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第51回八都県市首脳会議の結果について(PDF:13KB)
会 議 の 結 果 概 要 平成19年5月30日 八都県市首脳会議 1 主な決定事項等 (1) 首脳会議で提案された諸問題についての検討状況の報告について ア 建設廃棄物の総合的管理による不法投棄防止について 建設廃棄物処理の現状と課題、八都県市における建設廃棄物対策などに関して国 と意見交換を行うとともに、建設廃棄物を総合的に管理する新たな仕組みを導入す るよう国に対して要望したことが報告され、今後は、国の動向を注視しつつ、必要 に応じて働きかけを行っていくこととした。 イ 確かな学力をはぐくむための子供の望ましい生活習慣の確立に向けた取組につ いて 「八都県市共同『すくすく のびのび 子どもの生活習慣改善』キャンペーン」 のロゴマーク(キャラクター)を作成したことが報告され、今後、各都県市にお いてこのロゴマークやキャッチフレーズをパンフレット等に使用するなどのキャ ンペーンを推進していくこととした。 ウ 首都圏連合協議会の機能強化について 課題解決に向けた検討を行うとともに、引き続き、現行の運営・体制に係る申し 合わせ事項の評価・検証を行い、必要に応じて、運営・体制の見直しを行うことと した。 エ アクアライン通行料金引き下げを含む首都圏の高速道路について 「今後の具体的な道路整備の姿を示した中期的な計画」の中に、首都圏の高速道 路ネットワークの整備促進及び有効活用について位置づけることが極めて重要 であるため、これを国に働きかける「要望(案)」の取りまとめについて報告さ れ、今後、この要望を行うとともに国等の動向を見極めつつ、情報交換等を行う こととした。 オ 首都圏における建設発生土等の不適正な埋立ての根絶について 「首都圏における建設発生土等処理実態等に関する調査」を実施し、報告書を取り まとめたことが報告され、今後、建設発生土等の流れを総合的に管理し、オーバー フローしない循環型の有効利用システムの構築などに向けて、国へ法改正等を求め ていくこととした。 カ 道州制の研究について 現段階での検討状況が報告され、今後、「道州制ビジョン」等の策定に向けた国 の動向を注視し、引き続き国と地方の役割分担等について研究を進め、必要に応 じて八都県市の意見を表明していくこととした。 キ 障害者自立支援法に関する調査・研究について 障害者自立支援法に基づくサービス利用等の課題を抽出し、研究テーマを 設けて取り組んでいることが報告され、今後、国が法施行後3年を目途に予 定している見直しに向けて、効果的な提案ができるよう引き続き研究を行う こととした。 ク 仕事と子育ての両立支援の推進について 男性と女性の仕事と子育てが両立できる就業環境づくりの普及啓発を進めるた め、企業への普及啓発、広報などを行う共同キャンペーンの実施計画を取りまと めたことが報告され、今後、平成19年度から3年間において八都県市共同のキ ャンペーンを実施することとした。 ケ 「風の道」に関する調査・研究について 検討課題について整理し、今後検討すべき課題の設定に係る意見交換を行ったこ とが報告され、今後、広域的・地域的な観点からの対策等を検討することとした。 コ 総合的な自殺対策の推進について 首都圏での状況を踏まえ、取りまとめたキャンペーンの共同実施要領(案)、国 や経済界に対する要望書(案)について報告され、今後、総合的な自殺対策の推進 を図るため、キャンペーンの実施や国や経済界への要望を行うこととした。 (2) 地方分権改革の推進に向けた取組について 今後の第二期地方分権改革が、地方の自主性・自立性を高める真の地方分権改革と なるよう、八都県市としての意見を取りまとめ、別紙1のとおり、意見表明を行うこ ととした。 (3) 首長の在任期間の制限に関する意見 首長の在任期間について、地方の自主性・自立性を高めるとともに、地方政治改 革を推進するため、八都県市としての意見を取りまとめ、別紙2のとおり、意見表 明を行うこととした。 (4) 「ふるさと納税」構想に関する意見 地方分権にふさわしい地方税財政の充実は、国民全員の「ふるさと」に財源保障 している地方交付税を含めた、税財政制度全体の中で見直すべきとの見地から、八 都県市としての意見を取りまとめ、別紙3のとおり、意見表明を行うこととした。 (5) 国土計画への対応について 首都圏にとって、国土形成計画における方策等が不十分であることから、全国計画 策定の中で明確にするよう、八都県市としての意見を取りまとめ、別紙4のとおり、 国に対して要望を行うこととした。 (6) 第2回首都圏連合フォーラムの開催について 第2回首都圏連合フォーラムの骨格となる開催要領を別紙5のとおり決定し、今後、 フォーラムの開催に向け、詳細なテーマ課題等を検討するなどの準備を進めることと した。 (7) 新型インフルエンザ対策の広域的な取組について 新型インフルエンザ対策について意見交換を行い、首都圏における広域的な危機管 理の一環と捉え、具体的な取組などについて、防災・危機管理対策委員会で検討を行 なうこととした。 (8) 花粉発生源対策の推進について 花粉発生源対策について意見交換を行い、広域的かつ重点的な対策地域を設定す るなど、共同の取組について、首都圏連合協議会で検討を行うこととした。 (9) カーボンマイナス都市づくり推進のための再生可能エネルギーの拡大について 二酸化炭素排出削減のため、再生可能エネルギーの拡大について意見交換を行い、 電気の環境配慮調達の推進や民間企業等への普及のための方策について、首都圏連合 協議会で検討を行うこととした。 (10) 横田飛行場の民間航空利用等の早期実現について 横田飛行場の民間航空利用等の早期実現に向けて、八都県市として意見を取りま とめ、別紙6のとおり、国に対して要望を行うこととした。 (11) 厚木飛行場の騒音問題の抜本的解決について 人口密集地域に所在し、大きな騒音被害が発生している厚木飛行場の騒音問題の 抜本的解決に向けて、八都県市として意見を取りまとめ、別紙7のとおり、国に対し て要望を行うこととした。 (12) 首都圏における産業の国際競争力の強化について 産業の国際競争力の強化について意見交換を行い、国の動向を踏まえつつ、首都 圏全体を1つの経済ブロックとしてとらえ、高いポテンシャルを活かして、産業の 国際競争力を更に高めていくため、どのような領域で連携できるのか、首都圏連合 協議会で検討を行うこととした。 (13) 医師の確保について 地域医療における医師不足の解消を図るため、医師の確保について意見交換を行 い、臨床研修制度の見直しなど、早急に国への要望を行うことについて、検討を行う こととした。 (14) その他 さいたま市から「鉄道博物館」及び「さいたまシティカップ2007」について紹 介があった。川崎市から「第3回アメリカンフットボールワールドカップ2007川 崎大会」について紹介があった。 2 次回は、平成19年秋、千葉県において開催する。