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地質W1-4 (6)(PDF形式:2572KB)
2.敷地周辺陸域・敷地近傍の地質(敷地周辺陸域) 杉沢・大島リニアメントの変位地形の分布 2007.4.18 耐震・構造設計小委員会 地質・地盤WG Ⅰ敷地周辺・敷地近傍・敷地の地質 22 22 杉沢 D - 判読 長 (km) 2.5 23 大島 D - 6.3 名称 確実度のランク 1/2万 1/8千 方向 23 N-S NNESSW ・鞍部、直線谷の連続として認められる ・一部山地斜面に高度不連続が認められるが、 全体として山地高度に系統性のある高度差 は認められない Dランク 崖錐 LⅠ段丘 牧ノ原面 48 2.敷地周辺陸域・敷地近傍の地質(敷地周辺陸域) 杉沢リニアメント周辺の地質調査結果 2007.4.18 耐震・構造設計小委員会 地質・地盤WG Ⅰ敷地周辺・敷地近傍・敷地の地質 杉沢リニアメントは,三倉層群の泥 質岩メランジを含む頁岩と瀬戸川層 群の砂岩・頁岩互層との境界に対応 本リニアメントは岩相の違いを反映 したもの 瀬戸川層群 三倉層群 沖積層 砂岩優勢砂岩・頁岩互層 砂 岩 頁岩(泥岩質メランジ含む) 頁岩優勢砂岩・頁岩互層 頁 岩 変位地形 Dランク 断層 49 2.敷地周辺陸域・敷地近傍の地質(敷地周辺陸域) 大島リニアメント周辺の地質調査結果 瀬戸川層群 凡 例 沖積層 礫岩 砂 岩 砂岩優勢砂岩・泥岩 頁 岩 互層 塩基性岩類 変位地形 Dランク 2007.4.18 耐震・構造設計小委員会 地質・地盤WG Ⅰ敷地周辺・敷地近傍・敷地の地質 大島リニアメントは,瀬戸川層群の頁岩 と砂岩・泥岩互層との境界にほぼ対応 本リニアメントは岩相の違いを反映した もの 50 2.敷地周辺陸域・敷地近傍の地質(敷地周辺陸域) 敷地周辺陸域・敷地近傍調査のまとめ 伊那谷断層帯 富士川河口断層帯 神縄・国府津-松田断層帯 中央構造線北端部 総延長80㎞程度の複数の断層からなる断層 陸域での総延長30㎞程度の複数の断層 。これらの断層 陸域での総延長30㎞程度の複数の断層からな 新編日本の活断層等:長さ50㎞程度の活断層が図示 帯 はフィリピン海プレートと西南日本を乗せた陸側プレートの境界 る断層帯 地形調査結果:文献に指摘された区間にDランク,一部B又 をなす断層帯として位置付けられている。平均変位速度 平均変位速度1m/千年,平均活動間隔は数千 平均変位速度2~3m/千年,平均活動間隔は1 はCランクのリニアメントが断続 は少なくとも7m/千年,平均活動間隔は千数百年,地震 ~一万年程度 千年程度 時の変位量は7m以上。 ② 地表地質調査結果:後期更新世の活動性を示す断層は 認められず、固結した断層が認められた 北伊豆断層帯 地形調査結果:断層が指摘されている区間にリニアメントが 深溝断層 判読 1930年の北伊豆地震(M7.3) 石廊崎断層 御前崎台地の変動地形に関する断層 1945年の三河地震(M6.8) 稲取-大峰山断層 地表地質調査結果:古富士泥流堆積物の変形,富士溶 1974年の伊豆半島沖地震(M6.9) 御前崎台地のリニアメントとの関連により想 岩類の分布高度の差、リニアメントと対応した断層が認めら 1978年の伊豆大島近海の地震(M7.0) 定 れる ④ 100㎞ 糸魚川-静岡構造線活断層系 ① 本活断層系の長さは140~150㎞ ⑤ ③ 北部,中部,南部の3つの区間に区分され,活動間隔 ⑥ は,各地域により1,000年~5,000年と異なり,活動 浜岡原子力発電所 する断層区間は活動毎に変化 ⑨ 30㎞ ⑧ 過去の地震との関連が指摘されているのは,北部・ 中部の約100㎞ ⑩ ⑦ 2007.4.18 耐震・構造設計小委員会 地質・地盤WG Ⅰ敷地周辺・敷地近傍・敷地の地質 敷地周辺陸域の主要な活断層 ① 中央構造線 北端部 L=54km ② 糸魚川-静岡 構造線活断層系 M8程度 (M7 1/2~8 1/2) ③ 富士川河口 断層帯 M8程度 (M8±0.5) ④ 伊那谷断層帯 ⑤ 神縄・国府津- 松田断層帯 M8程度 M7.5程度 ⑥ 北伊豆断層帯 M7.3程度 ⑦ 石廊崎断層 M6.9 ⑧ 稲取-大峰山 断層 M7.0 ⑨ 深溝断層 M6.8 御前崎台地の変 ⑩ 動地形に関連す る断層 L=20㎞(プレート 境界地震に付加) 51 2.敷地周辺陸域・敷地近傍の地質(敷地周辺陸域) 敷地周辺陸域・敷地近傍調査のまとめ ② ④ 100㎞ ⑤ ① ③ ⑥ ⑨ 浜岡原子力発電所 30㎞ ⑩ ⑧ ⑦ 2007.4.18 耐震・構造設計小委員会 地質・地盤WG Ⅰ敷地周辺・敷地近傍・敷地の地質 ①中央構造線北端部 長さ50㎞程度の活断層が文献に図示 地形調査結果:文献に指摘された区間にDランク,一部B又はCランクのリニアメントが断続 地表地質調査結果:後期更新世の活動性を示す断層は認められず、固結した断 層が認められた ②糸魚川-静岡構造線活断層系 本活断層系の長さは140~150㎞ 北部,中部,南部の3つの区間に区分され,活動間隔は,各地域により1,000年 ~5,000年と異なり,活動する断層区間は活動毎に変化 過去の地震との関連が指摘されているのは,北部・中部の約100㎞ ③富士川河口断層帯 陸域での総延長30㎞程度の複数の断層からなる断層帯。フィリピン海プレートと西南 日本を乗せた陸側プレートの境界をなす断層帯。平均変位速度は少なくとも7m/ 千年,平均活動間隔は千数百年,地震時の変位量は7m以上。 地形調査結果:断層が指摘されている区間にリニアメントが判読 地表地質調査結果:古富士泥流堆積物の変形,富士溶岩類の分布高度の差、リニ アメントと対応した断層が認められる ④伊那谷断層帯 総延長80㎞程度の複数の断層からなる断層帯 平均変位速度1m/千年,平均活動間隔は数千~一万年程度 ⑤神縄・国府津-松田断層帯 陸域での総延長30㎞程度の複数の断層からなる断層帯 平均変位速度2~3m/千年,平均活動間隔は1千年程度 ⑥北伊豆断層帯 1930年の北伊豆地震(M7.3) ⑦石廊崎断層 1974年の伊豆半島沖地震(M6.9) ⑧稲取-大峰山断層 1978年の伊豆大島近海の地震(M7.0) ⑨深溝断層 1945年の三河地震(M6.8) ⑩御前崎台地の変動地形に関する断層 御前崎台地のリニアメントとの関連により想定 51-183 3.敷地周辺海域の地質 本評価のポイント(周辺海域) 2007.4.18 耐震・構造設計小委員会 地質・地盤WG Ⅰ敷地周辺・敷地近傍・敷地の地質 ○耐震設計上考慮する活断層の評価年代の変更について ・評価年代の変更によるこれまでの評価結果への影響を検討 ○断層関連褶曲を含めた海上音波探査記録の再解析を実施 ・新たに、断層・背斜構造及び向斜構造を抽出 ○性状が類似し、近接する活断層の評価 ・連続して活動することが否定できないものは一連の構造と 仮定して評価 ○新知見の対応 ・5号炉以降の新知見について、調査及び評価を実施 (「東海沖の海底活断層」による断層等を評価) 52 2007.4.18 耐震・構造設計小委員会 地質・地盤WG Ⅰ敷地周辺・敷地近傍・敷地の地質 3.敷地周辺海域の地質 敷地周辺海域の調査内容 ○調査範囲 ○調査内容 敷地を中心とする半径約30km範囲およびその 30km 掛 川 島 田 藤 枝 周辺海域 焼 津 駿河湾 石花海北堆 浜 松 磐 田 浜岡原子力発電所 石花海海盆 御前崎 石花海南堆 ・文献調査 ・海上音波探査記録の再解析 (断層関連褶曲も抽出) ・測線長 スパーカー(シングルチャンネル) :約1,600km エアガン(マルチチャンネル) :約150km ・他機関の海上音波探査記録 の検討(これまでに実施) 御前崎海脚 御前崎堆 天竜海底谷 第一天竜海丘 53 2007.4.18 耐震・構造設計小委員会 地質・地盤WG Ⅰ敷地周辺・敷地近傍・敷地の地質 3.敷地周辺海域の地質 敷地周辺海域の地形 30km 駿 河 ト 堆 ラ フ 浜岡原子力発電所 [ 駿 河湾 海 域] 上 面 陸斜 大 部 棚 大陸 海底地形の特徴 ・御前崎から駿河トラフと南海トラフとの 接合点を結んだ線を境として,その南西 側を遠州灘海域,北東側を駿河湾海域と に区分 ・大陸棚,上部大陸斜面,深海平坦面,堆, 海 丘 列 海丘列,舟状海盆(トラフ)等に区別 [遠州灘海 域] 深海 平坦面 フ ラ ト 海 南 海底地形図「駿河湾南方」 1/20万 (海上保安庁水路部)より 54 3.敷地周辺海域の地質 敷地周辺海域の地質層序 完新世 地質 時代 陸域の地 質区分 2007.4.18 耐震・構造設計小委員会 地質・地盤WG Ⅰ敷地周辺・敷地近傍・敷地の地質 海域の地 質区分 更新世 第四紀 沖積層 A 低位段丘 ~ 高位段丘 B P Ac 小笠層群 C 相良層群 大井川層群 中新世 新第三紀 鮮新世 掛川層群 西郷 層群 D 倉真 層群 55