Comments
Description
Transcript
インターネット安全運動 シンポジウム - NPO日本ネットワークセキュリティ
インターネット安全運動 シンポジウム 「インターネット社会を迎えて市民に迫られる安全対策」 開催趣意のご案内 インターネット安全運動の開催趣旨 「人は右、車は左」 道路を利用するのに、誰もが子供の頃から知らず知らずに学んで いる基本的なルール。それは、人が自由に歩いていた道に、車という「危険」が一緒に 走り始めたときから必要になったルールなのでしょう。それから 100 年余り、科学技術 の発達で新たな文明の利器として登場したコミュニケーションの道具にも危険が一緒に 潜んでいるという認識をみんなが感じ始めています。 日本のインターネット人口は 2004 年 12 月末で既に 6,700 万人、インターネット世帯浸 透率1は 78.1%で、8 割近くの人々が何らかの形でインターネットを利用しています。内 閣府の調査2でも、世の中がインターネットによって便利になったと思う人の割合は、96% にも達し、「なくては困るもの」としても 85%が同意しています。 このように、日常の必要不可欠な情報ツールとなったインターネットは、産業革命以来 の新しい変革を巻き起こし、さまざまな分野において新しい文化、価値基準を創り出し つつあります。しかし、十分すぎるほどの光があたっているその功罪の「功」の部分に 比べ、「罪」の部分はこのまま放置されると重大な社会的損失や悲劇を招くことは明らか です。 インターネットの陰の部分では、ネチケット、迷惑メール、個人情報の漏洩、フィッシ ングやなりすまし決済などのネット詐欺、オークション詐欺、ウィルス、スパイウェア、 麻薬などの違法な商品の取引、自殺サイト、更には幼児ポルノ、出会い系サイトなど子 供たちの安全を脅かす重大な社会的問題も惹き起こしています。インターネットの有用 性を高めていく一方で、これらのリスクにどのように対処し、安全性を高めていくこと ができるのかを私たちは真剣な行動を起こす時期が来たといえます。 ここに提案する「インターネット安全運動」は、広く一般市民に対する「安全への啓発」 を訴求し、IT 業界、非 IT 業界の枠を超えて多くの企業、団体および政府機関が「よき企 業市民」として「市民レベルのインターネット社会の安全対策」のための国民運動を巻 き起こしていこうという啓発活動です。この解決のためには、IT 関連企業の技術的な課 題解決能力、行政の理解と支援、立法的・取締り上の対策、メディアのサポートなど社 会全般の協力がなければ成功できない広範囲で根深い課題ですが、国民一人ひとりの安 全に対する意識が最重要な土台です。 このため、インターネットの専門家が専門用語を駆使する難しい技術討論の場や製品導 入の場ではなく、子供も老齢者も一般市民が理解できるレベルで、インターネットの安 全について高い問題意識の醸成と安全対策の方法を学ぶ場や素材を提供致します。スポ 1 場所や機器を問わないインターネット利用者がいる世帯の比率 2 http://www5.cao.go.jp/j-j/kozo/2004-11/kozo.html 2 ンサーにとっては、それぞれの活動分野における企業市民活動の観点から IT 業界、非 IT 業界にこだわらず一致協力して運動を盛り上げる姿勢を社会に共感していただき、今後 このプログラムを毎年恒例化し、継続的な啓発活動として実施したいと考えます。 本運動の開催趣旨をご理解のうえ、よろしくご検討賜りますようお願い申し上げます。 本運動に関してのご意見、ご質問は下記までお願い申し上げます。 問い合わせ窓口の連絡先 日本ネットワークセキュリティ協会 事務局 森屋 幸英 電話:03-3563-6061 メールアドレス:[email protected] 3 「インターネット安全運動 シンポジウム」開催概要 運 動 名: シンポジウム インターネット社会を迎えて市民に迫られる安全対策 スローガン: ネットの安心身につけよう 会 期 : 2005 年 6 月 28 日 参加対象者: 一般市民・消費者 (主にファミリー、シニア、キッズ) ターゲットリーチ数: 1000 万人 主 催 : 「インターネット安全運動」実行委員会 (日本ネットワークセキュリティ協会が本運動のために組織する 実行委員会) 後 援 :(予定) 総務省、文部科学省、経済産業省、警察庁 協 賛 : (予定) イオン株式会社、インプレス株式会社、株式会社イータウン、株式会社 大塚商会、株式会社シマンテック、株式会社小学館、株式会社東芝、株 式会社日立製作所、ターボリナックス株式会社、デル株式会社、トレン ドマイクロ株式会社、日本電気株式会社、富士通株式会社、マイクロソ フト株式会社、ヤフー株式会社 イベント URL:(取得中) ロゴマーク 4 インターネット安全運動の活動内容 キャンペーン テーマ: 下記の 4 つのテーマを軸に安全な利用のための啓発活動、情報発信を実施します。 1: インターネット上での子供の安全 (安心できるインターネット環境の提供、子供の保護、悪質コンテンツからの保護) 2: スパムメール、フィッシング詐欺対策 3: インターネット上での個人情報詐欺対策、プライバシー保護に対する活動 4: コンピュータの保護、ウィルス、悪意のある攻撃からの保護 1. 実行委員会が主催として執り行う活動 1-1: 共同記者発表会(6 月 9 日) 実行委員会メンバー企業によるプレス発表を行います。「インターネット安全運動」宣 言書(本資料および協賛資料に別添)を元に、業界を超えた理念を同じくする政府、非 営利組織、団体、企業と共に啓発活動、情報発信を行っていくことを発表いたします。 また、一般市民への最大の露出を確保するため、注目度の高い有志タレントの賛同・参 画を図ります。期間中、広報活動によって運動とイベントについてニュース報道の誘引 を図ります。 1-2: シンポジウム: 「インターネットの安全を考える」(6 月 28 日) 東京会場において特別ゲストのキーノート講演、有識者によるパネルディスカッション を開催します。インターネットの安全における現在の課題と解決のための呼びかけと将 来展望、官民挙げての協力体制の意義を提唱します。その成果を、TV 放映または新聞 紙面、雑誌記事等によって最大の露出を狙います。 1-3: オフィシャルホームページ(6月 9 日開設予定) 本ホームページ上では、 「インターネット安全運動」宣言書の掲載、協賛企業名の紹介、 および各イベント活動の紹介、活動内容などを紹介します。 以上 5