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東北・上越新幹線鉄道騒音(PDF:216KB)
(3) 東北・上越新幹線鉄道騒音 東北・上越新幹線鉄道について、上野駅開業直後の昭和60年3月に騒音5地点・振動1地 点の調査、防音壁設置直後の昭和61年3月に騒音3地点・振動1地点の調査、平成2年度か ら3年ごとに騒音3地点の調査を行いました。防音壁は、1回目の調査で一部の騒音が環境基 準*を超えていることが分かったため、環境対策を行うよう要望した結果、設置されたもので す。 平成20年度は①西日暮里 4-2、②西日暮里 3-4、③西日暮里 3 -3 の3地点で、敷地境界と後背地(敷地境界の背後で、少し離 れた地点)の騒音を測定しました。3地点とも後背地では環境基 準以内でしたが、敷地境界では基準値を超えました。3年前の調 査と比較すると、 3地点とも騒音レベルは減少傾向が見られます。 地点別新幹線騒音(平成20年度) (dB) 90 環境基準 70 50 30 敷地境界 後背地 (61m) (100m) 西日暮里4-2 敷地境界 後背地 (35m) (60m) 西日暮里3-4 敷地境界 後背地 (32m) (50m) 西日暮里3-3 注:( )内の数値は、最寄りの新幹線線路の中心からの距離を示します。 新幹線騒音の環境基準は70dBです。 ① 平成20年度調査結果 測定地点 測定日 西日暮里 4-2 H21.3.10 西日暮里 3-4 H21.3.17 西日暮里 3-3 H21.3.25 注: ( 単位:デシベル 騒音レベル 敷地境界 後背地 74 65 (61m) (100m) 71 68 (35m) (60m) 74 66 (32m) (50m) 列車速度 線路 (km/h) 64 構造 防音壁 高架 RC 桁 PC RC 脚 約 2m 67 切り取り 59 切り取り PC 約 2m PC 約 2m 測定点の 線路高 用途地域 10.8m 第一種住居 11.9m 16.7m 第二種中高 層住居 第二種中高 層住居 )内は、最寄り新幹線線路中心から調査地点までの距離を示します。 - 1 - 地域 環境 類型 基準 Ⅰ 70 以下 Ⅰ 70 以下 Ⅰ 70 以下 ② 経年変化 測定地点 西日暮里 4-2 調査項目 の距離 S61 年 3月 H2 年 5月 H5 年 6月 H8 年 10 月 H11 年 6月 H14 年 6月 H17 年 6月 H21 年 3月 騒音レベル 61m - 73 72 71 74 76 74 74 (デシベル) 100m - 61 62 61 64 64 63 65 67 - 68 68 68 69 65 64 列車速度(km/h) 西日暮里 3-4 騒音レベル 35m 75 78 73 74 76 78 75 71 (デシベル) 60m 63 67 62 64 64 68 65 68 68 67 67 68 66 71 67 67 列車速度(km/h) 西日暮里 3-3 調査年月日 線路から 騒音レベル 32m 76 82 75 75 79 79 78 74 (デシベル) 50m 59 62 58 58 59 62 61 66 66 67 67 69 73 65 67 59 列車速度(km/h) 注:昭和60年3月の調査は上野駅開業直後、昭和61年3月の調査は防音壁設置後に行いました。 地点1は、昭和61年3月の調査を行っていません。 測定及び測定値の整理方法(①、②の表について共通) 騒 音:通過する上り及び下り合わせて原則として20本以上の列車騒音の最大値(ピーク レベル)を測定し、その上位半数をパワー平均しました。 列車速度:騒音を測定した列車の通過時間を測定し、列車の長さから時速に換算し、騒音の 上位半数に当たるものを算術平均しました。 (参考)新幹線鉄道騒音に係る環境基準 地域類型 単位:デシベル あてはめ地域 基準値 別表に掲げる区域のうち、第1種低層住居専用地域、第2種低層住居専用地域、第1種中 Ⅰ 高層住居専用地域、第2種中高層住居専用地域、第1種住居地域、第2種住居地域及び準 70 以下 住居地域 Ⅱ 別表に掲げる区域のうち、近隣商業地域、商業地域、準工業地域及び工業地域 75 以下 別表(東北新幹線の部分を抜粋) 本線及び側線(第一上野トンネルの東京駅側開口部から第二上野トンネルの大宮駅側開口部までの区間につい ては、当該開口部からトンネル中央部方向へそれぞれ200メートル以内の距離にある部分に限る。)の軌道中 心線から両側にそれぞれ200メートル以内の距離にある地域。ただし、鉄道事業の用に供する駅区等用地及び 線路等用地を除く。 - 2 -