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第15期ビジネスレポート - デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式
2011年4月1日∼2012年3月31日 BUSINESS REPORT 2012 証券コード:4281 株主の皆様へ 株主の皆様には、ますますご清祥のことと、お喜び申し上 げます。 キャンペーンやプロモーション活動においてインターネット (PC・モバイル)を連動させる企画・展開が増加傾向となり、 当社は2011年7月に上場10周年、12月に創業15年を またスマートフォンやタブレットなどの利用者が増加を続けて 迎えることができました。これもひとえに株主の皆様からのご いることから、スマートフォン用サイトやアプリの制作も急増 支援の賜物であり、心より厚く御礼申し上げます。 しました。このような環境の下、当社グループは成長分野へ 2011年度の市場環境および当社グループの業績 の積極的な投資を行い、単体の伸長に加えて連結子会社の 2011年度の国内広告市場は東日本大震災と広告出稿の 貢献などにより順調に売上が増加しました。 自粛により総広告費が前年比97.7%と前年を下回りました この結果、2011年度の連結業績は、過去最高の売上高 が、当社グループが事業を行っているインターネット広告市 827億円を達成しました。 場においては、ソーシャルメディア活用の進展やスマートデ 2011年度の当社グループの事業活動 バイスの利用拡大により、前年比104.1%と伸張しました 当社は、インターネットにおけるメディアレップ事業(広告 (電通『2011年(平成23年)日本の広告費』)。企業の広告 枠の仲 介 )を主 力 事 業としていますが、関 係 会 社を含む 当社グループの事業領域 DAS領域 テクノロジー、クリエイティブといった 広告関連のソリューションサービスを提 供しています。 エージェント領域 媒体社、および広告主・広告会社の代 理として、円滑な広告取引を支援する ためのサービスを提供しています。 エージェント領域 DAS領域 メディア領域 (Diversified Advertising Service) ※グループ会社については、2012年6月27日時点の状況です。 1 D.A.Consortium BUSINESS REPORT 2012 メディア領域 インターネットメディアの運営者として のサービスを提供しています。 グループとしての事業分野は、 「エージェント領域」 「DAS また、当社はディスクロージャー強化のため、2011年度 (Diversified Advertising Service:広告関連サービ 第2四半期より四半期ごとに翌四半期(累計)に関する業績 ス)領域」 「メディア領域」という3つの領域から構成されて 見通しについて、範囲をもって開示を始めました。 います。 2012年度の取り組み メディアレップ事業を含む「エージェント領域」では、当社単 当社グループでは、今後も「エージェント領域」 「DAS領 体において、主力のディスプレイ広告をはじめモバイル広告、 域」 「メディア領域」の3領域を中心に、競争基盤の強化と持 動画広告が売上高を伸ばしました。また、2011年11月には 続的な成長を実現するべく様々な取り組みを行っていきま 最新の広告配信技術やターゲティング技術に対応したイン す。特に2012年度はスマートデバイスやオンライン広告の ターネットマーケティング戦略の設計から運用・レポーティング 自動取引、ソーシャルメディア・マーケティングなど成長分野 までを一貫して担う「トレーディングデスクサービス」を開始し への積極投資、既存事業における効率的な実行体制の追 ました。グループ会社では、株式会社アイレップがサーチ広告 求、今後中期的な市場拡大が見込まれるアジア市場への参 の売上を大幅に増加させたほか、株式会社プラットフォーム・ 入など、事業のさらなる拡大と収益の確保を図り、株主の皆 ワンが、媒体社が保有する広告在庫と広告主の出稿需要を 様のご期待にお応えしていきたいと考えています。 瞬時にマッチングさせるリアルタイムビッディング(RTB)を 今後とも当社グループに対する、より一層のご支援とご理 開始し、テクノロジーを駆使した新しいオンライン広告取引が 解を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。 順調に拡大しました。2012年3月には、モバイル広告、特に 今後の急速な成長が見込めるスマートフォン広告領域におけ るさらなる競争力強化を図るためにモーションビート株式会 社(旧・ngi group株式会社) を連結子会社化しました。 広告関連のソリューションサービスを提供する「DAS領 域」では、2011年12月にソーシャルグラフマーケティング (SNSを活用したマーケティング)領域強化のため、株式会 社トーチライトを連結子会社化し、ソーシャルメディア向けエ ンゲージメント・プラットフォームサービスの「involver™」や ウェブサイトソーシャル化プラットフォームの「gigya(ギ ギャ)」といった新たなサービスの提供を始めました。 メディアの開発・運営を行う「メディア領域」では、株式会 社スパイアが提供した音楽プレーヤーアプリ「Discodeer」 が100万ダウンロードを突破するなど、グループを通して自 社アプリを積極的に開発・提供してきました。 代表取締役社長 矢嶋 弘毅 連結業績ハイライト 売上高 売上総利益・売上総利益率 (単位:億円) (単位:億円) (単位:%) 150 1,000 827 ※ 779 800 25 ※ 123 120 15.4 600 386 400 458 90 479 200 0 67 2007年度 2008年度 2009年度 2010年度 (16カ月) 2011年度 営業利益 74 15 10 5 0 2007年度 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 (16カ月) 0 OM率 25 21.9 ※ 29.1 30 22.3 20 13.0 20.8 ※ 23.6 20 25 15 20 (単位:%) 35 14.1 19.0 15 12.6 10 9.4 10 5 5 2007年度 2008年度 2009年度 2010年度 (16カ月) 2011年度 当期純利益 0 2007年度 2008年度 2009年度 2010年度 (16カ月) 2011年度 1株当たり配当金 (単位:億円) (単位:円) 20 800 ※ 17.5 13.7 15 10 ※ 700 600 600 400 8.4 320 5.8 5 0 14.2 30 (単位:億円) 0 59 60 14.7 117 ※ 15.8 15.6 200 3.0 2007年度 2008年度 2009年度 2010年度 (16カ月) 2011年度 0 200 150 2007年度 2008年度 2009年度 2010年度 (16カ月) 2011年度 ※ 2010年度は、決算期変更に伴い2009年12月1日から2011年3月31日までの16カ月間の変則決算となっております。 3 D.A.Consortium BUSINESS REPORT 2012 業績の概況 2011年度の業績 2011年度の日本の広告市場は、景気回復の兆しが見えたものの、 また、特別利益としてモーションビート株式会社の連結子会社化に伴 2011年3月に発生した東日本大震災や同年7月に発生したタイの洪 う負ののれん発生益や投資有価証券売却益により7億8百万円、特別 水、急激な円高、欧州金融危機などの様々な要因から前年比97.7%の 損失として事務所移転による減損やオフィスのレイアウト変更に伴う固 5兆7,096億円となりました。 定資産除却損により2億5百万円を計上したため、税引前利益は27億 当社が属するインターネット広告業界においては、企業のソーシャル 98百万円となり、当期純利益は13億69百万円となりました。 メディアのマーケティング活用の活性化、スマートフォンの普及によるサ 2012年度(2013年3月期)は、欧州危機などの不透明要因がある イト・アプリ制作の需要拡大などが寄与し、前年同期比104.1%の ものの、年度内にロンドンオリンピックや復興需要の拡大、スマートフォ 8,062億円と昨年に引き続き市場が拡大し、ほかの広告媒体と比較し ンの普及などの広告市場活性化の要因もあります。 て堅調な伸びを示しました。 このような状況の中、当社は2011年度に引き続き、事業の選択と集 このような市場環境の中、2011年度は重点注力領域であるスマート 中、成長領域への積極的な投資を行い、新しいサービスの開発・導入に デバイスの対応力強化のため、スマートフォン特化型の広告事業を展 グループ全社で取り組み、さらなる拡大を目指していきます。 開するモーションビート株式会社(旧・ngi group株式会社)を、また、 ニーズが高まるソーシャル領域の支援体制強化のため、ソーシャルグラ フマーケティング(SNSを活用したマーケティング)提供企業である、株 式会社トーチライトをそれぞれ連結子会社化しました。 配当方針 また、2010年2月に立ち上げた、オンライン広告プラットフォームを 当社は、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要課題と認識して 運営する株式会社プラットフォーム・ワンは、インドネシアのマーケティ おり、企業体質の強化と将来的な事業拡大に備えるための内部留保を ング企業と提携し、東南アジアでのサービス提供を開始したほか、イン 充実させつつ、安定した配当を継続的に実施したいと考えています。 ターネット関連の制作を請け負う株式会社博報堂アイ・スタジオは、中国 配当については、年1回(期末配当) を基本方針としており、2012年 で高まる、Webを活用したプロモーションのニーズに迅速に応えるため 3月期(第15期)の期末剰余金の配当は、1株当たり600円とさせてい に、北京に現地法人を開設しました。すでに2005年より営業を開始し ただきました。 ている、北京迪愛慈広告有限公司と連携し、現地の日系企業の広告戦 略を幅広くサポートします。 このように成長分野への投資を積極的に進め、グループ全社で最 適なサービスを提供できる体制を構築した結果、連結売上高は827 億円と過去最高を達成しました。売上総利益でも16カ月決算であっ た2010年度に次ぐ、117億円となり、売上総利益率は14.2%となり ました。 販売管理費は、グループ各社のオフィス増床や人員数増加に伴う人 件費の増加があったものの、引き続き管理を徹底したことから、売上高 販売管理費率11.5%の95億円となりました。以上の結果、営業利益は 22.3億円になりました。 D.A.Consortium BUSINESS REPORT 2012 4 2011年度のトピックス 1 モーションビート (株)を子会社化 モーションビート (株) [旧・ngi group(株)]の株式の公開買付けを実 施し、2012年3月に同社を子会社化しました。同社は、スマートフォン特 化型のインターネット広告事業を中心に展開している企業であり、当社グ ループにおけるモバイル広告、特に今後の急速な成長が見込まれている スマートフォン関連領域のさらなる競争力を強化していきます。また、両 社の取引顧客およびサービス基盤の拡大により、広告関連テクノロジー など、両社の強みを活かした事業展開を図っていきます。 2 (株) トーチライトを子会社化 2011年12月、ソーシャルグラフマーケティング(SNSを活用したマー ケティング)におけるソリューション提供をさらに強化することを目的と し、これまで当社の持分法適用関連会社であった(株) トーチライトを子 会社化しました。同社は、米国Involver社が持つソーシャルメディア向け 管理ツール「involver™」の国内独占販売を開始、また、2011年11月 にウェブサイトをソーシャル化するプラットフォーム「gigya(ギギャ)」の 提供を始めるなど、新しいサービスの導入を通して、広告主の間で急速 に需要が拡大しているソーシャルグラフマーケティングの支援強化を行 います。 5 D.A.Consortium BUSINESS REPORT 2012 3 (株)プラットフォーム・ワンの取り組み (株)プラットフォーム・ワンは、広告会社向けのオンライン広告取引プ ラットフォーム「MarketOne 」や、媒体社向けの広告在庫最適化プラッ トフォーム「YIELD ONE™」を運営し、媒体社が保有する広告在庫と広 告主の出稿需要を瞬時にマッチングさせるリアルタイムビッディング (RTB)などの最新技術を活用した広告取引を推進しています。2011年 6月からは、ますます需要が拡大するオンライン広告取引ニーズへの対 応力強化のため、国内外のRTB接続パートナーとのシステム連携を開始 し、新たなディスプレイ広告市場を形成してきました。 また、2012年3月より、インドネシアでオンライン・マーケティング事 業を行うPT. Warato Indonesiaと提携し、東南アジア市場における 「MarketOne 」の展開を開始するなど、今後もオンライン広告取引市 場の拡大を牽引していきます。 4 中国での対応体制を強化 当社グループでは、拡大するアジア市場への対応を強化するために、 グループを通して取り組んできました。北京迪爱慈广告有限公司は、中 国でのデジタル領域専門のサービス提供体制を拡充することを目的とし て、グループ協業による体制を強化し、制作を(株)博報堂アイ・スタジ オ、サーチ広告を(株)アイレップ、全体プロデュースを(株)スパイスボッ クスで対応できる体制を構築しました。 (株)博報堂アイ・スタジオは、2012年1月に、中国ビジネスの拡大に 対応するため、日系企業の中国支社が多く進出している北京で現地法人 を開設しました。 D.A.Consortium BUSINESS REPORT 2012 6 2011年度のトピックス 5 「毎日jp」の全面リニューアルを 総合プロデュース 毎日新聞社のニュースサイト「毎日jp」のリニューアルを総合プロデュー スし、2012年4月にオープンしました。毎日新聞が創刊140周年を迎えた ことを機に、ニュースサイトとしての役割を高め、読者により見やすく、快適 に閲覧できるサイトを目指した大規模なリニューアルとなりました。 ソーシャル対応を強化するため、ソーシャルグラフマーケティング (SNSを活用したマーケティング)を支援する、当社の連結子会社(株) トーチライトのウェブサイトソーシャル化プラットフォーム「gigya(ギ ギャ)」を国内で初めて導入しました。 「gigya」の導入により、同サイトは ソーシャルのユーザーに使いやすい機能を提供し、ソーシャルメディアへ 6 の親和性を高めています。 自社アプリを積極的に開発 2011年8月に当社と (株)スパイアが共同で、DJ気分が楽しめるiPhone向 けリズムアプリ「Samurai Boy(日本語表記:サムライムシ)」を開発し、全世界 のユーザーが日本や日本語に触れることで、 “日本を身近に感じてもらう” という コンセプトのもと、提供を始めました。 さらに当社では、恋人同士でコミュニケーションするふたりだけのためのSNS アプリ「Honeylemon(ハニーレモン)」の提供を2011年11月に開始しました。 日本語・英語・中国語に対応し、グローバルなサービス展開を目指しています。 また、 (株)スパイアでは、2011年12月に、歌詞やジャケット画像が自動で表 示される音楽プレーヤーアプリ「Discodeer(ディスコディア)」の提供を開始 し、TwitterやYouTubeへの対応、独自のランキング集計などの機能が人気と なり、100万ダウンロードに達しました。 7 D.A.Consortium BUSINESS REPORT 2012 Samurai Boy Honeylemon Discodeer 7 AR(拡張現実)技術への取り組み 当社が展開する「AR(Augmented Reality:拡張現実)技術」を活用 し、メガネショップZoff のオンラインストア上でメガネの試着・購入ができ るサービス「Zoff Mirror(ゾフ・ミラー)」の提供を2011年5月に開始し ました。 ARは、現実の映像にCGなどをリアルタイムで重ね合わせる新しい技 術で、同サイトは、ARを活用した日本初のメガネオンラインストアです。 3Dクリエイティブの制作においては、国内外で数々の広告クリエイティ ブ賞を受賞した実績を持つ(株)博報堂アイ・スタジオが監修し、高いクオ リティを実現しています。 8 インターネットマーケティングの 戦略的運用を強化 2011年11月、広告主・広告会社が自ら広告配信を行う第三者配信の 次世代型広告配信プラットフォーム「i-Effect」の提供を開始しました。 ユーザーのネット行動履歴や嗜好に基づいて、バナー広告クリエイティブ やキャンペーンページの自動生成・最適化配信を行うことが可能で、最新 のインターネットマーケティングに求められる先端機能を備えた第三者配 信プラットフォームです。 当社は、このような最新の広告配信技術やターゲティング技術に対応 したインターネットマーケティング戦略を提供する「トレーディングデスク サービス」を新たに開始し、専門組織を新設しました。当社グループのリ ソースを最大限に活用した運用支援サービスを提供します。 D.A.Consortium BUSINESS REPORT 2012 8 連結財務諸表 貸借対照表(要約) (単位:千円) 資産の部 流動資産 現金及び預金 受取手形及び売掛金 第14期 (単位:千円) 2011年3月31日現在 第15期 2012年3月31日現在 負債の部 19,677,880 25,385,523 流動負債 7,849,895 9,927,853 10,568,054 12,399,121 有価証券 5,013 営業投資有価証券 704,752 買掛金 短期借入金 531,737 599,196 賞与引当金 231,573 162,248 その他 629,886 805,441 固定負債 410,632 821,269 42,532 316,938 173,897 237,571 6,160,103 有形固定資産 324,913 605,424 建物 152,750 324,769 退職給付引当金 その他 172,161 280,653 ポイント引当金 無形固定資産 1,638,531 1,975,993 のれん 1,043,118 914,291 539,487 965,634 55,924 96,066 3,578,685 投資有価証券 1,634,851 2,086,976 差入保証金 695,361 1,132,855 その他 143,643 380,920 △8,173 △ 22,067 24,107,007 31,545,626 貸倒引当金 資産合計 長期借入金 その他 負債合計 純資産の部 40,971 153,057 225,788 11,314,484 15,091,683 第14期 第15期 2011年3月31日現在 2012年3月31日現在 10,723,228 10,517,665 資本金 4,031,837 4,031,837 資本剰余金 3,184,465 3,184,465 利益剰余金 3,833,905 4,928,342 自己株式 △326,980 △ 1,626,980 205,256 248,458 217,784 257,671 株主資本 その他有価証券評価差額金 為替換算調整勘定 △12,527 △ 9,213 154,752 287,895 1,709,285 5,399,923 純資産合計 12,792,523 16,453,943 負債純資産合計 24,107,007 31,545,626 新株予約権 少数株主持分 D.A.Consortium BUSINESS REPORT 2012 41,146 (単位:千円) その他の包括利益累計額 9 419,500 未払法人税等 4,429,127 2,465,683 20,000 171,652 △ 12,096 投資その他の資産 10,751,372 1,361,002 △18,900 その他 14,270,414 8,416,399 944,999 1,363,716 ソフトウェア 2012年3月31日現在 10,903,851 未払金 1,273,816 固定資産 2011年3月31日現在 129,254 1,002,177 貸倒引当金 第15期 1年以内返済予定の長期借入金 − その他 第14期 損益計算書及び包括利益計算書 損益計算書(要約) キャッシュ・フロー計算書(要約) (単位:千円) 第14期 自 2011年4月1日 至 2012年3月31日 売上高 77,943,070 82,785,163 売上原価 65,638,250 71,002,160 売上総利益 12,304,820 11,783,002 販売費及び一般管理費 9,396,463 9,548,976 営業利益 2,908,356 2,234,025 営業外収益 127,907 87,263 営業外費用 18,089 25,781 経常利益 3,018,175 2,295,507 特別利益 317,309 708,496 特別損失 148,645 205,880 税金等調整前当期純利益 3,186,839 2,798,123 法人税、住民税及び事業税 1,261,379 1,153,181 法人税等調整額 △107,908 15,300 少数株主利益 287,767 259,797 当期純利益 1,745,601 1,369,844 (単位:千円) 第14期 自 2011年4月1日 至 2012年3月31日 2,033,369 1,629,641 261,188 212,556 その他有価証券評価差額金 264,050 205,976 △4,552 6,580 包括利益 営業活動による (単位:千円) 第15期 自 2011年4月1日 至 2012年3月31日 2,321,668 2,817,508 164,276 80,287 △312,526 △ 1,178,922 △3,329 12,823 2,170,089 1,731,696 5,671,819 7,841,908 7,841,908 9,573,605 キャッシュ・フロー Ⅱ 投資活動による キャッシュ・フロー Ⅲ 財務活動による キャッシュ・フロー Ⅳ 現金及び現金同等物に 係る換算差額 Ⅴ 現金及び現金同等物の 増減額 Ⅵ 現金及び現金同等物の 期首残高 期末残高 第15期 自 2009年12月1日 至 2011年3月31日 その他の包括利益 持分法適用会社に対する持分相当額 Ⅰ Ⅶ 現金及び現金同等物の 包括利益計算書 為替換算調整勘定 自 2009年12月1日 至 2011年3月31日 第15期 自 2009年12月1日 至 2011年3月31日 少数株主損益調整前当期純利益 第14期 1,690 − 2,294,557 1,842,198 2,009,050 1,540,630 285,507 301,568 (内訳) 親会社株主に係る包括利益 少数株主に係る包括利益 D.A.Consortium BUSINESS REPORT 2012 10 個別財務諸表 貸借対照表(要約) 資産の部 (単位:千円) 第14期 2011年3月31日現在 9,077,340 固定資産 5,795,639 8,144,032 有形固定資産 194,743 367,607 無形固定資産 559,747 505,730 5,041,148 7,270,694 資産合計 17,613,200 17,221,372 負債の部 第14期 第15期 (単位:千円) 2011年3月31日現在 2012年3月31日現在 流動負債 6,839,205 7,377,723 固定負債 278,997 319,497 負債合計 7,118,202 7,697,220 第15期 自 2009年12月1日 至 2011年3月31日 自 2011年4月1日 至 2012年3月31日 売上高 65,722,869 54,833,295 売上原価 59,030,980 49,903,989 売上総利益 6,691,889 4,929,305 販売費及び一般管理費 4,818,306 3,742,662 営業利益 1,873,582 1,186,643 営業外収益 112,744 116,729 営業外費用 8,717 5,713 経常利益 1,977,608 1,297,659 特別利益 192,505 233,151 特別損失 170,446 52,735 1,999,668 1,478,076 913,235 564,138 2012年3月31日現在 11,817,560 (単位:千円) 第14期 第15期 流動資産 投資その他の資産 損益計算書(要約) (単位:千円) 純資産の部 第15期 税引前当期純利益 2012年3月31日現在 10,136,003 9,338,099 法人税、住民税及び事業税 資本金 4,031,837 4,031,837 法人税等調整額 △127,619 43,926 資本剰余金 3,184,465 3,184,465 当期純利益 1,214,052 870,010 利益剰余金 3,246,681 3,748,776 自己株式 △326,980 △1,626,980 評価・換算差額等 216,806 19,565 新株予約権 142,186 166,486 純資産合計 10,494,997 9,524,151 負債純資産合計 17,613,200 17,221,372 株主資本 11 第14期 2011年3月31日現在 D.A.Consortium BUSINESS REPORT 2012 当社のサービス概要 主要サービス 広告会社 媒体社 博報堂DYグループ 発 注 メディア サービス 出 稿 サービスの提供 テクノロジー サービス サービスの提供 サービスの提供 オペレーション サービス サービスの提供 東急エージェンシー 日本経済社 マッキャンエリクソン 朝日広告社 サイバーエージェント セプテーニ など 500社 以上の広告会社と取引 1,000社 以上の媒体社と取引 メディアサービス テクノロジーサービス インターネットやモバイル領域における広告枠の仕 広告会社に対しては、インターネット広告のプラン オペレーションサービス 広告会社や媒体社に人員を派遣し、進行管理をサ 入・販売をはじめ、プランニング、広告原稿の管理、レ ニング支援システムやマーケティングサービスを、媒 ポートしています。専門知識を必要とするインター ポート提出などインターネット広告に関わる一連の業 体社に対しては、各種配信技術や業務管理システム ネット広告取引における、効率的なオペレーション実 務をトータルで支援しています。インターネット広告の などを提供しています。テクノロジーの側面から広告 施を支援します。 取引をスムーズに進行させる、当社の主力事業です。 戦略を強力にサポートします。 メディアサービスの業種別売上高構成 インターネット情報サイト 4.5% 百貨店・商店・商社 2.1% 各種・教育サービス・大学等 2.3% 趣味・レジャー用品 2.2% 電気製品 4.1% 飲料・嗜好品 3.7% 人材派遣・人材斡旋会社 1.0% 医薬・衛生用品 5.2% その他 14.1% 金融・保険・証券 10.7% 当社の主要事業領域であるメディアサービスの売上高を広告主の業 業務用機器・事務用品 9.5% 種別に見ますと、2010年度に引き続き、 「金融・保険・証券」が構成比 輸送用機器・用品 9.0% 10.7%と最も高く、 「業務用機器・事務用品(パソコンなど)」、 「輸送用 電話会社・電気通信サービス 5.7% 不動産・建設 3.5% 化粧品・歯磨・洗剤 10.0% 機器・用品(自動車など)」がそれに続いています。 インターネット広告市場の拡大に伴い、大手の広告主を中心として、 ほぼすべての業種で幅広く出稿いただいています。 運輸・観光・娯楽 5.5% 食品 7.0% D.A.Consortium BUSINESS REPORT 2012 12 会社概要・株式の状況 会社概要 (2012年3月31日時点) 社 名 デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社 役員一覧 (2012年6月27日時点) 代表取締役社長 矢嶋 弘毅 取締役 島田 雅也 取締役 寺井 久春 取締役 徳久 昭彦 取締役 大塔 達也 取締役 高梨 秀一 社外取締役 野沢 直樹 [関西支社] 社外取締役 今泉 智幸 〒530-0003 大阪府大阪市北区堂島一丁目2番地5号 堂北ダイビル6F 社外取締役 三神 正樹 設立時期 1996年12月2日 資本金 40億3,183万円 所在地 [東京本社] 役 員 〒150-6033 東京都渋谷区恵比寿四丁目20番3号 YGPタワー33F TEL:03-5449-6300 FAX:03-5449-6301 TEL:06-4797-9223 FAX:06-4797-9224 常勤監査役 重松 義成 [中部オフィス] 監査役 渡部 恒弘 〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦二丁目12番8号 御幸本町ビル5F 監査役 西岡 正紀 TEL:052-219-9758 FAX:052-219-9759 [九州オフィス] 〒810-0042 福岡県福岡市中央区赤坂一丁目15番21号 宝ビル3F TEL:092-737-3455 FAX:092-737-3458 [ニューヨークオフィス] C/O ARC tangent. Inc. 148 Madison Avenue Suite 1601 New York, NY10016 TEL:+1-646-707-2435 社員数 単体:275名 連結:1,185名 事業内容 ●インターネット等デジタルネットワーク上の広告スペースの購入、販売 ●インターネット等デジタルネットワークを利用した広告、マーケティング プロモーション、PR活動の企画、運営、コンサルテーション ●インターネット等デジタルネットワーク上の広告に関する効果の調査受託 ●インターネット等デジタルネットワークを利用した広告に関する情報提供 サービス及び研究開発、情報システムの販売 ほか 13 D.A.Consortium BUSINESS REPORT 2012 監査役 株式の状況 (2012年3月31日時点) 発行可能株式総数 900,000株 発行済株式総数 534,423株 株主数 11,916名 個人その他 自己名義株式等 27.5% 9.1% 大株主 株主名 所有株主別の株式数構成比 持株数(株) 議決権比率(%) 株式会社博報堂DYメディアパートナーズ 232,695 47.9 株式会社博報堂 45,000 9.3 株式会社東急エージェンシー 10,000 2.1 日本マスタートラスト信託銀行株式会社 9,406 1.9 シージーエムエルーロンドン エクイティ 常任代理人 シティバンク銀行株式会社 4,837 1.0 大阪証券金融株式会社 3,892 0.8 楽天証券株式会社 2,072 0.4 D.A.コンソーシアム従業員持株会 2,036 0.4 株式会社日本経済社 2,000 0.4 カセイス バンク ルクセンブルグ クライアント アカウント 常任代理人 香港上海銀行東京支店 1,942 0.4 金融機関 4.4% その他の法人 56.5% 外国法人等 2.4% 所有株式別の株主数構成比 1,000株以上 50株以上 0.3% 2.7% 500株以上 0.1% 100株以上 10株以上 1株以上 53.3% 1.8% 26.1% 5株以上 15.7% 株主メモ 事業年度 4月1日∼翌年3月31日 期末配当金受領株主確定日 3月31日 定時株主総会 毎年6月 株主名簿管理人、特別口座の口座管理機関 三菱UFJ信託銀行株式会社 同連絡先 上場証券取引所 公告の方法 三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部 〒137-8081 東京都江東区東砂七丁目10番11号 TEL.0120-232-711(通話料無料) 大阪証券取引所(JASDAQ) 電子公告により行う 公告掲載URL http://www.dac.co.jp/ (ただし、電子公告によることができない事故、そのほかのやむを得ない事由が生じたときには、日本経済新聞に公告いたします) ご注意: 1. 株主様の住所変更、買取請求その他各種お手続きにつきましては、原則、口座を開設されている口座管理機関(証券会社等)で承ることとなっております。口座を開設されている証券会社等にお問 合せください。株主名簿管理人(三菱UFJ信託銀行)ではお取り扱いできませんのでご注意ください。 2. 特別口座に記録された株式に関する各種お手続きにつきましては、三菱UFJ信託銀行が口座管理機関となっておりますので、上記特別口座の口座管理機関(三菱UFJ信託銀行)にお問合せくださ い。なお、三菱UFJ信託銀行全国各支店にてもお取次ぎいたします。 3. 未受領の配当金につきましては、三菱UFJ信託銀行本支店でお支払いいたします。 D.A.Consortium BUSINESS REPORT 2012 14 デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社 本 社 関西支社 中部オフィス 九州オフィス ニューヨークオフィス 〒150-6033 東京都渋谷区恵比寿四丁目20番3号 YGPタワー33F 〒530-0003 大阪府大阪市北区堂島一丁目2番地5号 堂北ダイビル6F 〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦二丁目12番8号 御幸本町ビル5F 〒810-0042 福岡県福岡市中央区赤坂一丁目15番21号 宝ビル3F C/O ARC tangent. Inc. 148 Madison Avenue Suite 1601 New York, NY10016 TEL:03-5449-6300 TEL:06-4797-9223 TEL:052-219-9758 TEL:092-737-3455 TEL:+1-646-707-2435 http://www.dac.co.jp/