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シベリア鉄道旅紀行Ⅱ
シベリア鉄道 9,300km の旅(2) (2013 年 6 月 14 日(金)~25(火)) たぶれっと駅長 ウラジオストク出発(6/15) いったんホテルへ戻り、豪華 3 段重ねの 弁当を受け取る。このあたりは前回のオケ アン号乗車の時と行動パターンが似ている。 それもそのはずで、これから乗車するウラ ジオストク発ペンザ行き 133 列車の隣には、 オケアン号が入線していた。もしかしたら 気が付いていないだけで、133 列車は前回 もすぐ隣にいたのかも知れない。乗車前に 駅近くのスーパーで散々迷った挙げ句、青と緑のロング缶に熊の絵が描かれた冷えたビー ルをゲット。ロシアではレギュラー缶が無く、缶ビールと言えば全てロング缶になる。な お、缶ビールのほかにお得なサイズのペットボトルもあるが、それはまた別の機会に紹介 するとしよう。因みにペンザとは、モスクワの南西 625km に位置する工業都市である。 乗車時もポーターが大活躍し、一番若い私もホームから客車のデッキに押し上げる部分 だけ少し手伝う。スーツケースが大きいため、荷物のコンパートメント内搬入は一大事で、 落ち着くまでにしばらく時間がかかった。バックパッキングと手提げエコバッグ一つとい う軽装の当方はそんなことにお構いなしで、荷物をベッド上に放置したまま、お約束の先 頭車両まで出向いての写真撮影などをやっていたので、発車間際に部屋へ戻ると 7 号車の 同室二人からは何やら冷たい視線を感じた。 133 列車は静かにホームを離れ、早速プシュッと開栓する。さすがに左右に緩衝器の付 いた車両は、衝撃が小さい。ご挨拶も兼ねて同室のお二人にも勧めてみたが、「ニエット」 (もちろん日本語でやんわりと)と断られた。どうやら鐵でないばかりか、酒も呑まない らしい。これから 1 週間以上同室で過ごすのに、これは何とも手厳しい。車窓をつまみに ノンビリと談笑しながら酒を呑みたかったのに、これでは先が思いやられる。同伴の I 氏 と顔を見合わせ、二人静かに呑むしかないかと目で合図を送る。なお、先程購入した缶の 色の違いは呑んでみて判ったが、単に琥珀色のビールと黒ビールの違いであった。つまみ 兼夕食となる 3 段重ねの弁当は、結構なボリュームがあり、満腹になった。 中国ハルビン方面への旧東清鉄道を分岐するウスリースクを過ぎる辺りからようやく 日が暮れ始めた。時計を見ると、21 時を回っている。シベリア鉄道は基本的に高緯度地帯 を走るので、夏季は日が長く、いつまでも太陽が沈まない。ビールが空いてからは、日本 から持ち込んだ日本酒にチビチビと手を出す。そうなるといつものように気が大きくなり、 同室の素面な二人に話しかけてしまう。すると、取っ付きにくかったのは最初だけで、お 二人共鐵ではないがと前置きした上で、定年退職後に一人で世界を旅していて、様々な見 聞を広めてきたようだ。お一人は所沢からの S 氏で、もう一人は四日市からの H 氏である。 共に 70 歳前後の精悍な爺さんで、世界の色々 な鉄道に乗ってきたらしい。思ったよりも話 が盛り上がり、汽車旅談義に花が咲いた。 初日から飛ばすのも気が引けたので、日付 変更線を越えたルジノで横になる準備を始め る。寝る前に片手を使わないと水が出たまま にならないトイレの水栓で歯を磨くのに苦労 し、また自分でやるベッドメイキングに汗を 流す羽目になった。 ハバロフスク~マグダガチ(6/16) 翌朝は、7 時 15 分頃に目覚めた。トイレに鍵をかけられる前に洗顔等を済ませ、前回滞 在したハバロフスクⅠ駅へ到着した。ハバロフスク市内にはハバロフスクⅠ駅とハバロフ スクⅡ駅があり、優等列車は全てハバロフスクⅠ駅の方へ停車する。ここで 30 分も停車し、 機関車の付け替えを行う。時間があったので、駅前へ出てみようかとも思ったが、ダイヤ が乱れていないとはいえ、万が一取り残されては大変なことになるので、ここは自重する。 今回の旅には、位置情報を知るためにガーミン製ハンディ GPS を持参している。本来な らばウラジオストクを発車した時点で電源を入れれば良かったのだが、ビールを呑むのに 忙しくて、失念していた。昨夜のシビルツィヴォ駅停車中に電源を入れたので、それ以降 の停車駅では起きている限り記録を取るようにした。詳しくは、添付のシベリア鉄道全駅 を掲載した時刻表をご参照願いたい。因みにハバロフスクⅠ駅は、北緯 48 度 29 分、東経 135 度 4 分、標高 183m となっていて、GPS の精度には誤差が付きものなので信憑性には欠 けるかも知れないが、参考にして欲しい。 ハバロフスクから先は、未知の世界である。少なくとも前回のロシア旅行では、バスに よりアムール川をシベリア鉄道併用橋(上が道路で、下が鉄道)で渡っているので、ハバ ロフスクⅠ駅を発車した時点で、ビデオカメラを構えて待機していた。ところが、駅を出 てからしばらくして長いトンネルへ入ったが、アムール川を渡る気配がない。どうやら残 念なことに、そのトンネルでアムール川の川底を潜ってしまったようだ。シベリア鉄道の アムール川越えには二つのルートがあり、先に川底トンネルが 1943 年に開通し、鉄道併用 橋の方は 1999 年と最近になってからの開通である。現在、川底トンネルはモスクワ方面行 きが、鉄道併用橋はウラジオストク方面行きが使用しており、このときは下調べをしてい なかったので、133 列車が川底トンネルを通るとは知らなかった。鉄道併用橋を渡るシー ンをビデオカメラに納められなかったのは残念だが、やむを得まい。 朝食は、昨夜の残りで軽く済ませる。沿線の風景は、白樺林と湿原が延々と続き、想定 の範囲内とはいえ、さすがに飽きて来る。ビラ駅を出て、次の通過したブドゥカン駅がち ょうどウラジオストク駅を出てから 1,000km の地点で、まだ全行程の 1/9 にも満たない。 ハバロフスクⅠ駅の次に長時間停車するオブルチエ駅は、高台に駅が位置しており、街並 みが眼下に見渡せる。退屈凌ぎにホームへ降り、先頭車両まで行ってみる。すると、ハバ ロフスクⅠ駅で付け替えたはずなのに、ウラジオストク駅で見たのと同じ形式の赤い電気 機関車が連結されていて、交流 25kV のまま電化方式は変更されていないことが判る。 オブルチエ駅と次のヤドリン駅との間に 時差があり、モスクワとの時差が 7 時間か ら 6 時間となる。西へ向かっているはずな のに、それでもまだ日本より時計が進んで いるのだから、ややこしい。オブルチエ駅 を出発してしばらく走ると、次のアルハラ 駅との間で、時刻表では通過することにな っている小さな駅に停車した。運転停車か と最初は思ったが、複線区間だし、未だに 理由が判らない。アルハラからは先は、それまでの極東鉄道支社から、ザバイカリエ鉄道 支社管轄エリアへと足を踏み入れる。余りにも暇なので、列車内を探検すると、133 列車 の編成は次のようになっていた。 133列車編成表 1号車 電気 機関車 荷物車 2号車 3号車 4号車 5号車 6号車 7号車 8号車 9号車 10号車 11号車 12号車 13号車 14号車 3等 3等 3等 3等 3等 2等 2等 2等 2等 3等 3等 3等 食堂車 寝台車 寝台車 寝台車 寝台車 寝台車 寝台車 寝台車 寝台車 寝台車 寝台車 寝台車 寝台車 ←ペンザ ウラジオストク→ 我々が乗車している 7 号車の 2 等寝台車を中心にして、先頭の電気機関車の次は荷物車、 前の 5 両が 3 段式の 3 等寝台車、食堂車を挟んだ 4 両の 2 等寝台車の後ろに 3 両の 3 等寝 台車が続く 14 両編成となっていた。133 列車は、いわゆる名もない寝台急行列車で、ロシ ア号のような看板列車では無いため、豪華な個室の 1 等寝台車などは連結されていなかっ た。2 等寝台車にもグレードがあり、7 号車は比較的車齢の古い 4 人コンパートメント車両 だったが、新しい車両には空調が完備されていたり、自動ドア装備だったりする。 3 等寝台車は、通路を挟んで片側が線路方向、反対側 が枕木方向に開放寝台がセットされていて、広軌のシベ リア鉄道ならではのベッド配置となっている。最初後ろ の 14 号車方向へ歩いて行ったら、12 号車で尻を触られ た。一瞬何が起きたのか判らなかったが、まさか私をセ クシーな女性と勘違いしたわけでもあるまい。振り返る と、開放寝台で横になった上半身裸の若い男がにやつい ている。気持ちが悪いので、そのまま通り過ぎたが、最 後尾まで行って戻って来ると、また手を出してきた。カ メラを指差して何かロシア語で言っているが、チンプン カンプンである。無視してその場をやり過ごすと、さす がに追っては来なかった。ホモの類いかなとも思ったが、 未だに謎である。 本日二つ目の長時間停車駅ベロゴルスクⅠで、また 30 分も停まる。ここは中国との国境に近いブラゴヴェシチェンスク方面への支線が分岐する 駅で、機関車の付け替えでもするのかと思い、先頭車までわざわざ写真を撮りに出掛けた が、見事に空振り。この停車時間を利用し て、駅前まで買い物に出掛けた通訳ガイド 兼添乗員の寺尾氏が、嬉しいことに駅前で 仕 入 れ た 鮭 の 燻 製 と 2ℓの ペ ッ ト ボ ト ル に 入ったビールを携えて差し入れにやって来 た。早速冷えたビールを持参したマグカッ プに頂戴し、喉を潤す。ホーム上にはタン ポポの種のような綿毛が舞っていたが、こ れは何かと寺尾氏に問いかけたところ、銀 杏の一種であるトーポリの種子との情報を得た。 7 号車の世話係であるアンナ嬢が、部屋の掃除をすると言うので、部屋を空けて酒を呑 まない二人を残し、食堂車へと移動する。 食堂車は空調が効いていて、涼しい。先ず はビールで乾杯し、ミートサラダとフライ ドポテトが今夜の夕食となる。少々メニュ ーが寂しいが、最初から贅沢をしていては 手持ちのルーブルが心許ない。停車した駅 の駅名標を見ると、シマノフスカヤと書い てある。この辺りまで来ると、少しずつロ シア語も読めるようになってきた。21 時過 ぎまで卓を囲み、部屋へ戻ると、同室の二人はもう寝ていた。酔っ払いが騒ぎ、眠りを妨 げると申し訳ないので、食堂車で意気投合した二つ隣のコンパートメントへ移り、自転車 組と称する 3 人組(横浜の Y 氏、土浦の T 氏、大田区の S 女史)に添乗員の寺尾氏を含め た 6 人で、0 時過ぎのマグダガチ駅を出るまで粘った。 エロフィ・パヴロヴィッチ~カルィムスカヤ(6/17) 昨夜はかなり呑み過ぎたようだ。普段から旅の様子は細かく記録しているのだが、この 原稿を書き下ろすにあたって改めてそのメモを眺めると、かなり文字に乱れが見られる。 ミミズがのたくっているようで、自分でも何を書いているのか判らない部分がある。なお、 昨夜の 3 時半頃、寝ているうちにスコヴォロディノ駅を過ぎ、ウラジオストク駅から 2,000km 地点を通過したようだ。 日本を出てから 4 日目の朝、6:45 に起床し、エロフィ・パヴロヴィッチ駅へ着く前にト イレを済まそうとしたが、既に鍵がかけられていた。長い駅名のエロフィ・パヴロヴィッ チには、3 分遅れで到着。今日もいい天気だ。発車予定時刻を過ぎたのに、何故かなかな か発車しない。こちらはトイレへ早く行きたいのでイライラするが、結局 26 分遅れで発車 した。シベリア鉄道は基本的に複線であるため、途中で列車交換などはないはずだが、線 路保守のため単線並列運転している場合があり、意地悪をされているわけではないようだ。 昨夜からろくなものを食べていないので、 腹ペコである。今回のツアーでは、列車内 の食事が一切付いていないので、日本から EKIMISE エコバッグに入るだけの食材を持 ち出している。具体的には、カップ麺各種 7 食分、缶詰(機内持ち込みが出来なかっ たので、I 氏のキャリーバッグに入れさせ てもらった)3 個、フリーズドライライス 2 食分、その他酒のつまみ少々である。これ にウラジオストクで手に入れたライ麦パンを加えた物が手持ちの全てとなる。早速カップ 麺を作ろうと各車両の車端部に設置されているサモワールへ出向いたところ、7 号車のは 火を入れるのが遅かったのか針がまだ 60℃を指していた。これではカップ麺が作れないの で、隣の車両まで足を伸ばすと、90℃に達していたので、8 時半頃には朝食にありつけた。 エロフィ・パヴロヴィッチ駅と次の停車駅アマザル駅との間には峠があり、標高は 700m を超えた。遅れは縮まらず、アマザル駅へは 24 分遅れで 到着。ここも 20 分停車だが、既に発車時刻を過ぎている ので、ホームへ降りるのには少し躊躇いがある。しかし、 みんなで降りれば怖くないとばかりに下車し、線路脇で 物売りをしていたおばさんから 50 ルーブルの蒸かした ジャガイモと 1 個 10 ルーブルのゆで卵を 3 個、締めて 80 ルーブルを投資し、本日の昼食とする。すぐに発車し ないのは給水しているからで、地元利用客はその辺りを 熟知しているのだろう。次のモゴチャ駅には菓子類の売 店しかなかったので、アマザル駅で食材を確保したのは 正解だった。 クセニエフスカヤ駅 15 分延発、スベガ駅 12 分延発と、 少しずつではあるが、遅れを取り戻しているようだ。暇 なので、昨日と同様に車内を巡回すると、3 段式寝台の 3 等車では、上半身裸で寝ている男達が多い。また、寝台車内は禁煙ではあるものの、デッ キが紫煙族のたまり場となっていて、余り環境がよろしくない。15 時過ぎに辺りが暗くな り、小雨が降り出す。荒天と言うほどではないが、涼しくなって助かる。 133 列車は、ジロヴォ駅を 17 分遅れで発車した後、停車駅ではないアルチコイ駅に停車 したままピクリとも動かなくなった。その停車時間は 25 分にも及び、この先どうなるか不 安になる。原因は先程と同様にアルチコイ~カヴェクタ間で単線並列運転をしているから で、上り貨物列車を何本もごぼう抜きにする。この 1 件で遅れはさらに広がり、長い駅名 のチェルヌイシェフスク・ザヴァイカルス キー駅へは、47 分遅れで到着した。機関車 付け替えのため、ここで 34 分もの大休止。 モスクワ起点 6,587km のキロポストがホ ーム上に立つチェルヌイシェフスク・ザヴ ァイカルスキー駅発車と同時に食堂車へと 移動。参加者 20 名中 19 名が参加する大パ ーティが始まった。メニューは、コールス ロー、ボルシチ、フライドチキンのバター ライス添え+瓶ビール 2 本で計 700 ルーブル、日本円で約 2 千円也の豪華な夕食だ。進行 方向左側にはアムール川へ注ぐシルカ川が寄り添い、対岸には城のような建物が散見され る。プリイスコヴァヤ駅 32 分、シルカ駅を 26 分それぞれ延発した 133 列車は、ロシアの 田舎風景が漂う畜産農家の家並みを見ながら進む。 寺尾氏が部屋へ乱入して来た 21 時頃から今日も酒盛りが始まり、日本酒、ウォッカ、 ウィスキーと次々にボトルが空いて行く。お陰で途中から記憶がなくなり、気が付いたら 誰かが敷いてくれたマットレスの上で寝ていた。旧東清鉄道と合流するタルスカヤ駅は通 過なので暗闇の中だが、次の停車駅カルィムスカヤ駅(次のトゥリンスカヤ駅との間が、 ウラジオストクから 3,000km の地点になる)まではメモに記録が残っているところを見る と、起きていたようである。少し調子に乗り、周りに迷惑をかけてしまったようなので、 自重せねばと戒める。 ヒロク~イルクーツク(6/18) 夜中にチタⅡ駅で長時間停車していたのは何となく感じていたが、夢の中だ。昨晩は呑 み過ぎたけど熟睡できたので、目覚めはスッキリである。7 時過ぎのヒロク駅を発車して から起き出し、カップ焼きそばのみで朝食を済ませる。ウラジオストク駅を出発してから 車中に 3 泊し、4 日目の朝を迎えた。今日はシベリア鉄道前半の旅を終了し、夕方にはイ ルクーツクまで達する予定である。いつの間にか 133 列車は遅れを取り戻し、どうやらヒ ロク駅は定刻に発車したようである。シベリア鉄道は、かなり余裕のあるダイヤを組んで いるのだろう。 広い駅構内に近付いたと思ったら、ペトロフスキー・ザヴォート駅をゆっくり通過する。 ここを境に東シベリア鉄道支社管轄へ入り、時計も 1 時間戻す。つまり、日本時間と同じ になり、モスクワとの時差が 5 時間となる。旅客列車に比べて、貨物列車とは頻繁にすれ 違う。ところがここまで快調に走ってきたのに、ペトロフスキー・ザヴォート駅を過ぎて からまた停車し始めた。客車特有のシーンと静まり返った車内のまま、今度も微動だにし ない。もう驚かないが、40 分も停車していただろうか、何の案内放送もないので少し不安 になった頃、ようやく動き出した。また線路保守間合いによる単線並列運転区間に入った のだろうと思っていたらその通りで、団子状態になった貨物列車を横目で見て追い越す。 ガーミンのハンディ GPS は、ここまで余り活躍していなかったが、ノヴォイリンスキー 駅の前後(6/18 の朝、日本時間で 9:56 頃)で、シベリア鉄道の最高地点 912m を記録して いた。ロシアの地図を実装していれば、軌跡をトレースすることが可能なのだが、あいに くそのようなものはないので、無味乾燥な 位置情報が表示されるだけである。 ブリヤート共和国の首都ウラン・ウデ駅 には、35 分遅れの 11:55 に到着した。ここ はモンゴル方面からの単線が合流し、駅前 には路面電車も走る大きな街である。どこ となく駅周辺に異国情緒が漂うのは、モン ゴル系民族が多く住むからだろうか。ちょ うどお昼時だが、ウラン・ウデ駅にはろく な物が売っておらず、日本の感覚とはやや異なる焼きピロシキ 1 個で我慢する。パサパサ していて美味しくなく、やはり揚げた本場物のピロシキを食べてみたいものだ。 ウラン・ウデ駅では、途中から隣に「北京~莫斯科」とボディに標記された洒落た車両 が入線して来た。これこそまさに 3 列車の異名を持つ国際列車で、北京とモスクワを週 1 回結んでいる。中国製の各車両には、制服の異なる客室乗務員が出迎え、いかにも豪華な 印象を受ける。エンブレムの輝くあの車両にいつかは乗りたいと思いを馳せながら、28 分 遅れでウラン・ウデ駅を後にした。何とこちらが先発である。バイカル湖から流れ出た川 沿いに 133 列車は最高速度 118km/h で快調に進み、14:05 頃にバイカル湖畔へ踊り出た。 バイカル湖は、琵琶湖の約 50 倍の大きさ があるので、見た目には海である。もちろ ん対岸などは見えない。これから約 3 時間、 進行右側の車窓を彩ることになるのだ。 時々何十年も前の廃線跡と推定される橋脚 や橋台が、バイカル湖沿いに見下ろされる。 26 分遅れのムィソーヴァヤ駅を出てから、 車内にオームリ(バイカル湖に生息する白 身の淡水魚)の燻製を売りにばあさんがや って来た。燻製独特の香りを漂わせながら各コンパートメントを回るのだが、決して安く はないその価格に皆尻込みをする。私も燻製は大好物なのだが、こんな所で半生物を買っ ても後処理に困るので、見合わせる。しかし、この先オームリの燻製は手に入らなかった ので、買って車内で食べれば良かったと、後で少し後悔した。 交流 25kV から直流 3kV に切り替わるスリュジャンカⅠ駅で機関車を付け替えるのかと 思い下車したら、すぐに発車した。しかも突然動き出したので、乗り込むのにちょっと慌 てた。どうやらウラン・ウデより手前で交代した青い電気機関車は、交直両用機のようだ。 スリュジャンカⅠ駅を 4 分遅れで発車した 133 列車は、一気に遅れを取り戻し、急勾配を 昇って行く。シベリア鉄道の全線開通は、日露戦争中の 1904 年のことだが、この最後の区 間が開通するまではバイカル湖上をフェリー船で連絡していた。結氷する冬季は、氷上へ 線路を敷いて列車を走らせていたらしい。 この難所とも言える最後の山越え区間に はトンネルの他にも山肌を巻くように線形 がループ状になった所もあって、見応えが あ る 。 バ イ カ ル 湖 畔 に 位 置 す る 標 高 471m のスリュジャンカⅠ駅から、ウラジオスト ク駅より 4,000km 地点を超えたアンガソル カ駅までの間に 411m も昇る。先程ウラン・ ウデ駅で隣に並んでいた 3 列車をこのアン ガソルカ駅で待避し、道を先に譲った。今日の最終目的地イルクーツクへは、定刻より 9 分遅れの 19:01 に到着した。3 泊お世話になった 133 列車に別れを告げ、まだ陽の高いイ ルクーツク駅で下車し、シベリア鉄道の旅前半が終了した。(to be continued.) (Traffic Circle No.83 に収録) 133列車時刻表 キロ程 0 5 10 18 23 34 38 46 63 74 90 99 112 120 131 141 148 158 164 キロ ポスト 9,289 9,284 9,279 9,271 9,266 9,255 9,251 9,243 9,226 9,215 9,199 9,190 9,177 9,169 9,158 9,148 9,141 9,131 9,125 170 9,119 180 188 199 211 222 233 241 253 264 275 287 295 304 314 335 351 358 368 375 398 405 415 428 439 450 468 476 486 497 507 520 533 553 575 586 592 608 616 628 638 656 671 675 680 685 691 699 714 728 747 757 766 774 779 783 9,109 9,101 9,090 9,078 9,067 9,056 9,048 9,036 9,025 9,014 9,002 8,994 8,985 8,975 8,954 8,938 8,931 8,921 8,914 8,891 8,884 8,874 8,861 8,850 8,839 8,821 8,813 8,803 8,792 8,782 8,769 8,756 8,736 8,714 8,703 8,697 8,681 8,673 8,661 8,651 8,633 8,618 8,614 8,609 8,604 8,598 8,590 8,575 8,561 8,542 8,532 8,523 8,515 8,510 8,506 駅 名 ウラジオストク(Владивосток) ピェルヴァヤ・レーチカ(Первая Речка) フタラーヤ・レーチカ(Вторая Речка) セダンカ(Седанка) オケアンスカヤ(Океанская) ウゴリナヤ(Угольная) アムールスキー・ザリーフ(Амурский Залив) ナジェージディンスカヤ(Надеждинская) キバリーソヴォ(Кипарисово) ラズドーリノエ(Раздольное) バラノフスキー(Барановский) バネヴォーロヴォ(Баневурово) ウスリースク(Уссурийск) リミーチェフカ(Лимичёвка) ドゥビーニンスキー(Дубининский) ノヴォシャーフチンスカヤ(Новошахтинская) アジョールナヤ・パーチ(Озёрная Падь) イッポリトフカ(Ипполитовка) ペレリョーティニー(Перелётный) オリェホヴォ・プリモールスク (Орехово-Приморское) シビルツィヴォ(Сибирцево) ハルキドン(Халкидон) ムチナヤ(Мучная) チホヴォードノエ(Тиховодное) クノリンク(Кнорринг) スタールィー・クリューチ(Старый Ключ) スパスク・ダーリニー(Спасск-Дальний) アダルカ(Адарка) ドロズドフ(Дроздов) スヴィヤギナ(Свиягино) スンガチ(Сунгач) クラエフスキー(Краевский) ベーラヤ・レーチカ(Белая Речка) シマコフカ(Шмаковка) カバルガ(Кабарга) リェソザヴォーツク(Лесозаводск) ルジノ(Ружино) フィラレトフカ(Филаретовка) プロハスコ(Прохаско) グルシェヴォエ(Грушевое) ラゾ(Лазо) ダリネレチェンスク(Дальнереченск) エベルガールド(Эбергард) チャルダンカ(Чалданка) グベロヴォ(Губерово) ブイニェーヴィチ(Буйневич) ラーストチカ(Ласточка) ルチェゴルスク(Лучегорск) ブルリト(Бурлит) アルチャン(Алчан) スヴェニエヴォイ(Звеньевой) ビキン(Бикин) ボイツェヴォ(Бойцово) ロゼンガルトフカ(Розенгартовка) スマールスキー(Снарский) カメヌシカ(Каменушка) ゲジケ(Гедике) コーチコヴォ(Котиково) アヴァン(Аван) ヴャーゼムスカヤ(Вяземская) クラシーツキー(Красицкий) ドルミドントフカ(Дормидонтовка) ポドホリョーノック(Подхорёнок) ハカ(Хака) ホール(Хор) キヤ(Кия) ヴェリノ(Верино) クルーグリコヴォ(Кругликово) コルフォーフスカヤ(Корфовская) クラースナヤ・レーチカ(Красная Речка) ハバロフスクⅡ(Хабаровск-2) ハバロフスクⅠ(Хабаровск-1) アムール(Амур) ポクローフスキー(Покровский) プリアムールスカヤ(Приамурская) 着時刻 発時刻 - - - - - 19:56 - - - - - - 21:21 - - 22:04 - - - 位 置 情 報 - - 22:39 - 22:59 - - - 23:37 - - - - - - 0:33 - - 1:31 - - - - 2:21 - - - - - 3:16 - - - 3:59 - - - - - - - 5:43 - - - - - - 6:37 - - - - 8:15 - - - 管轄 電化方式 モスクワ との時差 路面電車 19:14 - - - - 19:59 - - - - - - 21:28 - - 22:05 - - - 22:37 - 22:58 - - - 23:35 - - - - - - 0:32 - - 1:16 - - - - 2:18 - - - - - 3:14 - - - 3:57 - - - - - - - 5:28 - - - - - - 6:36 - - - - 7:45 - - - 分 岐 支 線 等 ナホトカ方面 旧東清鉄道 N44.12 E132.26 H128 N44.20 E132.32 H127 N44.16 E132.49 H143 N45.07 E133.18 H123 N45.29 E133.26 H94 7時間 極 東 鉄 道 支 社 N48.29 E135.04 H183 路面電車 キロ程 793 804 809 815 840 867 896 923 934 938 948 961 973 983 1,000 1,019 キロ ポスト 8,496 8,485 8,480 8,474 8,449 8,422 8,393 8,366 8,355 8,351 8,341 8,328 8,316 8,306 8,289 8,270 1,023 8,266 1,029 1,041 1,055 1,065 1,082 1,090 1,099 1,105 1,115 1,125 8,260 8,248 8,234 8,224 8,207 8,199 8,190 8,184 8,174 8,164 1,135 8,154 1,143 1,146 1,152 1,161 1,169 1,179 1,188 1,194 1,198 1,204 1,209 1,220 1,238 1,249 1,259 1,282 1,304 1,315 1,326 1,345 1,355 1,374 1,396 1,409 1,417 1,423 1,432 1,444 1,467 8,146 8,143 8,137 8,128 8,120 8,110 8,101 8,095 8,091 8,085 8,080 8,069 8,051 8,040 8,030 8,007 7,985 7,974 7,963 7,944 7,934 7,915 7,893 7,880 7,872 7,866 7,857 7,845 7,822 1,477 7,812 1,482 1,489 1,512 1,524 1,534 1,547 1,566 1,578 1,590 1,612 1,639 1,663 1,687 1,710 1,730 1,751 1,761 7,807 7,800 7,777 7,765 7,755 7,742 7,723 7,711 7,699 7,677 7,650 7,626 7,602 7,579 7,559 7,538 7,528 駅 名 ニコラーエフカ(Николаевка) デェジネフカ(Дежнёвка) トゥングゥースキー(Тунгусский) ヴォロチャーエフカ(Волочаевка) オリゴフタ(Ольгохта) イン(Ин) アウル(Аур) イクラ(Икура) ビロビジャンⅢ(Биробиджан-3) ビロビジャンⅠ(Биробиджан-1) キールガ(Кирга) トリェク(Трек) セミストーチヌイ(Семисточный) ビラ(Бира) ブドゥカン(Будукан) ロンドコ(Лондоко) イズヴェストコフヌィ・ザヴォート (Известковый Завод) チョープロエ・オーゼロ(Тёплое Озеро) ビラカン(Биракан) イズヴェストコーヴァヤ(Известковая) キムカン(Кимкан) パガル・アウル(Лагар-Аул) ウダールヌィ(Ударный) オブルチエ(Облучье) ヤドリン(Ядрин) エサウロフカ(Есауловка) カザーチイ(Казачий) クンドゥル・ハバロフスキー (Кундур-Хабаровский) カサトキン(Касаткин) タンニェーリヌィ(Тоннельный) タルマンチュカン(Тарманчукан) オトローギ(Отроги) ウリル(Урил) ラチ(Рачи) ボグチャン(Богучан) カーメンヌィ・カリエール(Каменный Карьер) タタカン(Татакан) カリエールヌィ(Карьерный) アルハラ(Архара) ジュラヴリー(Журавли) ドミカン(Домикан) クルスタイ(Кулусутай) ブレヤ(Бурея) チュカン(Тюкан) ザヴィタヤ(Завитая) トゥール(Тур) トロエブラートカ(Троебратка) エカテリノスラフカ(Екатеринославка) コロリ(Короли) ポズディエフカ(Поздеевка) ヴォズジァエフカ(Возжаевка) イチクト(Итикут) ベロゴルスクⅡ(Белогорск-2) ベロゴルスクⅠ(Белогорск-1) ウクライーナ(Украина) セーリィシェヴォ(Серышево) アルガ(Арга) ミハイロ・チェスノコフスカヤ (Михайло-Чесноковская) スヴァボードヌィ(Свободный) ウスチ・ペラ(Усть-Пёра) ブズリ(Бузули) リェジャナヤ(Ледяная) ジャトヴァ(Джатва) セレトカン(Селеткан) シマノフスカヤ(Шимановская) ペトルーシ(Петруши) ベレヤ(Берея) ムヒンスカヤ(Мухинская) トゥ(Ту) シヴァキ(Сиваки) ウシュムン(Ушумун) チャルガヌィ(Чалганы) トゥィグダ(Тыгда) スルス(Сулус) ダクトゥィ(Дактуй) 着時刻 発時刻 - - - 9:00 - 9:38 - - - 10:31 - - - 11:17 - - - - - 9:01 - 9:41 - - - 10:36 - - - 11:19 - - 位 置 情 報 分 岐 支 線 等 管轄 電化方式 N48.33 E134.28 H124 コムソモリスク・ナ・アムーレ方面 N48.35 E133.48 H132 N48.47 E132.56 H152 N49.00 E132.27 H210 - - 12:04 - 12:36 - - - 13:28 - - - 12:05 N49.00 E131.52 H262 - 12:37 N48.59 E131.33 H298 ノーヴィー・アルガル方面 - - - 13:46 N49.00 E131.03 H312 - - - - - - - - - - - - - - - 14:38 - - - 15:25 - 16:04 - - 16:45 - 17:31 - - - 18:01 - 18:55 - - - - - - - - - - - 14:41 - - - 15:27 - 16:06 - - 16:47 - 17:33 - - - 18:31 - 18:57 - N49.25 E130.04 H237 N50.22 E129.06 H326 N50.44 E128.43 H311 N50.55 E128.27 H258 ブラゴヴェシチェンスク方面 N51.05 E128.22 H232 - - 19:31 - - - - - 20:45 - - - - - 22:23 - 23:04 - - 19:35 - - - - - 20:47 - - - - - 22:25 - 23:07 N53.06 E126.19 H336 - - 交流25kV モスクワ との時差 キロ程 1,778 1,795 1,815 1,833 1,850 1,870 1,889 1,910 1,927 1,943 1,950 1,967 1,983 2,002 2,011 2,016 2,022 2,039 2,050 2,066 2,080 2,098 2,115 2,135 2,154 2,163 2,178 2,187 2,203 2,222 2,237 2,245 2,263 2,285 2,294 2,325 2,334 2,359 2,383 2,393 2,417 2,438 2,454 2,471 2,490 2,510 2,519 2,530 2,552 2,570 2,586 2,597 2,619 2,627 2,645 2,656 2,666 2,694 キロ ポスト 7,511 7,494 7,474 7,456 7,439 7,419 7,400 7,379 7,362 7,346 7,339 7,322 7,306 7,287 7,278 7,273 7,267 7,250 7,239 7,223 7,209 7,191 7,174 7,154 7,135 7,126 7,111 7,102 7,086 7,067 7,052 7,044 7,026 7,004 6,995 6,964 6,955 6,930 6,906 6,896 6,872 6,851 6,835 6,818 6,799 6,779 6,770 6,759 6,737 6,719 6,703 6,692 6,670 6,662 6,644 6,633 6,623 6,595 2,702 6,587 2,725 2,750 2,763 2,774 2,800 2,831 2,845 2,847 2,860 2,871 2,882 2,895 2,913 2,927 2,952 2,982 2,994 3,015 6,564 6,539 6,526 6,515 6,489 6,458 6,444 6,442 6,429 6,418 6,407 6,394 6,376 6,362 6,337 6,307 6,295 6,274 駅 名 クラースナヤ・パーチ(Красная Падь) マグダガチ(Магдагачи) ニュグジャ(Нюкжа) ゴンジャ(Гонжа) グダチ(Гудачи) ブリンダ(Буринда) タルダン(Талдан) ジクタンダ(Джиктанда) アンガリチ(Ангарич) ウリルーチイ(Ульручьи) コヴァリ(Ковали) バリショーイ・ネヴェル(Большой Невер) スコヴォロディノ(Сковородино) イマチ(Имачи) ゴレルィ(Горелый) バモフスカヤ(Бамовская) タフタムィグダ(Тахтамыгда) マダラン(Мадалан) ウリャーギル(Улягир) グルボーキー(Глубокий) ウルシャ(Уруша) ズギベーエヴォ(Сгибеево) ウリャートカ(Улятка) バリシャーヤ・オムトナヤ(Большая Омутная) セガチャマ(Сегачама) イタシノ(Иташино) エロフィ・パヴロヴィッチ(Ерофей Павлович) オローチェンスキー(Орочёнский) アヤチ(Аячи) マロ・コヴァリ(Малые Ковали) ジャンナ(Жанна) チチャトカ(Чичатка) コロコーリヌィ(Колокольный) アマザル(Амазар) ゲルマノフスキー(Германовский) チャドル(Чадор) セミオジョールヌィ(Семиозёрный) タプトゥガルィ(Таптугары) モゴチャ(Могоча) ラズドーリノエ(Раздольное) ペニコヴァヤ(Пеньковая) アルチェウシカ(Артеушка) キースルィ・クリューチ(Кислый Ключ) カタラングラ(Катарангра) クセニエフスカヤ(Ксеньевская) ケンダギルィ(Кендагиры) チョームナヤ(Тёмная) スベガ(Сбега) ナナグルィ(Нанагры) ウリュム(Урюм) ウリヤカン(Ульякан) ズドゥィラ(Зудыра) ジロヴォ(Зилово) アルチコイ(Арчикой) カヴェクタ(Кавекта) ツィーレケン(Жирекен) ブシュレイ(Бушулей) アレウル(Алеур) チェルヌイシェフスク・ザヴァイカルスキー (Чернышевск-Забайкальский) ウクレィ(Укурей) シャープカ(Шапка) クーエンガ(Куэнга) ビャンキノ(Бянкино) プリイスコヴァヤ(Приисковая) ホルボン(Холбон) シルカ(Шилка) シルカ・トヴァールナヤ(Шилка-Товарная) カザノヴォ(Казаново) オノン(Онон) ソルツェヴァヤ(Солнцевая) ラズマフニノ(Размахнино) ズーバレヴォ(Зубарево) サヴィンスカヤ(Савинская) ウルリガ(Урульга) タルスカヤ(Тарская) カルィムスカヤ(Карымская) トゥリンスカヤ(Туринская) 着時刻 発時刻 位 置 情 報 分 岐 支 線 等 - 0:07 - - - - 1:50 - - - - - 3:26 - - - - - - - 5:13 - - - - - 6:58 - - - - - - 9:07 - - - - 10:59 - - - - - 13:09 - - 13:55 - - - - 15:23 - - 16:03 - - - 0:22 - - - - 1:52 - - - - - 3:29 - - - - - - - 5:15 - - - - - 7:19 - - - - - - 9:27 - - - - 11:14 - - - - - 13:11 - - 13:57 - - - - 15:25 - - 16:05 - - 16:55 17:35 - - 18:38 - 19:18 - 20:07 - - - 20:48 - - - - - 22:44 - - - 18:40 - 19:20 N51.54 E116.36 H535 - 20:09 N51.51 E116.02 H519 - - - 20:50 - - - - - 旧東清鉄道 23:02 N51.37 E114.20 H603 - 管轄 電化方式 モスクワ との時差 N52.29 E125.48 H364 トィンダ方面 N53.57 E121.56 H553 6時間 N53.51 E120.51 H512 N53.44 E119.46 H643 N53.33 E118.42 H591 N53.18 E118.30 H518 N53.03 E117.29 H718 N52.49 E117.16 H696 ザ バ イ カ リ エ 鉄 道 支 社 キロ程 3,025 3,035 3,049 3,058 3,074 3,082 3,085 3,091 3,094 3,104 3,116 3,126 3,133 3,150 3,156 3,170 3,183 3,193 3,214 3,235 3,256 3,276 3,296 3,318 3,338 3,355 3,382 3,406 3,430 3,453 3,461 3,471 3,485 キロ ポスト 6,264 6,254 6,240 6,231 6,215 6,207 6,204 6,198 6,195 6,185 6,173 6,163 6,156 6,139 6,133 6,119 6,106 6,096 6,075 6,054 6,033 6,013 5,993 5,971 5,951 5,934 5,907 5,883 5,859 5,836 5,828 5,818 5,804 3,505 5,784 3,524 3,539 3,545 3,553 3,567 3,577 3,591 3,612 3,632 3,640 3,648 3,655 3,670 3,686 3,699 3,706 3,727 3,746 3,765 3,790 3,812 3,822 3,833 3,858 3,869 5,765 5,750 5,744 5,736 5,722 5,712 5,698 5,677 5,657 5,649 5,641 5,634 5,619 5,603 5,590 5,583 5,562 5,543 5,524 5,499 5,477 5,467 5,456 5,431 5,420 3,883 5,406 3,905 3,923 3,937 3,950 3,978 3,983 4,003 4,016 4,028 4,040 4,060 4,066 4,084 4,097 4,104 5,384 5,366 5,352 5,339 5,311 5,306 5,286 5,273 5,261 5,249 5,229 5,223 5,205 5,192 5,185 駅 名 ダラスン(Дарасун) マックカヴェーエヴォ(Маккавеево) ノーヴァヤ(Новая) クルチナ(Кручина) アタマノフカ(Атамановка) ペスチャンカ(Песчанка) アンチピハ(Антипиха) チタⅡ(Чита-2) チタⅠ(Чита-1) カダラ(Кадала) チェルノフスカヤ(Черновская) ドムナ(Домна) インゴーダ(Ингода) リェスナーヤ(Лесная) クカ(Кука) ヤブロノーヴァヤ(Яблоновая) トゥルグトゥィ(Тургутуй) ソホンド(Сохондо) ゴンゴタ(Гонгота) モグゾン(Могзон) ザガリノ(Загарино) タイドゥト(Тайдут) ハラグン(Харагун) フシェンガ(Хушенга) グィルシェルン(Гыршелун) ヒロク(Хилок) ジプヘゲン(Жипхеген) バダ(Бада) ホホトゥイ(Хохотуй) トルバガ(Толбага) ノヴォパヴロフカ(Новопавловка) タルバガタイ(Тарбагатай) バリャガ(Баляга) ペトロフスキー・ザヴォート (Петровский Завод) キジャ(Кижа) ゴルホン(Горхон) ザチャジノーイ(Затяжной) ノヴォイリインスキー(Новоильинский) イリカ(Илька) チェルタイ(Челутай) ザイグラエヴォ(Заиграево) オノホイ(Онохой) タリツィ(Тальцы) ザウンジンスキー(Заудинский) ウラン・ウデ(Улан-Удэ) ディヴィジオンナヤ(Дивизионная) モストヴォーイ(Мостовой) タタウロヴォ(Татаурово) リェソヴォーズヌィ(Лесовозный) ターロフカ(Таловка) セレンガ(Селенга) ティムリュイ(Тимлюй) ポソーリスカヤ(Посольская) ボヤールスキー(Боярский) ムィソーヴァヤ(Мысовая) クリューエフカ(Клюевка) ミシハ(Мишиха) ペレヨームナヤ(Переёмная) タンホイ(Танхой) ケドロヴァヤ・シビルスカヤ (Кедровая-Сибирская) ビドリノ(Выдрино) ムリノ(Мурино) バイカリスク(Байкальск) ウトゥリク(Утулик) スリュジャンカⅠ(Слюдянка-1) スリュジャンカⅡ(Слюдянка-2) アンガソルカ(Ангасолка) アンドリアノフスカヤ(Андриановская) グルボーカヤ(Глубокая) ポドカーメンナヤ(Подкаменная) ラスソーハ(Рассоха) ボリショーイ・ルッグ(Большой Луг) ゴンチャーロヴォ(Гончарово) カヤ(Кая) イルクーツク(Иркутск) 着時刻 発時刻 位 置 情 報 分 岐 支 線 等 - - - - - - - 1:07 - - - - - - - - - - - 4:38 - - - - - 6:49 - 7:57 - - - - - - - - - - - - 1:43 - - - - - - - - - - - 4:40 - - - - - 7:04 - 7:59 - - - - - - - - - - 9:45 - - - - - - 11:20 - - - - - - - - - 13:57 - - - - - - - 9:47 N51.17 E108.51 H804 - - - - - - 11:45 N51.50 E107.34 H546 モンゴル方面、路面電車 - - - - - - - - - 13:59 N51.43 E105.51 H459 - - - - - - - - 15:41 - 16:25 - - - - - - - - - 18:52 - - 15:43 N51.30 E104.13 H463 - 16:47 N51.39 E103.43 H471 - バイカル湖岸鉄道 - - - - - - - - - N52.17 E104.16 H511 路面電車 管轄 電化方式 東 シ ベ リ ア 鉄 道 支 社 モスクワ との時差 5時間 直流3kV