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アグリ情報 - JA全農ちば

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アグリ情報 - JA全農ちば
月1
行( 毎
http://www.cb.zennoh.or.jp
発
日
15
年3月
回15日) 通巻第69号
成28
月刊アグリ情報“ちば” 平
Agri Information CHIBA
2016
3
査会
最終審
in 千 葉
マーレ
テルミ ラ
っく
京成ホ
リろ
グ
日
回ア
3 月1
第 3 成 28年
平
TM
JA全農ちば
No.69
CONTENTS
米穀情報
・米穀情勢
園芸情報
・販売経過および情勢
営農情報
・園芸野菜 病害虫防除情報
肥料情報
・ペースト側条施肥について
トピックス
・千葉県農協青年部協議会60周年記念
式典開催
・農産物検査員鑑定会開催
・だいこん・キャベツ・きゅうりの千葉
県品目別合同協議会を開催
・春の千葉県青果物フェア開催
・建設事業協力会・研修会開催
・第3回アグリろっくTM in 千葉最終審査会開催
米穀情報
月刊アグリ情報“ちば”平成28年3月15日発行(毎月1回15日)通巻第69号
米
米穀情報
穀
情
勢
1.27年産米の契約・販売の状況(2月末現在)
(全国)契約実績は166万1千トン(2,768万3千俵、前年比122%)となっており、需給環境の改
善を反映して、買い手側に契約数量を確保する動きがみられることから、前年を上回っています。
一方、販売実績は、67万5千トン(1,125万俵、前年比95%)となっており、家庭用の新米切替
が進むにつれて11月までは回復傾向でしたが、12月以降は前年を下回る状況が続いています。
2.今後の需給見通し
27年10月末持越在庫が41万トン(内うるち米38万トン)となったことから、これに27年産生産
量744万トンを加えた28米穀年度の供給量は785万トンとなります。
一方、需要量は、前年の需要量776万トンからトレンドにもとづく年間の需要減9万トンを差し引
いた767万トンと供給量を下回ることが想定されることから、28年10月末の持越在庫は18万トン(内
うるち米14万トン)になると見込まれます。
27年産米の計画生産の達成によって、需給環境は一定の改善がはかられましたが、①依然として
18万トンの持越在庫が見通されること、②国の需給見通しにおいても28年6月末在庫は207万トン
と適正水準を上回る状況にあることなどから、決して安心できる状況にはなく、28年産米で主食用
の作付が増加するなど、28年産米の作付・作柄次第では、再び需給緩和・価格下落の局面を迎える
ことも懸念されます。
【図表1】全体需給の見通し
(単位:万トン)
全体需給
連合会出荷米
連合会出荷米
以外の米穀
26年10月末持越在庫
A
29
29
27RY
B
788
278
510
供給量計
C=A+B
817
307
510
主食用等需要量
D
776
266
510
41
41
26年産生産量
27年10月末持越在庫
E=C-D
28RY
F
744
300
444
供給量計
G=E+F
785
341
444
主食用等需要量
H
767
323
444
18
18
27年産生産量
28年10月末持越在庫
Ⅰ=G-H
(注1)27年10月末持越在庫(E)41万トンの内訳は、うるち38万トン+もち3万トン。
(注2)27年産生産量(F)744万トンは国の公表値、うち連合会出荷米300万トンは仮置き。
(注3)28RY主食用等需要量(H)767万トンは、
27RY主食用需要量776万トンから需要減を9万トンみている。
(注4)28年10月末持越在庫(Ⅰ)18万トンの内訳は、うるち米14万トン、もち米4万トンでみている。
3.28年産米に向けた取り組み
⑴ 主食用米の計画生産全体の取り組み
全農では、27年産米の計画生産達成で改善された需給環境を維持し、価格のさらなる回復を図
るため、主食用米は、全国で自主的取組参考値735万トンの達成を目指すこととし、27年産米の生
産量744万トンから、9万トンの削減に取り組んでまいります。
⑵ 飼料米を中心とした計画生産の取組み
主食用米で削減する9万トンに備蓄米枠削減の受け皿として2.5万トンを加えた11.5万トンにつ
いては飼料用米の増産を基本に取り組んでまいります。
1
今年も始まります! ~生産履歴記録簿の記帳について~
「平成28年産千葉のおいしいお米・生産履歴記録簿の記帳方法」の記帳ポイントは、次のとおりです
ので、記帳間違いや漏れが無いよう心を込めた記帳を今年もよろしくお願いします。
平成28年産千葉のおいしいお米・生産履歴記録簿
~ 生産履歴記録簿の記帳方法について ~
記 入 例
(JA名)
(氏 名)
JA名を記入して下さい。
全農ちばや旧農協名は記
入しないで下さい。
JA名
住 所
(代表圃場を最初に書いて下さい。)
太
郎
電話番号
★2枚目、3枚目、4枚目にも押印して下さい。
0 1 2 3 - 4 5 0 0 0- 6 7 8 9
JA記入欄
作業委託先
品 種
1
1.コシヒカリ 2.ふさおとめ 3.ふさこがね(ちば28号) 4.ひとめぼれ 5.あきたこまち
種子の
手 当
1
1.全量種子更新 ①種子購入(購入数量: ㎏) ②苗購入(購入枚数: 枚) ※種子更新内容について、①または、②に○を付け、購入数量・購入枚数を記入して下さい。
8.モチ( ) 9.その他( )※1枚に1品種、記入して下さい。
〇
2
3
4
5
最終確認 月 日 ㊞
40
2.自家採種 ・ 一部更新(銘柄確認のため、種子・苗の保証票、購入伝票等を提出して下さい。
)
圃場(字・地番)
No.
1. 代表
中間確認 月 日 ㊞
出穂期
面積
月
日
7 29
月
日
7 29
月
日
7 31
月
日
7 31
月
8 1日
新千葉1-1
新千葉1-10
新千葉3-5
新千葉5-8
新千葉7-10
30 a
20 a
20 a
20 a
10 a
No.
●JA、JA全農ちばの提供する商品・
サービスに関する情報の提供等
●業務遂行に必要な範囲で、行う
面積
出穂期
2. 一般米
1.播種日
2.播種量
月 日
3 25
( 箱/4㎏袋)
130 g/箱
30 6
月
日
a
7
月
日
a
8
月
日
a
9
月
日
a
10
月
日
a
肥
記
録
※ 資材名に○を付け、施用時期、量
を記入して下さい。その他の肥料
を使用した場合は空欄に記入して
下さい。
施
農薬も同様に記入して下さい。
※ 記載資材は、ちばの栽培ごよみに
※ 記載されている資材が中心です。
区 分
育
種子消毒剤
苗 防
床土消毒剤
除
箱施薬剤
(
関係団体、取引先等への提供
私は上記の利用目的に同意し、
この記録簿を提出します。
★作付面積の合計を記入して下さい。
100 a
合計面積
肥
料
5.収穫予定
〇
名
施用時期
〇
4.てまいらず464 5.ふさおとめ一発15 〇
薬
剤
名
月
日
㎏/10a
月
日
4 24
40 ㎏/10a
記載以外の薬剤を使用し
た場合は、空欄に記入 (
日
月
日
㎏/10a
20 ㎏/10a
使用量
濃 度
使 用 時 期
使用
回数
㎏/10a
日
散布記録(使用前に容器などのラベルを一読!)
1回目
使用時期
200倍
浸種前
1回迄
月 日
3 10
5g/覆土1ℓ
覆土前
1回迄
月 日
3 24
2回目
使用量等
200
使用時期
使用量等
倍
月 日
5 g/ℓ
月 日
ダントツオリゼメート10箱粒剤
録
草 剤
記
水 田 除 草 剤
除
移植前3日前~当日
1回迄
300㎖/10a
植代後~移植7日前
1回迄
バッチリフロアブル
500㎖/10a
移植直後~ノビエ2.5葉期
但し、移植後30日迄
1回迄
移植後20~30日迄
1回迄
月 日
4 24
50 g/箱
(選別網)
該当する選別網サイズに
○を付けて下さい。1.8
mm未満の場合は、
JA米
になりません。
一般米扱いになります。
月 日
防
除
50g/箱
農将軍フロアブル
播種日、移植日等を記入
して下さい。
播種量は箱当り、または
種子4kg当りの、いずれ
かをお書き下さい。
この記録簿は出荷の前に
提出して頂きますので、
収穫予定日を記入して下
さい。
㎏/10a
月
6 月 5 日
月
使用基準(農薬使用者が遵守すべき規準)
㎏/10a
日
1.細粒 根付化成 2.NKC-6号 3.軽量追肥15
4.けい酸加里
80 ㎏/10a
月
6.ふさこがね軽量一発15
追 肥
10a当りの施用量
月
日
10 14
1.コシヒカリ化成15 2.コシ一発15 3.楽っ子コシヒカリ 基 肥
月 日頃から
9 7
1.8 ・ 1.85 ・ 1.9 ㎜~
6.選別網サイズ
1.ケイカル 2.農力アップ 3.ようりん 4.苦土重焼りん
フタバロンA粉剤
㎖/10a
月 日
月 日
一発剤
(肥料・農薬)
月 日 500 ㎖/10a
5 4
月 日
マメットSM1キロ粒剤
中・後期剤
1㎏/10a
㎏/10a
月 日
月 日
バスタ液剤
水田畦畔
1000㎖/10a 収穫7日前迄
2回迄
収穫7日前迄
3回迄
㎖/10a
月 日
月 日
スタークル粒剤
本
カメムシ類等
(殺虫剤)
田 防
除
航空防除
(有人・無人)
4.移植日
〇
ヘルシードTフロアブル
初期剤
いもち・紋枯病等
(殺菌剤)
区 分
土づくり
月 日
4 19
月 日
4 24
3.代かき日
(耕種概要)
★この記録簿の利用目的
JA・JA全農ちば
圃場(字・地番)
生産者名・押印・電話番
号の記入をお願いしま
す。
1. JA米
★栽培する圃場のうち、標準的な圃場を代表圃場とし、作業日は代表圃場について記帳して下さい。
★出穂期は品種確認のため、JA米の必須項目となっています。必ず、圃場ごとに確認、記入して下さい。 ★該当する選別網に○を付けて使って下さい。
概要
記帳が終了したら、『出荷前』までに最寄のJAに提出して下さい!
目的は品種の取り違いや
混入を早期に発見するこ
とです。
全圃場の出穂期確認が、
JA 米 の 必 須 要 件 で す。
未確認では JA 米になり
ません。
必ず確認して、記入して
下さい。
出穂期の異常、混入に気
づいたら、すぐ JA にお知
らせ下さい。
付 圃 場
(出穂期の確認)
農
~ みんなで取り組もう!生産履歴記帳運動 ~
作
圃場地番と面積を記入し
て下さい。但し、合筆し
て あ る 圃 場 は、
代 表 地
番だけで結構です。
合計面積も忘れずに記入
して下さい。
作業日等は、
「代表圃場」
に関する内容について、
記入して下さい。
全
平成28年産千葉のおいしいお米・生産履歴記録簿
作付品種の番号を記入し
て下さい。2品種以上の
場合は、品種ごとに記録
簿を提出して下さい。
(作付圃場)
氏名
千 葉 市中 央 区 新 千 葉 3-2-6
区 分
右の番号を一つ
記入して下さい。
(作付品種)
JA〇〇〇
㊞
3kg/10a
㎏/10a
月 日
月 日
月 日
月 日
その他
月 日
月 日
月 日
7 20
月 日
アミスタートレボンSE
月 日
月 日
㎖/10a
月 日
7 月 日
29 3
㎏/10a
月 日
8倍
月 日
月 日
月 日
JA米は、JAと出荷契約を締結し、①銘柄確認種子 ②履歴簿確認 ③農産物検査 ④選別網1.8㎜以上で、JAに出荷されたお米のブランドです。
千葉県本部控
AKIC
『出穂期』とは、圃場の 40 ~ 50%出穂した時期のことです。
原則として、1
0a 当りの
使用量を記入しますが、
農薬は箱当り、倍率など
で書く場合もあります。
実際に、基準どおり使っ
ていても、単位を間違え
ると記録上は使用基準違
反となります。
注意しましょう。
~ JAに提出する前にもう一度チェックしよう!~
① JA名・氏名の記入漏れや押印漏れはありませんか?
② 作付圃場の地番や面積、合計面積の記入漏れはありませんか?
③ 出穂期を確認し、記入しましたか?
④ 収穫予定日を記入しましたか?
⑤ 選別網のサイズを確認し、記入しましたか?
⑥ 肥料や農薬等の生産資材名をきちんと記入しましたか?また、使用量は 10a 当りで記入されていますか?
⑦ JA担当者に中間確認と最終確認をしてもらいましたか?
⑧ JA米生産者自己チェックシートで、自らの生産工程を点検しましたか?
2
米穀情報
月刊アグリ情報“ちば”平成28年3月15日発行(毎月1回15日)通巻第69号
月刊アグリ情報“ちば”平成28年3月15日発行(毎月1回15日)通巻第69号
販売経過および情勢
園芸情報
園芸情報
青果物
2月の販売経過
2月の天候は、冬型の気圧配置が長続きせず、北からの寒気と南からの暖気の影響を交互に受け、気温
の変動の大きい月となりました。月平均気温は九州南部や南西諸島等一部を除き、全国的に平年を上回り
ました。降水量は全国的に多く、日照時間は東日本の日本海側と西日本では多く、東日本太平洋側では概
ね平年並みとなりました。
野菜の入荷量は、少ない出荷状況から生育が回復してきた果菜類や、にんじん、キャベツ類の大型野菜
の順調な入荷が続く一方で、前進化に伴う秋冬産地の出荷減少から入荷量が少ない品目もみられ、全体で
は概ね前年並みとなりました。前年を上回った品目は、トマト、にんじん、キャベツ類、きゅうり等、一
方下回った品目はレタス類、はくさい等となりました。
価格はレタス類や果菜類の堅調推移により、前年を上回る品目が多くなりました。前年を上回った品目
は、ばれいしょ類、はくさい、にんじん、ほうれんそう、ねぎ、レタス類、きゅうり等、一方下回った品
目は、キャベツ類、だいこん、たまねぎ等となりました。
果実の入荷量は、主力のみかん類の大幅減、寒波の影響を受けた九州産のいちごの大幅減等により、前
年を大きく下回る品目がありました。前年を上回った品目は、
いよかん・八朔等のかんきつ類。一方下回っ
た品目は、みかん類・いちご類等となり、りんご類は概ね平年並みとなりました。
価格は前月に続く単価高推移推移となり、主力のみかん類・かんきつ類・いちご類ともに前年同月を上
回りました。 ※数値は何れも東京都中央卸売市場統計データによる
東京都中央卸売市場の野菜入荷量および単価(2月)
上 旬
中 旬
下 旬
月 計
数 量
(t)
前年比(%)
45,395
109.6
40,297
97.6
34,682
95.4
120,375
101.1
単 価
(円/㎏)
前年比(%)
263
108.3
260
105.8
256
102.6
260
105.7
※上・中・下旬のデータは概算であり、月計と合わない場合があります。
当県本部の販売状況(2月)
野 菜 計
果 実 計
だ いこ ん
に んじ ん
キ ャベ ツ
ほうれん草
ね
ぎ
春
菊
レ タ ス
パ セ リ
な ば な
き ゅ う り
ト マ ト
さつまいも
い ち ご
数 量
単 価
取 扱 額
(t)
前年比(%) (円/㎏) 前年比(%) (百万円) 前年比(%)
36,264
117
152
96
5,513
112
257
101
1,243
103
319
104
7,558
125
84
100
637
125
8,700
109
86
107
749
116
8,089
152
62
78
498
119
206
88
422
107
87
95
2,611
103
280
107
731
110
173
97
505
94
87
91
682
95
301
115
206
109
44
111
753
83
33
92
288
101
753
97
217
98
1,842
104
395
109
728
114
518
111
556
104
288
115
2,823
103
207
113
584
117
253
99
1,260
105
319
104
3
月刊アグリ情報“ちば”平成28年3月15日発行(毎月1回15日)通巻第69号
3 月主要品目
作付動向・作柄状況
だ い こ ん
に ん じ ん
マ
ト
き ゅ う り
ね
ぎ
ほうれん草
パ
セ
春
レ
な
リ
菊
タ
ば
主産地
作柄および概況
76
愛 知
千 葉
神奈川
各産地ともに順調な出荷が続くが、前年に台風
による作付増、気温高、適雨により潤沢な出荷
となった関東産が前年を下回る見込み。相場は
前年よりやや高だが平年安となる見込み。
並
79
神奈川
千 葉
トンネルだいこんの最盛期となるが、播種時の
他作業と天候の影響により増加は中旬から下旬
になる見込み。神奈川産が早めの切上り予想か
ら下旬頃より順調な販売を見込む。
並
85
千
徳
葉
島
千葉は出荷終盤。後続の徳島は暖冬の影響で前
進傾向。生育は順調で、出荷は上旬からはじま
り、中・下旬以降に潤沢な出荷を見込む。
514
熊
栃
愛
千
本
木
知
葉
各産地低温による生育遅れが続いていたが、着
果状態は良好で病害虫も少ない。今後は気温が
上がり色周りも早まるため、下旬頃から各産地
で数量増となる見込み。
402
群
宮
千
馬
崎
葉
越冬物の出荷最盛期が続く中で、関東産春物が
次第に出揃い総体量は増加。生育も各作型概ね
順調で、雪害から回復した北関東産の動向から
潤沢な入荷が見込まれる。
254
千
埼
葉
玉
肥大が進み2L中心の出荷となることから、入
荷量は多かった前年並み。販売は中国からの輸
入ねぎが少なく、業務需要も堅調なため、前年
をやや上まわる見込み。
462
群
茨
埼
千
馬
城
玉
葉
関東各産地、気温の上昇、日照時間の伸びに伴
い、出荷増の見込み。価格は中旬以降下げ基調
となり、入荷不安定で高値基調となった前年を
やや下まわる見込み。
712
千
茨
静
福
葉
城
岡
岡
各産地ともに天候に恵まれ生育も順調で前年を
やや上回る出荷となる見込み。価格は4月いっ
ぱい荷動きの鈍い展開が予想され、前年を若干
下回る見込み。
469
千
栃
葉
木
各産地とも切り上がりが早く、入荷量は少な
かった前年並みを見込む。新物は3月下旬から
出荷がはじまる見込み。価格は入荷量が少なく
なる中下旬に上げ基調となる見込み。
208
茨
静
兵
香
城
岡
庫
川
主力の茨城は暖冬の影響で生育が前進してお
り、平年を上回る出荷見込みであるが、静岡の
出荷減少が早まり、総体の入荷量は平年並みの
見込み。
891
千
徳
香
葉
島
川
千葉、四国産地ともに前進しており、切り上が
りは早い見込み。出荷量が不安定であり、春商
材ということから、引き合いが強く、前年をや
や上まわる価格を見込む。
葉
城
島
他品目の作業等で不安定な出荷が続く見込み。
総体の出荷量は前年をやや下回る見込み。販売
は堅調に推移し、価格は高値の前年をやや上回
る見込み。
木
岡
城
近在産地はほぼ平年並みの生育・作柄。西南暖
地は天候不順により遅れていたが、3月は回復
の見込み。中旬以降は全体の出荷量が増え、前
年よりも多い数量を見込む。
本年見通し 前年実績 本年見通し 前年実績
キ ャ ベ ツ
ス
な
やや少 19,246 やや高
やや少 13,300
並
やや多
多
並
並
やや多
並
並
やや少
6,656
5,882 やや安
5,715
安
4,275 やや高
1,525 やや安
83 やや安
239
6,462
並
並
493 やや高
さつまいも
やや少
2,909 やや高
237
千
茨
徳
い
やや多
5,157 やや安
1,176
栃
福
茨
ち
ご
入荷量・価格は
東京都中央卸売
市場の集計です
4
園芸情報
入荷量(t) 価格(円/㎏)
品 名
ト
見通し基準(前年対比)
+ 10%以上
多・高
+5%~ 10%
やや多・やや高
±5%以内
並
-5%~ 10%
やや少・やや安
- 10%以上
少・安
月刊アグリ情報“ちば”平成28年3月15日発行(毎月1回15日)通巻第69号
花 市場の販売 情勢
園芸情報
◆2月の販売経過【切花】
上旬はフラワーバレンタインが中心となり各地イベント等も開催され、プレゼント用の洋
花に需要がありました。中旬は昨年12月から続く暖冬傾向から前進出荷が予想されたことに
加え、日々の寒暖の差が激しく、不安定な出荷状況が続いたため、品薄感から堅調な価格で
推移しました。業務需要については地域によって差が出ており、寒暖の差が激しかった都内
では動きがありましたが、東北では動きがよくありませんでした。下旬は、桃の節句需要で
菜の花が堅調な単価で推移しました。また天候不順により品薄となった品目についても注文
が多く入りました。
◆今後の見通し(4月)【切花】
上旬は、入学・入社などの歓迎会需要が中心となります。出荷は昨年からの暖冬傾向によ
り、冬から春にかけての品目は出荷が終わる時期が早まる見込みです。中旬はイベントが少
なく、出荷も端境期となる商品が多いため、やや不安定な販売となりますが、下旬以降、4
月29日からの大型連休中の墓参り用仏花の需要があり、地域により母の日参り向けのカー
ネーション等に動きが出てくる見込みです。出荷は徐々に夏物商品が増えてくる見込みです。
品 名
作
柄
お
よ
び
概
況
カ ー ネ ー ション
千葉、愛知、静岡からの出荷が中心。2月までは出荷本数が少ない
産地が多くみられたが、今後の天候が大きく影響する見込み。販売は、
中旬まで厳しくなりそうだが、下旬からは母の日向けの動きが出てく
る見込み。
ガ
ラ
静岡、千葉からの出荷が中心。周年品目のため、大幅な増減はない
見込み。販売は、4月18日のガーベラ記念日など需要拡大に向けた動
きもあり、下旬以降は少しずつ需要が出てくる見込み。
ー
ベ
カ
ラ
ー
千葉からの出荷が主中心。ウエディングマーチを中心に入荷量が増
えてくる見込み。需要は入学式需要が中心。
金
魚
草
千葉、埼玉からの出荷が中心。急激な気温上昇による品質低下が懸
念される。需要は業務需要が中心となるが動きはやや鈍い見込み。
ト ル コ キ キョウ
熊本、静岡からの出荷が中心。出荷は高冷地・暖地ともに出荷がある
時期となりますが、端境期を迎えるその他洋花が多いため、需要が出てく
る見込み。
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月刊アグリ情報“ちば”平成28年3月15日発行(毎月1回15日)通巻第69号
園芸野菜 病害虫防除情報
営農情報
1.はじめに
3月になり、晴天時は日中暖かい日もみられるようになりました。特にハウス・トンネル栽
培では換気が遅れると苗・定植直後の株が蒸れてしまうことや、焼けてしまう恐れがあります
ので、換気と温度管理に注意しましょう。施設・露地ともに、うどんこ病・ベと病等の病害が
発生する時期ですので、早期防除を行いましょう。
2.ネギ[ベと病・さび病]
営農情報
春先~5月までが天候不順だと春ネギでベと病・さび
病が多発します。
べと病の薬剤は収穫前日数が短く、かつ治療効果のあ
る薬剤が少ないので、多発してからでは対策が限られま
す。予防効果の剤で早めに防除を始めて、被害を低く抑
えることが必要です。
さび病被害
べと病被害
○ネギ さび・べと病 防除薬剤
対象病害虫
さび病
薬剤名
希釈倍数
使用時期
使用回数
備考
アフェットフロアブル
2000
収穫前日
2回以内
予防
アミスター20フロアブル
2000
収穫3日前
4回以内
予防・治療
600
収穫14日前
3回以内
予防
ランマンフロアブル
2000
収穫3日前
4回以内
予防
プロポーズ顆粒水和剤
1000
収穫14日前
3回以内
予防・治療
レーバスフロアブル
2000
収穫7日前
2回以内
予防・治療
ペンコゼブフロアブル
べと病
3.スイカ[うどんこ病]
うどんこ病は苗床からの持ち込みが多いです。株元
から発生し、特にうどんこ病は子葉から発生するので、
発生初期を逃さないように注意しましょう。明らかな
被害が出ている苗は避け、健全苗を定植しましょう。
ベルクートフロアブルでの予防を基幹として、効果
の高いガッテン乳剤等はミツバチ導入前後などの重要
な時期に使用しましょう。
うどんこ病被害
○スイカ うどんこ病 防除薬剤
対象病害虫
薬剤名
ベルクートフロアブル
うどんこ病 トリフミン水和剤
パンチョTF顆粒水和剤
希釈倍数
使用時期
使用回数
備考
1000
収穫前日
4回以内
予防
3000~5000
収穫前日
5回以内
予防・治療
2000
収穫前日
2回以内
予防・治療
※パンチョTF顆粒水和剤はトリフミンと同成分(トリフミゾール:3回以内)を含むので使用回数に注意
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月刊アグリ情報“ちば”平成28年3月15日発行(毎月1回15日)通巻第69号
4.トマト・ナス すすかび病
感染から発病まで14日以上かかるため、目に見え
る被害がでていない葉でもすでに感染している場合が
あります(例えば、第1葉に病斑が見られた場合、上
部(少なくとも第5葉)まで感染している恐れがある)
。
予防剤は感染前でないと効果を発揮できないので、す
でに発生が見られる場合は治療剤を加えた防除ローテ
ションを行いましょう。
気温20~25℃、湿度90%以上で最も発生しやすくなるので、特に湿度対策(換気)には注意
しましょう。
園
営芸
農情報
○トマト すすかび病(葉かび病) 防除薬剤
対象病害虫
薬剤名
希釈倍数
使用時期
使用回数
備考
2000~4000
収穫前日
3回以内
予防
2000~3000
収穫前日
3回以内
予防・治療
2000
収穫前日
4回以内
予防・治療
3000
収穫前日
5回以内
予防・治療
希釈倍数
使用時期
使用回数
備考
ベルクートフロアブル
2000
収穫前日
3回以内
予防
アミスター20フロアブル※1
2000
収穫前日
4回以内
予防・治療
トリフミン水和剤
3000
収穫前日
5回以内
予防・治療
シグナムWDG※2
1500~2000
収穫前日
3回以内
予防・治療
ベルクートフロアブル
すすかび病 ファンタジスタ顆粒水和剤
(葉かび病) アミスター20フロアブル※1
トリフミン水和剤
〇ナス 葉かび・すすかび病 防除薬剤
対象病害虫
すすかび病
薬剤名
※1 アミスター20フロアブルは薬害発生を回避するため、単剤で使用する。
※2 シグナムWDGはカンタスドライフロアブルの成分が含まれるので使用回数に注意。
5.ニンジン(トンネル栽培)〔ヒョウタンゾウムシ〕
ヒョウタンゾウムシの多くは圃場外か
ら侵入し、畝内へ入ってきます。発生状
況を確認しつつ、トンネル除去以降に成
虫防除としてコテツフロアブルの散布を
行いましょう。丁寧な散布を心がけ、防
除時期が遅れないようにしましょう。
ヒョウタンゾウムシ成虫・幼虫
○ニンジン ヒョウタンゾウムシ 防除薬剤
対象病害虫
薬剤名
ヒョウタンゾウムシ コテツフロアブル
希釈倍数
使用時期
使用回数
備考
2000
収穫前日
2回以内
成虫防除剤
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月刊アグリ情報“ちば”平成28年3月15日発行(毎月1回15日)通巻第69号
肥料情報
ペースト側条施肥について
ペースト肥料を使って良食味米を生産しましょう‼
☆ペースト肥料を使うメリットは…?☆
◎施肥と移植が同時にできて省力的
◎土壌中の拡散が小さく養分吸収効率が
良いため環境に優しい
◎雨の日でも田植え「OK」
☆ペースト肥料を使うと稲は…?☆
◎各種アミノ酸、核酸、ビタミン等が豊
富なのでお米の品質が向上する
◎根の近くに施肥するため有効茎の確保
が早い
◎均一な施肥で稲の生育・穂揃いが良い
◎安定した収穫が見込める
【ペーストの施肥位置(二段施肥機の場合)】
肥料情報
☆作業性は…☆
◎施肥量や施肥深さの調整がワンタッチ
で簡単にでき、専用ポンプが設定量を
各条に正確に施肥します。
◎大口利用者には、ローリー車で直接配
送する、『バラ配送』も対応できます。
(ニューフレーバーペーストを除く)
品 名
扌
下段ペースト ➡
上段ペースト
※田植え機の機種によって施肥位置は異なります。
保証成分
備 考
チッソ
リン酸
カリ
ネオペースト 1号
12
12
12
水平型肥料、全品種対応
ネオペースト 2号
10
16
12
山型肥料、コシヒカリ向け
ネオペースト SR 502
15
10
12
緩効性チッソ入り
二段施肥機で穂肥省力が可能
ネオペースト SR 588
15
8
8
ニューフレーバーペースト
8
4
6
緩効性強化タイプ
一段施肥機でも穂肥省力が可能
有機態チッソ50% (エコ米等)
詳しい使い方については千葉県指導機関またはJAにお問合せください
片倉コープアグリ株式会社 URL:http://www.katakuraco-op.com/
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月刊アグリ情報“ちば”平成28年3月15日発行(毎月1回15日)通巻第69号
S
TOPIC
千葉県農協青年部協議会60周年記念式典開催
千葉県農協青年部協議会注は2月5日に千
葉市のホテルニューオオタニ幕張で、同協議会
60周年記念式典を開催しました。盟友やJA事務
局など約250人が出席し、国会・県議会議員、県、JA関係者
など約50人の来賓がかけつけ、式典を祝いました。50周年以
降の10年間の活動をふりかえるとともに、今後の10年にむけ
て、60周年記念宣言を採択しました。
全農千葉県本部運営委員会林会長は「60年を人生にたとえ、
還暦から百寿に向けて、協議会設立原点に立ち返り、新たな
挨拶する林会長
歴史を積み重ねることを期待するとともに、当県本部の取り
組みとして、農業者の所得の増大を第1義に掲げ、全ての事
業の仕組みを農業者視点で見直しを行い、販売力の強化、プ
ロダクトアウトからマーケットインへの事業転換、営農・販
売・購買事業を通じたトータルコストの低減、生産振興への
取組支援など、各連・JAと一体となり、担い手となる千葉
県農協青年部協議会の活動を支援して参ります。」と挨拶しま
した。
記念講演として新潟県の㈲フジタファームの藤田毅代表取締
講演される藤田社長
役が、同法人の土地利用型農業による6次産業化の取り組みについて講演いただきました。
TOPICS
注:千葉県農協青年組織協議会は千葉県のJA青年組織を会員とし、農業をよりどころとして豊かな地域社会を
築くことを目的に、昭和29年(1954年)に設立された全国農協青年組織協議会の県域の組織です。
おおむね20歳から45歳までの、日本の農業を担う青年層が中心となっており、全国で約6万人の構成員(盟
友)がいます。
JA青年組織綱領に基づき、わが国の国民に対して責任ある農業者として、国民との相互理解に基づく政策
提言や食農教育、地域リーダーの育成などの活動を行っています。
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月刊アグリ情報“ちば”平成28年3月15日発行(毎月1回15日)通巻第69号
S
TOPIC
千葉県JA農産物検査員鑑定会開催
米の格付けを競い農産物検査技術の向上を図る!!
千葉県JA農産物検査連絡協議会(事務局:
全農千葉県本部米穀部)は、JAグループ農産物検
査員の技術向上と県内農産物検査業務の円滑化を図ることを目
的に、2月25日(木)農業会館にて、
「千葉県JA農産物検査
員鑑定会」を開催しました。
鑑定会には、53名のJA職員が参加し、水稲うるち玄米17
点、水稲もち玄米3点の合計20点について、制限時間内で等
級格付と品種鑑定を行なう検査技術を競いました。
鑑定の採点方法は、等級・品種鑑定の35点満点から、等級
や銘柄間違い等についての減点方式で行われ、採点の結果、以
下の4名が表彰されました。
【最優秀賞】
藤浪 徹さん(JA木更津市)
【優秀賞】
綿貫 崇史さん(JA西印旛)
【優秀賞】
【優秀賞】
岩本 拓磨さん(JAかとり)
藤浪さんと綿貫さんは、3月4日に行なわれたJA共済幕張研修センターにおける「JAグルー
プ全国農産物鑑定会」へ出場し、全国から選ばれた参加者と鑑定技術を競いました。
JAグループ千葉の民間検査員は、今年度の研修生を含めると平成28年度では約400人体制と
なります。同協議会では、農産物検査業務を円滑に進め、生産者と販売先双方に信頼される検査体
制と検査員を育成するため、今後も自主的な鑑定会を継続的に行う予定です。
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TOPICS
小野 壮晃さん(JA西印旛)
月刊アグリ情報“ちば”平成28年3月15日発行(毎月1回15日)通巻第69号
S
TOPIC
だいこん・キャベツ・きゅうりの
千葉県品目別合同協議会を開催
JA全農ちばは、
2月18日に千葉市内
にて関係JA、市場関係者
をはじめ県、(公社)千葉県
園芸協会を参集し、だいこ
ん、 キ ャ ベ ツ、 き ゅ う り に
関する「千葉県品目別合同
協議会」を開催しました。
品目別協議会は、産地間連
携による生産・販売面での「オー
ル千葉」体制の構築を推進し、生
産の維持拡大と生産者所得を増加
させることを目的として平成26
年度に4品目(にんじん、ねぎ、
トマト、さつまいも)について設
置しており、これまで県内のJA
域を超えての出荷規格統一や簡素
TOPICS
化、合同販促や視察研修の実施、
統一販売促進資材の作成等、
「オー
ル千葉」体制の構築に向けた取り
組みを進めています。
だいこん、キャベツ、きゅうり
の協議会設置にあたっては、当県
本部園芸販売課・営農担い手支援課の品目担当より、取り組みの柱としての生産対策(時期
別の品種の検討や病害虫の防除・連作障害対策、担い手の育成等)
、販売対策(情報交換会
の開催、販売力強化、加工業務需要への対応強化対策等)を説明しました。また、その後の
質疑応答では、出席者より品目別協議会の取り組みに対する期待や要望が活発に出され、協
議会の設置が出席者全員にて確認されました。
今回のだいこん、キャベツ、きゅうりについても品目別協議会が設置されたことにより、
先行する4品目同様の体制が整備されたこととなります。品目別協議会の目指す方向性は、
当県本部策定の「青果物生産・販売基本方針」や次期中期3か年計画において目標としてい
るものとも一致しています。今後は関係機関と連携し、具体的な生産・販売対策に全力で取
り組みます。
11
月刊アグリ情報“ちば”平成28年3月15日発行(毎月1回15日)通巻第69号
S
TOPIC
「春の千葉県農産物フェア」開催
JA全農ちばは、1月~3月にかけて「品目別協議会主催による“さつまいも
(べにはるか)
”
」
、
「今が旬!みんな大好きちばの味フェア(春の陣)」、「愛情いちばん
千葉農産物フェア」等の販売促進を生産者・農協職員・卸売市場・県・(公)千葉県園芸
協会と一体となり実施いたしました。今冬は暖かく“菜の花・葉たまねぎ等=春野菜”の生育が大
きく早まり、本来販売すべき時期に出荷が減少するという状況下での消費宣伝となりました。秋
冬野菜も前倒し出荷が続いており、この時
期にシェアの高い「にんじん・ねぎ・か
ぶ・春菊等」販売先店舗への提案では計画
が組みづらい年となりました。しかし、県
産青果物のみならず「米(落花生含む)」・
「肉」・「鮮魚」をも販売展開している量販
店では、引き続き「オール千葉食材」の試
食宣伝・販売と常に売り場へ並べてもらえ
るような「新しい、こだわった青果物」
・
「集客力あるミニイベント(野菜伝道師に
よ る 食 育 活 動等含む)
」を実施して「安
全・安心」
・
「鮮度感と食味の良さ」のPR、
「安定的な顧客確保」を目指していきます。
2月20日・21日の㈱イトーヨーカ堂幕
張店では、多くの“菜の花”人形巻き束と
TOPICS
FG小袋入れを並べて菜の花出荷組合長・
副組合長による「人形巻き商品作り・実
演」
、野菜伝道師による「菜の花の食べ方
=(ツナ缶、パルメザンチーズ、レモン汁
等利用」提案、JAちばみどり農協職員か
らの“ご飯に合ったマッシュルームの食べ
方(麺つゆ利用・佃煮)
”を買い物客の皆
さんへ紹介しました。そして、この時期に
しては珍しい「JAいすみ産・タケノコ」
を販売することも出来ました。ご協力有難
うございました。
最後に、県とは「販売促進月間=6・
9・11・ 2 月 」 を 中 心 に 県 内( 千 産 千
消)
・首都圏で、千葉県産農産物のファン
作りをしています。次年度は、本年度以上
に主役である青果物を愛情込めて生産され
ている産地の想いを伝えるサポートをして
いきます。
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月刊アグリ情報“ちば”平成28年3月15日発行(毎月1回15日)通巻第69号
S
TOPIC
建設事業協力会・研修会開催
JA全農ちば建設事業
協力会は、系統建設事業
並びに本協力会会員の事業拡
大、会員相互の情報交換・技術向上を図
ることを目的として、2月10日(水)に
銚子市出身で華麗な守備と芸術的な流し
打ちで活躍した元読売ジャイアンツ篠塚
和典氏を講師に招き研修会を開催しまし
た。テーマは「流し打ちの極意」でした。
講演の内容は、野球を始めたきっか
けから甲子園で優勝してドラフト1位で
ジャイアンツに入団するまでの経緯。特
に長島監督が、篠塚さんが通っていた病
院にまで電話して単独指名したエピソー
ド、現役時代・コーチ時代の経験などを
熱く語っていただきました。
プロ野球に入ってからは、周囲の反対
を押し切って指名してくれた長島監督に
恩義を感じながら、その期待に恩返しをするという気持ちで頑張ったこと。長島監督が解任された
後、「ふてくされないでチャンスを待って頑張れ」と励まされたこと。また、伊東キャンプで鍛え
TOPICS
られた若手選手は監督が代っても力を合わせて優勝を目指したこと。
長島監督が復帰してからは、伊東キャンプの経験者が監督のために優勝するという目標でチーム
一丸となって、優勝をしたことなど仕事にも通じるものが多くありました。
長島監督に対する思いは、現役時代もコーチ時代も監督を見ているだけで楽しかったとのことで
す。何をやっても許される人だったようです。しかし、選手時代のベンチ内は、監督の性格から、
いつ何を指示されるかわからない緊張感があり、常に準備をしている状態で、監督はその選手達を
良く見ていたとの事でした。
本人のコーチ時代は、若手を我慢して使うことが大切と感じ、チームが優勝するには、監督に
従って目標(優勝)を達
成することが重要。これ
は、JAグループの事業
にも通じるものがあり、
若い人材を我慢強く育て
て、組合員のニーズに応
えられる組織であるため
に情報を共有してチーム
ワークで取り組むことが
大切です。
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月刊アグリ情報“ちば”平成28年3月15日発行(毎月1回15日)通巻第69号
S
TOPIC
千葉県産農畜産物地域ブランド商品開発コンテスト
「第3回アグリろっく™in千葉」最終審査会を実施‼
JA全農ちばは3月1日(火)、千葉市
内のホテルにて、千葉県産農畜産物地域ブ
ランド商品開発コンテスト「第3回アグリろっく
™in千葉」最終審査会を開催しました。
今年で3回目となるこのコンテストは、消費者・実需者の
ニーズに合った「千葉県を代表する商品」を開発し、千葉県
ブランドの創出を図ることを目的としています。
最終審査会では、千葉県産農畜産物を使用した5つのレシ
ピの考案者(以下「消費者」といい
ます)とレシピの主役となる品目の
生産者が、レシピに基づく商品化ア
優勝チームと林会長
店舗等におけるメニュー採用に向け推進を
行い、千葉県ブランドの創出および千葉県
産農畜産物の販路拡大に努めます。
【第3回アグリろっくの経過】
参加チーム
消費者
小泉明代
曽布川優子
羽場吉博
生産者
平野雅士、
石井隆義
品目
小松菜
菅佐原徹哉 マッシュルーム
髙橋貴誉志、
ミニトマト
馬場康行
優秀賞
ピーナッツクリーム
ミルフィーユ
吉村雅代
新井辰吾
落花生
優秀賞
千葉キャロ豚マッシュの
生ハム&パイ包み♪
齊藤憲孝
仲田卓爾
人参
10月 ~ 11月20日 に は、 イ ン タ ー
ネットを活用したレシピサイトにおけ
る「レシピオーディション」にて、千
葉県産農畜産物を主役とした消費者の
オリジナルレシピを公募し、全国より
127レシピが集まりました。
11月24日(火)~ 12月1日(火)
審査員
には第一次審査を実施し、書類審査・
実食審査により、応募された127レシピより、最終審査会に選出する5レシピを決定しました。
12月19(土)~2月18日(木)には、最終審査会に選出されたレシピを考案した消費者と、レシピの
主役として使用された品目の生産者のマッチングを行いました。消費者の調理により、レシピを基にした
料理の試食を実施したり、消費者が生産地へ訪問し、レシピに使用した品目の生産現場を見学するなど、
生産者・消費者の交流を深め、最終審査会に向けた商品化アイデアの考案を行いました。
【審査員】千葉県、生活協同組合コープみらい千葉県本部、山崎製パン㈱千葉工場、千葉県酒類販売㈱、キッコーマン食品㈱、千葉テ
レビ放送㈱、㈱ABC Cooking Studio、石井食品㈱、株式会社千葉京成ホテル(京成ホテルミラマーレ)、当県本部運営委員会委員
14
TOPICS
イデアのプレゼンテーションを行い
ました。また、ホテルの協力により、
レシピに基づく料理の試食を実施し、
審査メニュー
会場は大いに盛り上がりました。
発表レシピは、千葉県ブランドへの貢献度、レシ
ピ(企画)の面白さ、レシピにもとづく料理の見た目、
食味、事業性、実現可能性、レシピと品目に対する想
い、プレゼンテーションのわかりやすさの8つの観点
に基づき、当県本部、行政、民間企業の21名からな
る審査員により評価され、
「小松菜とピーナッツの汁
賞名
レシピ名
粉」が最優秀賞に輝きました。
小松菜と
今後、当県本部は、最終審査会にて発表 最優秀賞 ピーナッツの汁粉
された5レシピを、
「JAグループ千葉 リゾットをのせた
優秀賞
ジャンボマッシュルーム
商品開発・流通研究会」と共有し、商品化
トマト肉団子の
優秀賞
に向け取り組みます。また、ホテル・外食
トマト黒酢あんかけ
月15
28年3
成
平
”
月刊アグリ情報“ちば
(毎
日 発行
月 1 回 15 日
) 通巻第69号
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お知らせ
JA全農ちばでは、この「アグリ情報“ちば”」が生産者の皆さんとの情報交換となれば、と考えております。
身近な話題、ご意見、ご要望などございましたら、下記連絡先までお寄せください。
JA全農ちば 管理部 企画管理課
TEL 043-245-7360 FAX 043-247-9715
アグリ情報“ちば”に係る個人情報の取り扱いについて
組合員の皆さまからご提供いただきました個人情報は、
「アグリ情報“ちば”
」送付の
目的にのみ使用いたします。
発行/全国農業協同組合連合会千葉県本部 平成28年3月15日発行(毎月1回15日発行)
通巻第69号
編集・発行部署/管理部 企画管理課
〒260-0031 千葉市中央区新千葉3-2-6 電話043-245-7360
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