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クラウドサービスの活用

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クラウドサービスの活用
クラウドサービスの活用
平成25年5月30日
城北支部 情報診断研究会
山倉一記
1
クラウドコンピューティング
2
クラウドコンピューティング
Created by Sam Johnston using
OmniGroup's OmniGraffle and Inkscape
クラウドコンピューティングの階層
プライベート
パブリック
クラウド
クラウド
ユーザー
ユーザー
PaaS
IaaS
SaaS
クラウドコンピューティングの種類
コンピュータの利用形態の変遷
1. メインフレームによる集中処理
2. ミニコン、PC、WSによるクライアント・サー
バなどの分散処理
3. インターネットに代表されるネットワーク中
心の新しい集中処理
4. サーバを意識せずサービスを受ける、ク
ラウドコンピューティングの処理形態
クラウドコンピューティングの歴史
• 1999年、セールスフォース・ドットコムが設立
• 2002年、Amazon.comがAWSを開始
• 2006年、GoogleのCEOであるエリック・シュミットが「クラウド・コンピュ
ーティング」を命名
• 2006年、Amazon EC2 のパブリックβ開始
• 2008年、Google がGAEの一般公開を発表
• 2008年、Amazon EC2 が正式版となる
• 2008年、マイクロソフトがMicrosoft Windows Azureを発表
• 2009年、サン・マイクロシステムズがOpen Cloud Platformを発表
• 2009年、IBM、サン・マイクロシステムズ、Cisco、SAP、EMC、AT&T
、Novell、OMG、Red Hat、VMwareなどがOpen Cloud Manifestoを発
表
• 2009年、IBMが IBM MCCSを発表
• 2011年、AppleのSteve Jobsが「iCloud」を発表
クラウドコンピューティングの特徴
 共通事項 : インターネット利用
 ≒(従来)ユーティリティコンピューティング
 Amazon、Google等の消費者向けWEBサービ
スを法人向けのITサービスに進化させたもの
 広告収入 → サービス提供対価
 HW、SW、さらにDB、BL、API、UI、セキュリティ等
を標準サービスとして提供
 サービスは幅広く多様 → 明確な定義は?
利点
 プロバイダの利点
 コンピュータを多数のユーザーで共有
 スケールメリット、標準化・共通化、リソースの利用率向上
 コストの低減、安価なサービス料
 ユーザーの利点・・・(IT:所有から利用へ、コモディティ化)
 保有、設計、開発、保守、管理が不要
 最新版の利用が可能
 規模の拡大・縮小が容易
 標準化やデータ連携などが容易
問題点
 差別化困難。また独自仕様に対処できない恐れ
 ネットワーク障害、倒産、サービス終了などで利用
する企業の経営も停止する恐れ
 SLAからは程遠い事業者もいる
 集中的なデータ管理はハッカーの標的となり易い
 クラウドサービスの提供行為が公衆送信権の侵
害行為となる可能性
 OS、ミドルウェアの料金改定に伴う利用料金の一
方的値上げ
2012年に発生した主要なクラウドサービス障害
ユーザーの業務に深刻な影響を与えるトラブルとしては、次の四つが想定で
きる。(→慎重にリスク検討する必要。)
(1)クラウドに預けていたデータの消失。
(2)サーバーやネットワークの障害で、一定期間システムが使用不可。
(3)事業者の撤退などでサービス終了。
(4)セキュリティ被害。
2012/10/12 7:00 日本経済新聞 電子版
主なクラウドサービスベンダー
1.
2.
3.
4.
5.
6.
salesforce.com
Amazon.com
Google
MicroSoft
IBM
Apple
各ベンダーのクラウドサービス(1/2)
1. salesforce.com
① Salesforce CRM(SaaS型CRM)
② Force.comプラットフォーム(PaaS)
③ AppExcahnge:SaaS型アプリのマーケットプレース
2. Amazon.com(Amazon Web Service(AWS))
①
②
③
④
コンピューティング&ネットワーキング:Amazon EC2(PaaS)
ストレージ:Amazon S3
データベース:Amazon RDS
アプリケーションサービス:Amazon SNS(SaaS)
各ベンダーのクラウドサービス(2/2)
3. Google
① 開発プラットホーム:Google App Engine(PaaS)
② ストレージ:Google Cloud Storage
③ アプリケーション:Google Apps(Gmail、カレンダー、ドライブ、
ドキュメント、スプレッドシート、スライド)(SaaS)
4. MicroSoft
① 企業向けクラウドサービス
Windows Azure、Office Web Apps、・・・
② コンシューマ向けクラウドサービス
Windows Live Sky Drive、Windows Live Hot Mail、・・・
5. Apple
- iCloud
無料クラウドサービスの活用
15
無料クラウドサービス
 分類 : SaaS、パブリッククラウド
 背景 : ブロードバンドや無線LAN、およびノー
トPC、モバイル、スマートデバイスの普及
 種類 :




SNS
WEBメール
オンラインストレージ
写真、動画共有サービス、地図アプリ、その他
無料クラウドサービス(日経PC212013年5月号)









スカイドライブ
(MicroSoft ストレージサービス)
ドロップボックス
(amazon.com ストレージサービス)
エバーノート
(エバノート社 個人ドキュメント管理システム)
グーグルカレンダー (Google 時間管理ウェブアプリケーション)
グーグルドライブ (Google 文書作成可能なデータ管理サービス)
グーグルプラス&ピカサ (Google ソーシャル・ネットワーキング・サ
ービス、デジタル写真管理ソフトウェア(クライアント))
グーグルマップ
(Google 地図、ローカル(地域)検索サービス)
端末側アプリ
JSバックアップ(Jorte 電話帳、メールデータのバックアップ)、クローム(Google ブラウ
ザ)、キンドル(電子書籍)、クリップシンク(PC&スパホ同期クリップボード)、クラウド
メモ-シンプル ノート メモ帳(メモ&Gmail同期)、キャッシュフロー・フリー(スマホ家計
管理)
その他WEBサービス
ギガファイル便 (大容量ファイル転送サービス)、グーグル翻訳 (Google 翻訳サー
ビス)、ラストパス (ソフトニック パスワード管理)、伝助(イベントのスケジュール、
出欠管理)
無料クラウドサービス活用(試行)
 城北支部HP会員向けサイトの再構築
 現サイトは・・・
 コンテンツ



支部予定(カレンダー)
会員アーカイブ
役員アーカイブ
 レンタルサーバー(GMO)を利用
 オープンソースCMS*のXOOPSを利用
*CMS:ContentsManagementSystem
城北支部会員向けサイトの再構築
 構成:
トップページ、お知らせ、カレンダー、アーカイブ
 利用するサービス
 トップページ:Yahoo!ジオシティーズ(ホームページ作
成サービス)
 お知らせ:Yahoo!ジオログ(ブログ)
 カレンダー:Googleカレンダー
 アーカイブ:
 Googleドライブ(Googleのストレージサービス)
 スカイドライブ(MicroSoftのストレージサービス)
グーグルカレンダー
 自宅、会社のPC、スマートホンから予定を登録
、確認できる。
 パソコンやスマホで予定を通知させる。(ポップ
アップメッセージ、メール)
 共有カレンダーを使い、メンバー各自のグーグ
ルカレンダーに自動登録できる。(グループウェ
ア的な機能)
 スマホ、タブレット端末の予定管理アプリでカレ
ンダーを利用できる。
グーグル ドライブ







5GB
オフィスソフト「グーグルドキュメント」でオフィス文書を
作成・編集できる。(ブラウザ上)
PCとの同期用フォルダーを使用できる。
グーグルクラウドプリント(サーバー)で直接プリントが
できる。(対応プリンター、USB接続したプリンタ)
グーグルドキュメントをワードやエクセルで編集できる。
専用アプリでスマホやタブレット端末から利用すること
ができる。
専用アプリでセブンイレブンのネットプリントサービスを
利用できる。
スカイ ドライブ








7GB
ブラウザ上で動作する「Office Web App」(ワード、エク
セル、パワーポイント)を利用できる。
PC専用ソフトを使うと同期フォルダーを使用できる。(
PCとサーバーとの同期)
同じく、自宅パソコンンのフォルダーへアクセスできる。
スマホやタブレット端末でアクセスできる。(ブラウザ、
専用アプリ)
オフィス文書ならバージョン管理ができる。
文書を他のユーザーと共有できる。
ファイルやフォルダーに専用のURLを作成できる。
<クラウドサービスの活用>
終わり
平成25年5月30日
城北支部 情報診断研究会
山倉一記
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