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本文ファイル
NAOSITE: Nagasaki University's Academic Output SITE
Title
若年マアジの生態学的研究―1 : 行動と食性について
Author(s)
梶原, 武
Citation
長崎大学水産学部研究報告, v.5, pp.13-22; 1957
Issue Date
1957-02-28
URL
http://hdl.handle.net/10069/31939
Right
This document is downloaded at: 2017-03-31T18:08:17Z
http://naosite.lb.nagasaki-u.ac.jp
B
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l
e
t
i
no
ft
h
eFacultyo
fF
i
s
h
e
r
i
e
s,NagasakiUniversity
,N
o.5
,1
9
5
7
1
3
若 年 マ ア ジ の 生 態 学 的 研 究―
行 動
と 食 性 に つ い て
梶
Ecological
japonicus
Studies
on
(TEMMINCK
to
et
原
武
Young
Jack-Mackerel,
SCHLEGEL),
Behavior
and
Takesi
In early
summer,
we
can find
with
Feeding
the
young
(Tab.
length,
follows,
i)
1), and young
behaviors
refering
Those
and
of 5-30mm in fork
are
by the larval
chiefly
ii)
Those
abilities
They
caught
iii)
They
their
stronger
captured
than
of 50-80mm in fork
up
so stout
as
were
the
are
collected
hook
by their
summarized
by the
stage.
under
are in meso-juvenile
former,
by the larval
grew
is continued
into 4 groups
behaviors
in pre-juvenile
like
along
as
larval
They
stay
the lamp
net.
quietly
light.
They
net.
the
Those
classified
Their
which
are
bodies
of 30-45mm in fork length
are
are
data
length
bending
stages
attracted
to the lamp light were
at the shore regions
of northern
were
habits.
to the pre-reported
of various
the spawning
of jack-mackerel
waters of western
Kyûshû.
jack-mackerels
feeding
at the sea surface
Reference
Habit
jack-mackerel
1. Observations
on marine animals which were
made in early summer
of 1953 and 1954 on board
fork
Special
KAZIHARA
the shore faced to Gotô-nada,
because
from Decmber
to August in the coastal
Gotô-nada
Trachurus
but
net less
length
to
make
they
than
are
are
stage.
the pre-juvenile
called
schools,
Their
not able to make
yet.
ones.
"Zengo-Azi"
and
swimming
schools
(post-juvenile
usually
migrate
stage).
to the
shore
regions.
2. Juvenile
ones, 5-45mm in fork length,
light.
Perhaps
they are feeding at daytime
When
from
the
fishes
the primary
on the juvenile
fishes
which
attain
the
predator
which
are
is
it inhabits
In early
one of the
at the shore
summer
but when they
attain
young
50mm, they
to the secondary
have long spawning
3. Anchovy
of ca.
less than
period of juvenile
stage, there
and the early hatched ones.
when
size
seem to take
(Tab. 5).
are
most
and
food
change
2).
favourable
their
feeding
between
food
for
the
the
the
feeding
become
It will be natural
change
relation
under
their
one, and "Zengo-Azi"
45mm (Tab.
term
no food
later
young
habits
to attack
that,
habits
lamp
in these
during
hatched
the
ones
jack-mackerel
regions.
jack-mackerels
of 50-80mm
the size of ca. 90mm they
usually
do not feed
attack
on young
sardine,
the latter.
緒 嗣
五島・灘を中心とする九州、i
西海域のマアジの産卵について,早野
1
)
は垂直喪採集法による卵稚魚の採集結果
から産卵場は五島灘を主としてその産卵期は 12-8月で盛期は 2-4月にあるとしている。この結果は主
持乙の研究は昭和2
9年度文部省科学助成金による。
14
島灘の沿岸域に出現するマアジ幼魚の来游期やその状態とよく対応しているといえる。
マアジの産卵期が長期間に亘り,その盛期も比較的長いために.マアジ幼魚が産卵場周辺の沿岸域に来訂
する時期には,かyる沿岸域ではマアジの稚魚をも含めて,少しずつ発生時期を異にする幼魚が同時に存在
している。それ故に力八る時期に,適当な方法により発生時期を異にする幼魚を観察し,それらの生態を比
較検討することが出来るのではないだろうか。またマアジ幼魚が五島灘の沿岸域に来務する時期は,マイワ
シ,サバ類の幼魚も来游する時期でもある。このため本海域での重要なこれら三者の幼魚期における相互関
係についても同時に観察することが出来ればと考え,1953年目1954年の5∼6月にかけて,集魚灯を利用し
て灯下での幼魚と若年魚の行動を観察した。
なおこの観察の結果と,近年の対馬暖流調査で行われている表層曳稚魚採集の資料との両者から,マアジ
幼魚期の生態について2.3の点で考察を試みた。
この研究にあたり.指導をうけた山田鉄雄教授や資料の利用に便宜をいたy“いた西水研の榎本技官,早野
三教氏に対して,またi乗船調査に協力して下さった佐世保市東ノ浜の引切網業者の方々に厚く感謝する。
観察の方法及び資料
1.灯下での観察は,五島灘奥部の佐世保湾口より西彼半島の崎戸島南岸にかけての水域で,こ㌧に出漁
する絶切網の灯船(集魚灯は発電機による1000燭光)に便乗して行った。観察の方法は,船上よりの肉眼観.
察によったもので.この点かなり不充分な点があると思われる。魚体調査の資料は船上より抄網で採集した
ものと,漁獲物より採集したものを使用した。
便乗した縫切網船は.佐世保市東ノ浜を根拠にするもので,4月までは佐世保湾口附近より北部の沿岸で
カタクチイワシを対象に操業するが,5月に入ると西彼半島沿いに北上してくる小羽マイワシに切換える。
5月上旬∼中旬には崎戸周辺に出漁し,マイワシ群の北上につれ漸次漁場を北に移し,6月に入ると佐世保
湾口附近で操業する。日kの漁場としては,沿岸より2∼3海浬以内の暗礁のない,水深が40m前後の場所
が遅i…定さ縛しる。
この調査水域は,対馬暖流の影響を受けてはいるが.五島灘中央部よりも春期の水温上昇は1∼2旬おく
れている。またマイワシ,マアジ,サバ等の当才幼魚の回游も,灘中央部から南部の沿岸よりは1∼2旬お
くれており,来游量も少ない模様である。マアジ幼魚についてみるなら,天草地方の如くマアジ幼魚を対象
とした操業は行われておらず,下切網や地引下等にしても比較的に多いマイワシを対象に操業を行い,マア
ジ,サバの幼魚はマイワシに混入して獲られているのを普通としておる。
2,利用した稚魚採集資料は,対馬暖流調査の≒環として行われている表層曳稚魚網(口径1.5∼1.3m,
曳網速度は1時間2海浬で10分間曳)により採集されたもので,1953∼1955年間の長崎L)),熊本「’),鹿児島4)の
各水試が発表している資料である。
察
観
1.集魚灯動物
調査水域の5∼6月に集魚灯に集まる動物は,魚類や軟体動物及び動物性planktonであった。これらを
前田5)にならって集魚灯動物と呼ぶ。
集魚灯動物を灯下で群を作っているものとそうでないものに分け,また同一種類でも灯下での行動様式を
異にしている体長二丁に分けて列記するとTab・ 1の如くである。
Tab. 1に底旗魚類がみられないのは,漁場が岩礁地帯を避けて選定されている事や,縫切網操法では水
深10m前後二二に集まったものしか漁獲し得ない事等によるためと思われる。
灯下で群を作っている魚種は,多くの場合に灯下で群密度を大きくする。即ち.灯下で同じ生態を示す単位
群同志が合一する。この単位群の大きさは魚種により,同一魚種でも体長別記の生態を異にするものでは異
なり,来游の仕方も日時.潮時,漁場等により異なる。然し単位群の状況がその日kの漁況を支配している
といえるのであり,それ故に調査期を通じて漁況面からいえる事は,調査域では小羽マイワシ群の単位群数
と,単位群の密度が最も大きいという事である。この事は操業者の方からすれば,かyる漁場を長年の経験
によって選定するという事でもある。小羽マイワシに次いで単位群の多いのは.マアジの幼魚群である。業
15
Table 1・ Marine lamp animals
Body lengthec(血m)
Species
Grouping
by groups
Sardinia melanosticta (T・ et. S.)
’Etrumeus microPus (T・ et S.)
Engraulis joPonica (T’. et S・)
40一一一1 oo
40一一一1・OO
15’L一 40
50一一 80
Trachurus 」’aPonicus (T. et S.)
15一 45
50一一 80
80一一135
1 35’一一’1 60
.Scomber 7’aPonicus HouTTuyN
60p一一一 80
soe一一一1 oo
Scomber taPein, ocePhalus BLEEKER
No grouping
lOO一一一170
StolePhorus juPonicus (HouTTuyN)
70一一110
Atherina bleekeri GuNTHER
80一一1 OO
Doryteuthis kensalei WAKiyA et
IsHIKAwA)
130一一一315
OmmatostrePhes sloani Paeificus
S’rEENSTRUP
50
Lo1igo sp.
80一一一100
80一一一一1 30
StePioteuthis lessoniana FERussAc
Zoo−plankton
Polychaeta
Copepoda
Amphipoda
Mysidacea
ee Fishes ware measured in fork length and squids in mantle length.
者はこのマアジの比較的多い場所には小羽イワシは少ないといっており,両者は沿岸域での滞留環境条件を
多少異にするのではないかとも考えられる。
小アジ,小サバの群は前二者よりも小さい。ウルメイワシは,マイワシ群に混じて少量みられる。ギビナ
ゴは6月申旬以降に出現する産卵群であった。イカ類では,ケンサキイカが最も多く」 5月申旬夏降より現
われ6月に入ると増加してくる。Loligo sp.はク’ンサキイカとほY’h同様な出現状態を示しスルメイカは,5
月上旬頃までみられるが,数は何れもごく少ない。アオリイカは時k灯下に姿をみせるが,網にはほとんど
入らない。
この調査期間の漁獲物の平均組成は,小羽マイワシが70∼80%以上を占め,残部の主なものが幼魚マアジ
群であっ7こ。他の種類は少量ずつ混入されている程度である。これは多くの場合.主要対象のマイワシ群が
灯下である程度の密度に達し・これを捕食している小アジ,サド類やイカが多数集まって・マイワシ群を駆
逐しない前に網を入れるから,漁獲物の組成はほド安定しているのである。
集魚灯動物の主な種類について,灯下での食性を胃内容物の結果から示したのがTab・2である。
2.群の行動と捕食関係
灯下に集まるマアジは,4つの体長別群に分ける事が出来る。各回は成長段階を異にするために,光に対
する反応や摂餌行動を異にしておる。これらの群行動と摂餌状態の観察結果と共に,各種別相互間の捕食関
係から前田5)の方法に従って食性の段階と序列をつけることにする。なおこyで使用した体長測定は,魚類
ではfork:1ength,イカ類はmantle lengthである。
i)15∼45mmの幼魚マアジ 抄網の採集や灯下でこれ等を捕食した魚の胃内容物より測定した体長組
成をTab.3に示す。
この体長範囲の幼魚は,灯下では群行動を行なわないで,表層に体を鈎状に曲げて静止体形を保っている。
6
Stomach contents of’ marine lamp fiShes
Table 2・
の㊤調ω鋸靹O謂脚O
り§も§心も
の寸
一£
RS+PRS
RM+M+M
RS+MRM+SCM
藁1
RS RS
+M
1
§噛
+M
P : Plentiful
09
−0寸
+P
Quantity
C:Com血on
1
■ミミ℃
RS+M
so一一100
Freq,uency
M : Moderate
+ : Medium
R:Rare
Table 3・
0。○
1
一0め
80一一130
Loligo sp.
憩ミミ勅ミ
30一一80
strePhes
C IR
A l S
RM+M +MRS
Ommato−
1
+M
130一一一315
RS
Doryteuthis
CP
CP+A
so一一一100
+M
Atherina
O寸
40一一180
R.S
Sardinia
ーヨ
100−170
RS
80一一一100
RS
RM RS RS
60一一一80
Scomber
1
,
135r一一160
RS+M
50−80
80一一一一1 35
1g
CS+M+SRS
RS
RS
RS
1 5−45
Trachurus
oわゆσδお房田詔の
mantle
length
(mmj
Ooっ
100っ
Fork or
Fishes
惚ミミ動袋国嗣o
,ミ魁§§○
contentS
め勉ミヘミ葛
↓O邸謂Oh一〇
娼8巴oO
Stomach
t
S : Scarce
Fork length frequency compositions of yoqpg
jack−mackerel gathered to the light
Sampling
date
Fork
1 953ee
V−21
rt
V 一一10
V−11
23h一一24h
0h−2h20n)
8
05.4ρ0
戸04−−
length
1954
rt
=一
V一一15
r!
rt
V一一24
VI一一4
s rbm int・ ×1
40一一一45
TQt.a1
25
3
2
一
2
133
=[
35一一40
2一−
30;35
234−0[﹂1
1
1 5−20
20一一25
25 一30
2
1
3
1
ee From stomach contents of jack−mackerel (80−135mm).
17
灯下への集まり方は,個々が潮流により流下して投光圏内に入り,膚力でやって来たものとはみられなか
った。投光圏内に入る『と,30nini程度以上あ個偉でば断続的に泳いで灯直下に近ずくが,この程度以下の個
体では,静止体形を保もつたま㌧流れ去る。
灯下での静止体形は,潮流の速度が早くなり灯より遠ざかろうとする時,あるいは捕食魚に攻撃される時
以外は崩さない。然し行動力が弱いために,流速の変化や捕食によりすみやかに消失する。それ故,灯下の
個体は常に交代している。また風波は流速と同様に,出現条件を左右しており,風波が階級3程度になると
灯下表層に集まっていたものも姿を消す。
幼魚マアジが灯下で摂回しているのはみられなかった。採集個体の胃も空で,ただ腸内に少量の小型動物
性planktonの砕片がみられた。かyる点から食性の段階では一次捕食魚に入れることが出来る。なお灯下
では,マアジ幼魚群,サバ幼魚群,小アジ,サバ,イカ類から捕食されているが,表層に集まる50mm前後
の幼スルメイカには捕食されない。
ii)50∼80m血のマアジ幼魚群 上記の15∼45mmの幼魚マアジを初期及び中期の幼魚とすれば,50∼
80mmのものは後期幼魚といえる。5∼6月頃の80mm以下のマアジは同年の発生に属するものとみられる
ので,こyでは幼魚と呼ぶことにする。
50∼80mmのマアジは,この期のvアジ漁獲中で最も個体数が多い。然しvイワシ群に比較すると単位群
の密度は小さい。
点灯後,最初に灯下に来たマアジ幼魚群は中心部の1∼2m下層で群泳している。捕食魚による攻撃が少
ない間は,この層で群密度を次第に大きくする。たまたまこの群の多い場所や,単位群密度の大きい所であ
ると,マアジ幼魚群によって表層域を占める事がある。(観察例{回)
1∼2m下層の群は無定方向の旋回運動を行いながら,表層に餌料動物,カタクチイワシのシラス,幼魚
マアジがいる時は,游泳層から個々が浮上してこれらを捕食する。然し表層にいる幼スルメイカや小羽マイ
ワシ群は攻撃しない。Vアジ幼魚群は中型以上のイカ類に捕食されていた。
食性の段階では二次捕食魚に入れることが出来る。
iii)80mm以上の小アジ群 80∼135mmの体長範囲のものは,同年のごく早い発生のものと前年の遅
い発生群の両者よりなると考えられる。135∼160mmのものは,前年の盛期に発生したものであろう6)。
この期にはカ>yる体長群の出現はまだ少ない。
灯下では,80∼135mm群は1ight circle外縁附近の表層に,135∼160mm群は灯の中心近くのや㌧深い
刃ころに現われる場合が多かった。これらの群が灯下に現われた際に,小羽マイワシ群や表層の餌料動物や
カタクチシラスの集まりが少ないと,しばらく滞留して灯下を去り.後者の諸種の集まりがよいと滞留する
ようになる。この両者のアジ群は,灯下で活ばつな捕食活動を行う。1ight c年rcIe外縁の群が増加すると,
表層に集まるもの』来游が阻止される。下層の小アジ群は,表層に集まる小羽マイワシ群その他の小型魚類
や餌料動物を捕食:している。
食性の段階では二次捕食魚に属し,マアジ幼魚群より上位に序列づけられる。そうして灯下に滞留するの
には,マアジ幼魚群に比して,光よりも餌料の要素が大きくなる。
iv)カタクチイワシ及びマイワシ カタクチイワシ類は,この期のマイワシ漁場では多く集まってこな
い。カタクチのシラスは,個々に回游して表層の中心部に小丸をつくる。小型カタクチイワシは,表層の中
心部より多少はずれた処か,または1∼2m下層に小鳥を作る。この両者は灯下でほとんど摂餌をしていな
い。カタクチのシラスは・幼スルメイカをはじめvアジ幼魚群,小アジ,小サバ,イカ類に捕食されている。
小型カタクチイワシは・、小アジ,小サノ㍉イカ類に捕食されている。カタクチのシラスの来腺量は多くはな
いが,Tab・2でみられる如く=:次捕食魚の主要な餌料となっている。
小羽マイワシ群は,灯下集団中で最も密度も大きく基本的な群である6灯下では,まず2∼5m下層に集
まるが捕食魚の攻撃をうけると漸次上層に移る。灯下で二割していない。
v)サ バ 類 観察された体長範囲内では,Y.アジと同様に体長別に光に対する位置を異にして体長
別群をなす。マアジと比較すると,光に対する位置や捕食状態もほゴ等しい同じ様な体長範囲の群では.サ
バの方が行動が活ばつであった。この点から同じ食性段階でも序列は上位に位置づけた。
vi)イカ類(アオリイカを除く) 50mm前後の幼スルメイカは.表層の中心部近くに現われる。これ
18
以外の体長群は,摘心部のやS. geL)所に集まる。後者のイカ類の集まっている量は,小マイワシ群の集まつ
ノこ量と比例的な関係があるものの如くで,小マイワシ群の量が少ない時は,1匹∼数匹のイカ群が時々灯下
を訪れてマイワシを攻撃しては泳ぎ去るが,小マイワシ群が大きくなるとイカは下層に滞留する。
小アジ,小サバがマイワシ群を攻撃するのは,専ら小Vイワシ群の周辺部の個体を捕食している。然しイ
カ類は,1匹∼数学つつがイワシ群の中心部に突こんできては捕食する。そのためイカの駆逐行動が,アジ
やサバよりも効果的で大きい。・
イカ類が小アジ,小サバを攻撃しているのはみられなかったが,前者が滞留するようになると後者の活動
・は衰えてくる。
イカは食性の段階では,第三次捕食魚に入るが5),幼スルメイカはカタクチシラスを捕食しているが小ア
ジ,小サバには捕食されているので,第二次捕食魚に属させマアジ幼魚群よりも低位に序列しておく・
3.群の構造と変化
前田「))7)は集魚灯動物集団の群の構造は,食性の段階の低いもの程灯の近く内側に位置しておるのが基本構
一造であり,また食性段階の低いものの門灯に対しては光が支配的で,高位のものになるに従って餌料の作用
が大きくなるとしている。HARDENBERGS)は同種ならば若年魚は光に近い表面に成魚は光の中心近くのや㌧深
いところ,または1ight circleの外縁近くの表面に現われるとしている。更に前田7)は群の構造の変化の
要因として,生物的要因による変型と環境要因による変型を観察しており,灯光に集まる順序は食性序列と
一致し低位のもの程早く集まるともいっている。
これ等の諸結果は本調査の観察においても支持されるところが多い。こyでは船上の観察と漁獲よりの推
測から,群構造の変化についてマアジを中心に1,2の点を述べる。
i)灯下集団構造の基本型 漁船は漁場に着くと,点灯して速力を落し小羽マイワシ群の探索を行う。
マイワシ群にあたると,vイワシは表層を飛躍しながら灯を追う。船をとめるとvイワシ群は灯中心部のや1・・
深い層に下降する。停船後まもなく表層に大型浮游性甲殼類,多毛類,カタクチシラスが集まり始め,またマ
イワシ群は密度を大きくしていく。更にマアジ幼魚群,小アジ,小サバ,’イカ類も集まり,表層には幼魚vアジ,
幼スルメイカも見えるようになる。灯下に集まる順序については充分な観察が行われていないが,点灯後1時
周前後で以上の諸魚種はほy・LHそろう。この時の構造をこの期の基本型とみるならば,次の如きものとなる。
表層の投光圏内一円に多毛類や大型浮游性甲敷類がミズスマシ状の運動を盛んに行っており,これらに混
じってカタクチシラスの小群とマアジ.スルメイカの幼魚の分散個体が中央部近くに位置する・中心部の1
一∼
Q血下層にはマアジ幼魚群,時にはサバ幼魚群がおり,この下に小羽マイワシ群が位置し,この下層と
1ight circle外縁の表層に小アジ.小サバ,イカ類が位置している。この基本型及び後述の変型の模式図
・をFig.1に示す。
この基本型で,マアジに関してみると,体長別群に体長の大きい群程灯より遠ざかって位置しており,体
長別群で観察された食性の順序に従がつて配列している。また他魚種との関係についても同様な事がいえる
が,t: y“マアジ幼魚群と小羽マイワシ群との間では前者が食性の段階が上位であるが灯に近く位置している。
ii)生物的作用による変型 観察期には前述の如く食性の段階からは第四次以上の高位の捕食魚が出現
しない事と,基本的な群であるマイワシ群以外は群密度が小さい事から,集団成員の急な交代が起るのはほ
とんどみられなかった。たy一一例外的に,1954年5月18日の観察で.マアジ幼魚群の密度が大きくなり表層を
この群が占めたが,しばらくして小サバの大きな群が現われマアジ幼魚群と下層の小羽マイワシ群を短時間
内に捕食叉は駆逐し,最終は小サバの豊漁となった。(Fig.1−No』, No.皿)小サバの豊漁はその予約1
週間つ穿いたが,業者な戦後はじめての現象だといっていた。かyる例外的な現象を除けば,普通に生ずる
変型は次の如きものである。即ちマアジ幼魚群やサバ幼魚群は小群で集まる場合が多く,これらの群は表層
の諸動物を捕食している。更に小アジ,小サバ,イカ類が集まって来ると,これらは表層の諸動物からマイ
ワシ群までも盛んに捕食し,表層のものは急速に消失しマイワシ群は表層近くに押しあげられる。このためマ
イワシの上層にいるマアジ幼魚群は周辺部に押しやられる。然し完全に駆逐されることなく,その後この周
辺部で群密度を大きくする。(Fig・1−Nb. ll)旋網はかyる状態になる前か,あるいは変型後1時間以内
に行われる。
ac 1回目の旋網は観測間申の平均では点灯後3∼4時間であった。
19
N o. r
N o.豆
一一一一一 V Hortpontal.
環
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/t
t
1
1
1
一
1
t
’
_一一一一で
s告
Fig・ 1・
Standard form and its variations of social
z恥哨鳴脳鉱翫鋤
structure of marine lamp animals
Zooplankton
Shirasu stage of anehovy (F・ L・ 15一一40mm)
Jack−mackerel (F・ L・ L5一一40mm)
rr ( n 50−80mm)
n ( n 80一一L60mm)
Koba sardine (E L・ 40−100mm)
Scomber (F・ L・ 80−170mm)
Squids (Mantle length 130−315mm)
iii)潮流及び風波による変型 潮流の影響は小型の動物に対する程大きく潮速が増加するに従って運動
力の弱いもの即ち食性段階の低位のものから段々に灯に近寄れなくなる7)。また潮流のみならず風波の作用
も表層に集まる小型の動物に影響をあたえる。
マアジで環境変化の作用を最も大きく受けるのは,運動力の弱い幼魚マアジである。幼魚マアジは潮流が
ごく弱い静水状態に近い時でないと滞留しないし,風波も階級度2以下でないと姿をみせない。
潮速が増してくると,灯下群の型は流向に引伸された型に変り,運動をほとんど行なっていない幼魚マア
ジから流下していく。更に流れが強くなると,表層の諸動物では浮游性甲殻類一志タクチシラスー多毛類の
順で姿を消していく。
下層の状態については,はっきりした事はいえないが表層の諸動物がほとんど集まれない程度の潮流時で
も,1ight circle外縁附近で小アジ群の泳いでいるのがみられる。
潮流の影響は魚体の運動に関係し,同一魚種では,運動力は魚体の大きさに比例するから,マアジでは幼
魚マアジーマアジ幼魚二一小アジの順で潮流の作用を受け難くなる。
操業の実際では幼魚マアジが流下する程度の潮流では,まだ充分に漁場が形成されるが.マアジ幼魚群も
集まり得ない程になるとマイワシ群も集まらないので漁場は形成され難くなる。また風波の作用についても
風力が4以上では出漁が出来なくなるので,漁場で風波の作用を受けて集まり得ないのは幼魚マアジと浮游
20
性甲殻類のみといえる。
論 議 と 考 察
1.幼魚マアジの運動力 灯下における観察から,マアジの幼魚は45mm程度を境に行動力が異なって
くると考えられる。45mm以下の幼魚では灯下では静止体形を保っており,ごく謹かの運動しか行わない。
これに反して50mm以上の幼魚は群をなして活ばつな行動をしているのである。・また前者は灯下えの来游の
仕方も個kであり,灯下で数匹乃至は十数匹集まった際にも群行動を行うことはない。かyる点から,マア
ジの幼魚では,体長が50mm程度に成長してはじめて群行動を行い得るだけの運動力をもつようになるもの
といえる。
45mm以下の幼魚でも魚体の大きさ1こ対応して運動力に差がある事はもち論で,、灯下では30mm程度以上
のものは,灯に近ずく場合や外敵の攻撃に際しては断続的な運動を行うが,これ以下の幼魚ではカ>yる運動
もみられない。
この点を稚魚網採集の資料を参照して考えてみる。資料の項で述べた表層曳稚魚採集のマアジ資料を,1
網採集個体数とその際の体長範囲(全長)で整理したのがTab・4である。これでみると,採集されている
Table 4・ Relation of collected numbers of young jack−mackerel
per haul and its total length range
(by the larval net, 1953−1955)
No)g>fftnge(mm)i 2−20
3−60
5−20
5一一60
1
25一一一30
100一一一125
61 一i
1
30 [ 1
1 5−55
45一一一50
Tota1
1
1
2
1
1
49
1
8i i
3682133111
1 0−15
1 5−20
20一一25
19
S3一12=1
2
3
4
5−10
−凶什一 一1
1
10−35
2111一一2竃
per haul
?・
Total lengthl
ものは2∼60m血の範囲のものである。発表されている資料には,個kの測定傾が記載されてないので詳し
く検討することは出来ないが,5∼35mmの範囲のものが採集回数からすると最も多い。この事は表層曳稚
.魚網のマアジの稚魚,幼魚に対する採集能力の限界を示すものと考えられる。しかもこの体長範囲の幼魚は
灯下での観察ではほとんど運動力を示さないものである。
以上の点を幼魚の成長と運動力の発達度合で整理すると次のようにいえる。
5∼30mmの幼魚マアジー運動力が弱く,灯下では運動をしていない。表層曳稚魚網はかyる範囲の幼
魚を主に採集している。
30∼45mmの幼魚マアジー運動力はやy発達してくるが,まだ群行動を行う程ではない。然し表層曳稚
魚網では採集し難くなる。
45mm以上の幼魚マアジー運動力は発達し群行動を行い得るようになり,群をつくって沿岸域に来黙す
る。
以上の論議においては.他の多くの要因を考えていないがその中で幼魚マアジの棲息水深層の昼夜間での
変化の点について資料をあげておく。即ち表層曳稚魚採集の上記資料を,vアジの昼夜別ρ採集有漁1網の
平均尾数に整理したTab・5と.灯下の観察結果から.5∼45狙m範囲の幼魚マアジは夜間は昼間よりも表
層に浮上している個体が多いのではないかと推測される。
2.食 性 榎本9)は五島灘で昼間に表層曳稚魚網により採集された幼魚マアジの胃内容物を検査
して,Tab・6の如き結果を得ている。即ち10mm以下の幼魚ではmicro・copepodaを主に食しており,
21
Table 5e Appe,aranc.e of young jack−macker,el at daytime or night.
.(eollected by the larval net, 1953一一一1955)
Total individuals
Average individuals
Total sampling
points
Daytiエne
214
39
Night
111
10
per point
5.5
11.1
Table 6. Stomach contents of young jack−mackerel
(collected during daytime by the larval net)
(from Y・ ENoMoTo 1954)
Stomach
Nos. of
observation
Range of total
copepoda 1
Lamellib−
[Phyllopoda
ranchia
larva 一 ,
(1 .5mm 〉)
Dino一
9乙
contents
flagellata
Empty
length(mm)
6
10>
3
24
10−40
24
12
1
2
2
1
4
3
10∼40mmの幼魚になると餌料内容の種類は豊富になるが動物性planktonを食っておる点はかわらず,し
かも胃内容が空である個体は少ない。灯下での結果と比較して45mm以下の幼魚マアジは動物性plankton
を主な餌料としており,摂餌は主に昼間に行われるという事がいえそうである。
45mm以上の群行動をしている幼魚群は,.灯下で浮雌性甲殻類,多毛類,カタクチシラス,幼魚マアジを
捕食していアこ。この関係は,灯下のみでなく,昼間でも5∼6月以降になると佐世保湾内の沿岸近くでカタ
クチシラスを追っているマアジ幼魚群をみることが出来る。かyる関係は,マアジの幼魚は群行動を行うよ
うになる50mm程度に成長すると,食性も変化して,食性の段階は第一次から第二次捕食魚えと移ることを
示している。
マアジの如く,産卵期が比較的長期にわたり,幼魚期に食性が変化して一段高次の段階に移るものでは,
伺年の発生に属する幼魚間で遅い発生のものは早い発生群に捕食されるという、関係がみられる。
更にマアジ幼魚群の食性についてみると,Tab・2にみられる如く丁丁クチシラスは餌料中で主要なものと
なっている。そうして小アジにおいてもほY’”この事はいえるのである。それ故,五島灘周辺の沿岸域ではマ
アジ幼魚群が来回し,この沿岸域で9∼10月頃まで滞留しておるのであるから,この沿岸域に多いカタクチ
イワシはマアジ当才期の主要な餌料となり,また両者の量的関係はマアジ当才期の成長度にも関連している
ものと考えられる。
マアジと他魚種との捕食関係を前項の観察の結果により食性段階と序列で整理すると次のようになる。
第一次捕食魚 カタクチシラスー幼魚マアジー小型二二クチイワシー小羽イワシ
第二次捕食魚 幼スルメイカーマアジ幼魚群一サバ幼魚群一小アジー小サバ
第三次捕食魚 イカ類
マアジとマイワシの関係について多少ふれると,五島灘周辺海域では,マアジ幼魚群が沿岸に来游する時
期は前述の如く,小羽マイワシ群の来游期でもある。両者の関係について,1950年頃より五島灘のマイワシ
の漁獲が減少しマアジの漁獲が増加して来,沿岸域でもマアジの若年魚の増加がみられてきだの。この現象
から,漁業者の中には.両者が何らかの関連を有するのではないかと言うものもあり,またマイワシ資源研究
者間でも,両者の稚魚幼魚期の関係を調査する必要がある事を提唱した11)。
これについて筆者の観察から言えば,両者が直接の捕食関係に入るのは,マアジが第二次捕食魚段階に移
行してから以降になるといえる。マイワシは若年魚期では動物性Planktonを主に摂豪している12)。このアこ
めマアジが第一次段階である問には,共通な餌料という関係で相互に影響を及ぼしあうであろう。然し両者
が接岸してくるようになると,マアジ幼魚は食性の段階を小羽マイワシよりも一段と高次に移している。た
2
2
7
ご Tab.1 でみるととし
ζ の期のマイワジはマアジ幼魚群とほぼ等しい体長をしており,マイワシを捕食
ab;3からでは 80mm
以上のマアジ,叉は 60mm
以上のサ
していなし '0 小羽マイワシを捕食しているのは, T
パ類等である。即ちマアジでは同年のごく早い発生, または前年の遅い発生群以上のものが,乙の期の小羽
マイワシを捕食している O
それ故に, 50--80mmのマアジ幼魚群が早野
1
)
の指摘しているマアジ産卵期の 2--4月に発生した群であ
るとみれば,同年発生のマイワシとマアジの主要群は,沿岸域に来、辞する時期 (5-6月〉までには直接の
こだ何らかの条件で,マイワシの産卵期がおくれるか, あるいはマアジの産卵盛
捕食関係はないといえる o t
期が早いという年では,両者が沿岸域に来活字する期l
乙マアジ幼魚群によって小羽マイワシ群が捕食されると
いう現象の起る事が推測出来そうである O
摘 要
五 島灘 近 海 の マ ア ジ産 卵 期 は12月 か ら翌 年8月 ま で の長 期 にわ た るた め,春
か ら夏 にか けて この 海域 の沿
岸 部 で は, 少 しず つ 発 生時 期 を ちが え た若 年 マ ア ジ を み るこ とが 出来 る。
1.筆
者 は,五
島灘 奥 部 の 佐 世 保 湾 口の附 近 の沿 岸 域 で1953年 及 び1954年 の5月
つ た魚 を観 察 した 。 その 際 灯 に集 まつ た若 年 マ ア ジ を,行
と6月 に,集
魚 灯 に集 ま
動 や食 性 の ちが い か ら4つ の 群 に 分 け た 。 な お こ
れ ら結 果 に近 年 , 九 州西 海域 で本 格 的 な調 査 が 続行 され て い る表層 水 平 曳 稚 魚採 集 の諸 資料 を参 照 して,若
年 マ ア ジの 行動 を成 長 段 階 と対 応 させ て,次 の如 く整 理 した 。
i)5∼30mmの
初 期 幼 魚 マ ア ジ,運 動力 は ご く弱 く,灯 下 で は体 を鈎状 に して 静 止状 態 で い る。 表 層 曳
稚 魚 網 に は主 と して かゝ る体長 範 囲の もの が採 集 され て い る。
ii)30∼45mmの
中期 幼 魚 マ ア ジ,行 動 力 はやゝ 発 達 す るが , ま だ群 行 動 を行 うまで に は達 しない 。稚 魚
網 に は入 り難 くな る。
iii)50∼80mmの
2,5∼45mmの
後 期 幼魚 。群 行 動 を行 うよ うに な り,群 を作 つ て接 岸す る。
幼 魚 で は灯 下 で 捕食 行動 を行 つ て い な いが,昼
間 採集 の もの で は ほ とん どの 個 体 が飽 食
して い る。 この 事 か ら摂 餌 は主 に 昼 間 に行 わ れ る ものゝ よ うで あ る。
ま た群 行 動 を行 うよ うに な る と, 即 ち50mm以
マ ア ジの よ うに,産
上 に な る と,食性 は第1次 捕 食 魚 か ら第2次 捕 食 魚 に変 る。
卵 期 が 長 期 で幼 魚 期 に食 性 を1段 高 位 に移 す魚 類 で は, 幼 魚 期 間 に同 一 年 次 の お そい
発生 群 は早 い発 生 群 に捕 食 され る とい う関 係 が み られ るで あろ う。
3.若
年 マ ア ジ が沿 岸 域 で棲 息 して い る期 間 に は,カ タ ク チイ ワシ が そ の重 要 な餌 料 と な る。
ま た初 夏 の沿 岸 域 に おい て の マイ ワシ との関 係 で は,80mm以
下 の マ ア ジ は 小 羽 マイ ワシ を捕 食 しない が
これ 以 上 の もの は捕 食 して い る。
文 献
1) 早野孝教:対馬暖流調査シンポジウム発表論文 1,2
5
1
2
5
2(
1
9
5
4
).
1
9
5
4
1
9
5
6
).
2) 長崎県水試:五島灘並にその周辺調査 (
1
9
5
5
).
3) 熊本県水試:対馬暖流調査成績報告書 (
4) 鹿児島県水試:事業報告 (
1
9
5
3
1
9
5
5
).
5) 前田弘:魚類学雑誌 1
,3
4
9
3
6
0(
1
9
5
1
).
,6
8
7
4(
1
9
5
5
).
6) 塚原博・塩川司・本田輝雄:対馬暖流調査研究報告 2
7) 前田弘:魚類学雑誌 2
,5
1
5
9(
1
9
5
2
).
o
.F.:NaturkundigTijdschriftvooγ Nederlandsch.1,49-57(1935)
8)
HARDENBERG,J
.
の
榎本義正:日水会長崎支部口述 (
1
9
5
4
).
1
0
) 山田鉄雄・梶原武:対馬暖流研究報告 1
,63-76 (
1
9
5
4
).
1
) 西水研:館漁況速報 (
1
9
5
3
1
9
5
4
).
1
1
2
"
) 山下秀夫:日水誌 2
1,471-475(
1
9
5
5
).
併
ε良RATA・
1’
堰樗
E/
A
1陣下舵
門
1琳瀞署し醜
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鼠。礁>
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