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原油下落の背景 その6 ユーロ安ドル高=ロンドン原油安 (山本)

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原油下落の背景 その6 ユーロ安ドル高=ロンドン原油安 (山本)
原油下落の背景 その6
ユーロ安ドル高=ロンドン原油安 (山本)
北辰物産株式会社 『波動展望の部屋』 http://www.hoxsin.co.jp/hadoutenbou/ 作成:山本 毅 [email protected] ☎ 0120-253-277
逆オイルショック
リーマンショック
逆オイルショック暴落は、供給過剰 VS 需要低迷 によるファンダメンタルズの
悪化が最大の要因であるが、もう一つは、ドル高によるドル建て原油相場へのデフ
レ圧力である。
第一次ギリシャ危機
ポルトガル危機
図はロンドン原油とユーロドルの比較であるが、第一次ギリシャ危機やポル
トガル、スペイン危機問題によるユーロ安のため、原油が2012年3月高値まで
上昇基調を継続したのに対して、ユーロは上昇期こそ、原油と連動したが、戻
り高値を更新できずに長期的な下落トレンドからは抜けられなかった。
スペイン危機
ECBのQE開始
第三次ギリシャ危機
米連銀のQE1開始
第ニ次
ギリシャ危機
米連銀のQE2
米連銀のQE3
2014年後半からはロシア制裁のしっぺ返しによる景気減速、ギリシャ問題の再燃等による景気萎縮もあり、ECBによる米国型QE導入が計画され、その裏側での米連銀の金融緩和終了
との対比でユーロは大幅下落した。 ギリシャのデフォルトはひとまず回避されたが根本問題は解決せず、ECBのQEは拡大、中国の景気減速も関係深いEUの景気減速要因となり、ユー
ロはさらにもう一段安しやすい状況にあるため、今後もユーロ安ドル高=ドル建て原油安という相関が続くと思われる。
このレポートは将来の見通しの適確性、あるいは収益性を保証するものではありません。各トレーダー及びレポートの読者は自己責任で取引してください。このレポートの筆者も発行人も金融、
あるいは商品市場における各参加者の決断については一切責任を負いません。先物、あるいはオプション取引は高リスクを伴うと考えられています。
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