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平成二十年度 京都共栄学園高等学校入学試験問題 「国 語」 そのー

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平成二十年度 京都共栄学園高等学校入学試験問題 「国 語」 そのー
そ の1
京 都 共栄学 園高 等 学 校 入学 試 験 問 題
進 学 ・専 門 ︵
情報系 ・美術系︶ コー ス
平 成 二十 年度
﹁国
一 次 の文 章 を 読 ん で、 あ と の問 いに答 えな さ い。
受 験 番 号
と、 ど ちら が豊 か かと 言 つた ら、や つぱ り前 者 のほう が豊 かと 言え る でし よう 。 ︵ A ︶
くだ らな い、 そんな こと に何 で いち いち気を遣う のかと いう こと にもな ります。
文字 を 答 え な さ い。
問 五 傍 線 部 ③ ﹁
繊 細 さ と は無 縁 ﹂ と あ る が 、 そ の理 由 を 述 べた 部 分 を 文 中 よ り、 四 十 字 以 内 で抜 き 出 し、 最 初 の五
工 感 性 を 磨 く こと に よ つて、 争 い のな い世 を つく る た め 。
ウ 感 受 性 の こま や か さ で、 人 生 を 豊 か にす る た め。
イ 無 為 な も の でも 、 時 間 を 無 限 に使 い鋭 い感 性 を 磨 く た め 。
ア 日 常 生 活 に感 動 を も た せ、 文 学 的 教 養 を身 に つけ る た め。
適 切 な も のを 次 か ら 選 び 、 記 号 で答 え な さ い。
問 四 傍 線 部 ② ﹁
時 間 を 無 限 に 細 か く し て い こう と しま し た ﹂ に つい て、 何 のた め に そう し よう と し ま し た か 、 最 も
間 三 傍 線 部 ① の ﹁
後 者 ﹂ は何 か、 適 切 な 部 分 を 二十 五字 以内 で抜 き 出 しな さ い。
間 二 波 線 部 f∼ i に つ い てカ タ カ ナ は漢 字 に直 し、 漢 字 は読 み を ひら が な で書 き な さ い。
ア 名 詞 イ 動 詞 ウ 形 容 詞 工 形 容 動 詞 オ 助 動 詞
問 一 一一
重 傍 線 部 a∼ eの品 詞 を 次 のア ∼ オ よ り選 び 、 そ れ ぞ れ 記 号 で答 え な さ い。
し、 同 時 に、 同 時 代 の人 々が 一瞬 一瞬 や つて いる こと が 紫 式 部 の文 学 を つく つて いる と も 言 え る の です 。
式 部 の親 、 祖 父、 曽 祖 父と い った 家 系 の中 でも 、 当 然 そ のよう な 感 受 性 は磨 か れ、 受 け 継 が れ てき た こと で し ょう
ま した 。 そ れ が 、
一つの文 化 を つく つた の です 。
∞
︵Ⅳ︶ 一人 剰 到 討 洲 引 測 測 d と いう こと は、 今 述 べ た よう な こと が 何 十 年 も の間 積 み重 ね ら れ た 結 果 な の です 。 紫
間 を 細 か く 分 割 し て、 そ の中 に無 限 に た く さ ん のも のを た た き 込 ん で舛 4 ^ ス を 消 し、 人生 を 豊 か に し よう と し だ し
は、 殺 す か、 殺 さ れ る か と いう こと だ け が 関 心 のす べ てだ つた の です 。 そ う いう こと が な く な ってぐ る と 、 人 々は時
、 も つと 単 純 、 ィ ズ 豪 報 久 で した 。 闘 争 や 陰 謀 の渦 の中 で
h
︵
っ
ぃ
万
葉
時
集
。
﹁
岬
[
事
峰
御
嗜
螂
︹
︹
︼
¨
は
¨
嘲
ぽ
れ
む
瞳
”
い
時
“
脚
︲
代
縁
う かと 言えば、 それぞ れ の人たちが 背後 に背負 って いる人生 が違 う こと と、物 の見方 の歴史 が違 う から です。
か る こと です。 十 人 の人が あ る 一つの ことを 見た 場合、 そ の人たち が何 を感 じる かと いう と みんな違 いま す。 なぜ違
世 間 一般 の人 々は、 日常 生 活 の忙 しさ で、 感 受 性 を磨く 必要な ど気 が つか樹州 わ け ですが、 ち ょ つと考 え てみれば わ
e
が 豊 か にな る と いう こと は 言 え ま し よう 。 そ れ に感 受 性 を 磨 く と いう こと は ど こま で磨 い ても き り が樹 州 も の です 。
d
︵
Ⅱ︶ これではど こまでいつてもかみ合わな いでしようが、
一般的に言えば感受性が豊かであれば、生きる上で移り
g
ろな 人生的 な こと ま でパ ッと 思 い浮 か べる こと の対剖d 人と、 何 も 思 わな い、 霜 の降 り て いる こと す ら気 づ かな い人
Ю
御 剖 のほう から いえば
C
て いた 。 今 ま で青 々と し て いた 草 が 霜 に打 た れ てく た つと な つて いた 。 そ のよ う な 庭 のあ り ふ れ た 情 景 か ら 、 いろ い
に と つて は無 限 に お も し ろ い事 件 と いう こと に な り得 ま す 。 例 え ば 、 朝 目 がさ め て戸 を 開 け た ら 、 初 め て の霜 が 降 り
こま や か であ る ほ ど 日 々 の楽 u 冽 は多 く な る わ け です 。 た つた 一つの事 縦 な でき 事 でも 、到 劃 釧 洲 な 感 受 性 を 持 つ人
a f b
︵I︶ 平 安 朝 時 代 の貴 族 は 、 豊 か で時 間 が あ り 余 つて いた か ら、 感 性 を 磨 く こと に 夢 中 にな つて いま し た 。 感 受 性 が
=
ロロ
L
そ の2
京 都 共栄 学 園高 等 学 校 入学 試 験 問 題
進 学 ・専 門 ︵
情報系 ・美術系︶ コー ス
平 成 二十 年 度
﹁国
受 験 番 号
,
空
螂
ふ
躍
問五 ﹁
竹 取 物 語 ﹂ が 書 か れ た のと 、 同 じ 時 代 の作 品 を 次 か ら 一つ選 び 、 記 号 で答 え な さ い。
れ
中[
ア 徒 然 草 イ 伊 勢 物 語 ウ 平 家 物 語 工 万葉 集
離
〓一
次 の傍 線 部 を 漢 字 に 改 め て書 き な さ い。
ハ
ア 水 と 油 イ 焼 け 石 に水 ウ 水 を 差 す エ エ
立て板 に水 オ 水 に流 す
③ 彼 の話 し つぷ り はま さ に ︵
︶ だ 。 ④ 人 の話 に ︵
︶ のは よ く な い。
① 今 さ ら 勉 強 し ても ︵
︶ だ 。 ② 彼 と 僕 は ︵
︶ で息 が 合 わ な い。
五 次 の① ∼ ④ の ︵
︶ に 入 る 、 適 切 な 慣 用 句 を あ と か ら 一つず つ選 び 、 記 号 で答 え な さ い。
ア 平 安 イ 鎌 倉 ウ 江 戸 工 野ざ ら し紀 行 オ 雨 月 物 語 力 去 来 抄 キ 奥 の細 道
芸 術 の域 ま で高 め、 芭 蕉 俳 諧 を う ち た てた 。 代 表作 に ︵B︶ 。 ︵C︶ が あ る。
宣
松 尾 芭 蕉 は ︵A︶ 時 代 、 伊 賀 上 野 で生 ま れ た 。 これ ま で遊 び の世 界 か ら 脱 し き れ な か つた 俳 諧 を 、 今 日見 る よ う な
で答 え な さ い。
四 次 の文 章 は ﹁
松 尾芭 蕉 ﹂ に ついて の説 明 文 だ が 、 ︵
︶ A∼ C に あ て はま る適 切 な 語 を 、 あ と か ら 選 び 、 記 号
黎
な む ﹂ の係 り に 対 す る結 び の言葉 ︵
間 四 波 線 部 A ﹁
助 動 詞 ︶ を 書 き 抜 き 、 そ の活 用 形 の名 称 を 答 え な さ い。
ウ 穏 や かな 姿 で眠 つて いる 工 か わ いら し い姿 で座 って いる
ア 美 し い姿 で立 つて いる イ 清 ら か な 姿 でた た ず ん で いる
間 三 傍 線 部 ② の現 代 語 訳 と し て最 も 適 切 な も のはど れ か、 記 号 で答 え な さ い。
ウ 恥 ず か しく 思 って エ エ
エ派 に思 って
ア 不思 議 に思 つて イ う れ しく 思 つて
間 二 傍線 部 ① の現 代 語 訳 と し て最 も 適 切 な も の はど れ か、 記 号 で答 え な さ い。
問 一 傍 線 部 aと b の語 を 、 そ れ ぞ れ 現 代 仮 名 づ か いに改 め て書 き な さ い。
触
名 を ば 、 さ か き の造 と な む いひけ る。 そ の竹 の中 に、 も と 光 る 裏 綺 一筋 あ り け る。
①lllll ②
あ や しが り て寄 り て見 る に、 筒 の中 光 りた り。 そ れ を 見 れば 、 三 寸 ば か りな る 人、 いと う つく しう て ゐた り 。
今 は昔 、 竹 取 の翁 と いふ 者 あ り け り。 野 山 に ま じ り て竹 を 取 り つ つ、 よ ろづ の こと に使 いけ り 。
b
a i
次 の文 章 を 読 ん で、 後 の問 いに答 え な さ い。
一一
ア そ し て イ し か し ウ した が つて 工 す る と
問七 ︵
A ︶ に 入 る適 切 な 語 を 、 次 か ら 選 び 記 号 で答 え な さ い。
工 闘争 や 陰 謀 の渦 を 耐 え 抜 く 強 い人 間 が 出 現 す る こと 。
ウ 時 代 を代 表 す る 芸 術 作 品 を 著 す 人 間 が 出 現 す る こと 。
イ 長 い人生 を 正 しく 立 派 に生 き る 人 間 が 出 現 す る こと 。
ア 時 間 を 細 か く し て い こう と す る 人 間 が 出 現 す る こと 。
問 六 傍線 部 ④ の ﹁
紫 式 部 が 生 ま れ る ﹂ と はど う いう こと か 。 最 も 適 切 な も のを 次 か ら 選 び 、 記 号 で答 えな さ い。
=
ロロ
L
学 ・専 門 ︵
情報系 ・美術系︶ コー ス
2
活 用形
①
②
①
②
③
④
③
b
3
受 験 番 号
平成一
平年度 京都 共栄学 園高等学 校 入学 試験問題
﹁
国 五
r 解答 用紙
C
問 一
③
間二
B
①
間三
A
助動 詞
②
問 四
①
②
③
問五
四
1
五
進 学 ・専 門 ︵
情報系 ・美術系︶ コー ス
活用 形
解 答 用紙
二∼ 五 ・ ・ ・2 × 2 1 = 4 2点
退屈
て
﹁
人 ﹂ はあ って も無 く て も よ い。
り
率直
の
キ ﹂ C ﹁工﹂ でも 可。
解 答 は、 B ﹁
人
1
降
オ
※ 一一の問 四 ︵
係 り結 び︶ は 4 ×2 = 8点
連体形
る
=
ロロ
L
平成一
平年度 京 都 共栄学 園高 等学 校 入学 試 験 問 題
る
e
﹁国
キ
h
配点
エ
ウ
一 問 一 二 丁 七 ・ ⋮ 3 × 1 0 H 3 0点
け
い
間 三 ・四 ・五 ・六 ・ ・ ・5 X4 = 2 0点
C
霜
問 一
③
d
いろ ど
わ 一な
気 一づ
エ
よろず
陰 一謀
ア
い
ささ い
聞 一争
い ヽ
フ
B
*
間二
間三
問 四
間五
問六
間七
問 一
間 二
間三
助動 詞
②
な
イ
ウ
問 四
ウ
問五
イ
か
g
A
b
b
①
イ
C
④
も
エ
思
ら
ア
す
ウ
イ
四
や
a
f
何
ウ
と
a
ア
エ
五
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