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報告書
12.兵庫県立人と自然の博物館 「 身近な川の『水生昆虫図鑑』をつくろう 」 ふりがな : ひょうごけんりつひととしぜんのはくぶつかん 科 学 館 名 兵庫県立人と自然の博物館 氏名 : 岩槻 邦男 科 学 館 代 表者 役職 : 館長 〒669-1546 兵庫県三田市弥生が丘6 TEL : 079-559-2002 科学館住所・ 連絡先等 FAX : 079-559-2033 e-mail : URL : http://www.hitohaku.jp 氏名 : 平松 紳一 所属部署 : 兵庫県立人と自然の博物館 生涯学習課 役職 : 指導主事 担 当 者 1 担当者TEL : 079-559-2002 担当者FAX : 079-559-2033 担当者e-mail : 氏名 : 三橋 弘宗 所属部署 : 兵庫県立人と自然の博物館 自然・環境マネジメント研究部 役職 : 主任研究員 担 当 者 2 担当者TEL : 079-559-2001 担当者FAX : 079-559-2033 担当者e-mail : 企画概要 企 画 名 称 企画種別等 身近な川の『水生昆虫図鑑』をつくろう 実施形態 学習課目 導入物等 実験学習指導 野外観察・調査 理科総合 物 理 実験・実習機器装置 観察・調査機器装置 出前演示授業 化 学 学習・演示機器装置 実験観察装置巡回 生 物 教本・教材 科学展巡回 地 学 模型・標本 その他( ) 数 学 その他( ) 対 象 学 年 小学校 : 1 2 3 4 ⑤ ⑥ (年) 中学校 : ① ② ③ (年) 高校 : 1 2 3 (年) 絵解き解説によるオリジナル『ひょうごの川水生昆虫図鑑』および川の環境学習 企 画 概 要 ツール(ソフト)を兵庫の科学館3館が連携、作成し、ホームページ上に公開する。 この素材を用いて学校での総合学習、複数の科学館で川の環境学習プログラムを 実施し、その学習成果を図鑑に反映させると同時に、川の調べ方に関するノウハウ 集のホームページを作成して全国に公開する。 博物館や大学のもつ専門知識、学校のもつ教育技術と素材を融合させて、身近な 目的・ねらい 河川環境の調べ方と、調べた結果からの発展学習プログラムの構築を目指す。また、 児童生徒が体験や学習を通じて得た成果をパソコンを使って整理・考察する方法や、 ホームページに記録して発信する仕組みと機会を提供する。従来の機械的な水質調 べを脱却した、新しい川の環境学習を提示する。 川の水生昆虫調べが簡単かつ高度に実施されることで、水生昆虫と川の環境との 期 待 さ れ る 学 習 効 果 活 動 回 数 関連性を児童生徒が自発的に気づくことで、総合的に考察する力がつく。またパソコ ンを使った情報整理技術とプレゼンテーション力が身につく。複数の学校間で調べた 結果を共有することで、より広域的に地域の環境を考える能力が身につき、身近な川 から地域全体を考える視点が養われる。 授業: 3 一般: 11 教育関係: 4 実施内容 ●問題提示 川の学習素材として人気のある素材『水生昆虫』。しかし、大多数の教員が水生昆虫の名前を教える ことが出来ず、名前を検索する手立てもないのが実情です。さらに、人気プログラムである川の健康診断 の結果、「やや汚れた水」と判定されても、その後の発展学習は用意されていません。このような状況で は、環境学習に魅力はわきません。今、古くからの川の環境教育プログラムを見直す時期に来ています。 ●問題解決 (1)『水生昆虫図鑑』の作成 ホームページで検索できる図鑑を作成して授業に活用します。種ごとの写真や分布図の掲載に加え て、絵解きによる大まかな分類が簡便に出来るページを作成します。紙の図鑑とは違った便利さを提 供します。 (2)実践教育の実施 県内の3つの科学館、8つの学校をモデルとして、川の環境学習を実施します。実体顕微鏡とデジタ ルカメラを使って水生昆虫を徹底観察し、名前を調べると同時に今回開発するワークノートを使って 川の図鑑を作成します。調べるポイントは、専門家と教員が事前にテキストにまとめておき、生徒が 記録した内容と環境の関連性を発見できる仕掛けを用意します。 (3)素朴な疑問に答えるページの作成 モデル校での知見や博物館等に寄せられた川や水生昆虫に関する質問を取りまとめ、絵解き解説 ページを作成し、学習効果等を整理し、博物館のホームページで紹介します。 ●検証:子どもの視点が素材を鍛える 専門家や教員が図鑑を作成するだけでなく、生徒も水生昆虫の検索を行い、デジタルカメラを使って 自ら図鑑を作成してもらいます。分かり難い点を把握して改善し、ページに反映します。調べた結果や疑 問は、生徒自身が専用のホームページを通じて発表します。 ●体制および方法 学校教員と博物館員が実行委員会を組織し、モデル校での授業計画・支援ツールの構成等を協議して 決定します。利用する機材は、既に博物館にある顕微鏡や稼動中のサーバーを最大限活用し、学校側が 必要とする機材のみを購入しました。今年度は学習素材の作成に力点を置き、ホームページを公開しまし た。(http://info.hitohaku.jp/kawamushi/top.html) 次年度は博物館を核として学習機会を創出する予定 です。 協力者・実施体制 氏 名 所 属 役 職 氏 名 西 村 登 竹門 康弘 上田 倫範 稲田 和久 横 山 正 竹内 良範 上野 哲郎 久後 地平 國村 和伯 真子 泰行 西田 昭夫 奥山 清市 野本 康太 氏 名 大 谷 剛 八 木 剛 上月 啓輔 本 田 毅 足 立 勲 所 属 役 職 企 画 お よ び 実施協力者 委員会構成 メ ン バ ー 館内共同担当者 兵庫陸水生物研究会 京都大学防災研究所水資源研究センター 姫路科学館 姫路市立飾磨高等学校 兵庫県立佐用高等学校 明石市立大久保北中学校 姫路市立曽左小学校 兵庫県立福崎高等学校 伊丹市立鴻池小学校 東条町立東条東小学校 村岡町立射添中学校 伊丹市立昆虫館 伊丹市立昆虫館 所 属 動物共生研究グループ 昆虫共生系研究グループ スクールパートナー推進室 情報管理課 生涯学習課 役 職 主任研究員 主任研究員 指導主事 指導主事 会 長 助教授 館 長 教 諭 教 諭 教 諭 教 諭 教 諭 教 諭 教 諭 教 諭 学芸員 学芸員 e-mail ミュージアムティーチャー 姫路市立 姫路科学館 実行委員会 実施体制図 学校(教員) 兵庫県立 人と自然の博物館 伊丹市立 伊丹市昆虫館 開発 (株)ブレイン 児童・生徒 開発 (株)ネイチャースケープ 連携活動記録 実施日・時期 2005.6.5 実施プログラム内容 実施対象名称 (学校・学級・その他一般) 実施会場・場所 (学校名・科学館名・施設名) 水生昆虫の調べ方に関する 指導者養成講座 参加人数 36名 実施対象学年 一般 ( 学 年 ・ 年 齢 等 ) 実施時間数 実施教科名 指導担当者氏名 芦屋川 業平橋上流 人と自然の博物館 三橋弘宗 3時間 実施対象先担当者氏名 評価 1 川に関心のある一般市民を対象として、水生昆虫を題材に川の環境学習を指導・補助するための学習プログラム を提供した。近隣に住む方だけでなく、広く阪神間の社会人の方が参加し、水生昆虫の見分け方および川の調べ 方のポイントについて知識と技術の解説を行った。現場で実施したことで、参加者の理解も高いと思われた。 今回の参加者は、7月に開催する観察会で指導・補助してもらった。 活動記録写真番号: 12-01 実施日・時期 2005.7.13 実施会場・場所 (学校名・科学館名・施設名) 実施プログラム内容 第1回実行委員会 実施対象名称 (学校・学級・その他一般) 実行委員 実施教科名 指導担当者氏名 兵庫県立人と自然の博物館 参加人数 15名 実施対象学年 ( 学 年 ・ 年 齢 等 ) 実施時間数 実施対象先担当者氏名 評価 2 水生昆虫図鑑の構成だけに留まらず、川の学習に関するアプローチや学習の視点についての活発な議論が交わ された。参加した委員の多くが、川を題材とした学習に関する経験が豊富であり、細部にいたる部分までコメントを もらった。また、今回作成するページの考え方についても、単にIT業者がきれいなページをつくるだけのものでなく、 館員が修正し、追加できるものを作成すべきであるとの点で合意が得られた。 活動記録写真番号: 12-02 実施日・時期 2005.7.13~8.31 実施会場・場所 (学校名・科学館名・施設名) 実施プログラム内容 ひとはくキャラバン 実施対象名称 (学校・学級・その他一般) 参加人数 29,816名 実施対象学年 一般 ( 学 年 ・ 年 齢 等 ) 実施教科名 指導担当者氏名 伊丹市昆虫館 実施時間数 人と自然の博物館 三橋弘宗 実施対象先担当者氏名 伊丹市昆虫館 奥山清市 評価 3 「水辺をおびやかす外来生物たち-水生昆虫が大集合」というタイトルで、さまざまな水生昆虫を展示した。 身近なところにいる外来生物にスポットを当て、身近な環境に目を向けるとともに、期間中には水生昆虫の封入 標本作りの体験実習を行うなどして、子どもたちの理科に対する興味・関心を高めることができた。 活動記録写真番号: 12-03 実施日・時期 2005.7.18 実施会場・場所 (学校名・科学館名・施設名) 実施プログラム内容 水生昆虫の観察会:芦屋川探検隊 実施対象名称 (学校・学級・その他一般) 一般 実施教科名 指導担当者氏名 芦屋川 業平橋上流 参加人数 実施対象学年 ( 学 年 ・ 年 齢 等 ) 実施時間数 人と自然の博物館 三橋弘宗 71名 3時間 実施対象先担当者氏名 評価 4 一般市民から多くの参加者を呼びかけて、阪神間の身近な川である芦屋川を題材として、観察会を実施した。 この観察会では、水生昆虫の観察用シートを用意し、これらを使って、水生昆虫の見分け方や川の学習のポイント を誘導した。この観察会で得られた知見をもとに、ホームページ版水生昆虫図鑑へと反映した。 活動記録写真番号: 12-04~12-05 実施日・時期 2005.8.3 実施会場・場所 (学校名・科学館名・施設名) 実施プログラム内容 水生昆虫の観察と標本づくり 実施対象名称 (学校・学級・その他一般) 参加人数 36名 実施対象学年 一般・教員 ( 学 年 ・ 年 齢 等 ) 実施教科名 指導担当者氏名 姫路科学館 実施時間数 人と自然の博物館 三橋弘宗 5時間 実施対象先担当者氏名 姫路科学館 上田倫範 評価 5 一般および学校教員を対象として、水生昆虫の樹脂標本作りに関する講習会を実施した。 水生昆虫に対して、これまで関心が低かった人も、プラスティック樹脂封入標本の作製を通じて、関心を持つ方が 多かった。特に、水生生物を樹脂封入する意義についての理解が高く、講習をうけた教員の方は、現場での適用 に意欲的であった。 活動記録写真番号: 12-06 実施日・時期 2005.8.7 実施会場・場所 (学校名・科学館名・施設名) 実施プログラム内容 封入標本の作製講座(1) 実施対象名称 (学校・学級・その他一般) 一般 実施教科名 指導担当者氏名 伊丹市昆虫館 参加人数 実施対象学年 ( 学 年 ・ 年 齢 等 ) 実施時間数 人と自然の博物館 三橋弘宗 25名 3時間 実施対象先担当者氏名 伊丹市昆虫館 奥山清市 評価 6 伊丹市昆虫館にて、一般を対象として封入標本講座を開催したが、参加者の多くが指導者を意識した方、自然 観察の指導経験のある方、子どもと、多様な主体が参加することとなった。講座は、小学生のペースに併せて 実施したものの、伊丹市昆虫館のスタッフと指導を手分けして実施することで、結果として幅広い世代に対して の指導が可能となり、連携事業の意義があったと思われる。来年度以降も、この事業は継続される予定である。 活動記録写真番号: 12-07~12-08 実施日・時期 2005.8.11~継続中 実施会場・場所 (学校名・科学館名・施設名) 兵庫県立人と自然の博物館 実施プログラム内容 実体顕微鏡で水生昆虫を観察しよう 実施対象名称 (学校・学級・その他一般) 来館者 実施対象学年 一般・子ども ( 学 年 ・ 年 齢 等 ) 実施教科名 指導担当者氏名 参加人数 実施時間数 人と自然の博物館 三橋弘宗 実施対象先担当者氏名 評価 7 人と自然の博物館内にある「ひとはくサロン」では、図書コーナー、コンピュータ端末で調べものができる情報コー ナーなどがある。ここのカウンターに実体顕微鏡と水生昆虫の封入標本を設置して、来館者が自由に標本を観察 できるようにした。 だれでも使いやすい実体顕微鏡であることから、子どもから大人まで、興味を持った来館者が顕微鏡をのぞいて 観察する姿がいつも見受けられる人気のコーナーとなっている。 活動記録写真番号: 12-09 実施日・時期 2005.8.14 実施会場・場所 (学校名・科学館名・施設名) 実施プログラム内容 水生昆虫紙芝居 実施対象名称 (学校・学級・その他一般) 一般 実施教科名 指導担当者氏名 伊丹市昆虫館 参加人数 実施対象学年 ( 学 年 ・ 年 齢 等 ) 実施時間数 人と自然の博物館 三橋弘宗 150名 1時間 実施対象先担当者氏名 伊丹市昆虫館 奥山清市 評価 8 水の中のミノムシ、トビケラを題材とした紙芝居で、小さな子どもから大人まで楽しく水生昆虫のことがわかる。 子ども向けのプログラムとして、すでに人と自然の博物館で実施しているもので、人と自然の博物館のフロア スタッフが担当している。初めて館外でのプログラムとして実施した。 活動記録写真番号: 12-10 実施日・時期 2005.8.17 実施会場・場所 (学校名・科学館名・施設名) 兵庫県立人と自然の博物館 実施プログラム内容 水生昆虫の調べ方 参加人数 実施対象名称 実施対象学年 (学校・学級・その他一般) 教員 ( 学 年 ・ 年 齢 等 ) 実施教科名 指導担当者氏名 40名 実施時間数 人と自然の博物館 三橋弘宗 3時間 実施対象先担当者氏名 評価 9 小・中・高等学校の教員を対象としたセミナー。実体顕微鏡を使って、名前の調べ方のコツを図解で解説し、 学校の授業での活用方法などについても紹介した。 活動記録写真番号: 12-11~12-13 実施日・時期 2005.8.22 実施プログラム内容 実施対象名称 (学校・学級・その他一般) 実施会場・場所 (学校名・科学館名・施設名) 水生昆虫の調べ方に関する 指導者養成講座 教員 実施教科名 指導担当者氏名 兵庫県立人と自然の博物館 参加人数 実施対象学年 ( 学 年 ・ 年 齢 等 ) 実施時間数 人と自然の博物館 三橋弘宗 47名 3時間 実施対象先担当者氏名 評価 10 学校教員を対象として、水生昆虫の学習に関する導入編の講座を行った。講座では、実際の水生昆虫を用いて、 実体顕微鏡にて観察を行った。普段とは違った観点で、水生昆虫をじっくり観察する事ができたことにより、今後の 現場での取り組みへと発展するための素地ができたと思われる。また、講座では簡単なテキストを作成して配布し、 初学者が困りやすい点についての確認などを踏まえて、今回の事業で製作する「水生昆虫図鑑」へと反映させた。 活動記録写真番号: 実施日・時期 2005.8.27 実施会場・場所 (学校名・科学館名・施設名) 実施プログラム内容 水生昆虫紙芝居 実施対象名称 (学校・学級・その他一般) 参加人数 160名 実施対象学年 一般 ( 学 年 ・ 年 齢 等 ) 実施教科名 指導担当者氏名 伊丹市昆虫館 実施時間数 人と自然の博物館 三橋弘宗 1時間 実施対象先担当者氏名 伊丹市昆虫館 奥山清市 評価 11 水の中のミノムシ、トビケラを題材とした紙芝居で、小さな子どもから大人まで楽しく水生昆虫のことがわかる。 子ども向けのプログラムとして、すでに人と自然の博物館で実施しているもので、人と自然の博物館のフロア スタッフが担当している。8月14日に続いて第2回の実施。 活動記録写真番号: 実施日・時期 2005.8.27 実施会場・場所 (学校名・科学館名・施設名) 実施プログラム内容 封入標本の作製講座(2) 実施対象名称 (学校・学級・その他一般) 一般 実施教科名 指導担当者氏名 伊丹市昆虫館 参加人数 実施対象学年 ( 学 年 ・ 年 齢 等 ) 実施時間数 人と自然の博物館 三橋弘宗 25名 3時間 実施対象先担当者氏名 伊丹市昆虫館 奥山清市 評価 12 水生昆虫の封入標本の仕上げ作業。 参加した子どもたちは、自分の作った封入標本に満足して、水生昆虫に対する興味・関心をさらに深めることが できた。 活動記録写真番号: 12-14~12-15 実施日・時期 2005.9.7~13 実施会場・場所 (学校名・科学館名・施設名) 実施プログラム内容 ひとはく学校キャラバン 実施対象名称 (学校・学級・その他一般) 小学生・教員 参加人数 853名 実施対象学年 1~6年生・教員 ( 学 年 ・ 年 齢 等 ) 実施教科名 指導担当者氏名 伊丹市立鴻池小学校 実施時間数 人と自然の博物館 三橋弘宗 実施対象先担当者氏名 鴻池小学校 國村和伯 評価 13 人と自然の博物館の有する標本、はく製、化石のレプリカなどを学校内に展示した。子どもたちは、普段の学校に 突然「博物館」が出現したことに喜び、驚き、感動した1週間となった。メインテーマは伊丹市昆虫館と同じ「水辺を おびやかす外来生物たち-水生昆虫が大集合」としたので、伊丹市昆虫館に行けなかった子どもも楽しむことが できた。 活動記録写真番号: 12-16~12-17 実施日・時期 2005.9.11 実施会場・場所 (学校名・科学館名・施設名) 実施プログラム内容 水生昆虫の標本づくり講座 実施対象名称 (学校・学級・その他一般) 一般・子ども 実施教科名 指導担当者氏名 芦屋市立精道小学校 参加人数 実施対象学年 ( 学 年 ・ 年 齢 等 ) 実施時間数 人と自然の博物館 三橋弘宗 50名 5時間 実施対象先担当者氏名 評価 14 一般を対象として封入標本講座を開催した。参加者の多くが7月に開催した水生昆虫観察会の参加者であった ことから、水生昆虫への関心も高く、小さな昆虫で通常ならば無視しそうな種類についても、封入標本として持ち 帰る子どもたちが多かった。来年度以降も、この事業は継続される予定である。 活動記録写真番号: 12-18~12-19 実施日・時期 2005.9.13 実施会場・場所 (学校名・科学館名・施設名) 伊丹市立鴻池小学校 実施プログラム内容 水生昆虫の調べ方 実施対象名称 (学校・学級・その他一般) 小学生 参加人数 92名 実施対象学年 3年生 ( 学 年 ・ 年 齢 等 ) 実施教科名 「総合的な学習の時間」 指導担当者氏名 人と自然の博物館 三橋弘宗 実施時間数 1時間 実施対象先担当者氏名 鴻池小学校 國村和伯 評価 15 伊丹市立鴻池小学校の多目的スペースにて、川の仕組みについて解説した。川が汚れる仕組みなどを解説した が、なかなか実感との連動が難しいために、理解は必ずしも良かったとは言えなかった。ただし、川にすむ外来種 については、標本とともに解説して、生態系にどんな影響を及ぼすのかを解説したところ、多くの子どもたちが関心 を示した。身近で、等身大で体験しており、目の前に標本を置くこと、といった実物主義、現場主義が重要であるこ とを再認識した。 活動記録写真番号: 12-20 実施日・時期 2005.11.3 実施会場・場所 (学校名・科学館名・施設名) 兵庫県立人と自然の博物館 実施プログラム内容 水生昆虫の顕微鏡写真でカードをつくろう 実施対象名称 (学校・学級・その他一般) 一般・子ども 実施教科名 指導担当者氏名 参加人数 実施対象学年 ( 学 年 ・ 年 齢 等 ) 実施時間数 人と自然の博物館 三橋弘宗 350名 5時間 実施対象先担当者氏名 評価 16 人と自然の博物館で、休日のイベントとして来館者を対象に実施した。 川を再現したステージに水生昆虫の封入標本を並べて、自分の気に入った水生昆虫の封入標本を実体顕微鏡 で観察して、写真に撮る。そして、その場で自分で撮った写真をラミネートフィルムにはさんでオリジナルカードを 作る。 参加した子どもたちは、自分で撮った写真にコメントを入れて、そのままカードとして持ち帰ることができたので、 とても喜んでもらえた。 活動記録写真番号: 12-21~12-22 実施日・時期 2005.11.11 実施会場・場所 (学校名・科学館名・施設名) 東条町立東条東小学校 実施プログラム内容 水生昆虫調査 参加人数 35名 実施対象名称 小学生・教員 実施対象学年 4年生 実施教科名 「総合的な学習の時間」 実施時間数 指導担当者氏名 人と自然の博物館 三橋弘宗 (学校・学級・その他一般) ( 学 年 ・ 年 齢 等 ) 1時間 実施対象先担当者氏名 東条東小学校 真子泰行 評価 17 東条町立東条東小学校にて、学校に隣接して流れる川、東条川にて水生昆虫の観察会を行った。子どもたちは、 自分たちの課題をもって学習に取り組んでいることから、ターゲットとなる水生昆虫が決まっており、目的に応じた 学習が自発的に展開されていた。観察の方法などを新たに提示することで、子どもたちの疑問が発展したものと 思われる。 活動記録写真番号: 12-23 実施日・時期 2005.12.18 実施会場・場所 (学校名・科学館名・施設名) 兵庫県立人と自然の博物館 実施プログラム内容 水生昆虫の顕微鏡写真でカードをつくろう 実施対象名称 (学校・学級・その他一般) 一般・子ども 実施教科名 指導担当者氏名 参加人数 実施対象学年 ( 学 年 ・ 年 齢 等 ) 実施時間数 人と自然の博物館 三橋弘宗 105名 5時間 実施対象先担当者氏名 評価 18 人と自然の博物館で、休日のイベントとして来館者を対象に実施した。 川を再現したステージに水生昆虫の封入標本を並べて、自分の気に入った水生昆虫の封入標本を実体顕微鏡 で観察して、写真に撮る。そして、その場で自分で撮った写真をラミネートフィルムにはさんでオリジナルカードを 作る。11月3日に続いて2回目の実施である。 参加した子どもたちは、自分で撮った写真にコメントを入れて、そのままカードとして持ち帰ることができたので、 とても喜んでもらえた。 活動記録写真番号: 12-24~12-25 実施日・時期 2006.2.19 実施会場・場所 (学校名・科学館名・施設名) 兵庫県立人と自然の博物館 実施プログラム内容 水生昆虫の顕微鏡写真でカードをつくろう 参加人数 実施対象名称 実施対象学年 (学校・学級・その他一般) 一般・子ども ( 学 年 ・ 年 齢 等 ) 実施教科名 指導担当者氏名 400名 実施時間数 人と自然の博物館 三橋弘宗 5時間 実施対象先担当者氏名 評価 19 人と自然の博物館で、休日のイベントとして来館者を対象に実施した。 川を再現したステージに水生昆虫の封入標本を並べて、自分の気に入った水生昆虫の封入標本を実体顕微鏡 で観察して、写真に撮る。そして、その場で自分で撮った写真をラミネートフィルムにはさんでオリジナルカードを 作る。11月3日、12月18日に続いて3回目の実施である。 参加した子どもたちは、自分で撮った写真にコメントを入れて、そのままカードとして持ち帰ることができたので、 とても喜んでもらえた。 活動記録写真番号: 12-26 実施日・時期 2006.3.10 実施プログラム内容 実施会場・場所 (学校名・科学館名・施設名) 顕微鏡と図鑑HPを使った 水生昆虫の生態に関する説明 兵庫県立人と自然の博物館 参加人数 35名 東条町立東条東小学校 実施対象学年 4年生 実施教科名 「総合的な学習の時間」 実施時間数 指導担当者氏名 人と自然の博物館 三橋弘宗 実施対象名称 (学校・学級・その他一般) ( 学 年 ・ 年 齢 等 ) 2時間 実施対象先担当者氏名 東条東小学校 真子泰行 評価 20 博物館に来館して、水生昆虫の実物をつかった封入標本と顕微鏡を用いて、モデル事業を行った。この際に、 完成したホームページを利用して、子どもたちの質問に回答した。特に、子どもたちの質問に対して、時には、 顕微鏡を用いて実物を観察することで、学校では得られない理解が得られたものと思われる。 活動記録写真番号: 12-27~12-28 実施日・時期 2006.3.17 実施会場・場所 (学校名・科学館名・施設名) 兵庫県立人と自然の博物館 実施プログラム内容 第2回実行委員会 参加人数 実施対象名称 実施対象学年 (学校・学級・その他一般) 実行委員 実施教科名 指導担当者氏名 11名 ( 学 年 ・ 年 齢 等 ) 実施時間数 実施対象先担当者氏名 評価 21 今年度制作した水生昆虫図鑑、およびワークブックを実行委員で確認して、修正を行った。また、今後の活動 計画を協議して、各学校での来年度に向けた活動を確認した。 活動記録写真番号: 12-29 スケジュール 2005年 4月 5月 内 容 6月 7月 8月 2006年 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 実施計画の確認調整 連携先との打合せ 製作物等の仕様確定 調達・開発 連携活動の実施 評価・報告書の作成 委員会開催記録 日 時 場 所 内 容 2005.7.13 人と自然の博物館 事業概要の確認、制作物の仕様検討など 2006.3.17 人と自然の博物館 制作物の仕様検討、今後の活動計画検討など 今後の自主的な活動予定 平成18年度以降、人と自然の博物館のサーバーで管理しながら、情報量を増やす予定である。 とくに位置情報については、各委員からの情報提供を中心に地図上に情報を加えていくことで、より使いやす く、より活用しやすい図鑑とする。 各学校で活用できる教材も、順次更新しながら使いやすいものに発展させていく。 活動記録写真 12 - 01 採集した水生昆虫を調べているようす 12 - 03 伊丹市昆虫館での展示風景 12 - 05 観察シートで確認しながら水生昆虫を採集しました 12 - 02 実行委員会で協議中のようす 12 - 04 研究員から参加者への説明のようす 12 - 06 研究員から参加者への説明のようす 12 - 07 封入標本の作製風景 12 - 09 館内のカウンターに設置した実体顕微鏡と 封入標本 12 - 11 熱心に顕微鏡をのぞき込む先生方 12 - 08 研究員から参加者への説明のようす 12 - 10 フロアスタッフによるデジタル紙芝居 12 - 12 研究員から参加者への説明のようす 12 - 13 水生昆虫を観察シートで確認しているようす 12 - 15 封入標本の作製風景 12 - 17 展示室内のようす 12 - 14 研究員から参加者への説明のようす 12 - 16 水生昆虫などの展示物 12 - 18 封入標本の作製風景 12 - 19 顕微鏡をのぞく子ども 12 - 21 顕微鏡をのぞく子どもたち 12 - 23 川での採集風景 12 - 20 封入標本の説明を受ける子どもたち 12 - 22 川の中にいるように並べられた封入標本 12 - 24 顕微鏡をのぞく参加者たち 12 - 25 室内の風景 12 - 26 顕微鏡をのぞく参加者たち 12 - 27 研究員による授業風景 12 - 29 実行委員会で協議中のようす 12 - 28 研究員による授業風景 調達・製作物等一覧 品名・仕様 実体顕微鏡 X12 写 真 品名・仕様 タブレット型パソコン X1 カールツアイス StemiDV4 デジカメ SONY VGN-U71P デジタルカメラ X12 デジタルカメラ X1 オリンパス C-760 Canon POWERSHOT S80 プロジェクター X2 『滋賀の水生昆虫』 X15 PLUS U5-532 パソコン X2 アロシステム アンフィスT530RAM 液晶タッチパネル X2 I/Oデータ LCD-AD171F-T 新学社 『原色川虫図鑑』 X20 全国農村教育協会 『水生生物 ハンドブック』 X40 文一総合出版 写 真 活動記録写真 12 - 01 採集した水生昆虫を調べているようす 12 - 03 伊丹市昆虫館での展示風景 12 - 05 観察シートで確認しながら水生昆虫を採集しました 12 - 02 実行委員会で協議中のようす 12 - 04 研究員から参加者への説明のようす 12 - 06 研究員から参加者への説明のようす 12 - 07 封入標本の作製風景 12 - 09 館内のカウンターに設置した実体顕微鏡と 封入標本 12 - 11 熱心に顕微鏡をのぞき込む先生方 12 - 08 研究員から参加者への説明のようす 12 - 10 フロアスタッフによるデジタル紙芝居 12 - 12 研究員から参加者への説明のようす 12 - 13 水生昆虫を観察シートで確認しているようす 12 - 15 封入標本の作製風景 12 - 17 展示室内のようす 12 - 14 研究員から参加者への説明のようす 12 - 16 水生昆虫などの展示物 12 - 18 封入標本の作製風景 12 - 19 顕微鏡をのぞく子ども 12 - 21 顕微鏡をのぞく子どもたち 12 - 23 川での採集風景 12 - 20 封入標本の説明を受ける子どもたち 12 - 22 川の中にいるように並べられた封入標本 12 - 24 顕微鏡をのぞく参加者たち 12 - 25 室内の風景 12 - 26 顕微鏡をのぞく参加者たち 12 - 27 研究員による授業風景 12 - 29 実行委員会で協議中のようす 12 - 28 研究員による授業風景 調達・製作物等一覧 品名・仕様 実体顕微鏡 X12 写 真 品名・仕様 タブレット型パソコン X1 カールツアイス StemiDV4 デジカメ SONY VGN-U71P デジタルカメラ X12 デジタルカメラ X1 オリンパス C-760 Canon POWERSHOT S80 プロジェクター X2 『滋賀の水生昆虫』 X15 PLUS U5-532 パソコン X2 アロシステム アンフィスT530RAM 液晶タッチパネル X2 I/Oデータ LCD-AD171F-T 新学社 『原色川虫図鑑』 X20 全国農村教育協会 『水生生物 ハンドブック』 X40 文一総合出版 写 真