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地域再生計画
地域再生計画 1 地域再生計画の名称 「世界遺産と夜景を活かした雇用創造」 2 地域再生計画の作成主体の名称 長崎市並びに長崎県西彼杵郡長与町及び時津町 3 地域再生計画の区域 長崎市並びに長崎県西彼杵郡長与町及び時津町の全域 4 地域再生計画の目標 4-1 背景 (人口) 本地域は、東アジアに近い九州の西端、長崎県の南部に位置し、人口が 509,544 人 ( 平 成 27 年 住 民 基 本 台 帳 人 口 ) で あ り 、 県 庁 所 在 地 で あ る 長 崎 市 ( 同 436,576 人 )、 そ の 北 部 に 位 置 す る 西 彼 杵 郡 長 与 町 ( 同 42,515 人 ) 及 び 時 津 町( 同 30,453 人 )の 1 市 2 町 か ら な り 、長 崎 県 の 全 体 人 口 の 36.1% を 占 め て い る 。 こ の う ち 人 口 の 推 移 を 年 齢 別 で 見 る と 、 0 歳 か ら 14 歳 ま で の 年 少 人 口 は 平 成 17 年 に 72,846 人 で あ っ た が 、平 成 27 年 に は 64,483 人( 8,363 人 減 )、 15 歳 か ら 64 歳 ま で の 生 産 人 口 は 334,533 人 が 、 307,066 人 (27,467 人 減 )、65 歳 以 上 の 高 齢 人 口 は 109,212 人 が 、137,995 人( 28,783 人 増 )で あ り 、 少 子 ・ 高 齢 化 が 進 ん で い る 。( 図 表 1) ま た 長 崎 市 に お い て は 、 住 民 基 本 台 帳 に 基 づ く 人 口 、 人 口 動 態 及 び 世 帯 数 調 査 に よ る と 、 平 成 17 年 に 444,690 人 で あ っ た が 、 平 成 27 年 に は 436,576 人 と 九 州 ・ 沖 縄 県 庁 所 在 地 の 中 で 唯 一 減 少 し て お り ( 図 表 2)、 さ ら に 、 国 立 社 会 保 障 ・ 人 口 問 題 研 究 所 の 推 計 に よ る と 平 成 22 年 の 443,766 人 が 、30 年 後 の 平 成 52 年 に は 331,191 人 と な り 、約 25% の 減 少 が 予 測 さ れ て い る 。( 図 表 3) (観光及び地域資源) 長崎市は、従来から他に類を見ない特有の歴史・文化を背景とした「観光」 で 栄 え て き た が 、 平 成 20 年 代 に 入 っ て か ら は 、「 軍 艦 島 上 陸 観 光 」、 テ レ ビ ド ラ マ を 契 機 と す る 「 龍 馬 観 光 」、 さ ら に は 「 世 界 新 三 大 夜 景 都 市 」 認 定 ( 平 成 24 年 ) に よ り 加 速 化 し た 「 夜 景 観 光 」 な ど 、 恵 ま れ た 地 域 資 源 の 活 用 に より さ ら に 観 光 客 が 増 加 し て き た 。そ う し た 中 、新 た に 世 界 遺 産「 明 治 日 本 の 産 業 -1- 革 命 遺 産 」 が 加 わ り 、 観 光 客 数 は 平 成 23 年 に は 590 万 人 台 で あ っ た も の が 、 平 成 26 年 に は つ い に 過 去 最 高 の 630 万 人 台 を 突 破 し( 図 表 4)、外 国 人 観 光 客 も 延 べ 宿 泊 者 数 で 平 成 22 年 に は 16 万 人 台 で あ っ た も の が 、平 成 26 年 に は 21 万 人 を 超 え 、 そ の 他 、 国 際 ク ル ー ズ 客 船 の 入 港 も 72 隻 と 過 去 最 高 と な っ た 。 ( 長 崎 市 観 光 統 計 よ り ) さ ら に 、 平 成 28 年 1 月 、 観 光 庁 よ り 「 観 光 立 国 シ ョ ー ケ ー ス 」の 認 定 を 受 け 、増 加 し て い る 外 国 人 観 光 客 へ の 対 応 に 関 し 、観 光 資 源 の 磨 き 上 げ や ス ト レ ス フ リ ー の 環 境 整 備 、海 外 へ の 情 報 発 信 な ど の 取 組 に 対 し て 、関 係 省 庁 か ら の 支 援 を 受 け な が ら 、今 後 国 と 一 体 と な っ て 多 く の 外 国 人 旅行者に選ばれるモデル都市として整備していくよう取り組んでいくことと な っ て い る 。一 方 、交 流 人 口 の 拡 大 に よ り 地 域 内 に は 従 来 以 上 に 人 が 流 れ 込 ん でいる現状があるものの、都市圏で見られるような外国人観光客の「爆買い」 は 本 地 域 内 の 商 店 街 で は あ ま り 見 ら れ る こ と が 無 く 、長 崎 市 中 心 部 の 一 部 の 免 税 店 や ド ラ ッ グ ス ト ア 、100 円 シ ョ ッ プ や 飲 食 店 に 見 ら れ る 程 度 で 、地 域 内 に あ る 郊 外 型 の 中・大 型 店 舗 へ の 回 遊 は 進 ん で い な い 。ま た 、地 域 内 で の 観 光 消 費 額 は 、 平 成 22 年 に は 110,880,935 千 円 で あ っ た も の が 、 平 成 26 年 に は 124,323,000 千 円 と 増 加 し て い る も の の 、交 通 イ ン フ ラ の 整 備 や 個 人 旅 行 化 に よるマイカー旅行の増加により観光消費額の高い宿泊観光客の割合が低くな っ て い る 。( 平 成 10 年 : 50.2% 、 平 成 26 年 43.5% ) そ の 他 の 地 域 資 源 に は 、商 品 開 発 の 素 材 と し て ま だ ま だ 潜 在 的 な 可 能 性 の あ る 長 崎 の 代 表 的 な 果 物 で あ る「 長 崎 び わ 」や 長 崎 市 伝 統 の 香 酸 柑 橘「 ゆ う こ う 」 などがある。 (産業) 長 崎 市 の 産 業 構 造 を 産 業 別 の 事 業 所 数 で 見 る と 、 第 3 次 産 業 が 87.9% を 占 め 、 第 2 次 産 業 は 11.8% 、 第 1 次 産 業 は 0.3% と な っ て お り ( 図 表 5)、 第 3 次 産 業 に お い て は 全 国 値 81.3% と 比 べ て 高 い 傾 向 に あ る 。 ま た 、 商 業 物 産 振 興 分 野 の 中 心 と な る 「 卸 売 業 、 小 売 業 」 は 27.8% ( 全 国 値 25.4% ) で あ り 、 観 光 関 連 産 業 の 中 心 と な る 「 宿 泊 業 、 飲 食 サ ー ビ ス 業 」 は 13.5%( 全 国 値 13.1% )と な っ て い る 。 ( 平 成 26 年 経 済 セ ン サ ス 基 礎 調 査 よ り )長 崎 市 に お け る 宿 泊 業 、飲 食 サ ー ビ ス 業 の 従 業 員 の 割 合 は 、正 社 員・正 職 員 が 17.7% 、 正 社 員 ・ 正 職 員 以 外 が 82.3% と 非 正 規 労 働 者 の 割 合 が 高 く な っ て い る 。( 平 成 24 年 経 済 セ ン サ ス 活 動 調 査 ) -2- (図表2) 九州・沖縄県庁所在地の人口推移比較 (単位:人) 県庁所在地 平成17年 平成27年 長崎市 福岡市 444,690 増減数 増減率 436,576 ▲ 8,114 ▲ 1.8% 1,336,666 1,486,314 149,648 11.2% 佐賀市 163,284 235,845 72,561 44.4% 熊本市 657,699 734,917 77,218 11.7% 大分市 460,849 478,792 17,943 3.9% 宮崎市 308,852 405,750 96,898 31.4% 鹿児島市 598,055 608,240 10,185 1.7% 沖縄市 310,688 323,184 12,496 4.0% 出展:住民基本台帳 (図表3) 九州・沖縄県庁所在地の人口推移比較 (単位:人) 県庁所在地 平成22年 平成52年 長崎市 福岡市 443,766 増減数 増減率 331,191 ▲ 112,575 ▲ 25.4% 1,463,743 1,439,182 ▲ 24,561 ▲ 1.7% 佐賀市 237,506 191,619 ▲ 45,887 ▲ 19.3% 熊本市 734,474 659,133 ▲ 75,341 ▲ 10.3% 大分市 474,094 438,396 ▲ 35,698 宮崎市 400,583 355,433 ▲ 45,150 ▲ 11.3% 鹿児島市 605,846 519,563 ▲ 86,283 ▲ 14.2% 沖縄市 315,954 290,800 ▲ 25,154 ▲ 7.5% ▲ 8.0% 出展:国立社会保障・人口問題研究所 「日本の地域別将来推計人口」 4-2 課題 本 地 域 、特 に 長 崎 市 で は 少 子・高 齢 化 が 進 ん で お り 、特 に 若 年 者 の 人 口 の 県 外 流 出 が 進 ん で お り 、定 住 人 口 の 維 持 、増 加 を 図 る こ と が 喫 緊 の 課 題 と な っ て -3- いる。 そ の た め に は 、雇 用 の 場 を 確 保 す る こ と が 重 要 施 策 の 1 つ と な っ て お り 、特 に 基 幹 産 業 の 1 つ で あ る「 観 光 」に つ い て は 、非 正 規 労 働 者 が 多 く 、人 材 が 定 着 し な い こ と か ら 、「 世 界 遺 産 や 夜 景 」 な ど の 地 域 資 源 を 活 か し て 、 こ れ ま で 来訪していた観光客に加え新たに学会や見本市などのビジネス客を取り込む こ と に よ り 、繁 閑 の 差 を 可 能 な 限 り 平 準 化 す る こ と で 、労 働 者 が 定 着 す る 安 定 的な「しごと」を生み出していく必要性を感じているところである。 一 方 、本 地 域 は 近 年 、外 国 人 を 含 め 観 光 客 の 流 入 が 増 加 し て お り 、彼 ら に 地 域内で消費してもらうことが経済活性化、ひいては雇用の拡大につながる が、 外 国 人 に も 対 応 で き る 、「 適 切 な 人 材 」 の 育 成 ・ 確 保 が で き て い な い 。 具 体 的 に は「 世 界 遺 産 や 夜 景 」、 「 び わ 」や「 ゆ う こ う 」な ど「 旬 」な 地 域 資 源 が あ る に も 関 わ ら ず 、そ れ ら を 活 用 し た お 土 産 品 等 特 産 品 の 開 発 や 販 路 開 拓 が 進 ん で い な い こ と や 、個 店 レ ベ ル で は 外 国 人 対 応 が 可 能 な ス タ ッ フ を 配 置 し て い な い 店 舗 が 多 い こ と 、ま た 、外 国 人 観 光 客 を 含 め 近 年 増 加 傾 向 に あ る 観 光 客 に 向 け て 、 IT を 活 用 し た 情 報 発 信 が 進 ん で い な い こ と な ど の 課 題 が 挙 げら れる。 4-3 目標 長 崎 市 で は 、イ ン バ ウ ン ド 対 応 を 含 め 、交 流 人 口 拡 大 を 1 つ の ビ ジ ネ ス チ ャ ン ス と 捉 え 、長 崎 市 ま ち・ひ と・し ご と 創 生 総 合 戦 略 に お い て 地 域 資 源 を 活 か し 、観 光 を は じ め と し た「 人 」の 交 流 に よ っ て 経 済 を 活 性 化 さ せ る た め の 特 定 戦 略「 交 流 の 産 業 化 」を 旗 印 に 地 域 経 済 活 性 化 を 図 り 、地 方 創 生 の 実 現 を 目 指 している。 一 方 、こ の「 交 流 の 産 業 化 」の 効 果 を よ り 高 め る た め に は 近 隣 自 治 体 と の 広 域 連 携 も 必 要 で あ り 、本 地 域 内 で は 定 住 自 立 圏 構 想 を 軸 と し て 連 携 を 深 め て い るところである。 こ れ ら を 踏 ま え 、本 地 域 の 発 展 の た め に は 、以 下 の こ と が 必 要 と 考 え て お り 、 地 域 資 源 な ど を 活 用 し た 事 業 を 実 施 す る こ と で 、雇 用 の 創 出 、人 材 の 確 保 、域 内経済の発展を図ることとしている。 ①インバウンド対応や販路拡大の各段階における専門人材が必要であるこ と ②「 旬 」の 地 域 資 源 で あ る 世 界 遺 産 や 夜 景 を 活 用 し て 、観 光 客 の 満 足 度 を 高 め、かつ、域内消費額を増加させるための土産品が必要であること 具 体 的 な 目 標 と し て は 、長 崎 市 ま ち・ひ と・し ご と 創 生 総 合 戦 略 等 を 念 頭 に -4- 置 き 、本 地 域 の 中 核 産 業 の 1 つ で あ る 観 光 関 連 分 野 、商 業 物 産 振 興 分 野 を 重 点 分 野 に 設 定 し 、実 践 型 地 域 雇 用 創 造 事 業 を 活 用 す る こ と で 、地 域 経 済 の 活 性 化 を 図 り 、 321 人 の 雇 用 創 出 と 6 種 類 の 商 品 開 発 を 目 指 す も の で あ る 。 ( 目 標 ) 実 践 型 地 域 雇 用 創 造 事 業 に よ る 雇 用 創 出 321 人 、 商 品 開 発 6 種 類 5 平 成 28 年 度 平 成 29 年 度 平 成 30 年 度 合計 雇用創出数 99 人 111 人 111 人 321 人 商品開発 ― 3 種類 3 種類 6 種類 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 本 地 域 に お い て 、観 光 関 連 産 業 及 び 商 業 物 産 振 興 分 野 等 に お け る 既 存 の 取 組 み である世界遺産や稲佐山をはじめとする夜景などの観光施設の活用や地域商店 街 の 振 興 策 と 連 携 し な が ら 、実 践 型 地 域 雇 用 創 造 事 業 を 活 用 し 、地 域 資 源 を 活 か したお土産品等の開発とその販路拡大や外国人観光客に対応できる人材の育成 等により、雇用の拡大及び地域経済の活性化を図る。 5-2 第5章の特別の措置を適用して行う事業 該当なし 5-3 その他の事業 5-3-1 地域再生基本方針に基づく支援措置 ○支援措置の名称及び番号 実 践 型 地 域 雇 用 創 造 事 業 【 B0906】 (厚 生 労 働 省 ) ○実施主体 長崎地域雇用創造協議会 ○構成団体 長崎市、長与町、時津町、長崎県、長崎商工会議所、東長崎商工会、 長 崎 南 商 工 会 、三 重 商 工 会 、琴 海 商 工 会 、西 そ の ぎ 商 工 会 、有 識 者 、 (以 下 参 加 予 定 )長 崎 国 際 観 光 コ ン ベ ン シ ョ ン 協 会 、長 崎 県 物 産 振 興 協 会 、 十八銀行、親和銀行 ○実施する事業内容 (1)雇用拡大メニュー 事 業 名 販売戦略・販路開拓セミナー 事業内容 新たな販路の確保のためには、地域外に対する情報発信 -5- や 情 報 収 集 が 必 要 と な る こ と か ら 、I C T 技 術 の 活 用 、商 品流通やマーケティングの手法等を紹介するセミナーを 実 施 し 、販 路 開 拓 の た め の 中 核 的 な 人 材 を 育 成 す る 。ま た 、 近年増えているインバウンド客もターゲットとした販売 戦略や販路開拓のための人材を育成する。 実施時期 平 成 28 年 7 月 ~ 平 成 31 年 3 月 1 年 度 目 : 5 日 ×1 回 ( 定 員 25 社 ・ 実 施 時 間 各 3~4 時 間 / 日 ) 2~3 年 度 目 : 各 年 5 日 ×2 回 ( 定 員 各 25 社 ・ 実 施 時 間 各 3~ 4 時 間 / 日 ) 事 業 名 ユニバーサル観光対応セミナー 事業内容 旅館・ホテル業をはじめとする観光関連産業の事業者を 対象として、観光業界に精通する専門家等を講師に招き、 長崎の強みである世界遺産や夜景を活かしたインバウン ド や お も て な し 力 向 上 の た め の セ ミ ナ ー を 実 施 し 、観 光 客 の満足度を高め、宿泊型の観光客やリピーターを増やし、 観光関係産業の雇用の拡大につなげる。 実施時期 平 成 28 年 7 月 ~ 平 成 31 年 3 月 1~3 年 度 目 : 各 年 5 日 ×1 回 ( 定 員 各 20 社 ・ 実 施 時 間 各 3~ 4 時 間 / 日 ) 事 業 名 宿泊観光経営改革セミナー 事業内容 世界遺産や夜景の観光資源を活かした、宿泊型観光を増 や す た め 、専 門 家 等 を 講 師 に 招 き 、観 光 や 夜 景 素 材 の 効 果 的 な 活 用 方 法 や 、経 営 者 の 意 識 改 革 を 促 す セ ミ ナ ー を 実 施 する。 実施時期 平 成 28 年 7 月 ~ 平 成 31 年 3 月 1~3 年 度 目 : 各 年 5 日 ×1 回 ( 定 員 各 20 社 ・ 実 施 時 間 各 3~ 4 時 間 / 日 ) 事 業 名 商店街経営革新セミナー 事業内容 クルーズ客船をはじめ世界遺産登録や夜景観光に伴う外 国 人 観 光 客 の 増 加 が 見 込 ま れ る な か 、ク ル ー ズ 客 船 な ど の -6- 外国人観光客に対応できる商店街づくりや商店活性化の た め の 中 核 的 人 材 を 育 成 す る ほ か 、商 店 街 の 経 営 者 が 戦 略 的 ビ ジ ョ ン の 下 、域 外 需 要 や 観 光 客 需 要 な ど の 新 規 需 要 の 獲 得 を 図 る た め の セ ミ ナ ー を 実 施 し 、雇 用 の 創 出 に つ な げ る。 実施時期 平 成 28 年 7 月 ~ 平 成 31 年 3 月 1 年 度 目 : 3 日 ×1 回 ( 定 員 15 社 ・ 実 施 時 間 各 2~3 時 間 / 日 ) 2~3 年 度 目 : 各 年 3 日 ×2 回 ( 定 員 各 15 社 ・ 実 施 時 間 各 2~ 3 時 間 / 日 ) 事 業 名 観光資源活用セミナー 事業内容 世 界 遺 産 や 夜 景 の 観 光 資 源 の 活 用 手 法 を 学 び 、「 好 ま れ る 土 産 品 ( 飲 食 物 以 外 )」 を 効 果 的 に 開 発 し 、 経 営 の 活 性 化 を促すセミナーを実施する。 実施時期 平 成 28 年 7 月 ~ 平 成 31 年 3 月 1~3 年 度 目 : 各 年 3 日 ×2 回 ( 定 員 各 10 社 ・ 実 施 時 間 各 3~ 4 時 間 / 日 ) 事 業 名 実践メニュー成果公開セミナー 事業内容 雇用創出実践メニューで開発した商品のノウハウ等を事 業 者 や 創 業 予 定 者 向 け に 公 開 す る セ ミ ナ ー を 開 催 し 、開 発 商品の伝習・助言等を行う。 実施時期 平 成 29 年 2 月 ~ 平 成 31 年 3 月 1~2 年 度 目 : 年 1 日 ×1 回 ( 定 員 20 社 ・ 実 施 時 間 各 2 時 間 / 日 ) 3 年 度 目 : 年 1 日 ×2 回 ( 定 員 20 社 ・ 実 施 時 間 各 2 時 間 / 日 ) (2)人材育成メニュー 事 業 名 「観光関連」人材養成セミナー 事業内容 「 世 界 新 三 大 夜 景 都 市 」 の 認 定 、「 明 治 日 本 の 産 業 革 命 遺 産 」 の 世 界 遺 産 登 録 決 定 、「 長 崎 の 教 会 群 と キ リ ス ト 教 関 連 遺 産 」の 世 界 遺 産 候 補 へ の 推 薦 を 契 機 に 今 後 さ ら に 観 光 -7- 客 の 増 加 が 見 込 ま れ る こ と か ら 、観 光 関 連 産 業 へ の 就 職 を 希 望 す る 者 を 対 象 に 、長 崎 観 光 の 基 礎 知 識 や 強 み 、観 光 客 向 け の コ ニ ュ ニ ケ ー シ ョ ン ス キ ル 、外 国 語( 中 国 語 等 )で の 基 礎 的 接 客 用 語 等 の 習 得 の た め の セ ミ ナ ー を 実 施 し 、観 光 客 の 満 足 度 を 高 め 、「 長 崎 に ま た 来 た い 」 と 思 わ せ る ホ スピタリティの高い人材を育成する。 実施時期 平 成 28 年 7 月 ~ 平 成 31 年 3 月 1~3 年 度 目 : 各 年 5 日 ×2 回 ( 定 員 各 15 名 ・ 実 施 時 間 各 6 時 間 / 日 ) 事 業 名 販路拡大IT活用セミナー 事業内容 世 界 遺 産 や 夜 景 を 活 か し た 、特 産 品 や 観 光 資 源 等 の 地 域 外 へ の 情 報 発 信 や 魅 力・価 値 を 高 め る た め の デ ザ イ ン 力 が 求 め ら れ て お り 、ま た 、現 在 は 、販 路 の 多 様 化 に よ り 様 々 な I T ツ ー ル が 活 用 さ れ て い る こ と か ら 、I T の 基 礎 、フ ォ トショップやイラストレーターやこれらの知識を活用し た 地 域 商 品 の「 見 せ 方 」等 を 学 ぶ セ ミ ナ ー 、ホ ー ム ペ ー ジ 作成やネットショップの活用方法を学ぶセミナー等を実 施 し 、地 域 内 外 又 は 海 外 へ 向 け て 地 域 資 源 の 強 み を 発 信 で きる人材を育成する。 実施内容 ①IT基礎力アップセミナー 1~3 年 度 目 : 各 年 7 日 ×1 回 ( 定 員 各 35 名 ・ 実 施 時 間 各 6 時 間 / 日 ) ②デザイン力アップセミナー 1 年 度 目 : 10 日×1 回 ( 定 員 35 名 ・ 実 施 時 間 各 6 時 間 / 日 ) 2~3 年 度 目 : 各 年 10 日 ×2 回 ( 定 員 各 35 名 ・ 実 施 時 間 各 6 時 間 / 日 ) ③ WEB・ ネ ッ ト シ ョ ッ プ 活 用 セ ミ ナ ー 1~3 年 度 目 : 各 年 10 日 ×1 回 ( 定 員 各 35 名 ・ 実 施 時 間 各 6 時 間 / 日 ) 実施時期 平 成 28 年 7 月 ~ 平 成 31 年 3 月 事 業 名 営業・企画力向上セミナー -8- 事業内容 地域資源の新たな販路確保のためには営業力や販売力が 必 要 と な る こ と か ら 、営 業 職 や 販 売 職 と し て 必 要 と な る リ サ ー チ 、プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン 能 力 や 企 画 書 の 作 成 、事 例 シ ミ ュ レ ー シ ョ ン な ど 、営 業 等 ス キ ル を 高 め る 実 践 的 な セ ミ ナ ー を 実 施 し 、広 域 で 戦 略 的 に 販 路 開 拓 で き る 人 材 を 育 成 する。 な お 、特 に イ ン バ ウ ン ド に 対 応 す る 企 画 力 を 持 っ た 人 材 の育成に注力する。 実施時期 平 成 28 年 7 月 ~ 平 成 31 年 3 月 1~3 年 度 目 : 各 年 5 日 ×2 回 ( 定 員 各 20 名 ・ 実 施 時 間 各 6 時 間 / 日 ) 事 業 名 地域資源等活用起業・創業セミナー 事業内容 世 界 遺 産 や 夜 景 な ど 、地 域 内 の 魅 力 あ る 地 域 資 源 等 、ま た クルーズ船など海外からのインバウンドを活かした開 業・創 業 を 検 討 し て い る 求 職 者 を 対 象 に 、起 業 に 必 要 な 知 識 習 得 や 事 業 計 画( ビ ジ ネ ス プ ラ ン )の 作 成 、マ ー ケ テ ィ ン グ 調 査 、地 域 外 か ら の 顧 客 獲 得 方 法 な ど 、実 践 的 ス キ ル を 習 得 す る セ ミ ナ ー を 実 施 し 、新 た な ビ ジ ネ ス へ 取 り 組 む 人材を支援する。 な お 、受 講 者 に は 、成 果 物 公 開 セ ミ ナ ー へ の 受 講 を 併 せ て促すこととする。 実施時期 平 成 28 年 7 月 ~ 平 成 31 年 3 月 1~3 年 度 目 : 各 年 5 日 ×2 回 ( 定 員 各 25 名 ・ 実 施 時 間 各 6 時 間 / 日 ) (3)就職促進メニュー 事 業 名 合同企業面談会・面談会直前セミナー 事業内容 事業者と求職者のマッチング及び就業機会の確保を図る た め 、人 材 育 成 メ ニ ュ ー の 受 講 者 及 び 地 域 内 の 求 職 者 等 を 対 象 に し た 合 同 企 業 面 談 会 を 実 施 す る 。ま た 、合 同 企 業 面 談会開催前にはキャリアコンサルタント等の専門家によ る 直 前 対 策 セ ミ ナ ー を 実 施 し 、求 職 者 の 自 己 分 析 や 職 種 へ の考え方の整理、自己表現能力の向上を図る。 -9- 実施時期 平 成 28 年 7 月 ~ 平 成 31 年 3 月 面談会 1~ 3 年 度 目 : 各 年 1 日 ×2 回 (実施時間各 3 時間/日) 直前セミナー 1~ 3 年 度 目 : 各 年 2 日 ×2 回 (実施時間各 3 時間/日) 事 業 名 インターネット等による情報発信 事業内容 地 域 内 の 求 職 者 及 び 事 業 者 等 に 対 し て 、ホ ー ム ペ ー ジ 等 を 活用して協議会が実施するセミナーや面談会のほか成果 物等の情報を発信する。 実施時期 平 成 28 年 7 月 ~ 平 成 31 年 3 月 (4)雇用創出実践メニュー 事 業 名 「 び わ 」と「 ゆ う こ う 」を 活 か し た お 土 産 品 等 開 発・販 路 拡大事業 事業内容 「 明 治 日 本 の 産 業 革 命 遺 産 」 の 世 界 遺 産 登 録 、「 世 界 新 三 大 夜 景 」や「 日 本 新 三 大 夜 景 」に も 認 定 さ れ 、今 後 、地 域 内 の 交 流 人 口 の 拡 大 が 期 待 さ れ る な か 、こ れ ら 多 く の 観 光 資 源 が 、食 や そ の 他 の 土 産 品 と し て 十 分 に 活 か さ れ て い な い 。魅 力 あ る 土 産 品 を 開 発 す る 取 り 組 み を 進 め る こ と に よ り、地域経済の活性と雇用の拡大に寄与する。 実施時期 5-3-2 平 成 28 年 7 月 ~ 平 成 31 年 3 月 支援措置によらない独自の取組 (1)観光関連分野(主な取組み) 事 業 名 観光客やビジネス客、スポーツ客の誘致 事業内容 ラ ン タ ン フ ェ ス テ ィ バ ル 等 の 大 型 観 光 イ ベ ン ト の 実 施 、学 会 や 見 本 市 な ど の ビ ジ ネ ス 客 の 取 り 込 み 、コ ン ベ ン シ ョ ン や修学旅行をはじめとする滞在型観光に直結する旅行の 誘 致 な ど 、一 般 社 団 法 人 長 崎 国 際 観 光 コ ン ベ ン シ ョ ン 協 会 を は じ め と す る 観 光 関 係 団 体 等 と 連 携 し な が ら 、本 地 域 へ の観光客の誘致を行う。 実施主体 長崎市・長与町・時津町 実施期間 平成 5 年度~(ランタンフェスティバル) - 10 - 事 業 名 観光施設の活用 事業内容 世 界 遺 産 の (構 成 資 産 を 含 む )グ ラ バ ー 園 、 や 軍 艦 島 の 他 、 本 地 域 の 代 表 的 な 施 設 で あ る 出 島 等 の 観 光 施 設 の 運 営 、稲 佐 山 を は じ め と す る 夜 景 の 活 用 、ま ち な か 活 性 化 等 に よ り 、 本地域の魅力を伝え、観光客の増加を図る。 実施主体 長崎市・長与町・時津町 実施期間 昭 和 33 年 度 ~ 事 業 名 アジア・国際観光客の誘致 事業内容 中 国・韓 国 等 、主 に 東 ア ジ ア 地 域 か ら の 外 国 人 観 光 客 の 増 加 を 目 的 に 、ト ッ プ セ ー ル ス 等 の 実 施 、中 国 の マ ス コ ミ ・ 旅行代理店等の招へい事業及びクルーズ客船寄港のため の誘致活動等を行う。 実施主体 長崎市 実施期間 平 成 23 年 度 ~ 事 業 名 世界遺産観光客受入環境整備の推進 事業内容 「 明 治 日 本 の 産 業 革 命 遺 産 」の 世 界 遺 産 登 録 を 受 け 、訪 れ る 観 光 客 が 構 成 資 産 な ど を 円 滑 に 訪 れ 、満 足 し て も ら う よ う、世界遺産案内所の整備検討など受入環境を整備する。 実施主体 長崎市 実施期間 平 成 24 年 度 ~ 事 業 名 夜景観光の推進 事業内容 世 界 新 三 大 夜 景 の「 夜 の 光 」を 守 り 、稲 佐 山 等 を 訪 れ る 観 光 客 に 満 足 し て も ら う よ う 、施 設 の ラ イ ト ア ッ プ 施 設 な ど を 整 備 し 維 持 管 理 す る 。ま た 、稲 佐 山 ロ ー プ ウ ェ イ の 維 持 管 理 の ほ か 、改 修 工 事 を 行 い 、利 用 者 の 利 便 性 と 安 全 性 の 向上に努める。 実施主体 長崎市 実施期間 平 成 24 年 度 ~ ( 世 界 新 三 大 夜 景 ) (2)商業物産振興分野(主な取組み) 事 業 名 地域商店街の振興 - 11 - 事業内容 商店街の空き店舗へのテナントの誘致や空き店舗を活用 し た コ ミ ュ ニ テ ィ ー 施 設 の 設 置 、消 費 拡 大 に 向 け た 共 同 宅 配事業の立ち上げや一店逸品運動等のソフト事業の実施 等 、 商 店 街 自 ら が 活 性 化 の た め に 取 り 組 む 事 業 (特 に 中 核 と な る 人 物 の 育 成 )に 対 し て 助 成 等 を 行 う 。 実施主体 長崎市・長与町・時津町 実施期間 平 成 15 年 度 ~ 事 業 名 販路拡大への支援 事業内容 直近の大消費地である福岡市への販路拡大やアジア等近 隣 諸 国 で の 販 路 開 拓 な ど に 対 す る 支 援 の 他 、本 地 域 の 特 産 物 で あ る「 練 り 製 品 」の ブ ラ ン ド 化 を 進 め る た め の 支 援 な どを行う。 実施主体 長崎市 実施期間 昭 和 43 年 度 ~ 事 業 名 中 小 企 業 サ ポ ー ト 活 動( 注:商 業 物 産 振 興 分 野 に 限 定 し て いない) 事業内容 販路開拓や設備投資などの課題に対応する中小企業コー デ ィ ネ ー タ ー や 雇 用・労 働 関 係 に 対 応 す る 雇 用 促 進 コ ー デ ィ ネ ー タ ー が 各 企 業 を 定 期・不 定 期 に 訪 問 し 、相 談 に 応 じ 、 アドバイス等を行う。 実施主体 長崎市 事業期間 平 成 19 年 度 ~ ( 3 )雇 用 創 出 に 係 る 主 な 取 組 み( 注:観 光 関 連・商 業 物 産 振 興 分 野 に 限 定しない) 事 業 名 「ジョブコミュニケーション」の実施 事業内容 地 場 企 業 と 学 生( 大 学 生 、専 門 学 校 生 )と の 交 流 会「 ジ ョ ブ コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 」を 開 催 し 、企 業 に は 学 生 へ の P R の 場 を 、学 生 に は 地 場 企 業 の 研 究 の 場 を 提 供 し 、地 元 就 職 を促進する。 実施主体 長崎市 事業期間 平 成 22 年 度 ~ - 12 - 事 業 名 地場企業の情報等の発信 事業内容 地 場 企 業 や「 長 崎 で 暮 ら す 」こ と に つ い て の 情 報 を 発 信 し 、 地元学生の地元就職及びUIJターン就職を促進する。 ・地場企業知名度アップ支援事業 ・UIJターン就職促進事業 6 実施主体 長崎市 事業期間 平 成 27 年 度 ~ 計画期間 地 域 再 生 計 画 認 定 の 日 か ら 平 成 31 年 3 月 31 日 ま で 7 目標の達成状況に係る評価に関する事項 7-1 目標の達成状況にかかる評価の手法 長 崎 地 域 雇 用 創 造 協 議 会 に お い て 、事 業 利 用 者 等 に 対 し て 毎 年 度 ア ン ケ ー ト 調査を実施し、雇用の創出に対する評価を行う。 7-2 目標の達成状況にかかる評価の時期及び評価を行う内容 (目標1) 雇用創出数 平 成 28 年度 基準年 平 成 29 平 成 30 計 中間目標 年度 年度 最終目標 10 人 13 人 23 人 13 人 36 人 (1)販 売 戦 略 ・ 販 路 開 拓 セ ミ ナ ー 3人 5人 8人 5人 13 人 (2) ユ ニ バ ー サ ル 観 光 対 応 セ ミ ナ ー 2人 2人 4人 2人 6人 (3)宿 泊 観 光 経 営 改 革 セ ミ ナ ー 2人 2人 4人 2人 6人 (4)商 店 街 経 営 革 新 セ ミ ナ ー 1人 2人 3人 2人 5人 (5)観 光 資 源 活 用 セ ミ ナ ー 2人 2人 4人 2人 6人 - - - - - 雇用拡大メニュー 小計 (6) 実 践 メ ニ ュ ー 成 果 公 開 セ ミ ナ ー 人材育成メニュー 小計 (1) 「 観 光 関 連 」 人 材 養 成 セ ミ ナ ー 58 人 67 人 125 人 67 人 192 人 8人 8人 16 人 8人 24 人 27 人 36 人 63 人 36 人 99 人 ①IT基礎力アップセミナー 9人 9人 18 人 9人 27 人 ②デザイン力アップセミナー 9人 18 人 27 人 18 人 45 人 (2)販 路 拡 大 I T 活 用 セ ミ ナ ー - 13 - ③ WEB・ ネ ッ ト シ ョ ッ プ 活 用 セミナー 9人 9人 18 人 9人 27 人 (3)営 業 ・ 企 画 力 向 上 セ ミ ナ ー 10 人 10 人 20 人 10 人 30 人 (4) 地 域 資 源 等 活 用 起 業 起 業 ・ 創 業セミナー 13 人 13 人 26 人 13 人 39 人 28 人 28 人 56 人 28 人 84 人 (1) 合 同 企 業 面 談 会 ・ 面 談 会 直 前 セミナー 28 人 28 人 56 人 28 人 84 人 (2) イ ン タ ー ネ ッ ト 等 に よ る 情 報 発信 - - - - - 3人 3人 6人 3人 9人 3人 3人 6人 3人 9人 就職促進メニュー 小計 雇用創出実践メニュー 小計 (1) 「 び わ 」 と 「 ゆ う こ う 」 を 活 かしたお土産品等開発・販路 拡大事業 合 計 合計 99 人 111 人 210 人 111 人 321 人 (目標2) 商品開発 平 成 28 年 度 平 成 29 年 度 ‐ 3種類 平 成 30 年 度 3種類 合計 6種類 雇用創出数については長崎地域雇用創造協議会が毎年度アンケート調査に よ り 把 握 し 、商 品 開 発 に つ い て は 実 践 メ ニ ュ ー の 進 捗 状 況 に つ い て 評 価 を 実 施 する。 7-3 目標の達成状況にかかる評価の公表の手法 毎 年 、市 議 会 等( 公 開 )及 び 長 崎 地 域 雇 用 創 造 協 議 会 が 開 設 す る ホ ー ム ペ ー ジにおいて達成状況等の報告を行う。 - 14 -