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資料3
第1回 生涯現役社会実現に向けた
環境整備に関する検討会
ー検討会の位置づけー
平成27年12月18日
事務局
本検討会の視点
 2025年の地域包括ケアの実現に向けて、多くの高齢者が、病院から地域生活の中で、健康・医療・介護サービ
スを受けることになる。
 地域全体が協力して、高齢者が最期まで自分らしく生活できるための仕組みが求められており、高齢者の生活・
健康・経済実態等に即した総合的な対応が重要。
 このような新たな経済社会システムを創造するには、地域住民、ボランティア、自治体、企業等が連携して、住民
に対して充足感と多幸感をもたらすような新たな経済社会システムを作り上げることが必要。
<新たな経済社会システムのイメージ>
利益最大化の
「市場主義経済モデル」
行政・保健サービス等の「給
付型経済モデル」
事業性と地域貢献性を
両立する持続可能な
経済社会システム
1
目指すべき姿 ~「生涯現役社会」の構築~
 誰もが健康で長生きすることを望めば、社会は必然的に高齢化する。 → 「高齢化社会」は人類の理想。
 戦後豊かな経済社会が実現し、平均寿命が約50歳から約80歳に伸び、一世代(30年)分の国民が出現。
 国民の平均寿命の延伸に対応して、「生涯現役」を前提とした経済社会システムの再構築が必要。
<フルタイムでの活動>
<第二の社会活動>
経済活動
<介護サービス
・施設等の利用>
再就職(短時間労働)
ボランティア(社会貢献)
企業にとってこの期間を如何に健康で
働いてもらうかが重要:健康投資
→ その後の健康寿命にも大きく影響
経済活動へのゆるやかな参加
ボランティア等社会貢献:
新たなビジネス創出の必要
地域社会の特性に応じた働き
方、社会貢献の在り方を検討。
農業・園芸活動 等
身体機能の維持(リハビリ等)
居宅継続
の場合も
居宅サービスの利用
ニーズに応じた
ケア体制の整備
この期間(健康寿命)を如何に長く維持することができるか
介護施設の利用
最期まで自分ら
しく生きるための
多様なニーズに
応じた柔軟な
仕組み作り
2
不安の解消による好循環へ
 最近の潮流
– 我が国の高齢化率は世界一位、約10年の不健康寿命
– 高齢化率が高まる=負担が増えるという暗いイメージ
 これらの変化を支える新しい社会システム・ビジネスを育て、超高齢化社会を享受し、最
期まで生きがいを持ち続ける生涯現役社会の新たなモデルとして提示することを目指す。
不安
生涯現役社会
地域
自律的に回る
ローカル経済
圏、「消滅自治
体」の回避
高齢者
引退後の自己実
現の場、最期ま
で自分らしく生き
きる環境づくりを
通じた、将来不
安の軽減
経済
経済の将来不安
の抑制、過度な
将来不安の軽減
による消費の喚
起
3
本検討会の議論のターゲット
 第一に、健康に不安を感じている高齢者をターゲットにして、社会参画のあり方やそれを支えるサービスの提供に
ついて、基本的な考え方と具体策の検討を行う。
 第二に、人生の最終局面を、自らが住み慣れた「住まい」(自宅や介護施設等)で迎える際の経済社会シス
テム(在宅医療・介護とそれを支える環境整備等)の検討を行う。
 第三に、これらの経済社会システムが実装された場合の産業・雇用創出効果や社会便益・コスト等への影響に
ついても試算する。
<社会参画のあり方に関するターゲット層>
高
アクティブシニア等の
元気高齢者段階
健
康
度
合
い
「活力あふれる
ビンテージ・ソサエ
ティの実現に向けた
取組に係る研究会」
で議論
(次ページ参照)
<人生の最期の場と環境整備>
現在
現 在
約80%
医療機関
<本検討会での論点>
健康に不安を感じる
段階
人生の最期段階
将来
自宅
本検討会に
おける議論
(サ高住 含)
介護施設等
(特養、グループホーム 等)
それぞれに対応する
医療、介護や地域包
括ケアシステムのある
べき姿
それらを補完するため
の環境整備
etc
低
医療機関
4
(参考)「活力あふれるビンテージ・ソサエティの実現に向けた取組に係る研究会」概要
 活力あふれる超高齢化社会の実現に向け、高齢者の「自立」、「つながり」、「多様な生き方」といった
点を踏まえ、理想とするライフスタイル、それを支える技術や社会システムにより変革を促す方策等に
ついて検討を行う。
検討事項
 目指すべき「超高齢化社会」の姿
 超高齢化社会を支えるIoTの可能性、技術・製品・サービス、社会参画の在り方
 その実現のためのアクションプラン(技術革新、社会・制度変革、その他政府が取り組むべき諸施策)のとりまとめ
委員(敬称略)
座長
秋山 弘子
委員
廣瀬 通孝
村田 裕之
久保 律子
赤池 学
古田 秘馬
東京大学 高齢社会総合研究機構 特任教授
東京大学大学院教授
村田アソシエイツ代表/東北大学特任教授
エイジング社会研究センター代表理事
NPO法人シニアSOHO普及サロン三鷹代表
ユニバーサルデザイン総合研究所所長
科学技術ジャーナリスト
㈱UMARI代表取締役
スケジュール
第1回 10月28日
「研究会趣旨とゴールの共有」
第2回 11月12日
「超高齢化社会の姿、それを支える
IoTの可能性」
第3回 12月22日
「超高齢化社会を支える技術・製品・
サービスとは」
第4回 16年1月21日
「高齢者の社会参画の在り方」
最終回 3月23日
「提言とアクションプランの取りまとめ」
5
(参考)検討会の位置付け① 健康・医療戦略推進本部
健康・医療戦略推進本部
政策的助言
本 部 長 :内閣総理大臣
副本部長:内閣官房長官及び健康・医療戦略担当大臣
本 部 員 :その他国務大臣
本部令第2条
産
・ ・ 業
等医健界
に 療康・
関分・ 医
す 野医療
る の 療関
専研分係
門究野機
的開の 関
助発成等
言の 長の
出戦有
口略識
戦 者
略
次世代ヘルスケア
産業協議会
健
康
・
医
療
戦
略
参
与
会
合
専門的調査
本部令第1条
・健康・医療戦略の案の作成及び実施の推進
・医療分野の研究開発の司令塔機能の本部の役割
➢ 医療分野研究開発推進計画の作成及び実施の推進
➢ 医療分野の研究開発関連予算の総合的な予算要求配分調整等
健康・医療戦略推進会議
本部令第2条
議長:健康・医療戦略担当大臣
議長代行:健康・医療戦略担当大臣を補佐する内閣府副大臣
副議長:健康・医療戦略担当大臣を補佐する内閣府大臣政務官及び
内閣総理大臣補佐官(健康・医療戦略室長)
構成員:関係府省局長クラス
次世代医療機器
開発推進協議会
医療国際展開
タスクフォース
健康・医療戦略
ファンドタスクフォース
次世代医療ICT
基盤協議会
医
・ 療
医
実療分
施分野
の 野の
推研研
進究究
に 開開
関発発
す 推に
る 進関
調計す
査画る
・ の専
検作門
討成家
で
及構
び成
創薬支援ネットワーク
協議会
健
康
・
医
療
戦
略
推
進
専
門
調
査
会
ゲノム医療実現
推進協議会
内閣官房 健康・医療戦略室
➢事務局機能 ※次世代医療ICT基盤協議会の事務局機能は健康・医療戦略室とIT総合戦略室が担う
※次世代ヘルスケア産業協議会の事務局機能は経済産業省が担う
6
(参考)検討会の位置付け② 政府内の検討体制
<政府における議論の場>
成長戦略
健康・医療戦略
<民間主体>
骨太方針
平成26年策定(閣議決定)
5年に1回改訂
毎年フォローアップ
2015年7月設置
日本健康会議
(三村日本商工会議所会頭 ,
横倉日本医師会会長 など)
事務局長:
渡辺元日経論説委員
一億総活躍国民会議
(安倍総理、加藤大臣、
菅官房長官、林大臣、
塩崎大臣など)
健康医療戦略推進本部
(安倍総理、甘利大臣、
菅官房長官、他全閣僚)
施策を
反映
産業競争力会議
経済財政諮問会議
(安倍総理、麻生副総理、
菅官房長官、甘利大臣、
林大臣など)
(安倍総理、麻生大臣、
菅官房長官、甘利大臣、
林大臣など)
施策を
反映
次世代ヘルスケア
産業協議会
(甘利大臣、林大臣、塩崎大臣)
※経済産業省が事務局
2013年12月設置
施策を
反映
健康増進・予防
サービス・プラット
フォーム
(甘利大臣、林大臣、
塩崎大臣)
2015年9月設置
(第5回 11/30)
2015年7月設置
スマート・
ウェルネス・
コミュニティ
協議会
(大内虎ノ門病院長、
久野筑波大学教授、
自治体 など)
事務局:
つくばウエルネスリサーチ、
みずほ銀行
アドバイザー:鴨下議員 他
7
(参考)検討会の位置付け③ 次世代ヘルスケア産業協議会
次世代ヘルスケア産業協議会
座長:永井良三
新事業創出WG
主査:武久洋三
日本慢性期医療協会会長
生涯現役社会の実現に向けた
環境整備に関する検討会
座長:秋山弘子
東京大学 高齢社会総合研究機構 特任教授
自治医科大学学長
健康投資WG
主査:森晃爾
産業医科大学産業生態科学研究所教授
企業・保険者等が有する
個人の健康・医療情報を活用した行動変容
に向けた検討会
座長:大山永昭
東京工業大学像情報工学研究所教授
8
今後の検討スケジュール
12月
1月
2月
3月
第5回
新
事
業
創
出
W
G
健
康
投
資
W
G
4月
第6回
• これまでの進捗
• タスクフォースの
議論の報告
等
• WGとして
のとりまとめ
生涯現役社会実現に向けた
環境整備に関する検討会
第9回
第10回
• WGとしての
意見とりまとめ
• WGとしての
とりまとめ
第
5・
回ア
次ク
世シ
代ョ
ヘン
ルプ
スラ
ケン
ア2
協0
議1
会6
企業・保険者等が有する個人の健康・医療情報を
活用した行動変容に向けた検討会
9
全3回の検討事項
第1回
第2回
第3回
(平成27年12月18日
(平成28年1月13日
(平成28年2月17日
10:00-12:00)
16:00-18:00)
14:00-16:00)
• 目指す方向性の共有、先行
事例の研究、課題整理
• 具体的な選択肢の提示、
• 今後の論点・検討課題の整理
社会便益・コストの試算
• メディア(事例集、動画)の
検討
• 高齢者の実像の理解
• 豊かな「生涯現役社会」の
在り方、これを支える環境
の在り方
• 目指す社会像
• 生きがいや社会参画に対す
る意欲を駆り立てる、定年
後の選択肢の提示
• 最期まで自分らしく生きる
ための選択肢の提示
• これらの経済社会システム
が実装された場合の産業・
雇用創出効果や社会便益・
コストの試算
10
今回の検討事項
目指す方向性の共有・先行事例・課題整理
 高齢者の実像の理解
• 多様な高齢者像の出現。それぞれが抱えるニーズは何か。
• 都市型、地方型の高齢者の実像や、高齢者を取り囲む環境の違いをどう考えるか。
 豊かな「生涯現役社会」の在り方、これを支える環境の在り方
•
•
健康に不安を感じている高齢者の社会参画
 高齢者が健康に不安を感じてからも、安心して、現役世代とは異なる形でゆるやかに社会参画し続けるに
はどうすれば良いか。受け皿は、既存の企業・コミュニティで十分か。
 高齢者が現役世代に引き継ぎたい経験・ノウハウ等の「資産」は何か。現役世代を「支える」社会参画のあ
り方はどのようなものか。
 様々なコミュニティと、担い手・参加者としての高齢者をどのように結びつければ良いか。
最期まで自分らしく生ききる
 医療機関、介護施設、自宅等、取り囲む環境毎に発生するニーズは何か。医療・介護以外の高齢者の
ニーズをどのようにサポートすれば良いか。
 「最期まで自分らしく」を支える民間事業者と、医療・介護事業者との接続をどのように行えば良いか。
 目指す社会像
•
2025年の社会像
11
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