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アラカルト 消センキャラクター/消費者教育推進法/教育施設/消費者

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アラカルト 消センキャラクター/消費者教育推進法/教育施設/消費者
アラカルト
消費者庁
d
à la carte
しょうひしゃちょう あらかると
消費生活センターキャラクター紹介
秋田県湯沢市消費生活センター
マモルワン!
昔、湯沢には白昼堂々と民家を襲う「白討」という大盗賊がいまし
編集委員より
たが、湯沢の殿様が一味を成敗し平和が戻りました。
「アドバイスだワ
その後、湯沢では米粉で番犬代わりの小さな犬っこを作って、旧正
ン!」と助言してい
月の晩に玄関などにお供えするようになりました。
る姿が頼りになる、
マモルワンは、現代の白討「悪質商法」から市民を守り、安全安心
湯沢市の番犬です
な暮らしを願う、頼もしい番犬です。
ね。
湯沢市消費生活センター公式サイト
http://aios.city-yuzawa.jp/contents/webyuzawa.nsf/doc/kurashi_01?OpenDocument
高知県立消費生活センター
くまったちゃん
編集委員より
【性別】女の子
素直なのは良いこ
【好きな食べ物】ダイエット食品(通販)
とだけど、もうちょ
【趣味】ショッピング
っと慎重さも身に
【性格】お得な情報に飛びつかずにはいられない!
つけて!頑張れ、く
お調子ものでお人よしで、とっても素直♪
まったちゃん!
いつもいろんなトラブルに巻き込まれています。
くまったちゃんのこまった話
http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/141602/hp.html
静岡県御前崎市消費生活センター クーリン
【好きな食べ物】餃子、プリプリエビマヨ、御前崎カレー
編集委員より
【嫌いな食べ物】ホットドック(特に名前が嫌いらしい)
【好きな場所】あらさわふる里公園、天空ひろば(どうやって登った
消費生活相談犬を
目指しているスー
かは不明)
消費生活相談員の資格をとり、全国で初の消費生活相談犬を目指して
パードック!!
御前崎カレー、気に
いる。
なります。
御前崎市消費生活センター
ブログ
http://d.hatena.ne.jp/anshinseikatsu/
消費者庁 Now!
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アラカルト
消費者教育施設紹介
~彩の国くらしプラザ編~
基本情報
開館時間
9:30~17:00(入場 16:30 まで)
休館日
毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)
利用料金
無料
所在地
くらっしーの写真日記はこちらから
埼玉県川口市上青木 3-12-18
http://kurashi-plaza.jp/blog/
電話番号
彩の国くらしプラザキャラクター
048-261-0993
「くらっしー」
【誕生日】2 月 1 日(くらしプラザの誕生日)
【好きな食べ物】お母さんの手作りハンバーグ
【趣味】クイズ番組を見ること
【自己アピール】毎日の“くらし”について日々真剣に考えているよ!
彩の国くらしプラザ
キャラクター 「くらっしー」©CA
埼玉県生活科学センター(愛称:彩の国くらしプラザ)は消費生活をテーマにした全国唯一の本格的な参
加体験型展示施設です。参加体験ゾーンの『くらっしースクール』には、買い物体験や訪問販売員による悪
質商法の疑似体験ができるブースなどがあり、お金の上手な使い方や悪質商法の被害防止について子どもか
ら大人まで楽しく学ぶことができます。その他にも、クイズを交えながらくらしの身近な問題について考え
る参加型の映像シアターもあります。このシアターでは案内キャラクター「くらっしー」とおしゃべりする
こともできるんです!是非皆さんもくらっしーと一緒に消費者問題について学びましょう!!
出前講座の実地体験を通し、消費者行政の今を学ぶ
5 月 25 日、全国消費生活相談員協会主催の啓発スキル披露大
会に消費者庁職員が飛び入り参加させていただきました。
日ごろ話題に上り、拝見する機会も多い出前講座ですが、実演
する側に回ったのは全員初めて。
「実践力を高める消費者教育・啓発の、現場でのご苦心ご尽力
ぶりに大いに感じ入った」「真面目人間で知られる某課長扮する
悪質業者の猫なで声が、真に迫りすぎて(笑)大受けだった」との
消費者教育・啓発の現場の苦労について、
改めて思い至った消費者庁職員たち。
感想が聞かれました。
消費者庁 Now!
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アラカルト
消費者基本計画の見直しが閣議決定されました!
現在の消費者基本計画は、平成 22 年3月に閣議決定されて以降、毎年度、施策ごとの実施状況の検証及び評価
の結果を踏まえ、必要な見直し(時点修正や追加施策の策定など)を行い、閣議決定・公表しています。
今般の平成 24 年度の実施状況を踏まえた見直しについては、5か年計画である本計画の策定から3か年が経過
したことを受け、これまでの取組を振り返るとともに、消費者委員会等や意見募集(パブリックコメント)で寄
せられた御意見なども踏まえて、計画期間(平成 22~26 年度)の残り2か年で重点的に取り組む以下の 18 施
策を3つの観点で「重点施策」として位置付けました。これらの重点施策では、年度ごとの取組内容(目標)を
示すことで、消費者庁及び関係府省庁等の取組を更に促進します。
また、新規施策として、『消費者基本法に基づき、前年度の消費者政策の実施状況を「消費者白書」として国 会
に報告するとともに、国民や関係団体、海外に向けて情報提供する』、『障害者の消費者としての利益の擁護及び
増進を図るための施策を講じる』などを追加しています。
残り2か年で重点的に取り組む施策(重点施策)
1.消費者の自助・自立の促進を図る「消費者力向上の総合的支援」
① リコール情報の周知強化等
② 食品と放射能に関するリスクコミュニケーション等
③ 消費者契約法
④ 公共料金等
⑤ 食品表示法
⑥ いわゆる健康食品の表示等
⑦ 消費者教育
⑧ 消費者被害救済制度
⑨ 食品ロス削減その他の消費者自身の意識改革による社会問題への対応
2.消費者に身近な地域における取組を充実する「地域力の強化」
⑩ 地方消費者行政
⑪ 消費生活相談業務の一層の質の向上と体制の整備
⑫ PIO-NET の刷新
3.消費者トラブルへの対応を中心とした「消費者の信頼の確保」
⑬ 消費者安全行政
⑭ エステ・美容医療サービス
⑮ 特定商取引法
⑯ 詐欺的投資勧誘等
⑰ 有料老人ホーム
⑱ 電気通信事業における販売勧誘方法の改善
※ 詳細については、下記 URL(当庁ホームページ消費者政策課ページ)をご参照ください。
URL:http://www.caa.go.jp/adjustments/index.html
消費者庁 Now!
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アラカルト
消費者教育の推進に関する基本的な方針(基本方針)
が閣議決定されました!
平成 25 年 6 月 28 日に、「消費者教育の推進に関する基本的な方針」1(基
本方針)が閣議決定されました。この「基本方針」の概要を解説します。
■消費者教育の担い手を支援・育成する拠点としての消費生活センター
消費者が安心して、安全で豊かな消費生活を営むことができる社会の実現には、被害に遭わない消費者、合理的意
思決定のできる消費者を育成することが不可欠です。また、自らの消費行動が、社会経済情勢や地球環境に影響を及
ぼし得ることを自覚し、よりよい市場、よりよい社会の発展に積極的に関与する消費者の育成も重要です。
「基本方針」では、誰もが、どこに住んでいても、生涯を通じて、家庭、学校、地域、職域など様々な場で、消費者
教育を受けられるよう、地域・学校等において、消費者教育の担い手となる多様な主体を支援・育成し、また、主体
間の情報共有、連携により、効果的に消費者教育を推進することとしています。
消費者教育を進め、主体間が情報を共有し連携する場として、拠点が必要です。
現在でも全国各地の消費生活センターでは、消費者被害の救済以外にも、地域の消費生活を支える情報提供、啓発な
どの業務を担っていますが、今後は更にその機能の充実し、“消費者教育センター”的な役割を付加し、地域の消費者
教育の拠点として消費者教育を提供するとともに、先に述べた消費者教育の担い手のを支援する場として活用すること
を期待しています。
また、有効に連携を進めるために、学校と地域をつないだり、教職員、消費生活相談員、地域福祉関係者、消費者団
体、事業者団体等、地域で活動する様々な担い手をつなぐ調整役として、「コーディネーター」(仮称)の育成に取り組
みます。これについてはモデル地区を設けることも検討中しています。
■自治体主導による「消費者教育推進計画」の作成に期待
「基本方針」は、昨年 12 月に施行された消費者教育の推進に関する法律(平成 24 年法律第 61 号)に基づいて、
今後 5 年間の、消費者教育の推進の方向を定めたものです。作成にあたっては、消費者教育推進会議等で有識者の意見
を聴き、パブリックコメントで一般の方からの意見を募集しました。消費者教育は、この「基本方針」に基づき、国の
各機関が進め、それと並行して、都道府県・市町村が、この「基本方針」を踏まえて「消費者教育推進計画」を作成す
ることが期待されています。
■各自治体による、消費者教育への積極的な取組みを
今までも、地域の様々な主体が、消費者教育・啓発の活動に取り組んできました。それらの取組を基礎としつつ、各
地で消費者教育推進計画を作成して、総合的、一体的に消費者教育を進めていただきます。消費者庁ではそのために、
各地での消費者教育の取組を集めた事例集 2 を発行し、今後も引き続き、情報提供その他の支援をしていきます。各自
治体による、消費者教育への積極的な取組みをお願いいたします。
1
http://www.caa.go.jp/information/pdf/130628_kyoiku_houshin3.pdf
2
http://www.caa.go.jp/region/pdf/130628_torikumi_1.pdf
消費者庁 Now!
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アラカルト
ww
総理表彰 2013
内閣総理大臣表彰受賞者インタビュー
消費者庁では、消費者月間関連の行事として、消費者行政に功績を残した方々を称える消費
者支援功労者表彰を運営しています。今回はその中で内閣総理大臣表彰を受賞された 3 個
人・2 団体に受賞の感想を伺いました。
自分で調べ考える力を身につけてもらいたい
山形大学人文学部教授
國方 敬司(山形県)
県から推薦を受けていたことを知らずにいたため、受賞の知らせを受けた時
はとても驚きました。
私は四国の出身で、山形に赴任して山形県消費生活審議会に委員として参加
する中で消費者教育の重要性を大きな課題として受け取るようになりました。
特に卒業を控え進学や社会に出ようとする高校生を対象とした「くらしと経済
高校生セミナー」を受け持った時は、若い人たちへの啓発が有効なことを実感
しました。高校卒業間もない若者は、親元を離れる解放感も手伝って、クレジ
ットカードの使い方を知らないまま、高額商品をすぐ入手できる、お金が手元
になくても欲しいものが買える、と軽い気持ちで手を出してしまうんですね。こうしたセミナーは一回限り
の話となるため、深い話は難しいのですが、大学生を対象とした講義では、高校までの正解を示す授業から
進み、物事の多面性を示し簡単に答えが出る問題ばかりではないことを伝えられます。今後は、社会に飛び
立とうとする若者に向け、教えられて知識を得るところから一歩踏み込み、生活する中で起こる様々な問題
に対して、感情論で決めつけて他の意見を受け付けないのではなく、自分で調べる力を身につけて、いろい
ろな角度から物事を見て考えられるよう、情報を発信していく考えです。また、こうした授業を進める観点
からしても、改めて「消費者市民社会」のコンセプトの素晴らしさを感じていることもお伝えしておきたい
と思います。
講座では、笑いながら何かひとつでも覚えてもらいたい
消費生活専門相談員
田坂 圭子(大阪府茨木市)
受賞のお話を受けたときは、既に現役を退いた私の過去を認めてくださったこと
が大変嬉しく感激しました。
私は 43 歳で大阪府立消費生活センターを振り出しに、茨木市の消費生活センタ
ーなどを経て、78 歳まで消費生活相談員として現役で仕事をしました。1983 年
からは腹話術を習得、人形の「消ちゃん」と「同行二人」で全国行脚し楽しい消費
者講座を展開、消費者教育の場拡大に努めました。楽しく聞いた中で「困ったとき
には役所に相談」その一つを覚えて貰う取り組みでした。
58 歳のとき京都工芸繊維大学に入学、新しい繊維や加工技術を学び大学での人的ネ
ットワークを構築し、以後の相談業務に反映させました。
消費者庁 Now!
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アラカルト
その後再び相談員に。被害者 8000 人被害総額 400 億円の「関西相互住宅事件」では被害者を纏め
て集団提訴に導き、最高裁まで争う等がんばりました。
現在は夫の介護の渦中です。介護契約における消費者問題についてその現実を目の当たりにし、介護
問題と消費者問題のコラボレーションを考えさせられています。
目の前に問題があれば見過ごすことが出来ない。そんな気質が私を前へ前へと引っ張ってくれた気が
します。これからも新しいことへの挑戦は鋭意続けていきたいと思います。年齢は自分で決めるもの、
因みに私は万年 38 歳です。
市場を活用した消費者政策でウィンウィン関係を
一橋大学大学院法学研究科教授
松本 恒雄(東京都)
実は国民生活局時代に自分が選考委員をしていたこともあり、まさか受賞
するとは思っておりませんでした。お知らせを受けて、本当に驚きました。
私は24歳の時に、「英米法における情報提供者の責任―不実表示法理を
中心として」という論文を書きましたが、それが四半世紀経った2000年
に消費者契約法の誤認による取消権という形で結実し感慨を覚えました。
次は何を?と思った時に、法律以外のやり方で消費者を守ろう、というこ
とで、事業者が自主的に消費者のためになる取組みを行う仕組みを考えまし
た。従来は、“悪い事業者”と“可哀想な消費者”という対立構造の上での
対策が講じれらていたのですが、市場全体から見れば“良い事業者もたくさんいる”ということを認識し
て双方の利益を図ることが必要だ、と思いました。事業者が自主行動基準を作成し、消費者がそれを評価
するという流れを作るのです。この頃から、
「コンプライアンス」
「企業の社会的責任」といった文言が社
会にも浸透し始め、最近では「消費者市民社会」という言葉も受け入れられるようになりましたね。
今後は、消費者被害の救済と事業者のコンプライアンス促進という二つの要素をいかにつないでいく
か、が課題と考えています。不当な商法で違法な収益を挙げても、それを吐き出さなければならない仕組
みが出来上がれば、自然と悪質業者も減少するはず。今回の受賞をその励みにしていこうと思います。
全国運動に勇気を貰った総理大臣表彰
全国の仲間の支援が受賞という結果に
全国生活学校連絡協議
福島県生活協同組合連合会
消費者支援功労者表彰という、思いも寄らないご
東日本大震災以降、安心して住める福島を取り戻
褒美をいただいて、戸惑いを隠せないのが本音のと
すため、全国の仲間からご支援いただき、主に未就
ころでしょうか。今回、私たちは東日本大震災復興
学児とその保護者を対象に低線量の地域にお連れ
支援全国運動を通して大切なことを学ばせていた
して保養する「福島の子ども保養プロジェクト」や
だきました。それは一方的に何かをしてあげる事で
食品放射能測定活動を通して食の安全・安心の学
はなく「共働」すること。それによって辛苦を共に
習、福島市の全農地の放射性物質の分布状況を調査
し、喜びを分かち合い、そのことが「強い絆」を創
する「土壌スクリーニングプロジェクト」に取り組
ることだと悟りました。
んできました。そうしたことを評価いただき、今回
私たちが全国運動を展開するのも、目的に向かっ
の受賞となり、当連合会の会員生協、全国の仲間と
て苦労を分かち合い、僅かでも改善の兆に心を弾ま
ともに心から感謝いたしております。ありがとうご
せ、活動の成果を自分達で確かめる、こうしたこと
ざいました。
がエネルギーとなり団結を深め、全国運動を展開す
る基になっていると思います。
・震災復興支援活動を全国運動のテーマに掲げ、「ひまわりア
クリルたわし」を販売。売上を仮設住宅居住者に還元する支援
を全国の生活学校で展開。
・各地の生活学校では、地方自治体等と連携して、食品を中心
に、放射能、リスクコミュニケーションをテーマとした勉強会
を開催。共に学び、共に解決を図るための活動を実施。
消費者庁 Now!
・「福島の子ども保養プロジェクト」は、線量の高い地域から
低線量地域への保養に取り組んでいる。受け入れ先は全国各地
で行われ、活動の輪は日本全国へと広がる。
・「土壌スクリーニングプロジェクト」では、福島市の全農地
の放射性物質の分布状況を測定し、風評被害防止、農業の維持
と食の安全確保に貢献。参加した測定者には、「福島を正しく
伝える伝道師」となるための体験学習も実施。
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