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ニュースレター第12号 (2010. 3発行)
ATPA 情報掲示板 (社)秋田貿易促進協会 (社)秋田貿易促進協会 ATPA ○ 香港にて 「岩手・秋田県フェア」 開催 ! (農林水産物等輸出促進支援事業) 秋田市旭北錦町1番47号 秋田県商工会館5階 電話 018(896)7366 FAX 018(896)7367 Email: [email protected] あなたの貿易ビジネスをサポート! (社)秋田県貿易促進協会 12月25日~31日 、昨年に引き続き香港イ オン(コーンヒル店)に おいて「岩手・秋田県 フェア」が開催されまし ↑稲庭うどんの試食作り た。開催時期がちょうど クリスマス休暇にあたり 大変な混雑を見せ、レジ前は長蛇の列になるなど 混み合う中での販売活動となりました。 稲庭うどんや米粉を使用した麺、麺つゆをはじ め、比内地鶏スープや菓子類、ジュース等を出品 。各種試食品を提供しながら、香港のお客様へ秋 田の食をPRしました。 ○ 台湾からバイヤーを招聘しました 第12号 (H21年度 第4号) ↑ 秋田県産の ジュースコーナー „試飲・販売‟ ← 参加した 各蔵元が自慢の 酒をプレゼン。 前述の鈴木代表 が通訳を務めて くださった。 (農林水産物等 輸出促進支援事業) ジェトロ秋田共催 「中国ビジネスセミナー」 を開催 内容としては、“中国の市場力はどれくらいなの か”“沿岸都市部の消費力の現状”“市場を支える消 費者の実像”“中国市場開拓の入り口はどこか”等の 小テーマごとに、映像と具体的な数値・指標を織り交 ぜて、講話が進められました。 セミナーの中での岡野氏の留意点の1つに、地方が 「中国・北京日本酒試飲会」 ~日本酒輸出に手ごたえ~ → 買 い 物 客 で溢 れる秋田県ブース の様子。 3月9日~11日の3日間、台湾か ら食品バイヤーである鼎三国際企業 有限公司の林社長を招聘し、産地視 ホームページもぜひ 察並びに米の生産団体等との意見交 ご覧ください。 換を行いました。 http://www.a-trade.or.jp/ 初めに、昨年評判となったいわゆ る“萌え米”(パッケージに美少女 イラストをデザインした米)を輸出 ←↑ したJAうごを訪問し、海外での米 J Aうご を の販売戦略や、米以外の人気商品につい → 視察。左は て意見交換をしました。林社長からは、 大畑営農組 萌 え米の 袋 合での懇談 米の試食と同時に、イラストの価値理解 詰め風景。 会の様子。 のためのサイン会実施や、消費者が買い やすいようにパッケージを1kg や 600g など小さい物にするなどの 秋田県産品 提案を受けました。 プラザを訪 仙北の大畑営農組合では、多数の組合員との懇談会となりました。 れた。 → 組合員からは、自分達の米の海外での販売状況などをじかに聞け、更なる良質の作物栽 培への意欲が湧いたとの声がありました。林社長は、引き続き米の輸入に加え、新品種 の米、リンゴジュース、日本酒などにも関心を持ち、輸入実現への社長の強い意欲が感 じられました。また低コスト生産テスト中の、同組合の椎茸栽培施設の視察では、テス トの結果により取引の可能性を検討するとのことでした。更に美郷町、秋田県及びジェ トロ秋田を訪問し、台湾における日本商品の販売状況,販売戦略について意見交換を行う とともに、広く県産農産物並びに加工品及び日本酒などの紹介を行いました。 2月18日、秋田市ビューホテルに於いて、ジェト ロ秋田、当協会、秋田県環日本海交流推進協議会が共 催した「中国ビジネスセミナー」が開催されました。 講師は、ジェトロ海外調査部中国北アジア課、岡野 陽二氏が務められ、「市場としての中国をどう捉える か」というテーマで講演され、総勢45名が参加しま した。 NEWS LETTER 発行日 2010.3 中国に進出するにはどうすればよいか、すなわち、 上海や北京はすでに日本のビジネスマンが飽和状態 であり、別の切り口からいかに参入するかというこ とが挙げられます。その実例として、内陸部、湖南 省の中都市長沙市に進出した滋賀県のデパートが ピックアップされていました。この話は、NHK衛星 放送の番組「経済最前線」でも採り上げられ、好評 を博したそうです。 全体として、話の進め方が具体性に富み、参加者 からは、好評だったように思われます。 今年度も、貿易に関する様々なセミナー・講座を 開催し、時機にかなった役立つ情報をお伝えして参 写真 ります。 皆さま 是非ご参加ください。 ↑ 試飲会の様子。 ← 試飲会開始前、 綿 密 に事 前の 打合 せを行った。 「北 京 中 秋 共 創 商 貿 有 限 公 司」の 鈴 木 代 表„写 真 奥‟ がレクチャー。 1月18日から23日まで、秋田 清酒の海外販路開拓のための市場調 査を中国・大連、韓国・ソウルで実 施し、中国・北京では現地の日本食 レストランのオーナーや料理長を対 象にした日本酒の試飲会を開催しま した。 今回のメインの事業であった北京 での秋田清酒試飲会は、北京在住の 日本人オーナーが経営する現地でも 人気の日本食レストランを会場にし て、秋田から蔵元5社が参加し、各 蔵元の19銘柄の日本酒が現地の飲 食店関係者に紹介されました。 経済・商業都市というよりは政治 都市というイメージの強い北京です が、市内には日本の駐在事務所や営 業拠点がたくさんあり、近年の健康 志向の高まりから日本食レストラン ←→ 現地中国からの来会 者。日本酒を1杯1 杯飲み比べながら、 配布したアンケート に記入してゆく。 ア ン ケ ー ト に は、 “味の好み”のほか 価格、瓶やラベル等 への意見など、輸出 を見据えた項目を盛 り込んだ。 → 当日は、現地 レストラン関 係者や行政機 関から15名 の参加があっ た。 目次: 「中国・北京 日本酒試飲会」 を開催 1 「モスクワ商談会」 を開催 2 「ロシア (モスクワ・サンクト ペテルブルク)」 商談会 を開催 2 「タイ・バンコク 3 も700店近く営業している日本食 経済ミッション」 を派遣 の有望市場でもあります。今回参加 された現地日本食レストランの日本 人関係者はもちろんのこと中国人関 H22年度 3 係者も秋田清酒に大きな関心を示し 事業活動方針 ていただくなど好感触を得られまし た。 北京での試飲会については、秋田 情報掲示板 4 県出身者が経営する貿易会社「北京 ・「秋田県フェア」 中秋共創商貿有限公司」から全面的 ・台湾バイヤーを招聘 な協力を得られ、現地での会場手配 ・中国ビジネスセミナー や飲食業関係者の集客に大きな支援 をいただきました。 この事業に参加された2蔵元は昨 年から同社を通して北京の日本食レ ストランへ日本酒を既に輸出してい ますが、この試飲会を機会に新たな 取引先を開拓することができまし た。また、残る3蔵元も輸出の目処 がつき、今春以降北京に向けて輸出 ↑会場となったレストラン入口。 する手続きを現在進めており、協会 事業として本県の輸出促進に一定の → カウ ンタ ーに は、試飲会 に参加した各蔵元の日本酒等 役割を果たすことができました。 をディスプレイした。 ← 訪問した別の日 本食レストランのお 酒コーナー。壁一面 に取り付けられた陳 列棚には所狭しと酒 瓶が並んでいた。 会場内ディスプレイ. ← → このほか、蔵元ののぼ り旗や半纏、秋田県の 観光ポスターを使って 雰囲気を盛り上げる。 NEWS LETTER Page 2 「モスクワ商談会」 を開催 ~ 輸出に向け成果あり、商談継続中 ~ ← 個別訪問の 際、限り な く生花に近 いプリザー ブド加工技 術につ い て、詳し く 尋ねる現地 輸入業者。 当協会と秋田市が主催となり、平成22年2月 16日から20日までの日程で、モスクワ商談会 を開催しました。この商談会では、経済危機後に おいても、順調に成長が続くモスクワのギフト市 場への売り込みを図るため、プリザーブド・フラ ワーやコケを使ったギフト商品を商談品目とし て、県内企業2社が参加しました。 現地では、プリザーブド・フラワー輸入業者や 生花輸入業者、ギフト輸入業者などを個別訪問 し、現地企業9社との商談を行いました。世界的 に有名な秋田市雄和のダリアなどを使って製造し ているプリザーブド・フラワーについては、生 花に限りなく近い加工技術や加工できる花の多 様性を高く評価され、既に数社から発注がある など具体的な商談が継続しているところです。 また、コケを使ったギフト商品についても、 現地において和風アレンジなどの具体的な要望 を受け、輸出向け商品の開発をおこなっている ところです。 帰 国後 も、継 続商 談の フォ ロー アッ プの ほ か、参加企業のロシア語ホームページ作成支援 などもおこなっており、継続的な輸出に向けて のサポートを続けています。 ↑ 生花輸入業者から、 花卉輸入の状況について 説明を受けた。 ↑ モスクワ市場向けの 商品開発について語る 現地輸入業者。 Page 3 第12号 第12号 Page 3 タイへの県産品輸出拡大を期待 ~ 「タイ・バンコク経済ミッション」 を派遣~ 説明を受け、日本商品に対する需要等について は、伊勢丹タイランド及びイオンタイランドとの 意見交換と店舗視察で確認してまいりました。 ま た、二 日 目の 夜は、タイ 秋 田県 人 会「蕗 の 会」の会員8名との懇談会を開催し、秋田・タイ ↑伊勢丹バンコクを視察。 の経済状況等について有意義な情報交換を実施し ました。 日本産青果売場にて。 さらに、三日目に実施した現地日系輸入業者と ↑「イオンタイランド(株)」の紹介による商談会の様子。 の商談会では、イオンタイランドとの取引ある4 社に対し、米・りんご・ぶどうなどについて商品 2月15日から19日まで、タイにおける経済事 提案を行いました。4社の内の2社から、前向き 情の把握、日本商品への需要等の調査に加え、店舗 に検討したいとの意向を示していただきました。 の拡充に意欲的な現地イオンとの商談を目的にミッ この背景には、イオンタイランドが今後バンコ ションを派遣しました。参加者は6人と少数なが ク市内に十数店舗の新店舗開設計画があり、この ら、今回は富裕層向けの伊勢丹と、中間層向けのイ 2社は日本食品の品揃えを1つの戦略として考え オンとの比較ができ、今後の販路拡大戦略構築のた ているように思われました。事実、帰国後すぐに めの成果の1つとなりました。 イベント用りんごのオファーがあるなど、今後の タイの経済事情については、ジェトロ・バンコク 販路拡大ルートとして期待できると確信しており センター及び盤谷(バンコク)日本人商工会議所から ます。 (社)秋田県貿易促進協会 平成22年度事業活動方針 ~ 「重点事業」 4本の柱 ~ ● ● 「ロシア(モスクワ・サンクトペテルブルク)商談会」を開催 1月31日~2月6日の日程で、ロシア(サン 1月31日~2 クトペテルブルクとモスクワ)において、本県を 月 6 日 の 日 程 で、 代表する農産物並びに加工品のロシア企業への積 ロ シ ア(サ ン ク ト 極的なPRと個別訪問を含めた商談会を開催致し ペテルブルクとモ ました。 ス ク ワ)に お い て、本 参加企業5社が2班に分かれ、サンクトペテル 県を代表す る ブルクでは計7社、モスクワでは計5社と訪問商 農産物並びに加 工 談を実施すると共に、モスクワ日本センターの協 品のロシア企業 ↑「モスクワ日本センター」 への積極的なPRと個 力により、同センター会議室に於いて現地企業と に会場を設け、現地企業との 別訪問を含めた商談会 の商談会(参加企業9社)も開催致しました。 商談を実施した。 を開催致しました。 また、在ロシア日本大使館や日本センターから の情勢報告では、ロシアでは穀物(小麦中心)輸 参加企業5社が2班に分かれ、サンクトペテル 出を積極的に展開しつつあること、ロシア経済の ブルクでは計7社、モスクワでは計5社と訪問商 回復はまだ先のこと(最も回復が早いと見込まれ 談を実施すると共に、モスクワ日本センターの協 る中古住宅市場で今年後半より)と見込まれる 力により、同センター会議室に於いて現地企業と が、既に将来を見据えた営業活動を日本企業など の商談会(参加企業9社)も開催致しました。 も行っていることや、ロシアでの事業に当たって また、在ロシア日本大使館や日本センターから は優良な現地パートナーの確保が重要であるなど の情勢報告では、ロシアでは穀物(小麦中心)輸 の報告がありました。 出を積極的に展開しつつあること、ロシア経済の 今回商談した企業との案件については、成約と 回復はまだ先のこと(最も回復が早いと見込まれ までは至りませんでしたが、ロシア企業が興味を る中古住宅市場で今年後半より)と見込まれる もった商品については、引き続き連絡を取ってい が、既に将来を見据えた営業活動を日本企業など くことと致しました。 も行っていることや、ロシアでの事業に当たって ● ~農林水産物等輸出促進支援事業~ は優良な現地パートナーの確保が重要である などの報告がありました。 今回商談した企業との案件については、成 約とまでは至りませんでしたが、ロシア企業 が興味をもった商品については、引き続き連 絡を取っていくことと致しました。 ◆新公益法人制度への移行手続きや、財 政基盤確立に向けた収益事業を実施。 ◆会員企業との情報交換、訪問活動等。 ● 秋田港の港湾整備に関する中央要望 秋田県知事との貿易課題懇談会„仮称‟の開催 ● 秋田港シーアンドレール構想推進協議会への参画による 意見活動とPR活動支援 ● 国際コンテナ定期航路の開設に向け、誘致活動促進と 国内ポートセールスへの支援 ● ● ◆秋田港の整備促進に向けた提言や、 シー&レール構想の実現支援活動等、 貿易促進と環境の整備に努める。 ← 企業を個別に訪問。意欲 的に商談を進める参加企業の 方々。„写真・左列3枚‟ →「ジャプロ日本ショップ」 を訪問・視察。日本産の米や 加工・冷凍食品のほか、民芸 品なども陳列されている。 ● 会員の新規加入促進による、組織の基盤強化 訪問活動による会員ニーズの把握と課題の抽出 貿易情報のデータベース化 新公益法人制度への移行 関係団体・機関との情報交換、相互協力による連携強化 巡回・窓口による個別貿易相談の実施 専門アドバイザー及び海外コーディネーター、大連事務 所運営委託による、調査・情報提供・貿易取引支援 ● 会報・ホームページ・メルマガによる情報提供 ● 貿易や海外情報に関するセミナー・講座の実施 ● 情報提供と協会活動PRのための貿易推進懇談会の開催 ● ● ◆県内企業の巡回を定例化し、貿易課題 の抽出や情報提供を行なう。 ◆関係団体と連携し時宜を得たセミナー や、貿易推進懇談会の実施開催。 県産農産物・食品輸出促進事業 (国庫補助事業) ・公募型「輸出促進事業」の支援 ・秋田県フェア„海外販路拡大事業‟ その他販路拡大事業 ・海外見本市等の情報提供支援 ・経済交流等の目的で来秋する 訪日団の受入れ・交流促進 海外現地商談会等 ◆極東ロシア商談会„9月頃予定‟ ・関係機関との協力・既存の人脈を活かしたサポートを充実 ◆県産品中国輸出促進事業„北京・10月頃予定‟ ・日本酒および県産加工食品、酒器等関連商品の販路拡大 ◆県産品韓国輸出促進事業„11月頃予定‟ ・観光面と連携した戦略のもとでの商談会・フェアの開催 ◆大連事務所活用事業 ・協会大連事務所を窓口としたマッチングを含む各種活動支援