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市街地再開発事業、道路、公園

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市街地再開発事業、道路、公園
4.土地区画整理事業、市街地再開発事業、道路、公園、駐車場などの公共の用に供する施
設の整備その他の市街地の整備改善のための事業に関する事項
[1]市街地の整備改善の必要性
(1)現状
本市中心市街地は、日光街道越ヶ谷宿を基盤とする商家のたたずまいの残る歴史的建築
物が多数存在する商店街や、大規模小売店舗を中心に形成された商業集積地区、また、公
共施設群、元荒川や葛西用水(逆川)などの自然環境など、様々な都市機能・空間資源を
有している。
そのような中で、平成24年9月に越谷駅東口第一種市街地再開発事業が完了し、越谷駅東
口における顔づくりとして駅前広場の整備や再開発ビル周辺の道路網などの都市基盤の改
善が図られた。
市街地再開発事業の実施に伴い複合都市機能の立地が図られたことにより、再開発ビル
の外周道路における歩行者自転車通行量が平成12年度・平成19年度と比較して、平成24年
度には2倍以上に増加した調査ポイントがあるなど、拠点整備によるにぎわいづくりへの貢
献が図られた。
一方、日光街道における歩行者自転車通行量は、平成12年度と比較し、平成19年度と平
成24年度の休日に一部増加している調査ポイントがあるものの、全般に減少傾向を示して
いる。商業機能の減少とともに、歩行者の安全性が確保されていない中で、イオン越谷レ
イクタウンショッピングセンターの完成に伴い通過交通が増加していると考えられ、安
全・快適な歩行者環境とは言えない状況にある。
また、市民アンケート調査においては、魅力的なまちのイメージとして「道路や公園な
どが整備された散策したくなるまち」という回答が第2位(全体の24.4%が回答)であり、
中心市街地活性化に必要なことについても「道路や公園の整備」という回答が第2位(全体
の9.7%が回答)となっており、道路等の都市基盤整備に対する期待が大きい。
(2)市街地の整備改善の必要性
中心市街地における市街地の整備改善においては、様々な都市機能・空間資源の有機的
なネットワーク形成による回遊性とにぎわいの創出、越谷駅東口第一種市街地再開発事業
による拠点整備の開発インパクトを効果的に波及・誘発するための交通環境のさらなる整
序化による暮らしやすさの向上へ対応する必要がある。
そのため、次のような視点に基づく市街地の整備改善への取り組みが求められる。
越谷駅東口第一種市街地再開発事業地区や公共施設群など、都市機能の集積に伴い発
生・集中する交通を円滑化・整序化するために、都市計画道路越谷市役所通り線は、地
区の交通処理の円滑化や、沿道の整備のあり方を検討する必要がある。
県道越谷流山線は、まちの特徴である宿場町として栄えた歴史性の創出やにぎわいづく
りに配慮した環境整備と、回遊性の向上による歩行者ネットワークの形成による一体的
推進が必要である。
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大規模小売店舗を中心に形成された越谷中央商店会においては、越谷駅東口第一種市街
地再開発事業地区との歩行者動線の連続性と一体的なにぎわいを創出するために、市道
70007号線のコミュニティ道路による環境整備と沿道個店参加による商業空間の魅力づ
くりを図る必要がある。
中心市街地における環境資源・うるおい空間としての元荒川や葛西用水(逆川)沿川及
び周辺における魅力ある都市空間を形成するために、
(仮称)御殿町公園整備事業や(仮
う どん
称)大沢一丁目河畔公園整備検討事業(旧饂飩屋跡地)などにより、回遊性の創出と中
心市街地の帰属意識の強化を図る必要がある。
[2]事業案と内容
事業名
市街地整備改善事業
内容など
「越谷駅東口第一種市街地再開発事業」完了後の東口周辺の交通実態
(道路整備事業に関 を把握し、越谷市中心市街地エリアの活性化に資するための道路整備の
する交通解析調査)
道路整備検討事業
方策を検討する。
再開発地区から日光街道へのアクセス道路となる、標準幅員25mの都
[都市計画道路越谷市 市計画道路整備を検討し、円滑な交通確保と安全な歩行者空間の創出を
役所通り線]
図る。なお、駅前から県道までの都市計画道路区間に加え、越谷市役所
までの道路整備を併せて検討することで、一層の事業効果を期待でき
る。
道路整備検討事業
日光街道におけるにぎわい創出のためには、安全な歩行者空間を確保
[県道越谷流山線]
することが必要不可欠であることから、一方通行の交通規制による歩道
幅員の確保や、歩道整備並びに電線類の地中化を検討することで、一層
の事業効果を期待できる。
道路整備検討事業
[市道70007号線]
越谷駅東口第一種市街地再開発事業地区から南側の商業集積地区へ
と繋がる市道70007号線をコミュニティ道路としての整備を検討し、併
せて電線類の地中化を行うなど、安全で快適な歩行者空間の創出を図
る。
(仮称)御殿町公園整
備事業
隣接する水郷越谷を代表する元荒川とともに、越谷の旧市街地の古き
良き原風景を醸し出す水と緑の緑地空間として確保し、地域住民のレク
リエーションやコミュニティの場として、また、災害時の一時避難場所
としても機能する(仮称)御殿町公園を整備する。
(仮称)大沢一丁目河
水郷越谷を代表する元荒川に隣接し、日光街道の大橋の橋詰めに位置
畔公園整備検討事業 するとともに、過去において元荒川の舟運や宿場町の要所であったこと
(旧饂飩屋跡地)
から、本市の景観形成及び歴史的・文化的な重要性を勘案し、元荒川の
管理者である埼玉県と協議しながら、スポット公園としての整備を検討
する。
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事業名
葛西用水ウッドデッ
内容など
平成23年度に完成したウッドデッキにベンチなどを設置することに
キ事業(葛西用水ウッ より、より利用しやすい環境に整備するとともに、ウッドデッキを延伸
ドデッキ延伸事業)
し更なる景観の改善を行う。また、越ヶ谷久伊豆神社への回遊性・交通
の安全性改善が図られるように、ウッドデッキを中土手に繋げるなどの
検討を行う。
景観計画推進事業
本市において、総合的な景観形成を図るため、景観法に基づく景観計
画・景観条例を策定する。これらの中で、日光街道沿道の一部について
特定地区として定め、かつての越ヶ谷宿の面影を残す歴史的・文化的な
資源を生かし、特色のある町並み景観の形成を図る。
日光街道町並み景観
検討事業
中心市街地は、日光街道第三の宿場町として栄え、現在も蔵などの歴
史的建築物が点在している。これらを活用し、宿場町としての雰囲気を
醸し出し、歩いて・見て楽しいまちづくりを推進するため、地域住民が
中心となって「越ヶ谷宿」としてふさわしい景観を検討する。
「越ヶ谷宿」をイメー
中心市街地は、日光街道第三の宿場町として栄え、現在も蔵などの歴
ジした町並みづくり
史的建造物が点在している。これらを活用し、宿場町としての雰囲気を
事業
醸し出し、歩いて・見て楽しいまちづくりを推進するため、日光街道の
景観に合わせたサイン(案内板、のれん、行灯など)を設置する。
回遊性向上のための
中心市街地エリア内の地域資源のネットワーク形成のため、各所に案
資源ネットワーク形
内板などを設置し、エリア内の回遊性を高め、歩いて楽しいまちづくり
成案内板等整備事業
を推進する。
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