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平成25年度 茨城大学理学部公開臨湖実習実施要項
平成25年度 茨城大学理学部公開臨湖実習実施要項 1.授業科目 臨湖実習 2.単位数 1単位 3.指導教員 中里亮治(准教授)、加納光樹(准教授)、山口直文(助教) 4.対象年次 1~4年次(大学院生も可、学部は問いません) 5.実習場所 茨城大学広域水圏環境科学教育研究センター (〒311-2402 茨城県潮来市大生 1357) TEL:0299-66-6886 FAX:0299-67-5175 6.定員 15名 7.実習期間 平成25年8月19日(月)~8月23日(金) 8.授業内容 湖沼環境問題の最前線-霞ヶ浦での調査・実験から理解する 日本第2位の面積を誇る霞ヶ浦は,首都圏に位置し様々な湖沼環境問題を経験してきた富栄養湖で すが,いまだに国内有数の漁獲量を維持し,きわめて高い生物多様性を有する豊かな湖沼生態系であ ることが知られています。実習では,霞ヶ浦を調査フィールドに,環境調査や水生生物調査を行い, 湖沼に関わる環境と生物科学の研究手法を身につけます。さらに,霞ヶ浦が海であった数万年前から 現在までの環境の変遷,現在の人の生活によってもたらされる様々な環境変化が生物群集に及ぼして いる影響,湖沼環境問題の現状と対策などについても,実際にフィールドで体感しながら学びます。 (1) 環境調査:船上での水温,透明度,pH,光量子量,溶存酸素量等の測定,実験室内でのクロロフ ィルa量の測定と水質分析,湖周辺の地形・地質と古墳・貝塚等の観察 (2) プランクトン・底生動物調査:湖心部や沿岸部でのプランクトンネットや採泥器などを用いたプ ランクトンと底生動物の採集,顕微鏡を用いた観察・標本作製・同定・計数など (3) 魚類調査:ヨシ帯と護岸帯での地曳網、投網、定置網等を用いた魚類の定量採集,室内での魚類 の食性調査と食物網の解析 (4) 外来生物調査:霞ヶ浦で大増殖した特定外来生物チャネルキャットフィッシュの釣獲調査,カワ ヒバリガイや外来水草の生息状況調査など (5) カワヒバリガイ(外来種)とドブガイ(在来種)を用いた濾過摂食実験 (6) 実習の成果発表会 9.経費 宿泊費、食費等 8,000 円程度 10.問い合わせ 実習内容やその他のご不明な点は、下記までお問い合わせ下さい。 茨城大学広域水圏環境科学教育研究センター 中里亮治 TEL:0299-66-6886、E-mail: [email protected] 11.申込手続 特別聴講学生願書、学業成績証明書、健康診断書、学生教育研究災害傷害保険 加入証明書又はそれに類した保険の加入証明を、平成25年6月28日(金) までに、貴大学・学部の学務係や教務係を経由して、茨城大学理学部学務第一係まで 提出してください。特別聴講学生願書は http://www.cwes.ibaraki.ac.jp/index.html からもダウンロードできます。 茨城大学理学部学務第一係 担当:堀江 〒310-8512 茨城県水戸市文京 2-1-1 TEL:029-228-8335 FAX:029-228-8526