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がん予防推進員研修会を開催しました!
さ が ん だ よ り 新 聞 ( 4 月 号 ) 中学3年生を対象にピロリ菌検査を実施 未来へ向けた胃 ~未来へ向けた胃がん対策推進事業~ がん予防ウォッチが開催されました! 3月 25 日、春休みに入ってすぐに、 新聞やニュースでも大きく報道されて いるので、ご存知の方もいらっしゃる かと思いますが、佐賀県では県内の中 佐賀県医療センター好生館の主催で 学3年生を対象にピロリ菌検査を実施 します。 平成26年における胃がんの75 平成26年における胃がんの75歳未満年齢調整死亡率は、全国ワースト 2位という高い状況にあります。胃がんの約8割はピロリ菌感染が原因で あると世界保健機関(WHO)の 2014 年報告書で発表されており、特に 当日は 24 人の小学生が参加して、 がんのことを学びました。 まずは病院内の見学、ということで、 屋上にあるドクターヘリのヘリポー トへ。好生館の方でもなかなか入ることがないということで、とても貴重 若いうちにピロリ菌を除菌することで胃がん発症の危険性を低減する効果 が高いという研究結果があります。 県では、平成26年に「佐賀県がんを生きる社会づくり条例」を制定し、 がんに対する積極的な取組をおこなっておりますが、このたび予防できる がん対策として中学3年生を対象にピロリ菌検査を実施し、感染している 場合は除菌治療費を県から助成することにしました。 な体験です。子どもたちも楽しそうに自分たちの学校を探したりしていま した。それから病院内に戻り、いよいよがんのことを学びます。 午前中は、循環器内科の林田先生(好生館副館長)から、たばことがんに ついてお話しいただきました。クイズや、たばこの煙がどれくらい汚れて いるかの実験なども交えながら、分かりやすく説明していただき、子ども たちはとても真剣な表情で聞いていました。 この検査においては、大学の調査研究として他の道府県のいくつかの中学 ・高校で実施されている例はありますが、県内全域を対象として実施する のは全国でも始めての試みとなります。 は ピロリ菌の検査方法で内視鏡を使わない検査方法は た 3種類(尿や血液を調べる抗体測定、吐き出された 定) 息を調べる尿素呼気試験、便を調べる便中抗原測定) 昼食をはさんで午後は2講座。まず1つ目は、好生館がんセンター長であ る佐藤先生とスタッフの皆さんによる劇があり、その劇を見てグループご とに気づいたことを話し合うグループワークがありました。午前中の林田 先生のお話も踏まえ、たばこの影響についてみんなで話し合い、グループ ごとに発表しました。2つ目は、NPO法人私のがん net. の方による「あ りがとうプロジェクト」として、自分の大切な人にありがとうを伝えるメ 年、 があり、一次検査としては抗体検査をします。毎年、 用 健康診断で提出している尿検査の検体の残りを使用 ッセージカードを手作りしまし た。スタンプやシールなどを使 い、素敵なカードを作ることが できました。 します。そこで陽性反応が出ると、次は二次検査 として便中抗原検査を行い、感染が認められると、 15 歳の誕生日以降に除菌治療を行います。さらに除菌できたかの検査を尿 小学 5 ∼ 6 年生を対象に「がん予防 ウォッチ」が開催されました。 素呼気検査で行います。ここまでのすべての検査・治療費用を県で負担し ます。 今の子ども達の将来及び次世代への胃がん対策として、全国的にも注目を 集めています。 予告 ピンクリボン母の日キャンペーン 今年も「ピンクリボン母の日キャンペーン」の季節がやってまいりました。 。ゴールデンウイーク最終日ですが、お 今年の母の日は、5 月 8 日(日) 手伝いいただける方はぜひよろしくお願いいたします。 日程:平成28年5月8日(日) 会場:佐賀市 武雄市 鳥栖市 唐津市 伊万里市 上記の市内にある商業施設など (会場の詳細は後日改めて御連絡します) 口腔ケア研修会が開催されました 2月23日に口腔ケア研修会が開催されました。「口腔ケア」と聞くと高 齢者向けのイメージが大きいかと思いますが、実はがん患者さんにとって も深い関わりがあります。 がん治療のための化学療法や放射線治療の副作用によっておきる重篤な口 内炎は、その痛みによる摂食・嚥下障害のために治療を中断することが多 く、治療完遂の低下を招きます。このような口内炎の改善、感染予防処置 として口腔ケアが専門医療機関で取り上げられ、成果をあげるようになっ てきました。 また、周術期(術前・術中・術後)に口腔ケアを行うことで、がん等の手 術前後に口の中を清潔に保つことができ、誤嚥性肺炎などの術後合併症の 発生を抑制できることが分かってきました。 口腔ケアは、口腔清掃を主体として、感染予防・口腔機能の維持・回復、 さらにQOL(クオリティ・オブ・ライフ=生活の質)の向上の観点から も広く実施されています。さらに、患者さんの早期の社会復帰や医療費の 削減にもつながります。 皆さまもこれを機会に口腔ケアの大切さや必要性を考えてみてはいかがで しょうか。 がん予防推進員研修会を開催しました! ~ご来場ありがとうございました~ 1月末に引き続き、3月22日に第2回目のがん予防推進員研修会を開催 しました。今回は、ミズの皆さまもご一緒に「職場や地域の人への特定健 診やがん検診の勧め方」をテーマに、保健師でがん予防推進員でもある木 屋恵子さんから「特定検診」について、健康増進課・大串より「がん検診」 について話をしました。定員を超える方に来ていただき、予防推進員とし いく て、まわりの方にどのように勧奨していくか、 「検診行ってる?」の言葉 の後にもう少し深いお話ができるような内容で講演しました。 うな内容で 次回のがんサロン 4月のさ♡がんサロン「ぴあ」 実施日時は 4月10 時~16時 です。 10日(日)12時~16時 場所:ミズ複合施設「そいよかね」ローソンミズ・アイケアレジデンス佐賀 デンス佐 佐賀 (佐賀市木原一丁目24番地) 地域交流室アイケア 《 さ♡がんサロン 「ぴあ」 のお問合せ先 》 NPO法人クレブスサポート (担当 : 鶴田) TEL: (固定) 0952-23-8231 (携帯) 090-5383-9007 「がん予防ウォッチ」に参加してきました。高学年とはいえ、 あとがき まだまだ小学生。どれくらい理解ができるのかなあ?とワク ワクして見ていましたが、想像以上にいろんな意見がでたり、積極的に先生方 に質問してみたりなど、子ども達の積極性といいますか好奇心といいますか、 みんなとても真剣にがんの話と向き合っているのが伝わってきました。これか ら子ども達へのがん教育は大きな課題になってきます。今回のワークショップ を見て、 「子どもには難 しいかも」と大人が思っ 《さがんだより新聞の問合せ先》 てるようなことも、子ど 佐賀県 健康増進課 がん対策推進担当 北川 もには素直に理解できる TEL:0952-25-7074 んだなと気づかせてもら FAX:0952-25-7268 いました。