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2016 年 8 月 2 版
製作：かぼへる
ゲームデザイン：金子裕司
ストーリー
この世界に突如現れた竜王バハムートを倒すべく、各種族から一番
の猛者が城に集結した。
英雄たちが、いざ竜王との最終決戦に望むべく城で最後の打ち合わ
せをしていると、城全体を揺らすほどの、おぞましき咆哮がとどろく。
あわてて外に出ると城の近くの上空に、灼熱を纏う捻じれた大きな
闇がひとつ。闇から噴出される禍々しき憎悪が城と大地を揺るがし
ていた。竜王はその咆哮で空間を捻じ曲げ、直接、城を打ち落とそう
と云うのだ。
轟音とともに闇の帝王が<<バハムートゲート>>から降臨する・・・。
英雄たちは覚悟を決め、最終決戦が幕を開ける・・・。
セット内容
■説明書・・・2 枚
■ボスボード・・・2 枚
ゲームの概要
バハムートゲートは全員で「大型ボス討伐」を目指す協力型ダイス
ゲームです。攻撃方法/ゲームオーバー条件が異なる 5 種類のボス
モンスターが GATE を介して現れます。キャラクターごとのスキルや
スペルカードを使いこなして世界を脅かすモンスターを倒しましょ
う！各ボスとの戦いは独立したゲームになっています。一度すべて
の GATE をクリアした後も好きなボスを選んで遊ぶことができます。
このゲームでは１人用のソロプレイルール/高難易度のチャレンジ
モードが用意されています。ノーマルモードでボスに打ち勝つことが
できたら是非チャレンジモードにも挑戦してみてください。
ゲームクリア/ゲームオーバー
■ゲームクリア
ボスの HP（体力）を０にし、見事 GATE から現れたボスを倒すことが
できればゲームクリアとなります。
次の GATE を開いて新たなボスに挑戦しましょう。
■ゲームオーバー
全員で合計 3 回キャラクターが倒れてしまうと、ゲームオーバーとな
り、プレイヤー全員の敗北となります。
※倒れたキャラクターはリスポーン（復活）します。脱落はありません。
※ボスによっては条件を追加/変更するものがあります。
矛盾する場合は GATE シートの記載を優先させてください。
ゲームの流れ
各プレイヤーは自分の手番に以下の処理を順に実行します。
■キャラクター駒・・・5 個
■マーカー・・・6 枚　■ダイス・・・6 個
HP5 枚、リスポーン１枚
■シート・・・11 枚
GATE 5 枚・・・1st GATEx1,NEXT GATEx3, LASTGATEx1
キャラクター 5 枚、ボス用 HP 管理カード　1 枚
■カード・・・24 枚
スペル 16 枚、 エリアカード　8 枚
■汎用キューブ・・・26 個　Bahamut Gate
1
ゲームの準備
行動内容
★キャラクタースキル
キャラクターにはそれぞれ”スキル”があり、個性的な力を持ってい
ます。これらは毎ターン、そのキャラクターに影響を与えます。
※基本ルールでのゲームの準備を説明いたします。
ボスによる追加/変更箇所は GATE シートを参照ください。
★1．キャラクターのアクション
キャラクターのアクションは
①ダイスロール、②アクション/スペル、③アタックの順に行います。
1-1．ダイスロール
ダイスを 4 個振り、その後、2 個まで同時に振りなおしできます。
※ダイスの振りなおしは、アクションを実行する前に振りなおしをします。その
ため、アクションやスペルカードを実行した後には振りなおしできません。ま
た、魔法使いのスキルも同様でアクションやスペルカードを実行した後には
ダイス目をスキルで変えることができません。
■ 1. GATE の開封/ボスの準備
GATE シートを１つ開封し、今回使用するボスを 1 体決定します。
※GATE は以下の順で開封してください。
[1st]→[Next]→[Next]→[Next]→[Last]　（Next は順不同）
※すべて開封済みの場合はランダムで 1 枚選んでください。
シートに書かれたボスボード１枚をテーブルの中央に置きます。
※“1stGATE”では汎用キューブは使用しません。
■ 2. エリアカード
ボスボードの E の位置にエリアカード（城）を配置します。
E 以外のボスボードの辺に対応するように、城以外のエリアカードを
１枚ずつ Burning と書かれていない面が見えるように置きます。
１－2．アクション/スペル
ダイスロールで出た目を使用して、<<アクション>><<スペル>>を合計
0～2 回まで行うことができます。
同じダイスを複数の<<アクション>>または<<スペル>>で使用すること
はできません。例えば、 が 1 つしか出ていない場合は、 を使った
アクション/スペルは 1 つまでしかできません。
A．アクション
あなたのキャラクターシートに書かれたアクションの効果を使用し
ます。ダイス 1 つを使用済みダイスにすることでその出目に
対応したアクションが行えます。
■移動 X
キャラクター駒を隣接するエリア 1～X マスまで移動することが
できます。ただし、ひとつのエリアに配置できる駒の数には上限
があります。すでに駒の数が上限に達しているエリアは飛び越
して進みます。
・1～3 人プレイ・・・1 つのエリアに 1 個まで配置可能。
・4 人プレイ・・・1 つのエリアに 2 個まで配置可能。
■ 3. ボス HP/リスポーン数
ボス用の HP 管理ボードとマーカーを用意し、ボス用の管理ボードを
準備します。GATE シートに記載されたボスの初期 HP にマーカーを
置いてください。リスポーンマーカーを 0 に置いてください。
■ 4. キャラクターの決定
プレイヤーは好きな方法でキャラクターをそれぞれ１つ決めます。
はじめて遊ぶ場合は、エルフ以外を選んでください。
キャラクターを決めたら、各プレイヤーに次のものを配ります。
・決めたキャラクターシート・・・１枚
・シートに描かれた駒の絵と同じ駒・・・１個
・HP マーカー・・・１個（キャラシートの HP ８に置いてください）
■ 5. スペルカードの配布と山札
全員にスペルカードを 2 枚ずつ配ります。
配られたスペルカードはプレイヤーの前に表向きで置きます。
あまったスペルカードを裏向きでまとめて山札とし、全員が手の届く
位置に置きます。この山札をスペル山札と呼びます。
■ 6. キャラクタースタート位置決定
全員は自分のキャラクター駒を好きなエリアに配置します。
※1 つのエリアにはキャラクター駒１つまでとなります。
■ 7. ボススタート位置決定
ダイスを 2 個振り、その合計数だけ、ボスを時計回りに移動させます。
※このゲームでの”ボスを１つ移動させる”とは、8 角形のタイルを
中心を変えずに 1/8 回転（１エリア分回転）させることを意味します。
■ 8. スタートプレイヤーの決定
ボスの移動後、ボスの A から時計回りで最も近くにある駒のプレイ
ヤーがスタートプレイヤーとなります。ゲームはスタートプレイヤーか
ら時計回りで進行します。
■スペルカード＋X
スペル山札からカードを X 枚引いて自分の前に表向きで置きま
す。スペル山札にカードがない場合は使用できません。
※その他のアクションはキャラクターシートを参照ください。
B．スペル
あなたの所持しているスペルカードの効果を得ることができます。
使用するためには、スペルカードに書かれたダイスの目を使用す
る必要があります。使用したスペルカードは捨て札にします。
1-3．アタック
アタックでは、同じ目になっているダイスを使ってボスへダメージを与
えることができます。このとき、アタックに使用するダイスはアクショ
ン/スペルでの使用未使用に関わらず、このターンでダイスロールし
たダイスをすべて使用します。アタックでは、同じ目の数が多いほど、
多くのダメージをボスに与えることができます。
※同じ目の組み合わせがなければ、アタックはできません。
同じ目のダイス数
■■
■
■■
■■
■■
■■■
■■
■■■
■■■
与えるダメージ
2
3
5
6
7
Bahamut Gate
2
★2．ボスのアクション
ボスのアクションは、以下のルールに従って行われます。
ソロプレイルール
2-1.ボスの移動
以下のルールに従って、ボスを移動させます。移動はターゲット移動
またはノーマル移動のうちひとつを行います。ボスの移動フェーズで
はまず、ターゲット移動が起きるかの判定を行います。
A.
ターゲット移動
目アイコン（
）の描かれたエリアにキャラクター駒が置かれて
いる場合、そのエリアにボスボードの”A”を向けるように移動しま
す。目アイコンの横の数値は優先度を示します。複数のコマが目
アイコンのあるエリアにいる場合、その中で優先度の数値が最も
小さいエリアにいる駒をターゲット移動の対象とし、その方向にボ
スボードの”A”を向けます。
ソロプレイルールは１人でバハムートゲートを遊ぶ場合のルールです。以下、
基本ルールとの違いを説明していきます。
■ゲームオーバーの条件
たった 1 回キャラクターが倒れた時点で、ゲームオーバーとなります。
■スペル山札の準備
スペル山札は 3 枚の[ふういん]とランダムで選んだ 3 枚の計 6 枚を除いたス
ぺルカードを混ぜて遊びます。
■ボスの準備
できれば"1st GATE"以外のボスを選択してください。
■ボス固有の変更
戦うボスにより初期状態/ゲームオーバー条件などを変更することがありま
す。詳細は各 GATE シートを参照ください。
チャレンジモード(連戦チャレンジ)
ボスと連戦するモードです。基本ルールでボスを倒すのが楽勝だ！という粋
な方は何体のボスを連続して倒せるか是非試してみてください。
次のボス戦の前に以下の準備を行います。
■ スタートプレイヤー
ボスにとどめを刺したプレイヤーの次のプレイヤーからゲームを開始します。
■ 次のボスの決定
次に挑戦するボスを選び、GATE シートとボスボードを入れ替えます。
B.
ノーマル移動
ターゲット移動が発生しなかっ
た場合、時計回りにボスを
2 エリア分移動させます。
■ リスポーン数
リスポーン数を１だけ回復します。１回も倒されていない場合は何もしません。
■ 手持ちのスペルカード
５枚以上持っているプレイヤーは４枚になるように捨て札にします。
2-2.ボスアタック
ボスアタックでは、ターンプレイヤーがダイスを 3 個振ります。
そのダイスの中から一番大きいものを取り除いた 2 個のダイスで、
GATE シートに記載されたボスアタックを行います。
ボスアタックはダイス目の小さいものから順に処理します。
■ スペル山札
捨て札になっているスペルカードからランダムで 3 枚をゲームから除外しま
す。（除外されたカードはその後使用できません）
※捨て札が３枚に満たない場合は、山札の一番上から足りない分を除外して
ください。残りの捨て札を山札に混ぜ、シャッフルして新たな山札を作ります。
■ 継続要素
各キャラクターの HP、駒位置、ボスの向き、エリアの状態は継続します。
注意
・ダイスロールでの２個振りなおしは同時に振りなおしてください。１個ずつ振
り直しすることはできません。
・キャラクターの攻撃時、別々の対象にダメージを分けることはできません。
・スペル山札が切れた場合、捨て札で作り直すということはいたしません。
ボスの攻撃によってキャラクターの HP が０になった場合、
その数分だけ、リスポーン数を増やします。リスポーン数が３になっ
た場合ゲームオーバーとなります。
倒れたキャラクター駒はエリアから一時的に除外し、キャラクターの
復活を待ちます。
・スペルカードの所持数に上限はありません。スペルカードは好きなだけ持
つことができます。
・巨人がスペルカード[きょだいか]を使用しても何も起こりません。
・スペルカード[へんしん]は、すでにアクションに使用したダイス目の変更にも
使用することができます。[へんしん]に使用中のダイスだけ変更不可です。
・スペルカード[じばく]でゲームクリア条件とゲームオーバー条件を同時に満
たした場合、ゲームオーバーが優先され、世界は希望を失い敗北します。
例）
上記の場合、【火を噴く】攻撃により、エリア ABH にコマのあるキャラクターは
全員 2 ダメージを受けます。
★3.キャラクターの復活
HP が０になったキャラクターを全員 HP ６の状態で復活させます。
復活したキャラクターの駒を城エリアへおきます。
城エリアにすでに他の駒がある場合、時計回りか反時計回りで好き
な方向を選び、他の駒がないエリアまで移動させます。
※複数のキャラクターが倒れている場合は、好きな順番で復活して
かまいません。
・アタック前にキャラクターの HP が 0 になった場合、アタックはできません。
アタックは復活前に行われる処理なので、アタックはスキップされます。
・騎士のアクションである全員移動１の順番は自由です。プレイヤーどうしで
相談して決めていただいてかまいません。
・キャラクターの HP 上限は何人プレイでも８となります。
・NEXT Gate 以降のボスで「エリアに攻撃する」ことができるようになりますが、
エルフ以外は自分のコマがあるエリアのみが対象となります。
２人プレイ用ルール
2 人で遊ぶ場合、以下のルールを適応して遊んでください。
・ゲーム開始時の HP を 5 で始める。
・復活する場合、HP5 で復活させる。
クレジット
： http://kaboheru.com
： @kaboheru
： [email protected]
ゲームデザイン ： 金子裕司
イラストレーション ： 金子裕司
編集：zetton テスト協力：はるちん
印刷協力 ： ㈱萬印堂
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Bahamut Gate
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