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2015 年 12 月 10 日 デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 News Release 日本では起床直後・就寝直前の携帯電話利用割合が高い デロイト「世界モバイル利用動向調査 2015」 第 2 部 デバイス利用状況・モバイル送金/決済・IoT/スマートデバイス編 デロイト トーマツ コンサルティング合同会社は、世界 30 ヶ国 49,000 人を対象に実施した「世界モバイル利用動向調 査」をもとにした、日本、イギリス、フランス、ドイツ、ロシア、中国、インド、シンガポール、ブラジルとの比較分析結果をまと めました。 調査では、デバイスの所有/利用動向、携帯電話事業者の選択理由のほか、携帯電話・スマートフォンの利用動向、モ バイル決済や IoT に関する利用状況などについて調査を行っています。今回発表の第 2 部では以下のようなトピックスを 取り上げています。 なお、レポートの詳細はウェブサイト(http://www.deloitte.com/jp/mcs2015v2)をご覧ください。 ■調査レポートのサマリーと主なトピックス 日本の携帯電話ユーザーは、起床直後から就寝直前まで携帯電話を利用する比率が他の先進国より高く、相対的に依存 度が高い傾向にある スマートフォンでのアプリ利用は他の先進国同様に多く、今後更なるスマートフォンシェアの拡大により、アプリ・サービス市 場の発展や新たなビジネスの創出が期待される ●デバイスの利用状況 日本では、起床後直ちに携帯電話を確認するユーザーの比率が 20%であり他の先進国より高い(図 1) 日本では、就寝直前まで携帯電話を確認するユーザーの比率が 15%であり携帯電話への依存度が高い(図 2) 一方で、日本でも 1 日の携帯電話の確認回数が 10 回以下である携帯電話への依存度がさほど高くないユーザー も 4 割程度存在する(図 3) ●スマートフォンの利用状況 日本のスマートフォンユーザーのうち、アプリをダウンロードしたことがある比率は 9 割超、アプリを購入したことが ある比率は 5 割程度であり、他の先進国と同程度である(図 4、図 5) そのうちスマートフォンでアプリ/ゲームを購入するユーザーが 18%程度であり、そのうち 1001 円以上支払ってい る比率は 13%存在する(図 6) ●モバイル決済/IoT 日本では、携帯電話を使用した支払いはファーストフード・交通機関・食料品などの小額決済での利用に多い(図 7) 日本では、ネットワークに接続しているゲーム機やスマートテレビなどのスマート家電の普及率は他の先進国より 低い(図 8) また、レポートではその他に、日本におけるスマートフォンユーザー、フィーチャーフォンユーザー比較も行っています。 1 【図 1】 起床してから携帯電話を確認するまでの時間 日本では、起床後直ちに携帯電話を確認するユーザーの比率が20%であり、 他の先進国より高い Q. 起床してから携帯電話*を確認するまでの時間は? 100% わからない 80% 3時間以上 2~3時間以内 60% 1時間以内 30分以内 40% 15分以内 5分以内 20% 34% 26% 20% 10% 0% 日本 イギリス 5% 7% フランス ドイツ 15% 17% ロシア 中国 起床後直ちに 17% インド シンガ ポール ブラジル n:日本=1,420、イギリス=3,682、フランス=1,829、ドイツ=1,821、ロシア=1,888、中国=1,775、インド=1,822、シンガポール=1,903、ブラジル=1,767 脚注:構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100にならない *:携帯電話にはフィーチャーフォン、スマートフォンを含む 【図 2】 携帯電話を確認してから就寝するまでの時間 日本では、就寝直前まで携帯電話を確認するユーザーの比率が15%であり、 他の先進国よりも携帯電話への依存度が高い Q. 携帯電話*を確認してから就寝するまでの時間は? 100% わからない 80% 3時間以上 2~3時間以内 60% 1時間以内 30分以内 40% 15分以内 5分以内 20% 27% 23% 15% 8% 7% 7% 10% 12% イギリス フランス ドイツ ロシア 中国 0% 日本 就寝直前まで 15% インド シンガ ポール ブラジル n:日本=1,420、イギリス=3,682、フランス=1,829、ドイツ=1,821、ロシア=1,888、中国=1,775、インド=1,822、シンガポール=1,903、ブラジル=1,767 脚注:構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100にならない *:携帯電話にはフィーチャーフォン、スマートフォンを含む 2 【図 3】 1 日に携帯電話を確認する回数は? 日本を含む先進国のユーザーは、1日に携帯電話を確認する回数が10回以下である ユーザーの比率が4割程度を占め、新興国と比較すると確認する頻度が低い Q. 1日に携帯電話*を確認する回数は? 100% わからない 80% 200回超 101回~200回 60% 51回~100回 26回~50回 40% 11回~25回 20% 40% 32% 38% 35% 10回以下 36% 全く見ない 0% 2% 日本 4% 3% 5% イギリス フランス ドイツ 2% ロシア 12% 12% 中国 1% インド 12% 14% シンガ ポール ブラジル n:日本=1,420、イギリス=3,682、フランス=1,829、ドイツ=1,821、ロシア=1,888、中国=1,775、インド=1,822、シンガポール=1,903、ブラジル=1,767 脚注:構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100にならない *:携帯電話にはフィーチャーフォン、スマートフォンを含む 【図 4】 スマートフォンでのアプリのダウンロード経験 日本のスマートフォンユーザーは、他の先進国と同様に、 アプリをダウンロードしたことがある比率は9割超となっている Q. スマートフォンでのアプリのダウンロード経験は? 100% 16% 20% 26% 80% 33% 36% 30% 44% 40% 47% 14% アプリ関連のダウンロード経 験なし 19% 60% 34% 過去1ヵ月間アプリ関連のダ ウンロードなし 25% 29% 26% 40% 18% 25% ダウンロード経験はあるが、 ダウンロード数不明 67% 18% 54% 20% 33% 31% 40% 44% シンガ ポール ブラジル ダウンロード経験あり 32% 23% 24% フランス ドイツ 0% 日本 イギリス ロシア 中国 インド n:日本=952、イギリス=3,039、フランス=1,407、ドイツ=1,491、ロシア=1,462、中国=1,729、インド=1,729、シンガポール=1,850、ブラジル=1,547 脚注:構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100にならない 3 【図 5】 スマートフォンでのアプリやゲームの購入状況 日本のスマートフォンユーザーは、他の先進国と同様にアプリを購入したことがある 比率は5割程度となっている Q. 普段スマートフォンでアプリやゲームを購入しているか? 100% 80% 購入していない 23% 60% 先月は購入していないが、 購入経験はある 29% 27% 40% 35% 36% 14% 購入しているが金額は不明 32% 23% 36% 購入している 11% 24% 20% 19% 12% 10% 6% 7% 日本 イギリス 10% 10% 0% 3% フランス 35% 11% 19% 13% 10% シンガ ポール ブラジル 24% 7% 10% ドイツ ロシア 中国 インド n:日本=952、イギリス=3,039、フランス=1,407、ドイツ=1,491、ロシア=1,462、中国=1,729、インド=1,729、シンガポール=1,850、ブラジル=1,547 脚注1:構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100にならない 脚注2:アプリ/ゲームの購入、アップグレード、バーチャルグッズの購入金額、契約アプリ(音楽ストリーミングサービス等)の月会費を含む 【図 6】 1 か月にスマートフォンで購入するアプリやゲームの金額 日本のスマートフォンユーザーのうちアプリ/ゲームを購入するユーザーが18%いる 1か月間に購入するユーザーのうち1001円以上支払っている比率は13%存在する Q. 1か月間にスマートフォンで購入するアプリやゲームの金額は? (日本) 5% 11% 購入していない 47% 7% 購入している 6% 13% 1-100円 購入する 18% 101-500円 購入しているが 金額は不明 12% 501-1000円 65% 1001円以上 金額不明 先月は購入していない 35% n= 952 脚注1:構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100にならない 脚注2:アプリ/ゲームの購入、アップグレード、バーチャルグッズの購入金額、契約アプリ(音楽ストリーミングサービス等)の月会費を含む 4 【図 7】 携帯電話を利用した支払いの、利用状況意向 日本においては、ファーストフードや食料品の購入時や公共交通機関の使用時など の少額支払時に、携帯電話を使用した支払いを便利だと感じている Q. 携帯電話を使用した支払いは、どのような状況で便利だと思いますか? ※複数回答 日本 イギリス フランス ドイツ シンガポール ファーストフードを購入する時 11 33 5 6 1 1 食料品を購入する時 22 33 7 10 4 公共交通機関を使用する時 3 2 5 5 2 2 33 カフェで支払う時 4 11 22 10 11 商店街またはショッピングモールで買い物をする時 5 7 9 9 10 レストランで支払う時 6 7 8 2 2 6 タクシー料金を支払う時 7 10 4 6 11 公共駐車場を使用する時 8 22 22 1 1 7 ホテルをチェックアウトして支払いをする時 9 11 1 5 7 ガソリンスタンドを使用する時 9 9 9 4 9 衣類を購入する時 11 6 11 8 5 その他 12 12 12 12 12 n:日本=251、イギリス=450、フランス=151、ドイツ=204、シンガポール=745 【図 8】 スマートデバイスの所有・利用状況 日本では、ネットワークに接続しているゲーム機やスマートテレビなどの スマート家電の普及率は他の先進国より低い Q. 所有または利用できるものは? ※複数回答 40% 40% ゲーム機(PS3/PS4、X-Box 360/One) 29% 30% 30% 18% 20% スマートテレビ(インターネットに接続できるテレビ) 13% 24% 20% 16% 10% 10% 0% 21% 14% 8% 0% 日本 40% イギリス フランス ドイツ 日本 40% ワイヤレススピーカー 30% 30% 20% 20% 9% 10% 8% 8% 8% 3% 0% フランス ドイツ テレビに接続する動画ストリーミング端末 10% 3% イギリス 3% 5% 0% 日本 イギリス フランス ドイツ 日本 n:日本=2,000、イギリス=4,000、フランス=2,000、ドイツ=2,000 5 イギリス フランス ドイツ 【世界モバイル消費者調査について】 「世界モバイル利用動向調査 2015」は、デロイトのテクノロジー・メディア・テレコムプラクティスによって実施されたグロー バル調査です。本レポートはグローバル調査をもとに日本のテクノロジー・メディア・テレコムインダストリーによって作成さ れました。第 1 部はデバイス所有・通信環境、第 2 部はデバイス利用状況・モバイル送金/決済・IoT/スマートデバイスに ついて分析しています。(第 1 部は公開中) ■調査概要 ・調査形式:PC によるオンラインアンケート (デロイトが設計した調査項目をもとに外部調査会社にて実施) ・対象国:全 30 ヶ国 ・人数:49,000 人 ・年齢:18 歳以上 ・期間:2015 年 5 月から 2015 年 8 月 ■本レポートで使用したデータにおける主要な留意点 ・日本、イギリス、フランス、ドイツ、シンガポールについては、その国の年齢・性別・地域・社会経済状況を反映したデータと なっています。 ・ロシア、中国、インド、ブラジルについては、調査方法がオンライン調査であったことが影響し、都市部高所得者層の回答 比率が高いデータとなっています。 ・サンプル数は、イギリス 4,000、その他各国 2,000 となっています。 ・本調査はウェイトバック集計後の数値で表記しています。 <報道関係からのお問い合わせ先> デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 マーケティング&コミュニケーション 高橋 祐太 Tel: 03-5220-8600 Email: [email protected] デロイト トーマツ グループは日本におけるデロイト トウシュ トーマツ リミテッド(英国の法令に基づく保証有限責任会社)のメンバーファームおよびそ のグループ法人(有限責任監査法人 トーマツ、デロイト トーマツ コンサルティング合同会社、デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会 社、デロイト トーマツ税理士法人および DT 弁護士法人を含む)の総称です。デロイト トーマツ グループは日本で最大級のビジネスプロフェッショナル グループのひとつであり、各法人がそれぞれの適用法令に従い、監査、税務、法務、コンサルティング、ファイナンシャルアドバイザリー等を提供していま す。また、国内約 40 都市に約 8,500 名の専門家(公認会計士、税理士、弁護士、コンサルタントなど)を擁し、多国籍企業や主要な日本企業をクライアン トとしています。詳細はデロイト トーマツ グループ Web サイト(www.deloitte.com/jp)をご覧ください。 デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)は国際的なビジネスプロフェッショナルのネットワークである Deloitte(デロイト)のメンバーで、日本ではデロイト トーマツ グループに属しています。DTC はデロイトの一員として日本のコンサルティングサービスを担い、デロイトおよびデロイト トーマツ グループで有 する監査・税務・コンサルティング・ファイナンシャルアドバイザリーの総合力と国際力を活かし、あらゆる組織・機能に対応したサービスとあらゆるセクタ ーに対応したサービスで、提言と戦略立案から実行まで一貫して支援するファームです。2,000 名規模のコンサルタントが、デロイトの各国現地事務所と 連携して、世界中のリージョン、エリアに最適なサービスを提供できる体制を有しています。 Deloitte(デロイト)は、監査、コンサルティング、ファイナンシャルアドバイザリーサービス、リスクマネジメント、税務およびこれらに関連するサービスを、さ まざまな業種にわたる上場・非上場のクライアントに提供しています。全世界 150 を超える国・地域のメンバーファームのネットワークを通じ、デロイトは、 高度に複合化されたビジネスに取り組むクライアントに向けて、深い洞察に基づき、世界最高水準の陣容をもって高品質なサービスを提供しています。 デロイトの約 220,000 名を超える人材は、“making an impact that matters”を自らの使命としています。 Deloitte(デロイト)とは、英国の法令に基づく保証有限責任会社であるデロイト トウシュ トーマツ リミテッド(“DTTL”)ならびにそのネットワーク組織を構 成するメンバーファームおよびその関係会社のひとつまたは複数を指します。DTTL および各メンバーファームはそれぞれ法的に独立した別個の組織体 です。DTTL(または“ Deloitte Global”)はクライアントへのサービス提供を行いません。 DTTL およびそのメンバーファームについての詳細は www.deloitte.com/jp/about をご覧ください。 Member of Deloitte Touche Tohmatsu Limited 6