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枚中だよりH24.6月号 [971KB pdfファイル]

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枚中だよりH24.6月号 [971KB pdfファイル]
発行元
東大阪市立枚岡中学校
しんどいこと・嫌なことこそ、みんなで助け合いたい
校
長
森 田
実
下に紹介するのは、私が小学校低学年の頃、国語の授業で習ったお話です。小さい頃に読んだり習
ったりしたお話は、結構、覚えているものですが、その中でも心に残っているものの一つです。リズ
ミカルな文章も印象的で、子ども心にも考えさせられる内容だと思えたのでしょう。
「小さい白
さい白いにわとり」
いにわとり」
<このお話は、ロシアのウクライナ地方の民謡だそうです>
小さい白
」
さい白いにわとりが、
いにわとりが、小麦の
小麦の種をもってきて、
をもってきて、みんなにむかって言
みんなにむかって言いました。
いました。 「誰が種をまきますか。
をまきますか。
ぶたはいやだと言
ぶたはいやだと言いました。
いました。いぬもいやだと言
いぬもいやだと言いました。
いました。ねこもいやだと言
ねこもいやだと言いました。
いました。
小さい白
さい白いにわとりは、
いにわとりは、ひとりで種
ひとりで種をまきました。
をまきました。
小さい白
さい白いにわとりが、
いにわとりが、みんなにむかって言
みんなにむかって言いました。
いました。 「誰が麦を刈りますか。
りますか。」 ぶたはいやだと言
ぶたはいやだと言いました。
いました。
いぬもいやだと言
いぬもいやだと言いました。
いました。ねこもいやだと言
ねこもいやだと言いました。
いました。 小さい白
さい白いにわとりは、
いにわとりは、ひとりで麦
ひとりで麦を刈りました。
りました。
小さい白
さい白いにわとりが、
いにわとりが、みんなにむかって言
みんなにむかって言いました。
いました。 「誰が粉にひきますか。
にひきますか。」 ぶたはいやだと言
ぶたはいやだと言いました、
いました、
いぬもいやだと言
いぬもいやだと言いました。
いました。ねこもいやだと言
ねこもいやだと言いました。
いました。 小さい白
さい白いにわとりは、
いにわとりは、ひとりで粉
ひとりで粉にひきました。
にひきました。
小さい白
さい白いにわとりが、
いにわとりが、みんなにむかって言
みんなにむかって言いました。
いました。 「誰が粉をこねますか。
をこねますか。」 ぶたはいやだと言
ぶたはいやだと言いました。
いました。
いぬもいやだと言
いぬもいやだと言いました。
いました。ねこもいやだと言
ねこもいやだと言いました。
いました。 小さい白
さい白いにわとりは、
いにわとりは、ひとりで粉
ひとりで粉をこねました。
をこねました。
小さい白
さい白いにわとりが、
いにわとりが、みんなにむかって言
みんなにむかって言いました。
いました。 「誰がパンに
パンに焼きますか。
きますか。」 ぶたはいやだと言
ぶたはいやだと言いました。
いました。
いぬもいやだと言
いぬもいやだと言いました。
いました。ねこもいやだと言
ねこもいやだと言いました
いました。 小さい白
さい白いにわとりは、
いにわとりは、ひとりでパン
ひとりでパンを
パンを焼きました。
きました。
小さい白
さい白いにわとりが、
いにわとりが、みんなにむかって言
みんなにむかって言いました。
いました。 「誰がパンを
パンを食べますか。
べますか。」 ぶたは食
ぶたは食べると言
べると言いました。
いました。
いぬも食
いぬも食べると言
べると言いました。
いました。ねこも食
ねこも食べると言
べると言いました。
いました。
この話を知っていた人も多いかと思いますが、改めて読んでみてどんなことを感じましたか。
学校や家庭など、日常生活において、みんなで仕事を分担したり、協力してやらなければならない
ことはたくさんありますが、私達はつい「楽をしたい、サボりたい」と考えてしまいがちです。小さ
い白いにわとりも本当はそう思っているのでしょう。でも「やらなくちゃ」と思って、一人(一羽)
でけなげに頑張り続けるわけです。あなたが、この中の一員だったらどうしますか。
にわとりの姿を見て、豚や犬や猫は平気のようですが、私達は人間です。そんな動物とは違う行動、
例えば、思いやり支えあうこと、力を合わせることなど、
「絆」の精神を大切にした人間らしい対応が
できるのではないでしょうか。さらに、しんどいことや誰もが嫌だと思うような場面においてこそ、
団結し協力することが必要で、大切だと思える心を私達は持っていると思うのです。
また、世の中には、私達の気付かない所で大変な仕事や役割を引き受け、一生懸命頑張って下さっ
ている人が多数おられます。そんな人達に感謝し、自分も少しでも頑張らなくてはと思っています。
「自由の森なるかわ」 はじめての遠足
1 学年主任
松村 一夫
6月1日。1年生は、「自由の森なるかわ」に遠足に行ってきました。メニューはカレー、ハヤシ
ライス、ビーフシチュー、クリームシチューなどでしたが、各班
『何とか美味しいものをつくろう』と、味付けや食材に工夫を凝
らしていました。現地に到着すると、毛虫の大歓迎!センターの
方の話では、今年は異常発生とのこと。写生大会の時から毛虫に
好かれている1年生です…。
今回の遠足を「遠足の作文」から振り返ってみると……
「急な坂道で、私がしんどいと言っているとTさんが励まして
くれて、とても頑張ることができました。」「すれ違った人にあ
いさつし、『こんにちは』と返されたときは『あいさつしてよかったなあ』と思いました。」───
─途中、体調不良を訴える人もありましたが、みんなおしゃべりしながら楽しく、また元気よく登っ
ていました。すれ違う人とのあいさつも、しんどさを吹き飛ばしていたのではないでしょうか。
「なかなかできないカレー作りをYさんが手伝ってくれました。……アク抜きです。あれはとって
もめんどくさかったです。ナベを持ったら熱い。アクを取ろうとして手を近づけたら熱い。すごい苦
戦を強いられました。
そこでもやっぱりYさんが手伝ってくれました。
すごく頼りになるなぁ…と思いました。」────火をおこすのが上
手い人、人参を切るのが上手い人、次々と段取りよく率先して動いて
くれている人など、行事って隠れた友達の素顔を発見する機会になり
ますね。
「みんなでゴミを拾ったり、灰を片付けたり、食器を洗ったりなど、
最後の後かたづけが一番協力できていたかなと思っています。」「自
分で小枝を拾いに行けた。自主的に仕事ができたのでよかった。これ
からは誰とでも協力できる中学生になりたい。」────しんどいこ
とをいっしょにすると、それだけで心が一つになれます。思いがけな
い友達からの『ありがとう』はうれしいですね。そんな中で「班長も自分が『やる』と言ったのに仕
事は何もしてくれなかった。」というような意見もありました。────しなかった人はそれが本当
に楽だったのでしょうか?また、楽しかったのでしょうか? そうは思えませんね。本当に楽しさを
感じ、満足感を味わった人は、楽をした人でも、作業をしている人を尻目に遊んだ人でもなく、みん
なと一緒に苦労した人だったと思います。全体を見渡すと自分の役割を果たして頑張っていた人がほ
とんどで、多くの人の作文に協力の大切さ、協力することの楽しさが書かれていました。
「自分の班のが一番美味しい!」と言っている人があちこちにいたりして、実際先生が食べた班のカ
レーもすごく美味しかったです。やはりみんなで作って、みんないっしょに食べることでおいしさも
際立ったようです。
「おいしい料理を食べられるのは、親のおかげであってす
ごく苦労してバランスも考えてご飯を作っているんだとい
うことがわかりました。」───最後のセンターの方の言
葉にもありましたが、家でも手伝いをし、今回の腕の上達
を披露してみてください。今回、クラスの仲間と仲良くな
り、自分で判断し、自主的に行動し、マナーも身につけて
自然も味わおうという欲張りな目標に向かって行った遠
足。みんなの協力でわいわいと楽しい一日になりました。「やる気の学代集団」も頑張ってくれて、
入退所式のあいさつもしっかりしたものでした。
「『誰かがやるんじゃなくて、自分がする。』ということを活かして、みんなで楽しくしていきた
い。今度はまたスキー林間もあって楽しみです。」────という頼もしい意見もあります。これか
らの行事も楽しみです。 なるかわの遠足で学んだこと、感じたことを日々の生活に活かし、楽しく
団結できる学年を目指して過ごしてくれることを期待しています。
枚岡中学校 最後の
最後の 長崎修学旅行
・・・・・・・・・・・・前
3 学年主任 桑原 敏行
略・・・・・・・・・・・・
人を思いやること。ものを大切に使うこと。どんな命も粗末にしないこと。すべて当たり前のことです。
しかし、この当たり前のことが平和な社会を築く基盤となっているのです。
当たり前のことを当たり前にする。自分にできることを、率先して行う。この当たり前の、ほんの小さな
事柄をやり通していくことで、もう二度と67年前の辛く、苦しい出来事をくり返さない。
本当の平和な社会実現のために、私たち枚岡中学校64期生は努力していくことを誓います。
上記の文章は、修学旅行実行委員会で考え、
爆心地公園での平和セレモニーで宣誓した
『平和宣言文』の一節です。
生徒達は準備の時間がない中で精力的に活
動してくれ、土曜日の長崎ということで観光
客もほとんどいないということもありました
が、予想以上にしっかりと行動できていまし
た。
2日目・3日目の松浦市の鷹島・福島地区での民
泊も普段味わえないことをとても優しく文字通り
手取り足取り教えていただき、お別れの時には涙
を流している生徒もいました。
この2泊3日の貴重な体験は、これからの3年
生の思い出の1ページに深く刻まれたことだと確
信しています。本当に良い修学旅行でした。
龍谷大学
吉井 彩
六月四日から三週間、教育実習でお世話になりました。思い出がたく
さん詰まった枚岡中学校で、先生になるための勉強ができたことをとて
も嬉しく思います。初めて中学校の教壇に立ち、焦りや不安、授業の難
しさを実感しました。それと同時に、生徒の皆さんと過ごす毎日の楽し
さや、国語の魅力を改めて感じることができました。
貴重な時間を与えていただき、本当に素晴らしい三週間を過ごすこ
とができました。枚岡中学校の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。
四天王寺大学
鈴木 成美
6月4日(月)からの3週間、母校の枚岡中学校で教育実習をさせていた
だきました。谷先生をはじめ、他の先生方にもフォローしていただき、何
とか授業をすることができました。実習を通して改めて、教師の大変さと
魅力を実感しました。授業ではもちろん、休み時間や放課後にたくさんの
生徒達と関わり、廊下で「先生-!!」と声をかけられた時のことなど、
些細なことまで忘れることはないでしょう。この3週間、本当に楽しく、
勉強になりました。ありがとうございました。
大阪音楽大学
海知 鈴世
6月4日(月)からの3週間、枚岡中学校で教育実習をさせていただきまし
た。自分の母校だった事もあり、懐かしい気持ちがいっぱいでした。日浦先
生や他の先生方に授業を通してさまざまな事を教えていただきました。生徒
のみんなと掃除をした事、お弁当を食べた事や、休み時間に話した事は、私
の大切な思い出です。これからは生徒のみんなと会えなくなるのがさみしい
ですが、チャレンジ教室には来ますので放課後会いに来てください。本当に
いろんな経験をさせていただきありがとうございました。
奈良芸術短期大学
西田 香織
6月4日からの4週間、枚岡中学校で教育実習をさせていただきました。
1、2年の美術の授業に行かせていただき、授業の進め方や生徒との関わ
り方など、本当に多くことを学ばせていただきました。美術なので生徒の
みんなと週に一度しか会えなかったのですが一回一回の授業が本当に楽し
みで時間が過ぎていくのがとても早く感じました。この4週間ご指導いた
だいた松村先生、澤先生をはじめ諸先生方には本当にお世話になりました。
この経験を活かしてこれから頑張っていきたいと思います。ありがとうご
ざいました。
立命館大学
水谷 圭佑
6年前に卒業した母校である枚岡中学校で、たくさんの事を学ばせて
いただきました。私の実習科目は社会の地理でした。どう教えるべきか
悩んだときや授業のやり方に迷った時など多くの先生方に授業における
工夫や授業する上での心得、生徒指導のあり方についてご指導いただき
ました。実習中、
自分の考え方の甘さに気付かされることばかりでした。
指導教員の前田先生をはじめ多くの先生方に迷惑をかけ、生徒の皆さん
にも何度か困惑させる場面があり申し訳ありませんでした。
私は来年、卒業し、社会人になりますが、それまでに自分が大学でや
り残したことを全てやり、悔いなく大学を卒業したいと思っています。
皆さんも中学でしかできない事がきっとあるはずです。悔いの残らない
よう精一杯頑張ってください。最後に、教育実習中は教師と生徒と言う
関係でしたが、皆さんと私は今と言う時代をともに生きる仲間であるとも思っています。3 週間お世
話になりありがとうございました。
5 名の教育実習生の皆さんお疲れ様でした。実際に生徒と向き合う中で教師の仕事の素晴らしさを実感す
る一方、生徒理解や授業の難しさも経験したことでしょう。夜遅くまで指導案を練り、研究授業では緊張した
空気の中、精一杯取り組んでいました。また、朝早くからの校内清掃活動、朝のあいさつ運動、放課後学習、
クラブ活動と授業以外の教育活動にも積極的に生徒と接し、校内に新鮮な風を吹き込んでくれました。生徒
たちもそのような先輩の真摯な姿に接し、得たものがたくさんあったと思います。これからも努力を重ね、目標
を達成されるよう願っています。
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