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ICOLC: InternationalCoalitionofLibraryConsortia

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ICOLC: InternationalCoalitionofLibraryConsortia
国際図書館コンソーシアム連合
(ICOLC :I
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)
2
0
0
8年春季会合参加報告
赤 崎 久 美,吉 田 幸 苗
抄録 :本会合への参加は,わが国の大学図書館界としては,北米会合の第 1
2回 (
ナッシュピル大会),1
4回
5回 (
ニューオリンズ大会), 1
6回 (
ボストン大会), 1
7回 (フイ ラデルフイア大会),1
8
(ラホ ーヤ大会), 1
回 (
モントリオール大会),欧州会合の第 6回(バルセロナ大会),
7回(ポズナニ大会),
8回(ロ ーマ大
n
s会
)
, 9回(ス トックホルム大会)に続くものである 。今回は,電子ブック, 小 出版社, SCOAP3,Tra
, 次世代 図書館システムをテ ーマと した発表 ・討議が行われた 。 また,
f
e
rプロジェク ト,資料デジタル化
Ingram杜や Wi
l
eyB
lackwel杜などとは ,グリルと呼ばれる,出版社 との直接討議のセッションが行われた。
キーワード:図書館コンソーシアム,国際図書館コンソーシアム連合, ICOLC,電子ジ ャーナル,電子ブ ッ
ク,次世代図書館システム
1
. はじめに
国公私立大学図書館協力委員会による派遣事業の
一環として, 2008年 4月 1
4日から 1
6日まで,サン
フランシスコにて開催された国際図書館コンソーシ
アム連合(ICOLC I
nternationalCoali
t
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no
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yConsor
t
i
a)1) の 2008年春季会合に参加した。
本会合は年 2回,春季は北米,秋季は欧州、│で開催さ
れており,北米会合の第 ロ
1
2回(ナツシユピル大会λ
),
1
4回(ラホ一ヤ大会λ
),日
1
5回 (
ニユ一オリンズ大会)
入,
1
凶6回(ボボ、ストン大会λ
),1
η
7回 (フイ ラデデ、ルフイア大
開催日程: 2008 年 4 月 14 日 ~ 1 6 日
開催場所:シェラトン・フイ ツシャ ーマンズ ・
ワーフホテル(米国サンフランシスコ )
1
4名(内訳は,アメリカ合衆国 88名
,
参加者: 1
カナダ 1
2名,オーストラリア,フラン
ス
,
日本各 3名
,
ドイツ,ノルウェー,
南アフリカ,スウェーデン,
トルコ各 l
名)
3
. アジェンダ (
議題一覧)
会
)
入
, 1
8回 (モントリオ一ル大会λ
),欧州
汁
ナ
j
H
1
、
1
会合の第 6
以下に議題と発表者を示す。括弧内は発表者の所
回(パルセロナ大会 )λ7回(ポズナニ大会 )λ8回
属コンソーシアム等を示す。 なお,所属等は発表当
(ロ一マ大会 )λ9回(ストツクホルム大会)に続く
ものでで、ある 2)ト-1
川
υ
l
)
時のものである 。進行役については割愛した 。
刊
十
│
ト
3日間のアジェンダは以下に示すとおりである
が
1日目は電子ブックに関して重点的に発表 ・討
2日日は出版社の発表 ・討議,いわゆる
グリル (
G
r
i
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l
e :“厳しく 尋問"するという意味で使
用しており,出版社とのセッションをこのように称
議があり
している)が中 心 であり
(但し Ingramネ土について
は電子ブックのアグリゲータであるためか 1日目で
あった),
3日目は図 書館シス テムに関する発表・
討議がなされた。以下に電子ブ ック と次世代図 書館
システムに絞り,いくつかの発表をピックアップし
て報告する 。
2
. 開催状況
会議名 :国際図書館 コンソーシアム連合
・
2008年春季会合(ICOLCSpr
i
ng 2008
Meet
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)
4月 1
4日(月)
(1)全体討議 1 電子ブック
① eBook e
volution/G
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n Harrison
(
BCR12))
② Ri
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③ Ebook RFP s
coring matrix/Faye
Abrams/Warren Holder (Ontario
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s14))
④ E-books i
nt
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e CIC/Kim Armstrong
(Committeeon I
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n))
⑤ Cal me Ol
dFashioned/Tom Sanvi
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(
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INK16))
⑤ Whi
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r Whether e-Book Reade
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Arno
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n (NELINET17))
85
国際図書館コンソーシアム連合 2
0
0
8年春季会合参加報告
(2)グリル 1 I
ngram社 1
81
(7)運営会議
① COUNTER Update/KathyPerry
LindaVendreys,Ri
chRosy
(3)分科会
② KnowledgeExchangelHildegard
分科会は 2回に分けて行われ,前半と後
半で違うテーマのものに参加できる 。 テー
マは 4つあり,以下のとおりである 。
・コンソーシアムの課題
9
ト
.LOCKSS,CLOCKS,P
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2
1
1
4月 1
6日(水)
(1)全体討議 6 次世代図書館 シ ス テ ム : 概 観
① Next Generation Systems Overviewl
4
1
JohnHel
mer(
O
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sCascadeA
l
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e3
)
(2)全体討議 7 次 世 代 図書館システム
・利用統計とデータ分析プロジェクト
coveryLayer
.アクセシピリティ
① Vivisimo Velocity a
t Norwegian El
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c Health LibraryI
K
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lTjensvoll
(NorwegianEl
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3
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1
)
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(4)全体討議 2 SCOAP321
① MakingSCOAP3Happen/Ivy Anderson (
C
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lLibrary2
31
)
4月 1
5日(火)
(1)全体討議 3 小出版社
② Bibliocommons a
t C
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a/Roberto
Esteves (
C
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aLibraryGroup3
6
1
)
③ Primoa
tCCLA/RichardMadaus.Lucy
① Ann Okerson (NorthEast Research
41
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sConsortium2
)
Harrison (
C
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e Centerf
o
r Library
7
1)
Automation3
② ThePerspectiveo
faSmallSTMPub-
④ Local development a
t Orbis Cascade
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e/KyleBanerjee (
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tent Market/Jackie Zanghi-LaPlaca
2
5
1
)
(
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IGlobaj
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)
③ A University Press Perspective/Kim
6
1
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e (DukeU
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yPress2
)
④ SomeThoughtsonWorkingwithSmall
Publishers/Kathy Perry (The V
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7
1
Libraryo
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a)
(2)全体討議 4 Transferプロジェクト 2
81
① Diane C
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fAustralian
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② Joan Emmet (NorthEast Research
③ Transfer Update/Elizabeth Winters
(Project Transfer Working Group,
GeorgiaI
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fTechnology)
3
0
1
(3)グリル 2 Wiley-Blackwel
1
ReedE
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rMcKenzie
(4)全体討議 5 資 料 デ ジ タ ル 化
⑤ VUFind a
t Villanova/Dan Iddings
(Pennsylvania Academic Library ConS
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t/Derek
Rodriquez (
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Network
訓)
⑦ Opens
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tNELLCO/TracyThompson (
New England Law Library Cons
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)
⑧ Library Thing a
tSFS
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John Wen
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sConsortium)
Googleと
(3) 全 体 討 議 8
次世代図書館システム:
ResourceSharing
① Article Reach i
n Michigan/Randy
Dykhuis (Michigan Library Consor0
I
tium4
)
② OrbisCascadeA
l
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eandOCLCc
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31
OpenContentA
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lborrowings
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n/
JohnHelmer
① Barbara Preece (Boston Library Con21
sortium3
)
(
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sCascadeA
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)
② CIC-GooglePartnership :ICOLC
Update/Mark Sandl
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r (Committee on
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(5)グリル 3 DukeU
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yPress
DonnaB
lagdan,KimS
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(6)グリル 4 Universityo
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aPress31
LynneWithey,RebekahDarksmith
③ ResourceSharinga
tPALCIIDanI
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(
Pennsylvania Academic Library Consortium)
④ WorldCat Local as Next Generation
MelvylC
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/
TerryRyan (UCLA)
(4) 全 体 討 議 9
次世代図書館システム:
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dLibrarySystems
① Evergreeni
nMichigan/RandyDykhuis
(MichiganLibraryConsortium)
86
D
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s
-
大学図書館研究 LXXXV (
20
0
9
.
3)
② Kohae
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IArnoldHi
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n(NELINET)
ており,検討課題である 。
③ Up
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e :DFLI
LS Task Force/Mona
Couts (Tr
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e Research L
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s
Network)
0 次世代図書館システム:討議
(5)全体討議 1
4
.
2
. 次世代図書館システム
冒頭で ,今回の各プレゼンに関して,コンソーシ
アムの立場から,各々の活動について発表をしても
i
s
らうことにしたという説明があり,全体を“ D
説明がなされた 。今のところそれは多種多様といっ
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",
“R
esourceS
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",
“I
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ySystems" の 3部に分けて発表が行われた 。
D
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r
y
" では,情報を発見するツール(例え
“
ば OPACやサーチエンジン等)の導入・開発例につ
てよい 。デバイス(例えば Amazonの K
i
n
d
l
e
) かコ
いて
4
. 議事
4
.
1
. 電子ブック
最初に電子ブックに関係するキーワードについて
ンテンツそのものか,オンラインかオフラインなの
8つの発表があった 。
l
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l
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ibraryで
例 え ば NorwegianE
か,本全体か章などのより細分化した単位か, 買取
は,医学 ・
薬 学 情 報 を ユ ー ザ ・フレンドリーな形で
かそうでないか,また,電子ジャーナル同様,提供
「発見」してもらうには,シングル・サーチ・イン
がフリーのものもあれば出版社,アグリゲータ提供
ターフェースといった条件が必要で、あろうという結
のものもある。フォーマットも様々 (PDF,HTML,
論に達し
LIT,Mobipocket)
。通常の図書の貸出のように 1
ユーザ 1冊の制限を設けている場合もあれば無制限
また,コンテンツの中身の検索といったことが考え
の場合もあり,個別タイトルの契約かパッケージ契
られると話していた 。
約か, MARCがついてくるのか等々 。
引き続いて
5つの発表があ った 。
CommitteeonI
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n(
CIC)
はU
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fChicago等の 1
2大学が参加してい
るコンソーシアムだが,この 1月に Ingram社 ( プ
ラットフォームは MyiLib
r
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y) と Spri
n
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e
r杜の 電
Vivisim0411 を 導 入 し た こ と , 今 後 は
(
W
e
b
2
.
0と呼んでいたが )Wikiや検索結果の共有化,
8の高等教育機関によるコンソーシ
フロリダの 2
Col
l
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g
e Centerf
o
r Library
アムである CCLA (
Automation) は,学生の情報発見のツールとして,
ExL
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b
r
i
s社の Primoを改良した LINCCWebv
.
2
.
0ω
を今秋を目指して開発している 。開発コンセプトは,
ユーザ中心のデザインということである 。
子ブック導入をアナウンスした 。特に前者について
他の発表もそうであ ったが,これらの共通点とし
は,その潜在的な可能性を高く評価しており,
て,ユーザ志向であり,様々なフォーマットの情報
Ingram社もポータブル・デバイスの提供や Google
コンテンツ (
CICは G
o
o
g
l
eの図書館パー トナーでも
更に付加価値(ユーザのコメント等)や検索に便利
あり
6年間のスキャニング計画がある)のインデ
クシング等で応えている 。 とはいえ,タイトル単位
(図書,雑誌,論文,データ)を統合的に検索でき ,
な機能を設ける(プロファイル化等)方向に向かっ
ていることが挙げられる 。
での選書の困難さ,既に購入したものとの調整,仲
esource Sharing" では,文字通りリソース・
“R
介業者との関係等問題も存在 している 。 いずれにし
シェアリングのシステムについて当初のタイムテー
てもこのようなビッグ・デイール型の契約にはまだ
ブルには記載されていなかった lつを含む 4つの発
改良の余地があるしそうすることでより低コスト
表があった 。
になり選書権の喪失とのバランスがとれると考えら
れる 。
OhioLINKは
, 電子ジャ ーナルにおける交渉・契
U
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a (UC) は 1
0のキャンノ T
スを持ち,更に各々のキャンパスで複数の図書館を
持つが,これらの図書館の所蔵資料をシェアしたり,
Oxford D
i
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lR
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l
f,Sage R
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e,
S
p
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g
e
r) を導入しているし,今後も導入パッケ ー
a
l
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r
総合的なプランニングを行う組織として, C
9
9
7年に設立された 。
n
i
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ryにDL)が 1
2005年 に 立 ち 上 げ た タ ス ク フ ォ ー ス で 検 討 し た 結
r
l
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C
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tL
o
c
a
lプロジェクトに参加す
果
, OCLCの Wo
elvylの新た
ることになった 。 UCの OPACである M
431
orldCatL
o
c
a
l
を導入
なプラットフォームとして W
ジを増やしていく予定である 。 しかし,出版社の中
することで,よりトラブルの少ない,優れたリソー
にはコピー・アンド ・ペーストや印刷におけるいく
ス・シェアリングを実現したいと語っていた 。
つかの制限条項(例えばコンテンツの 5%以上をコ
2008年 4月 14日 に ニ ュ ー ス ・ リ リ ー ス さ れ た
OCLCと O
r
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sCascadeA
l
l
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e(
OCA)の合意に
約の経験から,電子ブックにおいても包括的なコレ
クションであること,過去の年間費用に基づいたプ
ライシング,といった条件をもって交渉した結果,
O
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pO
n
l
i
n
e,
いくつかの電子ブック (
ピー・アンド ・ペーストしてはならない等)を設け
8
7
国際図書館コンソーシアム連合 2
0
0
8年春季会合参加報告
よる OCLCc
o
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s
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a
lborrowings
o
l
u
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i
o
nについて,
前述のようにタイムテーブルに記載されていなかっ
会であったように思う 。
大規模合併ということで招かれたのであろう,グ
たが,タイムリーな話として紹介された 州
。 OCA
リルにおける W
i
l
e
y
-B
lackwellの発表では当然,ラ
は,オレゴン州やワシントン州の 3
5の高等教育機
イセンスの話が中心であった 。基本的には Core
Cole
c
t
i
o
n (購読しているタイトルへのオンライン
アクセス)をベースに入社系タイトルの集合なり
STM系タイトルの集合なり医学・看護学系タイト
ルの集合なり,もしくはその全てを組み合わせるこ
とができるというものである 。 また,データの移行
スケジュール等についても説明されていたが,本報
告を執筆している 2
0
0
8年 1
2月時点の状況から省み
ると,データの移行等にあの時どうしてあれだけ楽
観的でいられたのか不思議でならない。
全体討議 2では,高 エネルギー物理学分野の学術
奈
佐E
志のオープンアクセスイヒを目的としたコンソーシ
アムである SCOAp3について ,U
n
i
v
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r
s
i
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yo
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l
i
f
o
r
n
i
aが参加することを決めた (
2
0
0
8年 2月)が,
その経緯等について報告された 。参加理由として著
者の不利益にはならず,研究活動を支援することが
できるといったことが挙げられていた。 また,欧州、│
0
0
7年
関が参加しているコンソーシアムであるが, 2
1
1月より OCLCの c
o
n
s
o
r
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a
lborrowings
o
l
u
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i
o
nの
導入を検討し,それが決まったということである 。
この c
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n
s
o
r
t
i
a
lborrowings
o
l
u
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i
o
nは,情報発見
ツール (WorldCatがベース)とデリパリーツール
(VDX等,但し開発中を含む)を統合したシステム
であり,予定では 9月以降に新システムに切り替え
るそうである 。
“I
n
t
e
g
r
a
t
e
dL
i
b
r
a
r
ySystems" では 3つの発表
が行われた。
Koha451 は,元々ニュージーランドで開発された
オープンソースだが,発展途上国の図書館を支援し
ている e
IFL
.nee61 では,この KohaとEvergreen471
の導入や維持を Freeand Open S
ource Software
(
FOSS) プログラムと称して行 っている 。今回は前
者を中心に発表が行われた。現在,発展途上国向け
のパイロットプロジェクトには, 1
2カ国(例えばア
ルメニア,グルジア,マリ,ネパール)から参加が
や北米からの参加が増えており,そのことに伴い
ナーの様子も映し出された 。 なぜ Kohaなのかとい
SCOAP3全体の資金も多くなっており,目標に着実
に近づいていることも強調していた。 ちなみに,日
本については, CERN所長より文部科学省と高エネ
ルギー加速器研究機構にコンタクトがあり,日本物
理学会等で検討をしているとのことである 481。
う点については, Wiki等によるコミュニティが利
4
91
その他, UKSG
のT
r
a
n
s
f
e
rプロジェクトの進捗
用者や開発者によって構築されており,サポートが
fP
r
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c
eV
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s
i
o
nl
.Oを発
状況 (4月時点で Codeo
容易であること,多国語対応も可能であること,
表しており,この時はそれについての意見招請の段
I
n
t
e
g
r
a
t
e
dL
i
b
r
a
r
ySystemsとして完成されている
こと,が理由として挙げられていた。
階であった則)について発表があった。
あり,うち志願機関の 78%が Kohaを希望したそう
である 。具体的には,導入や維持管理,人材 育成等
を支援しており,発表ではマラウィにおけるセミ
なお,春季会合については, 2
0
0
9年はパージニア
州の Ch
a
r
l
o
t
t
e
svi
l
l
eで開催,その 翌年はシカゴを予
4
.
3
. その他
i
l
e
y
B
l
a
c
k
w
e
l
l以外は中小出版社
グリルでは, W
の発表であり,また中小出版社については 2日目の
朝にも時間をとってコンソーシアムとの関わりにつ
いて発表があった。 中小出版社が,いろいろとサー
ビス (
例えば MARCレコードをつけたり)するか
ら導入してくださいと懸命の発表であったのに対し
て,これまた中小のコンソーシアムが「先立つもの
がなくて・ ・
・」 という 雰囲気であったのが印象的で
あった 。実は 1日目の午後にはいくつかのグルー
プに分かれての分科会があったが,中に「コンソー
シアムの課題」について語り合い,参加者で共有し
ましようというものがあり,そこでは中小コンソー
シアムの予算や人員についての苦労が口々に述べら
れていた 。 こうして見ると,出版社においてもコ ン
ソーシアムにおいても「中小 j について語られた大
8
8
0
0
8
定しているそうである 。秋季会合については, 2
年はミュンヘンで開催, 2
0
0
9年はパリを予定してい
る。
5 おわりに
ここ数年の傾向と思われるが,電子ジャーナルか
ら電子ブックへ,そして電子資料を取り巻く環境・
体制について焦点が移っているようである 。そのよ
うな意味では,全体討議のテーマなど,非常に幅広
く目配りがきいているように感じられた 。その一方
で,例えば電子ブックについて英語以外の言語によ
るテキストの不足が話題にならないなど,偏りがあ
ることも確かであり,米国会合は北米地域の会合だ
という印象を受けた。本報告では詳述しなかったが,
小出版社のグリルや小コンソーシアムの運営問題な
ど,日本への導入を考えたり日本の実情に照らし合
大学図書館研究 LXXXV (
2
0
0
9
.
3
)
わせることが困難なものがあったことも確かであ
る。 米 国 会 合 を ど の よ う に 受 け 止 め る の か , ま た 逆
に日本のコンソーシアムから世界のコンソーシアム
に対して何を発信するのか,いまだに,そして恐ら
くはこれからも続く課題であろう 。
謝辞
最 後 に な り ま し た が,参 加 の 機 会 を 与 え て い た だ
いた国公私立大学図書館協力委員会,国立大学図書
館協会,公立大学協会図書館協議会を始めとする関
係 者 の 皆 様 に 感 謝 し ま す。
注・参考文献
1
) Internati
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5)藤 田 儒 聖 , 庄 ゆ か り , 井 上 修 . 国 際 図 書 館コン
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