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コミュニケーション - 札幌クリスチャングループ
JP-①-B-4-1/2 基礎の学び ■・■ B グループ 人との関係 (4)コミュニケーション サタンはしたたかで、いつも私たちの隙を狙っています。でも、それと同時に、彼は意外と怠け者で、何 もしなくてもクリスチャンに同士討ちさせる方法を好みます。すなわち、噂話、批判、「自分が正しい」 という考えによってクリスチャンの間に分裂を生じさせることです。 ですから、クリスチャン同士に分裂をもたらす争いや葛藤の背後にはサタンがいることを覚えてください。 ② もちろん、人間関係のこじれの原因の全てがサタンの仕業ではありません。多くはコミュニケーション不 足、勘違いといった一般的な事柄によるものです。 ③ しかし、コミュニケーションの混乱をもたらす原因が(これまで学んできたように)心の傷であったり、 自己像の低さや、サタンの責めによって人の言葉を悪く捉えたり、自分が批判されているように感じる勘 違であるなら、それは放置できない問題であることがわかります。 敵はそのような人の心の隙をついて分裂をもたらすのですから、私たちは賢くあるべきです。 敵に隙を作らないためにも、私たちは正しいコミュニケーションの方法を身につけていく必要があります。 ④ (A) 悪気のある人はいない 教会内で人間関係で傷つけあうことがあったとしても「悪気のある人」はほとんどいません。 しかし、ほんの一例ですが、次のような反応をしてしまう人は敵に利用されやすいです。 ⑤ ①問題を複雑にした自分の問題を省みず相手の問題に目が行ってしまう。 ②あの人はどうせ私の言っても話を聞いてくれないだろう。あの立場の人だからあの人には何も言えない。 ③自分さえ我慢すればよいと考えて黙ってしまう。 ④誰かが悪い態度をしているのを聞くと、腹が立ち同調してしまう。 ⑤自分を正当化するために(時には話を誇張してでも)周りの人を自分の味方につけようとする。 ⑥ このような症状を自覚したら、それを放置してはいけません。(特別に神に触れられる経験があるのでな ければ)神を信じただけでは自然に解決されるみこみは少ないからです。牧師やリーダーに助けを求める とともに、以下のことに心に留めて、自制し、自分の心を見張る必要があります。 ⑦ (A) 噂話や批判的の元とならないために。 (1)その場にいない人の事について「その本人を目の前にして言えない事」は話さない。 : これは基本中の基本の心がけです。このようなコミュニケーションを「うわさ話」と呼びます。 誰かの言葉や行動に気を悪くしたからといって誰にでもそれについて語ってよいわけではありません。 ⑧ うわさ話をする理由として「問題を知ってもらって祈るため」「心の重荷を互いに負いあうため」などと いう信仰的に見える動機があるかも知れませんが、心が傷ついた人がそれを語るとき、あるいは、それを 聞くときに悪いサイクルが始まってしまいます。 ⑨ (2)インターネットでコミュニケーションをしない。: もちろん、今日、ネットを通じたコミュニケーションは不可欠で、それをなくすことはできませんが、い いたいことは、文字にしたり、言葉足らずのときに誤解を生じることは知るべきです。 特に LINE などの多数との同時コミュニケーションツールは危険です。誰かに言いたいことがあれば、 電話か、せめて E メールなどの一対一のコミュニケーションの方法を用いるべきです。 facebook などであっても、それによって心が乱されるなら退会したほうが良いでしょう。 ⑩ 3)他の人に告げない: 誰かの発言によって傷つけられても「あの人が私のことをこんな風に言った」などということをまた別の 人に告げてはいけません。もし告げるなら牧師、スタッフに相談してください。 ⑪ 4)本人に確かめる: 可能であるなら、本人に「どういう意味であんな事を言ったのですか?」と尋ねてください。多くの場合、 それは誤解か言葉足らずに起因しています。誰も、誰かを傷つけようなどと考えていないはずですから。 1/2 JP-①-B-4-2/2 基礎の学び ■・■ B グループ 人との関係 (4)コミュニケーション もし尋ねる勇気がないなら他の人に話さないでください。 ⑫ (B)話を聞かされたらどうするか 1)聞いた言葉を真に受けない事: 2)発言の動機や、背景などはわかりません。ですから人の言った言葉をそのまま信じてはいけません。 ⑬ 3)人は自分の問題点は話さない: 人の事を悪く言う人がいても、相手にそういう行動をとらせた自分の問題について話す人はません。 むしろ自分を守るために、自分したことは積極的に隠すことでしょう。 ⑭ 4)人の発言や行動には理由があります: たとえば悩みを聞いてくれない人がいてもそれが愛の無い行動とは限りません、 その相談する内容が その人の過去のトラウマを思い出させるものなら話を聞きたくないという弱さを理解するべきです。 ⑮ 5)話を聞かない: 批判や罪についての話の場合ただ、聞いているだけでも、自分の「思い」や「霊」 が汚されます。また、黙って聞いている事は同意することになります。 ⑯ 6)正す:(ガラテア 6:1)兄弟たちよ。もしだれかがあやまちに陥ったなら、御霊の人であるあなたが たは、柔和な心でその人を正してあげなさい。 7)あなたが誰かの間違った発言を聞いた唯一の存在なら、あなただけがその人を正す事ができます。 「後で牧師から注意してもらおう」と考えていたら結局何もせずに終わってしまうことでしょう。 ⑰ 8)肯定的な解決を提示する:時には、話を聞いたときに「私はそうとは思わない、それが本当かどう か、コーチと一緒にその人のところに行って確かめましょう」などと伝えたり「今はその話は聞けな い」「牧師、スタッフに告げてください」と伝えるのは知恵のあることです。 ⑱ 9)また、そのことは、その人が心に問題を抱えている兆候ですから、その人の為にも、ただ、放置する のは良くありません。その人の癒しのためにも、(あなたが成熟しているなら)一緒に神の元に行く か、(そうでなくても)牧師やスタッフに伝えるように勧めてください。 ⑲ 10) 牧師、スタッフに話す:、誰にでもむやみに話すものではありませんが、神との関係を通じて 自然に解決できない問題は、時間がたっても解決しないことが多いです。牧師、コーチ、スタッフは あなたを神の元に連れて行く手助けをいたしますので打明けて相談しましょう。 (20) また、噂話などを聞かされた人はその事をスタッフや牧師に告げることが望ましいです。理想的な方法は、 相手の意思を尊重し「この事を、牧師に相談しましょう?」と勧めたり確認する事です。 (21) (C)噂話の祈りを避ける: 「祈りの課題」と称して、噂話を広めてしまうる場合もあります。神は 全てをご存知なので、詳細をみんなに伝えて祈らねば祈りが聞かれないというものではありません。 (22) (D)実害のなければ謝罪は必要ない:実際的に相手に害を及ぼしておらず、あなたの「思い」の中で、 その人を単に恨んでいたり、ねたんでいたというような場合はその相手に謝罪したり、その罪を告白する 必要はありません。なぜならそれは相手に対して犯した罪ではなくその人と神様との間の問題だからです。 (23) たとえば、ある男性がある女性をふしだらな目で見たといって「私はあなたに情欲をもってしまいまし た。」などと告白したらその女性は気分を害することでしょう。その問題は女性とは何の関係もありませ ん。誰かをねたんだり心で勝手に裁いていたといった問題もそれと同様です。 (24) (F) 発言を撤回する: 間違ったうわさや特定な人の否定的な印象を広めてしまったのなら、その 言葉を聞かせてしまった人のところに行って発言を撤回することも必要です。そこまでして自分の過ちを 認め悔い改めの実を見せる(発言を撤回、訂正する)人はほとんどいないでしょうが。 2/2