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伊藤 吾朗 教授 - 茨城大学工学部

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伊藤 吾朗 教授 - 茨城大学工学部
■ 伊藤 吾朗
教授
プロフィール │ 東京大学大学院、同
助手、長岡技術科学大学助教授を経
て茨城大学教授(工学部機械工学科)
キーワード
│ 非鉄金属材料 │ 塑性加工 │ 金
属組織 │ 熱処理 │ 破面解析 │ 粒界 │ ア
ルミニウム │ 金属中の水素 │ 摩擦攪拌接合
(FSW)
私のライフワーク 研究室での学生・大学院生の教育(技術者・
研究者としてあるべき姿、プレゼンテーション能力、問題解決
能力)を第一に考えています。
代表的な研究結果例
銅と銅 合 金 45 巻 (2006), pp.7175. 日立電線㈱との共同研究
金属(特に非鉄金属)材料の塑性加工性や、金属材料中の水素挙動に関する
研究を行っています。どのような “ 金属材料 ”をどのような “ 製造プロセス” で作
ると、どのような “ 特性 ”になるかについての分析、既存の非鉄金属材を加工し
やすくする処理に関する知見、加工時の破面解析による金属材料の不具合解
析等に関してのご相談に対応可能です。塑性加工科学研究センターには塑性加
工に関する多方面の研究者を擁していますので、技術相談から共同研究まで幅
広く対応するとともに、長期的には科学に基づく塑性加工の基礎的知見の蓄積、
併せてものづくりと研究のバランスのとれた人材育成を目指しています。
厳しく曲げ加工したコネクタ用 CuNi-Si合金の粒界に発生したシワ(微
視 割 れ )。 左 ─ EBSP による曲げ
変形前の粒界マップ、右─同一場
所の変形後の SEM 像
■ 鈴木 徹也
教授
プロフィール │ 横浜国立大学大学院
修了、茨城大学工学部教授(マテリア
ル工学科)2012.4 ~
キーワード
│ 鉄鋼材料 │ 非鉄金属材料 │ 金
属間化合物 │ 組織制御 │ 材料強度 │ 塑
性加工 │ 集合組織 │ 異方性 │ 中性子回折
│ 電子線回折 │ 残留応力測定 │ 熱処理
私のライフワーク 金属材料のミクロ組織を制御し、塑性加工
性の向上、強度の向上、高機能化に役立てる。特に組織の異
方性を利用した開発に取り組む。
模擬授業 内容案
第1回 材料の強さとは
第2回 形状記憶合金
第3回 結晶の変形
金属材料は加工を加えたり、熱処理を施した場合、外見上の変化だけでなく
第4回 結晶のすべり
中身、すなわちミクロ組織に様々な変化が現れます。そのミクロ組織の変化が
第5回 金属をやわらかくする
材料に強度を与えたり、壊れにくさを与えたり、高機能性を与えたりします。高
第6回 金属を強くする
付加価値のものづくりのためには、このミクロ組織を正確に把握しその特性を
第7回 組 織 制 御により力学 特 性
最大限に生かすようなプロセスが必要不可欠と考えます。学生参画型の共同研
究、あるいは模擬授業などを通して共に学びながら「協働作業」することがで
きましたら幸いです。
は千変万化
第8回「焼き」が入らないと使いも
のにならない
■ 西野 創一郎
准教授
プロフィール │ 茨城大学システム工
学科~大学院理工学研究科 │ 共同
キーワード
│ 製造現場で役に立つ塑性加工研
究 │ 原子レベルからの材料の変形と加工の
研究
研究:80 件 │ セミナー/企業講演:
130 件
私のライフワーク 研究のモットーは現場主義で、製造現場で
役に立つ研究、人材育成そして社会貢献として技術伝承の支援
を行っています。
塑性加工、および金属材料の熱処理や溶接など「ものづくり」全般の研究を
しています。金属材料から製品を作る場合、金属材料の特性研究、プレス・溶
接などの加工に関する研究、製品の性能評価・信頼性評価などが研究対象です。
製造現場で役立つ研究をモットーとし、現場で、現物を診て、現実を考えるこ
とにしています。企業の皆様の課題そのものが研究対象です。また、一緒に行
う研究を通しての人材育成も大切です。先人の残した研究成果の活用に加え、
自分で経験して自分で考えての課題解決も大切にしています。
■ 永野 隆敏
講師
プロフィール │ 明治大学、武蔵大学
勤務を経て、茨城大学マテリアル工学
キーワード
│ 分子動力学法 │ 第一原理 │ 構
造解析シミュレーション │ 塑性加工解析シ
ミュレーション
科 │ 分子レベルまで遡った構造解析
評価シミュレーション
私のライフワーク 「材料の知見+シミュレーション技術」を、
現実の製品に積極的に適応したい。そして、それを可能とする
学生を育てたい。
プレス・鍛造などの塑性加工や刃物の切れ味をよくする研究をする場合に、
従来の実験的手法では難しかった、ナノレベルの現象やメカニズムなどをシミュ
レーションで解明する研究を行っています。
切れ味のよい刃先形状の研究、塑性変形における内部歪と磁化の研究、鍛
造における材料の流れの研究などシミュレーションの応用範囲は多岐にわたり
ます。開発期間やコストなどの効率化にはシミュレーションを活用しての研究は
不可欠です。学生も参加して研究を推進しますので、ぜひご相談ください。
■ 友田 陽
教授
プロフィール │ 茨城大学大学院理工
学研究科応用粒子線科学専攻
キーワード
│ 鉄鋼材料 │ 金属材料 │ 組織制
御 │ 強度・変形・破壊 │ 塑性加工 │ 中性
子散乱・回折 │ 電子線回折 │ 残留応力測定
│ リサイクル │ エコマテリアル
私のライフワーク 量子ビームを用いたナノ解析による構造材
料のエコマテリアル化(鉄の星(地球)で持続可能な循環型快
適社会を実現すること)
代表的な共同研究
研究室では 3 次元ミクロ組織観察
や加工熱 処理実験 等ができます。
J-PARCや海外の中性子実験施設
で中性子散乱・回折実験を行ってき
地球の質量の35%は鉄で占められ、鉄は血液の重要な成分でもあります。
ました。ミクロとマクロを結合した
鉄鋼材料のミクロ組織を高度に制御して高機能化し、リサイクル性を高めて
実験が得意です。
循環利用する技術を発展させることは、我々が地上で持続的に快適に暮らすた
めの最重要課題のひとつです。
構造材料のミクロ組織制御原理や特性発現機構を解明するために、中性子
や放射光ビームを用いた先端的な3 次元ナノ解析を活用することを進めています。
■ 車田 亮
准教授
プロフィール │ 茨城大学大学院工学
研究科修士課程機械工学専攻修了、
キーワード
│ 材料特性評価 │ 炭素系材料 │
高強度アルミ合金 │ タングステン材料 │ 高
性能構造材料の開発
茨城大学工学部機械工学科准教授
私のライフワーク 研究室では「楽しく」をモットーに、
「遊ぶときは遊ぶ、ヤル
代表的な共同研究
ときは死にものぐるいでやる」を学生諸君と話している。研究では、どんなもの
高強度アルミニウム合 金の疲労試
でもよいので「高性能新材料」が開発でき、社会に役立てれば最高に幸せです。
験と炭素系複合材料の曲げ試験の
例
高性能を有する各種の構造材料の開発を目的に、各種材料の特性評価およ
び微細組織観察を行っています。具体的には、
・核融合炉装置用プラズマ対向機器や優れた耐久性を有する耐熱構造機器の
開発のために、銅とタングステンとの接合材料について研究しています。
・燃料電池自動車用水素貯蔵タンクの高性能化のために、高強度アルミニウム
合金について研究しています。
・高温ガス冷却原子炉用およびロケットノズル用炭素系材料の高性能化のため
に、微粒等方性黒鉛および C/Cコンポジットについて研究しています。
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