Comments
Description
Transcript
「変えちゃいけないもの」とは?
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 【小さな会社の社長のための知ってトクするワンポイント講座】 第 145 号 2012/08/22 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 村井さん、おはようございます。 村井経営労務サポートの村井健一です。 香川真司選手のマンチェスター・ユナイテッドでの開幕戦フル出場・・・ 素晴らしかったですね。 今後の活躍がとても楽しみです^^ それでは・・・ 本日も『知っトク講座』いってみましょう! ==================================================================== 【村井さん・・・「変えるべきもの」と「変えちゃいけないもの」とは?③】 ==================================================================== 第 141 号・143 号に引き続き、 今号も『経営の教科書』の著者である 新将命氏のいうところの「経営の原理原則」についてご紹介いたします。 第 141 号では新氏が「経営の原理原則」として まず最初に掲げている『理念・ビジョン』についてご紹介しました。 今号でもしつこく(笑)『理念・ビジョン』について触れさせていただきます。 (経営理念・ビジョンの詳細は、 バックナンバーの第 5・7・9・11 号でご確認ください。) http://www.mkr-support.com/article/13581692.html 以下、『経営の教科書』で新氏が掲げる「生きた企業理念の条件」です。 ①紙に書いてあり、「見える化度」が高い 暗黙型ではなく、紙に文字として書かれているという明示型であることが大切だ。 会社の入り口に貼ってある、事務所の壁に貼ってある、社員が常に携帯しているなど、 いつでも見られるようにしておくことだ。 ②表現、内容、長さがユーザーフレンドリーであり、人を鼓舞する 長すぎる理念は読まれない。逆に、ひと言ふた言では短すぎる。 長すぎず、短すぎず、記憶力がよい年代の人ならば 1 時間くらいで ほぼ内容を記憶できるくらいのものがよい。 そして、何よりも読んでいて人の気持ちを鼓舞するものであること。 誇りと自身を高めるものであること。 ③作成のプロセスに社員の参加・参画がある 社長一人が考えるよりも、それなりに志や心のある社員、 問題意識のある社員が集まり、みんなで議論するのがよい。 最終的な決定は社長がするが、つくるプロセスに一定数の社員を巻き込めば、 できあがったものに対する当事者意識や所有感が出てくる。 ④社内外のステークホルダーに対し、徹底的にコミュニケートされている ありとあらゆる機会をとらえて、理念・ビジョンの存在や内容について、 社長が自分の言葉で繰り返し繰り返し発信する。 社員が「また社長がいっている!」と思うくらいでちょうどよい。 ⑤経営判断・決断や業務の場で「仕事上の道具」として使われている ただ言葉として存在しているのではなく、会議の場で、あるいは業務における 意思決定の判断基準として、実際に使われること。 あっても使われなければないのと同じである。 ⑥差別化があり、戦略の根源として機能している 他社の企業理念にくらべ、キラリと光った差別化がある。 エッジがきいている。そしてこの延長線上に Plan(戦略計画)がある。 したがって、理念と戦略とは、表裏一体してリンゲージしていなければならない。 ⑦定期的に実践評価が行われ、是正措置がとられている 「実際に『理念』がどの程度使われているのか。」 「どのくらい社員がこれを道具として使っているのか。」 チェックリストなどでチェックする。 同じことを「やる」のでも、ただ「やる」のと「徹底的にやる」の間には 計り知れないほどの差が生まれる。「凡事徹底」を心がけたい。 ⑧必要に応じて改訂を加えている 必要ならば訂正(全面改訂ではなく部分改訂)する。 消費者が変わり、流通が変わり、テクノロジーが変わり、政府の規制が変わる中で、 一企業の理念が未来永劫に不変ということはありえない。 ⑨グローバルに通用する 経済や経営のグローバル化は確実に進んでいる。 グローバル化の中で企業理念もグローバルに通用するものでありたい。 仮にいまは国内だけを相手にしている企業も将来はわからない。 ⑩トップの強いコミットメントが具体的な形で示されている 経営トップ自らがオーナーシップを強く持ち、これについていつも考えている という理念・ビジョンが必要である。 間違っても作成や運用を人事部や経営企画部などに丸投げしてはいけない。 最終的に、会社の魂づくりに関して責任を持つのはトップでなければならない。 そういうトップのコミットメントを、社員は見ていないようでしっかりと見ているものだ。 「企業理念は経営に対する『経営者(社長)の想い』であるため、 コロコロ見直すものではない」というのが定説であり、私自身もそう思っています。 そうすると・・・ 「⑧必要に応じて改訂を加えている」 という発想はジョンソン・エンド・ジョンソンなど大企業で社長を経験された 新氏ならではの見解であるといえるでしょう。 また、「⑨グローバルに通用する」という切り口もグローバル企業での社長職の 経験からの発想といえるでしょう。 村井さんは、 新氏の「生きた企業理念の条件」をどのようにお感じになられましたか? この続きは第 147 号でお伝えします。 楽しみにしていてください^^ …………………………………………………………………………………………… 【発行者】 村井経営労務サポート 中小企業診断士 社会保険労務士 代表 村井健一 〒306-0016 茨城県古河市古河 544-214 TEL:0280-31-4313 FAX:0280-31-4317 メルマガの感想はこちらまで。 → [email protected] 経営戦略づくりに関するご相談・お問い合わせはこちらまで。 → http://www.mkr-support.com/category/1246347.html メルマガのバックナンバーをご覧いただく場合は、こちらから。 → http://www.mkr-support.com/article/13581692.html 村井経営労務サポート HP: → http://www.mkr-support.com/ 古河(こが)在住の診断士・社労士 村井健一のブログ: → http://ameblo.jp/murai-support/ ◎このメルマガは、 当オフィスの無料レポートをご請求いただいた方、 過去にセミナーなどで名刺交換をさせていただいた方、 古くからメルマガ発行者(村井健一)をご存知の方 を中心にお送りしています。 配信解除をご希望の場合は、こちらから。 http://www.mkr-support.com/article/13512595.html 【編集後記】 8/15、16 の 2 日間・・・お盆休みをいただいて 家族旅行で新潟(上越)に行ってきました。 家族サービスのつもりが・・・ ビール三昧の 2 日間で 結果的に私が一番リラックスさせていただきました^^; また、年末に家族でどこかに行きたいな~と思っています^^ 最後までお読みいただき、ありがとうございました! 来週もよろしくお願いいたします!