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コニカミノルタ 会社案内

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コニカミノルタ 会社案内
コニカミノルタ
会社案内
革新はあなたのために。
History
「小西屋六兵衛店」
で写真および
1873年 杉浦六三郎、
石版材料の取り扱い開始
(後のコニカ株式会社の創業)
「チェリー手提用暗函」
発売
1903年 国産初のブランド付カメラ
「日独写真機商店」
1928年 田嶋一雄、
(後のミノルタ株式会社)
を創業
「さくら天然色フィルム」
発表
1940年 国産初のカラーフィルム
1957年 プラネタリウム一号機完成
「コピーマスター」
完成
1960年 複写機一号機
1975年 世界初の連動ストロボ内蔵35mmカメラ
「C35EF
(ピッカリコニカ)
」
発売
1977年 世界初の自動焦点カメラ
「C35AF
(ジャスピンコニカ)
」
発売
Introduction
時代が求める
「新しい価値の創造」
を
フィルムやレンズの開発・製造を通じて
培われてきた
「光を自由に操る技術」
。
私たちコニカミノルタはこれまで、
この
「光の技術」
を原点に、
世界初の指先測定型パルスオキシメーター
「OXIMET MET-1471」
発売
“ズーム複写機”
1983年 世界初、倍率が無段階に選べる
「EP450Z」
発売
1984年 コンパクトディスク用
超高精度非球面プラスチックレンズを開発
1985年 本格的なオートフォーカス機能を備えた
一眼レフカメラ
「α-7000」
発売
1987年 簡易色校正システム
「Konsensus」
発売
新しい価値の創造に挑み続けてきました。
1989年 医療用画像出力システム
「レーザーイメージャーLi-10」
発売
時代を越えて受け継がれてきたこの独自の技術は、
「SP101」
発売
1990年 モノクロレーザープリンター
情報機器や産業用材料、
光学デバイス、
医療用画像診断システムなど、
暮らしや社会に豊かさをもたらす、
新たな価値へと結実し、
今なおその進化を支え続けています。
独自性の高い技術を研鑽し、
時代が求める
新しい価値の創造に挑戦すること、
それはいつの時代も変わらない、
私たちの経営理念です。
革 新 は あ なた の ために。
デジタルフルカラー複写機
「CF70」
発売
2000年 液晶偏光板用TACフィルム事業の本格展開開始
「重合法トナー」
の製造・販売を行う合弁会社、
「株式会社コニカミノルタサプライズ」
発足
2003年 コニカとミノルタが統合、
「コニカミノルタホールディングス株式会社」
誕生
2004年 直営プラネタリウム館
「サンシャインスターライトドーム
“満天"」
オープン
次世代インクジェットテキスタイル
プリンター
「Nassenger V」
発売
未来へ。
これからの時代に求められる
「新しい価値の創造」
へ。
私たちは、暮らしや社会に変革をもたらす新しいアイデアを育み、
そのアイデアをひとつずつ、かたちにしていきます。
2005年 世界初の位相コントラストマンモグラフィー
「Mermaid」
発売
2007年 フォト・カメラ事業を終了
「デジタルイメージングスクエア」
初開設
2010年 デジタル印刷システム
「bizhub PRESS C8000」
発売
「AeroDR」
発売
2011年 カセッテ型デジタルX線撮影装置
世界初のりん光発光材料のみを使用した
有機EL照明パネルを発売
2012年 「コニカミノルタプラネタリウム
“天空”
in東京スカイツリータウン®」
オープン
2013年 経営体制を再編し、社名を
「コニカミノルタ株式会社」
に変更
1
コニカミノルタ 会社案内
経営理念
新しい価値の創造
コミュニケーションメッセージ
革 新はあ なたのために。
KONICA MINOLTA CORPORATE PROFILE
2
Top Message
目指すべき企業像
「足腰のしっかりした、
力強く成長を続ける企業」
「社会に支持され、
必要とされる企業」
の実現に向けて
力強い成長を継続するために経営体制を再編
デジタル・ネットワークの急拡大に伴う経済活動や情
報伝達のボーダレス化、資源・エネルギー問題の深刻化
など、私たちを取り巻く経営環境は、既存の価値観から
の大転換を迫られる急激な変化が続いています。この様
スが、事業会社や共通機能会社などグループ7社を吸収
合併し、
グループの経営とあわせて直接事業を運営する
会社に移行しました。
これに伴い、社名も
「コニカミノルタ株式会社」
と改め、
2013年4月から新たなスタートを切りました。
な状況下にあって、企業はこれまで以上にスピード感を
持った経営を行うことが求められています。この度、
コニ
カミノルタは、環境変化に機敏に対応し、グローバル競
争に打ち勝って力強い成長を続けていくために、経営体
制の根幹からの再編を行いました。
純粋持株会社であったコニカミノルタホールディング
今回の再編の目的は、大きくは以下の三点に集約する
ことが出来ます。
第一点は、持株会社とグループ売上高の約7割を占め
新体制へ
コニカミノルタ株式会社
コニカミノルタホールディングス株式会社
コニカミノルタアドバンストレイヤー株式会社
コニカミノルタオプティクス株式会社
コニカミノルタエムジー株式会社
コニカミノルタテクノロジーセンター株式会社
コニカミノルタビジネスエキスパート株式会社
コニカミノルタIJ株式会社
コニカミノルタプラネタリウム株式会社
3
コニカミノルタ 会社案内
あたります。この新経営体制の下、掲げた3つの基本方
たさなければなりません。そのためにも持株会社と事業
会社が一体となってこの難局に立ち向かうべきと判断し
ました。
出す
“革新”
で、お客様の想いや願いを一つひとつ実現
し、世界のビジネスシーン、
ライフシーンに感動をもたら
す、
新たな価値を生み出していきたいと考えています。
針
「成長の実現による規模の拡大」
「
、
『真のグローバル企
業』への進化」
、
「『コニカミノルタ』ブランドの認知度向
当社グループは、経営理念に根差した志の下、日々の
上」
を着実に推進し、目指すべき企業像である、
「足腰の
企業活動を通じてコニカミノルタならではの
「新しい価
しっかりした、力強く成長を続ける企業」、
「社会に支持
値」
を創造し、お客様にご提供することによって、
より質
され、必要とされる企業」の実現に向けて着実な歩み
の高い社会の実現を目指していきます。
を進めていきます。
コニカミノルタ株式会社
代表執行役社長
営力を強化することです。情報機器事業を取り巻く経営
様な状況下であろうとも私たちは
「持続的な成長」
を果
コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社
今年度は中期経営計画
「Gプラン2013」
の最終年度に
る情報機器の事業会社が一体となることで、同事業の経
環境は以前の様に恵まれたものではありませんが、
どの
グループ経営体制再編図
大にエネルギーを集中することが可能となりました。
経営理念
「新しい価値の創造」
と
コミュニケーションメッセージ
「Giving Shape to Ideas」
松﨑 正年
私たちは、
お客様や社会にとって価値のある製品・サー
ビスとは何かを追求する先に、
コニカミノルタの未来と
第二点は、
「グループ全体最適」
の視点に立って、経営
成長があると考えています。そして
「お客様の求める
“価
資源をより戦略的・機動的に活用することです。2003
値”
を創造する」
という私たちの志を広く世界中に発信
年の経営統合時には、分社・持株会社制は有効に機能し
し、
さまざまな地域、
さまざまな分野のお客様とコミュニ
ましたが、あれから10年の時を経て経営環境も激変す
ケーションを深めることが不可欠であると考えています。
る中、
「 個社最適」
の発想や縦割り組織の非効率性等の
お客様や社会と課題を共有し、
その解決に貢献できる
“ア
デメリットが散見される局面も出て来ました。今後は、
イデア
(Ideas)
”
を具体的な
“カタチ
(Shape)
”
にしていく
経営資源を最も注力すべき分野に集中させ、更なる成
――こうした想いを表現し、その実行を世界中のお客様
長促進を図っていきます。
にコミットメント=お約束したもの、それが我々のコミュ
そして第三点は、社内カンパニー制を採用することに
ニケーションメッセージ
「Giving Shape to Ideas:革新
より分社体制の利点を残しつつ、機能分散による組織力
はあなたのために。」
です。ここで言う
“革新”
とは、
コニカ
の低下を是正し、
コーポレート機能を強化し、効率的な事
ミノルタグループが培ってきた独自の技術を始め、問題
業支援体制を構築することです。今回の再編によって、
解決力、生産性向上など、社員一人ひとりの日常的な取
各カンパニーは、本来の組織使命である事業の成長・拡
り組みや創意工夫のすべてを意味します。私たちが生み
KONICA MINOLTA CORPORATE PROFILE
4
At a Glance
「新しい価値の創造」
に挑む
コニカミノルタの
“新しいかたち”
産業用材料・機器事業
主要製品・サービス
●
グループ経営体制を再編。
グループ会社8社を統合した“ワンコニカミノルタ”
として
新しい経営体制をスタートさせました。
この新体制のもと、
「情報機器事業」
を中核とする
3つの事業領域で、新しい価値の創造に挑戦していきます。
売上高比率
72%
Business
Technologies
Field
Industrial
Field
●
HDD用ガラス基板
分光測色計、色彩色差計
● 照度計、
色彩輝度計
● 分光放射輝度計
● 分光器
● パルスオキシメーター
● 太陽電池評価装置
●
●
企業のオフィス
デジタル印刷システム
デジタル色校正システム
● CTP(印刷用プレート)
● リモート色管理システム
● RGBワークフロー
● プリプレス生産システム
事業フィールド
印刷会社
● 企業の印刷部門
●
産業用インクジェット
主要製品・サービス
● インクジェットヘッド
● インクジェットテキスタイルプリンター
● インクジェットプリントユニット
● インクジェットインク
事業フィールド
印刷機器メーカー
● 捺染メーカー
● 産業装置メーカー
●
5
コニカミノルタ 会社案内
光ディスク用ピックアップレンズ
● ピックアップ用プリズム
事業フィールド
●
マイクロカメラモジュール
● レンズユニット
複合機(MFP)
● レーザープリンター
● ファイリング機器
● ファクシミリ
● ソフトウェア・周辺機器
●
●
●
●
主要製品・サービス
エレクトロニクスメーカー
自動車関連メーカー
● 研究機関
●
光学デバイス/計測機器
主要製品・サービス
プロダクションプリント
事業フィールド
主要製品・サービス
ビジネスソリューション
● ソーホー
液晶偏光板用TACフィルム 視野角拡大用VA-TACフィルム
● ガラス乾板
● バリアフィルム
● 機能性ウィンドウフィルム
● 有機EL照明
●
新しい時代の、新しい価値の創造を見据えて
●
18%
機能材料
2013年4月、私たちコニカミノルタは、
情報機器事業
売上高比率
Healthcare
Field
事業フィールド
エレクトロニクスメーカー
自動車関連メーカー
● 研究機関
● 医療・介護機関
●
●
ヘルスケア事業
売上高比率
9%
主要製品・サービス
デジタルX線画像診断システム
(CR・DR)
デジタルマンモグラフィー
● 超音波画像診断装置
● 医療用画像ファイリングシステム
● 医療用画像オールインワンシステム
● 医療用経営支援サービス
● 診断用医薬品
●
●
事業フィールド
●
●
病院
診療所
KONICA MINOLTA CORPORATE PROFILE
6
Corporate Data
Chapter
会社概要
本社所在地
東京都千代田区丸の内2-7-2
連結売上高
8,130億円
(2012年度)
代表者
代表執行役社長 松﨑正年
決算期
3月31日
設立
1936年12月22日
従業員数
単体:約 6,700名
(2013年6月現在)
資本金
37,519百万円
(2013年3月末現在)
連結:約41,800名
(2013年6月現在)
主要データ
連結売上高
連結営業利益/営業利益率
(億円)
営業利益率
(億円)
10,000
7,500
■ 営業利益 (%)
600
8,045
7,779
12
8,130
7,678
440
400
5,000
5.5
200
2,500
0
2009
2010
2011
2012
(年度)
事業セグメント別売上高構成比(2012年度)
その他 1%
情報機器 72%
ヘルスケア 9%
406
403
400
5.3
5.1
8
5.0
0
2010
2011
2012
(年度)
その他 8%
そして、
「産業用インクジェット」
の3つの分野で構成されています。
アジア
(日本を除く)
16%
日本 28%
北米 20%
取締役会メンバー11名
指名委員会
非執行役 7名
役と業務執行を担う執行役に機能を分離させています。
●
社外取締役
●
社外取締役
○
重要な取引関係や当社役員との個人的な関係がないな
ど、独立性が高い社外取締役4名を含め、取締役会は執行
社外取締役
取締役
役を兼務しない取締役が過半数を占めます。さらに、非執
す。併せて、取締役会から執行役へ業務の決定を大幅に権
限移譲し、意思決定の迅速化を図っています。
7
取締役
(取締役会議長)
社外取締役
の委員長を務めることにより監督機能を充実させていま
コニカミノルタ 会社案内
「複合機」
の未来へ。
p9
p11
プロダクションプリント
委員会設置会社
行役の取締役が取締役会議長を、社外取締役が各委員会
ビジネスソリューション
新コンセプトサービス
「OPS」
※
「その他」
の区分には、
産業用インクジェット事業を含んでいます。
報酬の3つの委員会を置くとともに、経営監督を担う取締
オフィスの出力環境を改善する
「ビジネスソリューション」
と
企業内印刷・商業印刷に革新をもたらす
「プロダクションプリント」
、
欧州 28%
ために
「委員会設置会社」
を採用し、取締役会に指名・監査・
『情報機器事業』
は、
コニカミノルタの基幹事業です。
地域別売上高構成比(2012年度)
産業用材料・機器 18%
コニカミノルタは、経営の透明性・健全性・効率性を高める
コニカミノルタの基幹事業として、
あくなき技術革新と
新たなビジネスモデル創出に挑戦。
4
0
2009
情報機器事業
取締役
兼執行役 4名
監査委員会
進化する
「デジタル印刷システム」
p13
コニカミノルタグループの新ジャンル
p15
報酬委員会
○
●
○
●
●
●
●
●
●
●
●
●
産業用インクジェット
「インクジェット技術」
の可能性
p17
取締役
(代表執行役社長)
取締役
(専務執行役)
取締役
(専務執行役)
取締役
(常務執行役)
(2013年6月現在)
○は委員会委員長、
●は委員会委員
KONICA MINOLTA CORPORATE PROFILE
8
Chapter
情報機器事業
ビジネスソリューション分野① 「複合機」
の未来へ。
世界トップクラスの
A3カラー複合機
「bizhub」
高度化・多様化するニーズに多彩なラインアップで応え、
グローバル市場でトップクラスの地位を確立
コピーやプリンター、FAX、スキャナーなど、多様な機能を
兼ね備えた複合機
(MFP:Multi Function Peripherals)
は、現代のビジネスシーンに欠かせない存在です。コニカ
ミノル タ の M F P「 b i z h u b(ビ ズ ハ ブ )」シリー ズ は 、
“businessのHub(中心・中核)
”
という名の通り、世界中の
オフィスで、お客様のビジネスの質と効率を高めています。
経済活動の急激な変化やモバイル・クラウド時代の到来な
どを受けて、MFPに対するお客様のニーズは、
これまで以
上 に 高 度 化 、多 様 化して い ま す 。コ ニ カミノ ル タ は
「bizhub」
シリーズのラインアップ強化を通じて、お客様の
ニーズにきめ細かく対応することで、市場の信頼を獲得。
現在、オフィス用A3カラーMFPは、海外においてトップレ
ベルのシェアを確立しています。
Our Strength
モバイル・クラウド時代に応じた機能を強化し、
柔軟で効率的なワークスタイルをサポート
「bizhub」
シリーズは、モバイル端末との連携を強化しており、モ
バイル端末から文書をプリントしたり、
「bizhub」
でスキャンした
データをモバイル端末に取り込むことが可能です。そして、
「bizhub」
からもクラウドを利用できます。パネル操作でスキャン
したデータを直接クラウドに保存することや直接印刷を行うこと
ができ、柔軟で効率性の高いワークスタイルを実現します。
複合機とモバイル端末との連携イメージ
クラウドサービス
直接プリント
直接スキャン
アップロード
複合機
(bizhub)
9
コニカミノルタ 会社案内
プリント
スキャン
ダウンロード
タブレットPC
スマートフォン
KONICA MINOLTA CORPORATE PROFILE
10
Chapter
情報機器事業
ビジネスソリューション分野② 新コンセプトサービス
「OPS」
“複合機の稼働状況”
を起点に考える
オフィス環境の最適化
プリント環境の最適化からワークスタイルの最適化、そして企業経営の最適化へ――
ビジネスを革新する新コンセプト
「Optimized Print Services
(OPS)
」
Our Strength
近年では、オフィスで使用する複合機など出力機器の管理・運用を、いかに生産性や
業務効率を下げずに効率化するかが、企業にとって重要な経営課題となっています。
こうしたニーズに応えるため、
コニカミノルタは、出力機器の運用を一括受託し、最適
配 置 や 稼 働 率 の 向 上 な ど を 実 現 す る 、プリント環 境 最 適 化 ソリュー ション
「Optimized Print Services
(OPS)
」
を提供しています。OPSは、お客様ごとのご要
望や課題を踏まえた
「コンサルティング」
、最適な出力機器の導入から定着までを支
える
「実行」
、そして出力機器の利用状況をモニタリングしながら、新たな課題を見出
11
Think Global, Act Localをキーワードに
グローバル企業のビジネスを強力にサポート
Global, Act Local”
――グローバルに発想しながら、地域ごとの実態に沿って行動
する――を掲げています。その実践に向けて、情報機器事業では、グローバルなサ
ポート体制のもと、世界規模で事業を展開しているお客様をターゲットとした
「GMA
(Global Major Account)
ビジネス」
に注力しています。その一環として、
これまで
地域ごとに展開してきたプリント環境最適化ソリューションOPSを、全世界統一の“グ
す
「マネジメント」
というサイクルを通じて、継続的な改善を実現します。さらに、その
ローバルOPSプログラム”
として提供。世界中に拠点を持つグローバル企業の課題
改善を通じて企業経営全体の最適化につなげていきます。
にお応えし、企業全体でのコスト削減や業務の効率化に貢献しています。
コニカミノルタ 会社案内
3
世界 極の
顧客支援体制
コニカミノルタは、グローバル企業として進化するためのキーワードに、
“ Think
150
カ国の
セールス/
サービス体制
41
カ国に
グループ拠点
KONICA MINOLTA CORPORATE PROFILE
12
Chapter
情報機器事業
プロダクションプリント分野① 進化する
「デジタル印刷システム」
「高彩度トナー」
が実現する
ディスプレイのような
鮮やかな印刷
独自技術によりトナーの色材や分子構造を一新し、
これまで出力困難だったディスプレイ上の発色を紙面上で再現
近年、印刷現場に導入が進むデジタルカメラの撮影画像やコンピュー
従来のトナー
高彩度トナー
タグラフィックスなどの色合いは、光の3原色である赤緑青
(RGB)
に
ライトプロダクションプリントから
ヘビープロダクションプリントまで ――
商業印刷を革新する多彩な製品ラインアップ
よって構成されています。その鮮やかな色彩を再現するため、印刷プ
ロセスの4原色であるシアン・マゼンタ・黄・黒
(CMYK)
での色再現を
超えた、
よりRGBに近い色再現が求められています。コニカミノルタが
開発した
「高彩度トナー」
は、色の材料や分子構造を独自の設計・製造
ノウハウを用いて再設計したことで、
「光の反射率」
を大幅に向上。従
明るい
緑領域を拡大
13
コニカミノルタ 会社案内
ヘビー
プロダクション
商業印刷の現場では、
テクノロジーの進化を背景に、
アナログ
印刷からデジタル印刷への転換が世界中で進んでいます。コ
印刷の実現を追求するとともに、モノクロ/カラーの両分野
かで透明感のある色合いを実現。この高彩度トナーを採用したデジタ
値を高めることで、
デジタル印刷の可能性をさらに拡げています。
マゼンタ
領域を拡大
プロダクトポートフォリオ
ニカミノルタは、
より速く、
より美しく、
より安定したデジタル
来、
ディスプレイ上では表示できても印刷では再現できなかった、
鮮や
ル印刷システム
「bizhub PRESS C70hc」
の提供を通じて、
印刷物の価
Our Strength
シアン、
ブルー領域を拡大
L*a*b色空間表示による比較
で幅広い製品をラインアップ。お客様ごとに異なる用途や目
的を踏まえて、求められる品質や印刷量、紙種、後加工機能な
どに応じた最適な製品を提供しています。
モノクロ
カラー
ライト
プロダクション
KONICA MINOLTA CORPORATE PROFILE
14
Chapter
情報機器事業
プロダクションプリント分野② コニカミノルタグループの新ジャンル
さらなる合理化・効率化へ――
企業向け印刷ビジネスの
“新しいかたち”
出力機器の提供からサービスの提供、そして最適化ソリューションの提案へ
業務効率化やコスト削減に向けて、会議資料や帳票類、名刺、ダイレクトメールなど、
業務上で使用する各種印刷物の出力をいかに合理化・効率化するかが、企業の大き
な課題となっています。コニカミノルタは、企業内印刷室向けに高速・高精度な出力
機器を提供するとともに、
グループ会社を通じてオンデマンド出力サービスやプリン
ト・マネジメント・サービスを提供。多様なサービスを組み合わせることで、お客様社
内における印刷業務の最適化をサポートします。
Our Strength1
究極の
「オンデマンドサービスプロバイダー」
へ
Kinko’
sの出力アウトソーシングサービス
キンコーズ・ジャパン株式会社とキンコーズ・
コリア社は、店舗と集中プリントセンターを
オンライン
有するオンデマンド出力サービスのリーディ
ングカンパニーです。出力業務のアウトソー
シングニーズが高まるなか、
店舗と法人営業
(企業向けの提案営業)
の両面で対応してお
法人の
お客様
店舗
● スキャニング
● 製本
● 後加工
● CRDサービス
法人担当営業
境を組み合わせた最適化ソリューションを提
案しています。
店舗
● プリント
一般の
お客様
マネジメント
サービス
など
Our Strength2
企業のマーケティングプロモーションの最適化へ
Charterhouseのプリント・マネジメント・サービス
チャーターハウス社は、
マーケティング領域
に特化したプリント・マネジメント・サービス
を展開。印刷会社や紙業者、
ノベルティ業者
企業
サプライヤーネットワーク
Charterhouse
など、1,200社を超えるサプライヤーネット
ワークを活かし、
販促用資料や広告などの作
成・出力について、企画支援から業務プロセ
ス改善、
コスト改善などのコンサルティング
まで、
トータルなサポートを展開しています。
コニカミノルタ 会社案内
オンライン
● プリント
● コピー
り、店舗ネットワークとお客様社内の出力環
英 国 を 本 拠 に 、欧 州 18 カ国 で 活 躍 する
15
Kinko’
s
発注
1,280社
印刷会社
紙業者
製作内容検討・合意
広告代理店
ノベルティ業者
デジタルエージェンシー
KONICA MINOLTA CORPORATE PROFILE
16
Chapter
情報機器事業
産業用インクジェット分野 「インクジェット技術」
の可能性
独自のインクジェット技術で
ファッションの常識を塗りかえる
テキスタイルプリンター
「Nassenger」
鮮やかな色彩、なめらかなグラデーション、細やかな描写力―――
さまざまなテキスタイルに美しいプリントを施す
“Nassenger Quality”
近年、
テキスタイルの分野では、多品種・小ロット生産や環境負荷
Our Strength
印刷用途に留まらない
「産業用インクジェット技術」
の
可能性
低減など市場のトレンドに柔軟に対応できる
「デジタル捺染」
が広
材料技術をベースとしたインク、
精密加工技
がって い ま す 。コ ニ カミノル タ の テ キ スタ イ ル プリンタ ー
術を駆使したインクジェットヘッド、そして搬
「Nassenger」
は、高度なインクジェット技術により、業界最速クラ
スのスピードで、なめらかなグラデーションや微妙な色調を再現。
高精細なデザイン表現が可能なことに加え、消費電力や廃棄物、
水資源の削減にも寄与するデジタル捺染システムとして、世界各
地で高評価を獲得しています。
送制御などのプリンティング技術を活かし
たプリンター。コニカミノルタは、多彩な技
術を結集した開発体制により、小液滴化、高
速化、高駆動効率化、高画質化、低電力消費
化など、産業用インクジェット市場における
さまざまなイノベーションを実現。溶剤系イ
ンクだけでなく、環境に配慮した水系イン
ク、さらに、各種の幅広いインクに対応する
ことで、産業用インクジェットの活用範囲を
拡大しています。
Nassenger PRO120
インクジェットヘッド
「KM1024」
コニカミノルタのインクジェットヘッドは、
イン
クを小液滴化して噴射することで、高画質な画
像と高速化、高駆動効率を実現しています。
17
コニカミノルタ 会社案内
KONICA MINOLTA CORPORATE PROFILE
18
Konica Minolta IZM 1
スポーツを通じて、
人々に感動をお届けする
スポーツ支援とスポンサーシップ
陸上競技を通じて、スポーツ振興に貢献するほか、
Chapter
ゴルフやサッカーなど世界各地で行われるスポーツイベントへの
スポンサーシップを通じた社会貢献に努めています。
産業用
材料・機器事業
独自の“コア技術”を駆使して、
産業社会の進化・発展を支える
新たな材料・機器を開発提供
『産業用材料・機器事業』
は、幅広い産業社会の進化・発展に貢献する
材料・機器を提供する事業です。
機能性フィルム材料を提供する
「機能材料」
と
レンズやカメラユニットなどを提供する
「光学デバイス」
、
そして、製造の現場などで活躍する計測機器を提供する
「計測機器」
で
構成されています。
機能材料
「フィルム技術」
の波及効果。
19
コニカミノルタは、企業スポーツや各種スポーツ大会へのスポ
ています。
ンサーシップを通じて、
スポーツの振興に貢献するとともに、次
また、1997年より特別協賛スポンサーとして展開するメジャー
代を担う子どもたちをはじめ、広く社会にスポーツのもつ
「夢や
トーナメント
「日本女子プロゴルフ選手権大会 コニカミノルタ
感動を与え得る力」
を伝えていきたいと考えています。
杯」
や、
アジアサッカー連盟
(AFC)
のオフィシャルスポンサーと
1970年以来の歴史をもつ陸上競技部は、
日本の駅伝最高峰
しての活動など、さまざまなスポーツを支援。資金面でのサ
の大会であるニューイヤー駅伝で2013年を含め7回の優勝
ポートだけでなく、資料出力用に複合機を提供するなど、事業
を達成するなど、
「 21世紀の駅伝王者」
として実業団駅伝を
活動を活かした支援を行っています。
リードする存在です。今後もさらなる挑戦を続ける一方で、
小
そのほかにも、
スポーツ大会への招待や、
チャリティイベントへ
学生や市民を対象とした
「ランニング教室」
などを通じて、多
の支援、地域の子どもたちを対象としたスポーツイベントの開
くの人々に走る楽しさを提供することで、地域社会に貢献し
催など、世界各地でさまざまな取り組みを進めています。
コニカミノルタ 会社案内
p 21
光学デバイス/計測機器
「光の技術」
が支える社会。
p23
KONICA MINOLTA CORPORATE PROFILE
20
Chapter
産業用材料・
機器事業
機能材料分野 「フィルム技術」
の波及効果。
For Automobiles
「材料技術」
と
「製膜技術」
を融合し
新たな
“機能”
を創出する
ディスプレイから、次世代照明、自動車、建築、エレクトロニクス・・・
さまざまな産業の進化に貢献する技術ソリューションを提供
例えば、液晶テレビやパソコン、スマートフォンなど各種ディスプレイの
For Lighting
有機EL照明
材料合成技術
ミラーフィルム
機能性ウィンドウフィルム
For Displays
材料設計技術
Core
Technologies
価値を高める保護フィルム。あるいは、次世代照明を生み出す発光材料
For Energy
製膜・
コーティング技術
や、半導体デバイスの微細化を支える加工材料。さらには、建物や自動
車の省エネ化に貢献するウィンドウフィルム。コニカミノルタは、さまざ
まな産業分野のニーズに応える高機能なフィルム材料の提供を通じて、
社会に新たな価値をもたらしてきました。こうした高付加価値製品を生
み出す原動力となっているのが、有機化学合成や組成設計など、独自の
液晶偏光板用TACフィルム
バリアフィルム
視野角拡大用VA-TACフィルム
高機能材料を生み出す
「材料技術」
と、塗布や蒸着など、幅広い手法で微
細な薄膜を形成する
「製膜技術」
です。私たちはこれからも、長きにわ
たって蓄積してきた技術を活かし、さまざまな機能を備えた材料を生み
出すことで、新しい時代の豊かな社会づくりに貢献していきます。
ガラス乾板
For Electronics
Our Strength
独自の材料技術を活かして
「有機EL照明」
を開発
電圧をかけることで発光する有機材料を利用した
「有機EL照明」
は、面全体で均一に光る
「面発光」
という特徴に加え、消費エネル
ギーが少なく、水銀を使用しないなどの環境特性から、次世代照明
として期待されています。コニカミノルタは、写真感光材料の開発
などで培った独自の材料技術を活かして、高性能な
「青色りん光発
光材料」
を開発し、世界で初めて全りん光材料を使用した有機EL照
明パネルを商品化しました。今後の実用化を目指し、さらに研究を
加速しています。
21
コニカミノルタ 会社案内
KONICA MINOLTA CORPORATE PROFILE
22
Chapter
光学分野/計測機器分野 「光の技術」
が支える社会。
産業用材料・
機器事業
“光”
を自由自在に操る
世界最先端の
「光の技術」
を駆使して
カメラの開発・製造を通じて培ってきた光学・測光の技術をベースに
「光学デバイス」
と
「計測機器」
の両分野で新たな価値を創造
コニカミノルタのモノづくりの源流と言えるのが、
カメラやレンズなどの開発・製造を通じて蓄積してきた
“光の技術”
です。
光を感じる、集める、導く――光を操るエキスパートとして、数多くの画期的な製品の開発とともに、世界最先端の“光の技
術”
を確立。光を自在にコントロールすることで、他社の追随を許さない高付加価値なモノづくりを実現してきました。その
フィールドは、エレクトロニクス機器の進化を支える
「光学デバイス」
と、幅広い分野において光や色を測定・評価する
「計測
機器」
の両分野に広がっています。今後も世界トップの技術で、
さまざまな産業界に革新をもたらす製品を提供し続け、
より
広範な領域で新たな
“価値”
を創造していきます。
For Information
Technology
For Movie Theaters
携帯電話用マイクロレンズユニット
For Office
Equipments
プロジェクター用光学ユニット
材料技術
微細加工
技術
Core
Technologies
光ディスク用ピックアップレンズ
研磨技術
ディスプレイカラーアナライザー
レーザープリンター用レンズ
For Lighting
画像技術
Our Strength
大手照明関連測定器メーカーInstrument Systems GmbHを加え
光測定機トップメーカーの地位を確保
分光放射照度計
高精度ガラスレンズ
コニカミノルタは、ディスプレイ光源色測定分野のトップメーカーとして、業界のスタン
ダードモデルとなっている高品質な測定機器を提供してきました。近年では、急激な普及と
ともに増加するLED照明の計測ニーズに応えるため、LEDを含む照明業界において、その
分光測色計
For Various Products
技術力、営業力に強みを持つ同分野のトップ企業イン
スツルメントシステムズ社をグループに加え、光測定
器のラインアップを強化しました。ディスプレイと照
明の総合的な光源色測定分野でグローバルトップの
地位を確保するとともに、有機ELをはじめとした次世
代照明機器事業とのシナジーも発揮していきます。
23
コニカミノルタ 会社案内
KONICA MINOLTA CORPORATE PROFILE
24
Konica Minolta IZM 2
美しい星空を演出し、
人々に感動をお届けする
プラネタリウム
60年近くにおよぶ歴史のなかで培われた確かな技術とノウハウをベースに
投映機器の開発・製造からコンテンツ制作、施設建設・運営まで、
プラネタリウムをトータルプロデュースしています。
Chapter
ヘルスケア
事業
デジタル・ネットワーク化が進展する医療の現場に
革新をもたらす画像診断ソリューションを創出・提供。
『ヘルスケア』
は、医療診断に革新をもたらす
さまざまな画像診断装置・システムを開発・提供する事業です。
「ヘルスケア事業」
では、医療用画像診断装置をコアに、
医療のデジタル・ネットワーク化が進展する医療現場のニーズに
お応えしています。
ヘルスケア
「医療診断」
に革新を。
世界初のプラネタリウムが完成したのは1923年のこと。それ
ムの進化を牽引する存在として、
世界から注目を集めています。
から34年後の1957年、国産初のプラネタリウムを完成させた
また、
「コニカミノルタプラネタリウム“満天”in Sunshine
のがコニカミノルタです。以来、投映機器の開発・製造から、
コ
City」
と
「コニカミノルタプラネタリウム
“天空”
in 東京スカイツ
ンテンツ制作、施設の建設・運営までをトータルに手がけるプラ
リータウン® 」
の2つの直営館を通じて、お客様にプラネタリウ
ネタリウムの総合メーカーとして、常に新しい魅力を創造、発信
ムの新しい楽しみ方を提案しています。さらに、直営館で培った
してきました。
ノウハウを活かして、
自治体や企業のプラネタリウム館の設計・
なかでも機器開発については、
光学式とデジタル式の両投映シ
建設から運営までをトータルにサポートするなど、訪れる人々
ステムを同 時に制 御 する世 界 初 の 統 合 型 プラネタリウム
に夢と感動をお届けする空間づくりをお手伝いしています。
p27
「GEMINISTAR
(ジェミニスター)
」
を開発するなど、プラネタリウ
25
コニカミノルタ 会社案内
KONICA MINOLTA CORPORATE PROFILE
26
Chapter
ヘルスケア事業
ヘルスケア 「医療診断」
に革新を。
軽くて丈夫!高画質・低被曝な
カセッテ型X線撮影装置
「AeroDR」
即時性、高画質はそのままに、
課題となっていた可搬性を向上。
柔軟性の高い診断環境を実現します
Our Strength
近年では、
医療現場のデジタル化が急速に進んでおり、
医療に携わる方々や
患者さんの負担を大きく軽減しています。DR
(デジタルラジオグラフィー)
医療情報のクラウド化を視野に入れたネットワークサービス
「infomity」
は、
フィルム撮影に比べて患者さんのX線被曝量を低減できるだけでなく、
よ
医療現場におけるデジタル化の進展とともに、ネットワークを活用した医療ITサービスへの期
待が高まっています。コニカミノルタは、
こうしたニーズを先取りし、診断機器の遠隔サポート
り高精度な画像を撮影後すぐに表示できるメリットがあります。
しかし、従来
や、病院間での情報共有サポート、医療行政ニュースの配信など、医療機関のネットワーク化を
のDRは重量が重く、電源用やデータ送信用のケーブルが必要など、撮影時
支援するトータルサービス
「infomity
(インフォミティ)
」
を提供。医療業務のさらなる効率化、
の作業性が課題となっていました。コニカミノルタが開発した
「AeroDR
(エ
高度化に貢献しています。
アロディーアール)
」
は、
徹底した軽量化とデータ送信のワイヤレス化により、
この課題を改善。DRのさらなる普及拡大に貢献しています。
27
コニカミノルタ 会社案内
AeroDRシリーズ
デジタルラジオグラフィー AeroDR SYSTEM 薬事認証番号 225ABBZX00011000
KONICA MINOLTA CORPORATE PROFILE
28
Research & Development
研究開発
高度で多彩なコア技術を融合して
新たな価値創造に挑戦する
“Giving Shape to Ideas”
を実践し、
時代が求める新たな価値
今後のさらなる成長に向けて、
既存事業の製品をさらに進化さ
を創出していくための原動力となるのが、長きにわたり培ってき
せるとともに、次代の柱となる新事業の創造・育成にも注力し
た独自のコア技術です。コニカミノルタは、
これまで
「材料分野」
ています。
「環境・エネルギー」
や
「健康・安全安心」
など、
これか
「光学分野」
「画像分野」
「微細加工分野」
という4つの分野の12
のコア技術をベースに、それら技術を複合化、融合化することで
TOPICS
らの社会が求める分野をターゲットに、新たな価値を創造して
複合機の
「快音化」
技術を開発
いきます。
コニカミノルタは、
オフォスでの
「静音化」
ニーズに応えるべく、複合機
高付加価値な製品を生み出し、
幅広い分野に提供してきました。
の動作音の低減に努めてきました。2007年からは、九州大学との共同
研究により、音の強さを抑えるだけでなく、人が不快に感じやすい音を
減らす
「快音化」
に注力。列車の騒音評価などに使われる手法を活用し
て騒音の原因となる部材や構造を特定し、適切な対策を施すことで、望
画像分野
材料分野
機能性有機材料合成
● 機能性有機材料設計
● 機能性微粒子形成
● 製膜・
コーティング
画像処理
● 作像プロセス
● 搬送
● 精密駆動
●
●
X線画像撮影装置
ましい音質にコントロールします。こうした取り組みにより、人にとって
耳障りな音や不快音を低減した製品を提供しています。
産学連携による
「高感度X線撮影装置」
の開発
被写体
吸収画像
小角散乱画像
微分位相差画像
コニカミノルタは、大学や公的研究機関などとの連携による研究開発
有機EL照明
を積極的に推進しています。例えば近年では、科学技術振興機構(JST)
インクジェットプリンター
「産学イノベーション加速事業」
の一環として、X線の屈折を利用した革
新的なX線撮影装置の開発に取り組んでいます。この装置は、
「タルボ・
ロー干渉計」
という原理を利用して、従来と比べて約1,000倍も高感度
なX線撮影を実現するものです。これにより、
これまで難しかったごく初
デジタル印刷システム
期の乳がんや、
リウマチによる軟骨の異常などを検出することが期待
複合機
されます。
写真はさくらんぼの撮影サンプル。一回の撮影で、従来のX線写真に類似した
画像
(右上)
を含む、3種類のデータを得られる。
次世代型R&D施設を東京サイト八王子に建設
コニカミノルタは、主要研究拠点のひとつである東京サイト八王子に、
測色計
光学分野
●
●
微細加工分野
光学設計
光計測
●
●
レンズ
29
コニカミノルタ 会社案内
2014年に竣工予定の研究開発新棟を建設しています。この新施設は、
プラネタリウム
精密成型
表面加工
多様な
「知的共創空間」
として、国境や組織の壁を
「超越」
した対話を実
現する、環境性や安全性にも配慮した
「スマート」
な研究開発拠点を目
指しており、その想いを込めて
「Smart R&D Office for Knowledge
Work, and Trans-boundary Communication
(略称:SKT)
」
と名付
けています。その規模は地上7階、延床面積約4万平方メートルを予定
しており、完成すればグループ最大規模の研究開発施設となります。
KONICA MINOLTA CORPORATE PROFILE
30
Corporate Social Responsibility
CSR活動
社会の質の向上に貢献する
「新しい価値」
の創造へ
CSR活動の詳細は、
ウェブサイトで公開しています。
http://www.konicaminolta.jp/about/csr/
エチオピアでの植樹プロジェクト
経営理念と行動憲章をCSR活動の基本に
コニカミノルタプラザでの企画展示
乳がん研究支援のための募金イベント
「エコビジョン2050」
の実現に向けて
コニカミノルタのCSR活動に対する外部評価
コニカミノルタは、経営理念
「新しい価値の創造」
と
「コニカミノ
コニカミノルタは、
地球温暖化防止や資源循環、
生
ルタグループ行動憲章」
の実践を、CSR活動の基本としています。
コニカミノルタは、
世界で最も良く知られるSRI
(社会的責任
物多様性の保全に向けて、
2050年をターゲットとす
また、人権、労働基準、環境、腐
投資)
指標の一つである
「FTSE4Good Global」
インデック
る長期環境ビジョン
「エコビジョン2050」
を策定して
スに10年連続で採用されるなど、
国内外のSRI調査機関から
敗防止の基本原則を示した
「国
高い評価を受けています。2013年2月には、
スイスに拠点を
連グローバル・コンパクト」
に署
置 く 、世 界 の 代 表 的 な S R I 調 査・格 付 会 社 で あ る
名し、その基本原則を尊重し、
います。
このビジョンの実現に向けたアクションプラ
ンとして、
重点テーマと具体的な目標を定めているの
RobecoSAM社によっ
が、2015年度をターゲットとする
「中期環境計画
遵守することを
「コニカミノル
て、
「ゴールドクラス」
に初
2015」
です。
タグループ行動憲章ガイダン
めて選定されました。
また2015年度の目標達成を支える活動として
“3
ス」
に明記し、国籍、言語、背景
つのグリーン活動”
を展開しています。製品開発から
もさまざまな従業員たちが、全
生産、
物流、
販売・サービス、
さらには回収・リサイクル
世界で共有しています。
に至る事業プロセスの各段階で環境革新を創出する
ことで、
コストダウン・販売促進とともに環境負荷低
地球環境
減を実現していきます。
地域社会・国際社会
●地球温暖化防止 ●循環型社会への対応
①
②
③
製品ライフサイクルにおけるCO2排出量を、
2050年までに2005年度比で80%削減する。
限りある地球資源の有効活用の最大化と資源循環を図る。
生物多様性の修復と保全に取り組む。
中期環境計画2015(基準年:2005年度)
環境配慮型製品の創出と提供
グリーンプロダクツ認定制度
中期環境計画を支える3つのグリーン活動
●各地域のニーズに応じた
●化学物質リスクの低減 ●生物多様性への対応
エコビジョン2050
社会貢献活動
環境配慮型販売・サービスの実践
グリーンマーケティング活動
従業員
●多様な人材の登
コニカ
ミノルタ
お客様
●製品の安全性確保
用および育成
●労働安全衛生の
推進
●品質トラブルの未然防止
お取引先
株主・投資家
●CSR調達の推進
●アジアでのIR活動強化
●紛争鉱物規制への対応
環境配慮型生産拠点の実現
グリーンファクトリー認定制度
●IRウェブサイトの充実
TOPICS
優れた環境性能を持つ製品を生み出す
「グリーンプロダクツ認定制度」
コニカミノルタは、優れた環境性能を持つ製品を評価・認定する独自の
「グリーンプロダクツ認定制
度」
を導入しています。
この制度は、
事業や製品特性に合わせた環境価値を創出し、
お客様や社会での
環境負荷低減に貢献することを目的としています。
TOPICS
ステークホルダーとのコミュニケーションに
WebやSNSを活用
世界約41カ国に拠点をもちグローバルに事業を展開するコ
広く社会とのコミュニケーションを図るため、
コニカミノルタ
ニカミノルタでは、
さまざまな国籍、
言語、
バックグラウンドを
Webサイトにおいて、
CSR情報をはじめとしたさまざまな情報
もつ従業員が活躍しています。多
を適時、
公正に開示しています。また、
ステークホルダーの皆様
様な考え方や専門性を尊重し、人
の想いを投稿していただくために、
●独自の難燃性再生PC/PETを採用
材の育成と活用をグローバルな視
Facebookに公式ページを開設し、
皆
●業界トップクラス※2の静音設計
点で実践することで、社会に新しい
様の想いを一つひとつカタチにして
価値を創造し続ける企業となるこ
とを目指しています。
31
2015年度までに、
売上高の50%をグリーンプロダクツ認定製品にすべく、
取り組みを進めています。
多様な人材が活躍できる環境づくりと
人材の育成
コニカミノルタ 会社案内
いくプロジェクトを展開しています。
各国からの選抜メンバーによる
育成プログラム
一つひとつ想いをカタチにしていくプロジェクトのFacebookページ
https://www.facebook.com/konicaminolta.message
グリーンプロダクツ認定製品の例
カラー複合機
「bizhub C554e」
●従来製品に比べ消費電力
(TEC値※1)
を
約39%低減
卓上型CR装置
「REGIUS ΣII」
●消費電力を稼働時20%、
待機時30%低減
(従来機種比)
●本体重量28kgと、
カセッテ型CR装置
として世界最軽量※3
(製造販売認証番号223AIBZX00004000)
※1 国際エネルギースタープログラムで定められた測定法による数値 ※3 2012年6月発売時点
※2 2013年5月発売時点
KONICA MINOLTA CORPORATE PROFILE
32
Global Network
世界41カ国に拠点を広げるコニカミノルタグループ
販売
生産
開発・その他
コニカミノルタ株式会社
Konica Minolta Business Solutions
(CHINA) Co., Ltd.
Kinko's Korea Ltd.
Konica Minolta Hungary Business Solutions Ltd.
Aisne Impressions S.A.S.
Konica Minolta Business Solutions SE, Ltd.
Raber+Märcker GmbH
Konica Minolta BH-Poslovna Rjesenja d.o.o.
R+M Graphik GmbH
Konica Minolta Business Solutions Finland Oy
アジア・パシフィック
北米・中南米
Konica Minolta Opto (Dalian) Co., Ltd.
Konica Minolta Medical Imaging U.S.A., Inc.
Konica Minolta Opto (Shanghai) Co., Ltd.
情報機器事業
Konica Minolta Business Technologies
Manufacturing (HK) Ltd.
日本
Konica Minolta Business Technologies
(WUXI) Co., Ltd.
Konica Minolta Business Solutions Italia S.p.A.
Repro Conseil S.A.S.
Konica Minolta Business Solutions Roma srl
Konica Minolta Business Solutions France S.A.S.
Konica Minolta Business Technologies
(DONGGUAN) Co., Ltd.
Konica Minolta Ukraine
Konica Minolta Business Solutions Bulgaria EOOD
Konica Minolta Technology Development
(Wuxi) Co., Ltd.
Konica Minolta Business Solutions Austria GmbH
Konica Minolta Business Solutions (BELGIUM) N.V.
北米・中南米
Konica Minolta Business Solutions Nederland B.V.
Konica Minolta Business Solutions Polska s.p. z.o.o.
Konica Minolta Sensing Americas, Inc.
Konica Minolta Business Solutions Greece S.A.
Konica Minolta Business Solutions Portugal,
Unipessoal Lda.
欧州・中近東
コニカミノルタビジネスソリューションズ
(株)
コニカミノルタビズコム
(株)
キンコーズ・ジャパン
(株)
(株)
コニカミノルタサプライズ
豊橋精密工業
(株)
コニカミノルタサプライズ関西
(株)
コニカミノルタ電子
(株)
北米・中南米
Konica Minolta Business Solutions U.S.A., Inc.
Konica Minolta Business Solutions (Canada) Ltd.
アジア・パシフィック
Konica Minolta Business Solutions do Brasil Ltda.
Konica Minolta Business Solutions Asia Pte. Ltd.
Konica Minolta Business Solutions
de Mexico SA de CV.
Konica Minolta Business Solutions India Private Ltd.
Konica Minolta Business Solutions Australia Pty. Ltd.
33
Serians S.A.S.
Konica Minolta Supplies Manufacturing U.S.A., Inc.
Konica Minolta Business Solutions (M) Sdn. Bhd.
欧州・中近東
Konica Minolta Business Solutions Vietnam Co., Ltd.
Konica Minolta Business Solutions East Ltd.
Konica Minolta Business Solutions (HK) Ltd.
Konica Minolta Business Solutions (Ideal) Ltd.
Konica Minolta Business Solutions (WUXI) Co., Ltd.
Konica Minolta Business Solutions (UK) Ltd.
Konica Minolta Business Solutions
(Shenzhen) Co., Ltd.
Charterhouse PM Ltd.
コニカミノルタ 会社案内
Konica Minolta Croatia-Business Solutions d.o.o.
Konica Minolta Business Solutions Sweden AB
Konica Minolta Business Solutions Spain S.A.
Konica Minolta Slovakia spol. s.r.o.
Konica Minolta Business Solutions Slovenia d.o.o.
Konica Minolta Baltia UAB
Konica Minolta Business Solutions Romania s.r.l
Konica Minolta Business Solutions Deutschland GmbH
Konica Minolta Business Solutions Europe GmbH
Konica Minolta Business Solutions Middle East FZE
Konica Minolta Turkey Business technologies A.S.
Konica Minolta Business Solutions Norway AS
Konica Minolta Glass Tech (M) Sdn. Bhd.
Konica Minolta Sensing Singapore, Pte. Ltd.
Konica Minolta Sensing Europe B.V.
Instrument Systems GmbH
Konica Minolta Supplies Manufacturing France S.A.S.
産業用材料・機器事業
日本
Konica Minolta Medical & Graphic Imaging
Europe GmbH
Konica Minolta Medical Systems Russia LLC
その他
日本
コニカミノルタプラネタリウム
(株)
コニカミノルタテクノサーチ
(株)
日本
コニカミノルタエンジニアリング
(株)
コニカミノルタヘルスケア
(株)
コニカミノルタテクノプロダクト
(株)
アジア・パシフィック
コニカミノルタオプトプロダクト
(株)
Konica Minolta Medical & Graphic
(Shanghai) Co., Ltd.
コニカミノルタガラステック
(株)
Konica Minolta Medical & Graphic Imaging
Europe B.V.
ヘルスケア事業
コニカミノルタケミカル
(株)
コニカミノルタオプトデバイス
(株)
欧州・中近東
コニカミノルタ情報システム
(株)
Konica Minolta Business Solutions Russia LLC
Konica Minolta Business Solutions Czech spol. sr.o.
Konica Minolta Business Solutions Denmark a/s
Konica Minolta Optical Products
(Shanghai) Co., Ltd.
Konica Minolta Healthcare India Private Ltd.
コニカミノルタビジネスアソシエイツ
(株)
アジア・パシフィック
Konica Minolta (China) Investment Ltd.
北米・中南米
Konica Minolta Holdings U.S.A., Inc.
Konica Minolta Laboratory U.S.A., Inc.
KONICA MINOLTA CORPORATE PROFILE
34
〒100-7015 東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー
シンボルロゴについて
地球をモチーフとしたシンボルマーク
「グローブマーク」は、
コニカミノルタの無限の広がりと
世界中のお客様に対する新しい価値の提供を表現したものです。
1309 BC
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