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平成23年度の実績
業 務 概 要 (平成23年度の実績) 北海道立旭川 肢体 不自 由児 総 合 療 育 セ ン タ ー Hokkaido Asahikawa Habilitation Center for Disabled Children 児童憲章(昭和26年5月5日宣言) われらは、日本国憲法の精神にしたがい、児童に対する正しい観念を確立し、全ての児童の幸福をはかるた めに、この憲章を定める。 児童は、人として尊ばれる。 児童は、社会の一員として重んぜられる。 児童は、よき環境のなかで育てられる。 1 すべての児童は、心身ともに、健やかにうまれ、育てられ、その生活を保障される。 2 すべての児童は、家庭で、正しい愛情と知識と技術をもって育てられ、家庭に恵まれない児童には、これ にかわる環境が与えられる。 3 すべての児童は、適当な栄養と住居と被服が与えられ、また、疾病と災害からまもられる。 4 すべての児童は、個性と能力に応じて教育され、社会の一員としての責任を自主的に果すように、みちびかれる。 5 すべての児童は、自然を愛し、科学と芸術を尊ぶように、みちびかれ、また、道徳的心情がつちかわれる。 6 すべての児童は、就学のみちを確保され、また、十分に整った教育の施設を用意される。 7 すべての児童は、職業指導を受ける機会が与えられる。 8 すべての児童は、その労働において、心身の発育が阻害されず、教育を受ける機会が失われず、また、 児童としての生活がさまたげられないように、十分に保護される。 9 すべての児童は、よい遊び場と文化財を用意され、わるい環境からまもられる。 10 すべての児童は、虐待、酷使、放任その他不当な取扱からまもられる。 あやまちをおかした児童は、適切に保護指導される。 11 すべての児童は、身体が不自由な場合、または精神の機能が不十分な場合に、適切な治療と教育と保護 が与えられる。 12 すべての児童は、愛とまことによって結ばれ、よい国民として人類の平和と文化に貢献するように、みちび かれる。 私たちのモット−(療育の理念) 1 私たちは子どもたち一人ひとりの人権や基本的な権利を尊重し、療育に当たります。 2 療育の目標として、一人ひとりのニーズに合わせた療育(療育の個別化)と多専門的 なアプローチを目指します。 3 療育の内容として、日常生活動作(ADL)の改善はもとより、生活の質(QOL)の 向上につながるものを求めます。 4 一人ひとりの子どもたちの能力を高めるだけでなく、子どもたちとそのご家族が安心 して地域で生活できるよう努力いたします(ノーマライゼーション、地域支援)。 (平成9年採択) はじめに 当旭川肢体不自由児総合療育センターの平成23年度の実績『業務概要』 を刊行するにあたって、一言ご挨拶申し上げます。 平成23年(2011年)の干支は、辛卯(しんぼう)でした。 辛 ( しん )は つらい と書きます が 、その字は新しい と 言う 意味です。 草 木 が枯 れて 新 たな 世代 が生 まれ よ う とす る 状 態を 指 し てい ま す 。 ま た、 卯( ぼ う) は う とも 読 み 、兎 が 当 てら れ ま すが 、 卯 の 字は 「 茂 る」 を意 味 して おり 、草 木が 地 面 を覆 う 状 態を 表 し てい る と さ れて い ま す。 すな わ ち、 辛卯 の年 は、 古 い 草木 が 枯 れ、 新 た に生 ま れ 変 わっ た草木で私たちの周りが覆われることを意味しています。 そ れを 私どものセ ンターに置き換えますと、正 に変化 (チェ ンジ) の年 で あ り、 成長 ( グロ ース )の 年と 言 え ます 。 そ のよ う な 思い を 秘 め て、 この年度をスタート致しました. そ の引き 金になったのは,「総合福 祉法」が制定される までの間、「障が い 者 等の 地域生 活を支 援するための 関 係法律の整備に 関す る法 律案」,所 謂 ,「繋 ぎ法案 」が、 平成23年4 月 1日から施行され る こと が銘記され たことによります。 こ の法 律案に伴い 、私どもの肢体不自由児施設 の有り 様が、 従来と は違 っ た 形に 変化 せ ざる を得 ない 状況 が 生 まれ ま し た。 す な わち 、 今 ま でに あ っ たよ うな 肢 体不 自由 児施 設と か 重 度心 身 障 害児 施 設 と言 っ た 区 分が な く なり 、医 療 型入 所施 設と して 一 括 され る こ とに な り まし た 。 お 隣の 北海道療育園と私どもの旭川療育センターの区別がなくなります。 し かし 、今 ま で築 き上 げた てき た 両 施設 の 特 徴が 急 に なく な る は ずは ありません。 私 ども にと っ て重 要な こと は、 肢 体 不自 由 児 施設 の ア イデ ン テ ィ ティ ーを如何に明確にするかが大きな課題です。そのような意味で、平成 23年度は正に、辛抱(ペイシェンス)の年になると思われました。 今 、私 たちに出来 ることは、私たちが誇る「旭 川発の 療育」 の質を 高め て い くこ とに 他 なり ませ ん。 その よ う な思 い が 、こ の 報 告書 の 随 所 に溢 れています。 ど うか 、そ の よう な目 で報 告書 を 見 てい た だ き、 今 後 も諸 賢 の よ り一 層のご理解、ご協力、ご支援をお願い出来たらと衷心から思うものです。 2012年7月 北海道立旭川肢体不自由児総合療育センター 院 長 長 和 彦 【 目 次 】 施 設 の 概 況 名称及び所在地 事 業 内 容 沿 革 規 模 構 造 職 員 数 施設平面図(略図) 組 織機 構図 児童の療育 Ⅱ 本 入 院 1 母 子入 院等 2 3 特別通院・通学 4 訓練及び日常生活の自立指導 5 行事等による生活指導 給食・栄養 6 7 摂食の問題に対する取り組み 外 来 診 療 Ⅲ 地 域 支 援 Ⅳ 平成23年度子ども発達支援事業 1 療育相談等 2 児童短期入所事業(ショートステイ) 3 研修、研究業績 Ⅴ 職 場 研 修 1 主 な 研 究 業 績 2 実 習 指 導 Ⅵ ボランティアと父母の会の活動 Ⅶ 1 ボランティアの活動 2 父母の会の活動 <資 料> 1 入院児童の月別在籍状況(平成23年度) 2 入院児童の月別入所の最大在籍状況 3 月別入退院状況(平成23年度) 4 年度別 入・退院児童の状況 5 退院児童の入院期間別一覧(平成23年度) 6 本入院児童の疾患別年齢構成・入院期間 7 出身市町村別在籍児童数 8 本入院、疾患別児童数の推移 9 本入院、年齢別児童数の推移 10 入院期間別児童数の推移 11 疾患別退院児童数の推移 12 進路別退院児童数の推移 13 特別通院・通学児童の月別在籍状況(平成23年度) 14 特別通院・通学児童の疾患別年齢構成 15 特別通院・通学児童の出身市町村別在籍児童数 16 特別通院・通学、疾患別児童数の推移 17 特別通院・通学、年齢別児童数の推移 18 月別診療項目別外来患者数(平成23年度) 19 年度別診療項目別外来患者数 20 母子棟利用者数の推移 21 大島分類と児童の状況(平成24年5月1日現在) 22 本入院児童ADL評価法(Jasper) 23 平成23年度 心理検査等実施数(医師、判定員等実施分) 24 平成23年度 訓練実施の状況(項目別・月別) 25 短期入院利用者数(年度別) 26 平成23年度 集団コミュニケーション療法(言語聴覚療法)月別件数 27 平成23年度 管内別・月別巡回療育相談件数 28 平成23年度 摂食関係統計 29 平成23年度 母子棟利用数(各振興局別) 30 平成23年度 本入院利用児童数(各振興局別) 31 平成23年度 外来患者の居住地(各振興局別) 32 平成23年度 道立施設等専門支援事業必要日数(各振興局別) 33 センター諸会議・委員会一覧 34 センター諸会議等日程一覧 Ⅰ 1 2 3 4 5 6 7 4 ∼ 7 ∼ 11 ∼ 13 ∼ 20 ∼ 23 ∼ 1 1 1 1 1 1 2 3 4 6 8 9 10 12 14 15 16 17 17 18 19 20 22 28 29 29 29 29 30 30 30 31 31 31 32 ∼ 33 34 34 35 35 35 36 36 36 37 37 38 39 40 41 42 43 44 45 45 45 46 ∼ 47 48 48 49 49 50 ∼ 51 52 Ⅰ 施設の概況 Ⅰ 施設の概況 1 名称及び所在地 名 称 北海道立旭川肢体不自由児総合療育センター 所 在 地 〒071-8142 旭川市春光台2条1丁目1番43号 設置主体 北海道 2 事 業 内 容 当センターは、児童福祉法に基づく肢体不自由児施設として、入院やショートステイ事業、通院療育 (外来)のほか、市町村や関係団体の主催する療育相談等へ関係職員を派遣するなど、肢体不自由 児療育の拠点として多角的な役割を果たしています。 (所管区域は道北・道東地方) 3 沿 革 昭 和 3 7 年 6 月3 0日 病院開設許可、施設建設工事着工 昭 和 3 7 年 1 2月 4日 施設建設工事竣工 昭 和3 7年 12 月2 6日 児童福祉法43条の3に基づく肢体不自由施設「北海道立旭川整肢学院」 として創立(道条例第5号) 昭和38年 5月 1日 児童の入院受け入れ開始 昭 和 4 5 年 2 月1 6日 母子入院部門開設 ∼ 昭和51年 4月 庁舎全面改築 昭和55年 4月 昭和57年 6月 1日 「北海道立旭川肢体不自由児総合療育センター」と改称 (道条例第9号)外来診療部門開設 昭和62年 4月 8日 特別通院(試行)開始 平成10年 4月 1日 特別通院・通学開始 平 成 1 5 年 3 月1 9日 児童福祉法による指定居宅支援事業者(児童短期入所事業)の指定 平成20年 4月 1日 第1、2病棟の病棟再編による病床数の変更 一般病床80床(一般病棟60床、母子棟20床) 4 規 模 構 造 (1) 入院定員 80床(本入院60人、母子入院20組) (2)敷地面積 31,924.52㎡(旭川養護学校敷地を含む) (3)建物面積 (4)構 造 6,875.39㎡ 鉄筋コンクリート3階建(塔屋2階) 5 職 員 数 定 数 106名 現 員 103名(1/2勤務職員2名を含む(平成24年4月1日現在)) -1- 6 施設平面図(略図) 3階 訓 練 課 EV 総 合 訓 練 室 手 術 棟 (中材) 個別訓練室 トイレ 言 語 療法室 作 業 療法室 屋 上 訓 練 場 母子訓練室 トイレ 母 子 棟 宿 直 総師 事務 長室 長室 室 児 童 ト 等 ナ-スス テ-ション 診察室 更衣室 応接室 院長室 診察室 大会議室 2階 グ ラ ン ド EV イ 一 般 病 棟 判定室 ↑ 学 校 物品庫 レ 臨 床 検査室 児童浴室 児 童 トイレ 一般病棟 図書室 指 導 課 ト 外 来 訓練室 イ 外来待合室 レ 診察室 診察室 等 ナ-ス ステ-ション 玄 関 児童浴室 児童トイレ 中会 議室 児 童 自 立 室 東玄関 エレベ-タホ-ル 児童食堂 母子食堂 トイレ 母 子 棟 外 来 待 合 外来 室 受付 薬 局 保 育 室 診察室 庶 務 課 X線室 CT室 医 局 正面玄関 ボ イ ラ │ 室 ↑ 学 校 玄 関 厨 房 職 員 休憩室 洗濯室 EV -2- 1階 水 治 療 室 職員 トイレ 警備 員室 職員 玄関 7 組織機構図 平成24年4月1日現在 庶務係長(2)2.5[一般職非常勤4] 会計係長(3)4.5 庶務課長(1)1 主査(医事)(1)1 事務長(1)1 主査(給食)(4)3 指導係長(5)5 指導課長(1)1 保育係長(10)8 医長・医師(6)5 放射線技師(1)1 院 長 (1)1 医療課長(1)1 臨床検査技師(1)1 薬 剤 師(1)1 理学療法係長(11)10 副院長(1)1 訓練課長(1)1 作業療法係長(5)5 言語療法係長(3)3 看護師長(一般病棟) (32)31 副看護師長 看護師長(母子棟) (8)8 総看護師長(1)1 副看護師長 看護師長(手術棟)(2)2 注 ( )の数は職員定数で106名 現員実人数は103名(内1/2勤務職員2名) その他、医師など特別職非常勤職員多数 看護師長(外 来) (3)3 副看護師長 -3- Ⅱ 児童の療育(入所療育) Ⅱ 児童の療育 センターにおける児童の療育は、本入院、母子入院のほか、特別通院・通学、外来診療などの形で行わ れています。 現在、センターで療育している肢体不自由児は、脳性麻痺など中枢神経系の疾患や、二分脊椎などの先 天性疾患、筋ジストロフィーなどの神経筋疾患によるものが多く、障がいの重複化、重度化が目立ち、施設 開設当時に主流を占めたポリオ(脊髄性小児麻痺)や股関節脱臼による肢体不自由児とは質的にも大きく変 わってきています。 肢体不自由児に対する療育の目的は、肢体不自由に伴うハンディキャップをできるだけ軽減し、社会的自 立を促進することにあります。センターでは対象児童の質的変化や障がいの多様化に対応し、訓練や生活 指導にも種々工夫をこらしています。 また、児童を家庭から通わせたいという保護者の期待に応え、昭和62年4月から特別通院による療育の試 行を経て、平成10年4月から北海道保健福祉部・北海道教育庁・当センター・旭川養護学校の四者協議に よる「特別通院・通学」を実施しています。 【疾患別入・通院在籍児童数】 (平成24年5月1日現在) 入・通院別 疾患別 本入院 母子入院 特別通院・通学 合 計 (高等部通学生6名含む) 脳性麻痺 15 2 24 41 筋ジストロフィー 3 0 0 3 二分脊椎 1 0 1 2 ペルテス氏病 0 0 0 0 13 10 30 53 32 12 55 99 その他 計 ※ 母子入院は5月中の入院 1 本入院 (1) 入院児童の減少 本入院の定員は60人です。近年入院児童減少や短期集中訓練の増加など、平均在院期間が短くなって いることなどから、平成23年度の本入院平均在籍数は32人で、充足率は53%となっています。 これらの背景としては、少子化・過疎化などの社会的背景とともに、ノーマライゼーションの考え方の普及 による地域(在宅)生活の指向が強まり、身近な地域で必要な療育や相談・指導が受けられるようになってき たことなどが考えられます。 (2) 有期限・有目的の短期入院 近年、1年以上の長期入院児童は、児童の居住地域における教育・療育環境の充実に伴い減少傾向に あります。一方で学校の長期休業を利用した集中訓練、ADLや運動能力の機能評価・訓練、術後の後療法 等を目的とした有期限・有目的の短期入院は増加傾向にあります。 平成23年度は、延べ73名(実人数 44名)の利用があり、平均日数は30日と1ヶ月前後の短期入所が最も 多くなっています。 また、目的別では、術後の後療法目的の短期入院が8名(前年度比62%)、長期休業時の集中訓練が定 員(夏季・冬季各9名)を越える希望がありました。 -4- (3) 疾患の推移 入院児童の疾患は、前述のように昭和38年の施設開設当時主流を占めていたポリオは姿を消し、代わって 脳性麻痺が多くの割合を占めるようになりましたが、近年は様々な疾患によるものが多くなっています。 【退所児童の平均在院期間(近年との比較)】 区 分 平成6年度∼平成8年度 (参考) 6 7 8 平成19年度∼平成23年度 (直近5カ年) 19 20 21 22 23 退 所 児 童 数 14 19 18 60 58 63 91 80 最長在院日数 3,270 4,152 3,496 3,261 4,225 4,357 4,363 4,201 最短在院日数 1 1 1 2 4 4 4 3 平 均 在 院 日 数 1,492.4 1,857.7 1,872.9 119.0 392.0 309.0 213.5 215.0 平 均 在 院 年 数 4年1月 5年1月 5年2月 0年4月 1年1月 0年11月 0年7月 0年7月 (年換算:四捨五入) (4)手術の状況 毎週水曜日に整形外科手術、月2回木曜日に全身麻酔下での歯科治療を行っています。 整形外科手術目的は、股関節脱臼整復、膝関節・足関節の変形拘縮改善、緊張緩和等が主なものとなっ ています。 全身麻酔下での歯科手術は、歯科治療に対する恐怖心が強い場合や、外来治療に対して精神的負担が 大きい場合等に適応になります。 歯科治療の希望は年々増加傾向にあり、平成18年3月から日帰り外来歯科手術も実施しています。 平成20年9月からは、麻酔科医師が非常勤となったことから、手術件数が大幅に減少しています。 【手術名と件数】 科名 整 形 外 科 手 術 名 股関節周囲筋解離術 股関節包解離術 ハムストリングス近位延長 ハムストリングス遠位延長 腓腹筋腱延長術 後頚骨筋腱延長 アキレス腱切離 足関節周囲筋解離術 金抜 三関節固定術 デブリートメント 大腿骨矯正骨切り術 膝関節鏡 その他 計 手 術 名 歯 科 平成21年度 件数 延人数 治 療 内 容 光重合レジン充填 抜歯 生切 歯科治療 予防充填 シーラント 即時抜髄即時根充 計 手 術 延 人 数 平成22年度 件数 延人数 平成23年度 件数 延人数 2 2 1 3 1 1 1 0 0 本数 145 19 9 7 5 0 185 延人数 本数 177 27 7 2 13 1 227 延人数 11 11 12 -5- 15 15 15 1 5 本数 181 30 4 21 0 5 241 3 延人数 15 15 18 (4)入院児童の生活 入院児童は、センターの一般病棟で生活することとなります。 児童は、一定の日課に従い土・日曜日や祝日を除き毎日訓練を受け、併設されている旭川養護学校 で義務教育及び幼稚部並びに高等部教育を受けています。 3歳未満児は保育士による保育を受けます。 【入所児童の日課】 月 火 水 木 金 土 6:00∼7:00 検 温 ・ 起 床 ・ 更 衣 ・ 身 辺 整 理 7:00∼8:40 朝 食 ・ 諸 準 備 ・ 登 校 等 9:00∼12:10 学校・訓練・未満児保育等 12:10∼13:10 13:10∼14:40 昼 学 校 食 ・ 学 ・ 訓 練 日 自由時間 校 給 食 おやつ・入浴・訓練・集団指導・理髪・SST等 自由時間 14:40∼17:00 16:00∼17:00 集会・院長回診 17:00∼18:00 夕 食 18:00∼20:00 洗面・更衣・検温・自由時間・電話指導・就寝準備等 20:30∼ 就 寝 ( 年 少 児 ) 21:00∼ 就 寝 ( 年 長 児 ) (5)家庭訓練と外出・外泊 成長過程にある児童にとって、家庭とのかかわりは非常に重要です。このため、夏・冬の各季に家庭 訓練を実施しているほかに、連休や土・日曜日には外泊及び外出が行われ、家族との交流を深めるよ うにしています。 -6- 2 母子入院等 (1)母子入院 昭和45年に開設された母子入院部門は、運動発達の遅れなどのある低年齢の乳幼児を母親などの保護 者とともに短期間入院してもらって療育を行うもので、保護者には退院後も家庭での正しい療育技術などを 習得してもらうことをねらいとしています。 医師、看護師、訓練士、保育士による総合的な判定と、療育方針を策定しています。保育士は、親と子ど もを離した中で子どもが遊びによって楽しく過ごし、分離の不安を和らげ自立心が育つよう「分離保育」の取 り組みや、親子で楽しく保育する中で子どもとの関わり方や発達を親自身が理解し、より良い親子関係を築 くための「親子保育」などをとおし、情緒の安定を図るとともに色々なことへの興味を養うことを目指します。 標準的な入院期間は、3∼4週間です。 その他に、ことばの遅れやダウン症など運動発達遅滞児を対象とした短期母子入院を実施しています。 標準的な入院期間は、1週間です。 また、平成22年度からは父親の付添も可能とするなど、より利用しやすくなるように改善しています。 (2)その他母子棟を利用した入院 近年は、保護者のニーズも多様化しており、麻酔下による歯科治療(2泊3日)・手術目的の就学児童の 受け入れや患児の兄弟姉妹の同伴についても毎月2名まで受け入れるなど、多面的な支援体制の充実 に努めています。 受け入れている同伴児の年齢は、0歳から就学前と幅広く、看護師による健康管理や親子・兄弟姉妹関 係への関わり、事故防止への配慮を行うとともに、最近では就学児童の母子入院も行っています。 また、保育士は遊びによる情緒の安定などを目的とした同伴児の養育援助も行っています。 当センターを退院した児童には、各地域に戻っても継続的な療育を受けられるよう、関係機関との連携 も深めています。 【平成23年度 母子棟利用の状況】 区 分 利用数 (人) 同伴児 母子入院保育の状況(延べ人数) (人) 親子保育 母子分離保育 同伴児 新規 再入院 計 母 子 入 院 48 79 127 18 200 121 141 一般母子入院 31 74 105 18 183 106 141 12 2 14 - 14 14 − 5 3 8 0 3 1 − 歯 科 入 院 − - 13 - - - − 医 療 入 院 0 1 1 - - - − 48 80 141 18 200 121 141 短期母子入院 ことばの遅れ ダウン症 合 計 ※ 歯科入院は、新規・再入院に区分されていないため、合計は不符号。 -7 - 【平成23年度 母子棟の入院期間別利用状況】 (人) 入 院 期 間 短期母子入院 一 般 母子入院 ことばの遅れ ダウン症 医療入院 歯科 計 その他 4月5日 ∼ 4月28日 8 1 9 5月9日 ∼ 5月27日 6 2 8 6月1日 ∼ 6月23日 12 6月27日 ∼ 7月1日 7月5日 ∼ 7月21日 8月15日 ∼ 8月19日 5 8月22日 ∼ 8月26日 3 9月1日 ∼ 9月21日 9月26日 ∼ 9月30日 10月4日 ∼ 10月20日 10月24日 ∼ 10月28日 11月1日 ∼ 11月29日 10 10 11月1日 ∼ 12月1日 1 1 12月1日 ∼ 12月21日 12 1月16日 ∼ 1月20日 1月23日 ∼ 1月27日 2月1日 ∼ 2月24日 3月1日 ∼ 3月16日 合 計 12 3 3 11 11 5 1 4 11 11 4 4 12 1 3 1 14 1 4 1 13 2 1 3 2 1 3 11 2 13 11 2 13 105 14 8 13 1 141 【過去3ヶ年の母子棟利用の推移】 (人) 平成20年度 区 分 平成21年度 同 伴 児 利用数 新規 再入院 母 子 入 院 38 68 106 一般母子入院 21 61 13 同 伴 児 利用数 新規 再入院 13 30 70 100 82 13 7 62 3 16 0 13 4 4 8 0 歯 科 入 院 − − 10 医 療 入 院 0 0 38 68 短期母子入院 ことばの遅れ ダウン症 合 計 計 平成22年度 新規 再入院 9 40 66 106 12 69 9 23 60 83 12 4 17 0 13 4 17 0 10 4 14 0 4 2 6 0 − − − 12 1 − − 15 − 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 116 13 30 70 112 10 40 66 121 12 ※ 歯科入院は、新規・再入院に区分されていないため、合計は不符号。 -8 - 計 同 伴 児 利用数 計 3 特別通院・通学 肢体不自由児施設における療育は、原則として入院によって行うこととされていましたが、昭和55年以 降、児童を家庭から通わせて療育や教育を受けさせたいとする要望が、父母の団体や旭川市から道及び 道教委に毎年のように行われてきました。 入院療育を前提とする療育センターの仕組み、旭川養護学校の通学区域等が壁となってなかなか実 現に至りませんでしたが、北海道肢体不自由児者福祉連合協会が知事に陳情したことなどが契機となり、 その後実施の具体案について関係者間で精力的に検討を重ねた結果、「特別通院」の名称で昭和62年 度から試行的に通院・通学を実施し、平成10年度に名称を「特別通院・通学」と改め正式実施となり、今 日に至っています。 区 分 内 容 備 考 ① センターへの入院措置の対象となる児童と 同程度の障がいを有すること。 対 象 児 童 ② 地理的条件、家庭の状況等からしてセンター 平成9年度に高等部が新設 への通院が適当と認められること。 通院・通学方法 ③ 小・中・高等部対象児童であること。 ① 児童の通院・通学は、保護者の送迎によって 行うこととし、通院は外来扱いとする。 ② 特別通院・通学児童に対する療育は原則とし て、センター入院児童に準じて行う。 ③ 特別通院・通学に要する経費は保護者の負担 とする。 医療費、給食費、 行事参加費等 【対象児童の推移】 年 度 人数(名) 年 度 人数(名) (高等部通学児童:再掲) 63 22 12 35 (7) 平成 元年度 22 13 37 (8) 2 24 14 40 (7) 3 28 15 43 (12) 4 30 16 41 (11) 5 30 17 42 (7) 6 30 18 41 (5) 7 30 19 47 (5) 8 30 20 54 (6) 9 31 (1) 21 54 (6) 10 32 (3) 22 59 (5) 11 34 (7) 23 56 (12) (高等部通学児童:再掲) -9- 4 訓練及び日常生活の自立指導 入院児童や特別通院・通学児童に対し肢体不自由に伴うハンディキャップをできるだけ軽減し、社会的 自立を促すことを目的に運動機能回復訓練や日常生活動作等の自立指導が行われています。 訓練等の内容は基本訓練をはじめ、応用訓練・日常生活動作訓練・言語訓練などが理学療法士(PT) や作業療法士(OT)言語聴覚士(ST)等の専門職員によって行われています。 食事や衣服の着脱・洗面・歯磨・排泄などの日常生活動作の自立指導は、看護師、保育士等が担ってい ます。 平成24年5月1日現在の在籍児童数87名(本入院32名及び特別通院・通学の児童55名)の内で何らか の介助及び全面介助を要する児童は、全体のおよそ9割を越えています。 【本入院児童の自立状況】 (平成24年5月1日現在) 区 分 児童数① 人 自 立② 人 (%) 声かけ等③ 人 (%) 一部介助④ 人 (%) 食 事 32 1 着 ・ 脱 衣 32 洗面・歯磨き 全介助⑤ 人 (%) 要介助率(%) (④+⑤)/① (3.1) 4 (12.5) 7 (21.9) 20 (62.5) (84.4) 0 (0.0) 0 (0.0) 7 (21.9) 25 (78.1) (100.0) 32 0 (0.0) 2 (6.3) 2 (6.3) 28 (87.5) (93.8) 入 浴 32 0 (0.0) 0 (0.0) 1 (3.1) 31 (96.9) (100.0) 排 泄 32 0 (0.0) 0 (0.0) 3 (9.4) 29 (90.6) (100.0) 言 語 32 4 (12.5) 0 (0.0) 3 (9.4) 25 (78.1) (87.5) (注)1 「声かけ等」は声かけや時間を要するが自力でできる状態。 2 言語の要介助は意志表出・理解の自立状況として「発語がないもの」は全介助に、「発語はあるが 不明瞭なもの」については「一部介助」として計上 区 分 児童数 人 移 動 32 独 歩 人 (%) 4 (12.5) 杖 等 人 (%) 1 (3.1) 車椅子 人 (%) 8 (25.0) その他 人 (%) 19 (59.4) (注)移動の「その他」の内容は「膝立ち」、「四つ這い移動」、「ずり這い・寝返り移動」、「全く移動できず」など 【特別通院・通学児童の自立状況】 (平成24年5月1日現在) 区 分 児童数① 人 自 立② 人 (%) 声かけ等③ 人 (%) 一部介助④ 人 (%) 全介助⑤ 人 (%) 要介助率(%) (④+⑤)/① 食 事 55 4 (7.3) 0 (0.0) 7 (12.7) 44 (80.0) (92.7) 着 ・ 脱 衣 55 1 (1.8) 0 (0.0) 5 (9.1) 49 (89.1) (98.2) 洗面・歯磨き 55 1 (1.8) 0 (0.0) 5 (9.1) 49 (89.1) (98.2) 入 浴 55 1 (1.8) 0 (0.0) 2 (3.6) 52 (94.5) (98.2) 排 泄 55 2 (3.6) 0 (0.0) 3 (5.5) 50 (90.9) (96.4) 言 語 55 3 (5.5) 0 (0.0) 3 (5.5) 49 (89.1) (94.5) (注)1 「声かけ等」は声かけや時間を要するが自力でできる状態。 2 言語の要介助は意志表出・理解の自立状況として「発語がないもの」は全介助に、「発語はあるが 不明瞭なもの」については「一部介助」として計上 区 分 児童数 人 移 動 55 独 歩 人 (%) 1 (1.8) 杖 等 人 (%) 0 (0.0) 車椅子 人 (%) 2 (3.6) その他 人 (%) 52 (94.5) (注)移動の「その他」の内容は「膝立ち」、「四つ這い移動」、「ずり這い・寝返り移動」、「全く移動できず」など -10- 5 行事等による生活指導 (1) 行 事 社会経験の乏しい児童の生活体験を豊かにするため、特に入院児の単調になりがちな生活に変化 を持たせることなどをねらいとして各種行事を実施しています。 年間の主な行事は次のとおりですが、屋外行事を実施する場合には、児童の障がいの重度化に伴 い付き添いはボランティアの協力を得て総動員態勢で行わなければならないなどの課題も多くなって います。 【平成23年度の主な行事実績】 実 施 日 行 事 名 場 所 4月13日 歓迎夕食会 センター児童食堂 7月22日 親子まつり センター 9月28日 お楽しみ会 センター 11月 9日 お楽しみ会 センター 12月21日 クリスマス会 センター 2月 3日 豆まき センター 2月29日 ひなまつり センター 3月 7日 お別れ会 センター 3月 9日 退院式 センター 毎 月 誕生会 センター 摘 要 (2) 児童の自治会活動 入院児童の自治組織として「旭川療育センターはげみの会」があり、健康で明るい共同生活を目指し て活動を行っています。 センターではこの自治会活動を援助しています。 役員の任期は、前期と後期の6ヶ月となっています。 (3) 余暇支援 障がいの重症化が進み、自分で充実した余暇時間を過ごせる児童は減少しています。 児童指導員と保育士が入院児童を対象にグループ別、個別など様々な形態で楽しい生活ができる よう余暇支援を行っています。 ○ 集団あそび 入院児童全員を対象として、週1回ゲームなどを中心にプログラムを設定して行っています。 仲間あそびを通して、社会性や協調性を養います。 ○ パソコンあそび 「アビバ」と称してパソコンを使い、週2回インターネットでメールのやりとりや調べ物をしています。 ○ 小集団・個別あそび 自発的な活動が少ない児童に対し、小集団や個別でのあそびを行っています。 コミュニケーションをとる事で、情緒の安定や自発的な活動を促す事等を目的としています。 -11- (4) SST(ソシアル・スキル・トレーニング) 入所児童の療育の一環として退所後の社会的な自立に向けて、社会生活に必要な知識や技術の習得、 及び対人交流技術の獲得を目指すことを目的として、ソシアルスキルトレーニング(以下SST)を実施する。 平成7年から始まり、入所児童の状況に応じて実施しています。 児童の療育目標に応じ、実施形態は以下のとおりです。(平成24年4月より一部改変) ①生活指導型SST∼入所児童の社会生活において必要とされる知識・技能を習得することを目的 とし対象は、長期入所児童のうち、原則中学生でSST委員会が選定した児童。 ②医療型SST∼家庭や地域での生活、及び社会生活において必要とされる知識・技能を習得することを 目的とし対象は、短期有目的入所児童のうち、医師の指示があった児童。 ③母子入院児童SST∼集団生活において必要とされる対人交流技術の評価、および成功体験を得ることを 目的とし対象は、短期母子入院児童。 【平成23年度 SST実施状況(①の外出分のみ)】 実施日 実施内容 利用機関 児童数(名) 職員数(名) 1 6月8日 美容院利用学習 福祉タクシー 1 1 3 7月25日 JR利用学習(岩見沢まで) 普通タクシー・JR 1 1 4 9月14日 市内買い物学習 普通タクシー 1 1 5 10月31日 JR利用学習(岩見沢まで) 普通タクシー・JR 1 1 6 12月7日 郵便局利用学習 普通タクシー 1 1 7 3月5日 市内買い物学習 普通タクシー 1 1 8 3月23日 市内買い物学習 福祉タクシー 1 1 8 8 合 計 -12- 6 給食・栄養 (1) 給食の実施状況 センターにおける給食は健康保険法に基づく入院時食事療養の承認を受けているため、病院 給食として行うと同時に、児童福祉施設でもあるため、この点にも配慮し行っています。 平成23年度におけるセンターの給食総数は、本入院及び母子入院並びに学校給食を合わせ て約66,000食で、1日当りの平均給食数は、約180食です。 平成9年度から平日の昼食は学校給食対応もはじまり、入院児童食の他に特別通院・通学児童 の食事及び教職員の指導食をセンターで調理しています。 また、平成20年5月から調理業務は、職員から民間委託に移行し行っています。 【平成23年度区分別給食数】 食 種 本入院 母子入院 学校給食 合 計 食数(食) 比率(%) 食数(食) 比率(%) 食数(食) 比率(%) 食数(食) 比率(%) ペースト 2,425 6.1 4 0.0 537 3.1 2,966 4.5 き ざ み 11,606 29.2 827 9.2 2,621 15.2 15,054 22.8 6,896 17.4 1,432 15.9 8,328 12.6 離 乳 食 567 6.3 567 0.9 幼 児 食 2,197 24.4 2,197 3.3 3,983 44.2 22,743 34.5 常 食 患者外食 18,760 47.3 生 徒 食 5,402 31.3 5,402 8.2 指 導 食 8,719 50.5 8,719 13.2 17,279 100.0 65,976 100.0 区 分 計 39,687 100.0 9,010 100.0 (2) 給食の内容 児童福祉施設における給食は、入所者が成長過程にある児童であることから、食品はできるだ け旬の素材を取り入れ、季節を感じるよう変化に富み、児童の健全な発育に必要な栄養量を含 む物でなければならない。(児童福祉施設最低基準)とされています。 特に入院期間が長期化している児童にとっては、食事が毎日の生活を支える重要な部分を占 めており、給食を提供する上で実施上様々な配慮を行っています。 十分な栄養量の確保は勿論のこと、センター独自の行事、祝日、毎月の誕生会等は児童の希 望や嗜好を取り入れた特別メニューを提供しています。 母子入院の乳幼児に対する食事は、従来から個人の身体状況により栄養量を定め離乳食、幼 児食Ⅰ(1∼2歳)、幼児食Ⅱ(3∼4歳)これ以外の特別指示についてもきめ細やかな配慮をして います。 -13- また、「栄養」に関する相談・指導は個別対応を主に実施しています。 項目は、高度肥満、体重増加のように食行動の変更を必要とするものや生活習慣の改善を要するも のから離乳食の導入、 ソフト食に対する指導等があり、個々の状況に応じたきめ細やかな対応 に重点を置いています。 【平成23年度 栄養指導(相談)件数実績】 項目 肥満症 件数 3 体重不良 2 摂食 偏食 その他 合 計 1 2 2 10 (3)栄養量(食事区分) センター入院児童の栄養量は、昭和60年に発表された東京都教育委員会の「障がい児のための栄養 摂取標準」をもとに、児童の運動量の差から、①車椅子全介助の児童、②車椅子自力・這う・シャフリング の児童、③その他(独歩)の児童に分け、それぞれの栄養量を算出する方法により作成されます。 平成3年4月から児童の年齢、身長、体重、生活活動指数(注)から個人毎の栄養量を算出し、4つのグ ループに分類する方法で実施してきましたが、近年障がいの重度・重複化が進んでいることから、より個 人にあったエネルギー量にするために、給食委員会で検討を重ね、平成11年1月から5つのグループに 改めました。さらに、平成17年4月から「日本人の食事摂取基準」が導入されたことに伴い、個々の障が いに配慮した、きめ細かな個別対応に努めています。 【5つのグループ】 栄養量基準(食事区分:常食) 区 分 エネルギー量(Kcal) 蛋白質(g) 1 赤のランク 1,200 45 2 ピンクのランク 1,550 55 3 アイボリーのランク 1,800 65 4 緑のランク 2,050 75 5 茶のランク 2,350 85 (注)生活活動指数 ①車椅子(全介助)の場合 生活活動指数 X=0.00 ②車椅子(自力・這う・シャフリング)の場合 生活活動指数 X=0.10(0∼5,000歩に相当) ③その他(独歩の場合) 生活活動指数 X=0.30(5,000∼10,000歩に相当) 生活活動指数 X=0.50(10,000∼25,000歩に相当) -14- 7 摂食の問題に対する取り組み センターでは、平成5年より、摂食・嚥下に障がいをもつ児童や自力摂取のための指導を要する児童の 支援、職員の摂食障がいに係る知識及び技能向上、食環境の改善、チームアプローチを円滑に行うこと を目的として摂食委員会を設置しています。今日、医療法の改正により、各病院において栄養管理、症 例個々や各疾患治療に応じて適切に実施する栄養サポートチーム(NST:Nutrition Support Team)が立 ち上がっていますが、センターにおいては、摂食委員会がその役割を担っています。 (1) 委員会での取り組み内容 ア 評価法と具体的支援法に関すること。 イ 児童の摂食指導、家庭支援に関すること。 ウ 摂食カンファレンスに関すること。 エ 摂食機能療法に関すること。 オ 児童の食形態に関すること。 カ 摂食障がいに係る研修に関すること。 キ ビデオ嚥下造影検査(VF)に関すること。 ク その他、児童の摂食・嚥下機能、食環境改善に関すること。 (2) 主な実績 ア ビデオ嚥下造影検査(VF) 摂食委員会では、経口摂取の可能性、誤嚥の有無、摂食・嚥下の最適角度の調整、食形態の調整 を目的にビデオ嚥下造影検査(VF)を実施しています。VF検査では、単に検査を行うのではなく、リ アルタイムで摂食・嚥下に係る問題を解決するため摂食・嚥下に係る多職種が入り評価を実施してい ます。また、検査結果を基にカンファレンスを実施し、経口摂取や摂食訓練のためのプログラムを作成 しています。平成23年度は、7名の検査を実施しています。 イ 摂食カンファレンス 摂食・嚥下機能向上や自力摂取能力の向上には、個々の訓練だけではなく、児童に関わる様々な職 種が共通の認識を持ち支援していくことが不可欠です。そのためチームアプローチを円滑にするため定 期的な摂食カンファレンスを行っています。 カンファレンスは、新規入院児童、日常的な摂食・嚥下、自立摂取に係る困難さを解決していくためのモデル ケースを対象としたもの(重点児童カンファレンス)の2種類を実施しています。後者では、実際の摂食指導 み方針決定を行っています。 ウ その他 委員会では、職員の摂食障がいに係る知識及び技能向上を目的とした研修(別項合同研修会参照)、 定期的な評価表の見直し、摂食や自力摂取に係る職員・保護者のためのマニュアルの作成なども行っ ています。 - 15 - Ⅲ 外来診療 Ⅲ 外来診療 外来診療部門は、当センターが「北海道立旭川肢体不自由児総合療育センター」に改称された昭 和57年6月に開設されました。 診療科目は、整形外科、小児科、歯科及び麻酔科です。毎週月曜日から金曜日まで、原則として 予約制で診療を行っています。 診療は小児科5名、整形外科2名、歯科1名、麻酔科(欠員)、計8名の医師が行っています。 また、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士等が機能訓練を担当しています。 外来患者数は、年度により多少増減がありますが、23年度の一日平均患者数は、85.9人と、過去 最高の実績となっています。しかし、外来の診療体制からみると概ね飽和状態と考えられます。 診療科目別内訳で見ると 約46%が「理学療法・作業療法・言語聴覚療法」の訓練であり、また、 約36%が小児科となっております。 小児科では、近年、特に発達障がいの伴う診療が増加しており、これらの対応のための訓練ニーズ も増大しております。 外来の新患数は、診療体制の制約もありほぼ横ばい状況ですが、発達障がいの児童は継続的 な診療が必要であり、新患のニーズも加味すると訓練など外来のニーズは年々増大しておりますが、 現在の外来診療体制・訓練体制からみると限界に達しております。 【平成23年度 診療項目別外来患者数】 外 来 患 者 診 療 科 目 別 内 訳 ※ 3 再 掲 外来患者延数 ① ※1 外来患者実人員 ※2 診療実日数 ② 一日平均患者数 ①/② 小 児 科 整 形 外 科 歯 科 遺 伝 訓 練 理学療法 作業療法 言語聴覚療法 椅 子 補 装 具 保 育 麻 酔 科 眼 科 泌 尿 器 科 診療科目別内訳計 特通生徒外来患者延数 ③ 特通生徒訓練 理学療法 作業療法 言語療法 一日平均 ③/② 人数(人) 20,948 13,446 244 85.9 8,905 1,934 693 180 11,326 5,289 4,193 1,844 690 828 63 0 28 28 24,675 3,712 2,894 1,834 635 425 15.2 -16- 受診科別割合(%) 36.1 7.8 2.8 0.7 45.9 2.8 3.4 0.3 0.0 0.1 0.1 100.0 ※1 患者の年間来院 延べ件数 ※2 各月毎の実人員 の年間延べ人数 ※3 患者延べ人数で あり複数の診療科 目を受診した場合 は、各診療科目毎 に重複計上 【1日当たり外来患者延数の推移】 年度 診療人員 13 67.9 14 70.7 15 72.9 16 72.9 17 71.4 18 69.7 19 72.2 20 80.4 21 79.4 22 84.6 23 85.9 ※ 外来患者の延べ人数である。 【平成23年度 面談数】 面 談 119件 ※ 面談では、医師が当院に受診している患者が通学している学校の教諭に対し生徒に関する日常生活等 助言や相談等を実施している。 Ⅳ 地域支援 Ⅳ 地域支援 1 平成23年度子ども発達支援事業 発達に遅れのある児童ならびに障がいのある児童とその家族が、身近な地域において適切な相談支援 及び療育を受けることなどを目的として、平成16年度まで行われていた早期療育中核的施設機能強化事 業から移行し、平成17年度から実施しています。 (1) 道立施設等専門支援事業 (総合)振興局圏域で確保できない専門的支援を、道立施設等が行うことにより、発達支援センター職 員等の資質の向上を図ります。 実施主体 北海道 箇所数 38 派遣回数 45 対象延人数 70 派遣延べ人数 95 派遣日数※ 157 ※ 当センター圏域は広域で交通が不便な地域が多く、計45回の派遣に要した各(総合)振興局別の日 数は、次の表のとおりとなっています。 空知 4 上川 12 留萌 20 宗谷 19 オホーツク 21 十勝 43 釧路 22 根室 16 合計 157 ○ 派遣延人員の内訳と各保健福祉事務所圏域の市町村職員数 市町村での人材確保、各圏域内での専門支援が困難な職種を中心に派遣を行い、専門領域の療育技 術を伝えています。 (総合)振興局圏域の市町村職員配置状況(上段:人) 当センター派遣職員数(下段:人) Dr PT OT ST 心理 保育 保健 指導 空知 0 1 0 3 0 8 0 2 ※1 1 0 2 1 0 0 0 0 1 0 3 2 1 11 0 11 上川 ※2 0 2 1 2 7 0 0 0 0 1 0 1 0 8 1 9 留萌 3 1 0 3 3 1 0 0 0 0 0 0 0 6 2 5 宗谷 1 1 3 4 0 0 0 0 1 0 1 1 0 14 1 27 オホーツク 0 1 5 3 3 0 0 0 0 0 0 2 2 56 1 15 十勝 1 4 8 5 11 0 0 0 0 3 1 1 1 13 13 3 釧路 3 2 5 0 0 0 0 0 0 0 1 1 1 8 0 5 根室 4 0 4 0 0 0 0 0 2 5 6 11 5 124 18 77 合計 13 11 28 18 24 1 0 0 ※1 滝川市、深川市、芦別市、赤平市のみ ( 総 合 ) 振 興 局 ※2 旭川市(中核市)を除く -17- その他 5 0 8 0 2 0 0 0 11 0 16 0 9 0 2 0 53 0 合 計 19 4 37 12 22 11 13 9 56 12 92 29 44 10 18 8 301 95 (2) 発達支援関係職員専門研修 発達支援に係る最新の支援方法や専門的な知識の習得、重度・重複障がい児への支援の方法及び各地域 への発達支援に係る課題の解決のためのケース検討等の研修を実施し、各地域の療育水準の向上を図っ ています。 ①平成23年12月13日実施 実施主体 北海道 場 所 参加延人員 派遣延人員 北見市子ども総合支援センターきらり 50 2 専門支援の実際の公開と、学習会を行いました。カンファレンスでは参加者の活発な発言があり、ケー スの理解、地域の連携が深められました。 ② 平成23年11月17日・18日実施 場 実施主体 所 参加延人員 派遣延人員 札幌市(札幌医科大学記念ホール) 北海道 109 12 「改めて考えてみよう 通園の役割と機能」をテーマとして、1日目は行政説明、講演、特別講演が行われ ました。2日目は実践発表が行われました。 子ども総合医療・療育センターの光澤医長、才野医長による講演に続き、特別講演では大正大学人間学 部臨床心理学科教授の小林隆児先生から、発達しつつある存在としての子どもは、「個」としてだけでな く、関係の中で相互に影響を与え変化することなどについて、貴重なお話を拝聴できました。 2日目の実践発表は、小林隆児先生をアドバイザーに迎え、子ども総合医療・療育センターの續総合発達 支援センター長をコーディネーターに、羊蹄山麓児童デイサービスセンター「とまと」の釣部幸管理者兼 心理士、美唄市こども療育広場の梨木和子主査、奥尻町住民課の鴈原志保保健指導係長から、特色ある実 践が発表されました。小さい町だから出来る細かな支援があることや、相談につながるための関係の取り 方や、機関連携など、子ども発達支援センターの役割と機能について、実践的かつ原理的な議論が活発に 行われました。 ③ 受入実務研修 子ども発達支援事業「専門研修」の一環として、個別の目的やニーズに応じ、実技を含めた実務研修の受け 入れを行っています。 職種等 延べ日数② 平均日数③(②/①) 研修機関数 人員① 理学療法士 1 1 1 1 作業療法士 2 8 4 2 言語聴覚士 2 5 2.5 2 計 5 14 2.8 5 (3) 実践研修 (総合)振興局圏域を単位とした専門的支援の確保のため、発達支援センターで必要とされる基本事業が円 滑に実施されるよう、発達支援の基本的な機能の理解と実施のための技術の向上を図ります。 実施主体 圏域内事業実施数 北海道 1 派遣回数 参加延人員 派遣延人員 1 29 1 ※事務局は、各(総合)振興局圏域子ども発達推進協議会です。 2 巡回療育相談等 療育センターでは、入院のほか通院・外来診療、巡回指導など多角的な機能を持ち、地域のニーズに応えていく 必要があると考えに立ち道立専門支援事業とは別に、市町村、関係団体より要請を受け巡回療育相談や療育キャ ンプ等に医師・訓練士等を派遣しています。 巡回療育相談は、早期発見、早期療育を目的として、昭和45年より開始された事業です。巡回療育相談は、主に 専門職種不在の市町村から依頼を受け、障がい児への直接的訓練をはじめ、療育相談などの地域ニーズに応じた 支援を行っています。医療・療育機関、専門職種が都市部に偏在し、交通事情などからセンター利用が難しいなど の現状もあり、北海道の面積の約70%を占める道東・道北圏域をカバーする重要な役割を果たしています。 開始当初は、肢体不自由が中心だった対象は、近年、発達障がい全般に渡っており、依頼内容も従来の療育相 談・訓練に加え、子ども発達支援センターへの技術支援、発達障がい児の評価・指導、乳幼児発達健診(2次健診) への支援、就学指導委員会への助言など多様化しています。 - 18 - 3 児童短期入所事業(ショートスティ) 肢体不自由児等を介護している保護者が、入院など様々な理由により介護が困難になった場 合、一時的に当センターでお子さんをお預かりしており、平成23年度は延べ38名で延日数121 日間の利用がありました。 平成18年度から障害者自立支援法に移行しました。 (1) 対象児童 18歳未満で在宅の、肢体不自由、肢体不自由と知的障がいの重複障がい、重症心身障がい、 遷延性意識障がい及びこれに準ずる障がい、筋萎縮性側索硬化症等運動ニューロン疾患など の障がいがあり、当センター機能の範囲内で保護が可能なお子さん。 (2) 利用の理由(保護者の方の理由に限ります。) ア 家庭において介護することが一時的に困難となった場合。 イ 社会的(疾病、出産、冠婚葬祭等)・私的(旅行、休養等)理由は問いません。 (3) 期 間 障がい福祉サービス支給量の範囲内となります。 (4) 定 員 1日2名(空床利用) 【ショートステイの推移】 年 度 短期入所(ショートステイ) 延べ日数 延べ人数 実人員 19 22 11 70 20 23 7 64 21 35 13 109 22 32 14 110 23 38 14 121 -19- Ⅴ 研修、研究業績 Ⅴ 研修、研究業績 職員の専門性を高め、資質の向上を図るため職場研修を積極的に開催しているほか、各種学習会、講習 会にも可能な限り職員を派遣しています。 1 職 場 研 修(平成23年度) <一般研修> 日頃の研究成果の発表などを次のとおり実施しています。 年月日 テ ー マ 講 師 職員研修として 事務長 「接遇の重要性について」 三浦 康弘 <感染症対策チーム> ヤクハン製薬 院内感染予防対策研修 安藤ひとみ 参加者 「食中毒の特徴とその予防」 68名 23.7.27 <リスクマネージメント委員会> 院内事故防止対策研修 整形外科医長 「平成22年度の事故報告集計」 三島 令子 <摂食委員会> 理学療法士 摂食に関する研修 佐々木 敬 (うち養護 学校参加 者7名) 「摂食関連統計の結果と今後の取り組みについて」 職員研修として 指導係長 「入所児童虐待防止について」 阿波加 忠純 指導課長 黒龍 美紀 <感染症対策および褥瘡対策チーム> 院内感染症予防対策 手術棟師長 「手洗い」(VTR) 山崎 恵美子 59名 24.1.4 (うち養護 学校参加 者14名) <リスクマネージメント委員会> 院内事故防止対策研修 「旭川療育センターにおける装具のはかせ間違い防止の 整形外科医長 取り組みについて」 三島 令子 理学療法係長 内田 雅之 <摂食委員会> 「摂食ガイドブック」 理療専門員 松下 慎司 -20- <院内看護研修> 看護実践に必要な知識・技術を習得し、職務遂行能力を高めるとともに、学ぶ者自身の自己啓発を促すこと を目標として以下の研修を実施しています。 年月日 テ ー マ 講 師 参加者 <新任者研修> 23.4.6 1日目 【 講義 】 23.4.20 「センターの概要と看護部門の役割」 総看護師長 「看護部門各委員会説明」 総看護師長 「道職員としての心構え」 事務長 「服務規程」 庶務係 2日目 【 講義 】 「感染予防対策の基本」 感染予防委員長 「障がい児の看護①−基本的な看護の関わり」 病棟師長 「指導課の役割」 指導課長 8名 ・センターの窓口としての動き、諸手続き等 ・他施設との連携、関わり他 23.4.21 「障がい児の看護②−摂食援助の方法と実習」 教育委員 「障がい児の看護③−基本的な看護の実際 ADLの介助等」 教育委員 3日目 【 講義 】 「障がい児と遊び」 保育係長 「装具の種類・使用方法」 訓練士 「骨折予防」 整形外科医長 *研修の振り返りと今後の課題の明確化 教育委員 <夏期集合研修会> 【 講義 】 23.6.30 23.7.7 23.7.14 「ヨーガでリラックスを!」 「ボトックス治療」 「被虐待児の現状」 宮本淳子先生 整形外科医長 指導課係長 23名 16名 12名 23.7.21 「睡眠リズムについて」 小児科医長 17名 <新任者フォローアップ研修> 1日目 【 講義 】 「小児の発達」 「メンバーとしての役割と責任」 「発達検査の方法と実際」 小児科医長 病棟師長 心理判定員 23.9.14 ∼ 23.9.15 12名 2日目 【 講義 】 「トランスファー他」 理学療法係長 「発達段階に応じた遊びの実際」 保育係長 *自己評価と今後の課題(課題達成状況、今後の取り組み等) 教育委員 - 21 - 年月日 テ ー マ 講 師 参加者 <リーダー研修Ⅰ> 1日目 【 講義 】 23.11.9 ∼ 「障がい児看護の基本姿勢」 総看護師長 「神経筋疾患患児と重症障がい児の心肺機能の問題」 副院長 「チームリーダーの役割」 教育委員長 「メンバーの役割」 教育委員長 4名 2日目 【 講義 】 23.11.10 「肢体不自由児における整形の治療」 整形外科医長 【 グループワーク 】 ・プロセスレコードによる自己の振り返り、より良い看護実践の 教育委員 ための課題を明確にする。 <第1回 伝達講習> 23.11.17 「第56回 全国療研伝達報告」 病棟看護師 11名 <第2回 伝達講習> 23.12.8 「道立病院看護職員リーダーシップ研修」に参加して 病棟看護師 「発達支援関係職員専門研修」に参加して 病棟看護師 15名 <冬期集合研修> 【 看護研究発表 】 23.12.27 ① 「物品配給システム変更への取り組み 手術棟 ② 「1/fゆらぎのメロディーを聴いた後のリラックス効果」 母子棟 −よりよい看護介入を目指して− ③ 「ダウン症児の自己摂取に向けた取り組み」 一般病棟 ④ 「運動によりSPO2値が改善する時期についての検証」 一般病棟 41名 ∼重度の障がいを持つYさんに取り組んだ結果から∼ ⑤ 「一般病棟における倫理に関する意識調査」 一般病棟 <第3回 伝達講習> 24.2.2 「ファーストレベル公開講座」に参加して 副看護師長 「発達支援関係職員専門研修」に参加して 外来看護師 15名 <春期集合研修> 24.3.15 【講義】 「発達障がい児の療育課題とその支援」 - 22 - 院長 16名 2 主な研究業績 <学会発表等> (1)小児科 発表時期 演 題 等 発表学会等 発表者名 2011.5.27 乳児期における腹臥位遊びと運動発達との 田中肇、福田郁 第53回日本小児神経学会 関係に関するアンケート調査第二報̶パンフ 江、宮本晶恵、岡 (横浜市) レット配布の効果̶ 隆治、長和彦 2011.8.12 急性壊死性脳症におけるRANBP2遺伝子解 第114回日本小児科学会 斉藤真木子、宮本 析 (東京) 晶恵 2011.9.3 第11回旭川医科大学関連 宮本晶恵、福田郁 障害児における睡眠障害に対する治療 メラ 病院合同カンファランス 江、田中肇、岡隆 トニンからラメルテオンへの変更の試み (旭川市) 治、長和彦 201.10.6 宮本晶恵、福田郁 Zonisamideにより衝動性が出現した前頭葉て 第45回日本てんかん学会 江、田中肇、岡隆 んかんの1例 (新潟市) 治、長和彦 2012.2.24 長期観察しえたPCDH19遺伝子変異をもつ てんかん女性の1例 2012.3.24 田中肇、福田郁 睡眠障害を伴うADHD児に対するラメルテオ 第19回日本小児神経学会 江、宮本晶恵、岡 ン治療 北海道地方会(札幌市) 隆治、長和彦 第9回日本てんかん学会 北海道地方会(札幌市) 宮本晶恵、福田郁 江、田中肇、岡隆 治、長和彦 (2)整形外科 発表時期 演 題 等 発表学会等 発表者名 2011.6.24 一卵性双生児の一人に発生した麻痺性股関 第50回小児股関節研究会 三島令子、鳥井智 節脱臼 (諏訪市) 太郎 2011.7.9 二分脊椎に伴う脊椎後弯症の治療検討 第5回ななかまど研究会 (旭川市) 鳥井智太郎、三島 令子 成人脳性麻痺者の健康調査委員会報告 第28回日本脳性麻痺の外 2011.10.22 「成人脳性麻痺者の健康調査.まとめと今後 三島令子 科研究会(熊本市) に向けて」 2011.12.8 レット症候群の整形外科的問題点 第22回日本小児整形外科 鳥井智太郎、三島 学会(京都市) 令子 (3)その他 発表時期 演 題 等 発表学会等 発表者名 2011.6 旭川療育センターにおける摂食委員会の取 第45回全国作業療法学会 松下慎司 り組み 2011.10 東日本大震災に関する情報の共有 2011.11 夏季・冬季短期集中訓練入院の取組 北海道理学療法士学術大 ∼3年間の利用者状況とアンケート調査から 堤崎 宏美・他 会 ∼ 2010.11 夏季・冬季短期集中訓練入院の取組 ∼GMFMと6分間歩行テスト評価から∼ −23− 第42回北海道作業療法学 佐藤晃央 会 北海道理学療法士学術大 井上 和広・他 会 (3)その他(つづき) 発表時期 2010.11 演 題 等 発表学会等 発表者名 関係機関との連携を意識することで日常生 北海道理学療法士学術大 活動作の向上がみられた脳性麻痺児の治療 森 鉄矢・その他 会 報告 <論文> (1)小児科 論 題 名 発 表 雑 誌 機能的半球切除術により日常生活活動に著しい改善 脳と発達 43: 373-377, を認めた小児Rasmussen脳炎の3例 2011. 発表者名 塩田睦記、宮本晶恵 協調運動障害を呈した急性壊死性脳症後遺症の1男 作業療法 30: 30-37, 2011. 本間朋恵、宮本晶恵 児例に対する作業療法の取り組み FOXG1 mutations in Japanese patients with the congenital variant of Rett syndrome. Clin Genet, 2011 [Epub ahead of print]. Takahashi S, Tanaka H, Miyamoto A PCDH19 mutation in Japanese females with epilepsy. Epileptic Res 99: 28-37, 2012. Higurashi N, Miyamoto A 特集:安定した睡眠を目指して.発達障害のある子ど 発達教育 30: 4-10, 2011. もと睡眠∼その理解と対応∼ 田中肇 (2)整形外科 論 題 名 発 表 雑 誌 発表者名 成人脳性麻痺者の健康調査委員会報告:成人脳性ま 日本脳性麻痺の外科研究会 三島令子 ひ者の健康調査報告 股関節症 誌 21: 63-70, 2011 成人脳性麻痺者の健康調査委員会報告:成人脳性ま 日本脳性麻痺の外科研究会 三島令子 ひ者の健康調査報告 健康状態に影響を及ぼす因子 誌 21: 79-85, 2011 <講演会・研修会等> (1)小児科 開催時期 演 題 等 2011.6.18 旭川療育センターの機能と役割 平成23年度十勝肢体不自 由児療育研究大会特別講 長和彦 演(帯広市) 2011.7.8 親子関係̶子育ての視点 北・ほっかいどう総合カウ ンセリング支援センター実 長和彦 務研修講演会1(旭川市) 2011.7.21 子どもがかかえる睡眠の問題 平成23年度旭川療育セン ター看護部研修会(旭川 田中肇 市) −24− 講演会・研修会名等 講師名 (1)小児科(つづき) 開催時期 演 題 等 講演会・研修会名等 講師名 2011.7.22 親子関係̶発達障害児療育の視点 北・ほっかいどう総合カウ ンセリング支援センター実 長和彦 務研修講演会2(旭川市) 2011.7.28 脳性麻痺児の母親の精神衛生 平成23年度旭川療育キャ ンプ夜間講演会(東神楽 長和彦 町) 2011.8.19 平成23年度全道福祉事務 発達障害の理解と対応̶広汎性発達障害を 所嘱託医会議・特別講演 長和彦 中心に (札幌市) 2011.9.6 発達障害としてのダウン症候群 道立施設等専門支援事業 岡隆治 (白糠町) 2011.9.7 発達障害の薬物療法 道立施設等専門支援事業 岡隆治 (標茶町) 2011.9.8 染色体異常症:2番染色体長腕部分欠失に 道立施設等専門支援事業 岡隆治 ついて (弟子屈町) 2011.9.10 PT, OTが関わる小児疾患について 平成23年度子ども発達支 援事業発達支援関係職員 専門研修、小児理学療 長和彦 法・作業療法講習会特別 講演(旭川市) 2011.9.14 小児の発達とその障害 平成23年度旭川療育セン 田中肇 ター新人研修会(旭川市) 2011.10.13 「過敏」についての理解と対応 道立施設等専門支援事業 田中肇 (羅臼町) 2011.10.15 障害児へのボランティア 旭川市シニア大学専門施 設オープン記念講演(旭 長和彦 川市) 2011.11.8 第14回旭川市特別支援教 発達障害の子ども達̶その理解と支援のポイ 育センター研修事業(旭川 田中肇 ント 市) 道立施設等専門支援事業 宮本晶恵 (浦幌町) 2011.11.16 水頭症:理解と対応のために 平成23年度旭川療育セン ター訓練課研修会講演 長和彦 (旭川市) 2012.1.6 総合福祉法下でのセンターの目指すところ 2012.3.3 旭川療育センターにおける摂食嚥下障害に 道北口腔センター症例検 宮本晶恵 対する評価と対応 討会(旭川市) 2012.3.15 発達障害児の療育課題とその支援 −25− 平成23年度看護部春季集 合研修会.特別講演(旭 長和彦 川市) (2)整形外科 開催時期 演 題 等 講演会・研修会名等 講師名 2011.9.9 脳性麻痺の加齢に伴う問題 第9回小児リハビリテーショ 三島令子 ン実習研修会(秋田市) 2011.9.10 身体障害 初級障害者スポーツ指導 鳥井智太郎 員研修会(旭川市) 2011.11.2 肢体不自由のある児童生徒のからだの状況 白糠養護学校研修会(白 三島令子 と指導上の配慮事項について 糠町) (3)訓練課 開催時期 演 題 等 講演会・研修会名等 講師名 2011.4 摂食指導及び介助のポイント 旭川養護学校新任及び転 金田 実 任者研修会 2011.4 日常での安全な介助方法 旭川養護学校安全指導研 内田 雅之 修 2011.5 発達検診に必要な知識―粗大運動を中心 にー 旭川高等看護学校 内田 雅之 2011.5 障がいのある子どもたちへの車いす介助 ふれあい看護体験 高木 陽出 2011.5 宮城県作業療法士会への災害支援活動報 告 2011.5 臨床で役立ててほしい、発達障がいの知識 2011.6 摂食・嚥下実習 ∼介助のポイント∼ 2011.6 楽しくできる遊びを考える ∼微細運動と粗 大運動∼ 道立施設等専門支援事業 佐藤 晃央 学習会(厚岸町) 2011.6 乳幼児期の手の発達 道立施設等専門支援事業 高木 陽出 学習会(音更町) 2011.6 感覚統合とその支援 道立施設等専門支援事業 高木 陽出 学習会(大樹町) 2011.7 楽しい遊びから学習準備へ ∼アセスメントと 第31回上川管内言語障害 佐藤 晃央 支援∼ 教育研究大会 2011.7 何だろう? 言語発達・コミュニケーション 道立専門支援事業学習会 小野 栄治 (清水町) 2011.8 低筋緊張と発達性協調運動障害 道立専門支援事業学習会 高木 陽出 (稚内市) 2011.9 子ども発達支援事業発達 小児理学療法の評価の実際 −脳性麻痺を 支援関係職員専門研修 井上 和広 持つお子さんを中心にー 小児理学療法・作業療法 講習会 −26− 公益法人北海道作業療法 士会道北支部第1回講習 佐藤 晃央 会 公益法人北海道作業療法 士会道北支部第2回講習 高木 陽出 会 松下慎司、佐々木 旭川養護学校摂食研修会 敬、宮本晶恵、松 田千壽子 (3)訓練課(つづき) 開催時期 演 題 等 講演会・研修会名等 講師名 2011.9 子ども発達支援事業発達 発達障害児の評価と理学療法の実際につい 支援関係職員専門研修 内田 雅之 てー低緊張児を中心にー 小児理学療法・作業療法 講習会 2011.9 子ども発達支援事業発達 小児リハビリテーションの特徴と子どもの訓練 支援関係職員専門研修 金田 実 意欲の引き出し方 小児理学療法・作業療法 講習会 2011.9 リハビリテーション医療の基礎知識 旭川高等技術専門校 2011.10 自閉性障がいの特徴に合わせた関わり方 道立施設等専門支援事業 松下 慎司 学習会(別海町) 2011.9 幼児の吃音 ∼その症状と支援∼ 道立施設等専門支援事業 小野 栄治 学習会(美瑛町) 2011.9 不器用な子どもの評価ポイントと支援 道立施設等専門支援事業 松下 慎司 学習会(遠軽町) 2011.9 粗大協調運動と上肢機能の発達評価 子ども発達支援事業発達 支援関係職員専門研修 高木 陽出 小児理学療法・作業療法 講習会 2011.9 発達障害児の特徴と関わり方 ∼治療場面 に生かすヒント∼ 子ども発達支援事業発達 支援関係職員専門研修 松下 慎司 小児理学療法・作業療法 講習会 2011.10 不器用な子どもの評価ポイントと支援 道立施設等専門支援事業 松下 慎司 学習会(根室市) 2011.10 正常発達をふまえた発達障がいの見方+実 子ども発達支援事業実践 金田 実 技研修「症例を通じた治療の視点」 研修(宗谷振興局) 2011.10 感覚統合って? 発達を促す遊びと工夫 道立施設等専門支援事業 木村 恵 学習会(標津町) 2011.10 手指巧緻性の発達と療育支援 道立施設等専門支援事業 高木 陽出 学習会(網走市) 2011.10 構音障害の理解と指導 道立施設等専門支援事業 小野 栄治 学習会(遠軽町) 2011.10 ことばと発達支援における コミュニケーション 道立施設等専門支援事業 小野 栄治 とは何か? 学習会(豊頃町) 2011.10 箸操作の獲得と練習箸の必要性 道立施設等専門支援事業 高木 陽出 学習会(北見市) 2011.11 低緊張な子どもの遊びと運動指導 道立施設等専門支援事業 木村 恵 学習会(豊頃町) 2011.12 粗大協調運動と上肢機能の発達評価と支援 子ども発達支援事業発達 高木 陽出 支援関係職員専門研修 −27− 金田 実 (3)訓練課(つづき) 開催時期 演 題 等 講演会・研修会名等 講師名 2011.12 遊びを通して考えることばとコミュニケーショ ン支援 道立施設等専門支援事業 小野 栄治 学習会(名寄市) 2012.1 摂食ガイドブック 完成の紹介 平成23年度旭川療育セン 松下 慎司 ター冬季合同研修会 2012.2 任天堂Wii のリハビリテーションへの応用― Wii Fit Plusの応用編と使用の実際― 遠軽母子通園センター研 井上 和広 修会 2012.2 「なんだろう?コミュニケーションとことばの課 美瑛町療育研修会 題」∼それぞれの困り感と支援を考える∼ 小野 栄治 (4)指導課 開催時期 2011.5 演 題 等 講演会・研修会名等 講師名 低出生体重児出身の児童を療育する上で気 道立施設等専門支援事業 をつけたいこと 山内 学 学習会(上富良野町) -知的発達・社会的な課題において- −28− Ⅵ 実習指導 Ⅵ 実習指導 センタ−では毎年、理学療法士や作業療法士、保育士等の養成施設(大学・専門学校等)からの実習依頼に 対しては、可能な限り受け入れ、関係職員が懇切な指導に当っています。 平成23年度における受け入れ状況は次のとおりです。 (平成23年度) 職 種 等 人 員 ① 延日数 ② 平均③(②/①) 摘 要 士 2 24 12.0 1校 理 学 療 法 士 ( PT) 8 225 28.1 7校 作 業 療 法 士 ( OT) 6 140 23.3 5校 言 語 聴 覚 士 ( ST ) 1 40 40.0 1校 保 育 助 産 師 12 12 1.0 1校 保 育 士 6 60 10.0 1校 看 護 師 1 2 2.0 1校 Ⅶ ボランティアと父母の会の活動 Ⅶ ボランティアと父母の会の活動 1 ボランティアの活動 施設の運営に当たってボランティアは貴重で不可欠な存在です。当センターでは施設開設当時から多数 のボランティアの協力を得て、現在もなお活発な活動を行っていただいています。 【平成23年度 ボランティア活動状況】 ボランティア団体名 旭川青少年ボランティアクラブ 活動回数 16回 活 動 内 容 入所児童余暇指導(主として休日) 旭川青年会議所 1回 親子まつり(行事) 旭川療育センター愛児の会 2回 センター周辺の美化活動 若草町内会婦人部 1回 縫い物 陸上自衛隊旭川駐屯地曹友会 1回 雪像作り 旭川春光台公民館絵画サークル 中川ヴァイオリン教室 通年 施設内の絵画掲示 1回 院内 音楽コンサート 2 父母の会の活動 昭和38年5月に初めて入院児童を迎えたとき、父母有志により「旭川整肢後援会」が設立されました。 その後、センターの名称に合わせて、昭和39年5月には「旭川整肢愛児の会」に、平成13年4月からは「旭 川療育センター愛児の会」と名称を変更しました。 なお、平成13年度には特別通院・通学児童の保護者が「愛児の会」から分離して「やまぶき会」を設立しま したが、ともにセンターの療育事業への協力や会員相互の親睦と理解を深めることを目的に積極的に活動し ています。 - 29 - 《資 料》 1 入院児童の月別在籍状況(平成23年度) 23 年 4 5 6 7 8 9 10 11 12 24年 1 2 3 男 16 16 17 17 16 17 16 17 16 18 16 18 16.67 女 14 15 14 16 18 16 16 13 14 14 15 14 14.92 計 30 31 31 33 34 33 32 30 30 32 31 32 31.58 男 6 2 10 12 6 8 9 7 10 4 6 7 7.25 女 2 4 5 2 2 7 6 4 3 0 5 4 3.67 計 8 6 15 14 8 15 15 11 13 4 11 11 10.92 月 平均 区分 本入院 母子入院 (注) 1 本入院は、各月とも初日在籍数。 2 母子入院は、各月とも月中の在籍数。 2 入院児童の月別入所の最大在籍状況 月 年度 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 計 平均 最大時 20年度 39 39 41 47 45 44 43 38 37 39 39 36 487 40.6 上段(1日平均) 下段(月最大時) 40 41 43 50 49 46 44 39 40 41 39 36 50 21年度 41 41 42 42 41 38 40 41 35 39 43 36 479 39.9 上段(1日平均) 下段(月最大時) 46 46 46 44 48 42 43 48 36 41 46 41 48 22年度 37 40 40 44 38 38 40 40 36 37 41 40 470 39.2 上段(1日平均) 下段(月最大時) 41 45 43 50 44 44 46 45 41 45 47 44 50 23年度 38 35 42 41 40 43 40 42 38 34 44 40 477 39.8 上段(1日平均) 下段(月最大時) 43 41 46 48 48 38 47 45 45 38 49 47 49 3 月別入退院状況(平成23年度) 22 年 4 5 6 7 8 9 10 11 12 23年 1 2 3 計 入院 7 2 4 5 16 5 10 3 3 11 8 5 79 退院 6 2 2 5 16 9 9 3 3 11 6 8 80 入院 8 6 15 11 8 15 15 11 12 4 11 11 127 退院 8 6 12 14 8 15 15 10 13 4 11 11 127 月 区分 本入院 母子入院 (注) 各月とも各月内の入退院。 -30- 4 年度別 入・退院児童の状況 入院児童数 年度 入 院 児童数 本入院∼有期 限 15 29 16 退院児童数 内 訳 本入院∼無期限 退院児童数 在院月数 手術+ 後療法 訓練 その他 23 8 14 1 6 35 26.0 43 33 6 25 2 10 42 6.4 17 52 49 9 36 4 3 54 7.0 18 41 39 7 27 5 2 48 18.8 19 63 56 10 38 8 7 60 4.0 20 54 48 7 35 6 6 58 12.9 21 62 57 7 43 7 5 63 11.0 22 91 86 13 63 10 5 91 7.0 23 79 73 8 56 9 6 80 7.0 (注) 本入院∼有目的のその他は、治療(緊急)や保護者の事情等など 5 退院児童の入院期間別一覧(平成23年度) 入院期間 1月未満 1月以上 2月以上 3月以上 4月以上 5月以上 6月以上 7月以上 2月未満 3月未満 4月未満 5月未満 6月未満 7月未満 8月未満 1 1 1 1.3% 1.3% 1.3% 退院人数 61 5 4 1 比率(%) 76.0% 6.3% 5.0% 1.3% 入院期間 8月以上 9月以上 10月以上 11月以上 1年以上 2年以上 9月未満 10月未満 11月未満 12月未満 2年未満 3年未満 3年以上 計 退院人数 2 4 80 比率(%) 2.5% 5.0% 100.0% 6 本入院児童の疾患別年齢構成・入院期間 平成24年5月1日現在 年齢構成 区分 0∼ 6∼ 入院期間 13∼ 計 1年 1∼2 2∼3 3∼4 4∼5 5年 計 16歳∼ 疾患名 5歳 脳性麻痺 1 12歳 15歳 8 二分脊椎 3 未満 年未満 年未満 年未満 年未満 以上 3 1 精神運動発達遅滞 1 15 5 1 1 4 1 1 2 1 5 15 1 2 1 1 2 1 3 2 1 1 5 3 9 2 1 2 17 9 32 10 4 1 1 1 4 ペルテス氏病 筋ジストロフィー その他 計 4 -31- 3 1 1 2 3 9 4 4 9 32 7 出身市町村別在籍児童数 (1)本入院市町村別在籍児童数 振興局名 上川総合振興局 平成24年5月1日現在 市町村名 旭 川 市 士 別 市 児 童 数 (人) 男 女 計 7 2 9 1 1 富 良 野 市 2 2 美 瑛 町 1 1 剣 淵 町 1 1 和 寒 町 1 1 振興局 計 15 留萌 振興局 留 萌 市 増 毛 町 1 1 1 1 2 振興局 計 3 空知総合振興局 滝 川 市 赤 平 市 1 1 2 1 1 振興局 計 3 十勝総合振興局 帯 広 市 1 1 2 振興局 計 2 根室振興局 根 室 市 1 中 標 津 町 1 1 1 2 振興局 計 3 オホーツク総合振興局 紋 別 市 1 1 北 見 市 2 2 遠 軽 町 1 1 滝 上 町 1 1 振興局計 5 日高振興局 新ひだか町 1 1 振興局計 1 合計 振興局 市町村 男 女 計 7 18 20 12 32 − 32 − (2)平成23年度入所児童 年間出身市町村別在籍数 振興局名 児 童 数 (人) 市町村名 旭 川 市 男 女 計 27 16 43 1 1 名 寄 市 上川総合振興局 士 別 市 1 1 中富良野町 1 1 上富良野町 1 1 東神楽町 4 4 振興局 計 51 留萌振興局 留 萌 市 1 1 増 毛 町 2 2 振興局 計 3 空知総合振興局 滝 川 市 1 新十津川町 1 3 4 1 振興局 計 5 十勝総合振興局 帯 広 市 3 3 振興局計 3 釧 釧路総合振興局 路 市 6 6 鶴 居 村 1 1 浜 1 1 中 町 振興局 計 8 根室振興局 根 室 市 1 中 標 津 町 1 別 1 海 町 1 1 2 1 振興局計 4 オホーツク総合振興局 北 見 市 3 2 5 振興局 計 5 合計 振興局 市町村 男 女 計 7 18 48 31 79 − 33 − 各年度 5月1日現在 8 本入院、疾患別児童数の推移 年度 40 45 50 ポリオ 80 54 5 脳性麻痺 32 46 二分脊椎 1 先天性股関節脱臼 15 疾患名 55 60 H2 7 12 17 18 79 93 72 44 30 25 26 24 22 18 17 16 16 15 4 7 9 9 8 5 4 2 2 2 2 2 1 1 1 14 4 1 3 4 6 6 7 6 9 11 ペルテス氏病 その他の先天性疾患 9 7 6 外傷 4 9 5 4 その他 2 14 19 13 計 1 19 20 年度 小 学 部 中 学 部 高 等 部 23 24 7 7 21 8 6 6 2 1 3 1 1 15 16 21 6 8 7 5 12 9 9 5 5 143 148 128 124 103 77 65 59 45 40 35 38 35 32 31 32 40 45 各年度 5月1日現在 50 55 60 H2 7 1 2歳以上∼4歳未満 幼 少 部 22 1 9 本入院、年齢別児童数の推移 年齢 21 17 18 19 20 21 22 1 1 4歳以上∼5歳未満 5歳以上∼6歳未満 12 1 8 2 2 1 23 24 1 2 1 1 3 2 1 1 1 2 1 計 0 0 9 2 3 1 1 4 3 0 2 1 2 1 2 2 6歳以上∼7歳未満 13 6 18 8 7 1 2 4 1 3 1 6 1 1 1 3 7歳以上∼8歳未満 6 5 14 10 8 6 3 4 4 2 2 1 6 1 8歳以上∼9歳未満 12 12 22 22 8 8 4 7 5 3 1 2 1 4 1 9歳以上∼10歳未満 15 12 8 11 10 10 10 6 3 4 2 2 2 2 5 1 10歳以上∼11歳未満 21 31 13 17 14 5 6 3 4 2 5 2 1 4 2 6 11歳以上∼12歳未満 14 23 7 9 6 10 3 3 4 5 2 4 3 2 4 2 計 81 89 82 77 53 40 28 27 21 19 13 17 14 14 13 13 12歳以上∼13歳未満 20 18 11 15 13 9 11 5 5 6 5 3 6 4 1 4 13歳以上∼14歳未満 13 6 10 13 16 10 12 4 9 4 5 4 2 4 2 1 14歳以上∼15歳未満 16 15 5 6 10 13 10 11 6 8 5 5 4 1 6 3 計 49 39 26 34 39 32 33 20 20 18 15 12 12 9 9 8 15歳以上∼16歳未満 9 8 7 8 6 4 2 2 1 2 3 3 2 3 1 5 16歳以上∼17歳未満 4 2 2 3 1 2 3 2 3 3 1 17歳以上∼18歳未満 8 1 2 3 2 2 2 18歳以上 2 1 0 1 1 20 11 計 合 計 13 4 2 11 8 143 148 128 124 103 1 2 1 4 3 8 1 3 5 8 7 8 7 9 77 65 59 45 40 35 38 35 32 31 32 −34− 各年度 5月1日現在 10 入院期間別児童数の推移 年度 45 50 55 60 H2 7 12 17 18 19 35 26 11 14 10 7 9 10 7 6 7 7 5 6 7 6ヶ月以上∼1年未満 32 35 5 4 1 1 2 1 4 5 2 3 2 3 4 1 5 入院期間 6ヶ月未満 20 21 22 23 24 1年以上∼2年未満 26 28 21 14 6 10 11 5 4 2年以上∼3年未満 31 18 16 8 13 4 10 5 5 4 2 0 4 4 1 3年以上∼4年未満 19 8 14 14 11 15 4 2 5 3 5 0 1 4 4 4年以上∼5年未満 3 6 11 9 6 5 4 4 1 5 4 5 0 1 4 5年以上∼6年未満 2 3 21 8 10 4 3 4 3 1 2 3 2 6年以上∼7年未満 1 14 12 4 2 5 5 4 3 3 2 3 2 0 7年以上∼8年未満 1 9 15 4 8 1 4 4 4 3 3 4 3 1 8年以上∼9年未満 1 2 2 10 8 8 2 4 4 4 2 1 4 3 9年以上 1 3 2 2 3 2 3 4 4 5 6 3 4 77 65 59 45 40 35 38 35 32 31 32 H2 7 12 17 18 19 20 計 148 128 124 103 1 11 疾患別退院児童数の推移 年度 疾患名 ポリオ 45 50 55 24 4 9 13 26 10 15 10 11 1 1 2 3 1 2 2 1 脳性麻痺 二分脊椎 先天性股関節脱臼 9 36 32 33 21 22 23 40 40 54 54 1 1 2 2 4 ペルテス氏病 1 その他の先天性疾患 4 外傷 3 2 2 その他 5 10 5 54 35 36 計 60 2 1 4 3 18 1 8 9 12 8 14 20 13 2 1 1 1 2 1 1 4 7 2 8 6 14 8 6 14 10 23 19 19 54 48 60 58 60 91 80 12 進路別退院児童数の推移 年度 進路 普通小・中学校 (特殊学級含) 養護学校 (高等部含) 45 50 55 60 H2 34 24 10 5 4 8 2 7 9 11 普通高校 1 17 12 17 18 19 20 21 22 23 4 16 16 17 23 20 34 36 10 19 19 24 24 28 38 31 2 身障訓練校 3 更生援護施設 2 療護施設 2 家庭引取 4 2 2 1 2 その他の病院、施設 死 亡 1 2 16 1 4 計 54 3 7 1 2 1 1 1 1 13 9 2 5 4 1 1 18 54 1 35 36 18 23 19 −35− 19 1 2 7 9 6 5 2 4 12 8 1 48 60 58 60 91 80 13 特別通院・通学児童の月別在籍状況(平成23年度) 23年 4 5 6 7 8 9 10 11 12 23年 1 2 3 男 33 33 33 33 33 33 33 33 33 33 33 33 33.00 女 23 23 23 23 23 23 23 23 23 23 23 23 23.00 計 56 56 56 56 56 56 56 56 56 56 56 56 56.00 月 平均 区分 特別通院 14 特別通院・通学児童の疾患別年齢構成 平成24年5月1日現在 疾患名 特通児童の入院期間 ※ 年齢構成 区分 0∼ 6∼ 13∼ 5歳 12歳 15歳 8 11 脳性麻痺 二分脊椎 計 16歳∼ 未満 5 24 1 4 精神運動発達遅滞 1ヶ月 1∼2 2∼3 3∼4 4∼5 5ヶ月 4 ヶ月未満 ヶ月未満 ヶ月未満 ヶ月未満 1 7 2 0 1 1 3 計 以上 8 2 1 4 1 ペルテス氏病 0 0 筋ジストロフィー その他 0 0 11 計 0 13 7 2 22 7 1 1 1 1 25 20 10 55 13 3 4 1 1 0 22 ※ 特通児童の入院期間欄は、平成24年5月1日現在の特別通院・通学児童のうち、平成23年度に本 入院した児童数及び入院期間 15 特別通院・通学児童の出身市町村別在籍児童数 平成24年5月1日現在 区 分 児 童 数 市町村 旭川市 男 29 東神楽町 上川総合振興局 鷹栖町 計 女 2 東川町 18 47 1 1 1 3 1 1 計 31 21 52 深川市 1 1 2 空知総合振興局 妹背牛町 計 1 2 1 1 3 合 計 33 22 55 -36- 各年度 5月1日現在 16 特別通院・通学、疾患別児童数の推移 年度 疾患名 7 12 16 17 18 19 20 21 22 23 24 ポリオ 脳性麻痺 13 13 15 19 19 22 24 23 25 23 24 二分脊椎 2 1 1 2 2 1 1 1 1 1 1 2 15 7 7 7 7 8 11 15 14 14 2 3 1 1 1 13 4 15 13 12 16 21 19 18 18 30 35 41 42 41 47 54 54 59 56 先天性股関節脱臼 ペルテス氏病 その他の先天性疾患 外傷 その他 計 各年度 5月1日現在 17 特別通院・通学、年齢別児童数の推移 年度 年齢 7 12 16 39 17 18 19 20 21 22 23 24 2歳以上∼4歳未満 4歳以上∼5歳未満 5歳以上∼6歳未満 6歳以上∼7歳未満 1 3 3 9 4 4 5 3 6 0 1 7歳以上∼8歳未満 1 2 5 4 9 5 4 5 3 6 0 8歳以上∼9歳未満 3 2 8 3 3 10 5 4 5 3 6 9歳以上∼10歳未満 3 3 1 8 4 5 11 5 4 5 3 10歳以上∼11歳未満 4 2 3 1 8 3 4 11 5 4 6 11歳以上∼12歳未満 2 3 2 3 1 9 5 5 11 5 4 12歳以上∼13歳未満 9 4 3 2 3 1 10 4 6 11 5 13歳以上∼14歳未満 3 6 3 2 2 3 1 10 4 6 11 14歳以上∼15歳未満 4 2 2 2 2 2 3 1 10 4 6 15歳以上∼16歳未満 2 3 2 2 2 2 1 9 3 16歳以上∼17歳未満 3 4 3 2 2 2 2 1 9 17歳以上∼18歳未満 3 4 4 2 2 2 2 1 54 54 59 56 55 18歳以上 計 3 1 30 35 41 42 -37- 1 41 47 18 月別診療項目別外来患者数(平成23年度) 外 来 患 者 診 療 科 目 別 内 訳 ※ 再 掲 外 来 患 者 外来患者延数 ① 外来患者実人員 診療実日数 ② 一日平均患者数 ①/② 小 児 科 整形外科 歯 科 遺 伝 訓 練 理学療法 作業療法 言語聴覚療法 椅 子 補 装 具 保 育 麻 酔 科 眼 科 泌尿器科 診療科目別内訳計 特通生徒外来患者延数 ③ 特通生徒訓練 理学療法 作業療法 言語療法 一日平均 ③/② 面 談 4月 1,751 1,116 20 87.6 768 166 55 15 903 411 364 128 44 101 4 0 1 2 2,059 261 201 126 50 25 13.1 6 5月 1,749 1,091 19 92.1 633 182 62 17 947 448 356 143 73 110 5 0 2 1 2,032 349 255 163 52 40 18.4 8 6月 1,833 1,096 22 83.3 739 155 46 15 967 470 370 127 79 89 6 0 4 3 2,103 379 266 176 57 33 17.2 8 7月 1,746 1,115 20 87.3 798 156 69 18 860 406 326 128 49 77 3 0 2 1 2,033 278 219 141 43 35 13.9 31 8月 1,898 1,253 23 82.5 858 161 59 15 1,008 451 365 192 82 82 5 0 5 2 2,277 234 160 102 29 29 10.2 18 (単位:人) 9月 1,700 1,091 20 85.0 716 171 53 12 905 470 299 136 64 66 6 0 1 4 1,998 338 266 174 53 39 16.9 8 10月 1,772 1,116 20 88.6 716 154 57 17 930 475 315 140 64 67 4 0 2 4 2,015 323 264 180 50 34 16.2 6 11月 1,781 1,139 20 89.1 793 170 51 17 1,020 484 373 163 66 54 6 0 0 2 2,179 375 294 197 57 40 18.8 5 12月 1,639 1,072 19 86.3 696 151 62 15 881 417 322 142 48 60 2 0 5 2 1,922 320 231 150 49 32 16.8 10 1月 1,591 1,085 19 83.7 686 166 56 15 887 407 294 186 23 46 2 0 2 3 1,886 245 201 126 33 42 12.9 7 2月 1,781 1,106 21 84.8 742 134 68 11 1,011 425 396 190 50 45 17 0 1 2 2,081 368 295 184 66 45 17.5 4 3月 1,707 1,166 21 81.3 760 168 55 13 1,007 425 413 169 48 31 3 0 3 2 2,090 242 242 115 96 31 11.5 8 外来患者延数 ① 外来患者実人員 診療実日数 ② 一日平均患者数 ①/② 小 児 科 整形外科 歯 科 診 遺 伝 療 訓 練 科 理学療法 目 作業療法 別 言語聴覚療法 内 椅 子 訳 補 装 具 保 育 ※ 麻 酔 科 眼 科 泌尿器科 診療科目別内訳計 特通生徒外来患者延数 ③ 再 特通生徒訓練 理学療法 作業療法 掲 言語療法 一日平均 ③/② 面 談 ※ 患者が複数の診療項目を受診した場合は、各診療項目で患者数として計上している。 外来実人数は、各月毎の実人数を計上している。 面談では、医師が当院に受診している患者が通学している学校の教諭に対し生徒に関する日常 生活等助言や相談等を実施している。 -38- 合計 20,948 13,446 244 85.9 8,905 1,934 693 180 11,326 5,289 4,193 1,844 690 828 63 0 28 28 24,675 3,712 2,894 1,834 635 425 15.2 119 19 年度別診療項目別外来患者数 (単位:人) 平成8年度 外 来 患 者 診 療 科 目 別 内 訳 ※ 再 掲 外来患者延数 ① 外来患者実人員 診療実日数 ② 一日平均患者数 ①/② 小 児 科 整形外科 歯 科 遺 伝 訓 練 椅 子 補 装 具 保 育 麻 酔 科 眼 科 泌尿器科 診療科目別内訳計 特通生徒外来患者延数 ③ 特通生徒訓練 一日平均 ③/② 面 談 10,491 9 10 12,691 11 16,844 12 15,992 13 16,100 14 15 16,634 17,312 17,943 9,523 10,254 10,458 245 245 245 244 244 245 245 246 42.8 51.8 68.8 65.5 66.0 67.9 70.7 72.9 6,798 7,512 8,496 7,681 1,183 1,380 1,662 1,949 565 635 571 538 0 0.0 16 0 0.0 17 0 0.0 18 0 0.0 19 52 142 149 128 7,394 5,982 8,302 10,453 418 513 595 642 853 811 862 1,038 306 279 151 164 67 62 110 33 76 61 743 81 17,712 17,377 21,641 22,707 2,979 2,936 2,948 4,120 2,193 1,780 2,112 3,947 12.2 12.0 12.0 16.7 20 21 22 23 17,724 17,350 16,722 17,686 19,543 19,203 20,548 20,948 外来患者延数 ① 10,674 10,668 10,290 10,832 11,511 12,006 12,871 13,446 外来患者実人員 243 243 240 245 243 242 243 244 診療実日数 ② 72.9 71.4 69.7 72.2 80.4 79.4 84.6 85.9 一日平均患者数 ①/② 8,466 8,095 7,442 7,718 8,301 8,873 8,575 8,905 小 児 科 1,878 1,840 1,637 1,718 1,786 1,833 1,817 1,934 整形外科 497 397 387 400 426 442 711 693 科 診 歯 127 128 143 123 119 158 160 180 療 遺 伝 科 訓 9,770 9,119 9,645 10,246 10,931 9,879 10,641 11,326 練 目 椅 716 849 615 529 601 592 608 690 子 別 875 946 749 726 824 715 852 828 補 装 具 内 181 205 238 238 145 69 123 63 育 訳 保 麻 酔 科 40 26 11 6 0 0 ※ 眼 18 12 11 12 22 25 37 28 科 83 60 34 31 17 16 25 28 泌尿器科 22,611 21,651 20,941 21,767 23,183 22,608 23,549 24,675 診療科目別内訳計 3,899 3,615 3,743 4,003 4,691 3,928 3,973 3,712 特通生徒外来患者延数 ③ 再 3,554 2,921 2,989 3,202 3,797 1,892 3,094 2,894 特通生徒訓練 掲 16.0 14.9 15.6 16.3 19.3 16.2 16.3 15.2 一日平均 ③/② 69 108 140 105 111 119 面 談 ※ 患者が複数の診療項目を受診した場合は、各診療項目で患者数として計上している。 P 面談では、医師が当院に受診している患者が通学している学校の教諭に対し生徒に関する日常 生活等助言や相談等を実施している。 統計数値のない箇所は空白としている。 外 来 患 者 -39- 20 母子棟利用者数の推移 年度 S44 内訳 延 入 院 数 母 子 入 院 50 55 60 H2 10 134 123 180 119 133 123 180 119 歯 科 再入院数(歯科除く) 新入院数(歯科除く) 原 因 不 明 の 精 神 運 動 発 達 遅 滞 中枢神経系の先天奇形 (二分脊椎・水頭症等) 性 麻 1 18 10 115 69 54 7 3 3 18 8 101 痺 脳 炎 ・ 脳 症 後 遺 症 3 64 38 2 3 83 97 30 66 3 4 44 7 3 頭部外傷・脊髄損傷 59 60 26 40 2 1 20 3 1 3 2 2 神経筋疾患(筋ジス等) 脳 血 管 瘍 障 が い 染 色 体 異 常 ・ 先 天 奇 形 症 候 群 達 そ 障 が 1 3 2 7 6 14 7 8 い の 他 2 4 12 17 19 20 21 22 23 ※ 診断名が複数の児童については、主たる診断名により分類した。 -40- 1 9 7 5 3 1 3 H2 H2 H1 H1 H1 H1 H1 H9 H7 H5 H3 2 0 8 H1 S6 S6 4 2 0 8 6 6 S5 S5 S5 S5 S4 4 S4 母子入院 医療入院 母子棟利用者数の推移 人 200 180 160 140 120 100 80 60 40 20 0 S4 発 1 1 2 S5 脳 腫 7 78 125 157 137 114 116 112 121 141 78 119 148 128 104 106 100 106 127 2 0 1 0 0 0 1 6 7 9 9 10 12 15 13 56 67 90 87 72 62 68 70 80 22 52 60 54 33 43 38 30 48 14 19 17 21 4 3 6 5 11 8 19 14 9 2 4 2 7 11 5 7 2 5 7 10 10 8 8 1 2 1 6 5 6 1 1 10 22 18 34 19 21 17 16 16 15 2 13 2 7 1 1 2 3 3 7 11 12 3 6 6 5 9 4 1 1 1 1 2 3 1 1 1 2 3 2 1 1 0 2 1 1 2 1 2 1 1 0 0 1 2 1 0 1 2 1 2 10 23 11 26 25 24 21 25 3 13 14 12 12 6 16 13 8 1 3 5 5 3 11 5 10 12 12 8 12 10 8 2 3 5 1 3 3 4 5 4 3 9 11 2 5 1 1 3 一 般 医療入院 脳 45 21 大島分類と児童の状況(平成24年5月1日現在) (1) 入院児童 総数 32 名(男児20 女児12 ) Ⅵ型 0 0.00% 1 21 22 23 24 Ⅳ型 25 1 20 13 14 15 19 12 7 8 0 0.00% Ⅴ型 1 3.13% Ⅲ型 2 6.25% 16 9 1 18 11 6 3 17 10 5 2 Ⅱ型 4 12.50% 4 2 1 自由に走 れる 1 3 ひとりで歩く 障がいがあ るが歩ける 6 17 座れる (2) 特別通院・通学児童 寝たきり 総数 55 名(男児32 女児23 ) 21 22 23 24 25 20 13 14 15 16 19 12 7 8 9 3 11 6 1 3 10 5 4 2 ひとりで歩く 障がいがあ るが歩ける 0 0.00% Ⅳ型 5 9.09% Ⅲ型 4 7.27% Ⅱ型 2 3.64% Ⅰ型 44 80.00% 4 1 1 自由に走 れる Ⅴ型 1 4 1 17 Ⅵ型 0 0.00% 2 2 18 Ⅰ型 25 78.13% 12 座れる 24 寝たきり <大島分類> 元東京都立府中療育センター院長大島一良氏が作成した重症心身障がい児の区分。 Ⅰ型:大島分類1∼4 重症心身障がい児 (自 力で歩く事ができない Ⅱ型:大島分類 5,6,10,11, 17,18 重度の精神遅滞児 Ⅲ型:大島分類 8,9,15,16, 24,25 重度の肢体不自由児 Ⅳ型:それ以外 運動機能 知能(IQ) 80 21 22 20 13 23 24 25 14 15 16 Ⅳ 19 12 18 11 Ⅲ 7 8 6 3 Ⅱ 9 4 Ⅰ 17 10 5 2 1 走れる 歩ける 歩行障がい 座れる 寝たきり -41- 70 境界 50 軽度 35 中度 20 重度 最重度 22 本入院児童ADL評価法(Jasper) 平成24年5月1日現在 自立度 42 1.31 38 1.19 38 1.19 26 28 29 4 3 1 0 0 1 2 1 1 0 0 32 32 32 83 8 1 4 0 96 86% 24 25 26 25 27 8% 6 4 4 3 3 1% 0 1 0 2 1 4% 2 2 1 2 1 0% 0 26 4 1 1 27 3 9 9 20 9% 21% 人 計 点 数 ︶ 78 2.44 0 3 人 ︶ 32 96 7 4 ︵ 11 8 5 4 4 49 14 10 10 13 51% 15% 10% 10% 14% 2 4 計 平 均 点 ︶ 61 1.91 73 2.28 人 ︵ 32 32 人 5 点 全 介 助 ︶ 2 7 ︵ 4 2 4 点 介 助 多 い ︶ ︶ 人 3 点 介 助 少 な い ︵ 人 ク ︵ ︶ 人 ェッ ︵ ︶ 点 数 平 均 点 2 点 助 言 ・ チ ︵ 計 ︵ 人 ︶ パンツをはく ︵ (%) Tシャツを着る Tシャツを脱ぐ 前開き上着を着る 前開き上着を脱ぐ 更 長ズボンをはく 衣 長ズボンを脱ぐ 3 2 人 計 1 点 自 立 ︶ 大便 小便 排 後始末 泄 計(人) 3 3 ︶ 食 事 咀嚼 計(人) (%) 20 18 ︵ ︶ 食事摂取 水分摂取 5 点 自 立 ︶ 人 介助度 ︵ 人 ク 4 点 助 言 ・ 監 視 ︵ 3 点 チ ︵ ︶ 人 2 点 部 分 介 助 ェッ ︵ 区 分 1 点 全 介 助 児童数32名 3 3 20 18 32 128 4 32 123 3.84 5 6 9 8 12 47 8% 13% 49% 32 105 3.28 96 0 0 0 1 0 0 1 1 1 3 3 2 27 28 29 32 152 4.75 32 155 4.84 32 156 4.88 0 1 3 8 84 96 8% 88% 5 23 6 23 4 25 4 24 2 27 32 32 32 32 32 32 32 32 32 32 44 44 43 45 40 1.38 1.38 1.34 1.41 1.25 0% 0 0 1 1 0 1% 1 1 0 0 1 3% 3 2 2 3 2 32 41 1.28 1 0 3 2 26 32 148 4.63 32 38 1.19 0 0 4 1 27 32 151 4.72 32 1 256 0% 32 42 1.31 1 4 2% 1 1 4 2% 1 2 1 27 32 148 4.63 21 25 202 256 8% 10% 79% 2 1 27 32 148 4.63 32 32 96 40 1.25 36 1.13 1 1 3 3% 2 1 4 4% 0 0 2 2% 32 32 32 35 1.09 34 1.06 33 1.03 0 0 0 2 0 0 1 1 1 0 0% 2 2% 1 0 4.56 4.59 4.63 4.56 4.72 4 1 0 27 2 207 30 81% 12% 27 3 1 7 3% 2 2 11 4% 28 29 84 88% 1 2 6 6% 2 1 5 5% 1 29 30 31 3 2 1 0 0 0 0 0 90 94% 6 6% 0 0% 0 0% 0 0% 96 室内(床面)の移動 臥位から坐位 基 床面から椅子への移乗 本 椅子から床面への移乗 的 椅子からの立ち上がり 移 動 床面での坐位姿勢 15 20 27 9 1 2 4 2 1 2 9 1 2 1 32 32 32 63 1.97 64 2 43 1.34 1 9 1 3 1 1 2 1 2 7 1 1 19 20 27 32 136 4.25 32 118 3.69 32 148 4.63 25 23 2 3 1 3 2 1 2 2 32 32 50 1.56 52 1.63 2 3 2 1 1 3 2 3 25 22 32 142 4.44 32 136 4.25 15 1 2 4 10 32 89 2.78 9 7 2 0 14 32 能 椅子での坐位姿勢 力 屋内移動 6 19 6 2 7 6 6 1 7 4 32 32 98 3.06 65 2.03 7 5 13 2 12 2 20 32 69 2.16 32 127 3.97 パンツを脱ぐ 計(人) (%) 手洗い 歯磨 整 洗顔 容 計(人) (%) 浴槽の出入り 身体を洗う・拭く 入 頭を洗う・拭く 浴 計(人) (%) 計(人) (%) 1 1% 0 146 147 148 146 151 0 0% 150 26 26 26 28 256 59% 10% 10% 10% 11% -42- 39 1.22 2 27 3 27 6 81 6% 84% 32 148 4.63 32 150 4.69 96 29 2 0 32 123 3.84 32 156 4.88 32 158 4.94 29 31 3 31 60 3% 32% 63% 37 30 25 14% 12% 10% 3 96 17 147 256 7% 57% 99 3.09 23 平成23年度心理検査等実施数(医師、判定員等実施分) 検査名 (判定員分) 母子入院 (判定員分) 本入院 (判定員分) 専門支援(判定員) 190 151 63 58 5 5 8 266 222 KIDS乳幼児発達スケール 10 10 9 9 1 1 1 21 21 S-M社会生活能力検査 5 5 1 1 0 0 0 6 6 デンバー式発達スクリーニング検査 6 0 0 0 0 0 0 6 0 フロスティッグ視知覚発達検査 0 0 0 0 0 0 0 0 0 その他 0 0 0 0 0 0 0 0 0 小計 211 166 73 68 6 6 9 299 249 21 21 2 2 0 0 0 23 23 WISC-Ⅲ 159 151 1 1 6 6 0 166 158 WAIS-Ⅲ 8 8 0 0 0 0 0 8 8 23 23 0 0 2 2 0 25 25 K・ABC 4 3 0 0 0 0 0 4 3 DAM 6 6 0 0 0 0 0 6 6 221 212 3 3 8 8 0 232 223 エゴグラム 4 4 0 0 0 0 0 4 4 S-HTP 7 7 0 0 0 0 0 7 7 バウムテスト 129 86 0 0 6 6 0 135 92 P-Fスタディ 15 15 0 0 1 1 0 16 16 ロールシャッハテスト 1 1 0 0 0 0 0 1 1 CCP 0 0 0 0 1 1 0 1 1 KFD 0 0 0 0 0 0 0 0 0 Y-G性格検査 1 1 0 0 0 0 0 1 1 157 114 0 0 8 8 0 165 122 CARS 107 107 13 13 1 1 0 121 121 CBCL 0 0 0 0 0 0 0 0 0 PARS 27 27 2 2 0 0 0 29 29 BGT 15 15 0 0 0 0 0 15 15 小計 149 149 15 15 1 1 0 165 165 心理療法 68 68 0 0 10 10 0 78 78 小計 68 68 0 0 10 10 0 78 78 合計 806 709 91 86 33 33 9 939 837 新版K式発達検査2001 発達検査 WPPSI 知能検査 全訂版田研・田中ビネー知能検査 小計 人格検査 小計 その他検査 外来 計 (判定員分) ※1面接回数は640(判定員は538)、実人員は580(判定員は478)です。 ※2特に外来患者には発達障がいを主訴とする患者が多く、知的な能力を分析的に行えるウェクスラー式検 査(WPPSI、WISC-Ⅲ、WAIS-Ⅲ)の実施が多いことが特徴です。情緒的な問題を抱えている患者も多く、人格検 査、心理療法、行動特徴を捉えるその他の検査も実施しています。 -43- 24 平成23年度 訓練実施の状況(項目別・月別) 区 分 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 (件) 計 理学療法 186 209 223 225 350 227 215 189 213 263 283 268 2,851 作業療法 102 102 105 101 140 119 87 80 70 95 121 108 1,230 44 60 73 59 68 54 55 47 54 42 54 その他訓練 ※ 225 164 214 192 249 221 222 209 177 204 243 213 2,533 小 計 557 535 615 577 807 621 579 525 514 604 701 637 7,272 332 371 401 385 558 400 357 316 337 400 458 424 4,739 理学療法 75 53 107 80 13 97 77 118 95 0 95 75 885 作業療法 4 2 6 7 0 12 13 0 2 12 4 4 66 言語聴覚療法 20 17 37 34 9 44 44 30 34 12 31 32 344 その他訓練 ※ 15 24 55 25 5 32 37 52 40 0 51 35 371 小 計 114 96 205 146 27 185 171 200 171 24 181 146 1,666 99 72 150 121 22 153 134 148 131 24 130 111 1,295 理学療法 411 448 470 406 451 470 475 484 417 407 425 425 5,289 作業療法 364 356 370 326 365 299 315 373 322 294 396 413 4,193 言語聴覚療法 128 143 127 128 192 136 140 163 142 186 190 169 1,844 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 903 947 967 860 1,008 905 930 1,020 881 887 1,011 1,007 11,326 再掲(その他訓練除く) 903 947 967 860 1,008 905 930 1,020 881 887 1,011 1,007 11,326 理学療法 外 作業療法 来 言語聴覚療法 特 その他訓練 ※ 外通 小 計 来 126 163 176 141 102 174 180 197 150 126 184 50 52 57 43 29 53 50 57 49 33 66 96 635 25 40 33 35 29 39 34 40 32 42 45 31 425 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 201 255 266 219 160 266 264 294 231 201 295 242 2,894 再掲(その他訓練除く) 201 255 266 219 160 266 264 294 231 201 295 242 2,894 再 理学療法 掲外 作業療法 来 言語聴覚療法 一 その他訓練 ※ 般 小 計 285 285 294 265 349 296 295 287 267 281 241 310 3,455 314 304 313 283 336 246 265 316 273 261 330 317 3,558 103 103 94 93 163 97 106 123 110 144 145 138 1,419 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 702 692 701 641 848 639 666 726 650 686 716 765 8,432 再掲(その他訓練除く) 702 692 701 641 848 639 666 726 650 686 716 765 8,432 理学療法 672 710 800 711 814 794 767 791 725 670 803 768 9,025 作業療法 470 460 481 434 505 430 415 453 394 401 521 525 5,489 言語聴覚療法 192 220 237 221 269 234 239 240 230 240 275 249 2,846 その他訓練 ※ 240 188 269 217 254 253 259 261 217 204 294 248 2,904 本 入 院 言語聴覚療法 再掲(その他訓練除く) 母 子 入 院 再掲(その他訓練除く) 外 来 その他訓練 ※ 小 計 ︵ ︶ ︵ ︶ ︵ ︶ 合 計 合 計 再掲(その他訓練除く) 48 0 658 0 115 1,834 0 0 1,574 1,578 1,787 1,583 1,842 1,711 1,680 1,745 1,566 1,515 1,893 1,790 20,264 1,334 1,390 1,518 1,366 1,588 1,458 1,421 1,484 1,349 1,311 1,599 1,542 17,360 ※ その他訓練は、診療報酬として算定していない訓練。 - 44 - 25 短期入院利用者数(年度別) 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 4ヶ年平均 短期入院延べ利用数(人) 51 57 78 78 66.0 術後後療法 9 8 16 10 10.8 短期集中訓練 11 17 18 15 15.3 機能評価訓練 31 32 44 53 40.0 45 44 63 52 51.0 39 34 49 38 40.0 内訳 2回利用児童数 6 8 13 14 10.3 3回入院児童数 0 1 1 4 1.5 4回入院児童数 0 1 0 0 0.3 46.0 35.9 32.1 32.8 36.7 内訳 (目的別) 短期入院実利用数(人) 1回のみ入院児童数 (回数別) 平均入院期間(日) 26 平成23年度 集団コミュニケーション療法(言語聴覚療法)月別件数 (件) 区 分 入 院 0 0 6 0 0 3 0 0 0 0 0 0 9 母 子 入 院 15 10 25 14 4 17 17 15 18 0 29 17 181 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 計 外 来 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 合 計 15 10 31 14 4 21 17 15 18 0 29 17 191 27 平成23年度 管内別・月別巡回療育相談件数 (件) 振 興 局 別 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 計 宗 谷 0 11 0 0 0 10 1 7 6 0 9 0 44 上 川 0 7 3 0 8 0 4 1 0 4 4 0 31 留 萌 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 空 知 0 4 0 3 0 0 0 0 3 9 2 3 24 十 勝 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 オ ホ ー ツ ク 0 4 0 12 0 0 11 0 0 3 9 0 39 釧 路 0 6 0 0 0 0 7 0 0 0 0 7 20 根 室 0 0 31 0 34 0 0 0 20 0 36 0 121 合 計 0 32 34 15 42 10 23 8 29 16 60 10 279 - 45 - 28 平成23年度 摂食関係統計 (1) 摂食障がいの有無 ①入院 区分 摂食機能障がい 入所全体 あり 人数 なし 49 内 割合 長 人数 期 割合 訳 短 人数 期 割合 摂食障がい(入院) あり 合計 36 85 57.6% 42.4% 100% 23 5 28 82.1% 17.9% 100% 26 31 57 45.6% 54.4% 100% 摂食機能障がい あり なし 32 24 56 割合 57.1% 42.9% 100% あり あり なし あり なし 49 36 23 5 26 31 42% 54% なし なし 18% 46% 58% 82% あり なし 57%24 32 あり なし 摂食障がい(母子入院) (人) 摂食機能障がい あり なし 合計 人数 区分 あり あり なし 43% ③母子入院 内訳:摂食障がい(短期入院) 内訳:摂食障がい(長期入院) なし 摂食障がい(特別通学・通院) (人) ②特別通学・通院 区分 (人) 合計 あり 50% 人数 52 53 105 割合 49.5% 50.5% 100% なし ※ 母子入院児については、摂食 機能レベルの離乳後期までを 対象とした。 あり 52 53 50% なし (2) 摂食介助分類 (人) ①入院 区分 入所全体 介助分類(入院) 介助分類 自力 人数 内 割合 長 人数 期 割合 訳 短 人数 期 割合 部分 全介助 合計 経管 27 19 24 15 85 31.8% 22.4% 28.2% 17.6% 100% 3 10 8 7 28 10.7% 35.7% 28.6% 25.0% 100% 24 9 16 8 57 42.1% 15.8% 28.1% 14.0% 100% (人) ②特別通学・通院 区分 人数 割合 介助分類 自力 部分 4 7.1% 15 26.8% 自力 部分 全介助 経管 18% 全介助 30 53.6% 経管 7 12.5% 全介助 経管 22% 介助分類(特別通学・通院) 13% 7% 全介助 - 46 - 経管 4 15 30 27% 7 56 100% 自力 部分 28% 自力 部分 合計 32% 27 19 24 15 自力 部分 全介助 53% 経管 (人) ③母子入院(肢体不自由) 介助分類 区分 自力 人数 部分 20 割合 全介助 27 19.0% 介助分類(肢体不自由母子入院) 25.7% 合計 経管 52 自力 部分 6 49.5% 5.7% 105 100% 全介助 6% 経管 19% 20 27 52 6 自力 49% 部分 全介助 経管 26% (3) 嚥下評価実績 (件) ①ビデオ嚥下造営検査実績(年度別) 区 分 入 院 5 2 特 通 2 5 母 子 棟 1 1 外 来 合 計 平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 1 2 4 2 1 5 5 3 2 8 8 1 11 8 7 ②新規入院児童評価月別実績(年度別) 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計 平成20年度 0 2 6 5 4 3 3 2 3 1 2 1 32 平成21年度 6 2 5 7 5 1 0 1 3 1 6 1 38 平成22年度 3 3 3 4 2 7 6 6 2 6 7 10 59 平成23年度 7 2 4 5 7 5 9 3 2 5 7 5 61 - 47 - 29 平成23年度 母子棟利用数(各振興局別) 空知 上川 留萌 宗谷 オホーツク 十勝 釧路 根室 渡島 石狩 合計 6 40 6 12 30 22 11 11 2 1 141 釧路 根室 日高 合 計 30 平成23年度 本入院利用児童数(各振興局別) 空知 9 上川 67 留萌 4 宗谷 オホーツク 9 十勝 4 8 7 1 109 ※ 平成23年4月1日現在で在籍した児童数に、同年4月2日から平成24年3月31日までに入所 した児童数を加えた数値 -48- 31 平成23度 居住地別の外来患者数(各振興局別) 1,800人 200人 石 狩 後 志 胆 振 日高 渡島 檜山 空 知 上 川 留 萌 宗 谷 37 2 1 2 1 0 286 1,896 オホーツク 十 勝 釧 路 根 室 道 外 合 計 148 107 204 84 26 19 32 平成23年度 道立施設等専門支援事業必要日数(各振興局別) 空知 4 上川 12 留萌 20 宗 谷 オホーツク 十 勝 19 21 43 釧路 22 -49- 根室 16 合 計 157 0 2,813 33 センター諸会議・委員会一覧 平成24年4月1日現在 会議の名称 事務局 (司 会) 会議の目的 参集範囲 第1・3 火曜日 応接室 午後1:10∼ センタ−運営に係る 重要課題の検討と方 針決定 院長、副院長、事務長、総看護 師長、庶務課長、医療課長、指 導課長、訓練課長 院長 庶務課 7名 事故防止対策委員会 毎月1回 応接室 療育上の事故防止 のための情報収集・ 具体的対策・研修等 の実施 院長、副院長、事務長、総看護 師長、庶務課長、医療課長、指 導課長、訓練課長 院長 指導課長 7名 リスクマネージメント 委員会 最終水曜 日 ヒヤリ・ハット報告、事 大会議室 故報告の検討 医長、庶務係長、一般病棟師 長、指導係長、保育係長、理学 療法係長、主査(給食)、放射 線係長、医療検査専門員、看 護(1) 医長 指導係長 10名 運営会議 開催時期 開催場所 委員(議)長 (院 長) 摘 要 医療機器安全管理委員 随時開催 会 大会議室 医療機器の取扱いを 適正かつ円滑に行う 院長、副院長、総看護師長、庶 務課長、医療課長、各看護師 長、放射線係長、医療検査専 門員、薬剤師、会計係長 院長 会計係長 12名 医薬品安全管理委員会 随時開催 大会議室 医薬品の取扱いを適 正かつ円滑に行う 院長、副院長、総看護師長、医 療課長、各看護師長、薬剤師 院長 薬局 (薬剤師) 8名 院内感染予防対策 委員会 第4月曜日 の連絡調 職員及び入所者等 大会議室 整会議終 の感染予防を図る 了後 院長、副院長、事務長、総看護 師長、庶務・医療・指導・訓練課 長、担当医長、各看護師長、主 査(給食)、保育係長、医療検 査専門員、薬剤師 院長 庶務係長 17名 ICT(感染対策チーム) 感染対策の立案、実 第2金曜日 大会議室 行評価を行う作業部 午後4:30∼ 会 小児科医長、整形外科医長、 手術棟看護師長、看護部委 員、医療検査専門員、薬剤師、 主査(給食)、庶務係長 小児科医 長 庶務係長 8名 褥瘡対策チーム 入所児童の褥瘡対 第4月曜日 大会議室 策に関する助言 指 9:00∼9:15 導・評価を行う 整形外科医長、理学療法係 長、看護師長1名、保育係長 医師 小児科医長、指導課・訓練課・ 一般病棟の実行委員 SST実行委員会 最終水曜日 11:00∼ 児童短期入所(ショート 随時開催 ステイ)委員会 具体的なSSTの企 大会議室 画・施設についての 検討 家庭において介護を うけることが一時的に 大会議室 困難となった障がい 児の受け入れ検討 給食委員会 随 時 摂食委員会 第2及び第 摂食障がいに対する 3又は第4 大会議室 評価訓練方法の検 木曜日午 討 後4:00∼ 薬事委員会 四半期に 1回 訓練ケース カンファレンス 毎週月曜日 午後4:30 大会議室 給食全般の打合せ 看護 (整形外科医 長) 4名 小児科医 長 指導課 (小児科医長) 6名 外来担当医長、病棟看護師 長、外来看護師長、理学療法 係長、保育係長、主査(給食)、 主査(医事)、指導係 小児科医 長 指導課指導係 (小児科医長) 8名 庶務課長、主査(栄養)、管理 栄養士、指導主任兼業務主 任、指導主任兼調理員、医師、 総看護師長、看護師長(一般病 棟)、看護師長(母子棟)、言語 療法係長、指導係長、保育係 長 庶務課長 主査(給食) (庶務課長) 医療課長、訓練課長、小児科 医長、歯科医長、病棟看護師 (1)、母子棟看護師(1)、理学・ 作業・言語聴覚士(各1)、保育 士(1)、栄養士(1) 訓練課長 訓練課 院長 薬局 (歯科医長) 12名 10名 応接室 医薬品の効率的か つ合理的な、運用調 整を図る 院長、副院長、事務長、総看護 師長、医療課長、各科医長、薬 剤師 総 合 訓練室 本入院・特通児童の ケースカンファレンス 医療課長、整形外科・小児科医 長、訓練課員 (理学療法係 長) 20名 指導課相談員 (小児科医長) 約20名 母子カンファレンス 母子入院最初 と最後の週の 木曜日 午後4:00∼ 大会議室 ケ−スカンファレンス 院長、副院長、総看護師長,医 療・指導・訓練課長、各科医 長、母子棟看護師長、担当保 育士、看護師、訓練課員 母子入院企画会議 年3回(10、1、 2月の木曜日) 午後4:00∼ 母子入院の年間計 大会議室 画の立案・プログラム 作成 副院長、小児科医長、整形外 科医長、庶務課長、指導課長、 母子棟看護師長、指導係長、 保育係長、訓練課員、相談員 −50− 副院長 (薬剤師) 指導課 (副院長) 8名 10名 33 センター諸会議・委員会一覧(つづき) 平成24年4月1日現在 会議の名称 開催時期 開催場所 会議の目的 参集範囲 委員(議)長 事務局 (司 会) 入所の適否及び時 期の検討 副院長、総看護師長、医療課 長、指導課長、訓練課長 副院長 指導課 療育方針検討会議 毎週 木曜日 (第4週を 大会議室 除く) 午後2:50∼ 4:00 入所児童及び特別 通院・通学生の療育 方針を検討し、処遇 に関わる職員の共通 理解を図る センタ− 院長、副院長、総看護師 長、 医療・指導・訓練課長、 各科医長、指導・保育 係長、各看護師長、理学療 法・作業療法・言語療法係 長、判定員、指導員、担当 保育士・担当看護師、担当 訓練課員 学校 副校長、高等部教頭 小学・中学・高等部主事、 養護教諭、自立活動教諭 進路コーディネーター、 小学・中学・高等部教務主任 学級担任 副院長 指導課 看護師長会議 毎週 月曜日 9:30∼ 11:00 中会議室 各会議の内容伝達と 病棟運営に係る協議 総看護師長、各看護師長 総看護師 長 苦情処理委員会 随時開催 応接室 苦情の解決等 院長、事務長、第三者委員(家 村名寄市立大学短期大学部教 授、佐藤民生児童委員) 院長 指導課長 センタ−運営に係る 連絡調整 院長、副院長、事務長、総看護 師長、庶務・医療・指導・訓練課 長、庶務・会計・指導・保育・放 射線・理学療法・作業療法・言 語療法係長、各看護師長、主 査(医事)、主査(給食)、医療 検査専門員、薬剤師 庶務課長 庶務係 入札参加者の厳正 大会議室 かつ適正な指名等に ついて審議する 院長、副院長、事務長、総看護 師長、庶務課長、会計係長 ※当該案件の担当課長は、説 明員として出席。 院長 庶務係長 大会議室 職員の健康管理等 院長、副院長、事務長、衛生管 理者、総看護師長、庶務・医 療・指導・訓練課長、組合推薦 (7)、庶務係長 院長 庶務係 院長、副院長、事務長、総看護 師長、庶務課長、医療課長、整 形外科医長2名、主査(医事)、 薬剤師、中材看護師長 院長 事務長、副院長、総看護師長、 庶務・医療・訓練・指導課の各 課長 副院長(兼 主査(医 医療課長) 事) (庶務課長) 入所会議 連絡調整会議 随時開催 第2・4 月曜日 9:15∼ 入札参加者指名選考委 必要の都度 員会 安全衛生委員会 年2回 応接室 大会議室 医療ガス安全・管理 委員会 毎年3月 医療ガス(酸素、各 種麻酔ガス、吸引、 医療用圧縮空気、窒 素等)設備の安全管 理を図り、患者・職員 の安全を確保する 診療情報開示委員会 必要の都度 診療情報開示の可 否等について検討・ 協議する 必要の都度 他医療機関からの診 療支援依頼に対する 院長、副院長、事務長、総看護 院長 派遣の必要性につい 師長、庶務課長、医療課長、 て検討・協議する 診療支援検討委員会 学校との運営会議 学校との連絡会議 (指導課長) (副院長) (総看護師長) (院長) (庶務課長) (会計係長) (庶務課長) 庶務課 (主査(医 事)) 庶務課長 (庶務課長) 学校との運営に係る 課題の検討と方針の 決定 センタ− 院長、副院長、事務長、 総看護師長、庶務・医療・ 指導・訓練課長 学校 校長、副校長、教頭、事 長、小学・中学・高等部主事 (事務長) (副校長) 第1水曜日 生活指導の協議と行 大会議室 11:30∼ 事に係わる打合せ センタ− 指導・保育係長、一般病 棟師長、理学療法係長 学校 小学・中学・高等部主事、養 護教諭、生活指導部 (指導係長) 第4火曜日 応接室 午後1:10∼ −51− 摘 要 4名 約35名 6名 4名 23名 6名 16名 10名 6名 5名 13名 9名 34 センター諸会議等日程一覧 午 前 9:00 10:00 月 午 後 休憩時間 11:00 12:00 13:00 14:00 15:00 16:00 17:00 訓練ケースカ ンファレンス 師長会議 13:10∼ 運営会議 火 第 1 水 週 学校と の連絡 会議 児童 集会 14:50∼ 療育方針 検討会議 木 院長 回診 母子棟カンファレンス 金 月 9:15∼ 連絡調 整会議 訓練ケースカ ンファレンス 師長会議 火 第 2 水 週 14:50∼ 療育方針 検討会議 木 摂食委員会 金 ICT 月 訓練ケースカ ンファレンス 師長会議 13:10∼ 運営会議 火 第 3 水 週 学校と の連絡 会議 誕生 集会 14:50∼ 療育方針 検討会議 木 院長 回診 摂食委員会 金 月 9:00∼ 9:15∼ 褥瘡 連絡調 対策 チーム 整会議 感染 症委 員会 訓練ケースカ ンファレンス 師長会議 13:10∼ 学校との運営会議 火 第 4 水 週 SST 実行委員会 母子棟カンファレンス (摂食委員会) 木 金 -52- 児童の権利に関する条約 「児童の権利に関する条約」は、18歳未満のすべての人の保護と基本的人権の尊重を促進する ことを目的として、1989年(平成元年)11月20日に国連総会で全会一致で採択されたものです。 わが国は、1990年(平成2年)9月21日にこの条約に著名し、1994年(平成6年)4月22日に批准を 行い、同年の5月22日から発効しました。 この条約の主な内容は、以下のとおりです。 1 18歳未満のすべての子どもを対象とします。 2 子どもの人権が、性、出身などで差別されてはいけません。 3 子どもの成長のために何が最も大切かを考慮しましょう。 4 両親は子どもを守り、指導する責任があります。 5 両親の意思に反して子どもを両親から引き離してはいけません。 6 子どもが、自分のことについて自由に意見を述べ、自分を自由に表現し、自由に集いを持つ 事が認められるべきです。しかし、そのためには、子どもも、ほかのみんなのことをよく考え、 道徳を守っていくことが必要です。 7 子どもは暴力や虐待(むごい扱い)といった、不当な扱いから守られるべきです。 8 家庭を失ったり、難民となった子どもに保護と援助が与えられるべきです。 9 からだなどが不自由な子どもには特別の養護が与えられるべきです。 10 子どもの健康を守るための医療サ−ビスが与えられるべきです。 11 子どもは教育を受けることが認められるべきです。 12 子どもは遊びやレクリエ−ションを行い、文化・芸術活動に参加することが認められるべき です。 13 子どもが法律に反して自由を奪われたり、正しい裁判なしに罪を犯したと認められることが あってはなりません。 14 この条約の内容を、大人にも子どもにも広く知らせなければなりません。 【入院案内】 入院は、児童福祉法及び障害者自立支援法による契約に基づく入院となります。 市町村又は管轄の児童相談所にご相談ください。 入院の費用は、保護者の所得に応じて、障害者自立支援法に定められた負担金(施設給付費負担金、 医療費負担金)を納入していただくことになります。 また、母子入院の場合は、このほかに介護者と同伴児の食費を納入していただきます。 【外来案内】 外来診療は、原則として予約制をとっております。 電話による予約も受け付けています。 医療費は、各種社会保険等が適用になります。 医科(小児科・整形外科) 休日を除く 9:00∼11:30 毎週月∼金曜日 13:00∼17:00 椅子外来(月曜日) 装具外来(火曜日) 歯 科 休日を除く 13:30∼17:00 毎週月・火・金曜日 13:00∼17:00 ■ 交通案内 ■ ●旭川駅から約6.5㎞ ●バス25分(片道240円) ●タクシ−20分(片道約2,000円) バスでお越しの場合 旭川駅前から道北バス(乗場③番) 29春光台循環線(復路28) 療育センター前 30春光台4条5丁目線 下車 34 9線4号経由鷹栖線 旭川養護学校 36江丹別線 前下車 平成24年 7月発行 業 務 概 要 (平成23年度の実績) 編集・発行 北 海 道 立 旭 川 肢 体 不 自 由 児 総 合 療 育 セ ン タ ー Hokkaido Asahikawa Habilitation Center for Disabled Children 〒071-8142 旭川市春光台2条1丁目1番43号 TEL&FAX(0166)51-2126 http://www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/asc/kyokuryotop.htm