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廃棄物の削減
環境パフォーマンス 廃棄物の削減 全社で省資源活動に取り組むとともに、 リサイクルを推進しています。最終処分量は、1990年度の26%まで 削減。 リサイクル率は1990年度の7.5%に対し、2004年度は35.4%まで高めることができました。 分別・リサイクルの徹底に努めてきました 廃 棄 物 の 削 減 フジヤマ工場の取り組み 化の推進、食堂の紙コップの廃止、 エアータオル導入によるペーパ 廃棄物の削減については、排出源における質・量を的確に把握する ータオルの廃止などに取り組むことにより、2004年度の3%の削減目 とともに、製造工程から生ずる各種廃棄物に対し分別、 リサイクル化 標を大きく上回る41%の削減を達成しました。 を図りながら、 なおかつ法律に基づき廃棄物処理専門業者に委託し、 紙屑の削減のために、紙屑を分別しリサイクル可能な紙類を排出し、 二次公害の発生しないよう適切な処置を講じています。 また、 リサイクル化の推進や分別排出量の計量と記録を実施するこ フジヤマ工場全体の取り組みとして7種類の廃棄物の排出量を となどにより、10%以上の削減目標を大きく上回る67%の削減を 2004年度中に2002年度比5.0%削減することを目標に掲げ、削減 達成しました。 活動を進めてきました。その結果、2002年度の91,300kgに対し 廃ガラス屑の削減のために、工程の効率化を徹底し、削減目標の 2004年度は65,518kgとなり削減率は28.2%となり、削減に成功 10%を大きく上回る26.7%の削減を達成しました。 しました。 廃プラスチックの削減のために、製剤課では作業形態や日数を再検 また、全廃棄物のリサイクル化の推進について2004年度は84%ま 討し、10%の削減目標に対し20.5%の削減を達成しました。品質試験 で進み成功しました。 課では、 プラスチック製の器具をガラス製器具に変更し洗浄再使用す 2005年度∼2007年度の活動計画としては、従来から削減、管理し ることを徹底し、4%の削減目標に対し12.3%の削減を達成しました。 てきた7種類の廃棄物の排出量を2007年度中に2004年度比3.0% 廃医薬品の削減のために、製剤課で製品収率のアップを徹底し、 削減することを目標に掲げ、削減活動を進めていきます。全廃棄物 5%の削減目標を掲げましたが、 これは達成できず9.8%の増量となり のリサイクル化の推進について2007年度中に96%まで進めることを ました。品質試験課では、分別の徹底、 リサイクル化の推進、特に紙 目標に掲げ進めていきます。 類と廃医薬品の分別を徹底し、3%の削減目標を大きく上回る 13.1%の削減を達成しました。 城東工場の取り組み 各種廃棄物の排出量の削減については、分別の徹底、 リサイクル 2004年度の活動では、城東工場における取り組みとして、最終処分 化の推進、分別排出量の計量、記録を徹底し、最終処分量削減は 量削減及びリサイクル化推進などにより、一般ゴミの削減、紙屑の 1990年度比で2004年度には40%まで削減する目標を掲げておりま 削減、廃ガラス屑の削減、廃プラスチックの削減、廃医薬品の削減、 したが、34.7%まで削減することに成功しました。 各種廃棄物の排出量の削減などに取り組みました。その達成のた 2005年度の活動計画としては、一般ゴミの削減では5%削減、紙屑 めの手段として、一般ゴミの削減のために、分別の徹底、 リサイクル の削減では10%以上の削減、廃ガラス屑の削減では20%の削減、 ■廃棄物の発生量 ■最終処分量 (t) 1,000 (t) 150 831 844 800 600 745 604 825 135 120 675 90 400 60 200 30 44 38 0 1990 2001 2002 2003 2004 (年度) 2000 2000 1990 2001 ※廃棄物発生量の集計サイト: フジヤマ工場/城東工場/水無瀬研究所/福井研究所/筑波研究所(2003年竣工)/物流センター (中央・東日本) を含む 36 33 2002 2003 35 0 ONO ENVIRONMENTAL REPORT 2005 2004 (年度) 環境パフォーマンス 廃プラスチックの削減では7%以上の削減、廃医薬品の削減では 廃棄物の処理フロー 5%以上の削減、各種廃棄物の排出量の削減では1990年度に対 廃棄物発生量825t して38%というそれぞれの数値目標を掲げ、最終処分量削減の達成 に向け取り組んでいきます。 水無瀬研究所の取り組み 再資源化・リサイクル 292t 水無瀬研究所では、蛍光管、乾電池、紙、 ダンボール、 ガラス瓶 中間処理 減量化 (脱水、焼却) 498t のリサイクル、及び金属類のリサイクルを実施しました。2004年 最終処分量 35t 度のリサイクル量は72トンで、 リサイクル率は25.2%になっていま す。今後も発生量を抑えつつ、廃油のリサイクルを検討しリサイ クル率向上を目指します。 福井研究所の取り組み 福井研究所では、 紙類の分別回収を行い、 紙、 ダンボール等のリ サイクル、及び金属類、 プラスチック容器、廃油のリサイクルを実 施しました。2004年度のリサイクル量は103トンで、 リサイクル率 は57.9%になっています。今後も発生量を抑えつつ、 さらに徹底 したリサイクルを進めていきます。 筑波研究所の取り組み 事務所における紙のリサイクル 本社などにおいて、紙類の分別回収をおこなって います。3種類に分別し、 それぞれPPC用紙、 トイレ ットペーパー、 ダンボール板紙に再生しています。 2004年度の実績は廃棄量4.8トン、再生に回した 量24.3トンとなっており、資源化率は83.5%になっ ています。 リサイクルボックス グリーン調達 筑波研究所では、分別回収を行い、紙、 ダンボール、 プラスチック 2004年12月から全社的にコクヨ(株)様の@officeと 容器のリサイクルを実施しました。2004年度のリサイクル量は5tで、 いう事務用品のインターネット購買を開始しました。 リサイクル率は18.7%になっています。 このシステムでは、 グリーンマークやエコマークに準拠 今後も廃棄物発生量を抑えつつ、蛍光管、乾電池、廃油のリサ した環境に配慮した事務用品のラインアップが充実 イクルを検討しリサイクル率向上を目指します。 しており、当社においても、 これを用いてグリーン調達 また、3つの研究所すべてにおいて、廃棄物処理委託業者の適 の推進に注力しています。事務用品購買の60%が環 正な選別と実態把握を的確に行うため、 廃棄物処理委託業者を 境配慮製品になってきています。 定期的に視察し、 問題のないことを確認しました。 ●エコマーク ●グリーンマーク (財)日本環境協会の認 (財)古紙再生推進セン 定製品であることを示し ターが認定した古紙を原 ます。 料とした製品であることを 示します。 ●@officeオリジナ ル環境マーク エコマーク基準、 グリーン マーク基準のほかコクヨ 社の@office独自の環境 基準をクリアした商品で あることを示しています。 ONO ENVIRONMENTAL REPORT 2005 廃 棄 物 の 削 減