオブジェクトは、例えば顧客データオブジェクトにおける名前や住 所のような、エンティティの属性を表します。また、これらの属性と、他の論理データオ ブジェクトの属性との間のキー関係も表します。例えば、注文論理データオブジェクトの 注文IDと、顧客論理データオブジェクトの顧客IDとのリレーションを定義できます。その 結果、この論理データオブジェクトモデルは、あるエンタープライズにおいて、個々の注 文IDが顧客IDに関連付けられている必要があることを示しています。 論理データオブジェクトマッピングには、マッピングの入力または出力として、論理デー タオブジェクトが含まれます。論理データオブジェクト読み取りマッピングを使用して、 複数のソースからデータを読み取り、読み取った出力を論理データオブジェクトに適用す 15 ることができます。また、このマッピングには、データをトランスフォーメーションする ためのトランスフォーメーションロジックを含めることもできます。 以下の図に、データの論理ビューを作成するプロセスを示します。 内容 HypoStores Corporationでは、Los AngelesオフィスとBostonオフィスの顧客データを単 一のビューで表すことを望んでいます。同社のデータモデルでは、データソースに関係な く、すべての顧客名に同じフォーマットを使用する必要があります。Los Angelesオフィス とBostonオフィスの顧客データでは、顧客名のフォーマットが異なっています。Los Angelesオフィスの顧客データが正しいフォーマットを使用しているので、Bostonオフィス の顧客データのフォーマットを修正し、データモデルに適合させる必要があります。 目的 このレッスンでは、以下の作業を完了します。 1. CustomerおよびOrders論理データオブジェクトを含む論理データオブジェクトモデル をインポートします。 2. マッピング出力としてCustomer論理データオブジェクトを指定した、論理データオブ ジェクト読み取りマッピングを作成します。このマッピングは、Bostonの顧客データ をトランスフォーメーションし、Los AngelesオフィスとBostonオフィスのデータかな る1つのビューを定義します。 3. マッピングを実行し、結合された顧客データを表示します。 要件 このレッスンを開始する前に、次の要件を確認してください。 ¨ このチュートリアルのレッスン1および2を完了している。 時間 このレッスンのタスクの所要時間は20分です。 16 章 4: レッスン3. データの論理ビューの作成 タスク1. 論理データオブジェクトモデルの インポート このタスクでは、CustomerおよびOrder論理データオブジェクトを含む論理データオブジェ クトモデルをインポートします。 1. 2. [Object Explorer]ビューで、チュートリアルプロジェクトを選択します。 [ファイル] > [新規] > [論理データオブジェクトモデル]をクリックします。 [新規]ダイアログボックスが表示されます。 3. [データモデルから論理データオブジェクトモデル]を選択し、[次へ]をクリック します。 [新しい論理データオブジェクトモデル]ダイアログボックスが表示されます。 4. モデルタイプとして[W3C XMLスキーマ1.0(XSD)]を選択します。 5. 論理データオブジェクトモデル名として Customer_Orderと入力します。 6. [次へ]をクリックします。 7. 式カラムの右にある[開く]( 8. 次のディレクトリに移動し、 Customer_Order.xsdを選択します。<Informatica Installation )ボタンをクリックし、XSDファイルを選択します。 Directory>\clients\DeveloperClient\Tutorials 9. [開く]をクリックします。 10. [レベルを縮小]プロパティで[すべて]を選択します。 11. [IDを生成]プロパティの選択を解除します。 12. [次へ]をクリックします。 13. [すべての項目を移動]ボタンをクリックして、CustomerおよびOrder論理データオブ ジェクトを論理データオブジェクトモデルに追加します。 14. [完了]をクリックします。 CustomerおよびOrderの論理データオブジェクトがエディタに表示されます。 タスク2. 論理データオブジェクトマッピン グの作成 このタスクでは、Bostonオフィスの顧客データの姓と名前を結合する論理データオブジェ クトマッピングを作成します。このマッピングは、Los AngelesオフィスとBostonオフィス の顧客データも結合します。 論理データオブジェクトマッピングを作成する手順 1. マッピング出力としてCustomerデータオブジェクトを指定したマッピングを作成しま す。 2. LA_CustomersおよびBoston_Customersの物理データオブジェクトをソースとして追加 します。 タスク1. 論理データオブジェクトモデルのインポート 17 3. 式トランスフォーメーションを追加して、Bostonの顧客データのFirstNameカラムと LastNameカラムを連結します。トランスフォーメーション出力をプレビューします。 4. 共有体トランスフォーメーションを追加して、Los AngelesとBostonの顧客データを 結合します。 手順1. マッピングの作成 マッピング出力としてCustomerデータデータオブジェクトを指定した論理データオブジェ クトマッピングを作成します。 1. [Object Explorer]ビューで、チュートリアルプロジェクト内の論理データオブジ ェクトモデルを展開します。 2. Customer_Order論理データオブジェクトモデルを選択します。 3. [ファイル] > [新規] > [その他]をクリックします。 4. [Informatica] > [論理データオブジェクト] > [論理データオブジェクトマッ ピング]を選択し、[次へ]をクリックします。 5. [参照]をクリックし、チュートリアルフォルダーで、Customer_Order論理データオ ブジェクモデルの下のCustomer論理データオブジェクトを選択します。 6. マッピングタイプとして[読み取り]を選択します。 7. [完了]をクリックします。 マッピング出力としてCustomerデータオブジェクトが指定されたマッピングがエディ タに表示されます。 8. [ファイル] > [保存]をクリックします。 手順2. マッピングへのソースの追加 LA_CustomersおよびBoston_Customersデータオブジェクトをソースとしてマッピングに追 加します。 1. [Object Explorer]ビューで、チュートリアルプロジェクト内の物理データオブジ ェクトを展開します。 2. LA_Customersを選択し、論理データオブジェクトマッピングが含まれているエディタ にドラッグします。 3. [読み取り]を選択し、[OK]をクリックします。 LA_Customersが、エディタにソースとして表示されます。 4. Boston_Customersを選択して、エディタにドラッグします。 5. [読み取り]を選択し、[OK]をクリックします。 Boston_Customersが、エディタにソースとして表示されます。 6. 18 [ファイル] > [保存]をクリックします。 章 4: レッスン3. データの論理ビューの作成 手順3. 式トランスフォーメーションのマッピングへの 追加 式トランスフォーメーションを追加して、Bostonの顧客データのFirstNameカラムと LastNameカラムを連結します。トランスフォーメーション出力をプレビューします。 1. トランスフォーメーションパレットで、式トランスフォーメーションを選択し、エデ ィタにドラッグします。 式トランスフォーメーションがエディタに表示されます。 ヒント: パレットで式トランスフォーメーションを探すには、パレット上部の[トラ ンスフォーメーションパレットのカスタマイズ]ボタンをクリックします。[アイコ ンとラベルを表示]を選択します。右端からパレットを展開し、ラベルを表示しま す。 2. Boston_Customersソース内のすべてのカラムを選択し、式トランスフォーメーション にドラッグします。 ヒント: Shiftキーを押しながら選択すると、複数のカラムを選択できます。すべての ポートを選択するには、カラムのリストをスクロールしなければならない場合もあり ます。 カラムがポートとして式トランスフォーメーションに表示されます。 3. 式トランスフォーメーションを選択し、[プロパティ]ビューの[ポート]タブをク リックします。 4. [出力のみ]を選択し、[新規(挿入)]ボタンをクリックします。 ポートが表示されます。 5. ポート名としてFullNameと入力し、精度を20に変更します。 6. 式カラムの右にある[開く]( 7. 式ウィンドウ内のテキストを削除します。 8. 次の式を入力します: CONCAT( CONCAT( FIRSTNAME, ' ' ), LASTNAME ) 9. [検証]をクリックして式を検証します。[OK]をクリックします。 )ボタンをクリックして、式エディタを開きます。 10. [OK]をクリックし、式エディタを終了します。 11. エディタで式トランスフォーメーションを選択します。 12. FullNameポートを選択します。 13. トランスフォーメーション上部の[上に移動]ボタンを繰り返しクリックし、 FullNameポートをCustomer Tierポートの下に移動します。 14. [ファイル] > [保存]をクリックします。 15. [データビューア]ビューをクリックします。 16. [実行]をクリックします。 Data Integration ServiceがBoston_Customersソースのデータと式トランスフォーメ ーションを処理します。Developerツールにより、出力ウィンドウに結果が表示されま す。結果は、ソースから取得したFirstNameカラムとLastNameカラムをData Integration Serviceが連結したことを示しています。 タスク2. 論理データオブジェクトマッピングの作成 19 手順4. 共有体トランスフォーメーションのマッピング への追加 共有体トランスフォーメーションを追加して、ソースデータを結合します。 1. トランスフォーメーションパレットで、共有体トランスフォーメーションを選択し、 エディタにドラッグします。 共有体トランスフォーメーションがエディタに表示されます。 2. LA_Customersソース内のすべてのカラムを選択し、式トランスフォーメーションにド ラッグします。 ヒント: Shiftキーを押しながら選択すると、複数のカラムを選択できます。すべての ポートを選択するには、カラムのリストをスクロールしなければならない場合もあり ます。 選択したカラムが、共有体トランスフォーメーションの入力グループと出力グループ にポートとして表示されます。 3. 共有体トランスフォーメーションを選択し、[プロパティ]ビューの[グループ]タ ブをクリックします。 4. [新規(挿入)]ボタンをクリックし、グループを追加します。 5. グループにBoston_Inputという名前を付けます。 共有体トランスフォーメーションに、Boston_Inputグループが追加され、同名のポー トが入力グループと出力グループとして追加されます。 6. エディタで、共有体トランスフォーメーションのポートをスクロールし、 Boston_Inputグループを表示します。 7. 式トランスフォーメーションで、LastNameとFirstName以外のすべてのポートを選択 します。 8. トランスフォーメーションの一番上までスクロールします。選択したポートを共有体 トランスフォーメーションのBoston_Inputグループにドラッグします。 式トランスフォーメーションのポートと共有体トランスフォーメーションの Boston_Inputグループのポートがリンクされます。 9. 共有体トランスフォーメーションの出力グループ内のポート(ただし Customer_Regionを除く)を選択し、Customerトランスフォーメーションにドラッグ します。 共有体トランスフォーメーションのポートとCustomerトランスフォーメーションのポ ートがリンクされます。 10. エディタ内の何もない領域を右クリックし、[検証]をクリックします。 検証エラーがなかったことを示すメッセージが表示されます。 11. 12. [OK]をクリックします。 [ファイル] > [保存]をクリックします。 ヒント: エディタ内の何もない領域を右クリックし、[すべて整列]をクリックする と、マッピングオブジェクトを整列できます。 20 章 4: レッスン3. データの論理ビューの作成 タスク3. 論理データオブジェクトマッピン グの実行 このタスクでは、論理データオブジェクトマッピングを実行し、Los Angelesオフィスと Bostonオフィスの顧客データを表示する単一のビューを作成します。 u エディタ内の何もない領域を右クリックし、[データビューアの実行]をクリックし ます。 [データビューア]ビューが表示されます。 Data Integration Serviceがマッピングを実行した後、Developerツールにより、[デー タビューア]ビューの[出力]セクションにデータが表示されます。出力では、 Boston_CustomersソースのFirstNameとLastNameのカラムがマージされています。また、 LA_CustomersソースとBoston_Customersソースのデータが結合されています。 データの論理ビューの作成のまとめ このレッスンでは、論理データオブジェクトモデルが、エンタープライズ内のデータの構 造および用途を表していることを学習しました。モデルには、顧客や注文など、エンター プライズ内におけるデータエンティティを定義する論理データオブジェクトが含まれま す。また、複数のソースからデータを読み取ってトランスフォーメーションし、その出力 を論理データオブジェクトに適用するマッピングの作成についても学習しました。 顧客データを単一のビューで表す論理データオブジェクトモデルを作成しました。 このレッスンで作成した論理データオブジェクトは、以下のレッスンで使用します。 ¨ 章5, 「レッスン4. データの仮想ビューの作成」 ¨ 章6, 「レッスン5. Webサービスの作成」 (22ページの) (27ページの) ¨ 章7, 「レッスン6. マッピングのPowerCenterへのエクスポート」 (32ページの) タスク3. 論理データオブジェクトマッピングの実行 21 第 5 章 レッスン4. データの仮想ビ ューの作成 この章では、以下の項目について説明します。 ¨ データの仮想ビューの作成の概要, 22 ページ ¨ タスク1. SQLデータサービスの作成, 24 ページ ¨ タスク2. SQLクエリの実行によるデータのプレビュー, 24 ページ ¨ タスク3. アプリケーションの作成, 25 ページ ¨ タスク4. アプリケーションのデプロイ, 25 ページ ¨ データの仮想ビューの作成のまとめ, 25 ページ データの仮想ビューの作成の概要 データの仮想ビューは、一種の仮想データベースであり、物理データベースと同じように 照会できます。 仮想データベースを作成するには、DeveloperツールでSQLデータサービスを定義します。 SQLデータサービスには、仮想データベース構造を定義する仮想スキーマが少なくとも1つ 含まれている必要があります。仮想スキーマには、仮想テーブルが少なくとも1つ含まれて いる必要があります。仮想テーブルには、仮想テーブルをソースにリンクし、ソースと仮 想テーブル間のデータフローを定義する、仮想テーブルマッピングを持たせることができ ます。 SQLデータサービスを作成したら、アプリケーションを作成し、そのアプリケーションに SQLデータサービスを追加します。アプリケーションとは、1つ以上のSQLデータサービスお よびマッピングを含むオブジェクトです。アプリケーションをData Integration Service にデプロイすることで、エンドユーザーが仮想データベースを照会できるようになりま す。 22 以下の図に、データの仮想ビューを作成するプロセスを示します。 内容 HypoStores Corporationでは、Los AngelesオフィスとBostonオフィスの顧客に関するレ ポートを作成しようとしています。ただし、Los Angelesの顧客データは、中央のデータウ ェアハウスに格納されていません。IT部門の開発者は、論理データオブジェクトモデル内 でLos AngelesオフィスとBostonオフィスの顧客データを結合しました。この開発者は、結 合したデータを仮想データベース内で照会可能にすることができます。ビジネスアナリス トは、この仮想データに基づいてレポートを作成できます。 目的 このレッスンでは、以下の作業を完了します。 1. SQLデータサービスを作成し、顧客データを含む仮想データベースを定義します。 2. 仮想データをプレビューします。 3. SQLデータサービスを含むアプリケーションを作成します。 4. 作成したアプリケーションをData Integration Serviceにデプロイします。 要件 このレッスンを開始する前に、次の要件を確認してください。 ¨ このチュートリアルのレッスン1、2および 3を完了している。 時間 このレッスンのタスクの所要時間は15~20分です。 データの仮想ビューの作成の概要 23 タスク1. SQLデータサービスの作成 このタスクでは、SQLデータサービスを作成して、エンドユーザーが照会可能な仮想データ ベースを作成します。 1. 2. [Object Explorer]ビューで、チュートリアルプロジェクトを選択します。 [ファイル] > [新規] > [データサービス]をクリックします。 [新規]ダイアログボックスが表示されます。 3. [SQLデータサービス]を選択し、[次へ]をクリックします。 [新しいSQLデータサービス]ダイアログボックスが表示されます。 4. SQLデータサービス名にHypoStores_Customersと入力し、[次へ]をクリックします。 5. [新規]ボタンをクリックして、仮想テーブルを作成します。 仮想テーブルが仮想テーブルのリストに追加されます。 6. 仮想テーブル名にCustomersと入力します。 7. 式カラムの右にある[開く]( )ボタンをクリックします。 [データオブジェクトの選択]ダイアログボックスが表示されます。 8. チュートリアルフォルダで、Customer_Order論理データオブジェクトモデルを展開 し、Customer論理データオブジェクトを選択します。 9. [OK]をクリックします。 Customerが仮想テーブルソースとして追加されます。また、論理データオブジェクト がソースタイプとして、チュートリアルプロジェクトが場所として指定されます。 10. 仮想スキーマカラムに Customer_Schemaと入力し、Enterキーを押します。 11. [完了]をクリックします。 HypoStores_Customers SQLデータサービスが作成されます。このSQLデータサービス には、CustomersテーブルとCustomersマッピングが含まれています。 タスク2. SQLクエリの実行によるデータのプ レビュー このタスクでは、SQLクエリを顧客仮想テーブルに対して実行し、データをプレビューしま す。 1. [Object Explorer]ビューで、HypoStores_Customers SQLデータサービスを開きま す。 2. [データビューア]ビューを選択します。 3. [入力]セクションで、SQLステートメント「 SELECT * from customers」を入力します。 4. [実行]をクリックします。 [出力]セクションに、結合されたLos AngelesオフィスとBostonオフィスの顧客デ ータが表示されます。 24 章 5: レッスン4. データの仮想ビューの作成 タスク3. アプリケーションの作成 このタスクでは、SQLデータサービスを含むアプリケーションを作成します。 1. 2. [Object Explorer]ビューで、チュートリアルプロジェクトを選択します。 [ファイル] > [新規] > [アプリケーション]をクリックします。 [新しいアプリケーション]ダイアログボックスが表示されます。 3. アプリケーション名にHypoStores_Customers_Appと入力し、[次へ]をクリックします。 4. [追加]をクリックします。 [オブジェクトの追加]ダイアログボックスが表示されます。 5. HypoStores_Customersを選択し、[OK]をクリックします。 6. [完了]をクリックします。 HypoStores_Customersデータサービスを含むアプリケーションが作成されます。 タスク4. アプリケーションのデプロイ このタスクでは、アプリケーションをデプロイし、エンドユーザーがJDBCまたはODBCのク ライアントツール経由でSQLデータサービス内の仮想テーブルを照会できるようにします。 1. [Object Explorer]ビューで、チュートリアルプロジェクト内のアプリケーション を展開します。 2. HypoStores_Customers_Appアプリケーションを右クリックし、[デプロイ]をクリッ クします。 [デプロイ]ダイアログボックスが表示されます。 3. [ドメイン]オプションの隣にある[参照]をクリックします。 4. ドメインを選択し、[OK]をクリックします。 5. アプリケーションのデプロイ先となるData Integration Serviceを選択します。 6. [完了]をクリックします。 デプロイメントが正常に完了すると、[デプロイメントが完了しました]ダイアログ ボックスが表示されます。 7. [OK]をクリックします。 データの仮想ビューの作成のまとめ このレッスンでは、仮想データベースを含むSQLデータサービスを定義することを学習しま した。仮想データベースには、少なくとも1つのスキーマと仮想テーブルが含まれます。仮 想テーブルをデータオブジェクトに関連付けられることを学習しました。また、仮想デー タスク3. アプリケーションの作成 25 タベースを使用可能にして、エンドユーザーが仮想データを照会できるようにすることを 学習しました。 データの仮想ビューを作成し、仮想データをプレビューするSQLクエリを実行しました。ま た、仮想データが含まれているアプリケーションを作成し、そのアプリケーションをData Integration Serviceにデプロイしました。 26 章 5: レッスン4. データの仮想ビューの作成 第 6 章 レッスン5. Webサービスの作 成 この章では、以下の項目について説明します。 ¨ Webサービスの作成の概要, 27 ページ ¨ タスク1. Webサービスの作成, 28 ページ ¨ タスク2. 操作マッピングの表示と検証, 29 ページ ¨ タスク3. 操作マッピングのテスト, 29 ページ ¨ タスク4. アプリケーションの作成, 30 ページ ¨ タスク5. アプリケーションのデプロイ, 30 ページ ¨ Webサービスの作成の概要, 31 ページ Webサービスの作成の概要 Webサービスは、Webサービスインタフェースを通じて、データ統合機能へのアクセスを提 供します。 WebサービスはDeveloperツールで作成します。Webサービスには、1つ以上の操作を含める ことができます。個々の操作は、Webサービスへの接続時にWebサービスクライアントが実 行可能なアクションを定義します。Developerツールでは、個々の操作が操作マッピングに 対応しています。 Webサービスを作成したら、アプリケーションを作成し、そのアプリケーションにWebサー ビスを追加します。アプリケーションとは、1つ以上のWebサービス、SQLデータサービス、 マッピングを含むオブジェクトです。作成したアプリケーションをData Integration Serviceにデプロイし、Webサービスに接続するWebサービスクライアントがそのWebサービ スを利用できるようにします。 内容 Hypostoresのカスタマサービス担当者は、Los AngelesオフィスとBostonオフィスの顧客 データにネットワーク経由でアクセスすることを考えています。このカスタマサービス担 当者は、顧客IDに基づいて顧客情報を表示することを必要としています。IT部門の開発者 27 の手元には、顧客データ用の論理データオブジェクトがあります。この開発者は、論理デ ータオブジェクトマッピング内でLos AngelesオフィスとBostonオフィスの顧客データを結 合済みです。 この開発者は、顧客IDを受け取って論理データオブジェクト内の顧客データを検索し、見 つかった顧客の詳細を返すWebサービスを作成します。次に、作成したWebサービスを含む アプリケーションをData Integration Serviceにデプロイします。管理者は、このWebサ ービスに接続するためのWSDL URLの情報をカスタマサービスに通知します。 目的 このレッスンでは、以下のタスクを実行します。 1. 顧客の詳細情報へのアクセスを提供するWebサービスを作成します。 2. 操作マッピングを表示し、検証します。 3. 操作マッピングをテストします。 4. Webサービスを含むアプリケーションを作成します。 5. 作成したアプリケーションをData Integration Serviceにデプロイします。 要件 このレッスンを開始する前に、次の要件を確認してください。 ¨ このチュートリアルのレッスン1、2および 3を完了している。 時間 このレッスンの所要時間は15~20分です。 タスク1. Webサービスの作成 このタスクでは、顧客IDに基づいて顧客の詳細情報を返す操作を行うWebサービスを作成し ます。操作の作成には、論理データオブジェクトを使用します。 1. 2. [Object Explorer]ビューで、チュートリアルプロジェクトを選択します。 [ファイル] > [新規] > [データサービス]をクリックします。 [新規]ダイアログボックスが表示されます。 3. [Webサービス]を選択し、[次へ]をクリックします。 [新しいWebサービス]ダイアログボックスが表示されます。 4. Webサービス名にHypoStores_CustDetailsと入力し、[次へ]をクリックします。 5. [新規]ボタンの隣にある矢印をクリックし、 [操作] > [再利用可能オブジェク トから作成]をクリックします。 [再利用可能なオブジェクトの選択]ダイアログボックスが表示されます。 28 6. チュートリアルプロジェクトを展開し、 [論理データオブジェクトモデル] > [デ ータオブジェクトモデル]に移動して、[Customer]を選択します。 7. 操作名にgetCustomerByIDと入力します。 章 6: レッスン5. Webサービスの作成 ここで操作名として指定した名前は、Developerツールで操作入力名と操作出力名の定 義に使用されます。 8. [getCustomerByID_Input]をクリックして、論理データオブジェクトのフィールド を選択します。 ここで選択した論理データオブジェクトのフィールドは、Developerツールで操作入力 内の要素の定義に使用されます。 9. [操作入力]タブで、[customer]フィールドをクリアして、選択されているすべて のフィールドをクリアします。次に、CUSTOMER_IDを選択します。 ここでCUSTOMER_IDを選択したのは、操作入力に顧客IDの要素を含めるためです。操作 出力からは、その顧客IDに関して取得可能な顧客詳細情報をすべて取得する必要があ ります。したがって、操作出力に含めるフィールドを選択する必要はありません。 getCustomerByID_Outputの[操作出力]タブのすべてのフィールドはデフォルトで選 択されてます。 10. 操作マッピングの入力を確認するには、[マッピング入力]タブを選択します。 11. 操作マッピングの出力を確認するには、[getCustomerByID_Output]を選択し、[マ ッピング出力]タブを選択します。 12. [完了]をクリックします。 Hypostores_CustDetails Webサービスと操作用の操作マッピングが作成されます。操作マ ッピングには、入力、ルックアップ、出力のトランスフォーメーションが含まれていま す。 タスク2. 操作マッピングの表示と検証 このタスクでは、操作マッピングの表示と検証を行います。 1. [アウトライン]ビューで、操作マッピングを選択します。 エディタに操作マッピングが表示されます。 2. エディタ内の何もない領域を右クリックし、[検証]をクリックします。 検証エラーがなかったことを示すメッセージが表示されます。 3. [ファイル] > [保存]をクリックします。 タスク3. 操作マッピングのテスト このタスクでは、入力として顧客IDを指定し、出力で顧客の詳細情報をプレビューするこ とで、操作マッピングをテストします。[データビューア]ビューでは、入力ウィンドウ にSOAP要求を入力し、出力ウィンドウにSOAP応答を表示することができます。 1. エディタ内の何もない領域をクリックします。 2. [データビューア]ビューを選択します。 タスク2. 操作マッピングの表示と検証 29 3. [入力]ウィンドウで、疑問符(?)を 10110147に置き換えます。 10110147は顧客IDです。 4. [実行]をクリックします。 入力した顧客IDに基づき、出力ウィンドウにSOAP応答が表示されます。 タスク4. アプリケーションの作成 このタスクでは、Webサービスを含むアプリケーションを作成します。 1. [ファイル] > [新規] > [アプリケーション]をクリックします。 [新しいアプリケーション]ダイアログボックスが表示されます。 2. アプリケーション名にHypoStores_CustDetailsと入力し、[次へ]をクリックします。 3. [追加]をクリックします。 [オブジェクトの追加]ダイアログボックスが表示されます。 4. HypoStores_CustDetailsを選択し、[OK]をクリックします。 5. [完了]をクリックします。 HypoStores_CustDetails Webサービスを含むアプリケーションが作成されます。 タスク5. アプリケーションのデプロイ このタスクでは、アプリケーションをデプロイし、WebサービスクライアントがWebサービ スに接続できるようにします。 1. [Object Explorer]ビューで、チュートリアルプロジェクト内のアプリケーション を展開します。 2. HypoStores_CustDetailsアプリケーションを右クリックし、[デプロイ]をクリック します。 [デプロイ]ダイアログボックスが表示されます。 3. [ドメイン]オプションの隣にある[参照]をクリックします。 4. ドメインを選択し、[OK]をクリックします。 5. アプリケーションのデプロイ先となるData Integration Serviceを選択します。 6. [完了]をクリックします。 デプロイメントが正常に完了すると、[デプロイメントが完了しました]ダイアログ ボックスが表示されます。 7. [OK]をクリックします。 アプリケーションをデプロイしたら、AdministratorツールでWSDL URLを確認できます。 30 章 6: レッスン5. Webサービスの作成 Webサービスの作成の概要 このレッスンでは、論理データオブジェクトからWebサービス操作を定義できることを学習 しました。WebサービスとWebサービスクライアントとの間でやり取りされたデータに基づ いて、操作入力と操作出力を設定することを学習しました。また、Webサービスを使用可能 にして、WebサービスクライアントがWebサービスに接続できるようにすることを学習しま した。 Webサービスの作成、操作マッピングの検証、Webサービス応答のプレビューによる操作マ ッピングのテストを行いました。また、Webサービスを含むアプリケーションを作成して Data Integration Serviceにデプロイしました。 Webサービスの作成の概要 31 第 7 章 レッスン6. マッピングの PowerCenterへのエクスポー ト この章では、以下の項目について説明します。 ¨ マッピングのPowerCenterへのエクスポートの概要, 32 ページ ¨ タスク1. マッピングのPowerCenterへのエクスポート, 33 ページ ¨ マッピングのPowerCenterへのエクスポートの要約, 34 ページ マッピングのPowerCenterへのエクスポート の概要 Developerツール内で作成したマッピングを、PowerCenterリポジトリにエクスポートでき ます。PowerCenterにマッピングをエクスポートすることで、物理データの統合にメタデー タを再利用したり、Webサービスを作成したりできます。 内容 ここまでのレッスンで、Los AngelesとBostonの顧客データを単一のビューにまとめて表示 するマッピングを作成しました。次に、バージョン管理を実施して、ターゲットデータを 中央のデータウェアハウスにロードできるようにするために、このマッピングを PowerCenterにエクスポートしようと考えています。 目的 このレッスンでは、DeveloperツールマッピングをPowerCenterリポジトリにエクスポート します。 前提条件 このレッスンを開始する前に、以下の前提条件を確認します。 ¨ レッスン 1、2および 3を完了している。 32 ¨ Developerマッピングのエクスポート先PowerCenterリポジトリに接続できる。リポジト リのログイン情報については、ドメイン管理者に問い合わせてください。 所要時間 このタスクの所要時間は、5~10分ほどです。 タスク1. マッピングのPowerCenterへのエク スポート このタスクでは、Developerツールで作成したマッピングを、PowerCenterリポジトリにエ クスポートします。 1. 2. [Object Explorer]ビューで、チュートリアルプロジェクトを選択します。 [ファイル] > [エクスポート]をクリックします。 [エクスポート]ダイアログボックスが表示されます。 3. 4. Informatica] > [PowerCenter]を選択します。 [次へ]をクリックします。 [PowerCenterへエクスポート]ダイアログボックスが表示されます。 5. ターゲットリリースとして、 [PowerCenter 9.1.0]を選択します。 6. エクスポート先として、 [PowerCenter Repository]を選択します。 7. [参照]をクリックして、PowerCenterリポジトリに接続します。 [PowerCenterリポジトリに接続]ダイアログボックスが表示されます。 8. 接続情報を入力し、[OK]をクリックします。 リポジトリに接続すると、Developerツールによるメッセージが表示されます。 9. 10. [OK]をクリックします。 マッピングのエクスポート先となるリポジトリフォルダを選択します。 リポジトリにチュートリアルフォルダが含まれている場合、そのフォルダを選択しま す。 11. [次へ]をクリックします。 Developerツールによって、エクスポートするオブジェクトを選択するようにメッセー ジが表示されます。 12. Customer_Ordersを選択し、[完了]をクリックします。 選択した場所にオブジェクトがエクスポートされます。 タスク1. マッピングのPowerCenterへのエクスポート 33 マッピングのPowerCenterへのエクスポート の要約 このレッスンでは、DeveloperツールのマッピングをPowerCenterにエクスポートできるこ とを学習しました。PowerCenterにマッピングをエクスポートすることで、物理データの統 合にメタデータを再利用したり、Webサービスを作成したりできます。 また、マッピングをPowerCenterリポジトリへエクスポートしました。 34 章 7: レッスン6. マッピングのPowerCenterへのエクスポート 付録 A FAQ(よくある質問) ¨ Informatica DeveloperのFAQ(よくある質問), 35 ページ Informatica DeveloperのFAQ(よくある質 問) Informatica Developerに関する質問に回答したFAQ(よくある質問)を確認してくださ い。 PowerCenterのソースおよびターゲットとDeveloperツールの物理データオブジェクトの違 いは何ですか。 PowerCenterでは、マッピングソースとして含めるソース定義を作成します。 マッピ ングターゲットとして含めるターゲット定義を作成します。 Developerツールでは、 マッピングソースまたはターゲットとして使用できる物理データオブジェクトを作成 します。 DeveloperツールでのマッピングとPowerCenterでのマッピングの違いは何ですか。 PowerCenterでのマッピングは、ソースとターゲットの間でデータを移動する方法を指 定します。 Developerツールでのマッピングは、マッピング入力とマッピング出力の 間でデータを移動する方法を指定します。 PowerCenterでのマッピングには、1つまたは複数のソース定義、ソース修飾子、およ びターゲット定義を含める必要があります。 PowerCenterでのマッピングには、ショ ートカット、トランスフォーメーション、およびマプレットも含めることができま す。 Developerツールでのマッピングには、マッピング入力とマッピング出力を含める必要 があります。 Developerツールでのマッピングには、トランスフォーメーションとマ プレットも含めることができます。 Developerツールには次のタイプのマッピングがあります。 ¨ ソースとターゲットの間でデータを移動するマッピング。 このタイプのマッピン グは、ショートカットを使用できず、ソース修飾子が使用されないという点におい てのみ、PowerCenterでのマッピングと異なります。 35 ¨ 論理データオブジェクトマッピング。 論理データオブジェクトモデル内のマッピ ング。 論理データオブジェクトマッピングには、マッピング入力として論理デー タオブジェクトを、マッピング出力としてデータオブジェクトを含めることができ ます。 または、マッピング入力として1つまたは複数の物理データオブジェクト を、マッピング出力として論理データオブジェクトを含めることができます。 ¨ 仮想テーブルマッピング。 SQLデータサービス内のマッピング。 マッピング入力 としてデータオブジェクトが、マッピング出力として仮想テーブルが含まれます。 ¨ 仮想ストアードプロシージャマッピング。 SQLデータサービス内で一連のビジネス ロジックを定義します。 マッピング入力として入力パラメータトランスフォーメ ーションまたは物理データオブジェクトが、マッピング出力として出力パラメータ トランスフォーメーションまたは物理データオブジェクトが含まれます。 PowerCenterでのマプレットとDeveloperツールでのマプレットの違いは何ですか。 PowerCenterでのマプレットとDeveloperツールでのマプレットは、一連のトランスフ ォーメーションが含まれる再利用可能なオブジェクトです。 複数のマッピングでトラ ンスフォーメーションロジックを再利用できます。 PowerCenterマプレットには、マプレット入力としてソース定義または入力トランスフ ォーメーションを含めることができます。 マプレット出力として出力トランスフォー メーションを含める必要があります。 Developerツールマプレットには、マプレット入力としてデータオブジェクトまたは入 力トランスフォーメーションを含めることができます。 マプレット出力としてデータ オブジェクトまたは出力トランスフォーメーションを含めることができます。 Developerツールでのマッピングには、次の機能もあります。 ¨ マプレットをルールとして検証できます。 プロファイルのルールを使用します。 ¨ マプレットには、他のマプレットを含めることができます。 マプレットとルールの違いは何ですか。 マプレットをルールとして検証できます。 ルールは、プロファイルの実行時にソース データに適用される条件を定義するビジネスロジックです。 マプレットが次の要件を 満たすときは、マプレットをルールとして検証できます。 ¨ 入力トランスフォーメーションと出力トランスフォーメーションが含まれている。 ¨ マプレットにアクティブなトランスフォーメーションが含まれていない。 ¨ 入力グループ間のカーディナリティが指定されていない。 36 付録 A: FAQ(よくある質問) 付録 B 用語解説 ア アプリケーション データオブジェクト、マッピング、SQLデータサービス、Webサービス、ワークフローを含 む、デプロイ可能なオブジェクト。 コ コストベース最適化 結合動作を実行するマッピングの実行時間を減らす最適化方式。コストベース最適化で は、Data Integration Serviceがマッピングを実行するための個別のプランを作成し、各 プランのコストを計算します。Data Integration Serviceは、最小コストのプランを実行 します。Data Integration Serviceは、データベース統計、I/O、CPU、ネットワーク、お よびメモリに基づいてコストを計算します。 カ カスタマイズデータオブジェクト ソースとして1つ以上の関連するリレーショナルリソースまたはリレーショナルデータオブ ジェクトを使用する物理データオブジェクト。カスタマイズデータオブジェクトを使用し て、関連するリソースからのデータを結合したり、行をフィルタしたりするなどのタスク を実行できます。カスタマイズデータオブジェクトは、ソーステーブルに単一の接続とSQL 文を使用します。 D Data Integration Service Informatica Analyst、Informatica Developer、および外部クライアントのデータ統合タ スクを実行するアプリケーションサービス。データ統合タスクには、データのプレビュー のほか、マッピング、プロファイル、SQLデータサービス、Webサービス、ワークフローの 実行が含まれます。 デ データサービス データにアクセスしてそのデータを変換するために実行できる再利用可能な操作のコレク ション。データサービスは、Webサービスを通じてアクセスできる、またはSQLクエリを実 行する対象となるデータの統合されたモデルを提供します。 デプロイ アプリケーション内のオブジェクトをエンドユーザーがアクセスできるようにします。ア プリケーションのオブジェクトのタイプに応じて、エンドユーザーはオブジェクトに対し てクエリを実行したり、Webサービスにアクセスしたり、マッピングやワークフローを実行 したりすることができます。 初 初期プロジェクション最適化 マッピング内でトランスフォーメーション間を移動するデータの量を減らす最適化方式。 初期プロジェクション最適化では、Data Integration Serviceが使用されていないポート を特定し、マッピングにおけるそのようなポート間のリンクを削除します。 初期選択の最適化 マッピングをパススルーする行の数を減らす最適化方式。初期選択の最適化では、Data Integration Serviceがパイプラインにおいてマッピングに近いフィルタを移動します。 フ フォルダ モデルリポジトリ内のオブジェクトのコンテナ。フォルダは、オブジェクトをプロジェク トにまとめるために使用します。フォルダを作成して、ビジネスニーズに基づいてオブジ ェクトをグループ化できます。 I Informatica Administrator Informatica Administrator(Administratorツール)は、サービス、ノード、ライセン ス、グリッドなどのドメインオブジェクトの管理タスクを統合するアプリケーションで す。Administratorツールを使用して、ドメインおよびドメインのセキュリティを管理しま す。 Informatica Developer Informatica Developer(Developerツール)は、Data Integrationソリューションの設計 に使用するアプリケーションです。モデルリポジトリは、Developerツールで作成するオブ ジェクトを格納します。 38 用語集 Informatica Monitoringツール Informatica Monitoringツール(Monitoringツール)は、Administratorツールの[モニ タリング]タブに直接アクセスできるようにするためのアプリケーションです。[モニタ リング]タブには、Data Integration Serviceで実行された統合オブジェクトに関するプ ロパティ、ランタイム統計、およびランタイムレポートが表示されます。 論 論理データオブジェクト 論理データオブジェクトモデル内のオブジェクトであり、企業の論理エンティティを表し ます。論理データオブジェクトには属性とキーがあり、属性間のリレーションを表しま す。 論理データオブジェクトマッピング 論理データオブジェクトを1つ以上の物理データオブジェクトにリンクするマッピング。論 理データオブジェクトマッピングには、トランスフォーメーションロジックを含めることが できます。 論理データオブジェクトモデル 論理データオブジェクトを含み、オブジェクト間のリレーションを定義するデータモデ ル。 論理データオブジェクト読み取りマッピング 論理データオブジェクトを物理データオブジェクトにリンクし、基本データソースにアク セスすることなく複数のソースからのデータの単一ビューを提供するマッピング。 論理データオブジェクト書き込みマッピング 入力として論理データオブジェクトを使用してターゲットにデータを書き込む方法を提供 するマッピング。 マ マッピング データトランスフォーメーションのルールを定義するトランスフォーメーションオブジェ クトによりリンクされている入力と出力。 マップレット 複数のマッピングで使用したり、ルールとして検証可能なトランスフォーメーション一式 を含む再利用可能なオブジェクト。 用語集 39 M Model Repository Service モデルリポジトリを実行および管理するInformaticaドメインのアプリケーションサービ ス。モデルリポジトリにより、Informatica製品で作成されたメタデータがリレーショナル データベースに格納され、製品間の協力関係が強化されます。 ノ ノード Webサービスメッセージの階層におけるレベルの表現。 操 操作マッピング Webサービスクライアントに対してWebサービス操作を実行するマッピング。操作マッピン グには、入力トランスフォーメーション、出力トランスフォーメーション、および複数の フォールトトランスフォーメーションを含めることができます。 物 物理データオブジェクト 読み取り、検索、またはリソースへの書き込みに使用するデータの物理的な表現。 述 述部式 マッピング内のデータをフィルタする式。述部式はTrueまたはFalseを返します。 述部最適化 マッピングの述部式を簡素化または再書き込みする最適化方式。述部最適化では、Data Integration Serviceがマッピングのパフォーマンス向上のために述部式をできる限り早期 に適用しようとします。 プ プロジェクト Informatica AnalystおよびInformatica Developerで作成されたオブジェクトを格納する ための最上位コンテナ。ビジネス上のゴールや要件に基づいてプロジェクトを作成しま す。Informatica AnalystとInformatica Developerの両方に表示されるプロジェクト。 プッシュダウンの最適化 トランスフォーメーションロジックをソースまたはターゲットのデータベースにプッシュ する最適化方式。プッシュダウンの最適化では、Integration Serviceがトランスフォーメ 40 用語集 ーションロジックをSQLクエリに変換し、そのSQLクエリをデータベースに送信します。デ ータベースはSQLクエリを実行してデータを処理します。 結 結果セットキャッシュ処理 各SQLデータサービスクエリやWebサービス要求の結果を含むキャッシュ。結果セットキャ ッシュでは、ユーザが同じクエリを実行したときに、Data Integration Serviceがキャッ シュ済みの結果を返します。結果セットキャッシュは、同じクエリの実行時間を減らしま す。 準 準結合最適化 ソースから抽出される行の数を減らす最適化方式。準結合最適化では、Data Integration Serviceがマッピングでの結合操作を変更します。Data Integration Serviceは、結合条件 で、より大きい入力グループにより小さい入力グループと一致しない行がある場合、準結 合最適化方式をジョイナトランスフォーメーションに適用します。Data Integration Serviceはより小さいグループから行を読み取り、より大きいグループで一致する行を見つ け、それから結合操作を実行します。 S SQLデータサービス クエリを実行できる仮想データベース。仮想オブジェクトを含み、共通点のない異なるデ ータソースからのデータの均一ビューを提供します。 SQLサービスモジュール サードパーティのクライアントツールからSQLデータサービスに送信されたSQLクエリを管 理するData Integration Service内のコンポーネントサービスです。 T transformation:トランスフォーメーション データの生成や変更を行ったり、データを渡したりする、マッピング内のリポジトリオブ ジェクト。各トランスフォーメーションは別の関数を実行します。 仮 仮想データ 仮想テーブルのクエリを実行したり、SQLデータサービスでストアードプロシージャを実行 したりしたときに取得される情報。 用語集 41 仮想データベース クエリを実行できるSQLデータサービス。仮想オブジェクトを含み、共通点のない異なるデ ータソースからのデータの均一ビューを提供します。 仮想スキーマ データベース構造を定義する仮想データベースのスキーマ。 仮想ストアードプロシージャ SQLデータサービスにおける一連の手順またはデータフローの命令。 仮想テーブル 仮想データベース内のテーブル。 仮想テーブルマッピング 仮想テーブルをターゲットとして含むマッピング。 デ データの仮想ビュー 物理データベースと同様にクエリを実行できる、SQLデータサービスにより定義された仮想 データベース。 W Webサービスモジュール WebサービスクライアントからWebサービスに送信されたWebサービス操作要求を管理する Data Integration Serviceのコンポーネント。 Webサービストランスフォーメーション Webサービス要求やWebサービス応答を処理するトランスフォーメーション。Webサービスト ランスフォーメーションの例として、入力トランスフォーメーション、出力トランスフォ ーメーション、フォールトトランスフォーメーション、およびWebサービスコンシューマト ランスフォーメーションがあります。 42 用語集