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9月号 - 青梅市教育委員会

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9月号 - 青梅市教育委員会
〒198-0036 青梅市河辺町 5-24
青梅市立河辺小学校
校 長
富 田
清
ことばときこえの教室
℡ 0428-22-2103(直 通 )
発 行 : 平 成24年 9月
夏休みも終わり、ことばときこえの教室でも、2学期の通級が始まりました。それぞれの通級日には、
日に焼けた子供たちが、休み中の楽しかった体験についてたくさん話をしてくれます。
年に3回行われている全体グループ活動の第1回目
として、7月11日(水)に「親と子の集い」を行いまし
た。当日は、保護者や兄弟も合わせて45名の参加があ
り盛況でした。会の前半は、家族ごとに4チームに別れ、
体育館のバドミントンのコートを使って「風船バレー」
をやりました。暑さが心配されましたが、幸い気温もそ
れほど上がらず、ほっとしました。幼児から大人まで1
チーム10人近くになってしまったのですが、みんなが
風船をさわれるようにお母さんたちが、リードをしてく
風船バレーの対戦
れたおかげで、全員が試合に参加することができました。
後半は、ことばときこえの教室に戻り、「カナッペ作り」をしました。各自6枚のクラッカーに
野菜やフルーツ、チーズ、ジャムなどを自由に乗せられ
るようにしたところ、好きなものを大盛りで乗せる子、
見た目をきれいに工夫して作る子、とさまざまでした。
作った後は、家族や友人と楽しく食べることができまし
た。会の初めや終わりには、挨拶をしてくれたり、感想
を言ったりしてくれる子もたくさんいました。
次回の全体グループ活動は、11月16日(水)に「み
んなで遊ぼう会」をする予定です。同時に保護者の懇談
みんなそろって「いただきます!」
会も行いますので、多くの方の参加をお待ちしています。
3 日(月)
20日(木)
10月 1日(月)
4日(木)
17日(水)
11月 7日(水)
28日(水)
12月 5日(水)
6日(木)
19日(水)
9月
2 学期通級始め
通級支援委員会(午前通級なし)
河辺小運動会の振替休業日
前期報告書発送
小教研(午後通級なし)
小教研(
)
みんなで遊ぼう会・保護者懇談会(午後)
校内研修会(午後通級なし)
就学時健診(一部通級なし)
2学期通級終了
聞こえにくさへの配慮
ことばときこえの教室は、ことばの教室ときこえの教室があります。このうち「きこえの教室」
は難聴通級指導学級とも言われ、難聴があるお子さんが通っています。また、毎週通うほどでは
ないが、滲出性中耳炎で軽度の聞こえにくさがある、などの理由で定期的に聴力検査をしている
児童もいます。一言で、
「難聴」と言っても、その程度は軽度から高度までさまざまで、難聴の
種類によって聞こえ方にもそれぞれ特徴があります。一方で、そうした難聴のある子供たちへの
日常的な配慮は、共通したものが多く、配慮があるかないかで、コミュニケーションの伝わりや
すさや、学習の理解に大きな違いが出てきます。今回は、難聴のあるお子さんへの共通の配慮事
項についてまとめました。
1、大きめの声で口をはっきり開けて話す。
大声を出す必要はありません(かえってうるさくて聞きにくくなることがあります)。や
や大きめの声で、できるだけ顔がお互い見える場所で話すことが大切です。相手の口の動き
を見て、それが手がかりにする子供もいます。
2、視覚的な手がかりを使う。
話しことばだけではわかりにくい場合も、絵や写真、
文字などがあると、伝わることが多くなります。授業の
中では、板書が学習理解の大きな鍵になります。授業だ
けでなく朝会や集会でもそうしたものがあると理解の助
けになるでしょう。 会話では、身振りや表情なども大切
な手がかりです。
3、静かな場所で話す。
意外かもしれませんが、難聴の児童はうるさい場所が苦手です。補聴器や人工内耳をして
いる場合、通常気づきにくい機械音(エアコンの音、水槽のポンプの音など)や他の人の話
し声、窓の外からの音などをひろって、話している人のことばが聞こえにくくなります。騒
音を小さくする工夫をしたり、音源から遠ざけたりする対応をお願いします。机やイスの足
にテニスボールを付けると騒音が減り、他の子供にとっても良い環境になります。また、授
業中にFMシステムを使うと、騒音が減って聞きやすくなることもあります。
4、気軽に聞き返しや質問ができるようにする。
難聴がある場合、どうしても一度では聞き取れなかったり、意味が十分にわからなかった
りすることがあります。そうした時は気軽に(授業中などはルールを守って)聞き返しがで
きるようにしてあげてください。分かったふりをしたり、分からなくてもすぐ諦めてしまっ
たりする習慣ができると、ハンデが大きくなってしまいます。
5、文字や指文字を使う。
音声だけでは、コミュニケーションが十分できない場合は、文字で書いて伝え合うことも
できます。きこえにくさが大きい人の場合は指文字や手話を使いますが、きこえにくさが軽、
中度の場合でも指文字などを知っていると、騒がしい時などにやり取りがスムーズになりま
す。指文字は50音程度を覚えるだけでよいので、覚えておけばいろいろな場面で役立つで
しょう。
* 聞こえにくい状態が続いていると、子供の側から困難を訴えてくることは少なくなってし
まいます。その分、周りの大人が適切に聞こえの状態を把握して、配慮してあげましょう。
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