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受賞者紹介冊子 - Japan Venture Awards 2017
挑戦する起業家の頂点 ついに決定!! 受賞内容のご紹介 Japan Venture Awards 2015 【 募 集 】平成26年9月10日~10月29日 / 応募152件 【表彰式】平成27年2月17日 於:六本木ヒルズ森タワー ■ 事業内容・目的 ■ 表彰式の様子 「Japan Venture Awards(以下JVA)」は、社会性、先進性、⾰新性、地域性、国際性、技術性等 に優れた事業を⾏い、リスクを恐れず挑戦する起業家を表彰する制度です。 今回のJVA2015では15名を表彰し、平成12年のスタート以来、これまでのべ241名の受賞者を送り出し ています。地域経済と雇⽤を⽀える“創業”や、将来の⽇本経済を牽引する“ベンチャー”企業の経営者の皆 様を、ロールモデルとして広くご紹介することで、創業機運を⾼め、我が国における創業の促進を図ります。 ■ 開催概要 名 称 表彰式 主 催 後 援 : : : : Japan Venture Awards 2015(JVA2015) 平成27年2⽉17⽇(⽕) 六本⽊ヒルズ森タワー49階 六本⽊アカデミーヒルズ 独⽴⾏政法⼈中⼩企業基盤整備機構(中⼩機構) 経済産業省中⼩企業庁 他 ■ 募集対象・表彰の基準 ▲ JVA2015受賞者記念撮影 【 募集対象 】 創業後概ね15年以内であり、⾼い志を持ち、⾃⽴する中⼩企業などの経営者⼜は代表者 ※ 社歴に関わらず、経営の多⾓化や事業転換により、新事業を展開した場合を含む。 【 表彰基準 】 1 新規性・⾰新性 2 成⻑性・将来性 3 経営者の資質 4 社会的な影響度 ▲ 経済産業大臣賞を岩井政務官より授与される手島氏 ▲ 公開プレスカンファレンス (トライフ 代表取締役) JVA2015 審査委員会 ■ 表彰名 経済産業⼤⾂賞 事業内容、活動実績、経営者の資質や社会的な評価(貢献度)等を総合 的に評価の上、他の企業の模範として相応しい極めて優秀な経営者 中⼩企業庁⻑官賞 事業内容、活動実績、経営者の資質等を総合的に評価して特に優秀な経営者 中⼩機構理事⻑賞 上記以外の優秀な事例のうち、公的⽀援制度などを活⽤し、 業績良好な企業の経営者 東⽇本⼤震災復興賞 JVA審査委員会 特別賞 上記以外に、東⽇本⼤震災の被害の影響下においても、積極的に事業を推進、 または他の被災者に対して⽀援を⾏うなど、他の企業の模範として相応しい経営者 さらに上記以外の優秀な事例について、事業その他の特徴と経営者を 総合的に評価して、テーマ別に⾏う特別表彰 有識者で構成されたJVA2015審査委員会で審査を実施しました。産学官、各界の経営者、 専⾨家で構成しております。 ※ 敬称略・順不同 委員⻑ 委員 柳 鴨野 橘⽥ ⾼乗 呉 ⻄澤 藤野 ⼆瀬 孝⼀ ⽒ 則昭 ⽒ 佳⾳利 ⽒ 正⾏ ⽒ 雅俊 ⽒ ⺠夫 ⽒ 英⼈ ⽒ 克規 ⽒ ⽇本ベンチャー学会 理事 (独)科学技術振興機構 理事 (株)フラジュテリー 代表取締役 (株)チップワンストップ 代表取締役社⻑ (株)TNPパートナーズ 代表取締役社⻑ (独)中⼩機構 経営⽀援部 イノベーションナビゲーター レオス・キャピタルワークス(株) 取締役・CIO (株)悠⼼ 代表取締役社⻑ 手島 大輔 取締役副社長 氏 01P 株式会社すららネット 阿部 正彦 氏 02P 06P 引地 恵 福田 光男 氏 03P 07P 井下 孝之 大西 直規 04P 08P 角田 健治 小林 泰士 氏 04P 05P 特定非営利活動法人クロスフィールズ 代表理事 代表取締役社長 氏 マーケットエンタープライズ 代表取締役 氏 iHeart Japan株式会社 代表取締役社長 氏 株式会社 代表取締役 株式会社ホワイトプラス 代表理事 氏 岡山県青果物販売株式会社 代表取締役 一般社団法人WATALIS 代表取締役社長 湯野川 孝彦 株式会社ライトニックス アクテイブ株式会社 株式会社トライフ 代表取締役 氏 09P 小沼 大地 氏 10P ※ JVA審査委員会 特別賞の賞名は、各受賞者のページにてご覧ください。 株式会社ホスピタリティ・ワン 株式会社仙拓 代表取締役 代表取締役社長 佐藤 仙務 株式会社スパーテル 氏 11P 高丸 慶 株式会社サラヴィオ化粧品 代表取締役 氏 12P 橋本 昌子 スリープウェル株式会社 代表取締役会長 氏 13P 濱田 茂 代表取締役 氏 14P 吉田 政樹 氏 15P 氏 名 手島 大輔 Daisuke Teshima 会社名・役職 株式会社トライフ 所 〒 231-0003 在 地 創業のきっかけ 代表取締役 神奈川県横浜市中区北仲通3-33 関内フューチャーセンター 障がい児を授かり障がい者の収入の低さや親亡き後問題を知り、また末期癌に冒された父の口腔内トラブルに直面、 そして研究者との出会いから、高齢者の健康長寿と障がい者の仕事創出という社会課題の解決を目指す事業の立ち上げ を決意しました。 座右の銘 事 業 内 容 会社概要 日本の乳酸菌研究とバイオテクノロジー技術により、従来の合成殺菌剤や抗生 物質に代わる天然抗菌剤として注目される抗菌ペプチド「バクテリオシン」を 世界で初めて医療・化粧品用途への道を拓いたバイオベンチャー。 この人や環境に優しい革新的な研究・技術・製品を活用し、人類の健康に寄与、 また事業を通して障がい者の仕事を創出する等の取り組みを、高齢者国家を代 表する日本から世界に展開していくバイオ × ソーシャルベンチャーです。 プロフィール 製品またはサービス概要 口腔ケアが困難な方の口腔内のトラブル原因菌の殺菌を、体内吸収しても安全 な成分で、負担なく行いたいというニーズに対し、九州大学等と開発した、世 界最先端の乳酸菌バイオテクノロジー技術による新しい天然抗菌剤「ネオナイ シン」を配合した、飲み込んでも安心な100%天然原料のオーガニック口腔 ケア製品「オーラルピース」を、リーズナブルな価格で提供。国内でも9兆円 を超え増加する高齢者介護コストを引き下げると共に、収入が限られる全国の 障がい者が販売や生産に携わり仕事と収入を創出する事業を、またこれら新規 バクテリオシンを活用した様々な事業を日本から世界に展開して参ります。 受賞ポイント ▲ オーラルピース 歯磨き&口腔ケアジェル (75g、1,000円税別、約2か月半分) オーラルピース マウスプレー&ウォッシュ (30ml 1,000円税別、約2か月半分) 口腔ケア用製剤「ネオナイシン」を配合した、水と植物性原料のみで作られるオーラルピースは、口腔内を殺菌しながら飲 み込んでも安全に消化できる革新的製品。高齢化社会での口腔ケアニーズは大変高く、社会的意義も高い。障がい者雇用と 収入向上に取り組むモデルも高く評価。 01 1970年東京都生まれ。 トーマツコンサルティング株式会社等の 勤務を経て、2005年ベンチャー企業 にてオーガニックコスメブランドの立ち 上げを行う。 ゼロベースから発売後9ヶ月にて市場価 格で約10億円の売上とし株式上場に貢 献。 2006年株式会社トライフ設立。国内 外にて複数のソーシャルブランドを立ち 上げる。 2009年ボランティア団体の立上げを 行い、障害者施設のマーケティング支援 活動を開始。 2013年よりバイオ・ソーシャルベン チャーとしての自社事業、オーラルピー ス事業を開始。 明治大学法学部卒、中小企業診断士。共 著書「マーケティング戦略ハンドブッ ク」(PHP研究所)。 氏 名 阿部 正彦 Masahiko Abe 会社名・役職 アクテイブ株式会社 所 〒 278-8510 在 地 創業のきっかけ 取締役副社長 千葉県野田市山崎2641 東京理科大学内 工学に身を置く者として,学んだ学問を基礎とし、大学発の技術を広め社会発展に貢献するために 大学発ベンチャー企業を創業しました。 事 業 内 容 座右の銘 会社概要 ① 大学発の技術を広く社会に還元し、大学発ベンチャー企業として大成し学生 に起業の夢を与える。 ② NVC(ナノベシクルカプセル)技術を通し地球環境保全に参画、社会に必 要とされる企業となり、社業の維持発展を通し国家社会へ貢献する。 ③ 高度な技術力・探求な研究開発力・品質管理を堅持し、人々や企業の信頼を 得て社会の発展に貢献する。 ④ 社員の人格と創造性を尊重し、自己実現の場を提供することにより人格を育 成し、活力あふれる企業を目指す。 プロフィール 1947年生まれ。 製品またはサービス概要 NVC技術による高機能材料 【CO2削減材料】 CO2削減ラベル、CO2削減ポリ袋、CO2削減ストレッチフィルム:燃焼 時のCO2の発生を約60%削減。粘着ラベル、自治体ごみ袋、新聞回収袋、 産業用梱包材など 【生分解性材料】 生分解性疑似餌:自然環境下で完全分解する釣用疑似餌 【機能性フィルム】 炭酸カルシウム充填フィルム:炭酸カルシウムを50%充填 ▲ストレッチフィルム ▲ 新聞回収袋 東京理科大学大学院工学研究科工業 化学専攻修士課程修了後、大学に残 り工業化学科助手、実験講師、助教 授、教授を務める。 現在同大総合研究機構教授(工学博 士)。 2007年、東京理科大学発ベン チャー企業としてアクテイブ株式会 ▲ 自治体ごみ袋 ▲ 粘着ラベル 社を創業し大学に認可される。 NVC技術を中心に、ニーズに合わ せた各種高機能性材料を開発、20 受賞ポイント NVC(ナノベシクルカプセル)技術をコアに展開する高機能性樹脂やエコロジー事業が環境問題にも大きく寄与する点を 高く評価。従来にない独自の機能性材料は多様な用途開発の可能性があり、大学発ベンチャーの成長モデルとして今後の事 業拡大が期待される。 02 13年には福島県に工場を開設し、 製造、販売まで手がける。 氏 名 福田 光男 Mitsuo Fukuda 会社名・役職 株式会社ライトニックス 所 〒 662-0812 在 地 創業のきっかけ 代表取締役 兵庫県西宮市甲東園2-2-6 医薬品・医療機器と両社を経験。内視鏡等を取り扱ううち、“金属ではない針、溶ける手術糸があるならば抜く必要のない 溶ける注射針があってもいいのではないか”と発想し、2002年ライトニックスを設立しました。 事 業 内 容 座右の銘 会社概要 ライトニックスは 2002年に環境と人にやさしい医療機器の開発を目指し 立ち上げたベンチャー企業です。 研究の結果、2012年に世界初の植物生まれの樹脂製ランセット針の完成に いたり、厚生省の承認を受け材料からすべて Made In Japan のランセット針 を販売。 地域に根ざした企業活動を通じて、さらなる医療の発展のため、様々な分野で の応用を視野にいれ、研究開発に努め、より価値の高い医療の実現をめざして います。 プロフィール 1950年生まれ今年65歳の代表。 ▲ 先端が細かいギザギザ状。皮膚との接触面積が少ないために 刺されても痛みがない蚊の針の仕組みを模倣。 製品またはサービス概要 弊社製品『ピンニックスライト』とは、血糖値測定の際などに使用する、穿刺 器具と穿刺針を一体化したディスポーザブルタイプのランセット。 植物性樹脂を針の原材料として使用したことにより、弾力性に優れ、人体への 影響の無い針を実現している。また、各ランセット一つ一つを完全密封個包装 にし、清潔で滅菌性を確保。樹脂製であることから、使用後の焼却処分が可能 となり、感染問題、増加する医療廃棄物などの社会問題に対しても配慮してい ます。 大学を卒業後、製薬会社、医療機器 メーカーに約30年勤め、2002 年に独立。医療ベンチャー「ライト ニックス」を設立した。 10年間の研究・開発の末、201 2年3月に世界初の樹脂製採血針 「ピンニックスライト」の販売に至 ▲二次使用できない構造のため使用後に触れても刺さることがなく、 二次感染のリスクを低減。 る。 現在、アメリカ、フィリピン、シン ガポール等の海外の薬事承認を受け Made in Japan 製品として販売を 受賞ポイント 世界初の植物樹脂製採血針を開発・製品化した点を評価。針形状の高い加工技術により従来の金属針に比べ痛みを軽減。患 者の負担軽減と医療廃棄物問題の両方の解決に貢献する等、社会的意義も高い。採血だけではなく、ワクチン等の投薬用針 への応用をはじめ、海外展開も期待される。 03 進めている。 氏 名 大西 直規 Naoki Ohnishi 会社名・役職 岡山県青果物販売株式会社 所 〒 700-0866 在 地 創業のきっかけ 代表取締役 岡山県岡山市北区岡南町2-3-1 岡山県経済連に勤務していましたが、JA系統の再編対策が進む中にあって全農と統合という整理となったことから、 県内に於ける事業の完結を鑑み、加えて専業農家に対する付加価値の提供を目的として創業を決意しました。 事 業 内 容 座右の銘 会社概要 創業当初から6次化を進めてきました。中核を成し製品製造から卸、販売まで担 う「岡山県青果物販売㈱」、そして自社店舗網を管理する「㈱フルーツ・ジャパ ン」素材を長期保管できるように1次加工を行う「岡山県農産食品加工㈱」、そ して素材生産を担う農業生産法人の「㈱フルベジファクトリー」、の4社体制で 農業素材から中間加工,加工食品製造,自社店舗網での販売とこだわり感の強い 商品を強みとしています。 プロフィール 製品またはサービス概要 生鮮果実はアライアンス農家を中心としたものに非破壊糖度センサー等での一定 の基準をクリアしたものについて出荷するシステムを自社で構築しており、主に 百貨店を中心とした小売流通業に産直ギフトとして取引されています。 また製造商品は、概ね加工果実派生商品で取引先限定のOEM製造や自社店舗商 品に仕向けられています。 自社店舗網ではフレッシュフルーツ派生商品を店内でスイーツ化し鮮度感を演出 しながら販売しています。 受賞ポイント ▲ 製造商品は、フルーツコンポート、コンフィチュール、ジュレ、ジェラート、缶詰、 ゼリー、プリン等あり、多様な容器での展開を得意としています。 ▲ グループ全体で販売チャネルの拡大とブランド化を推進 6次産業化成功のビジネスモデルとして高く評価。青果ギフト主体から加工品製造業を第二創業することで事業多角化を 図ったモデルも示唆に富む。離島での地域資源活用や農商工連携、過疎地での産業雇用創出、町屋古民家の再生など地域活 性化への取り組みに加え、海外展開についても期待される。 04 昭和31年(1956年)に生まれ、 昭和54年に岡山県経済連に入会し、 園芸部門を中心に歩み、平成13年 全農との統合を機に退会し、創業。 創業目的は「青果物における生鮮品 と加工品の融合」で、「事業の垂直 統合(現在の6次化)」。そして、 市場を経由しない青果物流通を目的 にアライアンス生産農家を拡大させ ながら百貨店を中心とした小売流通 業との直接取引を増加させてきた。 平成18年に天候災害によって、主 力取扱の岡山県産桃の大減産に遭遇 し、第2創業として食品製造業に業 態を転換させている。 現在、輸出を目的に農林漁業成長化 支援機構のファンドの導入を目指し ている。 氏 名 小林 泰士 Yasushi Kobayashi 会社名・役職 株式会社マーケットエンタープライズ 所 〒 130-0014 在 地 創業のきっかけ 代表取締役 東京都墨田区亀沢3-3-14 「Win Winな商売がしたい」 「主体的な組織で仕事がしたい」 という想いを持ち、23歳で100万円を握りしめ独立。 「Win Winの関係が築ける商売を展開し、商売を心から楽しむ主体者集団で在り続ける」 を理念に掲げ、社名を 「市場創出」 とするマーケットエンタープライズを創業しました。 事 業 内 容 座右の銘 会社概要 「More Reuse!(もっとリユースを身近に!)」を長期ビジョンに掲げ、 「Reuse」×「EC」の領域においてサービスを提供。設立以来、8期連続の 増収増益。 26の買取専門のバーティカルメディア「高く売れるドットコム」の運営と、 総合リユースECとして国内No.1の売上を誇る「安く買えるドットコム」を運 営。自社開発の独自システムを開発し、現在5都市にフルフィルメントセン ターを展開。 プロフィール 製品またはサービス概要 26の買取専門バーティカルメディアを展開し、リユース品の買取・販売サー ビスを提供。 事前に買取価格を提示するコンタクトセンターを運営し、月間2万人以上の利 用者を誇る。 お買い取りした商品は、全国5都市のフルフィルメントセンターで管理し、独 自開発の在庫連動システムを活用することで、ECでの販売力・効率化を高める。 在庫回転率は年間約14回転と従来リサイクルショップの約3~4倍となる。 受賞ポイント ▲ 「Reuse」×「EC」の領域で、ネット型総合リユース事業を展開。 ネット型総合リユース事業のパイオニアとして国内No.1の実績。月間20,000件以上の買取依頼をコンタクトセンターで事 前査定する仕組みを確立する等、従来にないリユースサービスを実現。独自のマーケティング力とシステム開発を高く評価。 循環型社会への貢献や今後の海外展開も期待される。 05 1981年生まれ。 2003年東洋大学工学部を卒業。 2003年ベンチャー企業に就職。 2004年、退職と同時に事業をス タートし、2006年に㈱マーケッ トエンタープライズを設立。 中古電子機器のECを展開し、廃棄 されていた残量93%以上のカメラ 内蔵電池を販売。 次いで運営受託型のフリーマーケッ ト事業では37都道府県で800開 催し、同時にネット型リユース事業 を開始する。 こうした度重なるビジネスモデルの 変更を経て事業をスケールさせる。 ※フリーマーケット事業は2013 年10月に事業譲渡。 氏 名 湯野川 孝彦 Takahiko Yunokawa 会社名・役職 株式会社すららネット 所 〒 101-0047 在 地 創業のきっかけ 代表取締役社長 東京都千代田区内神田1丁目7番8号 大手町佐野ビル5階 東証一部上場会社の新規事業担当役員だった湯野川は、教育事業に参入した時、業界の問題点に気づき、 ジュニア向けeラーニングを開発。しかし、会社の経営不振により事業の継続が危うくなり2010年に事業を 買い取り独立しました。 事 業 内 容 座右の銘 会社概要 世界の子ども達に、適切な学習機会を安価に提供し、所得格差による教育格差、機会格差を解決するのがビジョンです。 最先端のアダプティブなeラーニング「すらら」と、企画・制作からマーケティング、顧客フォローまですべて自社で行う機敏な事業運営 が強みのベンチャー企業です。学習塾や私立学校、NPOを通じて「すらら」を全国と海外の生徒に提供しています。 アジア新興国の子ども達に向けたプロジェクトもスタートしました。 プロフィール 製品またはサービス概要 1960年生まれ。 「すらら」は、アニメキャラクターによる根本理解にこだわった 対話型のレクチャーと、個々の学力にフィットした難易度で出題 されるドリル、生徒の「つまずき」を自動判定する独自技術を備 えた最先端のアダプティブなeラーニングです。 高学力生徒はもちろん、偏差値30前後の生徒でも楽しみながら 集中できます。 学校や塾それぞれの状況に応じた最適なオペレーションを提案・ 推進するコンサルティング力も保有し、ネットとリアルの両面に 強みを持ちます。 大阪大学基礎工学部卒。 ㈱日本エルシーエー執行役員の後、 ㈱ベンチャー・リンク常務執行役事 業開発本部長として数多くの新規事 業を立ち上げる。 2004年に教育事業に参入し、 2005年にeラーニング事業を社 ▲ 中学版数学の画面 ▲ トップ画面 内起業した。 事業責任者として、eラーニング事 業を運営し、2010年に自ら事業を 受賞ポイント 「対話型アニメーション」方式のeラーニングで、難易度コントロール機能やつまづき診断機能等、従来にはない革新的 サービスにより低学力層の基礎学力向上を実現している点を高く評価。また貧困問題等による子どもの教育格差の是正を行 う展開は社会的意義も高く、今後の事業拡大が期待される。 06 買い取り独立した。 氏 名 引地 恵 Megumi Hikichi 会社名・役職 一般社団法人WATALIS 所 〒 989-2351 在 地 創業のきっかけ 代表理事 宮城県亘理郡亘理町字中町22 震災で崩壊したコミュニティの再構築。就労に制約のある女性達が自らの持つ技術を活かし、より輝ける人生を歩むため のフィールドづくり。『みやぎらしい女性の就労モデル』 を創り、自らの手で地域課題を解決したいと思い創業しました。 事 業 内 容 座右の銘 会社概要 東日本大震災の被災地域である宮城県亘理町において、着物地を再利用した手しごとによる商品を企画・販売し、地域経済活性化の一助と する。 受け継がれてきた地域の文化や人々の思いを商品という形にし、様々な世代の地元の女性たちがその製作者となることで、地域社会が潜在 的に持つ高齢者の知恵や縫製技術などの人的パワーを掘り起こし次世代に受け継ぎながら、既存の枠組みを越えた新たな地域コミュニティ を創り持続発展させている。 製品またはサービス概要 全国から寄せられた着物地を宮城県亘理町の地域の女性達 の手で加工し、『FUGURO(ふぐろ)』などのリメイク 雑貨商品を企画・製造・販売。 着物地を素材として、デザインと技術力で価値を高めて再 び市場に出す「アップサイクル文化」を醸成している。 ▲ 地域に受け継がれた返礼文化や縫製技術の象徴で あるFUGUROをはじめ、着物地を素材としたさまざまな 雑貨を製作。 受賞ポイント ▲ 着物地の価値を高めて再び世に出すアップサイクル 文化を醸成。 中古着物生地によるリメイク雑貨と拡大販売可能な商品の製造販売。ビジネス拡大で被災地域のコミュニティの再生と雇用 創出に貢献している点を高く評価。リサイクル素材の価値を高めて再び市場投入するアップサイクル文化のさらなる醸成も 期待される。 07 プロフィール 1968年生まれ。 宮城教育大学大学院卒業。 大日本印刷株式会社勤務を経て宮城 県亘理町職員となり、社会教育主 事・学芸員として地域づくりや民俗 調査に関わる。 2012年3月に退職し2013年4月 亘理町に一般社団法人WATALISを 設立。 2014年度内閣府地域活性化伝道師。 2013年復興庁主催 REVIVE JAPAN CUP 大賞、eco japan cup 入賞。 2014年第3回DBJ女性新ビジネス プランコンペティション震災復興賞 受賞。 亘理町史民俗編調査・執筆者。 氏 名 井下 孝之 Takayuki Inoshita 会社名・役職 株式会社ホワイトプラス 所 〒 150-0002 在 地 創業のきっかけ 代表取締役社長 東京都渋谷区渋谷1-11-1 COI西青山ビル3階 ソーシャルメディアの普及に伴い、様々な世界に気軽にアクセスできるようになり、新たなコミュニケーションが確立されました。しかし、 「ライフサービス」 に目を向けてみるとインターネットにおけるイノベーションからは程遠く、未知なる可能性を秘めています。「ライフサービス ×WEB」 で世界のライフスタイルをより豊かに、より強固で価値のある繋がりを作っていくことが使命だと考え創業しました。 事 業 内 容 座右の銘 会社概要 当社は「ライフサービス×WEB」で新しい日常(価値)を創造するため、現在下記のサービスを運営しています。 「宅配ネットクリーニング/Lenet(リネット)」「ネット型宅配トランクルーム/HIROIE(ヒロイエ)」Lenetは、2014年12月で会員数10万人を突破。 「ライフサービスのWEBポータル」となり、子育てや仕事に忙しい方たちのワークライフバランスをより豊かなものにし、高齢化の進展、単身者世帯の増加 に対して生活支援の一つとして社会に貢献していきます。 プロフィール 製品またはサービス概要 1982年12月21日、大阪府生 ■「宅配ネットクリーニング/Lenet(リネット)」 お客様とクリーニング工場を直接繋ぎ、店舗に荷物を持込む時間は必要あ りません。いつでもどこでも、PCやスマホでクリーニングの宅配が申込 めるサービスです。 まれ。 2005年神戸大学工学部を卒業後、 2006年同大学大学院へ。 ・無料シミ抜き ・プレミアム会員(有料)は最大35%OFF ・WEBスタンプがたまると様々な特典付与 生きていた証を世に残したいと在学 中に起業を決意し、会社経営を早く ■「ネット型宅配トランクルーム/HIROIE(ヒロイエ)」 お客様とトランクルームを繋ぎ、荷物の梱包、持ち運びなどは専門スタッ フが行いますのでお手間は不要です。荷物の引出しなどもPCやスマホか ら簡単に申込めるサービスです。 学ぶため大学院を中退。 2007年新卒で入社予定であった 株式会社エス・エム・エス(東証1部: 2175)に2006年入社。 ・初期費用(敷金・礼金等)不要 ・大型家具OK、預け品はWEBで確認可能 ・月額保管料 3,980円(0.2畳)~ 入社後、人材紹介コンサルタント、 経営企画室、新規事業部を経て、 2009年に同社を退職。 受賞ポイント 24時間365日、必要な分だけ、いつでもどこでもネット注文できる日本初のクリーニングサービスの実現を高く評価。 一般にクリーニング業は地域密着型で商圏も限定的だが、高い品質と利便性を背景に商圏を全国拡大することに成功。今後 の事業拡大が期待される。ライフスタイルの多様化にも貢献する。 08 株式会社ホワイトプラスを設立し現 在に至る。 氏 名 角田 健治 Kenji Kakuta 会社名・役職 iHeart Japan 株式会社 所 〒 606-8507 在 地 創業のきっかけ 代表取締役社長 京都府京都市左京区聖護院川原町53 京都大学メディカルイノベーションセンター 日本にはGenentechのようなバイオベンチャーの大成功事例が無いのが問題だと考えていた角田が、ベンチャーキャピタル 業界の知人から京都大学iPS細胞研究所の山下潤教授を紹介されたことがきっかけで起業に至りました。 事 業 内 容 座右の銘 会社概要 山下教授の研究成果である「iPS細胞から心血管系細胞を作り出す技術」を 基盤とする大学発バイオベンチャー。 京都大学から関連発明5件に関する知財を譲り受け、再生医療等製品や研究用 細胞製品の開発を行っている。 研究用細胞製品についてはタカラバイオ株式会社と提携しており、NEDOイ ノベーション実用化ベンチャー支援事業に採択された。 再生医療等製品についてもNEDO(立体造形による機能的な生体組織製造技 術の開発)事業を受託している。 プロフィール ▲ 細胞医薬品 製品またはサービス概要 ① ② iPS細胞から分化誘導した心筋細胞、内皮細胞、壁細胞を配合した細胞 医薬品。心臓に直接貼付し、拡張型心筋症などの重症心不全の治療に用い る。 iPS細胞から分化誘導した心筋細胞、内皮細胞、壁細胞を応用した リサーチ・ツール。心臓安全性評価試験などに用いる。 ▲ リサーチ・ツール 受賞ポイント iPS細胞から心血管系細胞を作り出す技術を基盤とする大学発バイオベンチャーとして、iPS細胞を応用した細胞医薬 品開発という他家移植での免疫拒絶の問題を解決する最先端技術の実用化に向けた取り組みに高い評価。再生医療分野への 革新的効果が期待される。 09 ビジネス・キャリアを開始したP&Gを 退職した後、ベンチャーキャピタル業界 へ転身。以来、8年にわたってバイオベ ンチャーを対象としたベンチャー投資を 担当。 アント・キャピタル・パートナーズ在籍 時の約4年間には主に日本で、三井物産 グローバル投資在籍時の約4年間には欧 州、米国を中心に中国、ブラジル、イス ラエル、シンガポールなどで広範に活動 した経験を持つ。 2013年4月、iHeart Japan株式会社 を設立し、代表取締役社長を務めている。 また、東京大学アントレプレナー道場、 成城大学ベンチャービジネス論などで講 義を行うなど、後進の育成にも熱心に取 り組んでいる。 京都大学農学部卒業、京都大学大学院農 学研究科修士課程修了、修士号取得。 氏 名 小沼 大地 Daichi Konuma 会社名・役職 特定非営利活動法人クロスフィールズ 所 〒 141-0031 在 地 創業のきっかけ 代表理事 東京都品川区西五反田3-8-3 町原ビル3F 青年海外協力隊として中東シリアで活動していた際、NPOに出向してきたドイツ人経営コンサルタントと一緒に働いた経験 がきっかけです。彼らがビジネスの力でNPOの活動を改善し、同時に、情熱を持って働くようになった姿を見て、これを日本 企業にも展開したいと考えました。 事 業 内 容 座右の銘 会社概要 『すべての人が、「働くこと」を通じて、想い・情熱を実現することのできる 世界』、『企業・行政・NPOがパートナーとなり、次々と社会の課題を解決 している世界』の実現を目指し、留職プログラムや社会イノベーションワーク ショップの企画・運営を通じて『社会の未来と組織の未来を切り拓くリーダー を創ること』をミッションとするNPO法人。 プロフィール 製品またはサービス概要 企業の社員を数カ月間に渡って新興国のNPOに派遣し、本業のスキルを活か して現地の社会課題の解決に向けて活動する「留職」プログラム。 現地社会の発展に貢献すると同時に、企業側としては、新興国を肌感覚で理解 することで新たな事業を創出することや、グローバルな環境で活躍できるリー ダーを育成することができる。 2015年2月現在でパートナー企業は20社まで拡大。インド・インドネシ ア等、アジア6ヶ国に既に約50人の派遣実績がある。 受賞ポイント ▲ インド・村落部の小規模小売店を流通面で支援する社会的企業で、留職に取り組む NECの研究者 留職の事業モデルを高く評価。企業人が新興国NPOとともに、本業のスキルを活かし社会課題解決に挑むプログラムはユ ニークで革新的。グローバル人材の育成に貢献する。未来を切り拓くリーダー育成、現地理解、社内活性化等の多くの効果 を生み出していて、今後の事業拡大が期待される。 10 1982年生まれ、神奈川県出身。 一橋大学社会学部・同大学院社会学 研究科修了。 青年海外協力隊(中東シリア・環境 教育)に参加後、マッキンゼー・ア ンド・カンパニーに入社。同社では 人材育成領域を専門とし、国内外の 小売・製薬業界を中心とした全社改 革プロジェクトなどに携わる。 2011年5月、共同創業者の松島 由佳とともにNPO法人クロス フィールズを創業。 世界経済フォーラム(ダボス会議) のGlobal Shapersに2011年よ り選出。 氏 名 佐藤 仙務 会社名・役職 株式会社仙拓 所 〒 477-0032 在 地 創業のきっかけ Hisamu Sato 代表取締役社長 愛知県東海市加木屋町愛敬123ー2 「動くのは右手と左手の親指だけ」 10万人に1人の難病の私に働く場所はありませんでした。 でも 「僕だって働きたい」 という気持ちを捨てられず、同じ難病を抱える幼馴染と2人で 「働く場所がないなら自分たちで 会社を作ろう」 と起業に至りました。 事 業 内 容 座右の銘 会社概要 ○ 株式会社仙拓 Webサイト制作とデザイン名刺の作成が主な業務。 在宅・短時間勤務といった勤務体制を積極的に導入し「重度障がい者の働ける会社」 として社員を積極的に雇用。 ○ 一般社団法人日本ピアカウンセリングアカデミー スカイプによるメンタルケアを提供する(株)エクセリーベと合同で設立。健常者と同等 の収入を得られる仕事創出を目的に、障がい者自身とそのご家族向けのピアカウンセ リング事業、障がい者雇用に取り組む法人向けの相談・コンサルティング事業を展開。 プロフィール 1991年生まれ。愛知県立港特別 支援学校を卒業。 製品またはサービス概要 ピアカウンセラーも相談者も、自宅からも使えるTV電話を使って3つのサービスを提供。 ○ ピアカウンセリングサービス「るくぴあ」 障がい者自身やそのご家族がお持ちの悩みや不安を、障がい者を中心とするピアカウン セラーが優しく受け止めます。 ○「るくぴあ」法人・団体プラン 障がい者雇用に取り組む企業の担当者や障がい者自身の悩みや不安を解決へと導きます。 ○「るくぴあ」での対応ピアカウンセラーの養成講座 「自身の障がいそのものを強み」とするピアカウンセラーを養成します。 2011年 (合)仙拓の代表社員に就 任。2013年同社退職。 同年に(株)仙拓の代表取締役社長に ▲ 実際のピアカウンセリング風景 就任。 2014年 子会社でアプリ制作の 一般社団法人 日本ピアカウンセリングアカデミー (略称.JPA) ※ 設立手続中 (株)ムーンパレットの取締役と日本 ピアカウンセリングアカデミー校長 に就任。 障がい者の法定雇用率の引き上げ、 労働者不足など、障がい者の雇用・ 戦力化が今後ますます注目される中、 受賞ポイント 重度障がい者であるハンデをものともせず、名刺デザインやWeb制作をはじめピアカウンセリングのマッチングサイト 「るくぴあ」を通じ就業支援、雇用創出を行っている点を高く評価。障がい者の働きたくても働く機会のない現状に風穴を 開けようとする姿勢は社会的意義も高い。今後の取り組みが期待される。 11 障がい者雇用の円滑化、定着化に邁 進中。 氏 名 高丸 慶 Kei Takamaru 会社名・役職 株式会社ホスピタリティ・ワン 所 〒 105-0022 在 地 創業のきっかけ 代表取締役 東京都港区海岸2-1-18 同居していた祖父をずっと介護してきた母親にグリーフケアが必要なことがわかり、看護師による現行の介護保険制度 だけでは来るべき看取り難民問題を乗り越えられないと終末期ケアの必要性を感じ創業しました。 事 業 内 容 座右の銘 【従来】 会社概要 実費 カウンセ リング 東京都港区を中心に活動する訪問看護ステーション。 当社は介護保険と保険外サービスを組み合わせて、自宅で最期まで過 ごす伴走者として寄り添う。 お客様の8割は余命3ヶ月の末期がんの方々。 関連会社と協力してご遺族の心のケアまで考えたサービスを一気通貫 で提供。 納棺 葬儀 保険 × ご遺族の 心のケア ときのゆくままに流れ作業 プロフィール 【ホスピタリティ・ワン】 実費 カウンセ リング 葬儀 納棺 保険 ○ ご遺族の 心のケア 逆算したサービス設計 製品またはサービス概要 オーダーメイドでサービスを組み立て介護保険と保険外サービスの 併用が可能。 ● 24時間受付対応、休日訪問可能 ● 精神、難病疾患患者の看護も対応 ▲ 看護師向けセミナー 受賞ポイント 超高齢化社会を迎える中で社会課題である看取り難民問題の解決に貢献する事業モデルであり、医療保険や介護保険では対 応できなかったことを専属看護師を派遣することで応えるオーダーメイド型訪問看護サービスを確立した点を評価。社会的 意義が高く、今後の成長が期待される。 12 1982年 慶應義塾大学看護医療学 部を卒業。 同大学院にて健康マネジメント研究 科博士課程単位を取得し退学。 2005年 ジョンソン・エンド・ ジョンソン㈱に入社。 2008年 ㈱ホスピタリティ・ワン の代表取締役に就任。 2012年 (一財)訪問看護支援協会 の代表理事に就任。 同年、㈱オールアバウト「看護師」 専門家ガイドに就任。 2013年 ㈱おくりびとアカデミー の校長に就任。 商人輩出プロジェクト2008で、 最優秀賞受賞。 港区ワーク・ライフ・バランス推進 企業に認定。 氏 名 橋本 昌子 Masako Hashimoto 会社名・役職 株式会社スパーテル 所 〒 920-0362 在 地 創業のきっかけ 代表取締役 石川県金沢市古府2丁目50 薬は人類に素晴らしい功績を残しましたが、反面薬害などの問題もおこしました。薬は使い方が大切であり、薬局がその ための重要な使命をもっていると考えました。そこで薬剤師の経験をいかし、日本一親切な薬局をつくりたいと決心し、 創業しました。 事 業 内 容 座右の銘 会社概要 弊社は、創立時から事業の中心である薬局部に加えて、住宅型有料老人ホーム「ひなの家」開設を機に、老人ホームの運営、訪問看護事業に 携わる福祉事業をスタートさせました。 今後の高齢社会を見据え弊社の特長を活かして、有料老人ホームに入居された方に介護士、看護師、薬剤師、協力医が協働で、高齢者に最期 まで安心してその人らしい生活ができるよう支えています。 末期がん患者には、緩和ケア、認知症の方には、認知症ケア、その人らしい最期を迎えてもらいます。 プロフィール 1961年生まれ、薬剤師・介護支 製品またはサービス概要 援専門員、金沢大学大学院薬学博士 高齢者は疾病を抱えることが多く医療・介護を必要とする人の数 が増加します。「がん」で死亡する人が増え高齢者の介護と医療、 安らかな死を求める質の高い看取りサービスのニーズも高まりま す。 医療や介護が必要となった高齢者に医療と介護のコラボレーショ ンで、我が家のように暮らしお世話し医療を提供できる老人ホー ムの運営で、最期までその人らしい暮らしができ、ターミナルの 時には、苦痛を和らげ、良い人生だったと微笑んで最期を迎えて いただきます。 課程在籍中、病院、製薬会社、薬局 で薬剤師として20年以上勤務した あと、2007年スパーテル設立。 地域に根差した薬局を展開。 2013年有料老人ホーム「ひなの 家」、2014年訪問看護事業を立 ち上げ、薬局と介護事業のコラボ ▲ 地域での啓発講座 ▲ めざすのは認知症になっても終末期でも自分らしく 生活できる地域 レーションで地域包括ケアシステム を推進している。 2013年第12回日本商工会議所 女性会連合会「女性起業家大賞」グ 受賞ポイント 調剤薬局「てまりグループ」の展開に併せ、医師や看護師、介護士、薬剤師等の多職種連携で実践する在宅医療への取り組 みを高く評価。高齢者医療に必要なQOL(Quality of Life)だけでなくQOD(Quality of Death)も求められる中、地域 包括ケアシステムによる質の高い高齢者看取りサービスが果たす社会的役割は大きい。 13 ロース部門優秀賞受賞。 氏 名 濱田 茂 Shigeru Hamada 会社名・役職 株式会社サラヴィオ化粧品 所 〒 874-0842 在 地 創業のきっかけ 代表取締役会長 大分県別府市大字鶴見1356番地の6 コラーゲンを魚鱗から酵素反応で抽出し、アトピーなど肌トラブルを抱えた人たちが喜ばれる技術に 「無限の可能性」 を感じ、「この発酵技術を発展させ人様の役に立ちたい」 と思うに至りました。 世界一の泉源数を誇る別府温泉で発見した 温泉藻類®RG92で多くの人を救います!! 事 業 内 容 座右の銘 会社概要 温泉研究と発酵研究を基盤に、世界で初めて発見した「温泉藻類®RG 92」(特許第5676702 号)を最大限に活かした化粧品やヘルスケ ア製品の開発を行っています。研究はもとより、人材や概念においても 進化を続け、いつまでも必要とされる企業を目指しています。 「人様のお役に立ちたい」想いを形にするのは容易ではありませんが、 ヒトの体を構成する60兆個の細胞の仕組み、生命の神秘を解明するこ とで、「最先端科学の感動」をお伝えできるように励んでおります。 プロフィール 1956年愛媛県今治市生まれ。 32歳で別大住建創業、木造注文建 築会社成長ランキング全国4位獲得。 製品またはサービス概要 2006年株式会社サラヴィオ化粧 品、並びに中央研究所を設立。 温泉藻類®(温泉に生息する「藻」)を使って開発した「RG92」、 温泉酵母から生成した「加水分解酵母エキス」は、世界最高峰の学会で ベストプレゼンテーション受賞や、医学学会で講演ハイライトに採択さ れるなど学術的に認められており、これらを配合したスキンケア、ヘア ケア、ヘルスケア製品の販売を全国で展開中です。 ◀ 左から、あるじの秘湯泉(ローション)、 サラヴィオ美容液、M-1ミスト(育毛剤)、 RG92マルチアクティブローション、 RGスキンケアローション(化粧水)、 RGスキンケアセラム(美容液)、 RG92UVミルク ホワイト(日焼け止め 用乳液/メイクアップベース)、 薬用RGスキンケアローション、 RG92マルチアクティブオイル、 薬用RGアクネケアローション。 2013年「第7回世界毛髪研究会 議」(イギリス)で世界46ケ国2 50演題から民間企業単独では日本 初の最優秀プレゼンテーション賞獲 得、育毛研究ではその名が世界に知 られる。 温泉藻類®研究では日本薬学会第 133年会でハイライト集にも採択 受賞ポイント 温泉由来藻「RG92」を独自開発。抗炎症効果を持つ薬用化粧品や日本初のノンアルコール育毛剤は既に市場でも大きな 評価を得ていて、地域資源活用によるビジネスモデルとして高く評価。海外展開を含め今後の事業拡大が期待される。 14 された。 氏 名 吉田 政樹 Masaki Yoshida 会社名・役職 スリープウェル株式会社 所 〒 531-0072 在 地 創業のきっかけ 代表取締役 大阪府大阪市北区豊崎3-20-9 三栄ビル7階 産学連携コーディネーターに従事していた際、基礎研究の睡眠評価ツールであったマウス脳波計測技術に出会う。 当時の先生が、「その技術は人への応用が可能であり、睡眠医療を変える可能性がある」との説明に感銘を受け、 事業開発のプロセスを進めることにしました。 事 業 内 容 座右の銘 会社概要 医療機器の小型脳波計「スリープスコープ」を用いて、自宅で睡眠状況を簡易に計測し、睡眠の判定結果を正確に伝えるサービスを提供 している。睡眠状態を的確に評価したい食品メーカーや大学、睡眠クリニックなど、170か所以上で利用されている。 また、医療従事者の視点では、不眠を訴える患者の状態把握も可能となるサービスであり、すでに、人間ドックや睡眠クリニックなどに サービスの提供を開始している。 製品またはサービス概要 このシステムは、医療機器脳波計「スリープスコープ」を用いて 計測した睡眠脳波を分析して、睡眠の質を正確・客観的に評価で きる仕組みである。 サーバーに送られた睡眠脳波を解析し、成分特徴量から睡眠の質 を評価するもので、操作や方法が簡単でありながら医療用精密検 査と比較して、遜色ない結果が迅速に得られる。 また、睡眠時の特徴波形の出現頻度や強度により、精神疾患の有 無、及びその重篤度を評価する技術を確立し、日米で特許を取得 した。 受賞ポイント 開発した小型脳波計「スリープスコープ」を用いることで、従来問診に頼っていた睡眠検査を簡易かつ正確に計測可能とな る点を評価。蓄積データの活用で世界中の睡眠医療に客観的指標を導入できる点も画期的。精神疾患の診断への応用など、 今後の事業展開が期待される。 15 プロフィール 昭和43年生まれ。 平成5年、早稲田大学社会科学部社会科 学科を卒業。 平成22年、神戸大学工学研究科前期課 程修了。 平成5年、㈱NTTデータにおいて、ホ テル予約会計システム企画営業に1年従 事、人事労務に3年従事。 平成9年、日系コンサルティング企業勤 務において、長期戦略、ビジョン策定コ ンサルタントに従事。 平成17年、㈶大阪市都市型産業振興セ ンターにおいて産学連携コーディネー ターに従事。 平成19年、JST大学発ベンチャー創 出推進、起業家として参加。(公財)大阪 バイオサイエンス研究所に出向し、事業 開発に従事。 平成22年4月、スリープウェル㈱を設 立、代表取締役就任。現在に至る。 http://j-venture.smrj.go.jp/