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鳴り石の浜プロジェクト成果発表
平成25年度輝け地域支援事業報告書 団体名 事業名 団体の概要 (別紙様式1) 鳴り石の浜プロジェクト みんなで花畑を作ろう!プロジェクト 山陰道が開通し、国道9号線の交通量は激減しています。 「魅力的な場所があれば人は高速道路から降りてきてくれるはずだ。」 そう思った私たちは一昨年より、昔からそこにありながら今まで地元でも全く知られて いなかった町内の魅力的なスポット「鳴り石の浜」に焦点を当て、地元のボランティア と共に、独自のアイデアで町内外にPRする活動をしてきました。 今後も活動を広げて、琴浦町への観光客誘致、さらなる地域活性化を目指していま す。 事業目的、内容 鳴り石の浜の入り口の荒れ地を造成して、プロジェクトメンバーと近隣住民と 琴の浦高等特別支援学校の生徒さんとひまわりを植えて花畑を作り、 一緒に育てていく事業です。 鳴り石の浜に今ある魅力に一面の黄色いひまわりの花畑を加われば、 魅力を増幅できると思います。 また、琴の浦高等特別支援学校や地域住民など出来るだけ多くの人を巻き込んで 一緒に活動することにより鳴り石の浜に対する想い、「郷土愛」を醸成できると思い ます 事業成果 ひまわりを通して命の大切さを伝える団体「はるかのひまわり絆プロジェクト」からわ けてもらったひまわりの種は、前年被災地陸前高田市の仮設住宅の皆さんが育てた 種でした。「命のリレー」をここで途絶えさせてはならない!と地域住民や琴の浦高 等特別支援学校の生徒さんと一緒に必死で育てたところ、1500本の大きなひまわり が咲きました。不思議なことに鳴り石の浜のひまわりはすべて東を向いて咲いてい ました。きっとふるさと陸前高田市の方を向いていたのではないでしょうか。 この取り組みは日本海新聞を始め、日本経済新聞、全国各地の新聞にも掲載され、 全国的に有名になりました。また、日本テレビ系の24時間テレビの中継も行われまし た。 その成果として毎日たくさんの来場者がありました。そして、今なお辛い生活をされ ている被災地の皆様のことを思ういい機会となったと思われます。 ひまわり畑に置いていた義援金箱にもたくさんのお気持ちをいただきました。これも 陸前高田市の滝の里仮設団地へ届けたいと考えています。 ◆はるかのひまわりの由来 平成7年1月17日の明け方、5時46分、大きな地震が襲いました。 木造の建物は、そ の揺れでひとたまりもなく崩れてしまい、2階部分が崩れ落ち、1階は完全に押しつぶ されていました。 はるかちゃんがガレキの下から発見されたのは、地震発生から7時間後でした。 震災から半年後、かつてはるかちゃんの家があった空き地、はるかちゃんの遺体を 発見した場所。驚いたことに、そこに無数のひまわりの花が、力強く、太陽に向っ て 咲いていました。お母さんはひまわりを見て、「娘がひまわりとなって帰ってきた」と涙 しました。近所の人たちは、この花をこう呼びました。 『はるかのひまわり』 何も無くなってしまった町の空に、次々に咲いた大輪の花はたくさんの人を励まし勇 気付けました。 今後の展開 採取した種を琴の浦高等特別支援学校の生徒さんや赤碕保育園の児童と一緒に選 別しました。約5000粒ははるかのひまわり絆プロジェクトにお返しし、「鳴り石の浜の ひまわりの種」として全国にまた配布されることとなります。 残りの約3000粒の種は、今年も鳴り石の浜にも植えると共に琴浦町内の小中学 校、保育園などにお配りし、種の由来と共に命の大切さを伝える活動をするつもりで す。 今年琴浦町のあちらこちらで「はるかのひまわり」の花が咲くのを楽しみにしていま す。 平成25年度輝け地域支援事業報告書(事業実施写真) 団体名 鳴り石の浜プロジェクト 事業名 みんなで花畑を作ろう!プロジェクト 荒れ地を開墾し、 約300坪の畑を作り ました。そこに琴の 浦高等特別支援学 校の生徒さんと一 緒に苗を植えまし このように石がいっ ぱい混じった土壌 にもかかわらず、ひ まわりはしっかりと 根を張りすくすくと 育っていきました 青い空、青い海そ して黄色いひまわ り。ここにしかない 風景が多くの人を 呼び込みました 琴の浦高等特別支 援学校の生徒さん も大喜び。ひまわり は多くの人の笑顔 を生みました。