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平成21年度
札幌市立西野第二小学校 実施日:平成21年7月14日(火) 対象:第4学年 130名 派遣アドバイザー:大矢 優美子(社会福祉法人アンビシャス) 授業時間:2時間 【授業の目的・ねらい】 ○福祉に関する体験学習を行うことで、福祉をより身近に感じるととも に、自分たちにできることはないだろうか、ということを考えるきっか けとする。 【主な授業内容】 ○車いすに関する説明 ・各部の名称、役割 ・操作方法の説明 ○車いす体験 ・体育館に設置したコースで実施 (踏切板、体操マット、スロープ 他を使用) ・水飲み場 ○アドバイザーのお話(講話) ・飛行機やスーパー等の設備 ・自家用車や自宅の工夫改良 ・旅行での経験 【児童生徒の感想等】 ○車いすは難しかったけど、友だちと一緒に力を合わせて持ち上げて 段差を越えたり、一人でコーンをかわしたりして車いすのことを実 感できました。 ○授業の最初はわくわくしていたけど、最後になると車いすに乗って いる人の気持ちを考えて真剣に押すようになりました。 ○大矢さんは買い物のとき、人に頼らないですごいと思いました。全 部のお店がいろいろな工夫をすれば、 車いすの人でもいろいろなお店に入れ ると思いました。 ○車いすの人が来られるようにエレベー ターや車いす用トイレなどがある学校 がもっと増えてほしいと思いました。 ・外国の福祉 旭川市立近文小学校 実施日:平成21年8月25日(火) 対象:第 4 学年 派遣アドバイザー:白石 淳(北海道医療大学教授) 78名 授業時間:2時間 【授業の目的・ねらい】 ○車いす体験、介助体験を通して、身体の不自由な人の苦労を感じるとと もに自分たちに何ができるかを考えたり、理解できるようにする。 ○体験学習を通して、 「障がい者」に対する理解を深め、 「人にやさしいま ちづくり」にも目を向けられるようにする。 【主な授業内容】 ○車いすに関する説明 ・解説ビデオ視聴 ・各部の名称、役割 ・操作方法の説明 ○車いす体験 ・体育館に設置したコース (踏切板、体操マット、児童用机 綱引きロープ他を使用) ○ユニバーサルデザイン等につい ての説明 ・低床バス ・牛乳紙パックと他の飲み物の紙 パックとの区別 【児童生徒の感想等】 ○車イスの上げ方や下り方などがわかってよかった。もし、だれかが困 っていたら助けてあげたいと思いました。 ○いろいろな事がわかってよかった。以前、目の不自由な人の体験をし たけど、牛乳パックにも点字が付いているとか、目の不自由な人のこ と、車イスのことも教えてくれて勉強になりました。 ○ふつうに歩いている人は当たり前 になっているけど、足の不自由な 人は歩きたいんだろうと思いまし た。今度、足の不自由な人に出会 ったら、ちょっとでも何かお手伝 いしたいと思いました。 札幌市立あいの里西小学校 実施日:平成21年8月26日(水) 対象:第 5 学年 93名 派遣アドバイザー:大矢 優美子(社会福祉法人アンビシャス) 授業時間:2時間 【授業の目的・ねらい】 ○車いす体験を通して、福祉についての関心を高め、関わり方を考えるこ とができる。 【主な授業内容】 【児童生徒の感想等】 ○車いすに関する説明 ○車いすのことを詳しく教えてもらい、よかったと思いました。体の ・各部の名称、役割 不自由な人の気持ちがよくわかりました。 ・操作方法の説明 ○車いすに乗ってみて、思っていたよりたいへんでこわかった。 ○車いす体験 ○小さな段差でもびっくりしました。 ・体育館に設置したコース ○車いす体験をして、車いすがどんなに不自由かわかりました。車い (踏切板、カラーコーン、児童用 すで生活している大矢さんはすごいと思いました。 机他を使用) ○教えてもらったことを、車いすで困 ○アドバイザーのお話(講話) っている人にしてあげたいと思いま ・飛行機やスーパー等の設備 した。 ・自家用車や自宅の工夫改良 ○将来のためにも勉強になりました。 ・旅行での経験 他の学校でも、車いす体験やお話し ・ホテルのバリアフリー設備 をしてあげてください。 など 浜中町立浜中中学校 実施日:平成21年8月28日(金) 対象:全学年 15名 派遣アドバイザー:大矢 優美子(社会福祉法人アンビシャス) 授業時間:2時間 【授業の目的・ねらい】 ○高齢者や障がいのある人の立場を考えて、基本的な介助の仕方を学ぶ。 ○講演及び体験を通し、ハンディヤップのある人の気持ちを理解し、とも によりよく生きようとする態度を養う。 【主な授業内容】 ○アドバイザーのお話(講話) ・日常生活 ・レジャーの様子(キャンプなど) ・車などでの移動方法 ・アドバイザーの経歴 ・住宅について (工夫、住宅探しの難しさなど) ○車いす体験 (主に校舎内で実施) ・段差の越え方 ・階段や玄関での介助 ・スロープでの移動方法 ・扉の開け方 【児童生徒の感想等】 ○車いすを押してみると意外と難しく、段差のあるところはたいへんだ った。乗ったときも段差の上り下りでは落ちそうになり、こわかった。 車いすの人は、普段何気なく私たちが歩いたり走ったりしているとこ ろも大変だと実感した。自分の足で歩いたり、走ったりできることは 幸せだと思った。これからは障がい者やお年寄りに出会ったら、その 人たちを優先して、できることはどんどんやってあげたいと思った。 ○車いすを押して段差を下りたりスロ ープを下りたりして、とても頭と体 を使う作業だと思った。でも、みん なでやったら、階段も下りられたの で、今後は車いすだけではなく町で 困っている人がいれば声をかけたい。 北広島市立北の台小学校 実施日:平成21年9月25日(金) 対象:第 5 学年 78名 派遣アドバイザー:佐藤 祐(インスパイア合同会社代表社員) 授業時間:2時間 【授業の目的・ねらい】 ○障がいのある人への理解を深めるとともに、全ての人が共に生きるこ と、支え合って生きることについて、子どもたちが自分の考えを持つこ とができる。 【主な授業内容】 ○アドバイザーのお話(講話) ・日常生活 (家の中の工夫や買い物のよう すなど) ・生活にあるバリアフリー (ホテルや飛行機を利用したと きのことなど) ・ 「共に生きる」ということ ○車いす体験 ・体育館に設置したコース (踏切板、体操マット他を使用) 【児童生徒の感想等】 ○今日、初めて車いすに座ったり押したりしました。車いすに乗って 押してもらったら、車いすに乗っている人気持ちがわかりました。 ○車いすに乗って押してもらうと、いつも普通に上り下りしている段差 が「こわい」と感じました。押してみるとでこぼこ道では U ターンが しにくいと思いました。 ○心に残ったことは「共に生きる」と いうことは、いつもみんなが普通に しているということです。障がいの ある人に接する時にとまどうのは、 いつも障がいのある人に接していな いからということもよくわかりまし た。 札幌市立山鼻小学校 実施日:平成21年9月29日(火) 対象:第 4 学年 84名 派遣アドバイザー:佐藤 祐(インスパイア合同会社代表社員) 授業時間:2時間 【授業の目的・ねらい】 ○講師のお話を伺ったり、実際に体験をしたりする中で、自分たちが調べ てきたバリアフリーについて身体障がい者やお年寄りの方々の立場に なってより身近に深く考えることができるようになる。 【主な授業内容】 ○アドバイザーのお話(講話) ・ 「共に生きる」ということ ・日常生活 (家の中の工夫や買い物のよう すなど) ・街中にあるバリアフリー (トイレ、駐車場、ホテル、飛 行機など) ○車いす体験 ・体育館に設置したコースで実施 (踏切板、体操マット他を使用) ○高齢者、片マヒ疑似体験 【児童生徒の感想等】 ○マットで車いす体験の時、少しの段差でも後ろにひっくり返りそう になりこわかったです。 ○この授業のあとに外で車いすの体験をして、坂などがすごくたいへ んでした。だから、車いすに乗っている人に会ったら、その人の気 持ちになって手伝いをさせてもらいたいと思います。 ○歩道が斜めになっているところは、歩いていると大丈夫だけど、車 いすだと意外とたいへんだと思いました。 ○車いすの大変さや高齢者になったらこん なに疲れるということがわかりました。 ○佐藤さんのお話を聞いて、もっとバリア フリーについて調べてみたいと思いまし た。 倶知安町立倶知安中学校 実施日:平成21年9月29日(火) 対象:第 2 学年 64名 派遣アドバイザー:大矢 優美子(社会福祉法人アンビシャス) 授業時間:2時間 【授業の目的・ねらい】 ○障がいのある人との交流を通し、福祉に対する関心を高め、共に生きる ことの大切さやその価値を理解させる。 ○障がいのある人の立場を考えて、基本的な介助の方法を学ぶ。 【主な授業内容】 ○アドバイザーのお話(講話) ・アドバイザーの経歴 ・現在の仕事 ・旅行での体験談 ・自家用車や自宅の工夫改良 ・障がい者国際会議での交流 ○車いす体験 ・体育館に設置したコース (踏切板、体操マット他を使用) ・校内 (廊下、トイレ、各部屋、玄関他) ○まとめ(アドバイザーより) 【児童生徒の感想等】 ○車いすに乗って、段差で持ち上げられるときこわかった。乗る人に も恐怖感がわくことがわかった。もし私が将来ヘルパーになった ら、車いすに乗る人に恐怖感を与えないように今日体験したことを いかしていきたい。 ○今日の講演を聴いて、障がいのある人とちゃんと向き合わなければ ならないと思った。 ○今の世の中は障がい者に対する考 えがまだまだたりないと思う。障 がいのある人も不自由なく暮らせ る世の中になっていったらよい。 私も協力できることがあればお手 伝いしたいと思う。 深川市立納内中学校 実施日:平成21年10月6日(火) 対象:第3学年 16名 派遣アドバイザー:大矢 優美子(社会福祉法人アンビシャス) 授業時間:2時間 【授業の目的・ねらい】 ○高齢者や障がい者に対する理解を深めるとともに、福祉に携わる方の取 組や思いに触れることで、自分と福祉の関わりや福祉に対する考えを深 める。 ○講演及び体験を通し、共によりよく生きようとする態度を養う。 【主な授業内容】 ○アドバイザーのお話(講話) ・アドバイザーの経歴 ・旅行での体験談 ・自家用車、自宅の工夫改良 ○車いす体験 ・体育館に設置したコース (演台、体操マット他を使用) ・校内 (廊下、トイレ、各教室、玄関他) ○高齢者、片マヒ疑似体験 ・体験用具をつけて段差を上る、 新聞や辞典を開く、読む ○まとめ(アドバイザーより) 【児童生徒の感想等】 ○車いすに乗っている時は怖くてパートナーに任せるしかなかった。 ○初めて乗ってみて、進むことはできても曲がることは難しくて苦労 した。だけど、車いすは必要なのだと以前より思えるようになった。 ○高齢者疑似体験をやってみて、今までお年寄りや障がいのある人を 見て、そんなにたいへんだとは思わなかったけど、実際に体験して みてたいへんさがよくわかった。今 まで動作が遅い人にいらいらしてい たけどそれは間違っていたと思えた。 ○日本では介護の設備がもっと整備さ れるとよいと思った。 ○これからは高齢者や障がい者など、 周りのことに目を向けたいと思う。 札幌市立星置東小学校 実施日:平成21年10月9日(金) 対象:第6学年 64名 派遣アドバイザー:大矢 優美子(社会福祉法人アンビシャス) 授業時間:2時間 【授業の目的・ねらい】 ○生活の中にある不便さ「環境の壁」と人を差別する「心の壁」をなくし ていきたいという思いを育てる。 ○体験や交流を通し、障がいのある人に対する理解を深め、心のバリアフ リーの大切さを実感することができる。 ○よりよい社会にするためにできることはないか考える態度を育てる。 【主な授業内容】 ○アドバイザーのお話(講話) ・障がい者向けの移動器具や設備 ・旅行等でのバリアフリー体験談 ・アドバイザーの経歴 ・現在の仕事 ○車いす体験 ・体育館に設置したコース (踏切板、体操マット、カラーコ ーン他を使用) ・校内 (廊下、トイレ、ライブラリー、 水飲み場、玄関他) 【児童生徒の感想等】 ○車いすは利用している人にとって大切な存在です。しかし、その車 いすにとってやっかいな物がこの世の中にたくさんあることを知 りました。車いす体験を通して小さな障害物もじゃまになることを 実感し、もっと障害物を消したいと強く思いました。 ○私たちがバリアをなくしていかないと車いすの人はずっと自由に はなれないと思いました。車いすの人はたくさんいます。そのこと を心に残しておきたいです。 ○車いすは私たちにとっては不便 だけど体の不自由な人にとって は大事な移動方法だからもっと バリアをなくして誰もが住みや すくなればよいと思いました。 ○まとめ(アドバイザーより) 洞爺湖町立洞爺中学校 実施日:平成21年10月14日(水) 対象:全学年 45名 派遣アドバイザー:大矢 優美子(社会福祉法人アンビシャス) 授業時間:2時間 【授業の目的・ねらい】 ○誰もが安心して幸せに生きる福祉社会を作るために、福祉問題に目を向 けた学習を通して地域福祉への関心と理解を深め、さらに自ら参加実践 することによって心豊かな人間形成を図るとともに、福祉問題を解決す 力を身につける。 【主な授業内容】 ○アドバイザーのお話(講話) ・アドバイザーの経歴 ・車いすでの生活のようす ・旅行等でのバリアフリー体験談 ・現在の仕事 ○車いす体験 ・体育館に設置したコースと校内 での体験(教室、玄関、食堂他) ○高齢者疑似体験 ・体験用具をつけて新聞を読む、 本をめくる 【児童生徒の感想等】 ○「もし車いすの介助をしたときは、相手の立場になって考えてみて ください。 」という言葉が心に残った。今度からは相手の立場を考 え行動したい。 ○足をけがして道具(松葉杖、車いす)を使わないと移動できないこと があった。そのときは道具を使うと楽に移動できて便利なものだと 思ったが、たくさん移動するとなると体力も使うしたいへんだっ た。エレベーターや車いす用の ショッピングカートなどがある ととても過ごしやすくなるから、 そういう方向にまちづくりが進 んでいくとよいと思った。 札幌市立北野中学校 実施日:平成21年10月21日(水) 対象:第1学年 100名 派遣アドバイザー:佐藤 祐(インスパイア合同会社代表社員) 授業時間:1時間 【授業の目的・ねらい】 ○「福祉」についての知識・理解をさらに高度に深化拡充させるとともに、 「福祉」をより身近なものとして自覚・意識できるようにする。 【主な授業内容】 ○アドバイザーのお話(講話) ・自己紹介 ・自宅の中の工夫 ・身障者用トイレ ・障がい者が使える設備を示す マーク ・障がい者用駐車スペース ・段差のない歩道、横断歩道 ・買い物風景 ・デパートの中の商品の陳列 ・飛行機内用車いす 【児童生徒の感想等】 ○歩く人には気にならない少しの段差も、車いすでは上がれなかった り、バリアフリーになっていると思っていたところでも障がいのあ る方から見ればたいへんなところもあることがわかった。 ○ホテルのバリアフリールームの料金が普通の部屋より高いのが不 思議に思った。公共の場所をもっとバリアフリーにしていけばよい と思った。 ○自分ではバリアフリーのことについて知っているつもりだったが、 今日のお話を聞いて、自分の知っていることはほんの少しだという ことがわかった。 ○今日のお話をこの授業を受けられなかった人に伝えて、障がいにつ いてもっとたくさんの人によく理解してもらおうと思った。 ・ホテルのバリアフリールーム について 札幌市立青葉小学校 実施日:平成21年10月23日(金) 対象:第4学年 28名 派遣アドバイザー:佐藤 祐(インスパイア合同会社代表社員) 授業時間:2時間 【授業の目的・ねらい】 ○車いす・高齢者疑似体験を通して福祉に関する関心を高め、思いやりの 心と態度を育てる。 【主な授業内容】 ○アドバイザーのお話(講話) ・自宅の中の工夫 ・障がい者用トイレ ・障がい者用駐車スペース ・段差のない歩道、横断歩道 ・買い物のようすとデパートの 商品の陳列 ・ホテルのバリアフリールーム について ○車いす体験 ・体育館に設置したコース ○高齢者疑似体験 【児童生徒の感想等】 ○車いす体験は、初めてだったので、すごくよい経験になりました。 高齢者疑似体験は、高齢者のことがすごくよくわかりました。 ○車いす体験では、段差を上がるところが難しかったです。 ○将来、もし自分の家族の足 が不自由になったときに車 いすの使い方を知らなかっ たら困るので、いろいろと 教えてくれてありがとうご ざいました。 鶴居村立下幌呂小学校 実施日:平成21年10月30日(金) 対象:全学年 派遣アドバイザー:阿部 浩二(北海道盲導犬協会) 33名 授業時間:1時間 【授業の目的・ねらい】 ○障がいのある人たちと自分たちとは、どのように違う生活をしていて、 どんな不自由さを抱えているかを講話や体験を通して考え発見する。 【主な授業内容】 ○盲導犬協会に関する説明 ○盲導犬の実態に関する説明 【児童生徒の感想等】 ○盲導犬のプログラムをやって、よい勉強になりました。最初は緊張 ・盲導犬の仕事 していたけど、声のかけ方もわかったし、やってみて勉強になりま ・盲導犬の訓練 した。 ・盲導犬の引退後 など ○歩行体験 ・アイマスクを着用し、盲導犬に 誘導されて体育館内のコース を順番に歩行 ○質疑応答 ○盲導犬協会からのお願い ○盲導犬はすごいなぁと思 いました。 ○サスケ君(犬の名前)、こ れからも困っている人を 助けてあげてくださいね。 鶴居村立鶴居中学校 実施日:平成21年10月30日(金) 対象:全学年 派遣アドバイザー:阿部 浩二(北海道盲導犬協会) 72名 授業時間:2時間 【授業の目的・ねらい】 ○障がいのある人たちと自分たちとは、どのように違う生活をしていて、 どんな不自由さを抱えているかを講話や体験を通して考え発見する。 【主な授業内容】 ○北海道盲導犬協会に関する説明 ○盲導犬協会に関する説明 ○盲導犬の歴史や現状についての ビデオ視聴 ○盲導犬の実態に関する説明 ・盲導犬の仕事 ・盲導犬の訓練 ○歩行体験 ・手引き歩行体験 ・アイマスクを着用し、盲導犬に 誘導されて体育館内のコース を順番に歩行 ○質疑応答 ○犬とのふれあい ○盲導犬協会からのお願い 【児童生徒の感想等】 ○歩行体験の時、最初は怖かったけど、歩いているうちになれていき、 改めて盲導犬のすごさを感じた。貴重な体験をした。これからもい ろいろな人が盲導犬のすごさを知り、もっともっと盲導犬が増えて いったらよいと思う。 ○歩行体験をしてみて、初めて 視覚障がい者の気持ちになっ た。改めて健常者は障がい者 の気持ちを知ることが大切だ と思った。障害者に対するい ろいろな気持ちが変わった。 紋別市立沼ノ上小学校 実施日:平成21年11月2日(月) 対象:全学年 6名(保護者も参加) 派遣アドバイザー:佐藤 祐(インスパイア合同会社代表社員) 授業時間:2時間 【授業の目的・ねらい】 ○高齢者や障がいのある人の立場を、疑似体験することにより理解すると ともに、誰もが住みやすい社会を作るために、どんな工夫が必要である か考える契機とする。 【主な授業内容】 ○車いす体験 ・車いす操作の説明 ・体育館に設置したコース (踏切板、体操マット他を使用) ・校内 (トイレ、多目的ホール、教室他 を交代で走行) ○高齢者疑似体験(代表者) ○感想発表 ○アドバイザーのお話(講話) ・日常の生活 ・街中にあるバリアフリー設備 【児童生徒の感想等】 ○車いすがどうして必要なのか、よくわかりました。 ○車いすを押してみて、段差の上り下りがたいへんでした。きちんと 前を見ないといろいろなところにぶつかってしまいました。 ○誰もが住みやすい暮らしにするためには、周りの人が助け合ったり 手伝ってあげたりしたらよいと思う。段差の少ない家がよいと思い ました。 【保護者の感想等】 ○人としての優しい心を育て、常に困っている人々に声をかけられる ような教育が必要だと思う。道具に 頼るのは限界があると思う。 ○障がい者の気持ちを少し理解できた ような気がする。今後、このような 機会があれば、できるだけ参加しよ うと思う。 新篠津村立新篠津中学校 実施日:平成21年11月11日(水) 対象:第1学年 40名 派遣アドバイザー:中泉 順子(フィリピン耳の里親会) 授業時間:1時間 【授業の目的・ねらい】 ○手話で自分を表現する難しさ・楽しさを知り、聴覚に障がいのある方た ちへの理解を深めさせる。 【主な授業内容】 ○アドバイザーのお話(講話) ・自己紹介 ・これまで経験してきたボラン ティア活動 ・ 「聞こえない」とは? ・言語の獲得 ・老人性難聴 ・難聴者、ろう者とのコミュニ ケーションの取り方 ○体験活動 ・補聴器体験 ・指文字体験 【児童生徒の感想等】 ○耳が聞こえない人のことは考えたことはあるが、ここまでたいへん だということは全く想像もつかなかった。 ○今日のお話を聞くまでは、聴覚障がいについて知ろうと思わなかっ たが、もっと障がいについて知ろうと思えるようになった。 ○今回話を聞いて聴覚障がいについて知ることができた。今回勉強し たことを次の学習につなげたいと思う。聴覚障がいについてもっと 勉強して、自分にできることはな いか見つけていこうと思う。 ○いろいろと教えていただき、あり がとうございました。その日は家 に帰って、おばあちゃんへの話し 方を変えてみたりした。 浦河町立荻伏小学校 実施日:平成21年11月17日(火) 対象:第 4 学年 派遣アドバイザー:西川 依子(北海道盲導犬協会) 9名 授業時間:1時間 【授業の目的・ねらい】 ○盲導犬による体験学習を通じて、いろいろな人の気持ちを知る。また、 いろいろな人への伝達方法を知る。 ○体験を通して感じたことを伝え合い、一人一人ができることを考える。 【主な授業内容】 ○視覚障がい者が外を歩く方法 ・白杖 ・手引き ・盲導犬 ○盲導犬の5つの仕事 ・まっすぐ歩く ・交差点では必ず止まる ・進路途中の障害物をよける ・指示された場所まで誘導する ・指示に従わない(不服従の服従) ○盲導犬の訓練 ○盲導犬の引退後 ○歩行体験 ・アイマスクを着用し、盲導犬に 誘導されて体育館内のコース を順番に歩行 ・白杖を使用しての歩行体験 ○盲導犬協会からのお願い 【児童生徒の感想等】 ○視覚障がい者は、白杖や手引きや盲導犬など、いろいろな方法を使 っていることがわかりました。 ○目を閉じて白杖を使って進んだら斜めに進んでしまいました。手引 きでは目の不自由な人と一緒に不自由ではない人がついてあげる こともわかりました。盲導犬と一緒に出かけたら、障害物があって もよけてくれるし、目的地まできちんと行ってくれるので安心なこ とがわかりました。 ○目の不自由な人が交差点で困って いたら、信号の色を教えてあげる 話を聞いて、これなら自分にもで きると思いました。 当別町立西当別小学校 実施日:平成21年11月18日(水) 対象:第6学年 89名 授業時間:3時間 派遣アドバイザー:大原 裕介(当別町青少年活動センター ゆうゆう 24) 【授業の目的・ねらい】 ○高齢者や障がいを持つ人々の生き方に気づき、福祉の考えや問題に関心 を持つ。 ○全ての人が個人として尊重され、共生と平等の相互の心を育てる。 ○さまざまな体験活動を通して、福祉に対する実践的態度を育成する。 【主な授業内容】 ○弱さの情報公開 ・自分のほしいと思う資質や能力 を得られる「飴」を選び、それ についてふり返りを行ったり、 友だちの意見を聞いたりする 体験活動を通して、自分の弱さ を受け止め、誰もが同じである ことを学ぶ。 ○認知症について学ぶ ・当別町の認知症サポーターズク ラブの方々を招き、基本的な講 義や寸劇を通して認知症につ いての理解を含め、認知症に対 する考え方などを学ぶ。 【児童生徒の感想等】 ○今まで苦手だったことに自信を持つことができました。 ○大原さんの話を聞いて感動しました。不安なことがあったので大原さ んの話を聞いて「自分はこのままでいいんだ。 」と思い、話を聞いて よかったと思いました。 ○認知症についてわかりやすく劇にしてくれたので、深く聞くことがで きました。 ○自分は認知症の人に急がせたりしな いように気をつけたいと思いました。 ○人との接し方、関わり方を学びまし た。 せたな町立瀬棚小学校 実施日:平成21年11月19日(木) 対象:第 5 学年 21名 派遣アドバイザー:大矢 優美子(社会福祉法人アンビシャス) 授業時間:2時間 【授業の目的・ねらい】 ○障がいのある人の立場を考えて、基本的な介助の仕方を学ぶ。 ○講演及び体験を通し、ハンディキャップのある人の気持ちを理解し、と もによりよく生きようとする態度を養う。 【主な授業内容】 ○アドバイザーのお話(講話) ・アドバイザーの経歴 ・電動車いす等の移動器具 ・自家用車や自宅の工夫改良 ・旅行等で体験したバリアフリー 設備 ○車いす体験 ・教室内 (マットや跳び箱の踏切板を使 っての操作練習) ・校舎内 (廊下、各教室、落ちている物 を拾うなど) ○まとめ(アドバイザーより) ○感想記入 【児童生徒の感想等】 ○話を聞いて、大矢さんの気持ちがすごく伝わってきました。 ○自分が不便と思っていたことを自分で便利にするところがすごい と思いました。 ○今まで普通だと思っていたことが車いすの人にとっては難しいこ とだと思いました。 ○車いすを押してみて、意外と重いと思いました。 ○ステッピングバーに足をかけて上 に傾くときに少しびっくりしまし た。車いすに乗って、小さい物を 拾うのが少したいへんでした。 ○車いすに乗ったときは疲れたけど、 すごい体験ができてよかったです。 岩見沢市立北村中学校 実施日:平成21年11月20日(金) 対象:全学年 86名 授業時間:2時間(保護者参観日) 派遣アドバイザー:大原 裕介(当別町青少年活動センター ゆうゆう 24) 【授業の目的・ねらい】 ○障がいのある方や高齢者の方への理解を深める。 ○福祉の学習を通して、自分の生き方や生活を見つめ直す。 ○体験や感想交流を通して一人一人のコミュニケーション能力を高める。 【主な授業内容】 ○アドバイザー紹介 ○車いす操作説明 ○体験活動 ・車いす体験 ・高齢者疑似体験 ・アイマスク体験 ○講演 ・誰もが使いやすい(住みやすい) ユニバーサルデザインの考え 方について ・障がい者の目線にあわせたまち づくりについて 【児童生徒の感想等】 ○高齢者と一緒に買い物に行ったとき、 「早くして。 」などと言っていた が、今日の体験をして、 「言わなければよかった。」と後悔した。体験 をしてすごくためになった。 ○福祉の仕事は自分を見つめ直すことができるすばらしい仕事だなと 思った。今度、高齢者やけがをしている人、体が不自由な人にあった ら、手助けしたいと思った。 【保護者の感想等】 ○最近よく目にする設備でも、わかっているようでよくわかっていなか ったのが恥ずかしかった。子どもも当然ながら、大人ももっと福祉の ことを学ぶことが必要だと感じた。 ○どの人も不便、不自由でない社会になるよう、私も努めたいと思う。 子どもにもそういうことが伝わるとよいと思う。 寿都町立寿都小学校 実施日:平成21年11月26日(木) 対象:第6学年 10名 派遣アドバイザー:大矢 優美子(社会福祉法人アンビシャス) 授業時間:2時間 【授業の目的・ねらい】 ○体験活動を通して、 「障がい者」や「高齢者」に対する理解を深めると ともに、 「人にやさしいまちづくり」について考える。 【主な授業内容】 ○アドバイザーのお話(講話) ・アドバイザーの経歴 【児童生徒の感想等】 ○私は車いすの体験をして、車いすに乗っている人のたいへんさがわ ・現在の仕事 かりました。トイレや少しの段差でもたいへんでした。生活がもっ ・電動車いす等の移動器具 とバリアフリーになるとよいと思いました。 ・バリアフリー設備の体験談 ・自家用車や自宅の工夫改良 ○車いす体験 ○車いす体験では車いすのたいへんさがわかり、車いすに乗っている 人を見かけたら助けてあげたいと思います。 ○これからも私たちに話してくれた ・体育館で操作の説明 ように、たくさんのことを教えて (段差の越え方など) あげてください。 ・校内 (廊下、教室、トイレ、スロープ) ○大矢さんから学んだことは絶対に 忘れません。 ○まとめ(アドバイザーより) せたな町立瀬棚中学校 実施日:平成21年11月27日(木) 対象:第1学年 15名 派遣アドバイザー:大矢 優美子(社会福祉法人アンビシャス) 授業時間:3時間 【授業の目的・ねらい】 ○高齢者や身体の不自由な人の気持ちを、疑似体験を通して理解する。 ○高齢者や身体の不自由な人の生活を身近な問題として考える。 【主な授業内容】 ○アドバイザーのお話(講話) ・アドバイザーの経歴 ・現在の仕事 ・電動車いす等の器具 ・バリアフリー設備の体験談 ・自家用車や自宅の工夫改良 ○高齢者疑似体験 ・体験セットつけて本を開く、お はじきを取る、階段を上る ○車いす体験 ・体育館で操作の説明 (段差の越え方など) ・校内 (廊下、教室、トイレ、靴箱他) ○まとめ(アドバイザーより) 【児童生徒の感想等】 ○障がい者の気持ちになって考えて貴重な経験ができた。車いすは一 人でできることとできないことがあって、やはり人の助けが必要だ と思った。 ○お年寄りはどうして歩くのが遅いのだろうかと思っていたけど、今 日の体験でたいへんさがよくわかった。自分の住んでいるところは お年寄りが半分以上を占めているところだが、道路が舗装されてい なくて危ないところもたくさんあるので、お年寄りが住みやすくし てほしいと思った。 ○バリアフリーの道具を作る大人が増 えれば多くの物が便利(バリアフリー) になるという言葉が一番心に残った。 そうなれば障がいのある人とそうで ない人の生活の差がなくなると思う。 当別町立弁華別小学校 実施日:平成21年12月4日(金) 対象:第 3 学年∼第 6 学年 23名 派遣アドバイザー:大原 裕介(当別町青少年活動センター ゆうゆう 24) 授業時間:3時間 【授業の目的・ねらい】 ○自分の不得意なことや苦手なところを受け止めることから、お互いに支 えあう気持ちを育てる。 ○認知症について正しく理解させ、認知症の高齢者に会ったとき、自分が できることは何かを考えさせる。 【主な授業内容】 ○弱さを受け止める ・自分の弱さについて考える。 ・自分の弱さを抱え込まずにはき 出すと、 自分も他人も安心する ことを伝える。 ○認知症サポーターについて ・脳の仕組みの説明 ・認知症についての説明 ・認知症に関する劇 【教員の感想等】 ○弱さを受け止める 子どもたちがふだんなかなか言えない悩みや困っていることについ て発表し、お互いに知ることができてよかった。自分と同じように、 他の人もいろいろと悩んでいることがわかって、子どもたちは少し安 心したようだ。 一人一人不安や苦手、悩みを持っていることがいじめや仲間外れにつ ながらないようにしようという強い気持ちを感じた。 ○認知症サポーターについて 認知症についてよくわかり、自分に何ができるのだろうかと考えるき っかけとなり、物忘れのあるお年寄りに親切にしようという気持ちに なった。記憶や脳の仕組み、認知症についての説明はたいへんわかり やすかった。ぜひ、介護の問題が身近な問題になる保護者の方にも聞 いてもらいたいと思う。 比布町立中央小学校 実施日:平成21年12月4日(金) 対象:第4学年 32名 派遣アドバイザー:大矢 優美子(社会福祉法人アンビシャス) 授業時間:2時間 【授業の目的・ねらい】 ○お年寄りや体の不自由な方などさまざまな人たちが自分たちの周囲で 生活していることを知り、理解を深める。 ○お年寄りや体の不自由な方たちだけではなく、自分たちにとっても安心 で楽しく生活できる地域づくりについて主体的に考えさせる。 【主な授業内容】 ○車いす体験 ・操作の説明 ・多目的ホール他 (体操マット、カラーコーン、 他に多目的トイレでの体験) ○高齢者疑似体験 ・体験セットをつけ、本のページ をめくる、お金(模型)を取る ○アドバイザーのお話(講話) ・電動車いす等の福祉器具 ・いろいろなバリアフリー設備 ・自家用車、自宅の改良 ○まとめ(アドバイザーより) 【児童生徒の感想等】 ○車いす体験では、段差の上がり方を教えていただきありがとうござ いました。高齢者体験で足におもりをつけたりすると、靴が履けな いことがわかりました。 ○車いす体験をしたとき、車いすの人ってこんなふうに感じているん だと思いました。私は車いすの人などをこれから助けていきたいと 思います。 ○車いすでトイレに行くことを簡単 だと思っていたけど、自分で車い すでやってみたらかなり難しいと いうことがわかったので、車いす に乗っている人がいたらすぐに助 けてあげたいです。 津別町立津別小学校 実施日:平成21年12月8日(火) 対象:第6学年 45名 派遣アドバイザー:大矢 優美子(社会福祉法人アンビシャス) 授業時間:2時間 【授業の目的・ねらい】 ○高齢者や身体の不自由な人が、日常生活でどのようなことを不自由に感 じているのかを疑似体験や介助体験を通して知り、相手の気持ちを理解 することができる。 ○安心して暮らすために自分たちができることを考えるきっかけを作る。 【主な授業内容】 ○アドバイザーのお話(講話) ・アドバイザーの経歴 ・現在の仕事 ・バリアフリー設備の体験談 ・自家用車や自宅の工夫改良 ・家庭での炊事のようす ○車いす体験 (体育館と校舎内で実施) ・操作の説明 ・操作、介助体験 ○高齢者疑似体験 【児童生徒の感想等】 ○高いところの物も取れるように、車いすにもいろいろと工夫がされ ているのだとわかりました。 ○身体が不自由な人は、家の中をいろいろ工夫して生活していること がわかりました。 ○アイマスク体験では前がほとんど見えませんでした。目が悪い人は 生活しづらいと思いました。手すりや声があるとかなり安心できま した。 ○この体験を通して、体が不自由な人 の気持ちが少しわかったと思います。 町で体が不自由な人がいたら優しく しようと思いました。 ○片マヒ疑似体験 ○アイマスク体験 標茶町立磯分内小学校 実施日:平成21年12月9日(水) 対象:第5,6学年 12名 派遣アドバイザー:大矢 優美子(社会福祉法人アンビシャス) 授業時間:2時間 【授業の目的・ねらい】 ○体験を通して、身体に障がいを持った人の苦労を知り、障がいへの理解 を深める。 ○自分たちができること、共に生きることは何かを考えるきっかけ作りを する。 【主な授業内容】 ○アドバイザーのお話(講話) ・アドバイザーの経歴 ・現在の仕事 ・バリアフリー設備の体験談 ・自家用車や自宅の工夫改良 ・家庭での炊事のようす ○車いす体験 ・体育館で操作の説明 (段差の越え方、スロープでの 操作方法) ・校内 (廊下、教室、トイレ他) ○まとめ(アドバイザーより) 【児童生徒の感想等】 ○車いすに乗ってみて、これが毎日続くのはたいへんだと思いまし た。段差は上れないし、トイレもできませんでした。だから私は段 差をなくして、車いすでも普通の人でも生活しやすいバリアフリー の家をもっと増やせばいいと思いました。 ○昔、車いすの人を見たことがあります。でもそのときは何もしませ んでした。でもこれからは困っている人を助けたいと思います。そ してみんなが楽しく暮らせる世の中 になってほしいです。 ○これからの社会は、車いすに乗って いる人を助ける優しさが必要だと思 います。 札幌市立発寒小学校 実施日:平成21年12月10日(木) 対象:第6学年 83名 派遣アドバイザー:白石 淳(北海道医療大学教授) 授業時間:2時間 【授業の目的・ねらい】 ○高齢者の疑似体験、介助体験を通して、 「いろいろな人が生きていく社 会」への意識を高め、さらに自分の課題を持ち追求していく中で自分た ちにできることは何かを考えていくことができる。 【主な授業内容】 ○車いす体験に関する説明 ○高齢者疑似体験に関する説明 ○車いす体験、高齢者疑似体験 ・2 グループに分かれて、交代で 実施 ○ワークシート記入 ○ユニバーサルデザイン等につい ての説明 ○自分たちにできることは何か (心 のバリアフリー) についての説明 ○福祉に関する説明 ○意見交流 【児童生徒の感想等】 ○お年寄りの人がゆっくりなのは、自分の思ったように動かないからだ とわかりました。私たちができることは、ドアを開けてあげる、椅子 を譲る、大変そうなときは手伝う、階段は手すりのほうにしてあげる、 などをしていきたいと思いました。 ○車椅子の人たちは一人で段差のあるところはいけないので困ってい たら助けてあげたいと思いました。お年よりはすること全部が疲れて しまうことがわかったので自分のおばあちゃんのお手伝いをしてゆ っくり休んでほしいです。お年寄り 体験で階段を下りる時、少しでも押 されたら落ちそうでとても怖いとい うことがわかりました。お年寄りの 人たちは階段を下りるのは恐怖でい っぱいなんじゃないかと思いました。 北海道池田高等学校 実施日:平成21年12月14日(月) 対象:第 2 学年 基礎介護受講生 19 名 派遣アドバイザー:佐藤 祐(インスパイア合同会社代表社員) 授業時間:2時間 【授業の目的・ねらい】 ○福祉教育アドバイザーによる専門的な知識・技術を体験実習から学び、 障がい及び障がい者についての理解を深める。また、体験実習を通し、 自分たちができることについて考えさせることを目的とする。 【主な授業内容】 ○講演 ・日常生活のようす ・飛行機やホテルなどのいろい ろなバリアフリー設備 ・買い物のようすやデパートの 陳列について ・現在の地域社会、障がい者条例 について ○車いす体験 ・操作方法説明 ・自走、介助体験 (スロープ、児童販売機、身障 者トイレ、玄関他) ・電動車いす体験 ○感想記入 【児童生徒の感想等】 ○車いすを介助してみて、やはり大切なことは「声かけ」「相手のこ とを考える」だと思った。 ○社会の中で障がいのある人もない人も一人の人間であって、平等に 接することのできる、そんな取組ができたらよいと思った。 ○健常者が社会の基準ではなく、老若男女や障がいの有無にかかわら ず誰でも暮らしやすい社会づくりが大切なのだと思った。 ○もっともっと世界中の人たち、国民が知識を身につけるべきだと思 った。 ○健常者と障がい者の両者がもっと コミュニケーションを取る機会を 増やして健常者、障がい者なんて 分ける必要がなくなるくらいにバ リアフリーになってほしいと思っ た。 北海道鹿追高等学校 実施日:平成21年12月15日(火) 対象:第1学年 67名 派遣アドバイザー:佐藤 祐(インスパイア合同会社代表社員) 授業時間:3時間 【授業の目的・ねらい】 ○車いすの介助体験授業をとおし、基本的な介助の仕方を学ぶ。 ○全ての人々がともに支え合い、安心していける社会を築くことの大切さ を学び、思いやりの心を持って生活する姿勢を身につける。 【主な授業内容】 ○講演 ・日常生活のようす ・飛行機やホテルなどのいろい ろなバリアフリー設備 ・現在の地域社会、障がい者条 例について ○感想記入 ○車いす体験 ・体育館に設置したコース (カラーコーン、体操マット他 を使用) ・校舎内 (スロープ、 廊下、 身障者トイレ、 水飲み場、玄関) ○まとめ(アドバイザーより) 【児童生徒の感想等】 ○車いすの人だけではなく、困っている人がいれば助けてあげるべき だと改めて思った。 ○障がい者、健常者と分けるのではなく、ともに協力して生活してい くことが大切だと思った。 ○誰もが同じように暮らさなければならないと思った。みんなで地域 社会を作ることを忘れてはならないと思った。 ○地域全体、社会全体でみんなが住みやすく、心地よい社会を作らな ければならない。バリアフリーだったら、健常者はもちろん障がい のある方にとっても使いやすいので、全てがバリアフリーになれば よいと思った。 ○一人一人が障がいのある方のためにど うしたらよいかということを意識して 生活していけば、地域がよい環境にな ると思う。 北海道士幌高等学校 実施日:平成21年12月17日(木) 対象:第3学年 社会福祉制度受講生 15 名 授業時間:2時間 派遣アドバイザー:白石 淳(北海道医療大学教授) 【授業の目的・ねらい】 ○疑似体験活動を通して、高齢者や障がい者が抱える問題を理解する。 ○思いやりの心の育成を図る。 ○障がい者が抱える問題を自分の問題としてとらえ、解決をしようとする 態度を養う。 【主な授業内容】 ○高齢者疑似体験 ・疑似体験用具の装着方法の説明 ・高齢者疑似体験 (廊下歩行、階段昇降、鍵を開け る、新聞を読む他) ○視覚障がい疑似体験 ・介助方法( 「手引き」 )に関する ビデオ視聴とデモンストレー ション ・視覚障がい者疑似体験 (廊下歩行、階段昇降、自動販売 機他) ○ユニバーサルデザインの製品等 の紹介 ○まとめ(アドバイザーより) 【児童生徒の感想等】 〈高齢者疑似体験〉 ○普通の箸では物をつかめなかったが、ユニバーサルデザインの箸やス プーンを使ったら自由につかめてとても感激した。 ○高齢者がこんなにもたいへんだとは思わなかった。みんなが助けない とだめだと思った。 〈視覚障がい疑似体験〉 ○曲がるとき、階段を上るときは指示する人がいないと全く身動きが できない。自動販売機も音声案内がないと何を買うか困ると思う。 ○少しの段差でもアイマスクをしている と不安になった。階段でもどこでも声 をかけてくれると安心するし、困らな いと思った。 ○目に見える情報は介助者がこまめに伝 えてあげた方が相手の不安を少し取り 除くことができると思う。 北海道栗山高等学校 実施日:平成22年1月19日(火) 対象:第3学年 家庭介護福祉受講生 27名 授業時間:2時間 派遣アドバイザー:佐藤 祐(インスパイア合同会社代表社員) 【授業の目的・ねらい】 ○講話を聞き、日常生活上の問題点や課題について知り、理解を深める。 ○介護する立場として、どのような援助ができるのか考える。 【主な授業内容】 ○講話 ・自己紹介 ・プロフィール 小学校入学前∼大学 ・自立生活 日常の生活 ・障がい者を取り囲む社会状況 ・障害者権利条約や条例 ・質疑応答 ○感想記入 ○電動車いす体験 【児童生徒の感想等】 ○佐藤さんの講話を聞いて、今の自分たちの生活の中で見直さなけれ ばならないことがたくさんあると感じた。これから講話を聞いたこ とをいかした生活をしていきたい。 ○街などのバリアフリーの現状を聞き、私たちの気づかないところで 障がいのある人が困っている事がたくさんあることが分かった。今 後、街などに出かける時には気にしながら歩いてみようと思った。 ○障がいのある人が生活していく上で 不自由なく暮らしていける環境をこ れから築いていけたらいいなと思う。 ○話を聞いているとなぜか泣きたくなっ てすごく感動しました。 北海道標津高等学校 実施日:平成 22年1月26日(火) 対象:第1学年 派遣アドバイザー:白石 淳(北海道医療大学教授) 54名 授業時間:2時間 【授業の目的・ねらい】 ○高齢者・視覚障がい者疑似体験を通して、普段自分たちが過ごしている 日常生活とどのような違いがあるのかを感じ取り、心身にどのような変 化を及ぼすのかを理解する。 ○高齢者・視覚障がい者疑似体験を通して、日常生活においてどのような 支援を必要としているのかを理解する。 【主な授業内容】 ○高齢者疑似体験 ・疑似体験用具の装着方法の説明 ・高齢者疑似体験 (廊下歩行、階段昇降、鍵を開け る、新聞を読む、財布をお金か ら取り出す、 自動販売機や公衆 電話の操作他) ○視覚障がい疑似体験 ・介助方法( 「手引き」 )に関する ビデオ視聴とデモンストレー ション ・視覚障がい者疑似体験 (廊下歩行、自分の靴箱の確認) ○ユニバーサルデザインの製品等 の紹介 ○まとめ(アドバイザーより) 【児童生徒の感想等】 〈高齢者疑似体験〉 ○身体にいろいろな物をつけて体験したが、特に不自由だったのは関節 だった。関節が動きづらいと、何もかもがつらく感じた。 「歩く」 、 「し ゃがむ」といった、当たり前のことはもちろん、器用さも失われ、細 かい作業が全くできなかった。 〈視覚障がい疑似体験〉 ○自分がどこを歩いているのかわからないし、周りの状況もわからな いから、どこかにぶつかってしまうのではないかと思いすごく不安 だった。でも、介助の人の声はすごく助かった。 〈今回の授業の感想〉 ○今回の授業を通して、障がい者に対す る考えが変わった。障がい者だから特 別という考えではなく、同じ目線で接 するという考えでこれから過ごしてい きたい。