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2014年版(平成26年3月期)

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2014年版(平成26年3月期)
Tokyo Shinkin Bank
Report
2014
発行 26年7月 東京信用金庫 総合企画部
見やすいユニバーサルデザイン
フォントを採用しています。
色覚の個人差を問わずできるだけ
多くの方に見やすいよう配慮して
制作しています。
適切に管理された森林からの木材を
使用したFSC認証紙を使用しています。
環境に配慮した植物油インキを
使用しています。
店舗マップ
(埼京線)
(京浜東北線)
南浦和
武蔵浦和
(武蔵野線)
浦和白幡支店
目
次
P1
ごあいさつ
P2
東京信用金庫について
P6
コンプライアンス態勢とリスク管理態勢
P10
総代会について
P12
地域活性化のための取り組み
P14
お取引先企業の経営改善への取り組み
P16
社会的責任(CSR)と貢献活動
P20
トピックス
P22
主な業務のご案内
P27
資料編〈目次〉
P69
開示項目掲載ページ一覧表
P70
店舗のご案内
志木支店
志木
戸田支店
戸田
志村坂下支店
新座支店
赤羽
蓮根
朝霞
★店舗外キャッシュコーナー
成増支店
光が丘
練馬支店
地下鉄成増
上板橋
中村橋
上板橋支店
要町
東長崎
練馬
武蔵関
武蔵関支店
椎名町
要町支店
巣鴨
東長崎支店
★店舗外キャッシュコーナー
田無
板橋区役所前
大山
大山支店
中村橋支店
田無支店
板橋支店
豊島園
豊島園
大泉学園
本蓮沼
成増
土支田支店
(平成27年5月オープン予定)
大泉支店
志村支店
志村坂上
和光市
朝霞支店
蕨支店
浮間舟渡
北朝霞
朝霞台
新座
蕨
店舗外キャッシュコーナー★
中井
池袋
椎名町支店
中井
下井草
下井草支店
落合南長崎
中井駅前支店
高田馬場支店
本店
浅草支店
江戸川橋
高田馬場
江戸川橋支店
秋葉原
(JR中央線)
中野坂上支店
中野坂上
西武新宿
新宿
小伝馬町
新宿支店
)
線
総武
(
新宿三丁目
当金庫の概要
(平成26年3月31日現在)
名 称
所 在 地
地域の皆様とともに円満に発展していくことを願って
まるく象形したものです。
日比谷線
都営大江戸線
(JR山手線)
平成27年5月「土支田支店」がオープンする予定です。
八坂小
稲荷山憩いの森
土支田支店
開設準備室
八坂中 東京信用金庫
土支田支店
どらっぐ
ぱぱす
八坂中学校入口 セブン
イレブン
り
田通
土支 土支田保育園
セブンイレブン
極楽湯
ライフ
豊渓小
土支田
トヨタ
至 荻窪
これを、会員、役職員
「 」
がしっかりと支え、
都営三田線
仲台寺
図案は、東京信用金庫をイニシアルの
「T」
で表わし、
東武東上線
銀座線
笹目通り
シンボルマーク
東京都豊島区東池袋 1-12-5
電話 03‐3984‐9111
(代表)
http://www.tokyo-shinkin.co.jp
昭和31
(1956)
年1月1日
39,200名
4,492百万円
7,639億円
4,374億円
29店舗
651名(うち常勤役員10名)
西武池袋線
有楽町線
至 高島平
ホームページ
創 立
会 員 数
出 資 金
預 金
貸 出 金
店 舗 数
常勤役職員数
東京信用金庫(英文表示:The Tokyo Shinkin Bank)
西武新宿線
丸ノ内線
日本橋支店
有楽町
代々木
JR
浅草
上野
新店舗所在地:練馬区土支田4-3
東武東上線成増駅南口からバス10分
都営大江戸線光が丘駅からバス10分
土支田一丁目バス停前
開 設 準 備 室:練馬区土支田2-42-18
Tokyo Shinkin Bank Report 2013
67
ご あ い さ つ
皆様には、平素より私ども東京信用金庫をお引き立ていただきまして誠にありがとうございます。
本年も、当金庫に対するご理解をより深めていただきますよう、ディスクロージャー誌「Tokyo Shinkin
Bank Report 2014」を作成いたしました。ぜひご一読くださいますようお願い申し上げます。
平成25年度のわが国経済は、デフレ脱却と経済再生に向けた政策、いわゆるアベノミクス効果により、円
安・株高が進行し、家計や企業のマインドに改善が見られました。年初以降は、新興国経済の減速懸念、ウ
クライナ情勢を始めとした地政学的リスクの高まり等により、円安基調が一服し、株価が軟調に推移した
ものの、堅調な内需に支えられ、大手企業を中心に景気回復の動きが確かなものとなりました。
一方、金融面におきましては、日本銀行による異次元の金融緩和政策などにより市場運用環境が好転いた
しましたが、その反面、市場金利が低下し、貸出金利回りにも波及するなど、難しい経営環境となりました。
このような状況の中、当金庫におきましては、新中期経営計画「3ヵ年計画 地域とともに」をスタート
させ、「定期積金を中心とした営業活動」と「積極的かつ柔軟でスピーディーな融資推進」をビジネスモデル
とし、お客さま目線に立った業務運営を徹底いたしました結果、預金につきましては前期末比272億円の
増加
(増加率3.7%)、貸出金につきましても前期末比234億円の大幅な増加(増加率5.6%)となりました。
平成25年10月には埼玉県新座市に29番目の店舗となる「新座支店」を開設し、皆様のご支援、ご協力に
より順調なスタートを切ることができました。また、平成26年1月には練馬区土支田に30番目の店舗用地を
取得し、平成27年5月の開店に向け準備を進めております。今後も、これまで以上に地域の皆様のお役に立
てますよう努めてまいる所存でございます。
さて、迎えました平成26年度につきましては、「3ヵ年計画 地域とともに」の2年目にあたり、各種施策を
強力に推進してまいります。そして、コンプライアンスに徹した「原点回帰の業務運営」を継続推進すること
により、地域とともに発展し、地域社会から『最も身近で、最も頼りにされる金融機関』となることを目指し、
役職員一致団結して業務に取り組んでまいります。
今後とも、より一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
平成26年7月
理 事 長
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
1
東京信用金庫について
理事および監事の氏名ならびに役職名(平成26年6月27日現在)
理
事
理
事
長 (代表理事)
(統轄、融資部担当)
半澤 進 専 務 理 事 (代表理事)
神永 和昭 (総合企画部・事務部・リスク管理部各担当)
専 務 理 事 (代表理事)
(業務推進部・地域貢献部・国際資金証券部各担当)
島田 利幸 常 務 理 事 (代表理事)
坂口登志男 (業務推進部長、人事部担当)
常 務 理 事
(総務部長、総務部担当)
溝口 髙司 理
事
(融資部長)
原 武 理
事
銀林 義忠 (国際資金証券部長)
理
事
(監査部長、監査部担当)
天野 雅裕 理
事
赤峯 泰弘 (総合企画部長)
非 常 勤 理 事
佐々木啓之
監 事
事
菅原 正敏
非 常 勤 監 事
今田 哲
非 常 勤 監 事 (員 外)
佐藤 哲生
監
事 業 の 組 織
事業の組織図(平成26年6月末現在)
監
事
総
代
会
理
事
会
理
専
常
常
常
事
務 理
務 理
勤 理
勤 監
長
事
事
事
事
会
常勤役員会
各種委員会
事 務 部
監査部 リスク管理部
国際資金証券部
地域貢献部 業務推進部 人事部 総合企画部 総 務 部
融資部
人
主
企
秘
管
総
修
事
計
画
書
財
務
課
課
課
課
課
課
課
課
研
務
営業推進課
業
事 業 サポ ー ト 課
地 域 サポ ー ト 課
課
融 資一 課
理
融 資 二 課
課
課
管
券
金
外国為替課
証
資
課
シ ス テム 課
替
課
事務管理課
為
換
事務集中課
交
コンプライアンス課
課
リスク管理課
査
資産査定課
監
営 業 店
28 支 店
出 張 所
(店舗外キャッシュコーナー)
2
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
融 資 課
本店営業部
事 務 課
得意先課
◆
経営理念
◆
◆
四つの誓
◆
・国 民大衆および中小企業の金融機関としての
社会的責任を遂行します
・皆様のお役にたちます
・地域社会の健全な発展と繁栄に寄与します
・信頼される金庫になります
・地域の繁栄に寄与します
・地域に信頼され親しまれる金融機関になります
・明るい職場をつくります
・和と創造の明るい職場づくりに努めます
平成25年度の業績について
平成25年度は、新中期経営計画である「3ヵ年計画 地域とともに」の初年度であり、地域とともに発展し、地域
社会やお客さまから『最も身近で、最も頼りにされる金融機関』となることを目指し、各種施策に取り組んでまいり
ました。
そのなかで、当金庫のビジネスモデルである「定期積金を中心とした営業活動」と「積極的かつ柔軟でスピー
ディーな融資推進」を徹底した結果、預金については残高で前期末比272億円の増加(期末預金残高7,639億円、
増加率3.70%)となり、貸出金についても残高で前期末比234億円の大幅な増加
(期末貸出金残高4,374億円、増加率
5.67%)
となりました。
また、損益面では、貸出金の大幅な増加と市場運用環境の好転を主因に資金運用収益が増収となったことにより、
金融機関の本業での利益を表す「コア業務純益」は前期比127百万円増益の2,815百万円となりました。これに、
株式等売却益の計上や貸倒引当金繰入額の減少といった要因を加味した経常利益は前期比971百万円
(36.98%)増益
の3,596百万円となり、当期純利益は前期比611百万円(33.39%)増益の2,442百万円と、過去最高益を計上しました。
業績推移(単体)
〔単位:百万円〕
平成21年度
平成22年度
平成23年度
平成24年度
平成25年度
経
常
収
益
13,978
13,416
14,027
12,845
13,217
経
常
利
益
2,328
2,138
2,281
2,625
3,596
益
11,266
11,653
11,886
11,460
11,108
益
2,600
2,970
3,478
3,343
2,817
業
業
務
粗
務
利
純
当
期
純
利
益
1,616
1,327
1,242
1,831
2,442
貸
出
金
残
高
380,060
392,072
399,369
413,977
437,456
預 金 積 金 残 高
695,945
702,979
718,892
736,697
763,996
純
資
産
額
33,369
34,135
35,005
40,933
43,427
総
資
産
額
741,260
748,810
765,821
788,984
825,456
9.55
9.22
9.14
9.15
9.26
自 己 資 本 比 率(%)
(注)
1 . 業務粗利益=業務純益+一般貸倒引当金繰入額+経費
2 . 業務純益=業務収益−(業務費用−金銭の信託運用見合費用)
3 . 総資産額には債務保証見返は含んでおりません。
4 . 自己資本比率については、平成25年度決算より、新しい自己資本比率規制(バーゼルⅢ)に基づき算出しております。
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
3
平成26年度の経営方針
平成26年度の経済情勢につきましては、消費税率引上げの影響等が懸念されますが、所得・雇用環境の改善等によ
り、その影響は一時的と思われ景気回復の動きが継続されるものと期待されます。しかし、地域の中小企業等につき
ましては、一部に業況改善の動きも見られますが、景気回復を実感するまでに至っていない状況にあります。
このような経営環境の中、
「3ヵ年計画 地域ともに」の2年目にあたる26年度は、地域とともに発展し、地域社会
やお客さまから『最も身近で最も頼りにされる金融機関』となることを目指し、
「定期積金を中心とした営業活動」と
「積極的かつ柔軟でスピーディーな融資推進」の2つのビジネスモデルを中心に、これまでにも増してお客さま目線に
立った、お客さま本位の業務運営に徹してまいります。
(平成25年4月〜平成28年3月)
「3ヵ年計画 地域とともに」
—最も身近で、最も頼りにされる金融機関を目指して—
●5つの基本課題
1. 営業基盤の拡充強化による業容の拡大
2. 課題解決型金融の推進
4. 職員力向上による組織力の発揮と職員満足度の向上
3. 収益管理態勢の充実とリスク管理態勢の強化
5. コンプライアンスの徹底と内部管理態勢の充実
● 営業基盤の拡充強化による業容の拡大
● 職員力向上による組織力の発揮と職員満足度の向上
● 課題解決型金融の推進 ( 中小企業等事業者の支援体制の強化)
● コンプライアンスの徹底と内部管理態勢の充実
・定期積金集金による情報収集機能の強化
・積極的かつ柔軟でスピーディーな融資の推進
・新店舗開設準備への適切な対応と各部店の連携強化
・新規開拓活動の徹底・強化による取引軒の増強と顧客サービス向上によ
る年金受給先の増強
・IB 定期預金の販売、インターネットローンの推進など、戦略的な ICT の活用
・積極的な地域貢献活動と高齢者や障がい者に配慮した諸施策の検討
・ビジネスフェアーの開催など、各種事業支援施策の検討、実施
・「経営者保証に関するガイドライン」に基づいた適切な対応
・中小事業者支援のための外部専門機関とのコンサルティング契約の検討
・各種ファンド等を利用した創業支援、経営支援、事業拡大支援、事業再
生支援の検討
● 収益管理態勢の充実とリスク管理態勢の強化
・貸出金運用の強化と適正な貸出金利の確保
・市場資産運用の多様化と安定収益確保が可能なポートフォリオの構築
・資金調達コストの削減と業務効率化の促進
・新総合信用リスク管理システムの効果的な運用と信用リスク量計測の精
緻化
・災害等危急時に備えた、BCP 計画に基づく実効性ある被災訓練の実施
・仮想化サーバの導入によるデータの二重化などセキュリティ対策の強化
4
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
・能力発揮度合などを反映したメリハリのある処遇
・人事考課制度および給与体系の見直しの検討
・再雇用職員のモチベーション向上のための雇用形態の変革
・本部・営業店間の人事交流による活力ある組織づくりの推進
・ワーク・ライフ・バランスのための各種施策実施による勤労意欲の向上
・
「コンプライアンスありきの業務運営」意識醸成とコンプライアンス指
導・研修の実施強化
・反社会的勢力対応マニュアルの活用徹底による反社会的勢力との関係遮
断と行政機関との連携強化
・個人情報の厳格な管理や振り込め詐欺等特殊犯罪の未然防止など、お客
さま保護の強化
・相互牽制態勢の強化などによる不祥事故の未然防止
沿 革
東京信用金庫は次の三金庫が昭和31年1月1日合併し創立されました。
(1)東京山手信用金庫(旧落合信用組合、旧豊島信用組合、旧京西信用組合が昭和25年11月1日合併)
(2)京北信用金庫(旧豊島長崎信用組合 昭和5年3月22日設立)
(3)板橋信用金庫(旧板橋信用組合 大正11年4月17日設立)
昭 和
31年 6 月 志村坂下出張所開設
36年 6 月 預金量100億円達成
37年11月 中村橋支店開設
40年 6 月 日本銀行と取引開始
43年 9 月 下井草支店開設
45年11月 志木支店開設
46年 9 月 預金量1,000億円達成
47年 3 月 田無支店開設
48年 5 月 蕨支店開設
48年10月 日本橋支店開設
49年 9 月 新本店開店・事務センター開設
50年 5 月 自営オンライン開始
50年 7 月 東長崎支店開設
51年12月 預金量2,000億円達成
57年 6 月 理事長に吉橋鐸美就任
58年12月 上板橋支店開設
60年11月 練馬支店開設
61年 6 月 預金量3,000億円達成
61年 7 月 理事長に清二彦就任
61年11月 大泉支店開設
63年10月 朝霞支店開設
平 成
元年 5 月 預金量4,000億円達成
元年10月 外国為替業務開始
2 年 9 月 預金量5,000億円達成
2 年11月 武蔵関支店開設
2 年11月 田無支店「マルエツ田無西原店出張所」開設
3 年10月 理事長に上川名清次郎就任
3 年11月 戸田支店開設
4 年 3 月 当金庫100% 出資の子会社 東信ビルディング設立
4 年 5 月 浦和白幡支店開設
4 年11月 板橋支店「仲宿出張所」開設
7 年 6 月 信託代理店業務開始
9 年 3 月 武蔵野信用金庫淀橋支店の事業譲受
11年 4 月 インターネットホームページ開設
13年 6 月 会長に上川名清次郎 理事長に大石二郎就任
14年10月 生保個人年金保険の窓口販売開始
14年11月 半期情報開示の開始
15年 2 月 個人向け国債の窓口販売開始
16年 4 月 上川名会長が瑞宝小綬章を受章
16年12月 預金量6,000億円達成
17年 4 月 運動場「東京信用金庫グラウンド」を取得
17年11月 イメージキャラクター制定(ミーちゃん)
18年 1 月 合併創立50周年
18年10月 投資信託の窓口販売取り扱い開始
19年 5 月 「窓口営業時間延長店」を全店舗に拡大
19年 6 月 会長に大石二郎 理事長に半澤進就任
21年12月 預金量7,000億円達成
22年 4 月 豊島区と業務連携・協働に関する覚書を締結
22年10月 裁判外紛争解決制度(金融 ADR 制度)の導入
23年 7 月 新オンラインシステムの稼動開始
24年 3 月 椎名町支店「アイテラス落合南長崎出張所」開設
24年 5 月 ATM 手数料の365日無料化
24年11月 半澤理事長が黄綬褒章を受章
24年11月 新現役交流会を開催
25年 2 月 でんさいネットの取り扱い開始
25年 5 月 がん先進医療で豊島区と協定締結
25年 6 月 がん先進医療ローン取り扱い開始
25年 6 月 地域貢献部新設
25年 7 月 スマートフォンによるローン受付の開始
25年 9 月 少額投資非課税制度(NISA)の取り扱い開始
25年10月 新座支店開設
26年 6 月 豊島区と帰宅困難者連携協力に関する協定を締結
「新座支店」がオープンしました
平成25年10月、埼玉県新座市に29番目の店舗となる新座支店を新設し、オープン初日には1,394名の
お客さまにご来店いただくなど、皆様のご協力により順調なスタートを切ることができました。今後も、
役職員一丸となって、これまで以上にお客さま利便の向上やお取引先企業等の課題解決に取り組んでま
いります。
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
5
コンプライアンス態勢とリスク管理態勢
内部統制基本方針の制定
当金庫におきましては、信用金庫法第36条第5項第5号および同法施行規則第23条により、業務の健全性・適切
性を確保するため「内部統制基本方針」を制定し、業務の執行に際し整備すべき態勢として「コンプライアンス態勢」
、
「統合的リスク管理態勢」
、ならびに「内部監査態勢」等について明確に定め、コンプライアンスの徹底とリスク管理
の強化に努めております。
コンプライアンス態勢
コンプライアンスに対する基本方針・運営体制
当金庫では、コンプライアンス実現のための基本方針として「東京信用金庫行動綱領」
、すべての役職員が遵守す
べき行動指針として「コンプライアンス手引」を制定し、法令や諸規程の遵守はもちろんのこと、社会的規範にもと
ることのない誠実・公正な企業活動に徹しております。
コンプライアンスの重要性については、経営トップ自ら、年頭所感や店長会議等の主要な会議で全役職員に対して
徹底するとともに、理事長を委員長とするコンプライアンス委員会において、毎年度、実践的な施策を取りまとめた
コンプライアンス・プログラムを策定し、その進捗状況を定期的にフォローしており、3ヵ年中期経営計画や各年度
の事業計画等の中においても、各種施策を織り込み、コンプライアンス態勢の整備・強化に努めております。
また、各部店にコンプライアンス推進役を配置し、コンプライアンスに関する情報の周知や意識の向上を図り、法
令・ルール違反の防止、お客さまからのご相談等に適切に対応できる態勢を整備しております。
統合的リスク管理態勢
当金庫を取り巻く金融環境は、金融技術の進展により、高度化、複雑化し、これまでのリスク管理の観点では捉え
さら
られないリスクに晒されております。
こうしたことから、当金庫では、「統合的リスク管理方針」等に基づき、経営の健全性、安全性を確保することを
目的に、当金庫が直面するさまざまなリスクを総体的に捉え、経営体力
(自己資本)と比較・対照するなど、「統合的
リスク管理態勢」の強化を図っており、理事長を委員長とする「ALM・リスク管理委員会」などを通じて、適切なリ
スクコントロールを行っております。
信用リスク
信用リスクとは、ご融資先の経営状態が悪化し、貸出資産
(ご融資元利金)の回収ができなくなることにより損失
さら
を被るリスクをいい、金融機関が晒されるリスクの中で最も重要かつ基本的なリスクです。
当金庫では、営業推進部門等から審査・管理の独立性を確保するため、業務推進部、融資部にそれぞれ担当役員
を配置するとともに、「信用リスク管理規程」に基づき態勢整備を図るなど、信用リスク管理に積極的に取り組ん
でおります。
また、中小企業金融円滑化法の期限到来後も引き続き、コンサルティング機能
(ご融資先に対する経営相談・経
営指導、経営改善計画の策定支援、進捗状況のモニタリング実施等)の具体的な実践に取り組み、信用リスクの軽
減を図っております。さらに、「総合信用リスク管理システム」を活用して、信用リスク量の計量化など、信用リ
スク管理の高度化を図り、より強固な信用リスク管理態勢の構築に努めております。
市場リスク
市場リスクとは、金利や為替などの変動により、保有する資産・負債の価値ならびに資産・負債から生み出され
る収益が変動し、損失を被るリスクをいいます。
当金庫では、ALM・リスク管理委員会および市場資産運用方針会議において、市場リスク量の計測、評価などを
行い、運用・調達の方針を策定して、リスク管理を行っております。また、市場部門
(フロント部門)への牽制機能
を充実強化させるため、独立した部署であるリスク管理部がミドル部門として「市場リスク管理規程」に基づき、
運用基準・限度枠管理等に対する遵守状況を検証するなど適切にリスクをコントロールし、予期せぬ損失の発生を
防止する管理態勢の強化を図っております。
6
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
流動性リスク
流動性リスクとは、運用と調達のミスマッチや風評等による予期せぬ資金の流失などにより資金不足に陥るリス
クをいいます。流動性リスクにつきましては、
「流動性リスク管理規程」に基づき、運用と調達の日々の管理により、
流動性、安定性に留意した資金繰り態勢を確立しており、不測の事態への対応につきましても、即日資金化可能な
資金手当の方法を定めるなど、迅速・適切に対応できる態勢を整えております。
オペレーショナル・リスク
オペレーショナル・リスクとは、事務事故、システム障害、役職員の不正行為等により損失を被るリスクをいい、
事務リスク、システムリスク、法務リスク、風評リスク、人的リスク、有形資産リスクなどが挙げられます。
●事務リスク
事務リスクとは、事務処理上のミスや不正の発生により損失を被るリスクをいいます。
当金庫では、お客さまの信頼にお応えするため、役職員一人ひとりが事務リスクを十分に認識し、「各種事務
取扱規程」や「事務リスク管理規程」等に則した正確な事務処理を行っております。また、債権書類の本部集中
管理を行うなど、営業店での事務処理を極力本部に集中することにより事務の堅確化を図っております。さらに、
事務部による営業店の事務臨店指導、監査部による営業店の内部管理全般に対する実査を通じて、事務リスクの
管理状況を評価するなど、事務リスク管理の精度向上に努めております。
●システムリスク
システムリスクとは、コンピュータシステムの停止や誤作動、または、コンピュータシステムが不正に利用さ
れることにより損失を被るリスクのことであり、当金庫では、「システムリスク管理規程」に基づき、システム
リスクの管理運営を行っております。
当金庫の業務処理の中核を担う勘定処理システムは信用金庫業界が設立した「しんきん共同センター」のシス
テムを使用しており、共同利用の強みを活かした超大型コンピュータの利用により高度な信頼性を実現しており
ます。さらに大規模な地震や万一のシステム障害に備えたバックアップセンターを遠隔地に設置する等、基幹シ
ステムの安全対策に万全を期しております。また、「大規模災害等に備えた訓練」を実施するなど、システムリ
スクに対する管理態勢を整備しております。
●法務リスク
法務リスクとは、法令・庫内規程等に違反する行為ならびにそのおそれのある行為が発生することで、当金庫
が信用を失墜したり、損失を被るリスクをいいます。
法務リスクについては、法令等の制定・改正に的確に対応するため、「法務リスク管理規程」や「リーガル
チェック・マニュアル」等に則り、各種契約や広告等の内容の適法性や妥当性を顧問弁護士と連携して検証する
など、リーガルチェック態勢の運用強化に努めております。
●風評リスク
風評リスクとは、インターネットの掲示板、携帯電話のメール等による根拠のないうわさの流布、または、マ
スコミの誇大報道によるお客さま離れ等によって損失を被るリスクをいいます。
当金庫では、平時から経営情報を積極的に開示するとともに、「風評リスク管理規程」に基づき、当金庫なら
びに当金庫子会社における、風評リスクに備えた危機管理態勢の整備に努めております。
●人的リスク
人的リスクとは、人事運営上の不公平・不公正や差別的行為
(ハラスメント等)により、当金庫が損失・損害を
被るリスクをいいます。
当金庫では、「人的リスク管理規程」に基づき、公正な人事運営に努めるとともに、人的リスクの的確な把握
と管理を通じて業務の適切性を確保するなど、適切な人的リスク管理を行っております。
●有形資産リスク
有形資産リスクとは、災害、その他の事象から生じる建物・什器・設備等の資産の毀損・損害や、業務運営環
境の質の低下等により当金庫が損失を被るリスクをいいます。
当金庫では、「有形資産リスク管理規程」に基づき、有形資産リスクの的確な把握と管理を通じて、災害等で
被るリスクを極力低減化できるよう、建物の耐震診断および耐震補強や定期的な設備の点検等を実施し、管理態
勢の強化を図っております。
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
7
■東京信用金庫のリスク管理体制
監
事
総
代
会
会
監 査 法 人 (外部監査)
理 事 会
監 査 部 (内部監査)
常勤役員会
経営強化会議
ALM・リスク管理委員会
審査委員会
市場資産運用方針会議
コンプライアンス委員会
信用リスク
市場リスク
オペレーショナルリスク
流動性リスク
事務リスク システムリスク 法務リスク 風評リスク 人的リスク 有形資産リスク
本部各部・営業店・子会社
内部監査態勢
内部監査を実施する監査部は理事会直轄の部として、各部店(被監査部門)から完全に独立した組織となっておりま
す。内部監査は、本部各部および営業店、子会社を対象に、コンプライアンス態勢、内部管理態勢
(リスク管理態勢
を含む)の適切性、有効性を検証し、必要に応じて改善指導を行っております。また、「財務諸表の正確性、内部監査
の有効性について経営者責任の明確化」を図るため、財務諸表の作成プロセスに対する検証を行っているほか、多様
な金融新商品の取り扱い拡大等に伴い、お客さまへの説明責任が果たされているか、個人情報の保護が図られている
か、利益相反行為に抵触することはないかなど、お客さま保護の観点に立った監査を実施しております。
金融商品に係る勧誘方針
お客さまの多様化する資産運用ニーズにお応えするため、当金庫では個人年金保険や投資信託等の、金融商品の窓
口販売を行っております。お客さまにこれら金融商品をお勧めする際は、「金融商品販売法」等に基づいた勧誘方針
に則り、お勧めすることを、職員に徹底いたしております。
お 客 さ ま へ
当金庫は、「金融商品の販売等に関する法律」に基づき、金融商品の販売等に際しては、下記の事項を
遵守し、勧誘の適切性の確保を図ることとします。
金 融 商 品 に 係 る 勧 誘 方 針
1.当金庫は、お客さまの知識、経験、財産の状況
および当該金融商品の販売に係る契約を締結す
る目的に照らして、適正な情報の提供と商品説
明をいたします。
2.金融商品の選択・ご購入は、お客さまご自身の
判断によってお決めいただきます。その際、当
金庫は、お客さまに適正な判断をしていただく
ため、当該商品の重要事項について説明をいた
します。
8
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
3.当金庫は、誠実・公正な勧誘を心掛け、お客さ
まに対し事実と異なる説明をしたり、誤解を招
くことのないよう、研修を通じて役職員の知識
の向上に努めます。
4.当金庫は、お客さまにとって不都合な時間帯や
迷惑な場所での勧誘は行いません。
5.金融商品の販売等に係る勧誘について、ご意見
やお気づきの点がございましたら、窓口までお
問い合わせください。
反社会的勢力に対する基本方針
当金庫は、社会の秩序や安全に脅威を与え、健全な経済・社会の発展を妨げる反社会的勢力との関係を遮断するため、
経営者自らが常に毅然とした態度で臨み、以下のとおり「反社会的勢力に対する基本方針」を定め、これを遵守します。
1.当金庫は、反社会的勢力との取引を含めた関係を遮断し、不当要求に対しては断固として拒絶します。
2.当金庫は、反社会的勢力による不当要求に対して、職員の安全を確保しつつ組織として対応し、迅速な問題解決に
努めます。
3.当金庫は、反社会的勢力に対して、資金提供、不適切・異例な取引及び便宜供与は行いません。
4.当金庫は、反社会的勢力による不当要求に備えて、平素から警察、暴力追放運動推進センター、弁護士などの外部
専門機関と緊密な連携関係を構築します。
5.当金庫は、反社会的勢力による不当要求に対して、民事と刑事の両面から法的対抗措置を講じる等、断固たる態度
で対応します。
個人情報保護法への対応
当金庫では、「個人情報保護法」に対応し、「個人情報保護宣言(プライバシーポリシー)
」を策定し、ホームページ
等で公表しております。
また、「個人情報の保護と利用に関する規程」をはじめ、要領、マニュアル等を制定し、お客さまの個人情報の厳
正な管理を徹底しております。
なお、当金庫の個人情報に関するご質問やご相談等につきましては、下記窓口までご連絡ください。
【東京信金 お客さま相談窓口】
電話番号: 0120—791—104《なっとくいく・とうしん》
受付時間:午前9時〜午後5時(土曜・日曜・祝日を除く)
E メール:[email protected]
金融 ADR(裁判外の紛争解決)
制度への対応
●苦情処理措置
当金庫は、お客さまからの苦情等のお申し出に迅速・公平かつ適切に対応するため内部管理態勢等を整備し、その
内容をホームページ、ポスター、パンフレット等で公表しております。
苦情につきましては、当金庫営業日
(9時〜17時)に営業店
(電話番号は70ページ参照)または「東京信金お客さま
にお申し出ください。
相談窓口」
(電話: 0120−791−104)
なお、投資信託や公共債等の証券業務に関する苦情等は、日本証券業協会より苦情等の解決業務の委託を受けた
「特定非営利活動法人 証券・金融商品あっせん相談センター(ADR FINMAC)」
(電話: 0120−645−005)でも
受け付けております。
●紛争解決措置
当金庫は、紛争解決のため、当金庫営業日に上記「東京信金お客さま相談窓口」または全国しんきん相談所(9時
~17時、電話:03−3517−5825)
にお申し出があれば、下記弁護士会の仲裁センター等にお取次ぎいたします。また、
お客さまから各弁護士会に直接お申し立ていただくことも可能です。
なお、下記弁護士会の紛争解決センターまたは仲裁センターは、東京都以外の各地のお客さまにもご利用いただけ
ます。その際には、お客さまのアクセスに便利な東京以外の弁護士会の仲裁センター等をご利用することもできます。
例えば、東京以外の弁護士会において東京三弁護士会の調停人とそれ以外の弁護士会の調停人がテレビ会議システム
等を用いて、共同して紛争の解決にあたる方法
(現地調停)や、東京以外の弁護士会に案件を移す方法 ( 移管調停 ) があ
ります。なお、ご利用いただける弁護士会については、あらかじめ下記弁護士会、全国しんきん相談所または当金庫
業務推進部にお尋ねいただくか、下記弁護士会のホームページまたは、当金庫ホームページをご覧ください。
このほかに、証券業務に関する紛争は、当金庫が加入する日本証券業協会から紛争の解決のあっせん等の委託を受
けた、上記「特定非営利活動法人 証券・金融商品あっせん相談センター
(ADR FINMAC)
」でも受け付けております。
東京弁護士会
(紛争解決センター) 電話: 03−3581−0031
第一東京弁護士会
(仲裁センター) 電話: 03−3595−8588
第二東京弁護士会
(仲裁センター) 電話: 03−3581−2249
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
9
総代会について
総代会制度について
信用金庫は、会員同士の「相互信頼」と「互恵」の精
神を基本理念に、会員一人ひとりの意見を尊重し、経営
に反映させる協同組織金融機関です。したがって、会員
総代会の仕組み
≪総代会は、会員一人ひとりの意見を適正に
反映させるための開かれた制度です≫
は出資口数に関係なく、1人1票の議決権を持ち、総会
を通じて当金庫の経営に参加することとなります。しか
し、当金庫では、会員数が大変多く、総会の開催は事実
上極めて困難であります。信用金庫法では、総会に代え
て総代会を設けることが認められております
(信用金庫
法第49条第1項)。そこで、当金庫でも、会員の総意を
適正に反映し、充実した審議を確保するため、総会に代
えて総代会制度を採用しております。
この総代会は、決算の承認、定款の変更、理事・監事
会 員
選考委員
①理事会の決議に基
づき理事長が会員
の中から選考委員
を委嘱し、
選考委員
の氏名を店頭掲示
理事会
意見が当金庫の経営に反映されるよう、会員の中から適
正な手続きにより選任された総代により運営されます。
また、当金庫では、総代会に加えて、日常の事業活動
を通じて、総代や会員・お客さまとのコミュニケーショ
ンを大切にし、さまざまな経営改善に取り組んでおります。
※
「特別の決議」
とは、
信
用金庫法第48条の3
の規定により、
総代数
の半数以上が出席し、
その議決権の3分の2
以上の多数による決
議を必要とするもの
です。
それ以外の事項
については、
出席者の
議決権の過半数で決
します。
総代候補者選考基準
次の要件を備えている方
(1)
資格要件
・当金庫の会員であること
(2)
適格要件
①会 員の代表として、会員の意見を反映することの
③理事長は、
総代候補
者氏名を店頭掲示
し、
所定の手続きを
経て、
会員の代表と
して総代を委嘱
(会
員は異議があれば
申し立てる)
総代会
の選任等重要事項を決議する最高意思決定機関です。し
たがって、総代会は、総会と同様に、会員一人ひとりの
総代候補者
②選考基準に基づき会員の
中から総代候補者を選考
下記の重要事項を決議す
る最高意思決定機関です。
記
●定款の変更
●解散又は合併
●会員の除名
●事業の全部の譲渡
●役員等の責任の免除
○決算の承認
○役員の選任・解任 等
【注】●は「特別の決議」※
が必要となります。
総 代
総代が選任されるまでの手続
地区を8区の選任区域に分け、各選任区域ごとに総代の定数を定める。
(各選任区域ごとの会員数に応じて)
1. 総代候補者選考委員の選任
理事会の決議により、選任区域ごとに会員のうちから選考委員を委嘱
できる方
(各選任区域ごとに3人以上)
②人格・識見に秀れ、公平公正な判断ができる方
③地域における信望が厚く、人縁関係が深い方
選考委員の氏名を事務所の店頭に掲示
④当金庫の理念・使命をよく理解し、その発展に貢
献していただける方
(全29店舗の掲示場)
2. 総代候補者の選考
選考委員が総代候補者を選考
理事長に報告
総代候補者の氏名を
1週間事務所の店頭に掲示
日本経済新聞に公告
(会員の異議申出期間
=公告後2週間以内)
(全29店舗の掲示場)
3. 総代の選任
異議の申出がない場合または
異議の申出が1/3未満の場合
異議の申出が1/3以上
ある場合
(当該選任区域の
会員数に対して)
理事長は総代に委嘱
総代候補者が選任区域の
総代定数の1/2以上
(当該選任区域の
会員数に対して)
総代候補者が選任区域の
総代定数の1/2未満
(上記2以下の手続 を経て)
総代の氏名を
事務所の店頭に1週間掲示
(全29店舗の掲示場)
10
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
他の候補者を選考
欠員
(選考を行わない)
総代とその選任方法
(1)
総代の任期・定数
(定款に定めております)
①総代の任期は3年で、総代の定数は150名です。
②総代の選任区域は、当金庫の地区を下記のとおり8区に分けてお
ります。
③各選任区域ごとの総代定数は、選任区域の会員数に応じて定めて
おります。
≪総代選任区域≫
区
第8区
5,114 名
会員数
会員数
第3区
会員数
市・区・町
区
1区
豊島区
2区
新宿区
3区
板橋区
4区
練馬区
5区
中野区、渋谷区、目黒区、杉並
区、世田谷区、大田区、品川区
6区
第7区
3,248名
7区
北区、文京区、荒川区、台東区、
足立区、墨田区、千代田区、中
8区
央区、港区、江東区、江戸川区、
葛飾区
7,495名
市・区・町
会員数
4,751名
西東京市、東久留米市、清瀬市、
小平市、東村山市、武蔵野市、
三鷹市、小金井市、東大和市、
国分寺市、調布市、狛江市、新
座市、富士見市、所沢市、ふじ
み野市、川越市、狭山市、入間
郡三芳町
戸田市、朝霞市、和光市、志木
市、川口市、蕨市、さいたま市、
越谷市
第1区
第4区
会員数
第2区
6,352名
会員数
5,274 名
第6区
会員数
第5区
3,034 名
会員数
3,932名
会員数合計 : 39,200名
(平成26年3月31日現在)
(2)
総代の選任方法
総代は、会員の代表として、会員の総意を当金庫の経営に反映する重要な役割を担っております。
そこで総代の選任方法については、信用金庫法、定款、ならびに総代候補者選考基準に基づき、左記の「総代
が選任されるまでの手続」を経て選任しております。
第59期通常総代会の決議事項等
平成26年6月27日開催された第59期通常総代会において、次の事項が付議され、それぞれ原案どおり承認可決されました。
①報告事項
②決議事項
平成26年3月31日現在 「貸借対照表」
、
第1号議案 第59期「剰余金処分案」承認の件
平成25年4月  1日から 第2号議案 定款一部変更の件「定款第4条」
(事務所の所在地)
の追加
「損益計算書」
第59期
平成26年3月31日まで
第3号議案 会員の法定脱退
(除名)
に関する件
および「業務報告」の内容報告の件
総 代 の 氏 名 等
平成26年6月30日現在(敬称略 五十音順)
選任区域 現定数 現在数
氏 名
足立菊保 市井利夫 市川弥恵子 岩㟢惠弘 大石勝英
大島宏子 菊地 正 後藤次仁 佐々木啓之 高村光一
1区 18名 16名
籏 芳郎 服部洋司 深野守弘 村中秀朗 山脇正隆
吉澤孝之
2区 20名 19名
青木竹宏 池田治幸 伊野尾信夫 大橋文男 尾棹直次
梶谷二朗 加藤忠雄 北原一宏 小林義明 佐藤和馬
篠田勝久 神保 博 西澤照子 羽場 孝 町田靖之
丸山梅吉 守屋二郎 森下信太郎 渡邉成幸
池田昇克 池田 昇 石井幸雄 磯田孝義 植草勝利
神崎美津子 小泉雅一 柴崎榮一 嶋田幸一 白石蓮三
砂永篤志 関口悦藏 高橋 大 高畑紀雄 竹上貞男
3区 29名 29名
富山勝明 長江洋介 成毛義光 野口 弘 野見山茂
長谷川孝一 原田曠暉 樋口 茂 福田隆男 眞壁史朗
松野榮仁 宮嶋達貴 宮本照美 村田昭浩
五十嵐力男 池田正蔵 今田 哲 榎本幸衛 大山 博
鍵市佳則 金澤則良 神田孝一 北見周文 日栁政彦
4区 24名 23名 小菅敏朗 小山照雄 五月女貞夫 櫻井武治 瀬川千歳
髙梨栄作 田中一成 角田克彦 中川正喜 長友美惠子
牧野雅之 松井貞夫 米田 務
選任区域 現定数 現在数
氏 名
井上 仁 今関秀晴 大野壽一 各務 肇 木村雅之
5区 15名 15名 小松良司 宍戸稔昭 新宮弘道 鈴木治政 田村康博
松谷孝征 持田光明 矢島廣保 山本正明 吉原利美
相川知惠子 安藤邦廣 奥井基也 片桐富士子 鯉沼誠一
6区 12名 12名 島田幸勇 関 榮一 椿 貴喜 早川 巌 林 英彦
松倉久幸 横山喜惣治
荒引亥三男 井坂義昭 市川久作 大竹正男 長田之孝
7区 12名 12名 尾俣健一 木下勝男 熊倉 徴 佐藤信夫 塩月藤太郎
菅原廣吉 野口幸男
浅野 昭 磯部勝毅 浦田秀明 大崎 昇 大貫正男
奥墨元治 小口幸男 川井二三男 倉林 巖 小泉正之
8区 20名 20名
小山 進 島 慶雄 高柳龍男 田中惠一 田中 猛
野田芳雄 松川 弘 丸山増夫 本橋健一 吉田英雄
合計 150名146名
お名前の掲載につきましては、個人情報保護の観点から、ご承諾をいただいております。
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
11
地域活性化のための取り組み
地域活性化への取り組みについて
信用金庫の業務は、地域の事業者や住民の皆様に会員になっていただき、お互いに助け合い、お互いに発展していくことを
共通の理念として、「共存共栄」、「相互扶助」の精神のもとに運営されています。
当金庫は、この理念に則り、地域からご預金あるいは出資としてお預かりした資金は、地域の事業者や個人のお客さまにご
融資として還元することを基本とし、地域経済の持続的発展に努めております。
また、お客さまとのコミュニケーションを大切にするため、定期積金を戦略商品として位置づけ、定期積金の集金を通じて
得られたお客さまの多様なニーズに積極的にお応えするなど、Face to Face の営業活動を展開しております。
今後も、地域密着型金融を推進し、地域の事業者に対する創業支援・経営支援を始め、各種消費者ローンのご提供、金融資
産形成のお手伝い、各種ご相談等の金融サービスは元より、地域の文化振興、環境改善などにも積極的に取り組んでまいります。
預金に関する事項
当金庫では、お客さまとの長期・継続的な信頼関係に基づく地域密着型金融を推進するため、「定期積金を中心に据えた営業
活動」をビジネスモデルとして展開しております。これからも、お客さまのニーズに沿った商品のご提供と、サービスの向上
に努めてまいります。
期末預金積金残高
期中増加額
7,639 億円
期中増加率
272 億円
3.70 %
ご融資に関する事項
「地域のお客さまからお預かりしたご預金を、地域の皆様に還元する」という基本方針に基づき、「狭域」、「高密度」、「小口
多数取引」を基本として、「積極的かつ柔軟でスピーディーな融資推進」をビジネスモデルに、お客さま目線に立った対応を徹
底し、地域の事業者や個人のお客さまの資金ニーズに積極的にお応えしております。
期末貸出金残高
期中増加額
4,374 億円
期中増加率
234 億円
※事業資金への貸出金残高 3,607 億円〔期中増加額 208 億円〕
※住宅・消費資金等への貸出金残高 767 億円〔期中増加額 26 億円〕
文化的・社会的貢献に関する事項
【主な取り組み事例】
● 「帰宅困難者対策の連携協力に関する協定」を
豊島区と締結
● 「がん先進医療ローン」で豊島区と協定締結
● 地元自治体への福祉車両等の寄贈
● ヨーガ教室、社交ダンス教室等の開講
● 各 種講演会
(相続セミナー等)
、お笑い寄席等
の開催
● 阿波踊り・お祭り等の地域行事への参加
● ゲートボール等の健康増進施策への支援
● 東 京信用金庫グラウンド、本店ホール、会議
室等の開放
● 振り込め詐欺撲滅キャンペーンの実施
12
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
豊島区長と協定締結する半澤理事長
5.67 %
地域密着型金融推進の取り組みについて
推進項目
❷ 地域の面的再生への
積極的な参画
①地域全体の活性化、持続的
な成長を視野に入れた、
同時的・一体的な「面」的再
生への取り組み
②地域活性化につながる多
様なサービスや情報・ノウ
ハウ・人材の提供
❸ 地域や利用者に対する
積極的な情報発信
東京信用金庫
推進項目
①外部専門機関等を活用し
た創業・新事業支援、経営
改善支援、事業再生支援、
事業承継支援など、お取
引先企業のライフステー
ジに応じた支援の一層の
強化
②不動産担保・個人保証に
過度に依存しない融資へ
の取り組み
③企業の将来性、技術力を的
確に評価できる能力等を
有する人材の育成
引先支援
推進項目
❶ コンサルティング
機能の発揮
お取
地 域
貢 献
①「コンサルティング機能
の発揮」
、
「地域の面的再生
への積極的な参画」に関
する取り組みについての
積極的な情報発信
②CSRの積極的推進と地域
社会との信頼関係醸成、
強化
当金庫では、中期経営計画「3ヵ年計画 地域とともに」において、「課題解決型金融の推進」を主要課題としており、単に
資金提供者としてではなく、お取引先企業のライフステージや事業の持続可能性等を見極め、企業のライフステージに応じた
支援を行っております。今後も、情報・人材を多面的に活用し、経済的な側面だけでなく、社会的・環境的な貢献活動にもバ
ランスよく取り組み、地域全体の活性化と持続的な成長に貢献してまいります。
1 コンサルティング機能の発揮
外部専門機関との連携による、お取引先企業のライフステージなどに応じた経営支援や中小企業大学校との業務連携を活用
した、経営分析、経営改善などをはじめ、コンサルティング機能を重視した支援体制の強化など、地域経済の活性化に努めて
おります。
また、不動産担保・個人保証に過度に依存せず、お客さまの財務情報のみならず、将来性や成長性、技術力等、様々な側面
からお取引先の事業価値に着目したご融資やお取引先に有益な情報等の提供に努めております。
2 地域の面的再生への積極的な参画
地域経済活性化のための様々なサービスの提供や、若年層および高齢者層への健全な金融知識の普及、ならびに金融犯罪に
対する啓蒙など、情報・人材を多面的に活用した地域の「面」的再生に積極的に取り組んでおります。具体的には、豊島区と
の業務連携協定に基づく、「としまビジネスサポートセンター」への当金庫の中小企業診断士派遣による相談業務や、「としま
ものづくりメッセ」、「いたばし産業見本市」への出展、また地域の中学生を対象とした「職場体験学習」の継続的な受入など
を実施しております。
また、地域社会におけるCSR推進策の一環として、豊島区と「帰宅困難者対策の連携協力に関する協定」を締結し、震災
等発生時における帰宅困難者支援に取り組んでおります。
3 地域や利用者に対する積極的な情報発信
「コンサルティング機能の発揮」、「地域の面的再生への積極的な参画」を中心とした地域密着型金融の推進に取り組んでおり、
その取り組み状況などについて、ディスクロージャー誌やホームページ等による積極的な情報発信と新聞等への掲載による広
報活動に努めております。
積極的な情報発信とCSRの推進を通じて、地域社会との信頼関係を醸成し、地域になくてはならない金融機関となること
を目指しております。
当金庫では、地域密着型金融の更なる推進のため、職員向けセミナー、勉強会を積極的に開催し、集合開拓研修や土曜融資
講座など、様々な実践的研修を実施することにより、職員の目利き能力および課題解決型セールスの実践能力の向上を図って
おります。
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
13
お取引先企業の経営改善への取り組み
経営支援について
当金庫では、中小企業診断士を配した地域貢献部と営業店が一体となり、経営支援対象お取引先の経営
改善計画の策定や、
これに沿った資金支援などを行い、
お取引先の経営内容の改善に取り組んでおります。
また、中小企業再生支援協議会、関東経済産業局中小企業支援ネットワーク、中小企業大学校、板橋区創
業支援ネットワーク等と連携し、
お取引先企業の経営診断や経営アドバイスなどの取り組みを継続しており
ます。
さらに、当金庫の本店所在地であります豊島区とは、
「中小企業支援および地域産業の活性化に関する
業務連携の覚書」
を締結し、
「としまビジネスサポートセンター」
へ当金庫の中小企業診断士を派遣するな
ど、地域経済活性化のための取り組みを行っております。
■
「新現役交流会」
開催
平成25年9月25日
(水)
、お取引先企業の経営支援
施策の一環として、当金庫本店にて第2回
「新現役交流
会」
(当金庫主催、関東経済産業局共催、信金中央金庫・
東京都信用金庫協会後援)
を開催し、お取引先企業21
社と89名の
「新現役」
の方々にご参加いただきました。
新現役交流会とは、
「新現役」
と呼ばれる、
大手企業な
どを定年退職した様々な経験やノウハウを持つシニア
世代の方々と、経営課題解決のため、
こうした人材を必
要とするお取引先企業とのマッチングを行う交流会で
す。
■
「東京信金サポートセミナー」
開催
平成26年1月23日
(木)
、当金庫本店にて第1回東京
信金サポートセミナー
「事業承継セミナー」
を開催しま
した。
当日は、中小企業基盤整備機構関東本部と信金キャ
ピタル㈱より2名の講師をお招きし、事業承継対策の
必要性やM&Aの有効活用といったテーマについて講
演していただき、
セミナー終了後に個別相談会を開催
しました。
中小企業の経営者にとって、後継者不在が喫緊の経
営課題となっていることもあり、
ご参加いただいた85
名のお取引先の皆様は、
メモをとるなど熱心に聴講さ
れていました。
14
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
金融円滑化への取り組み
1.取り組み方針について
当金庫では、Face to Face の営業活動を通じて、お取引先企業や個人のお客さまなどの状況をきめ
細かく把握し、関係する他の金融機関等とも十分に連携を図りながら、円滑な資金供給やご融資条件
の変更等のご要望に積極的に応じ、地域経済の活性化と地域における金融の円滑化に努めております。
■
「経営者保証に関するガイドライン」
への対応
平成26年2月1日より、中小企業等の経営者による融資個人保証に関して、中小企業、保証人、金融機関
等債権者の自主的なルールを定めた
「経営者保証に関するガイドライン」
が施行されました。
当金庫は、同ガイドラインを遵守するための態勢整備を進めており、お客さまと新たに融資保証契約を
締結する場合や既存保証契約を見直す場合等において、本ガイドラインに基づき、誠実かつ適切に対応
するよう努めております。
■
「創業相談窓口・経営相談窓口」
の新設
地域の起業・創業者や中小企業経営者への積極的な支援体制の強化
のため、平成26年7月に地域貢献部内に、
「 創業相談窓口」
および
「経営
相談窓口」
を新設しました。
「創業相談窓口」
では、①起業の初期段階における事前相談、②事業
計画書の策定支援、③起業・創業に係る事務手続等支援、④補助金制度や
地公体制度融資等の紹介・申請手続支援などを行っております。
また、
「経営相談窓口」
では、①経営改善計画の策定支援、②公的機関や外部専門家の活用による経営
改善支援、
③補助金申請手続支援などを行っておりますのでお気軽にご利用下さい。
※ご利用には事前の予約が必要です。予約申込については当金庫ホームページもしくは下記フリーダイヤルでお受けしております。
ホームページ http://www.tokyo-shinkin.co.jp 0120−505−455 受付時間:午前9時〜午後5時(土曜・日曜・祝日を除く)
2.ご融資条件の変更等の申込みに対する対応状況について
○平成21年12月4日~平成26年3月31日
申込受付
中小企業者
住宅ローン
実行
(金額単位:百万円)
謝絶
審査中
取下げ
件 数
12,646
11,838
317
116
375
金 額
250,144
234,537
6,346
2,550
6,709
件 数
510
451
27
7
25
金 額
9,575
8,653
462
84
374
3.ご融資条件の変更等を行ったお借入先に対する新規ご融資について
○平成25年4月1日~平成26年3月31日
(金額単位:百万円)
お借入先数
ご融資条件の変更等を行ったお借入先数
ご融資金額
1,257
うち、新規ご融資の申込みをしたお借入先数・金額
327
6,126
うち、新規ご融資を行ったお借入先数・金額
323
5,893
4 . ご融資に関するご相談窓口について
ご融資条件の変更等に関しますお問い合わせやご意見・苦情等のお申し出につきましては、営業店窓口のほか、下記の窓口
をご利用ください。
地域貢献部 事業サポート課 所 在 地:〒170−0013 東京都豊島区東池袋1−12−5
(土曜・日曜・祝日を除く)
電話番号: 0120−505−455 受付時間:午前9時〜午後5時
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
15
社会的責任(CSR)と貢献活動
地域貢献活動への取り組みについて
当金庫は、
「3ヵ年計画 地域とともに」
(計画期間:平成25年度~平成27年度)において、
「社会的責任
(CSR)
」
を果たすことを主要施策の一つに掲げ、地域社会やお客さまから
『最も身近で、最も頼りにされる
金融機関』
となることを目指しております。
「帰宅困難者対策の連携協力に関する協定」
を豊島区と締結
平成26年6月2日、区内の金融機関としては初めて、豊島区との間で
「帰宅困難者対策の連携協
力に関する協定」
を締結しました。
この協定は、震災等発生時に帰宅困難者支援のため、豊島区と連携協力し、一時滞在施設の提
供・運営や水、
食料、
毛布等の物資の提供などを行うものです。
<連携協力内容の主な項目>
1.帰宅困難者の一時滞在施設
(又は一時待機場所)
の提供・運営
2.同施設運営スタッフなどのマンパワーの提供
3.水や食料、
毛布等の物資の提供
4.物資を保存するための倉庫や場所等の提供
5.災 害時要援護者の受け入れなど、その他事業者として協力
可能な項目
自治体への寄贈
社会貢献活動の一環として、毎年地元自治体に福祉車両や車
椅子などを寄贈しています。平成25年度は新座市にバックドア
から車椅子を収納でき
る福祉車両1台を寄贈
しました。
16
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
金融経済教育への取り組み
「社会学習」
と
「金融教育」
の一助として、地域の中学生を対象に
「職場体験学習」
を毎年受入れて
おり、信用金庫の役割、
仕事や働くことの意義を学習する場を提供させていただいております。
また、大学生のインターンシップの受入れや、大学寄付講座への講師の派遣を、継続的に実施し
ております。
職場体験学習(練馬区立大泉桜学園中学校)
インターンシップ受入
(本部セクションの見学)
大学での寄付講座
(講義風景)
東日本大震災復興支援
昨年度に引続き、
「東日本大震災復興ボランティア」
の一員として、30名の職員が東北地方でのボ
ランティア活動に参加したほか、
「東日本大震災復興支援プロジェクト in としま」
に協力しました。
震災後、寄付金の寄贈やボランティア活動への参加などにより支援を
継続しており、
今後も引続き復興支援活動に取り組んでまいります。
献血活動への協力
防犯活動
豊島法人会の献血活動に賛同し、
定期的に振り込め詐欺撲滅キャンペーンを
役職員が献血に協力しております。
実施するなど、
日頃より、振り込め詐欺等の未
然防止に努めております。
社会福祉サポーターに登録
「地域福祉サポーター研修」
を受講
した6名の職員が、豊島区の
「地域福
振り込め詐欺を未然に防止
振り込め詐欺被害の未然防止によ
した職員を表彰しました。
り、目白警察署より感謝状を授与
されました。
(東長崎支店)
祉サポーター」
に登録しました。
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
17
地域社会とのつながり
経営者相互の交流の場である
「青経クラブ」
や、地域の皆様の明るく健康的な生活を応援する
「ヨーガ教室」
などに加え、地域社会の一員として
「地域の活性化」
のため、各種イベントに積極的に
参加し、地域の皆様とのコミュニケーションを深めております。
■青経クラブ
■ヨーガ教室
昭和52年8月の開設以来ご好評をいただき、約1,000名
経営者としての自己研鑽を図り、
会員相互の交流と連携を
の会員の皆様が、
ヨーガ教室に参加されています。
(23店
深めるため、経営情報交換をはじめ、著名人を招いての
舗53教室開講中)
講演会、
産業視察などを行っております。
■交通安全運動
各営業店周辺で交通安全の呼びかけに取り組んでおり、志村支店では、
「いたばし子ども見守り隊」
に登録し、毎朝2人体制で通学中の児童への
声かけを行っております。
■東信連による阿波踊り大会への参加
■ゲートボール大会
「阿波踊り同好会」
の職員が、
「第13回『東京
板橋区民祭をはじめ、地元商
信用金庫理事
店街主催の阿波踊り大会等
長杯』西東京市
に 参 加し、地 域 の 皆 様との
ゲートボール大
コミュニケーションを深めて
会」を行いまし
おります。
た。
■地域のお祭りに参加
■東信会
各営業店にて、懇親会の他、講演会、親睦旅行、写真展、書道展などを開催しており、
お
客様同士の交流を図り、
親睦を深めております。
江戸川橋支店
書道展(中井駅前支店)
18
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
新年会(浅草支店)
「お客さま満足度アンケート調査結果」について
「お客さま満足度アンケート調査結果」
について
今回も、大勢のお客さまのご協力をいただいて
「お客さま満足度アンケート調査」
を実施いたしましたところ、多数のご回答をいただき
誠に有難うございました。
当金庫は、
地域に密着した信用金庫として、
地域経済への貢献、
お客さまの満足度向上、
利便性向上のため、
全役職員がお客さまの立
場に身を置き、
接客マナーの向上に努めるとともに、
日々の業務を通じて、
お客さまのご要望・ご意見等に誠心誠意取り組んでおります。
今回のアンケート結果を踏まえて、今後さらに地域の皆様にご満足いただけますよう、貴重なご意見を充分に分析・検討のうえ、今後
の業務運営等に反映していく所存でございます。
アンケート調査結果
( )
は前回アンケート結果
(平成24年10月12日
(金)
~ 平成25年2月1日
(金)
)
1.
アンケート調査の期間 平成26年 2月 7日
(金)
~ 平成26年3月31日
(月)
2.
アンケート配付先数
3,000先 (3,000先)
3.
アンケート回答先数
2,033先 (1,804先)
回収率67.8% (回収率60.1%)
4.
ご回答者の属性
(1)
ご回答者の年齢構成比率は、
①20歳代・30歳代 4.4%
( 3.9%)
(2)職業別では、
(3)
性別では、
20.2%
(18.4%)
①女性
59.1%
(60.3%)
②会社員・公務員 11.3%
(11.5%)
②男性
40.9%
(39.7%)
①会社役員
②40歳代
9.5%
( 9.7%)
③50歳代
14.8%
(14.2%)
③自営業
23.7%
(22.3%)
④60歳代
29.7%
(30.8%)
④専業主婦
20.6%
(22.1%)
⑤70歳代以上
41.6%
(41.4%)
⑤無職その他
24.2%
(25.7%)
20歳代・30歳代
4.4%
70歳代以上
41.6%
40歳代
9.5%
無職その他
24.2%
会社役員
20.2%
50歳代
14.8%
60歳代
29.7%
会社員・公務員
11.3%
専業主婦
20.6%
年齢別
自営業
23.7%
職業別
5.
アンケートの内容
(結果)……………………………………… 満足・やや満足の割合
(前回調査)
(1)挨拶、言葉使いはきちんと出来ていますか。………………………………………… 99.2%
(99.4%)
(2)当店の電話応対はいかがですか。…………………………………………………… 99.1%
(98.8%)
(3)当店にご来店いただいた際の、
待ち時間はいかがですか。 ……………………… 94.9%
(95.6%)
(4)得意先課員は、
訪問日やお約束を守っていますか。………………………………… 98.4%
(98.8%)
(5)店舗内外・ロビー、
ATMコーナーや掲示ポスターなどの
美化に努めていると感じますか。 …………………………………………………… 97.4%
(97.1%)
(6)お客さまからのご相談・ご質問等に対して、
誠意を持って対応していますか。…… 98.9%
(98.9%)
(7)ご利用いただいた預金・融資等の商品内容の説明はいかがでしたか。…………… 98.7%
(98.6%)
(8)当金庫で取扱っている金融商品をご存知ですか。
①投資信託を知っている …………………………………………… 798件・全体の39.3%
(全体の38.8%)
②個人年金保険を知っている ……………………………………… 773件・全体の38.0%
(全体の36.9%)
③一時払終身保険を知っている …………………………………… 323件・全体の15.9%
(全体の15.2%)
④医療・がん保険を知っている ……………………………………… 563件・全体の27.7%
(全体の26.3%)
⑤個人向け国債を知っている ……………………………………… 697件・全体の34.3%
(全体の36.9%)
(9)当金庫の金融商品の品揃えや説明に、
ご満足いただいておりますか。…………… 97.0%
(96.5%)
(10)
お客さまのご要望に沿った融資の提案をしていますか。…………………………… 97.2%
(96.9%)
(11)
インターネットバンキングはご存知ですか。……………………… 1,213件・全体の62.5%
(全体の57.6%)
上記アンケートの
(8)
および(11)
を除く9項目において、
全て
「満足」
と
「やや満足」
が94%以上のご回答をいただきました。
皆さまにご満足いただける接客マナーやサービスの向上に努めました結果、
前回調査同様、
高い評価を頂き、
誠にありがとうございま
した。
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
19
TO P I C S
トピックス
東京信用金庫の1年のあゆみ
東京信金レインボー・ツアー
喜楽会やすらぎの旅
(平成25年4月8~18日)
「名湯 草津温泉に泊まる旅」
に、1750
名のお客さまにご参加いただきました。
第25回「東京信金喜楽会お笑い寄席」
(平成25年10月17~18日)
「笑いは健康の源」
といわれており、当
金庫で年金を受取られているお客さま
をお招きして行う
「お笑い寄席」
を毎年
開催しております。
第17回「いたばし産業見本市」
(平成25年11月14~15日)
第7回「としまものづくりメッセ」
(平成26年3月6~8日)
地域産業の活性化を図るため、毎年ブース出展
をしております。
第17回 いたばし産業見本市
第7回 としまものづくりメッセ
平成26年 優良企業表彰
東京信金ゴルフ連盟主催 第28回 全店優勝者大会開催
(平成26年3月14日)
(平成25年11月22日)
東京都信用金庫協会主催の優良企業表彰におい
て、当金庫のお取引先2社が、
「審査員特別賞」
を受賞
されました。
平成25年4月
・中 期経営計画
「3ヵ年計画 地域とともに」
スター
ト
・新入職員入庫式
(35名)
・「レインボーツアー・喜楽会やすらぎの旅」名湯
草津温泉
“ホテル櫻井”に泊まる旅実施
(1750
名参加)
5月
・
で豊島区と協定締結
「がん先進医療ローン」
・
「青経クラブ」
視察研修(群馬・前橋)
・東京都新保証付融資制度の取扱い開始
・岐阜県加茂郡七宗町立神渕中学校の職場体験学
習を受入れ
(本店営業部) 20
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
6月
・「がん先進医療ローン」取扱い開始
・豊島法人会から献血協力で特別感謝状を授与さ
れる
・永年勤続表彰の実施(30年2名、20年23名)
・「第58期通常総代会」開催
・本部機構・組織の変更、地域貢献部を新設
7月
・個人ローンの積極推進により、しんきん保証基
金から感謝状を授与される
・スマートフォンによるローン受付開始
・練馬区立大泉桜学園中学校の職場体験学習を受
入れ(大泉支店)
・
「新任総代懇談会」開催
・第31回「新座阿波踊り大会」に初めて参加
8月
・第30回「成増阿波踊り大会」に参加
・「信用リスク管理要領」を制定
9月
・第38回「中村橋阿波踊り」に参加
・全店に CRM システムを導入
・新 座支店開店懇親パーティーを開催
(新座支店
開設準備室)
・少額投資非課税制度(NISA)の取扱開始
・第2回「新現役交流会」を開催
・役 職員と家族の親睦を目的とした第9回ソフト
ボール大会の実施
しんきん保証基金より感謝状授与
新店舗
「新座支店」
が開店
(平成25年7月12日)
埼玉県新座市に29
地域のお客さまの資
番 目 の 店 舗となる
金ニーズに積極的に
新座支店を開設しま
応 える べく、
「個人
した。全自動貸金庫
ローン」
を推進したこ
や多目的会議室等
とが評価され、
しんき
の サ ービス機 能を
ん保証基金より感謝
新座支店開店懇親パーティー
(平成25年9月20日) 備えた店舗です。
状を授与されました。
当金庫初の女性支店長誕生
(大泉支店)
(平成26年2月3日)
新座支店 オープン(平成25年10月15日)
地域貢献部新設
(平成25年6月27日)
お取引先の経営支援や地域社会への貢献活動など、
より効果的
な施策を実施するため、
「事業サポート課」
と
「地域サポート課」
か
らなる
『地域貢献部』
を新設しました。 東京商工会議所
「永年会員表彰」
を受賞
職員の健康増進
(ソフトボール大会、クラブ活動)
ソフトボール大会
(平成26年2月18日)
役職員と家族が参加するソフトボール大
会を毎年開催しているほか、野球部、サッ
カー部などのクラブ活動も盛んに行われ
ております。
野球部
感謝状を戴く半澤理事長
サッカー部
感謝状を戴く半澤理事長
当金庫は、東京商工会議所入会50年の
「永年会員表彰」
を受賞いたしました。 10月
・特産品付き定期積金
“地域とともに108”
(ナイン)の発売
特選市場ハッピー9
・埼玉県新座市に
「新座支店」を新設開店
「第13回
・
『東京信用金庫理事長杯』西東京市ゲー
トボール親善大会」
開催
・第25回
「東京信金喜楽会お笑い寄席」開催
・第36回板橋区民祭
「阿波踊り大会」に参加
11月
・東日本大震災の被災地におけるボランティア活
動に30名の職員が参加
・第17回
「いたばし産業見本市」にブース出展
・東 京信金ゴルフ連盟「第28回全店優勝者大会」
開催
・臨時総代会を開催
・新座市へ福祉車両1台を寄贈
12月
・青経クラブ「忘年懇親会」を開催
平成26年1月
・役職員による「新春の集い」開催
・青経クラブ「新春講演会」を開催
・第1回東京信金サポートセミナー「事業承継セ
ミナー」開催
2月
・当金庫初の女性支店長誕生(大泉支店)
「経営者保証に関するガイドライン」の適用開始
・
・豊島区
「地域福祉サポーター」
に6名の職員が登録
・東京商工会議所「永年会員表彰」受賞
・「特殊詐欺根絶アクションプログラム」
の運用開始
・第2回東京信金サポートセミナー「中小企業の
経営改善と事業再生」開催
「反社会的勢力対応規程」の制定、「反社会的勢
・
力対応マニュアル」の改正
3月
・第7回「としまものづくりメッセ」にブース出展
・豊島区「東日本大震災復興支援プロジェクトin
としま」に協力
・東 信協主催「平成26年優良企業表彰」でお取引
先2社が審査員特別賞を受賞
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
21
主な業務のご案内
預 金 業 務
資金の運用など、お客さまのニーズに
あわせた下記商品をご用意しております。
総
合
口
座
・個人の方は1冊の通帳に普通預金と定期預金がセットされ、必要な場合は定期預金の
90%、最高500万円までの自動融資がご利用いただけます。
・お預け入れ定期預金の期間は3ヵ月以上5年以内です。
普
通
預
金
・公共料金の自動支払い、給与・年金の自動受け取りなどお財布がわりにお気軽にご利
用ください。
元本保証型普通預金
(決 済 用 預 金)
貯
蓄
預
金
・この預金は預金保険制度により、全額保護されます。普通預金と同様に公共料金等の
自動支払いや給与・年金等の自動受け取りが出来ます。個人の方は、総合口座もご利
用になれます。
・個人の方のみを対象とした貯蓄専門の預金です。
・10 万円型・30 万円型の2種類があります。
納 税 準 備 預 金 ・納税に備えて普段から積み立てていただく預金です。
通
知
預
金
・まとまった資金の短期運用に適しています。
・お預け入れ期間は7日以上です。
当
座
預
金
・ご商売などの代金決済に安全便利な預金です。東京信金の小切手を現金がわりにご利
用ください。
ス ー パ ー 積 金
・事業の拡張資金・持家・旅行・結婚資金などを計画的に準備するため毎月積み立てて
いく商品です。1回の掛金は1,000円以上です。
・お預け入れ期間は1年・2年・3年・4年・5年です。
・お預け入れ後1年経過すると、1ヵ月前のご連絡でいつでもお引き出しができます。
1年複利の預金です。
期日指定定期預金
・お預け入れ金額は500円以上、300万円未満です。お預け入れ期間は1年以上3年以
内で自由です。
・お預け入れ後6ヵ月毎に、市場金利の動向に合わせて適用利率が変更されます。
変 動 金 利 定 期 預 金 ・お預け入れ金額は500円以上で、お預け入れ期間は1年・2年・3年です。個人3年
ものは半年複利です。
スーパー定期預金
・まとまった資金運用に適した定期預金です。
・お預け入れ金額は500円以上です。お預け入れ期間は1ヵ月以上5年以内です。
・個人の方のみを対象としたインターネットバンキング専用の定期預金です。
個 人 IB定 期 預 金
・お預け入れ期間は3ヵ月、6ヵ月、1年です。お預け入れ金額は1万円以上1,000万円
(東 京 ネ ッ ト 定 期)
未満です。
大 口 定 期 預 金
・大口資金の長・短期運用に適している預金です。
1,000万円以上から取り扱っております。
・お預け入れ期間は1ヵ月以上5年以内です。
積 立 定 期 預 金 ・ 500円以上いくらでも積み立てられ、目的に合わせて貯められます。
( ド リ ー ム ) ・期間は6ヵ月以上5年以内です。
(3ヵ月の据置期間を含みます。
)
22
一 般 財 形 預 金
・貯蓄目的はご自由で、お給料やボーナスから天引きで積み立てる預金です。課税対象
になりますが、財形持家、進学融資の特典も受けられます。
・お預け入れ期間は3年以上です。
財 形 年 金 預 金
・将来の個人年金資金を貯める預金で、財形住宅預金と合算して550万円まで非課税の
特典があります。
・お預け入れ期間は5年以上です。
財 形 住 宅 預 金
・住宅取得専用の資金を貯める預金で、財形年金預金と合算して550万円まで非課税の
特典があります。
・お預け入れ期間は5年以上です。
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
融 資 業 務
お客さまの多様なニーズにお応えするため、各
種事業者向けローンおよび個人ローンをご用意
し、豊かなくらしのお手伝いをいたします。
法人・事業者向け商品一覧
一
般
融
資
・商業手形の割引、でんさい割引、商品仕入れ等の短期資金、不動産取得や諸設備のた
めの長期資金等の事業資金をお取り扱いいたしております。
アパート・マンションローン ・アパート・賃貸用マンションの購入および新築・増改築にご利用ください。
東京信金ビジネスローン ・事業資金にご利用ください。
地 方 公 共 団 体 の
制
度
融
資
・東京都・埼玉県および豊島区・板橋区・新宿区・中野区・練馬区・杉並区・台東区・墨田
区・中央区・文京区・西東京市・武蔵野市・川口市・志木市・朝霞市・戸田市・さいたま
市・蕨市・新座市・和光市の制度融資
(事業資金)
をお取り扱いいたしております。
東京信用保証協会・埼玉
・事業資金にご利用ください。提携商品
(無担保)
等のお取り扱いも行っております。
県信用保証協会保証融資
代
理
貸
付
・信金中央金庫・株式会社日本政策金融公庫・独立行政法人住宅金融支援機構・独立行
政法人福祉医療機構・独立行政法人中小企業基盤整備機構等の代理貸付をお取り扱い
いたしております。お気軽にご相談ください。
個人向け商品一覧
住
宅
ロ
ー
・固定金利選択型住宅ローン・変動金利型住宅ローンをお取り扱いいたしております。
・住まいの新築・購入・増改築にご利用ください。なお、保証付住宅ローンの場合は、
ン
金利を割引した取り扱いを行っております。また、住宅金融支援機構と提携した長期
固定金利住宅ローン「フラット35」の取り扱いも行っております。
保
証
付 ・自宅の増改築・修繕にご利用ください。なお、バリアフリー工事、耐震工事、ソーラー
リフォームローン
システムの費用については、金利割引の取り扱いを行っております。
教 育 ロ ー ン
・お子様の入学金・学校納付金・授業料、海外留学、ご自身のスキルアップなどの教育
資金にご利用ください。
カーライフプラン
・マイカーの購入資金にご利用ください。なお、低公害車、福祉介護車については、金
利割引の取り扱いを行っております。
・お使いみちはご自由です。
東 京 ロ ー ン ・買い物やレジャー資金のほか、事業性資金、お借入金のおまとめにもご利用いただけ
ます。インターネットで簡単・スピーディにお申込みいただけます。
・豊島区と提携した「がん先進医療ローン」で、患者さんが豊島区在住の方がお申込み
いただけます。
豊島区がん先進
医 療 ロ ー ン ・国が先進医療と認めたがん治療を目的とした本人、または三親等以内の親族のための治
療費をご融資いたします。なお、豊島区が最長で8年間金利相当額の利子補給を行います。
・東京信金の「がん先進医療ローン」で、患者さんが豊島区在住以外の方がお申し込み
いただけます。
東京信金がん先進 ・国が先進医療と認めたがん先進治療を目的とした本人、または三親等以内の親族のた
めの治療費をご融資いたします。がん先進医療に係る「がんワクチン治療費」、および
医 療 ロ ー ン
重粒子線・陽子線治療のための諸費用(交通費、滞在費等)についても50万円以内でご
利用いただけます。なお、金利相当額の利子補給はございません。
カ ー ド ロ ー ン
(JOY・ファミリー)
・全国の信用金庫・都銀・地銀・第二地銀・信託・信組・農協・労金・郵便局・コンビ
ニエンスストアーなどの ATM でローンがご利用できる便利なカードです。急な出費、
レジャー・買い物資金などにご利用ください。
しんきんローン
・家具・電化製品の購入、結婚資金、旅行・レジャー資金など幅広いニーズにお応えし
ます。豊かなライフプランの実現にご利用ください。
インターネットローン
マークのローンについてはインターネットでお申込
(仮審査申込)ができます。
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
23
外 国 為 替 等 業 務
外貨の両替、送金など下記の外国為替業務をお取り扱いいたしております。
外
貨
両
替
外国へお出かけの際に必要な外国通貨をご用意いたします。
貿
易
取
引
輸出手形の買取、信用状の開設や為替の決済など貿易取引全般のお取り扱いをいたして
おります。
外
国
送
金
商品代金や海外留学中のご家族への送金、外国からの送金のお受け取りに便利です。
外
貨
預
金
外貨建普通預金・定期預金のお取り扱いをいたしております。
インパクトローン
外貨建でお借りいただくもので内外の金利動向や為替相場によっては、有利な資金調達
が可能です。
証 券 ・ 投 資 信 託 業 務
国債の窓口販売など、有価証券業務を通じて、皆様の資金の運用、公共債の管理などのお手伝いをいた
しております。
公社債の窓口販売
個人向け国債、長期利付国債、中期利付国債、地方債の新規発行債のお取り扱いをいた
しております。ご購入に際しては、安全で便利な「振替決済口座」をご利用ください。
ディーリング業務
既発公共債 ( 既に発行済みの国債など ) の売買のお取り扱いをいたしております。
投資信託の窓口販売
投資信託の募集・販売をお取り扱いいたしております。
保 険 業 務
損害保険代理店、生命保険代理店として、下記商品のお取り扱いをいたしております。
険
住宅ローンをご利用されるお客さまに対して、住宅ローン専用長期火災保険のお取り扱
いをいたしております。
債務返済支援保険
住宅ローンをご利用されているお客さまについて、長期療養等の間、ローンの返済をお
客さまに代って行います。
個 人 年 金 保 険
長期の資産形成等にご活用いただける商品です。
一 時 払 終 身 保 険
一生涯の保障、資産形成としてのご活用等汎用性の高い商品です。
傷
さまざまな事故によるケガを補償する商品です。
火
災
害
保
保
険
医 療・ が ん 保 険
万が一のケガや病気に備える商品です。
信 託 業 務
お客さまの大切な資産の運用・管理に対する多様なニーズにお応えするため、当金庫は、しんきん信託銀
行、三井住友信託銀行の代理店として、全店で土地信託、年金信託、特定贈与信託、公益信託、特定金銭
信託のお取り扱いと、遺言関連業務および国民年金基金加入勧奨をいたしております。
24
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
サービス・その他業務
専門スタッフが年金、法律・税務、FP、その他、皆様のご相談を承っております。
東京信金キャッシュ・
サ
ー
ビ
ス
全国の信用金庫、ゆうちょ銀行などでお預け入れやお引き出しができる大変便利なカード
サービスです。また、全国の銀行等の提携金融機関でもお引き出し等がご利用いただけます。
なお、4業態(信用金庫、第二地方銀行、信用組合、労働金庫)間の一部の金融機関で相
互入金のお取り扱いがご利用できます。
■当金庫のキャッシュカードをご利用のお客さまは、当金庫 ATM での入出金手数料が、
365日無料でご利用いただけます。
(しんきんゼロネット 当金庫のキャッシュカードは、全国の信用金庫の ATM で、平日・土曜日のゼロネット
サ
ー
ビ
ス ) サービスタイムの時間内は利用手数料が無料となります。
■ゼロネットサービスタイム 平日 8:45〜18:00の入出金 土曜日 9:00〜14:00の出金
(土曜日の出金につきましては一部有料となる信用金庫がございます。
)
(通 帳 記 帳 相 互 当金庫を始め、全国の220信用金庫の ATM
(平成26年6月末現在)で、「普通預金」
、「貯
サ
ー
ビ
ス ) 蓄預金」の通帳記帳をご利用いただけます
(通帳繰越はできません)
。
デ ビ ッ ト カ ー ド
サ
ー
ビ
ス
J-Debit(J → Japan、Debit →即時決済 ) のマークがあるお店での、お買い物やご飲食の
ご利用代金を当金庫のキャッシュカードで即時に決済できます。
自動支払いサービス
公共料金をはじめ、税金・社会保険料・ローンご返済金・各種クレジットカード等のご
利用代金などを、ご指定の預金口座から自動的にお支払いいたしております。
自動受取りサービス
給与やボーナス・各種年金や配当金・賃貸料などがご指定の口座に自動的に振り込まれます。
送金・振込・代金取立
全国の金融機関ならどこへでも安全・確実・スピーディーに送金・振込ができ、手形や
小切手の取立もできます。
定額自動振込サービス
家賃・地代・駐車場料金など「振込金額、振込日、受取人」が毎月一定のものについて、
預金口座より自動的にお受け取り人の口座に振込をいたしております。
しんきん自動集金サービス
信用金庫のネットワークによる画期的な自動集金代行サービスです。
イ ン タ ー ネ ッ ト
バンキングサービス
オフィスや自宅のパソコンから振込・振替、残高照会などができます。個人のお客さま
は携帯電話からもご利用いただけます。
Pay-easy
(ペイジー)
もご利用になれますので、税金や公共料金などのお支払いも簡単です。
しんきん電子記録
債 権 サ ー ビ ス
(で ん さ い ネ ッ ト
サ
ー
ビ
ス )
手形の代替や売掛債権の流動化を図るため、電子記録債権法に基づき全国銀行協会が設立
した「でんさいネット」を利用して提供する、新しい資金決済サービスです。インターネッ
ト
(PC)
等を通じて、電子記録債権を記録・管理する「でんさいネット」の電子記録原簿へ
電子登録することで、安全・簡易・迅速に、支払いや譲渡を行うことができます。
公
金
の
収
納
国税・地方税・社会保険料などの収納事務のお取り扱いをいたしております。
株 式 の 払 込 み
会社設立および増資の株式払い込みのお取り扱いをいたしております。
署名鑑印刷サービス
手形・小切手帳の発行にあたり、登録された当座勘定印鑑届の署名鑑を手形・小切手用
紙に印刷してお渡しいたしております。署名鑑が鮮明に、きれいに印刷されますのでにじ
みやゆがみ等がなく、お取引先に対し好印象を与え企業のイメージアップがはかられます。
貸 金 庫・ 保 護 函
預金証書・権利証・債券などの重要書類・貴重品等を安全にお預りいたしております。
夜
当金庫の営業時間外でも安全にお預りいたしております。
間
金
庫
法 律・ 税 務・ F P・
年
金
相
談
法律・税務・FP・年金に関するご相談を無料で承っております。ご相談は当金庫顧問弁護士・
税理士・社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーの各相談員が担当いたしております。
し ん き ん カ ー ド お買物やレジャーなどの代金支払いが、サインひとつでできる「しんきん VISA・JCB
(そ の 他 各 種 ク レ ジ ッ ト カ ー ド) カード」をご利用ください。各種クレジットカードも同様にご利用いただけます。
ス ポ ー ツ 振 興 く じ 当せん券の払戻のお取り扱いをいたしております。払戻はサッカーくじの結果確定日の
o
t
o )
( t
払
戻
業
務 2日後より、平日の9時から15時までお取り扱いをいたしております。
商品ご利用にあたってのお願い
当金庫の預金・ローン商品等につきましては、パンフレット等でご確認のうえ、ご利用ください。
また、ご不明な点、ご相談につきましては、窓口または、得意先担当者にお問い合せください。
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
25
主な手数料
平成26年6月末現在
小切手帳
1冊(50枚)
小切手帳 署名鑑入
約束・為替 手形帳
864円
1冊
1,080円
1冊
756円
1冊(25枚)
手形帳 署名鑑入
マル専口座開設料
署名鑑印刷サービス
540円
小切手1枚当り
割賦販売通知書1通当り
540円
3,240円
マル専手形代金
登録手数料
手形用紙1枚当り
5,400円
証書・通帳・キャッシュ
カード・出資証券再発行
1枚(1冊)当り
1,080円
1通当り 当金庫書式
残高証明発行手数料
1通当り 当金庫書式外
窓 口
ATM
インターネットバンキング
窓
口
文書
ATM
インターネットバンキング
108円
東京交換
216円
横浜交換
648円
5万円未満
108円
5万円以上 (会員108円) 324円
無料
無料
5万円未満
216円
5万円以上 (会員216円) 432円
5万円未満
108円
5万円以上 (会員108円) 324円
無料
5万円未満
540円
5万円以上 (会員540円) 756円
5万円未満
432円
5万円未満
432円
5万円未満
324円
5万円以上 (会員432円) 648円
5万円以上 (会員432円) 648円
5万円以上
432円
○融資関係
平日
入金・支払
8:00〜21:00
無料
土曜日
日曜日
祝日
入金 ・ 支払
9:00〜17:00
無料
8:00〜  8:45
108円
平日
入金 ・ 支払
8:45〜18:00
無料
18:00〜21:00
108円
土曜日
入金・支払
日曜日
祝日
入金・支払
51枚 ~ 500枚
平日
保護函
夜間金庫
使用料
入金帳
保護預り(国債)
返済額減額
全額繰上返済
5,400円
1,080円
両替機両替
1日1回
無料
2回目以降
100円
100円
-----
200円
1,080円
入金
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
108円
18:00〜19:00
216円
9:00〜14:00
108円
14:00~17:00
216円
土曜日
支払のみ
日曜日
祝日
支払のみ
9:00〜17:00
216円
8:00〜  8:45
216円
平日
入金・支払
8:45〜18:00
108円
18:00〜21:00
216円
9:00〜17:00
216円
土曜日
日曜日
祝日
入金・支払
平日
支払のみ
土曜日
支払のみ
日曜日
祝日
支払のみ
8:00〜18:00
無料
18:00〜21:00
108円
9:00〜14:00
無料
14:00〜17:00
108円
9:00〜17:00
108円
※入金は第二地銀・信組・労金のみになります。
○インターネットバンキング基本手数料
200円
300円
100円を加算
-----
年間
年間
12,960円〜23,328円
11,664円〜19,440円
12,960円〜19,440円
9,072円
年間
51,840円
年間
無料
1冊
2,160円
2,160円
無料
基本手数料
法人 IB 利用の場合
窓口両替
100円
1,080円
○でんさいネット
1ケ月
1,080円
1ケ月
無料
インターネット
発 生
譲 渡
分割譲渡
決済手数料 ( 入金)
※貸金庫使用料は大きさにより金額が異なります。
26
216円
8:45〜18:00
個人向け
インターネットバンキング
32,400円
○保管業務関係
手動Ⅲ
108円
18:00〜21:00
期間短縮
一部繰上返済
両替専用カード発行
自動Ⅰ
216円
8:45〜18:00
1件当り 16,200円以内
1,001枚以上500枚毎
半自動Ⅱ
8:00〜  8:45
担保抹消
501枚 ~1,000枚
貸金庫
108円
支払
○両替手数料
1枚 ~ 50枚
9:00〜17:00
オンラインサービスのみ契約 月額
法人向け
インターネットバンキング データ伝送サービス(オンライン 月額
サービスを含む)契約
1件当り 54,000円以内
ローンカード再発行手数料 1枚当り
両
替
手
数
料
無料
108円
1件当り 54,000円以内
住宅ローン事務取扱手数料 1件当り
枚数
9:00〜14:00
14:00〜17:00
設定関係
不動産担保事務取扱手数料 各種変更
住宅資金等変更手数料
銀行・流通信販系
CDキャッシング
電信
108円
キャッシュサービス※
ATM
他店
1,080円
業態間提携全国 窓 口
インターネットバンキング
他金融機関あて
振 込 手 数 料
当金庫
当金庫
同一支店あて
他店あて
当 所
他金融機関宛
432円
ATM手数料
本支店
代金取立
540円
ゆうちょカード
給与振込
他信金カード
自己宛小切手発行手数料
当金 庫 カ ー ド
○預金関係
窓 口
当金庫宛
324円
432円
他金融機関宛
432円
648円
当金庫宛
162円
216円
他金融機関宛
216円
324円
当金庫宛
324円
432円
他金融機関宛
432円
648円
216円
216円
○取引履歴作成
6ヶ月未満
取引履歴作成手数料 依頼日を基準日として 6ヶ月以前3年未満
3年以前
無料
540円
1,080円
注:各金額には8%の消費税が含まれています。
上記の他、個別の約定により手数料の定められている場合は別途手数
料を申し受けます。
資 料 編
目 次
P28
財務諸表
P28
貸借対照表
P33
損益計算書
P34
剰余金処分計算書
P35
主要な業務の状況
P37
事業の状況
P37
預金に関する指標
P38
貸出金等に関する指標
P41
有価証券に関する指標
P42
国際業務に関する指標
P42
その他の業務に関する指標
P44
財産の状況に関する事項
P46
有価証券の時価情報等
P49
連結決算
P55
自己資本の充実の状況
P55
単体における事業年度の開示事項
P64
連結における事業年度の開示事項
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
27
資料編 財務諸表
貸借対照表
資 産
〔単位:百万円〕
平成25年3月末
( 第58期 )
科 目
預け金
日本銀行や信金中央金庫な
どの金融機関に預けている
資金です。
( 資
現
預
コ
買
金
商
買入金銭債権
住宅ローン債権信託等の受
益権証書などの金銭債権で
す。
金銭の信託
産
商
ー
入
銭
品
商
有
金
ロ
ー
銭
価
地
債
信
国
方
権
3,512
券
95
ン
託
債
債
84
9,921
136,293
55
3,163
2,500
1,999
92
91
2
93
2
債
18,811
25,356
社
債
46,919
50,777
株
式
3,685
2,669
そ
債
方
の
他
割
引
手
証
の
出
証
券
金
86,196
48,615
413,977
35,759
437,456
形
形
貸
付
14,997
17,000
書
貸
付
388,555
410,813
貸
越
5,543
5,131
け
32
88
座
国
為
国
他
店
預
買
入
外
国
為
決
済
為
―
4,970
信 金 中 金 出 資 金
2,355
2,355
用
26
25
930
払
未
資
12
88
5,032
前
他
替
44
4,511
産
未
の
替
4,880
99,283
手
外
そ
替
費
165
益
992
派
生
商
品
13
1
そ
の
他
の
資
産
1,498
1,492
建
形
収
147
融
税効果会計により、将来回
収が見込まれる税金相当額
を税金の前払いとして資産
計上した額です。
収
貸
金
有
固
定
資
土
産
20,512
21,222
地
17,325
17,644
490
物
2,157
リ
ー
ス
資
産
589
建
設
仮
勘
2,617
定
101
9
その他の有形固定資産
339
461
ソ
136
75
無
形
フ
リ
固
定
ト
ェ
ア
195
29
務
倒
税
保
金
引
証
資
産
29
延
ス
資
産
貸
ー
ウ
その他の無形固定資産
繰
債
134,559
213,845
貸
証
証
8,563
金
204,227
地
貸出金
債務を保証している取引先
に対する求償権です。
品
価
当
債務保証見返
有
の
部 )
券
外
繰延税金資産
金
け
品
国
しんきん信託銀行などの信
託銀行に信託した資金です。
地域のお客さまの資金ニー
ズに、積極的かつ柔軟でス
ピーディーに対応した結果、
前期末対比234億円
(増加
率5.67%)
増加しました。
ル
の
平成26年3月末
( 第59期 )
資
見
当
118
13
29
産
1,500
1,253
金
△ 5,792
△ 4,997
返
(う ち 個 別 貸 倒 引 当 金)
投 資 損 失 引 当 金
1,173
1,084
( △ 5,066)
( △ 4,394)
790,158
826,541
△ 30
△ 30
貸倒引当金
貸出金などの貸し倒れに備
えて積み立てる引当金です。
28
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
資
産
の
部
合
計
負債及び純資産
〔単位:百万円〕
平成25年3月末
( 第58期 )
科 目
預金積金
定期積金を中心としたFace
to Face の営業活動により、
前期末比272億円
(増加率
3.70%)
増加しました。
(負 預
当
債 の 金
積
座
736,697
763,996
203,983
貯
蓄
預
金
859
825
知
預
金
796
1,134
定
期
預
金
482,752
493,726
金
48,381
42,525
金
3,662
期
の
借
そ
未
の
用
入
他
決
未
積
他
の
済
為
払
預
負
替
費
金
金
―
―
3,951
7,000
7,000
債
3,714
3,293
用
525
562
借
264
241
給
付
補
塡
備
金
99
68
未
払
法
人
税
等
510
1,010
益
133
169
金
32
29
分
16
17
金
125
146
品
13
0
507
前
受
払
収
戻
払
戻
未
未
員
融
済
済
持
預
派
生
商
務
626
産
除
去
債
務
74
75
そ
の
他
の
負
債
1,294
462
退 職 給 付 引 当 金
3,602
賞
ー
り
資
与
ス
引
債
当
金
役 員 退 職 慰 労 引 当 金
睡眠預金払戻損失引当金
偶 発 損 失 引 当 金
再評価に係る繰延税金負債
179
105
749,224
783,114
金
4,535
4,492
金
25,332
27,594
そ の 他 利 益 剰 余 金
21,077
23,149
15,639
15,639
普
利
務
資
の
通
益
利
益
特
別
保
産
部
資
出
剰
準
積
の
合
証
部)
資
金
備
金
余
立
金
(うち新電算システム導入積立金)
(うち土地圧縮積立金)
会
167
105
150
計
債
出
処
131
483
3,653
3,167
負
「出資金」から「処分未済
持分」までの合計額です。
466
3,167
債
(純
その他有価証券
(P47参照)
に分類した有価証券の含み
益を表わしています。
17,849
通
リ
その他
有価証券評価差額金
15,220
185,023
金
会員勘定合計
金
金
職
信用保証協会の保証を受け
ている貸出金に対し、同協
会に対する将来の負担金支
払見込額を引当てたもので
す。
金
預
借
偶発損失引当金
預
通
そ
日本銀行の貸出増加支援の
ための資金供給制度に応じ
て借り入れた資金です。 貸
出金残高が継続的に増加し
ている当金庫は、この制度
の対象先として選定されま
した。
部)
普
定
借用金
平成26年3月末
( 第59期 )
当期未処分剰余金
分
員
未
勘
済
定
持
合
分
計
その他有価証券評価差額金
土 地 再 評 価 差 額 金
1,173
4,535
4,255
(368)
(18)
1,084
4,492
4,445
(368)
(18)
5,437
7,509
29,812
32,012
△ 54
3,922
7,198
△ 74
4,216
7,198
評 価・ 換 算 差 額 等 合 計
11,120
11,414
負債及び純資産の部合計
790,158
826,541
純 資 産 の 部 合 計
40,933
43,427
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
29
資料編 財務諸表
貸借対照表の注記
(第59期)
1. 記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
2.商品有価証券の評価は、時価法(売却原価は主として移動平均法によ
り算定)
により行っております。
3.有価証券の評価は、満期保有目的の債券については移動平均法によ
る償却原価法
(定額法)
、子会社株式については移動平均法による原
価法、その他有価証券のうち時価のある株式については決算日前1ヵ
月の市場価格の平均、株式以外については決算日の市場価格等に基
づく時価法
(売却原価は主として移動平均法により算定)、ただし時
価を把握することが極めて困難と認められるものについては移動平
均法による原価法又は償却原価法により行っております。
なお、その他有価証券の評価差額については、全部純資産直入法に
より処理しております。
4.有価証券運用を主目的とする単独運用の金銭の信託において信託財
産として運用されている有価証券の評価は、時価法により行ってお
ります。
5. デリバティブ取引の評価は、時価法により行っております。
6.有形固定資産(リース資産を除く)の減価償却は、定率法〔ただし、
平成10年4月1日以後に取得した建物
(建物附属設備を除く)につい
ては定額法〕を採用しております。
また、主な耐用年数は次のとおりであります。
・建 物 19年~50年
・その他   2年~20年
7.無形固定資産(リース資産を除く)の減価償却は、定額法により償却
しております。
なお、自金庫利用のソフトウェアについては、金庫内における利用
可能期間
(5年)
に基づいて償却しております。
8.所有権移転外ファイナンス・リース取引に係る「有形固定資産」及
び「無形固定資産」中のリース資産の減価償却は、リース期間を耐
用年数とした定額法により償却しております。
なお、残存価額については零としております。
9.外貨建資産・負債は、主として決算日の為替相場による円換算額を
付しております。
10.貸倒引当金は、予め定めている償却・引当基準に則り、次のとおり
計上しております。
「銀行等金融機関の資産の自己査定並びに貸倒償却及び貸倒引当金の
監査に関する実務指針」
(日本公認会計士協会銀行等監査特別委員会
報告第4号)に規定する正常先債権及び要注意先債権に相当する債権
については、一定の種類毎に分類し、過去の一定期間における各々
の貸倒実績から算出した貸倒実績率に基づき計上しております。破
綻懸念先債権に相当する債権については、債権額から担保の処分可
能見込額及び保証による回収可能見込額を控除した残額に対し、過
去の一定期間における貸倒実績から算出した貸倒実績率に基づき計
上しております。破綻先債権及び実質破綻先債権に相当する債権に
ついては、債権額から、担保の処分可能見込額及び保証による回収
可能見込額を控除した残額を計上しております。
すべての債権は、資産の自己査定基準に基づき、融資部の協力の下
にリスク管理部が資産査定を実施しております。
11.投資損失引当金は、投資に対する損失に備えるため、有価証券の発
行会社の財政状態等を勘案して必要と認められる額を計上しており
ます。
12.賞与引当金は、職員への賞与の支払いに備えるため、職員に対する
賞与の支給見込額のうち、当事業年度に帰属する額を計上しており
ます。
13.退職給付引当金は、職員の退職給付に備えるため、当事業年度末に
おける退職給付債務の見込額に基づき、必要額を計上しております。
また、数理計算上の差異の費用処理方法は、各発生年度の職員の平
均残存勤務期間内の一定年数(10年)による定額法により按分した額
をそれぞれ発生の翌事業年度から費用処理しております。
なお、会計基準変更時差異
(1,591百万円)については、15年による
按分額を費用処理しております。
また、当金庫は、複数事業主
(信用金庫等)により設立された企業年
金制度
(総合設立型厚生年金基金)に加入しており、当金庫の拠出に
対応する年金資産の額を合理的に計算することができないため、当
該年金制度への拠出額を退職給付費用として処理しております。
なお、当該企業年金制度全体の直近の積立状況及び制度全体の拠出
等に占める当金庫の割合並びにこれらに関する補足説明は次のとお
りであります。
① 制度全体の積立状況に関する事項(平成25年3月31日現在)
1,476,279百万円 年金資産の額
1,698,432百万円 年金財政計算上の給付債務の額
△222,153百万円 差引額
② 制度全体に占める当金庫の掛金拠出割合
(平成25年3月分)
0.2783% ③ 補足説明
上記①の差引額の主な要因は、年金財政計算上の過去勤務債務
残高225,441百万円であります。本制度における過去勤務債務
の償却方法は期間16年10ヵ月の元利均等定率償却であり、当金
庫は、当事業年度の財務諸表上、当該償却に充てられる特別掛
金57百万円を費用処理しております。
なお、特別掛金の額は、予め定められた掛金率を掛金拠出時の
標準給与の額に乗じることで算定されるため、上記②の割合は
当金庫の実際の負担割合とは一致しません。
30
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
14.役員退職慰労引当金は、役員への退職慰労金の支払いに備えるため、
内規に基づく期末要支給額を計上しております。
15.睡眠預金払戻損失引当金は、負債計上を中止した預金について、預
金者からの払戻請求に備えるため、将来の払戻請求に応じて発生す
る損失を見積り、必要と認める額を計上しております。
16.偶発損失引当金は、信用保証協会への負担金の支払いに備えるため、
将来の負担金支払見込額を計上しております。
17.所有権移転外ファイナンス・リース取引のうち、リース取引開始日
が平成20年4月1日前に開始する事業年度に属するものについては、
通常の賃貸借取引に準じた会計処理によっております。
18.外貨建金融資産・負債から生じる為替変動リスクに対するヘッジ会
計の方法は、「銀行業における外貨建取引等の会計処理に関する会計
上及び監査上の取扱い」
(日本公認会計士協会業種別監査委員会報告
第25号)に規定する繰延ヘッジによっております。ヘッジ有効性評
価の方法については、外貨建金銭債権債務等の為替変動リスクを減
殺する目的で行う資金関連スワップ取引をヘッジ手段とし、ヘッジ
対象である外貨建金銭債権債務等に見合うヘッジ手段の外貨ポジ
ション相当額が存在することを確認することによりヘッジの有効性
を評価しております。
19.消費税及び地方消費税(以下「消費税等」という)の会計処理は、税
抜方式によっております。ただし、有形固定資産に係る控除対象外
消費税等は当事業年度の費用に計上しております。
20.理事及び監事との間の取引による理事及び監事に対する
24百万円 金銭債務総額
30百万円 21.子会社の株式総額
1,298百万円 22.子会社に対する金銭債権総額
23百万円 23.子会社に対する金銭債務総額
24.有形固定資産の減価償却累計額 12,331百万円 198百万円 25.有形固定資産の圧縮記帳額
26.貸借対照表に計上した固定資産のほか、事務機械の一部については、
所有権移転外ファイナンス・リース契約により使用しております。
27.貸出金のうち、破綻先債権額は1,513百万円、延滞債権額は17,379
百万円であります。
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続
していることその他の事由により元本又は利息の取立て又は弁済の
見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却
を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。
)のう
ち、法人税法施行令(昭和40年政令第97号)第96条第1項第3号のイ
からホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じてい
る貸出金であります。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権
及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利息の支払
を猶予した貸出金以外の貸出金であります。
28.貸出金のうち、3ヵ月以上延滞債権額は26百万円であります。
なお、3ヵ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が、約定支払
日の翌日から3月以上遅延している貸出金で破綻先債権及び延滞債
権に該当しないものであります。
29.貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は4,282百万円であります。
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図るこ
とを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、
債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で破綻
先債権、延滞債権及び3ヵ月以上延滞債権に該当しないものであり
ます。
30.破 綻先債権額、延滞債権額、3ヵ月以上延滞債権額及び貸出条件緩
和債権額の合計額は23,201百万円であります。
なお、27. から30. に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額であ
ります。
31.手形割引は、「銀行業における金融商品会計基準適用に関する会計上
及び監査上の取扱い」
(日本公認会計士協会業種別監査委員会報告第
24号)に基づき金融取引として処理しております。これにより受け
入れた商業手形は、売却又は(再)担保という方法で自由に処分でき
る権利を有しておりますが、その額面金額は4,511百万円でありま
す。
32.担保に供している資産は、次のとおりであります。
・担保に供している資産
有価証券 8,251百万円
・担保資産に対応する債務
預金 718百万円
上記のほか、内国為替決済、外為円決済等の取引の担保として、預
け金8,210百万円、有価証券212百万円、先物取引証拠金等の代用
として、有価証券318百万円を差し入れております。
また、その他の資産には、保証金165百万円及び敷金519百万円が
含まれております。
なお、手形の再割引は、業種別監査委員会報告第24号に基づき金融
取引として処理しておりますが、これにより引き渡した買入外国為
替の額面金額は8百万円であります。
33.土 地の再評価に関する法律(平成10年3月31日公布法律第34号)に
基づき、事業用の土地の再評価を行い、評価差額については、当該
評価差額に係る税金相当額を「再評価に係る繰延税金負債」として
負債の部に計上し、これを控除した金額を「土地再評価差額金」と
して純資産の部に計上しております。
・再評価を行った年月日 平成10年3月31日
・同法律第3条第3項に定める再評価の方法
(平成10年3月31日公布政令
土 地の再評価に関する法律施行令
第119号)第2条第4号に定める地価税の課税価格の計算の基礎
となる土地の価額を算定するために国税庁長官が定めて公表し
た方法に基づいて、
(奥行価格補正、側方路線影響加算等)合理的
な調整を行って算定しております。
同法律第10条に定める再評価を行った事業用土地の当事業年度末に
おける時価の合計額と当該事業用土地の再評価後の帳簿価額の合計
額との差額は5,568百万円であります。
34.出資1口当たりの純資産額 4,915円41銭
35.金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取組方針
当金庫は、預金業務、融資業務及び市場運用業務などの金融業務
を行っております。
このため、金利変動による不利な影響が生じないように、資産及
び負債の総合的管理(ALM)をしております。その一環として、デ
リバティブ取引も行っております。
運用に当っては、ALM・リスク管理委員会(毎月開催)や市場資産
運用方針会議
(四半期開催)等において、安全性、流動性、収益性
の観点から総合的な検討を行い、その結果に基づき適正に管理・
運用を行っております。また、保有証券の時価や格付は、市場関
連リスクの管理を担当する部署によって日次ベースでモニタリン
グするなど、安全な資産の運用に心がけております。
(2)
金融商品の内容及びそのリスク
当金庫が保有する金融資産は、主として事業地区内のお客様に対
する貸出金です。また、有価証券は、主に債券、投資信託及び株
式であり、満期保有目的、純投資目的及び事業推進目的で保有し
ております。これらは、それぞれ発行体の信用リスク及び金利の
変動リスク、市場価格の変動リスクに晒されております。
一方、金融負債は主としてお客様からの預金であり、流動性リス
クに晒されております。
デリバティブ取引には ALM の一環で行っている金利スワップ取引
があります。当金庫では、これをヘッジ手段として、ヘッジ対象
である金融商品に関わる金利の変動リスクに対してヘッジ会計を
適用しております。
(3)
金融商品に係るリスク管理体制
①信用リスクの管理
当金庫は、信用リスク管理規程及び信用リスクに関する管理諸
規程に従い、貸出金について、個別案件ごとの与信審査、与信
限度額、信用情報管理、保証や担保の設定、問題債権への対応
など与信管理に関する体制を整備し運営しております。
これらの与信管理は、各営業店のほか融資部により行われ、ま
た、定期的に経営陣による審査委員会や理事会を開催し、審
議・報告を行っております。さらに、与信管理の状況について
は、監査部がチェックしております。
有価証券の発行体の信用リスク及びデリバティブ取引のカウン
ターパーティーリスクに関しては、国際資金証券部において、
信用情報や時価の把握を定期的に行うことで管理しております。
②市場リスクの管理
(ⅰ)
金利リスクの管理
当金庫は、ALM によって金利の変動リスクを管理しており
ます。ALM に関する規則及び要領において、リスク管理方
法や手続等の詳細を明記しており、ALM・リスク管理委員
会において決定された ALM に関する方針に基づき、理事会
において実施状況の把握・確認、今後の対応等の協議を行っ
ております。日常的にはリスク管理部において金融資産及び
負債の金利や期間を総合的に把握し、ギャップ分析や金利感
応度分析等によりモニタリングを行い、月次ベースで理事会
に報告しております。
なお、ALM により、金利の変動リスクをヘッジするための
金利スワップ等のデリバティブ取引も行っております。
(ⅱ)
為替リスクの管理
当金庫は、為替の変動リスクに関して、個別の案件ごとに管
理しております。
(ⅲ)
価格変動リスクの管理
有価証券を含む市場運用商品の保有については、市場資産運
用方針会議の方針に基づき、理事会の監督の下、余裕資金運
用規程に従い行われております。このうち、国際資金証券部
では、市場運用商品の購入を行っており、事前審査、投資限
度額の設定のほか、継続的なモニタリングを通じて、価格変
動リスクの軽減を図っております。これらの情報はリスク管
理部を通じ、理事会及び ALM・リスク管理委員会において
定期的に報告されております。
(ⅳ)
デリバティブ取引
デリバティブ取引に関しては、取引の執行、ヘッジ有効性の
評価、事務管理に関する部門をそれぞれ分離し内部牽制を確
立するとともに、余裕資金運用基準に基づき実施されており
ます。
(ⅴ)
市場リスクに係る定量的情報
当金庫では、金融資産のうち「預け金」、「買入金銭債権」、
「金銭の信託」、「商品有価証券」、「有価証券(時価を把握する
ことが極めて困難と認められるものを除く)」、「貸出金」、及
び金融負債のうち「預金積金」、「借用金」の市場リスク量を
VaR により月次で計測し、取得したリスク量がリスク限度
額の範囲内となるよう管理しております。当金庫の VaR は
分散共分散法(保有期間120日、信頼区間99%、観測期間5
年)により算出しており、平成26年3月31日現在で当金庫の
市場リスク量(損失額の推計値)は、全体で1,550百万円です。
ただし、VaR は過去の相場変動をベースに統計的に算出し
た一定の発生確率での市場リスク量を計測しており、通常で
は考えられないほど市場環境が激変する状況下におけるリス
クは捕捉できない場合があります。
③資金調達に係る流動性リスクの管理
当金庫は、ALM を通して、適時に資金管理を行うほか、資金調
達手段の多様化、市場環境を考慮した長短の調達バランスの調
整などによって、流動性リスクを管理しております。
(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格が
ない場合には合理的に算定された価額が含まれております。当該
価額の算定においては一定の前提条件等を採用しているため、異
なる前提条件等によった場合、当該価額が異なることもあります。
なお、一部の金融商品については、簡便な計算により算出した時
価に代わる金額を含めて開示しております。
36.金融商品の時価等に関する事項
平成26年3月31日における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差
額は、次のとおりであります(時価等の算定方法については
(注1)参
照)。
なお、時価を把握することが極めて困難と認められる非上場株式等
は、次表には含めておりません((注2)参照)。また、重要性の乏し
い科目については記載を省略しております。
(単位:百万円)
(1)
預け金
(2)
有価証券
満期保有目的の債券
その他有価証券
貸出金
(3)
(* 1 )
貸倒引当金(* 2 )
金 融 資 産 計
預金積金
(1)
金 融 負 債 計
貸借対照表
計 上 額
136,293
213,652
28,134
185,517
437,456
△ 4,997
432,459
782,405
763,996
763,996
時 価
差 額
136,623
211,567
26,049
185,517
329
△ 2,084
△ 2,084
-
437,611
785,802
764,505
764,505
5,152
3,397
508
508
(* 1 )貸出金の「時価」には、「簡便な計算により算出した時価に代わ
る金額」が含まれております。
(* 2 )貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除し
ております。
(注1)金融商品の時価等の算定方法
金融資産
(1)預け金
満期のない預け金については、時価は帳簿価額と近似しているこ
とから、当該帳簿価額を時価としております。満期のある預け金
については、残存期間に基づく区分ごとに、新規に預け金を行っ
た場合に想定される適用金利で割り引いた現在価値を算定してお
ります。
(2)有価証券
株式は取引所の価格、債券は取引所の価格又は取引金融機関から
提示された価格によっております。投資信託は、公表されている
基準価額によっております。
なお、保有目的区分ごとの有価証券に関する注記事項については
37. から38. に記載しております。
(3)貸出金
貸出金は、以下の①~②の合計額から、貸出金に対応する一般貸
倒引当金及び個別貸倒引当金を控除する方法により算定し、その
算出結果を時価に代わる金額として記載しております。
①破 綻 懸 念 先 債 権、 実 質 破 綻 先 債 権 及 び 破 綻 先 債 権 等、 将 来
キャッシュ・フローの見積りが困難な債権については、貸借対
照表中の貸出金勘定に計上している額(貸倒引当金控除前の額)
②①以外の貸出金については、貸出金の期間に基づく区分ごとに、
元利金の合計額を市場金利(LIBOR、円金利スワップレート)で
割り引いた価額
金融負債
(1)預金積金
要求払預金については、決算日に要求された場合の支払額
(帳簿価
額)を時価とみなしております。また、定期預金の時価は、一定の
期間ごとに区分して、将来のキャッシュ・フローを割り引いて現
在価値を算定しております。その割引率は、新規に預金を受け入
れる際に使用する利率を用いております。
(注 2 )時 価を把握することが極めて困難と認められる金融商品の貸借
対照表計上額は次のとおりであり、金融商品の時価情報には含
まれておりません。
(単位:百万円)
区 分
子会社株式
(*1)
非上場株式
(*1)
合 計
貸借対照表計上額
30
163
193
(*1)子 会社株式及び非上場株式については、市場価格がなく、時価
を把握することが極めて困難と認められることから時価開示の
対象とはしておりません。
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
31
資料編 財務諸表
(注 3 )
金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
(単位:百万円)
1年以内
預け金
有価証券
満期保有目的の債券
その他有価証券のうち
満期があるもの
貸出金(*)
合 計
62,983
7,081
-
7,081
1年超
5年超
5年以内 10年以内
26,000
47,310
61,561 118,397
3,500
3,500
58,061 114,897
10年超
-
21,518
21,134
384
88,346 117,665
91,021 126,541
161,085 235,412 232,743 139,183
(*)貸出金のうち、破綻先、実質破綻先及び破綻懸念先に対する債権
等、償還予定額が見込めないもの、期間の定めがないものは含め
ておりません。
(注 4 )
その他の有利子負債の決算日後の返済予定額
1年以内
預金積金
(*)
合 計
733,513
733,513
(単位:百万円)
1年超
5年超
5年以内 10年以内
30,286
8
30,286
8
10年超
188
188
(*)
預金積金のうち、要求払預金は「1年以内」に含めて開示しており
ます。
37.有価証券の時価及び評価差額等に関する事項は次のとおりでありま
す。これらには、「国債」、「地方債」、「社債」、「株式」、「その他の証
券」のほか、「商品有価証券」及び「買入金銭債権」中のコマーシャ
ル・ペーパー及び信託受益権が含まれております。以下38. まで同
様であります。
売買目的有価証券
売買目的有価証券
(単位:百万円)
当事業年度の損益に含まれた評価差額
0
満期保有目的の債券
(単位:百万円)
種 類
貸借対照表計上額
時 価
差 額
2,000
2,000
26,134
26,134
26,134
28,134
2,007
2,007
24,042
24,042
24,042
26,049
7
7
△ 2,092
△ 2,092
△ 2,092
△ 2,084
そ の 他
小 計
そ の 他
外国証券
小 計
合 計
時価が貸借対照表計上
額を超えるもの
時価が貸借対照表計上
額を超えないもの
その他有価証券
(単位:百万円)
種 類
貸借対照表計上額 取得原価
株
式
2,203
1,654
債
券 169,074 164,498
国 債 99,283
96,469
地方債 23,062
22,293
社 債 46,728
45,735
そ の 他
5,963
5,126
小 計 177,240 171,279
式
272
318
貸借対照表計上額が取 株
券
6,342
6,352
得原価を超えないもの 債
国 債
-
-
地方債
2,293
2,299
社 債
4,049
4,053
そ の 他
4,825
4,885
小 計 11,440
11,556
合 計
188,681 182,835
貸借対照表計上額が取
得原価を超えるもの
38. 当事業年度中に売却したその他有価証券
差 額
548
4,576
2,814
768
993
836
5,961
△ 46
△9
-
△5
△3
△ 60
△ 115
5,845
(単位:百万円)
売 却 額 売却益の合計額 売却損の合計額
株 式
債 券
国 債
地方債
社 債
その他
合 計
1,045
53
-
-
53
6,109
7,208
39. 運用目的の金銭の信託
運用目的の金銭の信託
32
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
261
-
-
-
-
548
809
-
0
-
-
0
-
0
(単位:百万円)
貸借対照表計上額
1,999
当事業年度の損益に
含まれた評価差額
△0
40.当座貸越契約及び貸付金に係るコミットメントライン契約は、お客
さまからの融資実行の申し出を受けた場合に、契約上規定された条
件について違反がない限り、一定の限度額まで資金を貸付けること
を約する契約であります。これらの契約に係る融資未実行残高は、
9,083百万円であります。このうち、契約残存期間が1年以内のもの
が5,137百万円あります。
なお、これらの契約の多くは、融資実行されずに終了するものであ
るため、融資未実行残高そのものが必ずしも当金庫の将来のキャッ
シュ・フローに影響を与えるものではありません。これらの契約の
多くには、金融情勢の変化、債権の保全及びその他相当の事由があ
るときは、当金庫が実行申し込みを受けた融資の拒絶又は契約極度
額の減額をすることができる旨の条項が付けられております。
また、契約時において必要に応じて不動産・有価証券等の担保を徴
求するほか、契約後も半年毎に予め定めている金庫内手続に基づき
お客さまの業況等を把握し、必要に応じて契約の見直し、与信保全
上の措置等を講じております。
41.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は、それ
ぞれ以下のとおりであります。
(繰延税金資産)
貸倒引当金
退職給付引当金
減価償却超過額
賞与引当金
その他
繰延税金資産小計
評価性引当額
繰延税金資産合計
(繰延税金負債)
固定資産圧縮積立金
資産除去債務対応資産
その他有価証券評価差額金
繰延税金負債合計
繰延税金資産の純額
(再評価に係る繰延税金資産)
土地
評価性引当額
繰延税金資産合計
(再評価に係る繰延税金負債)
土地
繰延税金負債合計
再評価に係る繰延税金負債の純額
1,049 百万円
1,018
187
154
788
3,196
△ 304
2,892
7
3
1,629
1,639
1,253 百万円
278 百万円
△ 278
─
3,167
3,167
3,167 百万円
(追加情報)
「所得税法等の一部を改正する法律」
(平成26年法律第10号)が平成26
年3月31日に公布され、平成26年4月1日以後に開始する事業年度か
ら復興特別法人税が廃止されることとなりました。これに伴い、平成
26年4月1日に開始する事業年度に解消が見込まれる一時差異にかか
る繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用する法定実効税率は従
来の29.64%から27.87%となります。この税率変更により、繰延税
金資産は14百万円減少し、法人税等調整額は14百万円増加しており
ます。
損益計算書
〔単位:千円〕
平成24年度
( 第58期 )
平成25年度
( 第59期 )
益
12,845,127
13,217,199
科 目
資金運用収益
経
常
資
貸出金や有価証券などから
の受取利息などです。
役務取引等収益
サービスの対価として受け
取る手数料などです。
貸倒引当金戻入益
預金積金や借用金などへの
支払利息などです。
収
益
11,072,377
11,345,891
貸
出
金
利
息
8,657,412
8,693,656
預
け
金
利
424,784
息
466,662
148
47
有価証券利息配当金
1,878,327
2,146,472
その他の受入利息
69,826
80,930
853,985
844,269
受 入 為 替 手 数 料
484,048
483,297
360,971
その他の役務収益
369,936
そ の 他 業 務 収 益
719,547
57,631
外 国 為 替 売 買 益
13,959
16,397
商品有価証券売買益
892
4,819
国債等債券売却益
134,824
1,322
国債等債券償還益
534,965
562
その他の業務収益
34,906
34,528
そ の 他 経 常 収 益
199,217
969,407
93,818
貸倒引当金戻入益
―
償 却 債 権 取 立 益
1,940
191
株 式 等 売 却 益
83,996
822,881
金銭の信託運用益
23,774
19,087
その他の経常収益
89,504
33,429
9,620,248
経
常
用
10,219,294
用
797,548
766,396
息
748,580
726,959
給付補塡備金繰入額
資
金
費
調
預
達
金
費
利
47,919
34,126
息
―
4,491
コールマネー利息
12
65
用
金
利
金利スワップ支払利息
100
―
その他の支払利息
935
752
役 務 取 引 等 費 用
366,820
357,435
支 払 為 替 手 数 料
155,095
151,444
その他の役務費用
211,725
205,991
そ の 他 業 務 費 用
23,689
17,536
国債等債券売却損
―
104
国債等債券償還損
5,715
278
その他の業務費用
17,973
17,153
費
8,147,987
8,359,253
費
5,021,992
5,151,995
2,916,014
経
回収不能の貸出金などを貸
し倒れとして処理する費用
です。
人
件
物
件
費
2,843,577
金
282,417
291,243
そ の 他 経 常 費 用
883,248
119,626
貸倒引当金繰入額
税
貸
経常利益
「経常収益」から「経常費
用」を差し引いた額です。
用
コールローン利息
借
貸出金償却
運
役 務 取 引 等 収 益
貸倒引当金を取り崩した場
合に生じる戻り益です。
資金調達費用
金
収
出
金
償
338,936
―
却
39,250
5,214
株 式 等 売 却 損
403,425
1,750
金銭の信託運用損
―
96
そ の 他 資 産 償 却
19,680
―
その他の経常費用
経
常
利
益
81,956
112,565
2,625,833
3,596,951
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
33
資料編 財務諸表
〔単位:千円〕
平成24年度
( 第58期 )
科 目
特
別
利
益
固 定 資 産 処 分 益
特
別
損
失
固 定 資 産 処 分 損
減
法人税等調整額
繰延税金資産の積み立て
額または取り崩し額です。
損
損
平成25年度
( 第59期 )
1,023
―
1,023
―
1,737
900
417
900
失
1,320
―
税 引 前 当 期 純 利 益
2,625,118
3,596,050
1,020,212
法人税、住民税及び事業税
434,884
法 人 税 等 調 整 額
359,000
133,000
法
793,884
1,153,212
当
人
期
税
等
純
合
利
計
益
繰 越 金(当 期 首 残 高)
当 期 未 処 分 剰 余 金
1,831,234
2,442,838
3,605,889
5,067,050
5,437,123
7,509,889
損益計算書の注記(第59期)
1. 記載金額は千円未満を切り捨てて表示しております。
2. 子会社との取引による収益総額 52,868千円
子会社との取引による費用総額 78,608千円
3. 出資1口当たり当期純利益金額 273円26銭
剰余金処分計算書
〔単位:円〕
科 目
当 期 未 処 分 剰 余 金
平成24年度
( 第58期 )
平成25年度
( 第59期 )
5,437,123,571
7,509,889,294
額
370,073,046
224,916,263
金
190,000,000
47,083,500
普通出資に対する配当金
(年 4%)
180,073,046
(年 4%)
177,832,763
5,067,050,525
7,284,973,031
剰
余
利
金
益
処
準
分
備
繰 越 金(当 期 末 残 高)
本誌に掲載する財務資料のうち、信用金庫法第38条第1項に定められたもの
(うち貸借対照表、損益計算書、お
よび剰余金処分計算書)については、信用金庫法第38条の 2 第 3 項の規定に基づき、有限責任監査法人トーマツ
の監査を受けており、同監査法人より無限定適正意見が表明されております。
経営者確認書
平成25年度における貸借対照表、損益計算書および剰余金処分計算書(以下、「財務諸表」という。)の適正性、
および財務諸表作成に係る内部監査の有効性を確認しております。
平成26年6月30日
東京信用金庫
理事長
34
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
資料編 主要な業務の状況
主要な経営指標の推移
経 常 収 益(千円)
経 常 利 益(千円)
当 期 純 利 益(千円)
出 資 総 額(百万円)
出 資 総 口 数(千口)
純 資 産 額(百万円)
総 資 産 額(百万円)
預 金 積 金 残 高(百万円)
貸 出 金 残 高(百万円)
有 価 証 券 残 高(百万円)
単体自己資本比率(%)
出資に対する配当金(千円)
(円)
(出資1口あたり)
出 資 配 当 率(%)
平成21年度
平成22年度
平成23年度
平成24年度
平成25年度
13,978,590
2,328,692
1,616,238
4,672
9,345
33,369
741,260
695,945
380,060
205,446
9.55
13,416,813
2,138,444
1,327,816
4,627
9,255
34,135
748,810
702,979
392,072
197,322
9.22
14,027,727
2,281,892
1,242,850
4,569
9,138
35,005
765,821
718,892
399,369
163,896
9.14
12,845,127
2,625,833
1,831,234
4,535
9,071
40,933
788,984
736,697
413,977
204,227
9.15
13,217,199
3,596,951
2,442,838
4,492
8,984
43,427
825,456
763,996
437,456
213,845
9.26
186,617
20
4.0
184,064
20
4.0
181,381
20
4.0
180,073
20
4.0
177,832
20
4.0
14
10
13
9
13
9
12
9
13
10
役
員
数(人)
うち常勤役員数(人)
職
員
会
員
数(人)
669
数(人)
660
40,227
39,919
649
633
39,602
39,426
641
39,200
(注)
1. 総資産額には債務保証見返は含んでおりません。
2.
「単体自己資本比率」については、平成25年度決算より新しい自己資本比率規制(バーゼルⅢ)に基づき算出しております。
なお、
当金庫は国内基準を採用しております。
業務粗利益・業務純益
〔単位:千円〕
種 類
資
金 運 用 収
資 金 運 用 収
資 金 調 達 費
役 務 取 引 等 収
役 務 取 引 等 収
役 務 取 引 等 費
そ の 他 業 務 収
そ の 他 業 務 収
そ の 他 業 務 費
業
務
粗
利
業 務 粗 利 益
業
務
純
支
益
用
支
益
用
支
益
用
益
率
益
役務取引等収支の状況
種 類
平成24年度
平成25年度
10,277,329
11,072,377
795,048
487,164
853,985
366,820
695,858
719,547
23,689
11,460,352
1.53%
3,343,672
10,581,731
11,345,891
764,160
486,833
844,269
357,435
40,095
57,631
17,536
11,108,659
1.43%
2,817,013
〔単位:千円〕
平成24年度
平成25年度
役 務 取 引 等 収 益
853,985
844,269
受入為替手数料
484,048
483,297
その他の受入手数料
369,936
360,971
役 務 取 引 等 費 用
366,820
357,435
支払為替手数料
155,095
151,444
その他の支払手数料
24,843
21,939
その他の役務取引等費用
186,882
184,051
(注)1.資金調達費用は金銭の信
託運用見合費用 ( 平成24
年度2,500千円、平成25
年 度2,235千 円 ) を 控 除
して表示しております。
2.業務粗利益率
業 務 粗 利 益
= ×100
資金運用勘定平均残高
3.業 務 純 益 = 業 務 収 益 −
(業 務 費 用 − 金 銭 の 信 託
運用見合費用)
4.国内業務部門と国際業務
部門の区別はしておりま
せん。
その他業務収支の状況
種 類
〔単位:千円〕
平成24年度
平成25年度
そ の 他 業 務 収 益
719,547
57,631
外国為替売買益
13,959
16,397
商品有価証券売買益
892
4,819
国債等債券売却益
134,824
1,322
国債等債券償還益
534,965
562
その他の業務収益
34,906
34,528
そ の 他 業 務 費 用
23,689
17,536
国債等債券売却損
―
104
国債等債券償還損
5,715
278
その他の業務費用
17,973
17,153
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
35
資料編 主要な業務の状況
資金運用収支の内訳
〔単位は平均残高:百万円、利息:千円、利回り:%〕
種 類
資 金 運 用 勘 定
平成24年度
平成25年度
平均残高
利 息
利 回 り
747,156
11,072,377
1.48
773,762
11,345,891
1.46
う
ち
貸
出
金
平均残高
利 息
利 回 り
401,893
8,657,412
2.15
420,822
8,693,656
2.06
う
ち
預
け
金
平均残高
利 息
利 回 り
150,726
466,662
0.30
144,914
424,784
0.29
うちコールローン
平均残高
利 息
利 回 り
52
148
0.28
27
47
0.17
うち買入金銭債権
平均残高
利 息
利 回 り
3,533
10,493
0.29
3,320
8,263
0.24
うち商品有価証券
平均残高
利 息
利 回 り
96
337
0.35
146
633
0.43
う ち 有 価 証 券
平均残高
利 息
利 回 り
188,433
1,877,990
0.99
201,982
2,145,838
1.06
資 金 調 達 勘 定
平均残高
利 息
利 回 り
726,798
795,048
0.10
753,276
764,160
0.10
う ち 預 金 積 金
平均残高
利 息
利 回 り
729,153
796,499
0.10
750,868
761,086
0.10
う
平均残高
利 息
利 回 り
―
―
―
4,490
4,491
0.10
ち
借
用
金
(注)
1.資金運用勘定は無利息預け金平均残高
(平成24年度402百万円、平成25年度424百万円)及び金銭の信託平均残高(平成24年度2,500百万円、平
成25年度2,235百万円)をそれぞれ控除して表示しております。
2.資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高
(平成24年度2,500百万円、平成25年度2,235百万円 ) 及び利息(平成24年度2,500千円、平成
25年度2,235千円)をそれぞれ控除して表示しております。
3.国内業務部門と国際業務部門の区別はしておりません。
受取利息・支払利息の分析
受
う
う
う
う
う
う
支
う
う
取
利
ち 貸 出
ち 預 け
ちコールロー
ち買入金銭債
ち商品有価証
ち 有 価 証
払
利
ち 預 金 積
ち 借 用
息
金
金
ン
権
券
券
息
金
金
〔単位:千円〕
平成24年度
残高による増減 利率による増減
333,952
264,020
△ 3,059
△ 28,451
△ 193
116
101,227
11,312
11,367
―
純 増 減
平成25年度
残高による増減 利率による増減
純 増 減
△ 642,504 △ 308,552
△ 333,647
△ 69,627
△ 116,606 △ 119,665
25,249
△ 3,202
△ 1,315
△ 1,508
△ 313
△ 197
△ 215,339 △ 114,112
△ 80,682
△ 69,370
△ 81,281
△ 69,914
―
―
440,789 △ 167,275
325,832 △ 289,588
△ 22,461
△ 19,417
△ 56
△ 45
△ 578
△ 1,652
206
90
135,048
132,800
△ 30,888
0
△ 35,413
0
4,491
0
273,514
36,244
△ 41,878
△ 101
△ 2,230
296
267,848
△ 30,888
△ 35,413
4,491
(注)
1. 残高および利率の増減割合が重なる部分については、両者の増減割合に応じて按分しております。
2.国内業務部門と国際業務部門の区別はしておりません。
利益率
総資産経常利益率
総資産当期純利益率
〔単位:%〕
平成24年度
平成25年度
0.33
0.23
0.44
0.30
経常(当期純)利益
(注)
総資産経常(当期純)利益率= ×100
総資産(債務保証見返を除く)平均残高
36
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
利鞘
資 金 運 用 利 回
資 金 調 達 原 価 率
総 資 金 利 鞘
〔単位:%〕
平成24年度
平成25年度
1.48
1.22
0.26
1.46
1.20
0.26
資料編 事業の状況
預金に関する指標
預金科目別残高
〔単位:百万円〕
平成25年3月末
平成26年3月末
当
座
預
金
15,220
17,849
普
通
預
金
185,023
203,983
貯
蓄
預
金
859
825
通
知
預
金
796
1,134
定
期
預
金
482,752
493,726
定
期
積
金
48,381
42,525
外
貨
預
金
148
105
そ
の
他
の
預
金
合 計
3,514
3,845
736,697
763,996
預金科目別残高構成比
普通預金
25.1%
当座預金
貯蓄預金
通知預金
外貨預金
その他の預金
合 計
定期積金
6.6%
定期預金
65.5%
2.1%
0.1%
0.1%
0.0%
0.5%
2.8%
普通預金
26.6%
当座預金
貯蓄預金
通知預金
外貨預金
その他の預金
合 計
定期積金
5.5%
定期預金
64.6%
平成25年3月末
平成26年3月末
預金・譲渡性預金平均残高
〔単位:百万円〕
平成24年度
平成25年度
金
192,022
208,975
う ち 有 利 息 預 金
160,885
176,415
金
534,814
539,518
うち固定金利定期預金
487,394
493,055
うち変動金利定期預金
12
8
流
動
定
期
そ
性
性
預
預
の
他
計
譲
渡
性
預
金
合 計
2,316
2,374
729,153
750,868
―
―
729,153
750,868
定期預金残高
〔単位:百万円〕
平成25年3月末
平成26年3月末
金
482,761
493,730
固定金利定期預金
482,752
493,715
9
15
―
―
定
期
預
変動金利定期預金
そ
の
他
2.3%
0.1%
0.1%
0.0%
0.5%
3.0%
(注)
1.流動性預金=当座預金+普通
預金+貯蓄預金+通知預金
2.定期性預金=定期預金+定期
積金
固定金利定期預金:預入時に
満期までの利率が確定する自
由金利定期預金
変動金利定期預金:預入期間
中の市場金利の変化に応じて
金利が変動する自由金利定期
預金
3.国内業務部門と国際業務部門
の区別はしておりません。
(注)国内業務部門と国際業務部門の
区別はしておりません。
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
37
資料編 事業の状況
貸出金等に関する指標
(注)
国 内業務部門と国際業務部門の
区別はしておりません。
貸出金科目別残高
〔単位:百万円〕
平成25年3月末
平成26年3月末
割
引
手
形
4,880
4,511
手
形
貸
付
14,997
17,000
証
書
貸
付
388,555
410,813
当
座
貸
越
5,543
5,131
413,977
437,456
合 計
貸出金科目別残高構成比
割引手形
1.2%
手形貸付
3.6%
割引手形
1.0%
手形貸付
3.8%
当座貸越
1.3%
当座貸越
1.1%
証書貸付
93.9%
証書貸付
93.9%
平成25年3月末
平成26年3月末
貸出金科目別平均残高および構成比
〔単位:百万円、%〕
平成24年度
残 高
平成25年度
構 成 比
残 高
構 成 比
割
引
手
形
4,467
1.1
4,328
1.0
手
形
貸
付
12,230
3.0
15,265
3.6
証
書
貸
付
380,060
94.6
396,395
94.1
座
貸
越
当
合 計 5,134
1.3
4,833
1.1
401,893
100.0
420,822
100.0
固定金利・変動金利の貸出金残高
貸
38
〔単位:百万円〕
平成25年3月末
平成26年3月末
金
413,977
437,456
う ち 変 動 金 利
258,596
260,406
う ち 固 定 金 利
155,380
177,050
出
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
貸出金業種別残高内訳
〔単位:先、百万円〕
平成25年3月末
業 種
製
造
農
業
残 高
貸出先数
残 高
977
24,286
915
25,134
業
、
業
―
―
1
0
業
1,388
28,460
1,327
29,985
電気・ガス・熱供給・水道業
3
33
3
41
建
情
林
平成26年3月末
貸出先数
設
業
244
4,351
238
4,466
運
輸
報
業、
郵
便
業
143
6,854
141
6,986
卸
売
業、
小
売
業
1,342
33,104
1,321
32,880
金
融
業、
保
険
業
25
8,750
26
13,529
動
産
業
1,912
187,873
1,970
201,140
業
18
1,217
18
1,262
学術研究、専門・技術サービス業
281
3,951
268
3,781
29
3,383
27
3,810
不
物
通
品
信
賃
貸
宿
泊
業
飲
食
業
709
9,342
670
9,163
生活関連サービス業、娯楽業
388
7,543
381
7,696
教 育、 学 習 支 援 業
49
1,954
46
2,090
医
祉
188
6,554
186
5,926
そ の 他 の サ ー ビ ス
656
12,220
670
12,702
地
療
方
、
公
福
共
団
個
体
―
―
1
100
人
10,593
74,095
10,960
76,755
18,945
413,977
19,169
437,456
合 計
(注)
業種別区分は日本標準産業分類の大分類に準じて記載しております。
貸出金業種別残高構成比
学術研究、専門・技術サービス業 0.9%
宿 泊 業 0.8%
飲 食 業 2.3%
生活関連サービス業、娯楽業 1.8%
教育、学習支援業 0.5%
医 療 、 福 祉 1.6%
その他のサービス 2.9%
合 計 10.8%
製造業
5.9%
建設業
6.9%
電気・ガス・熱供給・水道業
情 報 通 信 業
運輸業、郵便業
金融業、保険業
物 品 賃 貸 業
合 計
0.0%
1.0%
1.7%
2.1%
0.3%
5.1%
学術研究、専門・技術サービス業 0.8%
宿 泊 業 0.8%
飲 食 業 2.0%
生活関連サービス業、娯楽業 1.7%
教育、学習支援業 0.4%
医 療 、 福 祉 1.3%
その他のサービス 2.9%
地 方 公 共 団 体 0.0%
合 計 9.9%
製造業
5.7%
建設業
6.8%
農 業 、 林 業
電気・ガス・熱供給・水道業
情 報 通 信 業
運輸業、郵便業
金融業、保険業
物 品 賃 貸 業
合 計
不動産業
45.4%
卸売業、
小売業
8.0%
平成25年3月末
不動産業
45.9%
卸売業、
小売業
7.5%
個人
17.9%
平成26年3月末
貸出金使途別残高
個人
17.5%
〔単位:百万円、%〕
平成25年3月末
残 高
平成26年3月末
構 成 比
残 高
構 成 比
設
備
資
金
250,351
60.5
263,123
60.1
運
転
資
金
163,625
39.5
174,332
39.8
413,977
100.0
437,456
100.0
合 計
0.0%
0.0%
1.0%
1.5%
3.0%
0.2%
5.7%
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
39
資料編 事業の状況
消費者ローン・住宅ローン残高
〔単位:百万円〕
平成25年3月末
消
住
費
者
宅
ロ
ロ
ー
ー
平成26年3月末
2,013
ン
ン
合 計
3,536
52,876
57,279
54,889
60,815
会員・会員外貸出金残高
会
会
員
〔単位:百万円〕
平成25年3月末
平成26年3月末
員
397,424
415,044
外
16,552
22,411
413,977
437,456
合 計
貸出金の担保別内訳
平成25年3月末
当 金 庫 預 金 積 金
有
価
証
動
債務保証見返の担保別内訳
〔単位:百万円〕
平成26年3月末
〔単位:百万円〕
平成25年3月末
13,892
12,450
当 金 庫 預 金 積 金
券
30
39
有
産
―
―
動
価
証
平成26年3月末
12
47
券
1
1
産
―
―
不
動
産
260,706
273,447
不
動
産
711
680
そ
の
他
30
11
そ
の
他
―
―
小
小
計
274,660
285,948
計
724
728
信用保証協会・信用保険
71,364
64,455
信用保証協会・信用保険
2
2
保
証
58,105
72,655
保
証
234
187
信
用
9,847
14,396
信
用
213
167
413,977
437,456
1,173
1,084
合 計
合 計
貸倒引当金内訳
〔単位:百万円〕
平成24年度
区 分
期首残高 当期増加額
平成25年度
当期減少額
目的使用
その他
期末残高
期首残高 当期増加額
当期減少額
目的使用
その他
一 般 貸 倒 引 当 金
717
726
―
717
726
726
602
―
726
602
個 別 貸 倒 引 当 金
5,707
5,066
971
4,735
5,066
5,066
4,394
701
4,364
4,394
合 計
6,425
5,792
971
5,453
5,792
5,792
4,997
701
5,090
4,997
貸出金償却の額
〔単位:百万円〕
平成24年度
貸 出 金 償 却 額
39
平成25年度
5
預貸率
〔単位:百万円〕
平成24年度
平成25年度
貸出金
(期 末 残 高)
(A)
413,977
437,456
預 金
(期 末 残 高)
(B)
736,697
763,996
預 貸 率
(A / B)
56.19%
57.25%
期 中 平 均
55.11%
56.04%
(注)
預金には定期積金を含んでおります。
40
期末残高
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
有価証券に関する指標
商品有価証券平均残高
〔単位:百万円〕
平成24年度
商
品
商
品
国
地
94
債
方
平成25年度
143
債
2
2
商 品 政 府 保 証 債
─
─
合 計
96
146
有価証券の残存期間別残高
地
債
方
債
社
債
株
式
外 国 証 券
その他の証券
期間の定め
のないもの
1年以下
1年超
3年以下
3年超
5年以下
5年超
7年以下
7年超
10年以下
平成24年度
―
―
10,709
12,340
63,146
―
―
86,196
平成25年度
―
―
16,917
12,807
69,557
―
―
99,283
平成24年度
130
1,444
2,559
3,960
10,716
―
―
18,811
平成25年度
201
2,476
2,635
5,886
14,155
―
―
25,356
平成24年度
4,991
8,585
18,302
10,663
3,940
227
208
46,919
平成25年度
3,785
11,391
23,980
7,455
3,739
220
205
50,777
平成24年度
―
―
―
―
―
―
3,685
3,685
平成25年度
―
―
―
―
―
―
2,669
2,669
平成24年度
300
―
6,500
2,803
986
27,134
501
38,225
平成25年度
―
―
3,500
996
3,500
21,134
―
29,130
平成24年度
―
78
669
―
―
―
9,641
10,389
平成25年度
94
409
250
―
298
―
5,575
6,628
区 分
国
〔単位:百万円〕
10年超
有価証券残高および平均残高
〔単位:百万円〕
平成24年度
国
地
方
平成25年度
期末残高
平均残高
期末残高
平均残高
債
86,196
68,807
99,283
93,187
債
18,811
15,533
25,356
21,126
社
債
46,919
42,720
50,777
47,816
株
式
3,685
3,653
2,669
2,283
券
38,225
46,016
29,130
31,807
券
10,389
11,702
6,628
5,761
204,227
188,433
213,845
201,982
外
そ
国
の
他
証
の
証
合 計
預証率
〔単位:百万円〕
平成24年度
平成25年度
有価証券
(期末残高)
(A)
204,227
213,845
預 金(期末残高)
(B)
736,697
763,996
預
合計
証
率
(A / B)
27.72%
27.99%
期中平均
25.84%
26.89%
(注)
1. 預金には定期積金を含んでおります。
2.国内業務部門と国際業務部門の区別はしておりません。
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
41
資料編 事業の状況
公共債引受額
〔単位:百万円〕
平成24年度
国
地
政
方
府
保
証
平成25年度
債
―
―
債
―
―
債
636
717
636
717
合 計
公共債ディーリング実績(売買高)
〔単位:億円〕
平成24年度
公共債ディーリング
平成25年度
0
6
国際業務に関する指標
外国為替取扱高
〔単位:千米㌦、%〕
平成24年度
取 扱 高
平成25年度
構 成 比
取 扱 高
構 成 比
輸
出
4,149
9.1
3,793
6.1
輸
入
27,195
59.7
25,491
41.3
貿
易
外
受
取
3,914
8.6
19,540
31.6
貿
易
外
支
払
10,305
22.6
12,860
20.8
45,563
100.0
61,684
100.0
合 計
外貨建資産残高
〔単位:千米㌦〕
平成25年3月末
平成26年3月末
1,595
1,574
外 貨 建 資 産 残 高
その他の業務に関する指標
内国為替取扱実績
〔単位:件、百万円〕
平成24年度
件 数
仕 向 為 替
被仕向為替
42
平成25年度
金 額
件 数
金 額
送 金、振 込
1,102,719
560,287
1,103,889
598,879
代 金 取 立
7,303
7,195
7,106
7,184
送 金、振 込
985,798
574,636
961,194
619,656
代 金 取 立
6,124
12,138
6,075
12,721
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
代理貸付の残高および構成比
〔単位:百万円、%〕
平成25年3月末
残 高
信
金
中
央
金
庫
611
平成26年3月末
構 成 比
12.1
残 高
構 成 比
581
14.2
株式会社日本政策金融公庫
35
0.7
22
0.5
独立行政法人住宅金融支援機構
3,938
78.0
3,074
75.3
独立行政法人福祉医療機構
408
8.1
360
8.8
独立行政法人中小企業基盤整備機構
合 計
53
1.1
43
1.0
5,047
100.0
4,082
100.0
役職員の報酬体系
1. 対象役員
当金庫における報酬体系の開示対象となる「対象役員」は、常勤理事および常勤監事をいいます。対象役員に対
する報酬等は、職務執行の対価として支払う「基本報酬」および「賞与」
、在任期間中の職務執行および特別功労
の対価として退任時に支払う「退職慰労金」で構成されております。
(1)報酬体系の概要
【基本報酬および賞与】
非常勤を含む全役員の基本報酬および賞与につきましては、総代会において、理事全員および監事全員それぞ
れの支払総額の最高限度額を決定しております。
そのうえで、各理事の基本報酬額につきましては役位や在任年数等を、各理事の賞与額については前年度の業
績等をそれぞれ勘案し、当金庫の理事会において決定しております。また、各監事の基本報酬額および賞与額に
つきましては、監事の協議により決定しております。
【退職慰労金】
退職慰労金につきましては、在任期間中に毎期引当金を計上し、退任時に総代会で承認を得た後、支払ってお
ります。
なお、当金庫では、全役員に適用される退職慰労金の支払いに関して、主として次の事項を規程で定めており
ます。
a.決定方法 b.算出方法 c.決定時期と支払時期 (2)
平成25年度における対象役員に対する報酬等の支払総額
区分
対象役員に対する報酬等
支払額
213
(単位:百万円)
(注)1.対象役員に該当する理事は10名、監事は2名です
(期中に退任した者を含む)。
2.上記の内訳は、
「基本報酬」147百万円、「賞与」29百万円、「退職慰労金」37百万円となっております。
なお、「賞与」は当年度中に支払った賞与のうち当年度に帰属する部分の金額(過年度に繰り入れた引当金分を除く)と当年度に繰り
入れた役員賞与引当金の合計額です。
「退職慰労金」は、当年度中に支払った退職慰労金(過年度に繰り入れた引当金分を除く)と当年度に繰り入れた役員退職慰労引当金
の合計額です。
3. 使用人兼務役員の使用人としての報酬等を含めております。
(3)
その他
「信用金庫法施行規則第132条第1項第6号等の規定に基づき、報酬等に関する事項であって、信用金庫等の
業務の運営又は財産の状況に重要な影響を与えるものとして金融庁長官が別に定めるものを定める件」
(平成24
年3月29日付金融庁告示第22号)
第3条第1項第3号および第5号に該当する事項はありません。
2. 対象職員等
当金庫における報酬体系の開示対象となる「対象職員等」は、当金庫の非常勤役員、当金庫の職員であって、対
象役員が受ける報酬等と同等額以上の報酬等を受ける者のうち、当金庫の業務および財産の状況に重要な影響を与
える者をいいます。
なお、平成25年度において、対象職員等に該当する者はおりません。
(注)1.対象職員等には、期中に退任・退職した者も含めております。
「同等額」は 、平成25年度に対象役員に支払った報酬等の平均額としております
2.
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
43
資料編 事業の状況
財産の状況に関する事項
リスク管理債権・保全状況
〔単位:百万円、%〕
平成24年度
区 分
破
債
残 高
(A)
担保・保証 貸倒引当金
保全率
(C) (B+C)/A
(B)
1,921
610
1,310
100.00
1,513
443
1,070
100.00
権
15,266
9,758
3,753
88.50
17,379
11,885
3,324
87.51
3 ヵ月以上延滞債権
71
71
―
100.00
26
20
1
80.11
貸出条件緩和債権
5,002
2,439
282
54.40
4,282
2,168
236
56.16
22,262
12,880
5,346
81.87
23,201
14,517
4,632
82.53
滞
先
担保・保証 貸倒引当金
保全率
(C) (B+C)/A
(B)
権
延
綻
残 高
(A)
平成25年度
債
合 計
(注)1.
「破綻先債権」とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していること、その他の事由により、元本又は利息の取立て又は弁
済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(未収利息不計上貸出金)のうち、次のいずれかに該当する債務者に
対する貸出金です。
①会社更生法又は金融機関等の更生手続の特例等に関する法律の規定による更生手続開始の申立てがあった債務者
②民事再生法の規定による再生手続開始の申立てがあった債務者
③破産法の規定による破産手続開始の申立てがあった債務者
④会社法の規定による特別清算開始の申立てがあった債務者
⑤手形交換所による取引停止処分を受けた債務者
2.
「延滞債権」とは、未収利息不計上貸出金のうち次の2つを除いた貸出金です。
①上記「破綻先債権」に該当する貸出金
②債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利息の支払を猶予した貸出金
3.
「3ヵ月以上延滞債権」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3ヵ月以上遅延している貸出金で破綻先債権および延滞
債権に該当しない貸出金です。
4.
「貸出条件緩和債権」とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、
債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権および3ヵ月以上延滞債権に該当しない貸出
金です。
5.これらの開示額は、担保処分による回収見込額、保証による回収が可能と認められる額や既に引当てている個別貸倒引当金を控除
する前の金額であり、全てが損失となるものではありません。
「担保・保証」は、自己査定に基づいて計算した担保の処分可能見込額および保証による回収が可能と認められる額の合計額です。
6.
7.
「貸倒引当金」については、リスク管理債権区分の各項目の貸出金に対して引当てた金額を記載しており、貸借対照表の残高より少
なくなっています。
8.
「保全率」はリスク管理債権ごとの残高に対し、担保・保証、貸倒引当金を設定している割合です。
44
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
金融再生法開示債権・保全状況
区 分
金融再生法上の
不良債権
破産更生債権及び
これらに準ずる債権
危
険
債
権
要 管 理 債 権
正 常 債 権
合 計
〔単位:百万円、%〕
保全額
(b)
開示残高
(a)
担保・保証等によ
貸倒引当金(d)
る回収見込額(c)
保全率
(b)/(a)
引当率
(d)/(a − c)
平成24年度
22,287
18,250
12,901
5,349
81.89
56.99
平成25年度
23,219
19,167
14,534
4,632
82.54
53.34
平成24年度
8,848
8,848
4,325
4,523
100.00
100.00
平成25年度
8,128
8,128
4,286
3,842
100.00
100.00
平成24年度
8,363
6,608
6,065
543
79.01
23.63
平成25年度
10,781
8,611
8,059
552
79.87
20.28
平成24年度
5,074
2,793
2,511
282
55.04
11.01
平成25年度
4,309
2,426
2,188
238
56.31
11.22
平成24年度
393,295
平成25年度
415,626
平成24年度
415,582
平成25年度
438,846
(注)1.
「破産更生債権及びこれらに準ずる債権」とは、破産、会社更生、再生手続等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する
債権およびこれらに準ずる債権です。
「危険債権」とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態および経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の
2.
回収および利息の受取りができない可能性の高い債権です。
「要管理債権」とは、
3.
「3ヵ月以上延滞債権」および「貸出条件緩和債権」に該当する貸出金をいいます。
「正常債権」とは、債務者の財政状態および経営成績に特に問題がない債権であり、「破産更生債権及びこれらに準ずる債権」、「危
4.
険債権」、「要管理債権」以外の債権をいいます。
「金融再生法上の不良債権」における「貸倒引当金」には、正常債権に対する一般貸倒引当金を除いて計上しております。
5.
前ページ記載の「リスク管理債権」ならびに上記「金融再生法開示債権」について、当金庫では、部分直
接償却制度を採用せず、破綻先等に対する債権の回収額が最終的に確定するまで、貸倒引当済額を貸借対
照表から控除することなく、当該債権全額を開示しております。
なお、平成25年度の貸倒引当済額は3,654百万円(実質破綻先・破綻先のⅣ分類額)であります。
※ リスク管理債権の対象債権は貸出金のみですが、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」
(金融再生法)に基づく資産査定の
結果については、貸出金以外の債権(外国為替、未収利息、仮払金、債務保証見返、および貸付有価証券)も対象とし、また、正常債
権についても開示することになっております。
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
45
資料編 事業の状況
有価証券の時価情報等
有価証券の時価および評価損益
金融商品に関する会計基準の適用により、有価証券は保有目的別に「売買目的有価証券」
「満期保有目的の債券」、
、
「子会社株式および関連会社株式」
「その他有価証券」の 4 種類に分類されます。
、
1 . 売買目的有価証券
種 類
商
商
品
品
国
地
方
〔単位:百万円〕
平成25年3月末
貸借対照表計上額
平成26年3月末
当期の損益に含まれた評価差額
貸借対照表計上額
当期の損益に含まれた評価差額
債
92
0
91
0
債
2
△0
2
△0
95
0
93
0
合 計
(注)
貸借対照表計上額は、期末日における市場価格等に基づいております。
2 . 満期保有目的の債券
〔単位:百万円〕
種 類
国
時価が貸借対照表
計上額を超えるもの
時価が貸借対照表
計上額を超えないもの
合 計
平成25年3月末
貸借対照表
計上額
時 価
平成26年3月末
差 額
貸借対照表
計上額
時 価
差 額
債
―
―
―
―
―
―
地 方 債
―
―
―
―
―
―
社
債
―
―
―
―
―
―
そ の 他
―
―
―
2,000
2,007
7
小 計
―
―
―
2,000
2,007
7
国
債
―
―
―
―
―
―
地 方 債
―
―
―
―
―
―
社
債
―
―
―
―
―
―
そ の 他
36,134
33,411
△ 2,722
26,134
24,042
△ 2,092
小 計
36,134
33,411
△ 2,722
26,134
24,042
△ 2,092
36,134
33,411
△ 2,722
28,134
26,049
△ 2,084
(注)
1.時価は、期末日における市場価格等に基づいております。
2.上記の「その他」は、外国証券です。
※上記「その他」の外国証券は、3月末日で金利の調整等による「差額」が、ネットで△20億円発生しておりますが、これら
の大半は、国際格付機関により「債務履行能力が高い」等の格付を取得した債券です。また、全て元本確保型債券(為替の変
動等による元本毀損の恐れのない債券)で、満期日には額面金額での償還が予定されております。
46
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
3 . その他有価証券
〔単位:百万円〕
種 類
貸借対照表計上額が
取得原価を超えるもの
貸借対照表
計上額
取得原価
平成26年3月末
差 額
貸借対照表
計上額
取得原価
差 額
株式
2,289
1,869
419
2,203
1,654
548
債券
150,918
145,894
5,024
169,074
164,498
4,576
国債
86,196
83,316
2,879
99,283
96,469
2,814
地方債
18,811
17,924
887
23,062
22,293
768
社債
45,910
44,652
1,257
46,728
45,735
993
その他
7,600
7,122
477
5,963
5,126
836
160,808
154,886
5,921
177,240
171,279
5,961
株式
1,201
1,316
△ 115
272
318
△ 46
債券
1,009
1,026
△ 17
6,342
6,352
△9
国債
―
―
―
―
―
―
地方債
―
―
―
2,293
2,299
△5
社債
1,009
1,026
△ 17
4,049
4,053
△3
その他
8,393
8,745
△ 352
4,825
4,885
△ 60
10,604
11,088
△ 484
11,440
11,556
△ 115
171,412
165,975
5,437
188,681
182,835
5,845
小 計
貸借対照表計上額が
取得原価を超えないもの
平成25年3月末
小 計
合 計
(注)
1.貸借対照表計上額は、期末日における市場価格等に基づいております。なお、株式の評価については期末日前1ヵ月の市場価格の平均により行っ
ております。
2.上記「その他」は外国証券、投資信託、その他の証券及び買入金銭債権です。
3.時価を把握することが極めて困難と認められる有価証券は、本表には含めておりません。
4 . 時価を把握することが極めて困難と認められる有価証券
種 類
子
そ
会
の
社
他
非
株
有
上
価
場
証
株
〔単位:百万円〕
平成25年3月末
平成26年3月末
式
  30
  30
券
163
163
式
163
163
金銭の信託
1 . 運用目的の金銭の信託
〔単位:百万円〕
平成25年3月末
貸借対照表計上額
2,000
平成26年3月末
当事業年度の損益に含まれた
評価差額
貸借対照表計上額
当事業年度の損益に含まれた
評価差額
0
1,999
△0
(注)
貸借対照表計上額は、期末日における市場価格等に基づいております。
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
47
資料編 事業の状況
2 . その他の金銭の信託
〔単位:百万円〕
平成25年3月末
貸借対照表
計上額
500
取得原価
差額
500
―
平成26年3月末
うち貸借対照 うち貸借対照
貸借対照表
表計上額が取 表計上額が取
計上額
得原価を超え 得原価を超え
ないもの
るもの
―
―
取得原価
差額
―
―
―
うち貸借対照 うち貸借対照
表計上額が取 表計上額が取
得原価を超え 得原価を超え
ないもの
るもの
―
―
3 . 満期保有目的の金銭の信託
該当する取引はありません。
デリバティブ取引の状況
1 . 通貨関連取引
〔単位:百万円〕
平成25年3月末
契約額等
契約額等の
うち1年超
のもの
平成26年3月末
時価
評価損益
契約額等の
契約額等 うち1年超
のもの
時価
評価損益
頭
為替予約
店
売建
143
―
154
△ 10
161
―
161
0
買建
155
―
166
11
105
―
106
0
320
1
267
0
合 計
(注)
1. 上記取引については時価評価を行い、ヘッジ会計を適用しております。
2. 時価の算定
店頭取引については、割引現在価値やオプション価格計算モデル等により算定しております。
2 . 金利関連取引、株式関連取引、債券関連取引、商品関連取引、クレジットデリバティブ取引
該当する取引はありません。
余裕資金は日銀、信金中金への預け入れや有価証券等で運用しております。
運用に当っては、ALM・リスク管理委員会
(毎月開催)や市場資産運用方針会議(四半期開催)等において、
安全性、流動性、収益性の観点から総合的な検討を行い、その結果に基づき適正に管理・運用を行ってお
ります。また、保有証券の時価や格付は、市場関連リスクの管理を担当する部署によって日次べースでモ
ニタリングするなど、安全な資産の運用に心がけております。
48
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
資料編 連結決算
子会社に関する事項
株式会社東信ビルディング
所 在 地 東京都板橋区板橋2—67—8
主 要 業 務 内 容 ・不動産の賃貸、不動産の維持・管理
・駐車場の経営および駐車場設備の管理
・建物および附帯設備の清掃、管理
・上記に付随または関連する業務
設 立 年 月 日 平成4年3月3日
資 本 金 3,000万円
当金庫出資比率 100%
○連結財務諸表の作成方針
1. 連結の範囲に関する事項
(1)連結される子会社および子法人等 1社
会社名 株式会社東信ビルディング
(2)非連結の子会社および子法人等
該当ありません。
2. 持分法の適用に関する事項
(1)持分法適用の非連結の子会社および子法人等、関連法
人等 該当ありません。
(2)持分法非適用の非連結の子会社および子法人等、関連
法人等 該当ありません。
3. 連結される子会社および子法人等の事業年度等に関する事項
連結される子会社および子法人等の決算日は次のとおりで
あります。
3月末日 1社
4. のれんの償却に関する事項
該当ありません。
5. 剰余金処分項目等の取り扱いに関する事項
連結剰余金計算書は、連結会計年度において確定した剰余
金処分に基づいて作成しております。
連結会計年度の事業概況
前期に計上した国債等債券償還益が剥落するなどの減収要因がありましたが、貸出金利息や有価証券利息が増収となりました
ことに加え、貸倒引当金繰入額の減少や株式等売却益の計上などの要因もあり、当期純利益は24億円を確保することができま
した。
主要な連結経営指標の推移
〔単位:百万円〕
平成21年度
平成22年度
平成23年度
平成24年度
平成25年度
経 常 収 益
13,997
13,432
14,048
12,866
13,239
経 常 利 益
2,331
2,137
2,283
2,634
3,606
当 期 純 利 益
1,618
1,324
1,244
1,839
2,451
純 資 産 額
32,683
33,445
34,317
40,254
42,756
総 資 産 額
742,470
749,857
766,600
789,505
825,887
自己資本比率
9.36%
9.04%
8.97%
8.99%
9.11%
(注)
「連結自己資本比率」については、平成25年度決算より新しい自己資本比率規制(バーゼルⅢ)に基づき算出しております。
なお、当金庫グループは国内基準を採用しております。
セグメント情報
○事業の種類別セグメント情報
連結会社は信用金庫業務以外に不動産業務等の事業を営んでおりますが、それらの事業の全セグメントに占める割合が僅少
であるため、事業の種類別セグメント情報は記載しておりません。
連結リスク管理債権
区 分
〔単位:百万円〕
平成24年度
平成25年度
1,921
1,513
権
15,266
17,379
3ヵ月以上延滞債権
71
26
貸出条件緩和債権
5,002
4,282
22,262
23,201
破 綻 先 債 権
延
滞
債
合 計
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
49
資料編 連結決算
連結貸借対照表
資産
〔単位:百万円〕
科 目
平成25年3月末
平成26年3月末
( 資 産 の 部 )
143,124
146,215
預
84
55
借
権
3,512
3,163
そ
の
他
託
2,500
1,999
賞
与
引
券
95
券
金
入
金
銭
商
品
有
銭
の
有
債
信
価
価
証
証
貸
出
外
国
そ
為
の
有
形
他
固
資
定
資
建
土
金
736,682
763,972
―
7,000
負
債
3,755
3,333
当
金
466
483
93
退職給付に係る負債
―
3,653
204,197
213,815
退 職 給 付 引 当 金
3,602
―
412,968
436,477
役員退職慰労引当金
131
150
44
88
睡眠預金払戻損失引当金
167
179
4,714
4,652
偶 発 損 失 引 当 金
105
105
産
21,186
21,865
再評価に係る繰延税金負債
3,167
3,167
物
2,829
3,258
債
証
1,173
1,084
負
計
749,250
783,130
金
4,535
4,492
金
24,653
26,924
地
17,325
17,644
資
産
589
490
建
設
仮
勘
定
101
9
その他の有形固定資産
341
463
出
ソ
フ
リ
定
ト
ー
ウ
ス
延
税
債
務
保
債
保
の
資
部
産
合
の
資
産
195
118
利
ェ
ア
136
75
処
分
未
済
持
分
△ 54
△ 74
産
29
13
会
員
勘
定
合
計
29,134
31,341
29
29
その他有価証券評価差額金
3,922
4,216
1,500
1,253
土 地 再 評 価 差 額 金
7,198
7,198
資
益
剰
余
部)
資
産
見
返
1,173
1,084
評 価・ 換 算 差 額 等 合 計
11,120
11,414
金
△ 5,792
△ 4,997
純 資 産 の 部 合 計
40,254
42,756
資 産 の 部 合 計
789,505
825,887
負債及び純資産の部合計
789,505
825,887
貸
倒
金
(純
務
資
その他の無形固定資産
繰
積
用
産
ス
固
金
替
ー
形
平成26年3月末
金
リ
無
平成25年3月末
( 負 債 の 部 )
買入手形及びコールローン
金
〔単位:百万円〕
科 目
現 金 及 び 預 け 金
買
証
引
当
連結貸借対照表の注記
(平成26年3月末)
1 . 記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
2 .商品有価証券の評価は、時価法(売却原価は主として移動平均法によ
り算定)
により行っております。
3 .有価証券の評価は、満期保有目的の債券については移動平均法によ
る償却原価法
(定額法)
、その他有価証券のうち時価のある株式につ
いては連結決算日前1ヵ月の市場価格の平均、株式以外については連
結決算日の市場価格等に基づく時価法(売却原価は主として移動平均
法により算定)
、ただし時価を把握することが極めて困難と認められ
るものについては移動平均法による原価法又は償却原価法により
行っております。
なお、その他有価証券の評価差額については、全部純資産直入法に
より処理しております。
4 .有価証券運用を主目的とする単独運用の金銭の信託において信託財
産として運用されている有価証券の評価は、時価法により行ってお
ります。
5 .デリバティブ取引の評価は、時価法により行っております。
6 .当金庫の有形固定資産(リース資産を除く)の減価償却は、定率法
〔ただし、平成10年4月1日以後に取得した建物(建物附属設備を除
く)
については定額法〕を採用しております。
また、主な耐用年数は次のとおりであります。
・建 物 19年~50年
・その他   2年~20年
連結される子会社の有形固定資産については、資産の見積耐用年数
に基づき、主として定率法〔ただし、平成19年4月1日以後に取得し
た建物については定額法〕により償却しております。
7 .当金庫の無形固定資産(リース資産を除く)の減価償却は、定額法に
より償却しております。
なお、自金庫利用のソフトウェアについては、金庫内における利用
可能期間
(5年)
に基づいて償却しております。
8 .所有権移転外ファイナンス・リース取引に係る「有形固定資産」及
50
負債及び純資産
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
び「無形固定資産」中のリース資産の減価償却は、リース期間を耐
用年数とした定額法により償却しております。
なお、残存価額については零としております。
9 .当金庫の外貨建資産・負債は、主として連結決算日の為替相場によ
る円換算額を付しております。
10.当金庫の貸倒引当金は、予め定めている償却・引当基準に則り、次
のとおり計上しております。
「銀行等金融機関の資産の自己査定並びに貸倒償却及び貸倒引当金の
監査に関する実務指針」
(日本公認会計士協会銀行等監査特別委員会
報告第4号)に規定する正常先債権及び要注意先債権に相当する債権
については、一定の種類毎に分類し、過去の一定期間における各々
の貸倒実績から算出した貸倒実績率に基づき計上しております。破
綻懸念先債権に相当する債権については、債権額から担保の処分可
能見込額及び保証による回収可能見込額を控除した残額に対し、過
去の一定期間における貸倒実績から算出した貸倒実績率に基づき計
上しております。破綻先債権及び実質破綻先債権に相当する債権に
ついては、債権額から、担保の処分可能見込額及び保証による回収
可能見込額を控除した残額を計上しております。
すべての債権は、資産の自己査定基準に基づき、融資部の協力の下
にリスク管理部が資産査定を実施しております。
11.賞与引当金は、職員への賞与の支払いに備えるため、職員に対する
賞与の支給見込額のうち、当連結会計年度に帰属する額を計上して
おります。
12.退職給付引当金は、職員の退職給付に備えるため、当連結会計年度
末における退職給付債務の見込額に基づき、必要額を計上しており
ます。また、数理計算上の差異の費用処理方法は、各連結会計年度
の発生時の職員の平均残存勤務期間内の一定年数(10年)による定額
法により按分した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理
しております。
このほか、会計基準変更時差異(1,591百万円)については、15年に
よる按分額を費用処理しております。
「退職給付に係る負債」については、信用金庫法施行規則別紙様式に
基づき、退職給付債務に未認識数理計算上の差異及び会計基準変更
時差異の未処理額を加減した額を計上しております。
また、当金庫は、複数事業主
(信用金庫等)により設立された企業年
金制度
(総合設立型厚生年金基金)に加入しており、当金庫の拠出に
対応する年金資産の額を合理的に計算することができないため、当
該年金制度への拠出額を退職給付費用として処理しております。
なお、当該企業年金制度全体の直近の積立状況及び制度全体の拠出
等に占める当金庫の割合並びにこれらに関する補足説明は次のとお
りであります。
① 制度全体の積立状況に関する事項(平成25年3月31日現在)
1,476,279百万円 年金資産の額
1,698,432百万円 年金財政計算上の給付債務の額
△222,153百万円 差引額
② 制度全体に占める当金庫の掛金拠出割合
(平成25年3月分)
0.2783%
③ 補足説明
上記①の差引額の主な要因は、年金財政計算上の過去勤務債務残高
225,441百万円であります。本制度における過去勤務債務の償却方
法は期間16年10ヵ月の元利均等定率償却であり、当金庫は、当連結
会計年度の財務諸表上、当該償却に充てられる特別掛金57百万円を
費用処理しております。
なお、特別掛金の額は、予め定められた掛金率を掛金拠出時の標準
給与の額に乗じることで算定されるため、上記②の割合は当金庫の
実際の負担割合とは一致しません。
13.役員退職慰労引当金は、役員への退職慰労金の支払いに備えるため、
内規に基づく連結会計年度末要支給額を計上しております。
14.睡眠預金払戻損失引当金は、負債計上を中止した預金について、預
金者からの払戻請求に備えるため、将来の払戻請求に応じて発生す
る損失を見積り、必要と認める額を計上しております。
15.偶発損失引当金は、信用保証協会への負担金の支払いに備えるため、
将来の負担金支払見込額を計上しております。
16.当金庫の所有権移転外ファイナンス・リース取引のうち、リース取
引開始日が平成20年4月1日前に開始する連結会計年度に属するもの
については、通常の賃貸借取引に準じた会計処理によっております。
17.当金庫の外貨建金融資産・負債から生じる為替変動リスクに対する
ヘッジ会計の方法は、「銀行業における外貨建取引等の会計処理に関
する会計上及び監査上の取扱い」
(日本公認会計士協会業種別監査委
員会報告第25号)に規定する繰延ヘッジによっております。ヘッジ
有効性評価の方法については、外貨建金銭債権債務等の為替変動リ
スクを減殺する目的で行う資金関連スワップ取引をヘッジ手段とし、
ヘッジ対象である外貨建金銭債権債務等に見合うヘッジ手段の外貨
ポジション相当額が存在することを確認することによりヘッジの有
効性を評価しております。
18.当金庫並びに連結される子会社の消費税及び地方消費税(以下「消費
税等」という)の会計処理は、税抜方式によっております。ただし、
有形固定資産に係る控除対象外消費税等は当連結会計年度の費用に
計上しております。
19.当金庫の理事及び監事との間の取引による理事及び監事に対する金
24百万円 銭債務総額
20.有形固定資産の減価償却累計額 13,653百万円 198百万円 21.有形固定資産の圧縮記帳額
22.連結貸借対照表に計上した固定資産のほか、事務機械の一部につい
ては、所有権移転外ファイナンス・リース契約により使用しており
ます。
23.貸出金のうち、破綻先債権額は1,513百万円、延滞債権額は17,379
百万円であります。
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続
していることその他の事由により元本又は利息の取立て又は弁済の
見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却
を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)のう
ち、法人税法施行令(昭和40年政令第97号)第96条第1項第3号のイ
からホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じてい
る貸出金であります。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権
及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利息の支払
を猶予した貸出金以外の貸出金であります。
24.貸出金のうち、3ヵ月以上延滞債権額は26百万円であります。
なお、3ヵ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が、約定支払
日の翌日から3月以上遅延している貸出金で破綻先債権及び延滞債
権に該当しないものであります。
25.貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は4,282百万円であります。
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図るこ
とを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、
債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で破綻
先債権、延滞債権及び3ヵ月以上延滞債権に該当しないものであり
ます。
26.破 綻先債権額、延滞債権額、3ヵ月以上延滞債権額及び貸出条件緩
和債権額の合計額は23,201百万円であります。
なお、23. から26. に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額であ
ります。
27.手形割引は、
「銀行業における金融商品会計基準適用に関する会計上
及び監査上の取扱い」
(日本公認会計士協会業種別監査委員会報告第
24号)
に基づき金融取引として処理しております。これにより受け入
れた商業手形は、売却又は
(再)担保という方法で自由に処分できる
権利を有しておりますが、その額面金額は4,511百万円であります。
28.担保に供している資産は、次のとおりであります。
・担保に供している資産
有価証券 8,251百万円
・担保資産に対応する債務
預金 718百万円
上記のほか、内国為替決済、外為円決済等の取引の担保として、預
け金8,210百万円、有価証券212百万円、先物取引証拠金等の代用
として、有価証券318百万円を差し入れております。
また、その他の資産には、保証金165百万円及び敷金199百万円が
含まれております。
なお、手形の再割引は、業種別監査委員会報告第24号に基づき金融
取引として処理しておりますが、これにより引き渡した買入外国為
替の額面金額は8百万円であります。
29.土 地の再評価に関する法律(平成10年3月31日公布法律第34号)に
基づき、当金庫の事業用の土地の再評価を行い、評価差額について
は、当該評価差額に係る税金相当額を「再評価に係る繰延税金負債」
として負債の部に計上し、これを控除した金額を「土地再評価差額
金」として純資産の部に計上しております。
・再評価を行った年月日 平成10年3月31日
・同法律第3条第3項に定める再評価の方法
土 地の再評価に関する法律施行令(平成10年3月31日公布政令
第119号)第2条第4号に定める地価税の課税価格の計算の基礎
となる土地の価額を算定するために国税庁長官が定めて公表し
た方法に基づいて、
(奥行価格補正、側方路線影響加算等)合理的
な調整を行って算定しております。
同法律第10条に定める再評価を行った事業用土地の当連結会計年度
末における時価の合計額と当該事業用土地の再評価後の帳簿価額の
合計額との差額は5,568百万円であります。
30.出資1口当たりの純資産額 4,839円64銭
31.金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取組方針
当金庫グループは、預金業務、融資業務及び市場運用業務などの
金融業務を行っております。
このため、金利変動による不利な影響が生じないように、資産及
び負債の総合的管理(ALM)をしております。その一環として、デ
リバティブ取引も行っております。
運用に当っては、ALM・リスク管理委員会(毎月開催)や市場資産
運用方針会議(四半期開催)等において、安全性、流動性、収益性
の観点から総合的な検討を行い、その結果に基づき適正に管理・
運用を行っております。また、保有証券の時価や格付は、市場関
連リスクの管理を担当する部署によって日次ベースでモニタリン
グするなど、安全な資産の運用に心がけております。
(2)金融商品の内容及びそのリスク
当金庫グループが保有する金融資産は、主として事業地区内のお
客様に対する貸出金です。また、有価証券は、主に債券、投資信
託及び株式であり、満期保有目的、純投資目的及び事業推進目的
で保有しております。これらは、それぞれ発行体の信用リスク及
び金利の変動リスク、市場価格の変動リスクに晒されております。
一方、金融負債は主としてお客様からの預金であり、流動性リス
クに晒されております。
デリバティブ取引には ALM の一環で行っている金利スワップ取引
があります。当金庫グループでは、これをヘッジ手段として、
ヘッジ対象である金融商品に関わる金利の変動リスクに対して
ヘッジ会計を適用しております。
(3)金融商品に係るリスク管理体制
①信用リスクの管理
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
51
資料編 連結決算
当金庫グループは、信用リスク管理規程及び信用リスクに関す
る管理諸規程に従い、貸出金について、個別案件ごとの与信審
査、与信限度額、信用情報管理、保証や担保の設定、問題債権
への対応など与信管理に関する体制を整備し運営しております。
これらの与信管理は、各営業店のほか融資部により行われ、ま
た、定期的に経営陣による審査委員会や理事会を開催し、審
議・報告を行っております。さらに、与信管理の状況について
は、監査部がチェックしております。
有価証券の発行体の信用リスク及びデリバティブ取引のカウン
ターパーティーリスクに関しては、国際資金証券部において、
信用情報や時価の把握を定期的に行うことで管理しております。
②市場リスクの管理
(ⅰ)
金利リスクの管理
当金庫グループは、ALM によって金利の変動リスクを管理
しております。ALM に関する規則及び要領において、リス
ク管理方法や手続等の詳細を明記しており、ALM・リスク
管理委員会において決定された ALM に関する方針に基づき、
理事会において実施状況の把握・確認、今後の対応等の協議
を行っております。日常的にはリスク管理部において金融資
産及び負債の金利や期間を総合的に把握し、ギャップ分析や
金利感応度分析等によりモニタリングを行い、月次ベースで
理事会に報告しております。
なお、ALM により、金利の変動リスクをヘッジするための
金利スワップ等のデリバティブ取引も行っております。
(ⅱ)
為替リスクの管理
当金庫グループは、為替の変動リスクに関して、個別の案件
ごとに管理しております。
(ⅲ)
価格変動リスクの管理
有価証券を含む市場運用商品の保有については、市場資産運
用方針会議の方針に基づき、理事会の監督の下、余裕資金運
用規程に従い行われております。このうち、国際資金証券部
では、市場運用商品の購入を行っており、事前審査、投資限
度額の設定のほか、継続的なモニタリングを通じて、価格変
動リスクの軽減を図っております。これらの情報はリスク管
理部を通じ、理事会及び ALM・リスク管理委員会において
定期的に報告されております。
(ⅳ)
デリバティブ取引
デリバティブ取引に関しては、取引の執行、ヘッジ有効性の
評価、事務管理に関する部門をそれぞれ分離し内部牽制を確
立するとともに、余裕資金運用基準に基づき実施されており
ます。
(ⅴ)
市場リスクに係る定量的情報
当金庫グループでは、金融資産のうち「預け金」、「買入金銭
債権」
、「金銭の信託」
、「商品有価証券」
、「有価証券(時価を
把握することが極めて困難と認められるものを除く)」、「貸
出金」
、及び金融負債のうち「預金積金」
、「借用金」の市場
リスク量を VaR により月次で計測し、取得したリスク量が
リスク限度額の範囲内となるよう管理しております。当金庫
グループの VaR は分散共分散法(保有期間120日、信頼区間
99%、観測期間5年)により算出しており、平成26年3月31
日現在で当金庫グループの市場リスク量(損失額の推計値)は、
全体で1,550百万円です。ただし、VaR は過去の相場変動を
ベースに統計的に算出した一定の発生確率での市場リスク量
を計測しており、通常では考えられないほど市場環境が激変
する状況下におけるリスクは捕捉できない場合があります。
③資金調達に係る流動性リスクの管理
当金庫グループは、ALM を通して、適時に資金管理を行うほか、
資金調達手段の多様化、市場環境を考慮した長短の調達バラン
スの調整などによって、流動性リスクを管理しております。
(4)
金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格が
ない場合には合理的に算定された価額が含まれております。当該
価額の算定においては一定の前提条件等を採用しているため、異
なる前提条件等によった場合、当該価額が異なることもあります。
なお、一部の金融商品については、簡便な計算により算出した時
価に代わる金額を含めて開示しております。
32.金融商品の時価等に関する事項
平成26年3月31日における連結貸借対照表計上額、時価及びこれら
の差額は、次のとおりであります
(時価等の算定方法については(注
1)
参照)
。
なお、時価を把握することが極めて困難と認められる非上場株式等
52
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
は、次表には含めておりません((注2)参照)。また、重要性の乏し
い科目については記載を省略しております。
(単位:百万円)
(1) 預け金
(2) 有価証券
満期保有目的の債券
その他有価証券
(3) 貸出金
(* 1 )
貸倒引当金
(* 2 )
金 融 資 産 計
預金積金
(1)
金 融 負 債 計
連結貸借対照表
計
上
額
136,293
213,652
28,134
185,517
436,477
△ 4,997
431,480
781,426
763,972
763,972
時 価
差 額
136,623
211,567
26,049
185,517
329
△ 2,084
△ 2,084
-
436,621
784,812
764,481
764,481
5,140
3,386
508
508
(* 1 )貸出金の「時価」には、「簡便な計算により算出した時価に代わ
る金額」が含まれております。
(* 2 )貸 出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除し
ております。
(注1)金融商品の時価等の算定方法
金融資産
(1)預け金
満期のない預け金については、時価は帳簿価額と近似しているこ
とから、当該帳簿価額を時価としております。満期のある預け金
については、残存期間に基づく区分ごとに、新規に預け金を行っ
た場合に想定される適用金利で割り引いた現在価値を算定してお
ります。
(2)有価証券
株式は取引所の価格、債券は取引所の価格又は取引金融機関から
提示された価格によっております。投資信託は、公表されている
基準価額によっております。
なお、保有目的区分ごとの有価証券に関する注記事項については
33. から34. に記載しております。
(3)貸出金
貸出金は、以下の①~②の合計額から、貸出金に対応する一般貸
倒引当金及び個別貸倒引当金を控除する方法により算定し、その
算出結果を時価に代わる金額として記載しております。
①破綻懸念先債権、実質破綻先債権及び破綻先債権等、将来キャッ
シュ・フローの見積りが困難な債権については、連結貸借対照表
中の貸出金勘定に計上している額
(貸倒引当金控除前の額)
②①以外の貸出金については、貸出金の期間に基づく区分ごとに、
元利金の合計額を市場金利(LIBOR、円金利スワップレート)で
割り引いた価額
金融負債
(1)預金積金
要求払預金については、連結決算日に要求された場合の支払額(帳
簿価額)を時価とみなしております。また、定期預金の時価は、一
定の期間ごとに区分して、将来のキャッシュ・フローを割り引い
て現在価値を算定しております。その割引率は、新規に預金を受
け入れる際に使用する利率を用いております。
時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品の連結貸
(注2)
借対照表計上額は次のとおりであり、金融商品の時価情報には含
まれておりません。
(単位:百万円)
区 分
非上場株式
(*1)
合 計
連結貸借対照表計上額
163
163
(*1)非上場株式については、市場価格がなく、時価を把握することが
極めて困難と認められることから時価開示の対象とはしておりま
せん。
(注3)金銭債権及び満期のある有価証券の連結決算日後の償還予定額
(単位:百万円)
1年以内
1年超
5年超
5年以内 10年以内
26,000
47,310
61,561 118,397
3,500
3,500
58,061 114,897
10年超
-
預け金
62,983
21,518
有価証券
7,081
21,134
満期保有目的の債券
-
384
その他有価証券のうち
7,081
満期があるもの
88,346 117,665
90,042 126,541
貸出金
(*)
合 計
160,106 235,412 232,743 139,183
(*)
貸出金のうち、破綻先、実質破綻先及び破綻懸念先に対する債権
等、償還予定額が見込めないもの、期間の定めがないものは含め
ておりません。
(注4)
その他の有利子負債の連結決算日後の返済予定額
預金積金
(*)
合 計
1年以内
733,489
733,489
1年超
5年以内
30,286
30,286
(単位:百万円)
5年超
10年以内
8
8
10年超
188
188
(*)預金積金のうち、要求払預金は「1年以内」に含めて開示しており
ます。
33.有価証券の時価及び評価差額等に関する事項は次のとおりでありま
す。これらには、「国債」、「地方債」、「社債」、「株式」、「その他の証
券」のほか、「商品有価証券」及び「買入金銭債権」中のコマーシャ
ル・ペーパー及び信託受益権が含まれております。以下34. まで同
様であります。
売買目的有価証券
するほか、契約後も半年毎に予め定めている金庫内手続に基づきお客
さまの業況等を把握し、必要に応じて契約の見直し、与信保全上の措
置等を講じております。
(追加情報)
37.
(平成26年法律第10号)が平成26
「所得税法等の一部を改正する法律」
年3月31日に公布され、平成26年4月1日以後に開始する連結会計年
度から復興特別法人税が廃止されることとなりました。これに伴い、
平成26年4月1日に開始する連結会計年度に解消が見込まれる一時差
異にかかる繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用する法定実効
税率は従来の29.64%から27.87%となります。この税率変更により、
繰延税金資産は14百万円減少し、法人税等調整額は14百万円増加し
ております。
(単位:百万円)
売買目的有価証券
当連結会計年度の損益に含まれた評価差額
0
満期保有目的の債券
(単位:百万円)
種 類 連結貸借対照表計上額
時価が連結貸借対照表 そ の 他
計上額を超えるもの
小 計
時価が連結貸借対照表 そ の 他
外国証券
計上額を超えないもの
小 計
合 計
2,000
2,000
26,134
26,134
26,134
28,134
時 価
差 額
2,007
2,007
24,042
24,042
24,042
26,049
7
7
△ 2,092
△ 2,092
△ 2,092
△ 2,084
その他有価証券
(単位:百万円)
種 類 連結貸借対照表計上額 取得原価
差 額
2,203
1,654
連結貸借対照表計上額が 株 式
債 券 169,074 164,498
取得原価を超えるもの
国 債
99,283
96,469
地方債
23,062
22,293
社 債
46,728
45,735
そ の 他
5,963
5,126
小 計 177,240 171,279
272
318
連結貸借対照表計上額が 株 式
6,342
6,352
取得原価を超えないもの 債 券
-
-
国 債
地方債
2,293
2,299
社 債
4,049
4,053
そ の 他
4,825
4,885
小 計
11,440
11,556
合 計
188,681 182,835
34.当連結会計年度中に売却したその他有価証券
548
4,576
2,814
768
993
836
5,961
△ 46
△9
-
△5
△3
△ 60
△ 115
5,845
(単位:百万円)
売 却 額 売却益の合計額 売却損の合計額
株 式
債 券
国 債
地方債
社 債
その他
合 計
35. 運用目的の金銭の信託
1,045
53
-
-
53
6,109
7,208
261
-
-
-
-
548
809
-
0
-
-
0
-
0
(単位:百万円)
当連結会計年度の損益
連結貸借対照表計上額
に含まれた評価差額
運用目的の金銭の信託
1,999
△0
36.当座貸越契約及び貸付金に係るコミットメントライン契約は、お客
さまからの融資実行の申し出を受けた場合に、契約上規定された条
件について違反がない限り、一定の限度額まで資金を貸付けること
を約する契約であります。これらの契約に係る融資未実行残高は、
9,083百万円であります。このうち、契約残存期間が1年以内のもの
が5,137百万円あります。
なお、これらの契約の多くは、融資実行されずに終了するものである
ため、融資未実行残高そのものが必ずしも当金庫並びに連結される子
会社の将来のキャッシュ・フローに影響を与えるものではありません。
これらの契約の多くには、金融情勢の変化、債権の保全及びその他相
当の事由があるときは、当金庫並びに連結される子会社が実行申し込
みを受けた融資の拒絶又は契約極度額の減額をすることができる旨の
条項が付けられております。
また、契約時において必要に応じて不動産・有価証券等の担保を徴求
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
53
資料編 連結決算
連結損益計算書
〔単位:千円〕
科 目
経
資
金
資
金
収
益
用
収
益
貸
出
金
利
息
預
け
金
利
息
買入手形利息及びコールローン利息
有 価 証 券 利 息 配 当 金
そ の 他 の 受 入 利 息
役 務 取 引 等 収 益
そ の 他 業 務 収 益
そ の 他 経 常 収 益
貸 倒 引 当 金 戻 入 益
償 却 債 権 取 立 益
そ の 他 の 経 常 収 益
経
常
費
用
預
常
運
調
金
達
利
費
用
息
給 付 補 塡 備 金 繰 入 額
借
用
金
利
息
売渡手形利息及びコールマネー利息
そ の 他 の 支 払 利 息
役 務 取 引 等 費 用
そ の 他 業 務 費 用
経
費
そ の 他 経 常 費 用
貸 倒 引 当 金 繰 入 額
そ の 他 の 経 常 費 用
経
常
利
益
特
別
利
益
固 定 資 産 処 分 益
特
別
損
失
固 定 資 産 処 分 損
減
損
損
失
税 金 等 調 整 前 当 期 純 利 益
法 人 税、 住 民 税 及 び 事 業 税
法
人
税
等
調
整
額
法
人
税
等
合
計
少数株主損益調整前当期純利益
当
期
純
利
益
平成24年度
平成25年度
12,866,762
11,046,709
8,631,744
466,662
148
1,878,327
69,826
826,171
719,547
274,334
―
1,940
272,393
10,232,070
13,239,165
11,320,839
8,668,604
424,785
47
2,146,472
80,930
816,455
57,631
1,044,240
93,818
191
950,230
9,632,907
748,575
726,952
797,543
47,919
―
12
1,036
366,820
23,689
8,160,768
883,248
338,936
544,312
2,634,691
1,023
1,023
1,737
417
1,320
2,633,977
435,064
359,000
794,064
1,839,913
1,839,913
766,388
34,126
4,491
65
752
357,435
17,536
8,371,919
119,626
―
119,626
3,606,258
―
―
900
900
―
3,605,358
1,021,133
133,000
1,154,133
2,451,224
2,451,224
連結損益計算書の注記
(平成25年度)
1. 記載金額は千円未満を切り捨てて表示しております。
2. 出資1口当たり当期純利益金額 274円20銭
連結剰余金計算書
〔単位:千円〕
科 目
( 利 益 剰 余 金 の 部
利 益 剰 余 金 期 首 残
利 益 剰 余 金 増 加
当
期
純
利
利 益 剰 余 金 減 少
配
当
)
高
高
益
高
金
利 益 剰 余 金 期 末 残 高
54
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
平成24年度
平成25年度
22,994,739
1,839,913
1,839,913
181,377
181,377
24,653,275
2,451,224
2,451,224
180,069
180,069
24,653,275
26,924,430
資料編 自己資本の充実の状況
バーゼルⅢについて
平成25年度
(平成26年3月末)
から、新しい自己資本比率規制
(バーゼルⅢ)
の国内基準に基づき、自己資本比率を算
出しております。
バーゼルⅢの国内基準では、これまで「基本的項目」
、
「補完的項目」と2階建てになっていた自己資本が、
「コア
資本」に統一されたうえで、コア資本の要件が厳格化されました。加えて、調整項目
(コア資本から控除する項目)
が
拡大され、繰延税金資産や無形固定資産など損失吸収力が乏しい資産などが新たに調整項目になりました。
バーゼルⅢの構成は、第1の柱
(最低所要自己資本比率)
、第2の柱
(金融機関の自己管理と監督上の検証)
、第3の柱
(市場規律)
からなっております。本項では、第3の柱
(市場規律)
に基づき、
「自己資本の充実の状況」について開示する
ものであります。
当金庫の自己資本の充実の状況等について
Ⅰ.単体における事業年度の開示事項
1 . 定性的な開示事項
(1)自己資本調達手段の概要
自己資本の調達手段としては、平成25年度末の自己資本額のうち、当金庫が毎期の利益を積み立てている
もの以外のものは、お客さまからお預りしている普通出資金が該当いたします。
(2)自己資本の充実度に関する評価方法の概要
自己資本の充実度につきましては、自己資本比率が国内基準である4%を大幅に上回っており、経営の健全
性・安全性を充分保っております。また、当金庫の自己資本は、優先出資等による資本支援や、劣後ローン等
の負債性資本を一切受入れていない正味の自己資本であります。
なお、自己資本は、業務推進を通じて計上いたします毎期の利益を積上げることにより、確実な増加に努め
ております。
(3)信用リスクに関する事項
①リスク管理の方針および手続の概要
当金庫では、与信業務の普遍的かつ基本的な理念・指針・クレジットポリシー等を明示した「信用リスク管
理規程」を制定し、広く役職員に理解と遵守を促すとともに、信用リスク管理を徹底しております。また、信
用リスクポートフォリオ分析等に的確に対応するため、「総合信用リスク管理システム」による信用リスク管
理の高度化に努めております。
信用コストである貸倒引当金に関しましては、「自己査定基準」および「償却および引当基準規程」に基づ
き、自己査定における債務者区分ごとに算定しております。一般貸倒引当金にあたる正常先、要注意先につき
ましては、債務者区分ごとの債権額にそれぞれ貸倒実績率を乗じて算出しております。また、個別貸倒引当金
に関しましては、破綻懸念先は優良担保等を除いた未保全額に対して貸倒実績率を乗じた額を、実質破綻先お
よび破綻先につきましては、回収見込み額を除いた残額全てをそれぞれ引当計上しております。
なお、算出結果につきましては、監査法人の監査を受けるなど、適正な計上に努めております。
②リスク・ウェイトの判定に使用する適格格付機関
リスク・ウェイトの判定に使用する適格格付機関は以下の4つの機関を採用しております。
なお、エクスポージャーの種類ごとに適格格付機関の使い分けは行っておりません。
◦株式会社格付投資情報センター
(R&I)
◦株式会社日本格付研究所
(JCR)
◦ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク(Moody's)
◦スタンダード・アンド・プアーズ・レーティング・サービシズ(S&P)
(4)信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針および手続の概要
当金庫は、担保または保証に過度に依存しないご融資の採上げに徹しております。なお、与信審査の結果、
担保または保証が必要な場合には、お客さまへの十分なご説明とご理解をいただいた上で、ご契約いただくな
ど適切な取り扱いに努めております。
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
55
資料編 自己資本の充実の状況
当金庫が扱う担保には、自金庫預金積金、有価証券、不動産等、保証には、人的保証、信用保証協会保証、
政府関係機関保証、民間保証等がありますが、その手続については、当金庫が定める「事務取扱規程」および
「担保・保証評価基準」等により、適切な事務取り扱いおよび適正な評価を行っております。
また、割引手形、手形貸付、証書貸付、当座貸越、債務保証、外国為替取引に関して、お客さまが期限の利
益を失われた場合には、当該与信取引の範囲において、預金相殺を用いる場合があります。この際、信用リス
ク削減方策の一つとして、当金庫が定める「事務取扱規程」や各種約定書等に基づき、法的に有効である旨確
認の上、事前の通知や諸手続きを省略して払戻充当いたします。
なお、バーゼルⅢで定められている信用リスク削減手法には、適格金融資産担保として現金、自金庫預金、
国債等、保証として国、地方公共団体等、その他未担保預金等が該当いたします。
また、信用リスク削減手法の適用は、特に業種やエクスポージャーの種類に偏ることなく分散されております。
(5)
派生商品取引および長期決済期間取引の取引相手のリスクに関するリスク管理の方針および手続の概要
当金庫では、お客さまの外国為替等に係るリスクヘッジにお応えすること、また、当金庫の市場リスクの適
切な管理を行うことを目的に派生商品取引を取り扱っております。
派生商品取引には、市場の変動により損失を被る可能性のある市場リスクや、取引相手方が支払不能になる
ことにより損失を被る可能性のある信用リスクが内包されております。
市場リスクへの対応は、派生商品取引により被るリスクと保有する資産・負債が被るリスクが相殺されるよ
うな形で管理をしております。
また、信用リスクへの対応として、お客さまとの取引については、総与信取引における保全枠との一体的な
管理により与信判断を行うことでリスクを限定しており、適切な保全措置を講じております。そのため、当該
取引に対する個別担保による保全や引当の算定は、特段、行っておりません。
また、長期決済期間取引は該当ありません。
(6)
証券化エクスポージャーに関する事項
①リスク管理の方針およびリスク特性の概要
証券化取引とは、貸出債権等の原資産に係る信用リスクを、優先劣後構造の関係にある2つ以上のエクス
ポージャーに階層化し、その一部または全部を第三者に移転する性質を有する取引をいい、証券化エクスポー
ジャーとは証券化取引に係るエクスポージャーをいいます。
当金庫が証券化取引を行う場合には、有価証券投資の一環として、投資家としての立場で証券化取引を行っ
ております。
当金庫が保有する証券化エクスポージャーについては、信用リスクおよび市場リスクが内包されております
が、投資方針の中で定める「余裕資金運用規程」に基づき、一定の信用力を有するものに限って投資対象とす
るなど、適正な運用・管理を行っております。
②体制の整備および運用状況の概要
証券化エクスポージャーへの投資判断については、市場環境、証券化エクスポージャーおよびその裏付資産
に係る市場の状況等、当該証券化エクスポージャーに関するデューデリジェンスやモニタリングに必要な各種
情報が、投資期間を通じて継続的にまたは適時に入手可能であることを市場担当部門において事前に確認する
とともに、当該証券化エクスポージャーの裏付資産の状況、パフォーマンス、当該証券化商品に内包されるリ
スクおよび構造上の特性等の分析を行い、リスク管理部門の検証を経て、市場資産運用方針会議等で協議のう
え、担当役員の決裁により最終決定することとしております。
また、保有している証券化エクスポージャーについては、市場担当部門において当該証券化エクスポー
ジャーおよびその裏付資産に係る情報を証券会社等から定期的および適時に収集し、必要に応じて個別案件ご
とに信用補完の十分性やスキーム維持の蓋然性等の検証を行うこととしております。
③証券化エクスポージャーの信用リスク・アセットの額の算出に使用する方式の名称
当金庫は、標準的手法により証券化エクスポージャーの信用リスク・アセットの額を算出しております。
④証券化取引に関する会計方針
証券化取引に関する金融資産および金融負債の発生および消滅の認識、その評価および会計処理については、
企業会計基準委員会の「金融商品に関する会計基準」
、当金庫が定める「経理事務取扱規程」
、「時価の算定基
準」等に則った、適切な処理を行っています。
56
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
⑤証券化エクスポージャーの種類ごとのリスク・ウェイトの判定に使用する適格格付機関の名称
証券化エクスポージャーのリスク・ウェイトの判定に使用する適格格付機関は、以下の4機関を採用してお
ります。
なお、証券化エクスポージャーの種類ごとに適格格付機関の使い分けは行っておりません。
◦株式会社格付投資情報センター
(R&I)
◦株式会社日本格付研究所
(JCR)
◦ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク(Moody's)
◦スタンダード・アンド・プアーズ・レーティング・サービシズ(S&P)
(7)
オペレーショナル・リスクに関する事項
①リスク管理の方針および手続の概要(詳しくは6〜7頁をご覧ください。)
当金庫は、オペレーショナル・リスクにおける、事務リスク、システムリスク、その他のリスクについて、
それぞれリスク管理規程を制定し、管理体制や管理方法を定め、対応いたしております。
また、これらのリスクに関しましては、ALM・リスク管理委員会をはじめ、各種委員会にて定期的に協議検
討を行うとともに、必要に応じて理事会、常勤役員会、経営強化会議等において経営陣に対し報告する態勢を
整備しております。
②オペレーショナル・リスク相当額の算出に使用する手法の名称
当金庫は基礎的手法を採用しております。
(8)
銀
行勘定における出資その他これに類するエクスポージャーまたは株式等エクスポージャー
に関するリスク管理の方針および手続の概要
銀行勘定における出資金等または株式エクスポージャーにあたるものは、上場株式、非上場株式、子会社・
関連会社株式、政策投資株式、上場優先出資証券、株式関連投資信託が該当いたします。
上場株式、上場優先出資証券、株式関連投資信託にかかるリスクについては、時価評価および一定のストレ
ス的な株価等の下落を想定し、これにより発生する損失額を試算するとともに、運用状況等を、ALM・リスク
管理委員会、市場資産運用方針会議に諮り投資環境の是非を協議するなど、適切なリスク管理に努めております。
なお、取引にあたっては、当金庫が定める「余裕資金運用規程」等に基づいた厳格な運用・管理を行ってお
ります。
(9)
銀行勘定における金利リスクに関する事項
①リスク管理の方針および手続の概要
金利リスクとは、市場金利の変動によって受ける資産価値の変動や、将来の収益性に対する影響を指しますが、
当金庫におきましては、双方ともに定期的な評価・計測を行い、適宜、対応を講じる態勢としております。
一定の金利ショックを想定した場合の銀行勘定の金利リスクの計測や、金利更改を勘案した期間収益シミュ
レーションによる収益への影響度などを定期的に計測し、ALM・リスク管理委員会で協議検討するとともに、
必要に応じて随時経営陣へ報告を行うなど、資産・負債の最適化に向けたリスク・コントロールに努めており
ます。
②内部管理上使用した銀行勘定における金利リスクの算定手法の概要
金利リスクは、以下の定義に基づいて算定しております。
▶計測手法
預貸金は「ギャップ分析手法」
▶金利ショック幅
99% タイル値または1% タイル値
有価証券、複合金融型定期預金および複合金融型貸出金は「再評価法」▶リスク計測の頻度
▶コア預金
(当座預金、普通預金等)
対 象:流動性預金全般
月次(前月末基準)
算定方法:現残高の50% 相当額
満 期:5年以内
(平均2.5年)
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
57
資料編 自己資本の充実の状況
2 . 自己資本の構成に関する事項
〔単位:百万円〕
項 目
自
己
出
資
本
金
4,535
非累積的永久優先出資
―
優 先 出 資 申 込 証 拠 金
―
資
―
準
備
金
そ の 他 資 本 剰 余 金
―
利
益
準
備
金
4,445
特
別
積
立
金
15,639
繰 越 金
(当 期 末 残 高)
そ
の
5,067
他
―
処
分
未
済
持
分
△ 54
自
己
優
先
出
資
―
自己優先出資申込証拠金
―
その他有価証券の評価差損
―
〔 基 本 的 項 目 〕 計(A)
29,632
土地の再評価額と再評価の直前の
帳 簿 価 額 の 差 額 の45% 相 当 額
一
般
貸
倒
引
当
4,664
金
831
負債性資本調達手段等
―
負債性資本調達手段
―
期限付劣後債務及び期限付優先出資
―
補 完 的 項 目 不 算 入 額
―
〔 補 完 的 項 目 〕 計(B)
5,496
自己資本総額〔(A)+(B)〕
(C)
35,129
他の金融機関の資本調達手段
の意図的な保有相当額
負債性資本調達手段及びこれに準ずるもの
期限付劣後債務及び期限付優先
出資並びにこれらに準ずるもの
控 除 項 目 不 算 入 額
4,872
1,300
1,950
△ 4,872
〔 控 除 項 目 〕 計(D)
―
自己資本額〔(C)−(D)〕
(E)
35,129
リ ス ク・ ア セ ッ ト 等
資 産(オ ン・ バ ラ ン ス)項 目
361,500
オ フ・ バ ラ ン ス 取 引 等 項 目
オ ペ レ ー シ ョ ナ ル・ リ ス ク
相当額を8%で除して得た額
リ ス ク・ ア セ ッ ト 等 計( F )
1,137
383,575
単 体 Tier 1 比 率( A / F )
7.72%
単 体 自 己 資 本 比 率( E / F )
9.15%
20,938
(注)
自己資本比率の算出方法を定めた「信用金庫法第89
条第1項において準用する銀行法第14条の2の規定
に基づき、信用金庫及び信用金庫連合会がその保有
する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当で
あるかどうかを判断するための基準(平成18年金融
庁告示第21号)
」が平成25年3月8日に改正され、
平成26年3月31日から改正後の告示が適用された
ことから、平成24年度においては旧告示に基づく開
示、平成25年度においては新告示に基づく開示を
行っております。
なお、当金庫は国内基準を採用しております。
58
〔単位:百万円〕
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
平成25年度
項 目
平成24年度
資
本
経過措置に
よる不算入額
コア資本に係る基礎項目 (1)
普通出資又は非累積的永久優先出資に係る会員勘定の額
うち、出資金及び資本剰余金の額
うち、利益剰余金の額
うち、外部流出予定額
(△)
うち、上記以外に該当するものの額
コア資本に係る基礎項目の額に算入される引当金の合計額
うち、一般貸倒引当金コア資本算入額
うち、適格引当金コア資本算入額
適格旧資本調達手段の額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
公的機関による資本の増強に関する措置を通じて発行された資本調達手段の額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
土地再評価額と再評価直前の帳簿価額の差額の45%に相当する額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
(イ)
コア資本に係る基礎項目の額
31,834
4,492
27,594
177
△ 74
707
707
-
-
-
4,664
37,206
無形固定資産(モーゲージ・サービシング・ライツに係るものを除く。)の額の合計額
-
86
うち、のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツに係るもの以外の額
-
86
-
-
コア資本に係る調整項目 (2)
うち、のれんに係るものの額
繰延税金資産
(一時差異に係るものを除く。
)
の額
適格引当金不足額 証券化取引に伴い増加した自己資本に相当する額
負債の時価評価により生じた時価評価差額であって自己資本に算入される額
前払年金費用の額
自己保有普通出資等(純資産の部に計上されるものを除く。)の額
意図的に保有している他の金融機関等の対象資本調達手段の額
少数出資金融機関等の対象普通出資等の額
信用金庫連合会の対象普通出資等の額
-
-
-
-
-
-
-
-
-
特定項目に係る10% 基準超過額
うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連するものの額
うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関連するものの額
うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連するものの額
特定項目に係る15% 基準超過額
うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連するものの額
うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関連するものの額
うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連するものの額
-
-
-
-
-
-
-
-
コア資本に係る調整項目の額
(ロ)
(イ)
)
自己資本の額(
-(ロ)
(ハ) 37,206
自己資本
リスク・アセット等 (3)
信用リスク・アセットの額の合計額
うち、経過措置によりリスク・アセットの額に算入される額の合計額
うち、無形固定資産(のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツに係るものを除く。)
うち、繰延税金資産
うち、前払年金費用
うち、他の金融機関等向けエクスポージャー
うち、上記以外に該当するものの額
オペレーショナル・リスク相当額の合計額を8%で除して得た額
信用リスク・アセット調整額
オペレーショナル・リスク相当額調整額
リスク・アセット等の額の合計額
自己資本比率
自己資本比率
(
(ハ)
/
(ニ)
)
-
380,585
1,288
86
-
-
△ 9,163
10,365
20,919
-
-
(ニ) 401,504
9.26%
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
3 . 定量的な開示事項(単体)
(1)自己資本の充実度に関する事項
〔単位:百万円〕
平成24年度
リスク・
アセット
イ.信用リスク・アセット、所要自己資本の額合計
①標準的手法が適用されるポートフォリオごとのエクスポージャー
地方公共団体金融機構向け
我が国の政府関係機関向け
金融機関及び第一種金融商品取引業者向け
平成25年度
所要自己
資本額
リスク・
アセット
所要自己
資本額
362,637
14,505
380,585
15,223
362,286
14,491
379,348
15,173
36,557
1,462
32,588
1,303
70
312
2
12
100
276
4
11
法人等向け
中小企業等向け及び個人向け
抵当権付住宅ローン
不動産取得等事業向け
3ヵ月以上延滞等
取立未済手形
信用保証協会等による保証付
出資等
出資等のエクスポージャー
重要な出資のエクスポージャー
上記以外
他の金融機関等の対象資本調達手段のうち対象普通出資等に該当
するもの以外のものに係るエクスポージャー
信用金庫連合会の対象普通出資等であってコア資本に係る調整項
目の額に算入されなかった部分に係るエクスポージャー
特定項目のうち調整項目に算入されない部分に係るエクスポー
ジャー
118,257
49,829
17,159
21,606
3,352
29
3,230
19,816
4,730
1,993
686
864
134
1
129
792
130,782
53,714
16,562
28,755
1,974
33
2,886
9,807
9,807
5,231
2,148
662
1,150
78
1
115
392
392
92,063
3,682
101,867
4,074
15,370
614
―
―
―
―
②証券化エクスポージャー
証券化(オリジネーター)
証券化(オリジネーター以外)
③複数の資産を裏付とする資産(所謂ファンド)のうち、個々の資産の
把握が困難な資産
350
14
6,045
241
350
14
―
31
―
―
―
―
―
10,365
414
△ 9,163
△ 366
2
0
20,919
401,504
836
16,060
上記以外のエクスポージャー
―
―
④経過措置によりリスク・アセットの額に算入されるものの額
⑤他の金融機関等の対象資本調達手段に係るエクスポージャーに係る
経過措置によりリスク・アセットの額に算入されなかったものの額
⑥ CVA リスク相当額を8% で除して得た額
⑦中央清算機関関連エクスポージャー
ロ . オペレーショナル・リスク
ハ . 単体総所要自己資本額(イ+ロ)
20,938
383,575
837
15,343
―
31
0
―
1
1
0
(注)
1.所要自己資本の額=リスク・アセット×4%
2.
(派生商品取引によるものを除く)
並びにオフ・バランス取引および派生商品取引の与信相当額等のことです。
「エクスポージャー」とは、資産
3.
「3ヵ月以上延滞等」とは、元本または利息の支払が約定支払日の翌日から3ヵ月以上延滞している債務者に係るエクスポージャーおよび「地方公共団
体金融機構向け」から「法人等向け」においてリスク・ウェイトが150%になったエクスポージャーのことです。
4.当金庫は、基礎的手法によりオペレーショナル・リスクを算定しております。
<オペレーショナル・リスク(基礎的手法)の算定方法>
粗利益
(直近3年間のうち正の値の合計額)×15%
直近3年間のうち粗利益が正の値であった年数
÷8%
5. 単体総所要自己資本額=単体自己資本比率の分母の額×4%
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
59
資料編 自己資本の充実の状況
(2)信用リスクに関する事項(証券化エクスポージャーを除く)
①信用リスクに関するエクスポージャーおよび主な種類別の期末残高
<地域別・業種別・残存期間別>
エクスポージャー
区分
地域区分
業種区分
期間区分
〔単位:百万円〕
信用リスクエクスポージャー期末残高
貸出金、コミットメ
ントおよびその他の
デリバティブ以外の
オフ・バランス取引
平成24年度
平成25年度
平成24年度
平成25年度
平成24年度
平成25年度
国
内 746,318 780,810 411,127 434,689 147,248 171,193
16
267
2,682
1,717
国
外
―
―
―
―
267
2,682
1,717
造
建
林
設
―
平成24年度
16
業、
―
平成25年度
29,213
製
29,213
平成24年度
地 域 別 合 計 784,574 810,023 411,127 434,689 185,505 200,406
農
38,256
平成25年度
3ヵ月以上延滞
エクスポージャー
デリバティブ
取引
債 券
38,256
業
28,270
29,608
24,598
25,277
1,867
3,007
0
6
301
253
業
0
0
0
0
―
―
―
―
―
―
業
29,467
31,206
29,137
30,789
302
402
―
―
441
381
電気・ガス・熱供給・水道業
735
429
33
41
599
301
―
―
―
―
情 報 通 信 業
4,677
4,732
4,395
4,509
157
100
―
―
2
0
運 輸 業、 郵 便 業
7,847
7,923
6,874
6,980
417
715
―
―
6
17
卸 売 業、 小 売 業
35,997
35,302
33,962
33,617
1,904
1,401
2
155
93
38
金 融 業、 保 険 業 214,080 212,866
8,770
13,552
67,417
59,747
13
106
―
―
業 198,402 213,397 196,907 211,589
801
801
―
―
1,096
483
不
動
産
物 品 賃 貸 業
4,225
4,471
1,220
1,265
―
200
―
―
―
―
学術研究、専門・技術サービス業
2,157
2,071
2,157
2,071
―
―
―
―
0
―
宿
泊
業
3,351
3,778
3,345
3,772
―
―
―
―
184
181
飲
食
業
10,809
10,445
10,809
10,445
―
―
―
―
50
8
生活関連サービス業、娯楽業
8,440
8,573
8,440
8,573
―
―
―
―
0
1
教育、学習支援業
2,056
2,123
2,056
2,123
―
―
―
―
―
36
医
祉
8,099
7,359
8,099
7,359
―
―
―
―
―
―
その他のサービス
療、
福
25,771
28,366
15,170
15,899
10,538
12,400
―
―
134
89
国・地方公共団体等 103,144 123,235
個
そ
の
―
―
―
―
人
52,493
54,614
52,493
1,644
54,614
1,607 101,498 121,327
―
―
―
―
369
225
他
44,545
29,515
1,007
596
―
―
―
―
―
―
2,682
1,717
業 種 別 合 計 784,574 810,023 411,127 434,689 185,505 200,406
1
年
以
下 114,977 102,915
57,348
59,688
16
267
5,396
3,981
16
267
1年 超3年 以 下
79,632
74,995
22,951
25,670
9,906
13,782
―
―
3年 超5年 以 下
80,400
95,514
28,295
37,981
37,512
45,117
―
―
5年 超7年 以 下
62,997
78,763
33,639
30,760
28,358
26,967
―
―
7 年 超10年 以 下 129,101 142,333
51,833
48,371
76,262
88,639
―
―
超 241,439 251,272 214,070 229,554
27,368
21,717
―
―
700
200
―
―
残 存 期 間 別 合 計 784,574 810,023 411,127 434,689 185,505 200,406
16
267
10
年
期間の定めのないもの
76,025
64,228
2,988
2,661
(注)
1. オフ・バランス取引は、デリバティブ取引を除いております。
「3ヵ月以上延滞エクスポージャー」とは、元本または利息の支払が約定支払日の翌日から3ヵ月以上延滞している債務者に係るエクスポージャー
2.
のことです。
3.上記の「その他」は、裏付となる個々の資産の全部または一部を把握することが困難な投資信託等および業種区分に分類することが困難なエク
スポージャーで、現金、平成24年度8,563百万円、平成25年度9,921百万円を含みます。
4.エクスポージャーの残高合計と貸借対照表の資産合計は、残高の定義が異なるため一致いたしません。
5.CVA リスクおよび中央清算機関関連エクスポージャーは含まれておりません。
6.業種別区分は日本標準産業分類の大分類に準じて記載しております。
60
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
②一般貸倒引当金、個別貸倒引当金の期末残高および期中の増減額
平成24年度
平成25年度
平成24年度
平成25年度
平成24年度
一般貸倒引当金
個別貸倒引当金
合 計
平成25年度
期首残高
当期増加額
717
726
5,707
5,066
6,425
726
602
5,066
4,394
5,792
5,792
〔単位:百万円〕
当期減少額
目的使用
―
―
971
701
971
4,997
期末残高
その他
717
726
4,735
4,364
5,453
701
726
602
5,066
4,394
5,792
5,090
4,997
③業種別の個別貸倒引当金および貸出金償却の残高等
期首残高
業種区分
製
当期増加額
期末残高
貸出金償却
24年度 25年度 24年度 25年度 24年度 25年度 24年度 25年度 24年度 25年度 24年度 25年度
業
410
208
電気・ガス・熱供給・水道業
情 報 通 信 業
運 輸 業、 郵 便 業
卸 売 業、 小 売 業
金 融 業、 保 険 業
不 動 産 業
物 品 賃 貸 業
ー
17
61
538
ー
2,533
ー
ー
26
165
513
ー
2,353
ー
ー
10
106
141
ー
247
ー
ー
4
ー
65
ー
108
ー
生活関連サービス業、娯楽業
教育、学習支援業
医 療、 福 祉
その他のサービス
511
4
5
3
283
2
6
18
8
ー
1
15
3
42
ー
ー
農
建
〔単位:百万円〕
個別貸倒引当金
当期減少額
目的使用
その他
造
業、 林
設
業
業
学術研究、専門・技術サービス業
宿
泊
業
飲
食
業
国・地方公共団体等
個
人
合
計
ー
948
92
16
124
ー
440
5,707
ー
791
108
43
108
ー
437
5,066
6
ー
39
21
26
4
ー
149
779
48
196
ー
82
ー
155
17
4
5
3
ー
ー
ー
16
398
1
ー
40
12
ー
41
7
ー
48
208
ー
791
247
ー
783
ー
155
107
45
107
3
ー
ー
ー
ー
2
118
ー
177
ー
ー
ー
ー
18
ー
431
ー
ー
1
ー
47
ー
250
ー
ー
4
3
15
ー
207
ー
ー
26
165
513
ー
2,353
ー
ー
26
162
543
ー
1,822
ー
231
1
ー
ー
1
ー
ー
ー
5
1
ー
ー
4
2
ー
1
283
2
6
18
280
42
6
17
ー
86
971
11
ー
3
ー
191
701
1
ー
20
ー
66
448
6
1
2
ー
62
368
108
43
108
ー
437
5,066
199
ー
199
4,394
1
ー
40
ー
ー
2
118
ー
208
ー
ー
ー
ー
24
ー
431
ー
236
1
ー
ー
1
ー
ー
ー
ー
86
1,010
11
ー
3
ー
191
706
(注)
1.貸出金償却額には個別貸倒引当金の目的使用による取崩額、平成24年度971百万円、平成25年度701百万円を含みます。
2.業種別区分は日本標準産業分類の大分類に準じて記載しております。
④リスク・ウェイトの区分ごとのエクスポージャーの額等
〔単位:百万円〕
告示で定めるリスク・
ウェイト区分(%)
0%
10%
20%
35%
50%
75%
100%
150%
250%
合 平成24年度
平成25年度
エクスポージャーの額
格付有り
格付無し
エクスポージャーの額
格付有り
格付無し
27,205
計
155,008
3,324
160,319
―
6,011
2
9,988
1,639
32,805
6,978
49,472
272
78,532
251,226
1,787
208,490
576,084
26,939
3,382
154,703
―
8,014
―
5,723
1,638
―
200,403
174,962
29,254
10,524
47,762
225
84,686
261,373
831
―
609,620
(注)1. エクスポージャーは信用リス
ク削減手法適用後のリスク・
ウェイトに区分しています。
2. CVA リスクおよび中央清算機
関関連エクスポージャーは含
まれておりません。
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
61
資料編 自己資本の充実の状況
(3)信用リスク削減手法に関する事項
信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャー
信用リスク削減手法
平成24年度
ポートフォリオ
適格金融
資産担保
保 証
28,489
―
14,183
4,707
7,979
13
339
7
1,259
信用リスク削減手法が適用
されたエクスポージャー
①政府関係機関向け
②金 融 機 関 向 け
③法 人 等 向 け
④中小企業等・個人向け
⑤抵当権付住宅ローン
⑥不動産取得等事業向け
⑦3ヵ月以上延滞等
⑧そ の 他
〔単位:百万円〕
平成25年度
クレジット・
デリバティブ
適格金融
資産担保
保 証
クレジット・
デリバティブ
16,625
―
26,182
19,394
―
12,612
―
386
3,589
―
―
4
33
―
―
―
―
―
―
―
―
―
13,029
4,546
7,153
19
274
0
1,157
13,498
―
386
5,357
―
―
3
148
―
―
―
―
―
―
―
―
(注)当金庫は、適格金融資産担保に
ついて簡便手法を用いています。
(4)派生商品取引および長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項
①派生商品取引で与信相当額の算出に用いる方式とグロス再構築コストの額の合計額
〔単位:百万円〕
平成24年度
与 信 相 当 額 の 算 出 に 用 い る 方 式
グ
ロ
ス
再
構
築
コ
ス
ト
の
平成25年度
カレント・エクスポージャー方式 カレント・エクスポージャー方式
額
13
0
グロス再構築コストの額およびグロスのアドオン合計額から
担保による信用リスク削減手法の効果を勘案する前の与信相
当額を差し引いた額
16
3
(注)
グロス再構築コストの額は、0を下回らないものに限っています。
②担保による信用リスク削減手法の適用はありません。
③長期決済期間取引は該当ありません。
(5)
証券化エクスポージャーに関する事項
当金庫は、投資家としてのみ証券化商品を購入しております。
①保有する証券化エクスポージャーの額および主な原資産の種類別の内訳
〔単位:百万円〕
平成24年度
平成25年度
1,002
156
500
―
証券化エクスポージャーの額
(i)
ア パ ー ト・ 住 宅 ロ ー ン
(ii)
劣
(iii)
不
後
ロ
動
ー
203
ン
産
156
298
―
②保有する証券化エクスポージャーの適切な数のリスク・ウェイトの区分ごとの
残高および所要自己資本の額等
〔単位:百万円〕
平成24年度
平成25年度
告示で定めるリスク
・ウェイト区分(%) エクスポージャー残高 所要自己資本の額 エクスポージャー残高 所要自己資本の額
20%
50%
100%
350%
502
500
―
―
4
156
―
―
10
―
―
―
1
―
―
―
(注)所要自己資本の額=エクスポージャー残高×リスク・
ウェイト× 4 %。
③証券化エクスポージャーに関する経過措置の適用はありません。
(注)
経過措置とは、平成18年金融庁告示第21号で公布された自己資本比率告示附則第15条において、平成18年3月末において保有する証券
化エクスポージャーの信用リスク・アセットの額について、当該証券化エクスポージャーの保有を継続している場合に限り、平成26年6
月30日までの間、当該証券化エクスポージャーの原資産に対して平成18年金融庁告示第21号を適用した場合の信用リスク・アセットの額
と同告示公布前の告示を適用した場合の信用リスク・アセットの額のうち、いずれか大きい額を上限とすることができることであります。
62
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
(6)
出資等エクスポージャーに関する事項
①貸借対照表計上額および時価等
平成24年度
区 分
上
非
場
上
場
株
株
式
式
合 計
〔単位:百万円〕
貸借対照表計上額
等
等
平成25年度
時価
貸借対照表計上額
時価
13,880
13,880
8,805
8,805
13,880
13,880
9,103
9,103
―
―
298
298
(注)
主に株式に投資を行う投資信託等については、一括して上場株式等欄に掲載しています。
〔単位:百万円〕
その他有価証券で時価のないもの等
貸借対照表計上額
区 分
上場株式等
非上場株式等
合 計
平成24年度
平成25年度
―
―
平成24年度
平成25年度
平成24年度
2,518
2,518
2,518
平成25年度
2,518
(注)
その他資産に計上している信金中金出資金を含んでおります。
②子会社株式および関連会社株式の貸借対照表計上額等
うち損
貸借対照表
計上額
時 価
平成24年度
30
―
―
―
―
平成25年度
30
―
―
―
―
区 分
子会社株式
〔単位:百万円〕
差 額
うち益
③出資等エクスポージャーの売却および償却に伴う損益の額
売却額
区 分
出資等エクスポージャー
売却益
売却損
〔単位:百万円〕
株式等償却
平成24年度
3,772
83
403
―
平成25年度
7,155
809
―
―
(7)
金利リスクに関する事項
運用勘定
区 分
貸
有
預
価
出
証
け
券
〔単位:百万円〕
平成24年度
金
調達勘定
金利リスク量
682
平成25年度
697
等
金
△ 384
184
19
―
502
9
―
1,240
銀行勘定の金利リスク
△ 686
1,182
そ
の
他
オ フ・ バ ラ ン ス 取 引
運 用 勘 定 合 計
区 分
348
184
定
28
オ フ・ バ ラ ン ス 取 引
調 達 勘 定 合 計
―
1,188
―
58
払
の
預
平成25年度
857
求
性
平成24年度
金
要
そ
期
金利リスク量
預
金
他
331
0
28
1
(注)
1.銀行勘定における金利リスクは、金融機関の保有する資産・負債のうち、市場金利に影響を受けるもの(例えば、貸出金、有価証券、預金等)
が、
金利ショック
(金利の変化)により計算されるリスク量を見るものです。当金庫では、金利ショックをパーセンタイル値(保有期間1年、最低5年
の観測期間で計測される金利変動の1パーセンタイル値と99パーセンタイル値によって計算される経済価値の低下額)として銀行勘定の金利リス
クを算出しております。
2.要求払預金の金利リスク量は、明確な金利改定間隔がなく、預金者の要求によって随時払い出される要求払預金のうち、引き出されることなく長
期間金融機関に滞留する預金をコア預金と定義し、当金庫では、普通預金等の額の50% 相当額に対し、5年以内(平均2.5年)を満期とみなす方法
でリスク量を算定しています。
3. 銀行勘定の金利リスクは、運用勘定の金利リスク量と調達勘定の金利リスク量を相殺して算定します。
銀行勘定の金利リスク(1,182百万円)=運用勘定の金利リスク量(1,240百万円)+調達勘定の金利リスク量(△58百万円)
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
63
資料編 自己資本の充実の状況
Ⅱ.連結における事業年度の開示事項
1 . 定性的な開示事項(連結)
(1)連結の範囲に関する事項
当金庫は、連結財務諸表規則第 5 条第 2 項の規定を適用する金融子会社
(資産、売上高等からみて、連結の
範囲から除いてもその企業集団の財務状態および経営成績に関する合理的な判断を妨げない程度に重要性の乏
しいものとして、連結の範囲から除いている金融子会社)はありません。
当金庫の連結財務諸表の対象会社
(株式会社東信ビルディング)と、連結自己資本比率算定上の対象会社は相
違いたしません。
(2)
連結グループにおける定性的な開示事項
連結グループにおける自己資本の充実の状況に係る定性的開示事項につきましては、単体に準じて管理して
おりますので、単体開示事項をご参照ください。
2 . 自己資本の構成に関する事項
平成24年度
〔単位:百万円〕
項 目
自己資本
出資金
非累積的永久優先出資及び非累積的永久優先株
優先出資申込証拠金
資本剰余金
-
自己優先出資申込証拠金
-
(A)
土地の再評価額と再評価の直前の帳簿価額の差額の 45 %相当額
一般貸倒引当金
負債性資本調達手段
期限付劣後債務及び期限付優先出資
自己資本総額〔(A)+(B)〕
(B)
(C)
他の金融機関の資本調達手段の意図的な保有相当額
負債性資本調達手段及びこれに準ずるもの
期限付劣後債務及び期限付優先出資並びにこれらに準ずるもの
控除項目不算入額
〔控除項目〕計
(C)−(D)〕
自己資本額〔
リスク・アセット等
(D)
(E)
資産(オン・バランス)項目
オペレーショナル・リスク相当額を 8 %で除して得た額
連結 Tier 1比率(A/F)
連結自己資本比率(E/F)
64
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
4,664
831
-
-
-
5,496
34,450
4,872
1,300
1,950
△ 4,872
-
34,450
360,846
オフ・バランス取引等項目
リスク・アセット等計
-
28,954
-
負債性資本調達手段等
補完的項目不算入額
-
△ 54
自己優先出資
〔補完的項目〕計
-
24,473
処分未済持分
〔基本的項目〕計
4,535
-
利益剰余金
その他有価証券の評価差損
平成24年度
(F)
1,137
20,837
382,821
7.56%
8.99%
平成25年度
項 目
コア資本に係る基礎項目 (1)
普通出資又は非累積的永久優先出資
に係る会員勘定の額
うち、出資金及び資本剰余金の額
うち、利益剰余金の額
うち、外部流出予定額(△)
うち、上記以外に該当するものの額
コア資本に算入されるその他の包括
利益累計額又は評価 ・ 換算差額等
うち、為替換算調整勘定
うち、退職給付に係るものの額
コア資本に係る調整後少数株主持分の額
コア資本に係る基礎項目の額に算入
される引当金の合計額
うち、一般貸倒引当金コア資本算入額
うち、適格引当金コア資本算入額
適格旧資本調達手段の額のうち、コア
資本に係る基礎項目の額に含まれる額
公的機関による資本の増強に関する
措置を通じて発行された資本調達手
段の額のうち、コア資本に係る基礎
項目の額に含まれる額
土地再評価額と再評価直前の帳簿価
額の差額の45% に相当する額のう
ち、コア資本に係る基礎項目の額に
含まれる額
少数株主持分のうち、経過措置によ
りコア資本に係る基礎項目の額に含
まれる額
〔単位:百万円〕
平成25年度
経過措置に
よる不算入額
自己保有普通出資等(純資産の部に
計上されるものを除く。)の額 意図的に保有している他の金融機関
等の対象資本調達手段の額
少数出資金融機関等の対象普通出資等の額
信用金庫連合会の対象普通出資等の額
項 目
経過措置に
よる不算入額
うち、その他金融機関等の対象普
通出資等に該当するものに関連す
るものの額
うち、 モーゲージ・サービシン
グ・ライツに係る無形固定資産に
関連するものの額
うち、繰延税金資産(一時差異に係
るものに限る。)に関連するものの額
31,163
4,492
26,924
177
△ 74
-
特定項目に係る15% 基準超過額
-
-
-
うち、その他金融機関等の対象普
通出資等に該当するものに関連す
るものの額
うち、 モーゲージ・サービシン
グ・ライツに係る無形固定資産に
関連するものの額
うち、繰延税金資産(一時差異に係
るものに限る。)に関連するものの額
707
707
-
-
コア資本に係る調整項目の額 (ロ)
自己資本
-(ロ)
(
(イ)
)
自己資本の額
リスク・アセット等 (3)
-
4,664
-
-
86
-
-
-
86
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
(ハ) 36,535
信用リスク・アセットの額の合計額 379,930
うち、経過措置によりリスク・ア
1,288
セットの額に算入される額の合計額
うち、無形固定資産(のれん及
びモーゲージ・サービシング・
86
ライツに係るものを除く。
)
-
うち、繰延税金資産
コア資本に係る調整項目 (2)
証券化取引に伴い増加した自己資本
に相当する額
負債の時価評価により生じた時価評価
差額であって自己資本に算入される額
退職給付に係る資産の額
〔単位:百万円〕
平成25年度
特定項目に係る10% 基準超過額
コア資本に係る基礎項目の額 (イ) 36,535
無形固定資産
(モーゲージ・サービ
シング・ライツに係るものを除く。)
の額の合計額
うち、のれんに係るもの(のれん
相当差額を含む。)の額
うち、 のれん及びモーゲージ・
サービシング・ライツに係るもの
以外の額
繰延税金資産
(一時差異に係るもの
を除く。)の額
適格引当金不足額 うち、退職給付に係る資産
-
うち、他の金融機関等向けエ
△ 9,163
クスポージャー
うち、上記以外に該当するもの
10,365
の額
オペレーショナル・リスク相当額の合
20,819
計額を8 % で除して得た額
-
信用リスク・アセット調整額
オペレーショナル・リスク相当額調整額
-
リスク・アセット等の額の合計額 ( ニ ) 400,749
連結自己資本比率
連結自己資本比率 (( ハ ) / ( ニ ))
9.11%
(注)
自
己資本比率の算出方法を定めた「信用金庫法第89条第1項において
準用する銀行法第14条の2の規定に基づき、信用金庫及び信用金庫連
合会がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であ
るかどうかを判断するための基準
(平成18年金融庁告示第21号)
」が
平成25年3月8日に改正され、平成26年3月31日から改正後の告示
が適用されたことから、平成24年度においては旧告示に基づく開示、
平成25年度においては新告示に基づく開示を行っております。
なお、当金庫は国内基準を採用しております。
-
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
65
資料編 自己資本の充実の状況
3 . 定量的な開示事項
(1)自己資本の充実度に関する事項
〔単位:百万円〕
平成24年度
リスク・アセット
イ.信用リスク・アセット、
所要自己資本の額合計
①標準的手法が適用されるポート
フォリオごとのエクスポージャー
15,197
361,633
14,465
378,693
15,147
70
17,159
取
立
未
済
手
形
信用保証協会等による保証付
出
上
資
等
出資等のエクスポージャー
重要な出資のエクスポージャー
記
以
外
他の金融機関等の対象資本調達手段の
うち対象普通出資等に該当するもの以
外のものに係るエクスポージャー
信用金庫連合会の対象普通出資
等であってコア資本に係る調整
項目の額に算入されなかった部
分に係るエクスポージャー
特定項目のうち調整項目に算入され
ない部分に係るエクスポージャー
上記以外のエクスポージャー
所要自己資本額
379,930
抵 当 権 付 住 宅 ロ ー ン
3 ヵ 月 以 上 延 滞 等
リスク・アセット
14,479
地方公共団体金融機構向け
不 動 産 取 得 等 事 業 向 け
所要自己資本額
361,983
我が国の政府関係機関向け
金 融 機 関 及 び 第 一 種
金 融 商 品 取 引 業 者 向 け
法
人
等
向
け
中小企業等向け及び個人向け
平成25年度
2
100
4
312
12
276
11
36,557
1,462
32,588
1,303
117,248
4,689
129,803
5,192
686
16,562
49,829
1,993
21,606
864
3,352
134
3,230
129
29
1
53,714
2,148
28,755
1,150
1,974
33
2,886
662
78
1
115
19,816
792
9,807
92,419
3,696
102,191
4,087
15,370
614
―
―
―
―
6,045
241
―
―
9,807
―
392
―
②証券化エクスポージャー
350
14
証券化
(オ リ ジ ネ ー タ ー 以 外)
③複数の資産を裏付とする資産(所
謂ファンド)のうち、個々の資産
の把握が困難な資産
④経 過措置によりリスク・アセッ
トの額に算入されるものの額
⑤他の金融機関等の対象資本調達手
段に係るエクスポージャーに係る
経過措置によりリスク・アセット
の額に算入されなかったものの額
350
14
31
―
―
―
―
10,365
414
△ 9,163
△ 366
⑥ CVAリスク相当額を8%で除して得た額
2
0
⑦中央清算機関関連エクスポージャー
0
0
証 券 化
(オ リ ジ ネ ー タ ー)
ロ. オ ペ レ ー シ ョ ナ ル・ リ ス ク
ハ.連結総所要自己資本額(イ+ロ)
―
―
31
392
1
1
20,837
833
20,819
832
382,821
15,312
400,749
16,029
(注)
1. 所要自己資本の額=リスク・アセット×4%
2.
「エクスポージャー」とは、資産(派生商品取引によるものを除く)並びにオフ・バランス取引および派生商品取引の与信相当額等のことです。
3.
「3ヵ月以上延滞等」とは、元本または利息の支払が約定支払日の翌日から3ヵ月以上延滞している債務者に係るエクスポージャーおよび「地方公共
団体金融機構向け」から「法人等向け」においてリスク・ウェイトが150% になったエクスポージャーのことです。
4. 当金庫グループは、基礎的手法によりオペレーショナル・リスクを算定しています。
<オペレーショナル・リスク(基礎的手法)の算定方法>
粗利益
(直近3年間のうち正の値の合計額)×15%
÷8%
直近3年間のうち粗利益が正の値であった年数
5. 連結総所要自己資本額=連結自己資本比率の分母の額×4%
66
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
(2)信用リスクに関する事項(証券化エクスポージャーを除く)
①信用リスクに関するエクスポージャーおよび主な種類別の期末残高
<地域別・業種別・残存期間別>
エクスポージャー
区分
地域区分
業種区分
期間区分
〔単位:百万円〕
信用リスクエクスポージャー期末残高
貸出金、コミットメ
ントおよびその他の
デリバティブ以外の
オフ・バランス取引
平成25年度
平成24年度
平成25年度
平成24年度
平成25年度
国
内 745,665 780,156 410,118 433,710 147,248 171,193
16
267
2,682
1,717
国
外
29,213
―
―
―
―
地 域 別 合 計 783,922 809,369 410,118 433,710 185,505 200,406
製
農
平成24年度
造
業、
建
業
林
設
38,256
28,270
平成25年度
29,213
29,608
平成24年度
―
24,598
平成25年度
―
25,277
平成24年度
3ヵ月以上延滞
エクスポージャー
デリバティブ
取引
債 券
38,256
1,867
16
267
2,682
1,717
3,007
0
6
301
253
業
0
0
0
0
―
―
―
―
―
―
業
29,467
31,206
29,137
30,789
302
402
―
―
441
381
電気・ガス・熱供給・水道業
735
429
33
41
599
301
―
―
―
―
情 報 通 信 業
4,677
4,732
4,395
4,509
157
100
―
―
2
0
運 輸 業、 郵 便 業
7,847
7,923
6,874
6,980
417
715
―
―
6
17
卸 売 業、 小 売 業
35,997
35,302
33,962
33,617
1,904
1,401
2
155
93
38
金 融 業、 保 険 業 214,081 212,866
8,770
13,552
67,417
59,747
13
106
―
―
業 197,393 212,418 195,898 210,610
801
801
―
―
1,096
483
―
―
不
動
産
物 品 賃 貸 業
4,225
4,471
1,220
1,265
―
200
―
―
学術研究、専門・技術サービス業
2,157
2,071
2,157
2,071
―
―
―
―
0
―
宿
泊
業
3,351
3,778
3,345
3,772
―
―
―
―
184
181
飲
食
業
10,809
10,445
10,809
10,445
―
―
―
―
50
8
生活関連サービス業、娯楽業
8,440
8,573
8,440
8,573
―
―
―
―
0
1
教育、学習支援業
2,056
2,123
2,056
2,123
―
―
―
―
―
36
医
祉
8,099
7,359
8,099
7,359
―
―
―
―
―
―
その他のサービス
25,771
28,366
15,170
15,899
10,538
12,400
―
―
134
89
国・地方公共団体等 103,144 123,235
1,644
1,607 101,498 121,327
―
―
―
―
療、
福
人
52,493
54,614
52,493
54,614
―
―
―
―
369
225
他
44,900
29,839
1,007
596
―
―
―
―
―
―
業 種 別 合 計 783,922 809,369 410,118 433,710 185,505 200,406
16
267
2,682
1,717
1
個
そ
の
57,348
59,688
5,396
3,981
16
267
1年 超3年 以 下
79,632
74,995
22,951
25,670
9,906
13,782
―
―
3年 超5年 以 下
80,400
95,514
28,295
37,981
37,512
45,117
―
―
5年 超7年 以 下
62,997
78,763
33,639
30,760
28,358
26,967
―
―
7 年 超10年 以 下 129,101 142,333
51,833
48,371
76,262
88,639
―
―
超 240,430 250,293 213,061 228,575
27,368
21,717
―
―
700
200
―
―
残 存 期 間 別 合 計 783,922 809,369 410,118 433,710 185,505 200,406
16
267
10
年
以
年
下 114,978 102,915
期間の定めのないもの
76,381
64,553
2,988
2,661
(注)
1.オフ・バランス取引は、デリバティブ取引を除いております。
2.
「3ヵ月以上延滞エクスポージャー」とは、元本または利息の支払が約定支払日の翌日から3ヵ月以上延滞している債務者に係るエクスポージャー
のことです。
3.上記の「その他」は、裏付となる個々の資産の全部または一部を把握することが困難な投資信託等および業種区分に分類することが困難なエクス
ポージャーで、現金、平成24年度8,563百万円、平成25年度9,921百万円を含みます。
4.エクスポージャーの残高合計と連結貸借対照表の資産合計は、残高の定義が異なるため一致いたしません。
5.CVA リスクおよび中央清算機関関連エクスポージャーは含まれておりません。
6.業種別区分は日本標準産業分類の大分類に準じて記載しております。
②一般貸倒引当金、個別貸倒引当金の期末残高および期中の増減額
※単体における定量的な開示事項「(2)②一般貸倒引当金、個別貸倒引当金の期末残高および期中の増減額」をご参照ください。
③業種別の個別貸倒引当金および貸出金償却の残高等
※単体における定量的な開示事項「(2)③業種別の個別貸倒引当金および貸出金償却の残高等」をご参照ください。
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
67
資料編 自己資本の充実の状況
④リスク・ウェイトの区分ごとのエクスポージャーの額等
〔単位:百万円〕
告示で定めるリスク・
ウェイト区分(%)
0%
合
10%
20%
35%
50%
75%
100%
150%
250%
計
平成24年度
エクスポージャーの額
平成25年度
エクスポージャーの額
格付有り
格付無し
格付有り
格付無し
27,205
155,008
26,939
174,962
3,324
160,319
―
6,011
2
9,988
1,639
32,805
6,980
49,472
272
78,532
250,572
1,787
208,490
575,431
3,382
154,703
―
8,014
―
5,723
1,638
―
200,403
29,254
10,524
47,762
225
84,686
260,718
831
―
608,966
(注)1. エクスポージャーは信用リス
ク削減手法適用後のリスク・
ウェイトに区分しています。
2. CVA リスクおよび中央清算機
関関連エクスポージャーは含
まれておりません。
(3)
信用リスク削減手法に関する事項
信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャー
※単体における定量的な開示事項「(3)信用リスク削減手法に関する事項」をご参照ください。
(4)派生商品取引および長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項
①派生商品取引で与信相当額の算出に用いる方式とグロス再構築コストの額の合計額
※単体における定量的な開示事項「
(4)
①派生商品取引で与信相当額の算出に用いる方式とグロス再構築コストの額の合計額」をご参照ください。
②担保による信用リスク削減手法の適用はありません。
③長期決済期間取引は該当ありません。
(5)
証券化エクスポージャーに関する事項
当金庫は、投資家としてのみ証券化商品を購入しております。
①保有する証券化エクスポージャーの額および主な原資産の種類別の内訳
※単体における定量的な開示事項「(5)①保有する証券化エクスポージャーの額および主な原資産の種類別の内訳」をご参照ください。
②保有する証券化エクスポージャーの適切な数のリスク・ウェイトの区分ごとの残高
および所要自己資本の額等
※単体における定量的な開示事項「
(5)②保有する証券化エクスポージャーの適切な数のリスク・ウェイトの区分ごとの残高および所要自己資
本の額等」をご参照ください。
③証券化エクスポージャーに関する経過措置の適用はありません。
(注)
経過措置とは、平成18年金融庁告示第21号で公布された自己資本比率告示附則第15条において、平成18年3月末において保有する証券
化エクスポージャーの信用リスク・アセットの額について、当該証券化エクスポージャーの保有を継続している場合に限り、平成26年6
月30日までの間、当該証券化エクスポージャーの原資産に対して平成18年金融庁告示第21号を適用した場合の信用リスク・アセットの額
と同告示公布前の告示を適用した場合の信用リスク・アセットの額のうち、いずれか大きい額を上限とすることができることであります。
(6)出資等エクスポージャーに関する事項
①出資等エクスポージャーの連結貸借対照表計上額および時価等
※単体における定量的な開示事項「(6)①貸借対照表計上額および時価等」をご参照ください。
②出資等エクスポージャーの売却および償却に伴う損益の額
※単体における定量的な開示事項「(6)③出資等エクスポージャーの売却および償却に伴う損益の額」をご参照ください。
(7)金利リスクに関する事項
※単体における定量的な開示事項「(7)金利リスクに関する事項」をご参照ください。
68
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
開示項目掲載ページ一覧表
信用金庫法第89条により準用する、銀行法第21条第1項前段および第2項前段に規定する内閣府令で定める事項(信用金庫法施行規則
第132条および第133条)および金融機能の再生のための緊急措置に関する法律第7条に規定する主務省令で定める事項は、それぞれ以下
の該当頁に掲載しています。
あ行
受取利息・支払利息の分析・・・・・・・・・・・・・ 36
セグメント情報・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 49
営業地区・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 70
総代会・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10
役務取引等収支の状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 35
その他業務収支の状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 35
5
損益計算書・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 33
沿革
・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
か行
会員・会員外貸出金残高・・・・・・・・・・・・・・・・ 40
外貨建資産残高・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 42
た行
代理貸付の残高および構成比・ ・・・・・・・・・・ 43
24
単体における事業年度の開示事項・ ・・・・・・ 55
外国為替取扱高・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 42
地域活性化への取り組み・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
40
地域貢献活動への取り組み・・・・・・・・・・・・・ 16
貸出金科目別残高・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38
地域密着型金融の推進・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13
貸出金科目別残高構成比・・・・・・・・・・・・・・・・ 38
定期預金残高・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 37
38
手数料・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26
貸出金業種別残高内訳・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 39
デリバティブ取引の状況・・・・・・・・・・・・・・・・ 48
貸出金業種別残高構成比・・・・・・・・・・・・・・・・ 39
店舗一覧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 70
39
統合的リスク管理態勢・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
貸出金償却の額・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 40
トピックス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20
外国為替等業務
・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
貸倒引当金内訳
・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
貸出金科目別平均残高および構成比
・・・・・
貸出金使途別残高
・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
貸出金の担保別内訳
・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
40
業績・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
な行
業務粗利益・業務純益・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 35
金銭の信託
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
47
金融 ADR 制度・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9
金融再生法開示債権・保全状況
・ ・・・・・・・・
45
金融商品に係る勧誘方針・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
内国為替取扱実績・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 42
内部監査態勢・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
内部統制基本方針・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
は行
金融円滑化への取り組み・・・・・・・・・・・・・・・・ 15
バーゼルⅢ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 55
反社会的勢力に対する基本方針・ ・・・・・・・・・・ 9
保険業務・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24
や行
役職員の報酬体系・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 43
有価証券残高および平均残高・ ・・・・・・・・・・ 41
経営支援・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14
有価証券の残存期間別残高・・・・・・・・・・・・・ 41
35
有価証券の時価および評価損益・ ・・・・・・・・ 46
経営者確認書・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 34
融資業務・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23
4
預金科目別残高・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 37
・ ・・・・・・ 42
公共債ディーリング実績
(売買高)
預金科目別残高構成比・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 37
公共債引受額・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 42
預金業務・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22
49
預金・譲渡性預金平均残高・・・・・・・・・・・・・ 37
個人情報保護法への対応・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9
預証率・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 41
固定金利・変動金利の貸出金残高・ ・・・・・・ 38
預貸率・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 40
経営指標の推移
・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
経営方針
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
子会社に関する事項
・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コンプライアンス態勢
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さ行
貸借対照表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 28
6
債務保証見返の担保別内訳・・・・・・・・・・・・・ 40
ら行
利益率・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 36
利鞘・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 36
25
理事および監事・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
事業組織・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
リスク管理債権・保全状況・・・・・・・・・・・・・ 44
資金運用収支の内訳・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 36
連結会計年度の事業概況・・・・・・・・・・・・・・・・ 49
24
連結経営指標の推移・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 49
消費者ローン・住宅ローン残高・ ・・・・・・・・ 40
連結剰余金計算書・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 54
商品ご利用にあたってのお願い・ ・・・・・・・・ 25
連結損益計算書・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 54
41
連結貸借対照表・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 50
剰余金処分計算書・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 34
連結における事業年度の開示事項・ ・・・・・・ 64
信託業務・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24
連結リスク管理債権・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 49
サービス・その他業務
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
証券・投資信託業務
・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
商品有価証券平均残高
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
69
店舗のご案内
営業地区
東京都
23区、西東京市、東久留米市、清瀬市、小平市、東村山市、武蔵野市、三鷹市、小金井市、東大和市、国分寺市、調布市、
狛江市
埼玉県
戸田市、朝霞市、和光市、新座市、志木市、川口市、蕨市、さいたま市、富士見市、所沢市、ふじみ野市、川越市、狭山市、
越谷市、入間郡三芳町
店舗一覧
◆ 窓口営業時間
全店 午前9:00~午後4:00
◆ ATM ご利用時間
全店 平日 午前8:00~午後9:00 土曜・日曜・祝日 午前9:00~午後5:00
◇ 当金庫のキャッシュカードをご利用のお客さまは、当金庫 ATM での入出金手数料が365日無料でご利用いただけます。
◇ 当金庫の ATM は、全て視覚障がい者対応機種(触覚記号方式)
となっております。
店舗名
豊 島 区
郵便番号
平成26年6月末現在
所在地
電話番号
本店営業部
170—0013
東京都豊島区東池袋1—12—5
03–3984–9111
要町支店
171—0043
東京都豊島区要町1—1—1
03–3957–3161
椎名町支店
171—0052
東京都豊島区南長崎3—2—14
03–3953–4611
アイテラス落合南長崎出張所 豊島区南長崎4—5—20 「アイテラス落合南長崎」地下2階
新 宿 区
板 橋 区
東長崎支店
171—0052
東京都豊島区南長崎5—28—4
03–3952–3151
中井駅前支店
161—0034
東京都新宿区上落合2—22—23
03–3361–4185
新宿支店
160—0021
東京都新宿区歌舞伎町1—1—15
03–3200–0151
高田馬場支店
169—0075
東京都新宿区高田馬場3—2—1
03–3363–0711
江戸川橋支店
162—0801
東京都新宿区山吹町269—3
03–3268–6161
板橋支店
173—0004
東京都板橋区板橋2—67—8
03–3961–5371
仲宿出張所 板橋区仲宿60—16林ビル
練 馬 区
大山支店
173—0023
東京都板橋区大山町22—5
03–3956–1161
志村支店
174—0051
東京都板橋区小豆沢1—11—7
03–3966–0136
志村坂下支店
174—0042
東京都板橋区東坂下2—16—4
03–3968–0481
成増支店
175—0094
東京都板橋区成増1—29—7
03–3930–7136
上板橋支店
174—0075
東京都板橋区桜川3—21—11
03–3559–1491
中村橋支店
176—0023
東京都練馬区中村北3—16—11
03–3999–5101
練馬支店
179—0074
東京都練馬区春日町1—15—2
03–3577–0761
大泉支店
178—0061
東京都練馬区大泉学園町7—16—21
03–3978–8011
武蔵関支店
177—0052
東京都練馬区関町東1—21—9
03–5991–4111
中 野 区
中野坂上支店 164—0011
東京都中野区中央2—2—2
03–3363–6121
台 東 区
浅草支店
111—0032
東京都台東区浅草6—2—1
03–3874–4125
杉 並 区
下井草支店
167—0022
東京都杉並区下井草2—44—3
03–3396–7351
中 央 区
日本橋支店
103—0001
東京都中央区日本橋小伝馬町4—2
03–3663–1691
西東京市
田無支店
188—0011
東京都西東京市田無町3—3—5
042–465—0111
マルエツ田無西原店出張所 西東京市西原町3—3—14
埼 玉 県
志木支店
353—0004
埼玉県志木市本町5—19—22
048–472—3211
蕨支店
333—0851
埼玉県川口市芝新町9—10
048–268—1211
朝霞支店
351—0011
埼玉県朝霞市本町1—19—54
048–466—1100
戸田支店
335—0022
埼玉県戸田市上戸田2—1—16
048–441—1161
浦和白幡支店
336—0024
埼玉県さいたま市南区根岸5—18—8
048–838—0811
新座支店
352—0011
埼玉県新座市野火止6—3—26
048–480—0711
各店舗へのアクセスは、ホームページでご覧いただけます。
http://www.tokyo-shinkin.co.jp
70
Tokyo Shinkin Bank Report 2014
店舗マップ
(埼京線)
(京浜東北線)
南浦和
武蔵浦和
(武蔵野線)
浦和白幡支店
目
次
P1
ごあいさつ
P2
東京信用金庫について
P6
コンプライアンス態勢とリスク管理態勢
P10
総代会について
P12
地域活性化のための取り組み
P14
お取引先企業の経営改善への取り組み
P16
社会的責任(CSR)と貢献活動
P20
トピックス
P22
主な業務のご案内
P27
資料編〈目次〉
P69
開示項目掲載ページ一覧表
P70
店舗のご案内
志木支店
志木
戸田支店
戸田
志村坂下支店
新座支店
赤羽
蓮根
朝霞
★店舗外キャッシュコーナー
成増支店
光が丘
練馬支店
地下鉄成増
上板橋
中村橋
上板橋支店
要町
東長崎
練馬
武蔵関
武蔵関支店
椎名町
要町支店
巣鴨
東長崎支店
★店舗外キャッシュコーナー
田無
板橋区役所前
大山
大山支店
中村橋支店
田無支店
板橋支店
豊島園
豊島園
大泉学園
本蓮沼
成増
土支田支店
(平成27年5月オープン予定)
大泉支店
志村支店
志村坂上
和光市
朝霞支店
蕨支店
浮間舟渡
北朝霞
朝霞台
新座
蕨
店舗外キャッシュコーナー★
中井
池袋
椎名町支店
中井
下井草
下井草支店
落合南長崎
中井駅前支店
高田馬場支店
本店
浅草支店
江戸川橋
高田馬場
江戸川橋支店
秋葉原
(JR中央線)
中野坂上支店
中野坂上
西武新宿
新宿
小伝馬町
新宿支店
)
線
総武
(
新宿三丁目
当金庫の概要
(平成26年3月31日現在)
名 称
所 在 地
地域の皆様とともに円満に発展していくことを願って
まるく象形したものです。
日比谷線
都営大江戸線
(JR山手線)
平成27年5月「土支田支店」がオープンする予定です。
八坂小
稲荷山憩いの森
土支田支店
開設準備室
八坂中 東京信用金庫
土支田支店
どらっぐ
ぱぱす
八坂中学校入口 セブン
イレブン
り
田通
土支 土支田保育園
セブンイレブン
極楽湯
ライフ
豊渓小
土支田
トヨタ
至 荻窪
これを、会員、役職員
「 」
がしっかりと支え、
都営三田線
仲台寺
図案は、東京信用金庫をイニシアルの
「T」
で表わし、
東武東上線
銀座線
笹目通り
シンボルマーク
東京都豊島区東池袋 1-12-5
電話 03‐3984‐9111
(代表)
http://www.tokyo-shinkin.co.jp
昭和31
(1956)
年1月1日
39,200名
4,492百万円
7,639億円
4,374億円
29店舗
651名(うち常勤役員10名)
西武池袋線
有楽町線
至 高島平
ホームページ
創 立
会 員 数
出 資 金
預 金
貸 出 金
店 舗 数
常勤役職員数
東京信用金庫(英文表示:The Tokyo Shinkin Bank)
西武新宿線
丸ノ内線
日本橋支店
有楽町
代々木
JR
浅草
上野
新店舗所在地:練馬区土支田4-3
東武東上線成増駅南口からバス10分
都営大江戸線光が丘駅からバス10分
土支田一丁目バス停前
開 設 準 備 室:練馬区土支田2-42-18
Tokyo Shinkin Bank Report 2013
67
Tokyo Shinkin Bank
Report
2014
発行 26年7月 東京信用金庫 総合企画部
見やすいユニバーサルデザイン
フォントを採用しています。
色覚の個人差を問わずできるだけ
多くの方に見やすいよう配慮して
制作しています。
適切に管理された森林からの木材を
使用したFSC認証紙を使用しています。
環境に配慮した植物油インキを
使用しています。
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