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平成 24 年度第 3 回景観ワークショップ(WS)の結果と参加者からの意見

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平成 24 年度第 3 回景観ワークショップ(WS)の結果と参加者からの意見
平成 24 年度第 3 回景観ワークショップ(WS)の結果と参加者からの意見について
1. 概要
(1)日時:平成 25 年 1 月 24 日(木) 18:00~20:30
(2)参加者
市民:5 名
市職員:4 名
ファシリテーター・書記:2 名
(3)検討事項
検討事項1:第 2 回 WS で出された景観阻害の問題に対して、市民、地域・団体、行政のどの主
体が、どのような改善方法で取り組んでいけばよいか。
検討事項2:検討事項1を踏まえて、市民、地域・団体、行政のどの主体間で連携・協力できる
か、また、どこを活動範囲としていけばよいか。
※
各検討事項について、事前に、各参加者から第 2 回 WS で出された景観阻害の問題に対
する、改善方法を事務局に提出していただいた。
※
検討に当たっての考え方については、事前配布した別紙の「第3回ワークショップの進
め方」のとおり
1
2. 検討結果
(1)検討事項1:各参加者が事前に出した改善方法の意見について
第 2 回 WS での景観阻害要因に対する改善方法の意見
WS の検討によって、とりまとめられた改善方法
地域・団体(グループ)で行うこと
第 2 回 WS での
景観阻害要因
市民(個人)で行うこと
団体
自治会
(区・組など)
1
景観に関
する情報発
信と啓発に
ついて
2
まち並み
景観の将来
像について
3
公共施設
の建築様式
について
4
歴史的な
建築物につ
いて
5
建築物の
形態・色彩に
ついて
・行政の景観に関するシ
ンポジウムなど情報
発に対して、積極的に
参加し、意見を提示す
る。
・行政と意見交換
を行い、景観に
関する情報を共
有する。
行政で行って欲しいこと
(ボランティア・NPO な
ど)
・行政と意見交換
を行い、景観に
関する情報を共
有する。
・景観形成に関する情報発信
・市民意見を反映する仕組みづくり
・市民や地域・団体と行政の双方向
での情報交流の仕組みづくり
・区長を通して区民に働きかけをす
る。
・.市内の団体をしらべ、景観につ
いての関心事をひき出す。
・景観に関する計画づく
りの目的を理解した
上で、参加し意見を述
べる。
・自分のまちの将来像に
関心をもつ
・地域の意見の声
を集約し、意見
を行政に提示す
る。
・活動の経験を活
かした意見の提
示
・市域全体の計画案や景観グランド
デザインを策定のために、景観市
民会議等を主催し、市民の声を聴
く。
・計画案やグランドデザインの策定
に当たっては、誰にでもわかりや
すいメッセージにするように心
がける。
・また、計画案の策定には、現実的
に実行可能な内容に心がける。
・設計前から施設の利用
者として、地域の見本
となる設計などにつ
いて、行政と意見交換
する。
・設計前から施設
の利用団体とし
て、地域の見本
となる設計など
について、行政
と意見交換す
る。
・専門の団体等は、
設計などに対し
て意見を述べ
る。
・公共施設の建築等に当たっては、
設計前から、地域の見本となるよ
うにするため、計画づくりから市
民参加を実施し、意見を聴き、計
画に反映する。
・同左
・市内外者への観
光ガイドを推進
する。
・歴史的建築物を含む幅広く景観資
源のデータベース化を図る
・三浦市の歴史に関して、イベント
の開催などを通して啓発普及を
行う。
・地域景観が何か
ということを明
確にする。
・事業者団体も団
体間で景観的に
よい建築物の形
態・色彩に関し
て意見交換をす
るなどの取組み
を実施する。
・建築物の建築等に当たって、周辺
景観と調和するように誘導する
ような建築指導マニュアルなど
を作成し、市民などに周知する。
・歴史的な建築物を含む
景観的によい身近な
建築物などについて、
行政に情報提供を行
い、市のデータベース
化に協力する。
・ 個人の 意見 だけでな
く、周辺景観との調和
に配慮した形態・色彩
を採用する。
2
・身近な雑草の管理がさ
れていない空き地や
空きスペースについ
ては、所有者自身が草
刈りなどの管理を行
う。
・身近な場所につ
いては、地域が
草刈りなどの作
業を実施する
・
・草刈り等をすることによって、よ
りよい景観づくりができること
を住民などへ周知することで意
識啓発を行う。
・草刈り道具などの支援や草刈り活
動することでよりよい景観づく
りを行った市民や団体などを表
彰する仕組みづくりを行う。
・プランター活用や寄せ植えなどの
教室の実施。
・現状の条例や景観等に
対し意見を提示
・同左
・事業者の団体を
利用して規制
・市民参加で条例化を図り規制
・個人の立場からも空き
家・空き店舗対策に関
する活動に積極的に
参加
・地域で組織を立
ち上げ巡回活動
を実施
・空き家、空き店
舗が出ないよう
活性化を図る
・
・朽ちているなど地域住民などに被
害が出そうな空き家については、
このような状況を解消するよう
な条例化を図り、制度上の支援を
行う。
・市で定められたゴミ出
しルールの遵守
・ゴミ出しルール
違反者に対し、
自治会で指導す
ることが重要
・
・ゴミ処理がし易い環境づくり(ボ
ックスの提供など)を行う。
・ゴミ出しルールを市民参加で検討
する。複数の原案を市が作成し各
自治会で検討する。
・個人単位でも自然環境
保全活動に参加
・自治会として自
然環境の保全活
動に参加
・自然環境保全に
関する専門的な
知見、技術の提
供
・自然環境保全を目的とした条例化
を図り規制
・自然環境保護を目的とした話合い
の場を作る
・自然環境保全に関する情報発信
・個人の立場から地域景
鉄塔・電線、
観に関心をもって意
見提示
狭小な歩道、
・地域(自治会)
の立場から地域
景観に関心をも
って意見提示
6
雑草の管
理がされて
いない空き
地や空きス
ペースにつ
いて
7
野立て看
板について
8
空き家・空
き店舗につ
いて
9
ゴミステ
ーションに
ついて
10
自然環境
の保全につ
いて
11 その他
(自動販売機、
身近な緑)
3
・モデル地区を作り良好な景観につ
いての意識啓発
(2)検討事項2:検討に当たって出された各参加者からの意見
(ア)各主体による景観まちづくりに向けた協力のあり方に関する意見の結果
市民(個人)で行う
活動
今後の
景観まちづくりに
向けた協働のあり方
・ 市域や身の回り
の景観に関する
学習を行うとと
もに、シンポジウ
ム等に参加する
などして、景観に
関しての意識向
上を図る。
地域・団体(グループ)で行う活動
団体
自治会(区・班 等)
・ 自治会単位でも景
観に関して意見を
とりまとめ、行政
機関とともに景観
まちづくりを行
う。
ただし、自治会毎
の景観に対する
考え方の温度差
を考慮する。
行政が行う活動
(ボランティア・NPO 等)
・ 業界団体等を巻き
込んで、息の長い
景観まちづくり活
動を展開する。
・ 景観は市民の共有財産
としての意識付けや、き
っかけづくりのために、
景観形成に関する意識
啓発を行う。
・ 市民参加が可能な景観
検討を行う場の仕組み
をつくる。
・ 将来的には、景観市民
会議(仮称)を立ち上げ、
市民、地域・団体からの
参加者を得ながら市域
の景観を検討する体制
をつくる。
(イ)今後の景観まちづくりに対する各参加者からの意見
① 三浦市の現状では、景観形成にあたり、いきなり、市民(個人)
、地域・団体、行政の三位一
体で景観まちづくりに関する検討体制を組織することは難しいのではないか。
② まず、なによりも市民や自治会、団体等に対する意識啓発が重要であり、行政からの積極的
な情報発信やデータベースの構築による情報活用ができる仕組みづくりが必要ではないか。
③ 例えば「三浦の景観 100 選」のような全市民が参加できるようなイベントの開催を通じて、
市民の意識啓発をさらに促進する方法もある。
④ 意識啓発活動や景観に関する情報発信を継続的に行う中で、市民等の景観に関する意識の変
化を見届ける。
⑤ 例えば、市の職員が各自治会等にアプローチをして、地域ごとの景観形成方針を市民協働で
構築するといった方法もあるのでは。
⑥ 将来的には、市民、地域・団体、行政が参加する景観市民会議(仮称)を立ち上げ、本市の
景観形成について検討し、望ましい景観の将来像について共有を図る体制をつくる必要があ
る。
4
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