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小泉ゼミナール
3 年生後期・4年生(ゼミナール) 小泉ゼミナール 3年生 第一課題 『Structural chair / 構造的椅子』 建築の構造材である「垂木」を使い身体を支える構造的な椅子を考える。 形に掛かる荷重を支え、その形を保つ為に「構造」は欠かせない。 今回考える「構造的」とは接合部の強度に頼るのではなく構造形態による強度と捉え、 素材の特性を読み取り、力の関係を考慮し、適切な形態を創造する。 ●指定の木材(36mm×39mm×4000mm)1本で構成すること ●座面は12㎜の合板を使用し、350㎜∼450㎜の高さに接していること ●背は座面から300㎜以上であること ●15°に傾けても倒れないこと ●心地よく座ることができること 第二課題 『hanare(小さな居場所)』 「建築」「インテリア」「家具」「プロダクト」「工芸」…。と。人が作 り、人が使う環境や道具は様々なカテゴリーに分割されています。ただ、 これは社会的に分類した方が分かりやすく、職種としても専門的に細分化 することで、現代社会の大きく早い流れに対応するための手段でもありま した。 小泉ゼミでは、このように社会状況により細分化された「道具づくり」を 見直すことを心がけています。そして、小泉ゼミの活動は50年ほど前迄続 いていた誠実な「生活デザイン」を模索することです。「建築」「インテ リア」「家具」「プロダクト」「工芸」などとカテゴライズするのではな く、全て「生活道具」と捉えることで、身の回りの環境や道具が一つに捉 えることができます。 さて、そのような考えのもと、第二課題は「hanare」です。計画する環境 では「本を読む」「食べる」「仕事する」「作る」「売る」「星を眺める 」「風を感じる」…。などなど、人の日常生活に+αを行う場としての計 画をしてもらいます。「誰が」「何処で」「何をして」「何で作る」とい うシンプルな図式の環境づくりです。 最終成果物は、現物の「hanare」です。大きさは1坪以下で素材の制限は ありませんので各自の裁量で決定してください。そして「hanare」の解釈 は人それぞれですので、ゼミの時間に皆さんとディスカッションしてイメ ージづくりをしましょう。 4年生 第一課題 『仕事をする家』 人が働く環境を考える設計課題です。今回は主生活の場ではなく「セカン ドハウス」の計画を行ないます。ただ働くだけではなく、住人の特色を生 かした個性的な環境をつくります。家の計画は「建築」という箱だけでは 成立しなません。その箱が置かれる環境と状況を考察し、その箱に住む住 人を理解したうえで、適切な計画を行なってください。 ○条件は下記になります。 1. 仕事とは 個人の仕事、グループの仕事、家事、読書、執筆、瞑想、寝る、食べる、 など自由に設定 2. 住人の設定 上記の仕事を生業、または趣味として活動している実在の人。住み手のリ サーチを行い発表する。 3. 敷地の設定 仕事場として適切な環境で、実在する具体的な敷地とする。休み中の旅先 で出会った場所等でもかまいませんので、計画地には必ず出むき、その場 の状況を体感しリサーチを行い発表する。 4. 用途の設定 仕事場、住宅、仕事場兼住居、ギャラリー、ショップ、など自由。 5. 規模 建物の規模は、建築面積9坪以下とする。階数や構造は自由。建物以外の ランドスケープの計画も行う。 3 年生後期・4年生(ゼミナール) 小泉ゼミナール 4年生 第二課題 「オープンキャンパス2014」にて ワークショップ「心地よい寸法」の開催 第三課題 『ゼミ展「40×30×4000」 2014年6月24日−28日 図書館2階テラス 3年次に取り組んだ『Structural chair / 構造的椅子』をブラッシュアップ させゼミ展として展示。 第四課題 『Living Art in OHYAMA2014」 富山県富山市大山地区にて開催される、アートイベント『Living Art in OHYAMA』に参加。