Comments
Description
Transcript
株式会社ナビタイムジャパン
株式会社ナビタイムジャパン 高精度静的解析が、 携帯アプリケーション開発に絶大な威力を発揮 「導入により、致命的な不具合を検出、修正できました。また、開発者の作 業負担を軽減し、ソースコードの品質を開発早期段階で限りなく高めるこ とができました。 」 開発ご担当者様 談 課題 車載ナビゲーションを初めとするトータルナビ ゲーションは進化し続けています。最新のエンジ ン技術を駆使し、使用者の現在位置を認識、目的 株式会社ナビタイムジャパン について 株式会社ナビタイムジャパンは、2000年に 設立したナビゲーションエンジンのソフト ウェア会社です。電車、車、バス、飛行機、 徒歩など、様々な交通手段を組み合わせて最 適なルートを検索できる「トータルナビ」が 最大の特徴。そのコアテクノロジーを基に、 携帯サイト「NAVITIME」、エンジンライセ ンス事業やASP事業、海外LBS事業、位置 情報ポータル事業などを展開しています。 地への経路案内をより速く、より確実に行います。 ウェブナビゲーション分野の先駆的企業であるナ ビタイムジャパン(以下ナビタイム)は2000年 設立されました。「NAVITIME」 「EZナビウォーク」 「EZ助手席ナビ」などの携帯ナビゲーションサー ビスでは400万人ユーザーを突破し、乗換案内、 ルート検索、暮らしに役立つ道路交通情報など多 様なサービスで、顧客の生活をフルサポートして います。 同社では、設立当初より開発している携帯ナビ ゲーションアプリケーションの開発ボリュームが、 時間の流れとともに肥大化しており、静的解析 ツールの採用により、下記の課題を解決したいと 詳細は、同社ホームページ http://www.navitime.co.jp/ をご覧ください。 考えました。 1)不具合の修正時間の短縮化により生産性の向 上をしたい。 2)開発の上流工程で漏れなく不具合を検知、修正 し、下流部分まで不具合が流れる確率を抑え る。このことにより全体の開発コストを削減。 3)開発のプロセスに静的解析を組み込むことに より、品質の保証や、高品質製品の開発への コミットメントを顧客に実証したい。 事業内容:ナビゲーションエンジンサービス 製品導入開始年度:2009年 評価段階において、類似静的解析ツールを、数製 品検討しましたが、Coverity Static Analysisは、 静的解析でありながら高精度な結果が見込まれ、 他社製品と評価に違いがでました。 製品評価 なお、今回のCoverity Static Analysis導入に関 ナビタイムは、2009年7月、EZナビウオーク、 では検知が難しかった(かつ検知する必要のあっ EZ助手席ナビ、NAVITIMEのアプリケーション開 た)不具合が検出できたことです。今後もStatic 発に、Coverity Static Analysisを導入しました。 Analysisを組み込んだ開発のサイクルを回してい なお、Static Analysis製品技術の優位性とその効 くことで、表面的な不具合もどんどん潰していけ 果については、下記の評価をいただいています。 るのではと期待されています。 ◦開発工程全般の効率化が図れた また、製品の使用による、開発者の日々のマニュ 人の目に委ねられていたコードの品質がStatic アルでの作業負担を軽減できる相乗効果として、 Analysisを用いることによって、品質を一定にし、 品質により自信を持って出荷できるので、今まで 品質を向上させることができた。 以上に精神的に安心して開発に取り組めるように 検証において不具合が発生した場合、 なったということがあげられるということです。 して、ナビタイムが一番評価している点は、今ま 検証→不具合検出→不具合解析→不具合修正→再検証 近年では、携帯メーカーが開発ベンダーと取引の というフローが発生するが、Static Analysis導入 基準として、「静的開発が組み込まれているか」と によって、上流工程での品質を高めることができ、 いうチェック項目があり、静的開発が品質保証の 検証での不具合検出数を少なくできた。結果とし 基準となりつつあるようです。 て、この一連のフローを行う回数が削減できた。 最終試験で不具合が出たり、出荷後のリコール など、後工程での不具合の発生は企業、ユー ◦既存の開発環境に簡易に配備可能 ザーに多大な影響を与えます。Coverity Static Visual Studio環境でプラグインとして使用できる Analysisの採用で、ソースコードを可能な限り整 ため、容易に導入できた。製品のインストールは 備することができるので、製品の使用は、リスク 簡単で、実際の本運用も2カ月という期間で完了。 軽減だけでなく、メーカーへの品質の保証といっ た点でも役立っているとのことです。 ◦短い解析時間 差分だけ解析するので、解析時間が短い。 展望 ◦今まで検知の難しかった深刻な不具合を検出 ナビタイムでは、今回のStatic Analysisの導入 一般の静的解析と違い、今まで検知できなかった 効果を高く評価しています。ユーザーに高品質の 致命的な不具合が検知できた。配列の不正アクセ アプリケーションを提供し続けるため、今後も ス、Null-check― 異常終了、不正アクセス、配列 Static Analysisでの解析を使用する品質管理プラ の不正アクセス、初期化が足りないアクセス、メ ンを予定しています。 モリ周りの不具合が検出でき、アプリケーション 品質の向上に役立った。 Coverity, Inc.(コベリティ インク)について コベリティは、米国サンフランシスコに本社をおくソースコード解析ツール会社です。ソフトウェアの開発工程の初期段階で、重大なソフトウェア不具 合およびセキュリティの脆弱性を自動的に解析、検出するコベリティの画期的な技術は、ますます複雑化するソフトウェア開発を効率的に行うサポート をしています。コベリティ社の製品は、何千万行ものコードに対応するだけでなく、フォールスポジティブ率(誤検知率)が非常に低く、100%のパス をカバーしており、すでに700社を超える有力企業が導入しています。おもな顧客には、サムスン、Symantec/VERITAS、日本電気、ACCESS、Wind Riverなどがあり、コベリティ製品を利用して、ミッションクリティカルなコードのセキュリティや品質における不具合を検出し、品質の向上、開発の効 率化に役立てています。同社の詳細は、http://www.coverity.com/index_jp.htmlでご覧ください。 コベリティ 日本支社 〒163-0510 東京都新宿区西新宿1-26-2 新宿野村ビル10階 TEL: 03-5909-8838 E-mail: [email protected] Website: http://www.coverity.com/index_jp.html Coverity, Inc. 米国本社 185 Berry Street, Suite 1600 San Francisco, CA 94107 USA E-mail: [email protected] Website: http://www.coverity.com http://scan.coverity.com Coverity は Coverity, Inc. の登録商標です。その他の会社名および商品名は各社の商標または登録商標です。