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京都市資料 - 経済産業省
環境モデル都市・京都における 平成22年度環境対応車を活用したまちづくりに関する 実証実験について EV・PHVが走るまちシンポジウム 第Ⅰ部 EV・PHVの動向 平成23年2月4日(金) 京都市環境政策局環境企画部 環境管理課長 宇高史昭 1990年比 ▲11.6% 900 800 2008年CO2排出量 部門別内訳円グラフ 700 600 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 500 民生・業務部 門 (商業・サービ ス・事業所等) 27% 非エネルギー 起源 (廃棄物部門) 3% 250 産業部門 (工場等) 16% 運輸部門 (自動車・鉄 道) 25% 200 150 民生・家庭部 門 29% 100 産業部門 民生・家庭部門 2008 2007 2006 2005 2004 2003 2002 2001 2000 1999 1998 1997 1996 1995 1994 1993 1992 1991 50 1990 二酸化炭素排出量(万トン-CO2) 温室効果ガス排出量(万トン-CO2) 京都市内の温室効果ガス排出量 運輸部門 民生・業務部門 ・京都市は2010年までに温室効果ガス排出量を1990年比10%削減することを目標とする(市条例で明記) ・運輸部門からのCO2排出量が全市の排出量の25%を占める ・運輸部門からのCO2排出量は緩やかに減少傾向にある 京都市内の自動車保有台数(台) ・京都市内の自動車の保有台数(原動機付自転車を除く。)は,2009年末現在で,約60万台 ・ここ数年は横ばい状態から,減少に転じている。 ・車種別にみると,軽自動車類が近年多くなってきている。 環境モデル都市行動計画 ●平成21年1月「環境モデル都市」に選定 低炭素社会の実現に向けて更なる取組 ◎シンボルプロジェクト 「人が主役の道づくり,まちづくりを目指す『歩くまち・京都』総合交通戦略」 ・運輸部門からのCO2排出量削減 ・自動車中心から公共交通優先へ転換 ●平成22年1月「歩くまち・京都」総合交通戦略策定 京都ならではの特性を活かして,「公共交通に乗って,たくさん の 人達がまちに集い,賑わいを生み出す持続可能な都市」で あり続けるため「人が主役の魅力あるまちづくり」を推進し, 環境や観光,コミュニティをはじめとした幅広い視点に立った「歩いて 楽しいまち」を実現 低炭素社会と公害のない社会の実現に向けて 京都市地球温暖化対策条例の改正(2010(平成22)年10月) 温室効果ガスの削減目標(基準年:1990年) 2020年 2030年 長期目標 目 標 25%削減 40%削減 計画策定 温室効果ガスを大幅に削 減した「低炭素社会」の実 現を目指す。 1.温室効果ガスを排出しない 都市構造への転換 2.環境と経済が融合する社会 経済システムの構築 3.環境にやさしいライフスタイ ルへの転換 京都市の次世代自動車普及促進事業 ①インフラ整備 (平成22年度末の予定数) EV用充電設備を市内公共施設36箇所に43基設置 200V:40基 内太陽光発電付き充電設備9基(内蓄電機能付2基) 環境省「地域グリーン・ニューディール基金」を活用して, 急速:3基 平成22・23年度の2年間で6基設置予定 今後は民間事業者の駐車場に設置へ ②市民・事業者の導入支援 zタクシー・レンタカー事業者に対する車両購入補助 z中小企業のEV導入と充電設備設置に対する融資 z軽自動車税の免除 ③公用車への導入・共同利用 京都市公用車(EV)を活用した職員と市民によるカーシェアリング ①インフラ整備 京都市内のEV用充電設備の整備 ¾ 配置図 ¾ 京都市内の充電設備数 充電設備の 種類 急速 200V 京都市 3基 40基 京都府 3基 3基 民間 2基 15基 計 8基 58基 ¾ 蓄電機能・太陽光発電付充電設備 7 ②市民・事業者の導入支援 EV等購入補助・融資・税の減免 タクシー・レンタカー事業者に対する車両購入補助 対象:EV,PHV 補助額:通常車両との価格差の1/4程度を補助(府市協調事業) 平成22年度 約10台の申し込み(平成22年12月末現在) 中小企業のEV導入と充電設備設置に対する融資 (京都市環境保全資金融資制度) ・EV,PHVの新規購入(年率2.0%,限度額2,000万円) ・電気自動車用充電設備の設置(年率1.5%,限度額2,000万円) 軽自動車税の免除 対象:EV(軽自動車) 期間:平成22年度~平成26年度の5年間 ①インフラ整備 京都市内に設置したEV用の様々な充電設備 ¾ その他の充電設備 タイマー付き充電設備 (200V) 急速充電設備 (500V) スタンド型 充電設備 (200V) コンセント型 (200V) 9 ③公用車への導入・共同利用 電気自動車利用促進(市民EVカーシェアリング) 京都市公用車(EV)によるカーシェアリング事業を実施中 実証実験では,EVカーシェアリング利用者を中心に充電設 備の利用を促し,情報提供の方法を 概要 車種: 三菱i-MiEV、日産リーフ(2011/2~) 台数: 平日:3台,休日:5台 平日:5台,休日:7台(2011/2~) 期間: 2010年6月~2011年3月 利用料金: 無料 利用までの流れ ①紙ベースによる充電設備の位置情報の伝達 ②携帯電話やパソコン等での充電設備の位置の地図情報 ③カーナビゲーションによる走行中での充電設備の位置情 報 の伝達及び誘導や充電中の表示(利用情報)等を行なう等 情報伝達方法の違いによる使い勝手をアンケート調査する とともに,走行軌跡から運転手の行動分析等を行う。 ③公用車への導入・共同利用 電気自動車利用促進(市民EVカーシェアリング) EVカーシェアリング利用実績 年度 貸出期間 平成21年度 市民向け 事業者向け 平成22年度 (12月末日現在) 平成21年10月1日~ 平成21年9月28日~ 平成22年6月5日~ 平成22年2月28日 平成22年3月26日 平成23年3月27日 貸出日数 42日(土日,祝日のみ) 180日 7箇月 貸出台数 1日につき2台 事業者団体及び 事業者につき1台 (2月から平日5台,休日7台) 83回 25事業者・団体 半日単位・約800回 延利用実績 平日:3台,休日:5台 市民EVカーシェアリング用公用車 日産リーフ(2月16日から) 三菱自工i-MiEV 11 ①駐車場等への充電施設の適切な設置・配置に関する実証実験 京都市EVカーシェアリング事業参加者を対象に実施 期間 平成23年1月20日(木)~2月20日(日) 市内の8箇所10基の充電施設利用情報を携帯・カー ナビ に表示して、EV利用者にアンケート調査 ①京都コンサートホール(左京区) ②京都市勧業館(みやこめっせ)(左京区) ③御池駐車場(3基)(中京区) ●調査内容 ・EVの利用状況(行き先,走 ④山科駅前駐車場(山科区) 行距離,充電回数,充電時 ⑤四条烏丸駐車場(下京区) 間等) ・利用したかった充電設備が ⑥京都駅八条口駐車場(南区) 使用中であった回数 ⑦京都市体育館(右京区) ・充電設備が使用中だった場 ⑧醍醐駐車場(伏見区) 合の対応方法 ・カーナビ表示具合 等 ①駐車場等への充電施設の適切な設置・配置に関する実証実験 充電設備位置・利用情報システムのイメージ 分担 車両提供 京都市 (三菱i-MiEV 5台,日産 リーフ 2台) 充電設備に無線通信機を組み込み,充電設備の位置及び利用状況を データセンターで一元管理する充電インフラシステムを整備し,充電設備 の利用状況情報をカーナビゲーション・携帯電話へ発信する情報システ ムの開発・検討に資する実証実験を行う。 情報シス テム 日産自動車, 兼松グルー プ 企画・技 術協力 三菱自動車 工業,堀場 製作所 ②電動バス運行に関する実証実験 実施期間 平成23年2月10日(木)~16日(水)(ただし13日(日)を除く。) 運行予定 (京都市役所前発) 1日5回運行(10日のみ3回運行) ① 午前10時(大循環ルート) ② 午前10時45分(小循環ルート) ③ 午後 1時(大循環ルート) ⑤ 午後 4時(大循環ルート) ④ 午後1時45分(小循環ルート) +実験走行前後に市役所前で充電 充電 充電 大循環ルート~ 1周約7km 小循環ルート~ 1周約5.5km 路線図 京都市役所前 御池通 大循環 小循環 五条通 川端通 烏丸通 堀川通 ●モニター試乗 市民モニター(定員各回20人(延べ 560人))を公募,京都市役所前から 電 動バスに試乗してもらい,バス走行に関 するアンケート調査を実施 ●調査内容 ・電動バスの走行性能 走行可能時間,充電の必要間隔 ・乗客の乗心地 電動バスの性能や機能性 ・電動バス運行上の課題 自転車,バイク,歩行者等への影響 ②電動バス運行に関する実証実験 電動バスの諸元等 乗車定員 64人(座席24+立席39+乗務員1) 電池 リチウムイオン二次電池(三菱重工製) 使用車両 三菱ふそう エアロスター エコハイブリッド ノンステップ型 をベース車両にして改造 特殊装備 近接音発生装置 航続距離 (条件:JE05モード,満員乗車,空調なし) 30㎞ + 非常用 10㎞ 充電時間 60分 充電方式 CHAdeMO方式(急速充電) 三菱重工業㈱が 開発した 電動バスを使用 して実験実施 京都市役所前に 急速充電設備を 設置