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参考資料 3-2
別紙1 < 電力の安全 > 1.電気工作物の保安 電気工作物とは発電、変電、送電、配電又は電気の使用のために設置する受電設備(機械、器具、 ダム、水路、貯水池、電線路など)をいい、事業用電気工作物、一般用電気工作物があります。 電気工作物の区分(表1) 35 ※ 以上、「原子力・安全保安院のホームページ」の抜粋 http://www.nisa.meti.go.jp/sangyo/electric/detail/setsubi_hoan.html 36 別紙 2 急速充電器(QC)の必要な充電ケーブル長の検討(4m 基準) ※表中の数字は必要なケーブル長 ケーブル EV ケーブル 取出し 状況 単位:mm QC 設置位置 センター 右置き QC 設置位置 左置き 置き ケーブル リーフ 通常 右出し (前進駐車) 接地無し (QC 本体 アイミーブ 通常 正面右側 (後退駐車) 接地無し からケーブ ステラ 通常 ル取出し) (後退駐車) ケーブル 2,640 4,166 3,813 2,985 ― 3,190 4,215 ― 3,935 4,216 ①4,688 3,190 接地無し 3,043 4,322 ― リーフ 通常 2,640 3,813 4,166 左出し (前進駐車) 接地無し ― 2,985 (QC 本体 アイミーブ 通常 4,216 3,190 正面左側 (後退駐車) 接地無し 3,043 ― 4,322 からケーブ ステラ 通常 3,524 4,215 3,190 ル取出し) (後退駐車) 接地無し 3,935 ― ― 3,524 ― ― ― ②4,688 1)ケーブル状況:通常=充電口からケーブルが垂れ、地面に接地してQC本体へ(写真 1) 接地無し=ケーブルが地面に接地することなく(中に浮いて)QC本体へ(写真 2) 2)QC 設置位置 <センター置き>車止め(タイヤ側)~QC 本体前面:1.2m⇒どの車両もケーブル長 4m で問題なし <右置き・左置き>駐車位置中心線~QC 本体前面:1.5m(車止めタイヤ側線上に QC を設置) 部分のみ4mを越える。(ケーブル長 4m では足りない。) (写真1)通常 (写真2)設地無し 【4m を超えるケース】 ①ステラ,QC 右置き,ケーブル右出し ②アイミーブ,QC 左置き,ケーブル左出し 37 別紙3 38 39 40 41 別紙4 急速充電設備に係る火災予防条例等の取扱いについて < 東京消防庁 ・ 予防部の見解 > SSについては危険物取扱の政令に基づいて取り扱われますが、本日説明する内容は、政令 の係らない駐車場やコンビニ等に関する説明です。 ・ 急速充電器の仕組みを確認すると、200Vの交流電源を変圧器等で昇圧してEVへ流すと いうことで、一種の変電設備であると判断した。 ・ 変電設備については、火災予防条例の取り扱いが適用されている。変電設備の内、全出力2 0kW 以上の設備は火災予防条例第11条(変電設備)の規制をうける。 ・ ところが、火災予防条例第11条の規制は、変電設備を屋内に設ける時には区画した部屋に 設けることや、係員以外の人は入れないことになっている。屋外に設置する場合は、建物か ら3m以上離しなさいとなっている。急速充電器は、人が扱うことが前提となっており、部 屋の中に閉じ込めてしまうと充電できなくなってしまう。従って、まともに第11条を適用 することが不都合であると考えている。新しい設備であることから条例の想定外であると結 論付けた。 ・ 急速充電器を調べると、車両のバッテリーを守っていることや、取り扱う人の安全を考慮し た安全装置が付いていることを前提に作られていることがわかった。従って、一定の安全装 置が取り付けられているものについては、火災予防条例第11条の規制の適用はしない方向 で検討を進めた。 ・ 「特例急速充電設備における基準の特例チェック表」で掲げる特例要件の12項目を満足し ていれば火災予防条例第11条の規制の適用はしないことにした。 ・ 基本的には、電気の入力箇所や充電器内部で異常が発生した時に遮断することや、通常コネ クタに通電している時には車両から外れないといった安全措置が取られていれば11条の 規制の適用はしないことにした。 ・ ただし、12項目の特例を受ける場合には届出が必要である。CHAdeMOプロトコルで 製作されている急速充電器については、機器に関する3~12項目について満足している事 を製作メーカーに確認を取っている。これに、電気の基本となる1~2項目の「電気工事士 が作業を行う」「可燃性の恐れのある場所には設置しない」を付け加えた。 ・ 建物内(屋上駐車場含む)に特定急速充電設備を設置した場合は、消防法施行令第10条、 もしくは火災予防条例第36条により消火器の設置が必要となり、設置した際には所轄消防 署に届出が必要です。消防用設備等設置届出書、基準の特例適用申請書は当庁のホームペー ジからダウンロードすることができる。 ・ また、「特定急速充電設備における基準の特例チェック表」は、チャデモ協議会、もしくは 当庁から入手できる。東京消防庁は、本特例基準の運用を平成22年6月1日より開始しま 42 すが、既設の設備においても特例の申請が必要となる。また、本特例基準は、東京消防庁基 準であることから、他の地域で設置する場合は、当該地域の基準に従うことになる。 ・ 既に東京都内に設置している50台についても、この特例の対象であることから、同様の届 出を提出するよう関係者へ連絡を取っている。 ・ ガソリンスタンドに設置する場合は、本基準によらず、危険物関係法令の規制を受けている。 よってこの特例は適用しない。 ・ 急速充電設備を当庁管内に設置する際は、事前に所轄の消防署に相談してほしい。現在、総 務省消防庁でも急速充電器の取扱について検討している。東京消防庁の特例についても、消 防庁へ説明していまが、総務省消防庁の方で一定の見解が出れば「東京消防庁の特例」も、 そちらに併せることになる。それまでの間の暫定適用となる。 ※ 「CHAdeMO協議会 第2回 整備部会 議事録」の抜粋 43 別紙5 < サービスステーションにおける急速充電器の設置検討事例 > 図 急速充電器を設置する際の位置的な条件(コスモ石油提供) 図 急速充電器を設置する際の設備面の条件(コスモ石油提供) 2010.2.26 産業競争力懇談会(COCN) 「電気自動車(EV),プラグインハイブリッド(PHV)の 充電インフラに関する研究会 報告書」より抜粋 44 別紙6 給油取扱所に設置される充電設備等に係る運用上の指針 (1) ア 定義・位置づけ 充電設備とは、充電機器(充電ケーブルにより電気自動車に直接充電するための機器)、 蓄電池及び充電器(電力蓄電用の蓄電池に充電するためのもの)からなるものであること (第1図参照)。 イ 充電設備は、危省令第 25 条の5第1項及び第2項第2号の自動車等の点検・整備を行う 設備に該当するものであること。 ウ 充電設備が設けられた建築物の用途は、危省令第 25 条の4第1項第3号の自動車等の 点検・整備を行う作業場の用途に該当するものであること。 (2) ア 位置、構造及び設備に係る技術上の基準 充電設備に係る事項 (ア) 充電機器は、 「蓄電池設備の基準」 (昭和 48 年消防庁告示第2号)第2.3の例による ものとすること。 (イ) 蓄電池及び充電器は、キュービクル式とし、「蓄電池設備の基準」の例によるほか、 キュービクル式変電設備等の基準の一部改正について(平成6年2月1日予危第 76 号 予防部長依命通達)の別添「キュービクル式変電設備等の基準の一部改正、新旧対照表」 3.⑴における保有距離に準じて指導する。 なお、キュービクル式変電設備の内部には地上 600 ㎜以上の位置に回路開閉器、接 続端子等が設けられているが防爆使用でないことから、注入口から3m以内及び通気管 から 1.5m以内の部分を避けるよう指導する。 (ウ) 見やすい箇所に充電設備である旨の表示をすること。 なお、充電設備の機器等が分離して設置される場合にあっては、それぞれの機器等に 表示すること。 イ 充電する場所に関する事項 (ア) 建築物の床又は壁で区画された部分に充電設備を設ける場合 a 充電機器の周囲に、電気自動車に直接充電するための専用の場所を保有すること。 b 前aの専用の場所は、電気自動車がはみ出ない大きさを有するものとし、かつ、そ の範囲を明示すること。 c 建築物の床又は壁で区画された部分には、可燃性ガスを屋外に排出する設備を設け ること。ただし、換気設備が室内の上部に設けられている場合は、新たに設置するこ とを要しない。 (イ) 屋外の部分又は建築物の床若しくは壁で区画されていない部分に充電設備を設ける 場合 a 危省令第 25 条の5第2項第2号イに適合すること。 b 充電機器の周囲には、電気自動車に直接充電するために必要な空地を確保すること。 ただし、当該空地は、給油空地及び注油空地以外の場所に保有すること。 c 前bの空地は、電気自動車がはみ出さない大きさを有するものとし、かつ、その範 45 囲を明示すること。 (3) ア 取扱いに係る技術上の基準 充電設備の取扱いは、給油取扱所の係員の管理下で行うこと。 なお、 「係員の管理下」とは、給油取扱所に勤務する者(危険物取扱者でなくとも良い。) が電気自動車へ充電操作を行うことをいい、ドライバー自らが充電を行うことではない。 イ 電気自動車の一部又は全部が⑵イ(ア)aの専用の場所又は(イ)bの空地からはみ出たままで 充電しないこと。 ウ 密閉した屋内において蓄電池の充電を行う場合は、換気設備を運転する必要がある。 (4) 充電設備の変更工事に係る取扱いに関する事項 充電設備の変更工事に係る取扱いについては、本編第 22.別表1「製造所等において行 われる変更工事に係る取扱い」の第3〔給油取扱所〕 〈その他設備機器等〉の洗車機等と同じ である。 第1図 給油取扱所における電気自動車の充電設備の設置例 充電器(キュービクル式) 蓄電池(キュービクル式) 固定給油設備 充電機器(充電スタンド) 給油空地 最大給油ホース全長(L) に応じた距離(L+1m) 充電エリア 充電エリアの明示 2m以上 (5)自動車を駐停車する場合は、給油のための一時的な停車を除き、危政令第 27 条第6項第 1号チの規定によるほか、努めて給油に必要な空地以外の場所で固定給油設備から危省令第 40 条の3の4第1号で規定する距離以内の部分以外の部分、専用タンクの注入口から3m以内の 部分以外の部分及び専用タンクの通気管から 1.5m以内の部分以外の部分に白線等で明確に区 画された駐停車スペースを設けて、使用するよう指導する。(第 2 図参照) 46 第2図 駐停車スペースの例 事 駐停車スペース 通気管 1.5m 1.5m以上 務 室 等 給油空地 3m以上 固定給油設備 固定給油設備 注入口 危省令第40条 の3の4第1号 で規定する距離 3m 道 路 (6)給油取扱所の一部を自動車の保管場所として使用する場合には、次の条件を満足すること。 (ア) 自動車は、給油取扱所が、その業務を行うために保有するもの及び当該給油取扱所の所有 者、管理者又は占有者の保有するものに限ること。 (イ) 自動車の保管場所は、給油空地及び注油空地以外で、かつ、給油等の業務に支障ない空地 とすること。 なお、給油取扱所内の駐車スペ-スに指定数量未満の危険物移動タンク車を保管場所とするこ とは認められるが、移動タンク貯蔵所の常置場所にすることは認められない。 (7) 道路運送車両法(昭和 26 年法律第 185 号)第 80 条第1項第2号に基づき、同法第 78 条第2項に定める「業務の範囲を限定して行う自動車分解整備事業の認証」を受けるため に車両整備作業場、部品整備作業場、点検作業場及び車両置場(以下「作業場等」という。) を設定する場合は、危政令第 17 条第1項第2号及び第3号に規定する給油空地等以外の 場所で、かつ、危省令第 25 条の5第2項第2号に規定する距離以上離れた場所とすると ともに、危省令第 40 条の3の4第2号に規定する部分以外の場所に設定すること(第 3 -1 図、第 3-2 図参照)。 47 l :危省令第 25 条の5第2項第2号イに規定する距離 第3-1図 作業場等(網かけ部分)として認められる設置例 注油空地 整備室 販売室 通気管 給油空地 1.5m l m 3m 固定給油設備 2m 注入口 l :危省令第 25 条の5第2項第2号イに規定する距離 第3-2図 作業場等(網かけ部分)として認められない設置例 注油空地 整備室 販売室 通気管 給油空地 1.5m lm 固定給油設備 3m 注入口 1m 48 別紙7 ※ 経済産業省作成の資料 49 別紙8 充電設備の補助金申請(平成22年度) 充電設備の補助金申請は、一般社団法人 次世代自動車振興センターのホームペー ジで確認することができる。 http://www.cev-pc.or.jp/CEV/judenki/judenki-top.html 申請書は下記へ郵送してください。 (持ち込みによる書類受付はいたしません。) 一般社団法人 次世代自動車振興センター CEV グループ 〒105-0001 東京都港区虎ノ門 1-14-1 郵政福祉琴平ビル 5 階 TEL:03-3503-3782 FAX:03-3503-3783 9:00~12:15 13:00~17:15 (土・日・祝祭日は休み) 50 別紙9 電気自動車・プラグインハイブリッド自動車のための 充電設備設置にあたってのガイドブック 経済産業省と国土交通省は、充電設備を新たに設置しようとする方が、検討すべき事項や注意 すべき事項について参考となる「電気自動車・プラグインハイブリッド自動車のための充電設備 設置にあたってのガイドブック」を公表している。当該ガイドブックは、経済産業省および国土 交通省のホームページからダウンロードできる。 経済産業省HP:http://www.meti.go.jp/press/20101207002/20101207002.html 国土交通省HP:http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha10_hh_000051.html 電 気自 動 車・プ ラ グイ ンハイ ブリッ ド自動 車 のた めの 充電設備設置にあたってのガイドブック 2010 年 12 月 経済産業省 国土交通省 51 平成 22 年 12 月 17 日 CHAdeMO協議会 整 52 備 部 会