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Case Studies
CASIO Business : User Report Series
Case Studies
Projector
導入事例
プロジェクター
四條畷学園 様
■所在地:大阪府大東市 ■業種:教育 ■URL:http://www.shijonawate-gakuen.ac.jp/ ■導入機種:YA-W72D-C + XJ-M155 1セット
長文読解から動画投映まで、
カシオの電子黒板&プロジェクターが活躍。
四條畷学園は、
2011年に創立 85 周年を迎えた伝統校。
幼稚園から大学まで併設し、
ひとりひとりの個性を伸ばす
「人間教育」
に力を入れている。
2010 年度には、
中学・高
校の 6 年一貫コースを新設。
将来社会で活躍できる力を、
長い時間をかけて確実に育
成していくのが狙いだ。
2014 年には、
カシオのインタラクティブホワイトボードを導入。
独自の学習メソッドに ICT をマッチさせることで、
効率的かつ効果的な学習環境の整
備に取り組んでいる。
▲四條畷学園
大量の板書も電子黒板におまかせ。
スムーズな授業で生徒の理解を促進
授業の効率化や学習効果の向上を目的に、
教育現場におけるICT の導
入が進むなか、
ここ四條畷学園でもクラス内での電子黒板の活用を始め
ている。
同学園の 6 年一貫コースで英語科の教鞭をとる蘆田亮介先生も
そのひとり。
会話や文法など、
さまざまな学習内容があるなかで、
とくに長文
読解の授業にカシオのインタラクティブホワイ
トボードとプロジェクターを使
用しているという。
「英語の学習には、
実践力を身につける
“会話”
と、
思考や分析を養う
“文
法”
の両方が大切。
そのため、
授業では、
生徒自らが英語を発する機会を
増やしたいと思う一方で、
訳読式の授業スタイルの良さも活かしていきたい
と思っていました。
しかし、
英語の授業数が限られているのも事実。
その点、
電子黒板には、
この訳読式の授業をより短時間で行えるというメリッ
トがあ
ります。
」
訳読式の授業では、
全文を通読して流れを把握し、
単語の用例や文法な
どを重点的に理解していく。
黒板には全文を書き出し、
そのなかから解説し
たいポイントを明示するのが望ましい。
しかし、
授業のたびに全文を板書す
るのは、
手間も時間もかかりあまり効率的とはいえない。
▲6 年一貫コース 英語教諭 蘆田亮介先生
「電子黒板を使えば、
用意したテキストをプロジェクターでスクリーンに投映
するだけ。
準備がスムーズで、
すぐに本題へ入れます。
板書に使っていた時
間を有効活用することで、
コミュニケーション力を養う授業に割くことはもち
ろん、
より深い内容に踏み込むこともできるし、
関連する知識を広げたりする
ことも可能になります。
」
実際、
蘆田先生の授業では、
読解の合間に時代背景を説明するための
地図や、
資料となる関連動画などを投映し、
生徒の理解を後押しする工夫
がなされていた。
教科書と板書だけでも必要な学習内容を指導することは
可能だが、
電子黒板やプロジェクターを使ってビジュアルや音声などを積極
的に取り入れた方が、
生徒の集中力が途切れることもなく、
モチベーション
アップにつながる。
さらに、
スクリーンを主体に授業を進めることで、
生徒の視線も自然と上を向
くという効果もある。
クラス全体に一体感が生まれ、
授業がスムーズに進め
られるなど、
教師側のメリッ
トも決して少なくないという。
「電子黒板を使った授業のアイデアはたくさんありますが、
やはり基本的なメ
リッ
トは板書の手間が減らせるところにあると思います。
英語の長文読解だ
けでなく、
古文の授業などにも有効なのではないでしょうか。
」
電子黒板用に設置されたプロジェクター
※所属部署などは取材時のものです。
CASIO Business : User Report Series
Case Studies
Projector
導入事例
プロジェクター
四條畷学園
テキスト投映、
書き込み、
動画投映まで、長文読解の授業にフル活用
それでは、蘆田先生が担当する中学 3 年生の授業を例に、電子黒板
活用の流れを見てみよう。まず、
必要な機材は、
スクリーンとプロジェクター、
ノート PC。動画を投映する際は、これに外付けスピーカーが加わる。こ
れら機材は職員室で保管し、そのつど教室に移動して使用する。専用の
ワゴンなどを使用することなく、手持ちで移動ができる。
スクリーンは黒板の右端に設置。左側を板書用に空けておくのがポイント
だ。PCとプロジェクターを前列の机に設置し、接続や専用ペンのキャリ
ブレーションなどを設定すればセッティング完了。投映するコンテンツは、
教材メーカーから支給されたテキストデータを、投映用に自らカスタマイズし
たものを使用する。
「長文読解のクラスでは、生徒にあらかじめ教科書で英文を読んでもらい、
一文ずつ対訳したものをノートで提出してもらいます。それをチェックし、とく
に解説が必要な箇所を絞り込んでおき、その後、教室で電子黒板を使っ
て指導するというスタイルで授業を進めます。
」
「その点、カシオのインタラクティブホワイ
トボードは、プロジェクター単体で
の使用もできるので、ときにはテキストの投映や専用ペンによる書き込み、
ときには写真や映像素材の投映など、目的にあわせてマルチに使用してい
ます。
」
また、電源を入れて数秒で最大輝度の投映が可能となり、電源 OFF 時
のクールダウンも不要。再度電源 ON にしたときの起動も速いため、使い
たいときだけこまめに使える点も魅力のひとつ。メリハリのきいた授業を行う
のに役立つ。
「ICTというと難しい印象を持つ人がいるかもしれませんが、使ってみると簡
単で便利なのが実感できます。英語の長文読解だけでなく、いろいろな授
業に使っていきたいですね。また、他の科目でも活用するメリッ
トはたくさん
あるので、これから学園内での使用がますます広まっていくのではないでしょ
うか。
」
「投映する英文は、一覧性をある程度キープしながら、個々の文章にフォー
カスできるよう、文字の大きさや行間をバランスよく編集しました。もちろん、
書き込みができるスペースも考慮しています。すべて PC 上で簡単に設定
できるので、とてもラクですね。
」
投映されたテキストを見ながら、
生徒を指名し一文ずつ和訳を行う。その際、
専用ペンでスクリーンに書き込みを行い、主語、動詞、分詞など、文法
上のポイントを解説したり、文脈にふさわしい日本語訳を指導したりする。
ペンの色や太さの変更、書き込みの消去、画面の切り替えなどをワンタッ
チで実行できるため、テンポよく授業が進行していく。
「スクリーンに書き込みを行う際、プロジェクタータイプの電子黒板は、手
元が影になってしまうことがあります。慣れれば不便を感じることはありませ
んが、カシオのインタラクティブホワイ
トボードなら、プリントアウトした用紙
に書き込んだ内容をリアルタイムに投映することもでき、より快適な使用
が可能です。また、専用ペンの使い勝手もよく、狙った場所に正確に書
き込むことができます。
」
▲カシオインタラクティブホワイトボードを使った授業風景
本文から派生する内容については、黒板の空きスペースを使って解説。
本文に出てくる単語を使った用例や、構文の応用例などを提示し、理解
の定着度を深めていく。
「電子黒板のみに頼る指導では、授業が単調になり生徒の集中力も持
続しません。書き込みを行う際も、必要に応じてスクリーンと黒板を使い
分けるように意識しています。途中に動画やビジュアルを見せるのも効果
的ですね。校内に無線 LAN のネッ
トワークが構築されているので、教室
にいながらPC でウェブサイ
トにアクセスし教材として活用するなど、アイデ
ア次第で授業のバリエーションはいくらでも広がります。
」
▲カラーを使い分けながら専用ペンで書き込みを行う蘆田先生
※所属部署などは取材時のものです。
カシオ計算機株式会社
サイネージ事業部 国内営業推進部
〒151-8543 東京都渋谷区本町 1-6-2
http://casio.jp/projector/
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