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「廃棄物の減量等に関する計画書」記入例について
「廃棄物の減量等に関する計画書」記入例について 「 廃 棄 物 の 減 量 等 に 関 す る 計 画 書 」 (以 下 「 計 画 書 」 と い う 。 )に 記 入 さ れ る 際は,以下の2点に注意して下さい。 その他,詳しい記入方法等については次ページ以降にまとめていますので, 「計画書」を作成する際の参考にして下さい。 注意点 ① 平 成 27 年 4 月 1 日 よ り 「 福 岡 市 廃 棄 物 の 減 量 及 び 適 正 処 理 等 に 関 す る 条 例 施 行 規 則 」 の 一 部 改 正 に 伴 い ,「 計 画 書 」 の 様 式 が 一 部 変 更 と な っ て い ま す 。 主な変更箇所は「計画書」裏面の「前年度実績」及び「当年度計画」欄 ①「4 機密書類」の項目を追加 ②「5 厨芥類」を「6 食品廃棄物」 に名称変更 となっています。 新様式は,環境局のホームページからダウンロードできます。 URL http://www.city.fukuoka.lg.jp/kankyo/jigyokeigomi/hp/010.html ※なお,旧様式に調整を加えて使用することも可能です。 注意点 ② この「計画書」には「産業廃棄物」として処理しているものを記入する必要 はありません。 ※ 「 産 業 廃 棄 物 」 は マ ニ フ ェ ス ト (産 業 廃 棄 物 管 理 票 )を 交 付 し て 管 理 す る ものです。 「産業廃棄物」の種類については,裏面「産業廃棄物の種類と具体例」を ご覧下さい。 次によくある事例をあげています。 ~ 参考事例 ~ ○食品製造業 (食 品 の 製 造 を 行 い , 主 に 卸 売 す る 業 種 ) の製造過程から発生 する「動植物性残さ」(生ごみ等) ○製紙業・新聞業などの作業過程から発生する「紙くず」 「産業廃棄物」であるため記載不要です。 ※裏面もご覧下さい。 事業系一般廃棄物 事業活動に伴って生じた廃棄物の 事業所から 出るごみ うち,産業廃棄物以外の廃棄物 産 業 廃 棄 物 事業活動に伴って発生した廃棄物 「計画書」に 記載する 「計画書」に 記載しない のうち,法令で定められた廃棄物 ○産業廃棄物の種類と具体例 産 業 廃 棄 物 は 20 種 類 に 分 類 さ れ て い ま す 。 どの業種から出ても産業廃棄物になるもの(表中①~⑫)と,特定の業種 から出た場合にのみ産業廃棄物になるもの(表中⑬~⑲)とがあります。 種 類 具 体 例 種 類 具 体 例 ① 燃 え殻 石 炭 がら,焼 却 炉 の残 灰 ,その他 の焼 却 残 さ ② 汚泥 排 水 処 理 後 及 び各 種 製造業生産工程で 排 出 された泥 状 の もの,ビルピット汚 泥 等 ③ 廃油 ④ 廃酸 ⑤ 廃 アルカリ あ ら ゆ る 事 業 活 動 に伴 う も の 廃 プラス ⑥ チック類 合 成 樹 脂 くず,合 成 繊 維 くず等 ,固 形 状 ・ 液 状 のすべての合 成 高分子系化合物 ⑦ ゴムくず 生 ゴム,天 然 ゴムくず ⑧ 金 属 くず 鉄 鋼 ,研 磨 くず,切 削 くず等 金属性家具類 (机 ,ロッカー等 ) ガラスくず ⑨ コンクリートくず 陶 磁 器 くず ⑩ 鉱 さい ⑪ がれき類 ⑫ ばいじん ガラス類 (板 ガラス等 ), 製 品 の製 造 過 程 等 で 生 じるアスファルト,コンク リ ー ト く ず , 廃 石 膏 ボード,陶 磁 器 くず等 鋳 物 廃 砂 ,電 気 炉 等 溶 解 炉 かす等 工 作 物 の新 築 ,改 築 又 は除 去 により生 じた コンクリート破 片 ,アスファルト 破片,その他これに 類 する不 要 物 大気汚染防止法に 定 めるばい煙 発 生 施 設 , DXN 対 策 特 別 措 置 法 に定 める特 定 施 設 又 は産 業 廃 棄 物 焼 却 施 設 において 発生するばいじんで あって集じん施設 に よって集 められたもの 特 定 の事 業 活 動 に伴 う も の 鉱 物 性 油 ,動 植 物 性 油等 廃硫酸,廃塩酸等, すべての酸 性 廃 液 廃 ソーダ液 等 ,すべての アルカリ性 廃 液 ⑬ 紙 くず ⑭ 木 くず ⑮ 繊 維 くず ⑯ 動植物性 残さ 動物系 ⑰ 固形 不要物 ⑳ 建 設 業 に係 るもの(工 作 物 の新 築 ,改 築 又 は除 去 に より生 じたもの),木 材 又 は 木 製 品 製 造 業 (家 具 製 品 製 造 業 含 む),パルプ製 造 業,輸 入 木 材 の卸 売 業 及 び物 品 賃 貸 業 から 生 じる木 材 片 ,おがくず, バーク類 等 ,貨 物 の流 通 の ために使 用 したパレット等 建 設 業 に係 るもの(工 作 物 の新 築 ,改 築 又 は除 去 に より生じたもの),衣類 その他 繊 維 製 品 製 造 業 以 外 の繊 維 工 業 から 生 じる木 綿 くず,羊 毛 くず 等 の天 然 繊 維 くず 食料品,医薬品,香料 製 造 業 から生 じるあめか す,のりかす,醸 造 かす, 発酵かす,魚及び獣の あら等 の固 形 状 の不 要 物 と畜 場 において処 分 した 獣 畜 ,食 鳥 処 理 場 に おいて処 理 した食 鳥 畜 産 農 業 から排 出 される 牛 ,馬 ,豚 ,めん羊 , にわとり等 のふん尿 畜 産 農 業 から排 出 される 動 物 の死 体 牛 , 馬 , 豚 , め ん 羊 , にわとり等 の死 体 以 上 の産 業 廃 棄 物 を処 分 するために処 理 したもので,上 記 の産 業 廃 棄 物 に該 当 しない もの 動物の ⑱ ふん尿 ⑲ 建 設 業 に係 るもの(工 作 物 の新 築 ,改 築 又 は除 去 に より生 じたもの),パルプ 製造業,製紙業,紙加 工品製造業,新聞業, 出 版 業 ,製 本 業 ,印 刷 物 加 工 業 から生 じる紙 くず 様式記入上の留意点 1 所有者以外に特定事業用建築物の全部の管理について権原を有する者とは 福 岡 市 廃 棄 物 の 減 量 及 び 適 正 処 理 等 に 関 す る 条 例 第 13 条 の 特 定 事 業 用 建築物の所有者等で,所有者以外にその特定事業用建築物の全部の管理に ついて権原を有する者とは,例えば丸借り人(契約に基づき所有者から特定 事 業 用 建 築 物 全 部 を 賃 貸 し ,か つ ,そ の 全 部 又 は 一 部 を 他 人 に 転 貸 す る こ と が で き る 者 ), 管 理 人 で も テ ナ ン ト と の 入 居 契 約 が で き , か つ , 保 管 場 所 の 確保等建築物の改良行為が所有者の承認がなくてもできる立場の人です。 2 特定事業用建築物が共有又は,区分所有の場合 共 有 の 場 合 は ,連 名 又 は 主 た る 所 有 者 名 で ,区 分 所 有 の 場 合 は 所 有 者 で 協 議 の上,決められた代表者名で書類を提出して下さい。 3 同一敷地内に,同一所有者の特定事業用建築物が数棟ある場合 特 定 事 業 用 建 築 物 ご と に 廃 棄 物 減 量 等 推 進 責 任 者 選 任 (解 任 )届 , 廃 棄 物 の 減 量 等 に 関 す る 計 画 書 を 提 出 し て 下 さ い 。た だ し ,廃 棄 物 減 量 等 推 進 責 任 者 は 同 一 人 で も 構 い ま せ ん 。ま た ,廃 棄 物 処 理 ,古 紙 回 収 等 が 同 じ シ ス テ ム で な さ れ て お り ,個 々 の 建 築 物 ご と の 量 の 把 握 が 難 し い 場 合 は ,数 量 に つ い て は 最 も 発生量の多い建築物の計画書にまとめて記入されて結構です。 4 ①発 前年度実績・当年度計画の記入について 生 量: 発 生 す る ご み の 総 量 で す 。 (①発生量=②再生利用等資源化量+③廃棄物処理量) ②再生利用等資源化量:古紙や食品廃棄物,空き缶,空きびんなどを再生利用 等した量です。 サーマルリサイクルは含みません。 ③ 廃 棄 物 処 理 量: ご み と し て 処 分 し た 量 で す 。 収 集 ・ 運 搬 ・ 処 理 を 業 者 に 委 託 し た も の の 他 ,自 己 搬 入 し た も の も 算 入 し ま す 。 ④ 資 源 回 収 業 者 名:資 源 物 の 回 収 を 委 託 し て い る 業 者 名 を 記 入 し て 下 さ い 。 自ら資源回収業者に持ち込んだ場合は,持ち込み先の 業者名を記入して下さい。 ⑤ 収 集 運 搬 業 者 名: ご み の 収 集 運 搬 を 委 託 し て い る , 許 可 を 有 す る 業者名を記入して下さい。 自己搬入の場合は,自己搬入と記入して下さい。 ⑥機 密 書 類:個 人 情 報 な ど の 記 載 が あ る 紙 類 (シ ュ レ ッ ダ ー 処 理 し た も の を 含 む )で す 。 ⑦ 食 品 廃 棄 物: 飲 食 店 等 か ら 出 る 食 品 残 さ ・ 食 べ 残 し や , オ フ ィ ス 等 から出る茶殻などです。 ※自 己 搬 入: 自 分 で 直 接 ご み 処 理 施 設 等 に 持 ち 込 む こ と で す 。 ※ サ ー マ ル リ サ イ ク ル: 廃 棄 物 か ら 熱 エ ネ ル ギ ー を 回 収 す る こ と で す 。 ごみ焼却から得られる熱は,ごみ発電をはじめ, 施 設 内 の 暖 房・給 湯 ,温 水 プ ー ル 等 に 利 用 さ れ て い ま す 。 (記入例)表 複数の建築物の廃棄物量等を合算し て 記 入 す る 場 合 は ,右 欄 に 全 て の 建 築 物の名称または建築物番号を記入し て下さい。 様式第2号 廃棄物の減量等に関する計画書 平 成 ○ 年 ○ 月 ○日 (宛先)福岡市長 注1) 事業所の代表者の名前を記入して下さい。 建築物の所有者等 住 所 廃棄物減量等推進責任者 住 福 岡 市 中 央 区 天 神 一 丁 目 8-1 所 福 岡 市 中 央 区 天 神 一 丁 目 8-1 事業所名 ○○不動産(株) 事業所名 ○○不動産(株) 役 代表取締役 役職 管理部長 ふくおか ふりがな てんじん 電話番号 711-○ ○ ○ ○ FAX 番 号 711- ○ ○ ○ ○ メールアドレス ○ ○ ○@city.fukuoka.lg.jp 職 ふ り が な 氏 名 建築物 の名称 た ろ う 福岡 太郎 天神 氏名 ○○不動産ビル じ ろ う 次郎 福岡市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例第13条第2項の規定により,廃棄物 の減量等に関する計画書を作成したので,提出します。 建 名 所 在 築 物 の 属 性 事 業 者 名 称 ○○不動産ビル ○○銀行天神支店 ○○管理事務所 地 中 央 区 天 神 一 丁 目 8-1 ○○商事福岡支店 ○○証券 ○○保険 ○○書店 ○○不動産 ○○薬局 ○○ホーム レストラン○○ ○○航空 喫茶○○ 所 有 者 名 代表取締役 竣 工 年 月 1990 年 地 建築物の規模 地 上 下 延 福岡太郎 4月 7階 1階 7,531 ㎡ ○○建設 在 館 人 員 ○○工業 箇条書きにして下さい。 記入して下さい。 える場合は,テナ ン ト 名 簿 を 添 付 して下さい。 ○○工務店 ○○電機 現在取り組んでいる減量等の 具体的方法 1 .新 聞 ,段 ボ ー ル ,雑 誌 に つ い て は ビ ル 清掃会社が仕分けして再資源化している。 2 .コ ピ ー 用 紙 な ど の そ の 他 の 紙 類 に つ い て は ,入 居 テ ナ ン ト の う ち 一 部 事 務 所 で 資 源化している。 注3) 入所テナント名を テ ナ ン ト が 20 を 超 事 務 所 12 社 4,965 ㎡ 店 舗 4 社 1,801 ㎡ 建築物の用途 住 民 世帯 ㎡ その他 所 ㎡ 共用部分 765 ㎡ 281人 注2) 今後取り組もうとする減量等の 具体的方法 1 .そ の 他 の 紙 類 に つ い て 回 収 量 を 増 や す た め ,資 源 化 未 実 施 の テ ナ ン ト に つ い て も 資 源 化を呼びかけ建物全体で古紙回収システム を今年度中に作る予定である。 2 .缶 の う ち ア ル ミ 缶 に つ い て 資 源 化 を 検 討 したい。 注4) 箇条書きにして下さい。 (記入例)裏 注5) 前 年 度 実 績 個人情報など の記載がある 平成26年度(26年 4月 ~ 27年 3月) 年度区分 紙類(シュレ 発生量 トン/年 (A) ッダー処理 したものを 含む。)です。 種 類 注6) 1~4 以外の 紙類(コピー 用紙、コンピ ュータ用紙, チラシ,封筒 等)です。 1新 聞 処 理 区 再生利用等 分 廃 棄 物 資源化量 トン/年 (B) 資源回収 業者名 処理量 トン/年 (A-B) 収集運搬 業者名 資 源 化 率 B/A % 紙 3.7 3.1 ○○商店 0.6 ○○清掃 83.7 2段 ボ ー ル 7.0 6.6 同 上 0.4 同 上 94.2 3雑 誌 1.7 1.1 同 上 0.6 同 上 64.7 4機 密 書 類 1.5 1.5 同 上 0.0 5その他の紙類 23.2 4.0 同 上 19.2 ○○清掃 6.2 同 上 0 0.9 同 上 47.0 6食 品 廃 棄 物 6.2 0 100.0 17.2 注7) 飲食店等からでる 7缶 類 1.7 0.8 調理残さ・食べ残しや オフィス等から出る 茶殻などです。 ○○金属 8び ん 類 1.4 0 1.4 同 上 0 9そ の 他 1.7 0 1.7 同 上 0 48.1 17.1 31.0 計 注8) 33.6 1~8 以外の ごみ(プラスチ ック類,机, イス等の粗大 平成27年度(27年 4月 ~ 28年 3月) ごみ,紙おむつ 等)です。 処 発生量 トン/年 (A) 注9) リサイクル したものです。 注 10) ごみとして 処理したもの です。 理 再生利用等 資源化量 トン/年 (B) 資源回収 業者名 区 分 廃 棄 物 処理量 トン/年 (A-B) 収集運搬 業者名 資 源 化 率 B/A % 紙 3.5 3.0 ○○商店 0.5 ○○清掃 85.7 2段 ボ ー ル 6.8 6.5 同 上 0.3 同 上 95.6 3雑 誌 1.5 1.0 同 上 0.5 同 上 66.7 4機 密 書 類 1.0 1.0 同 上 0 5その他の紙類 23.0 5.0 同 上 18.0 ○○清掃 6食 品 廃 棄 物 6.0 0 6.0 同 上 0 7缶 類 1.5 0.7 0.8 同 上 46.7 1新 聞 ○○金属 100.0 21.7 8び ん 類 1.2 0 1.2 同 上 0 9そ の 他 0.5 0 0.5 同 上 0 45.0 17.2 27.8 計 38.2 (記入例) 様式第1号の2 廃棄物減量等推進責任者選任(解任)届 平成 ○ 年 ○ 月 ○ 日 (あて先)福 岡 市 長 建築物の所有者等 注1) 最初の届出は選任のみになります。 住 所 氏 名 責任者が変更になった場合は, 福岡市中央区天神一丁目8-1 ○○不動産(株) 代表取締役 福岡 太郎 法人にあっては、主たる事務所 の所在地、名称及び代表者氏名 選任・解任の両方へ記入して下さい。 電話番号 711-○○○○ 福岡市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例第13条第1項の規定により,廃棄物減 量等推進責任者を選任(解任)したので届け出ます。 建 築 物 の 所 在 地 福岡市 中央区 天神一丁目 8番 1号 建 称 ○○不動産ビル 所 福岡市中央区天神一丁目8-1 名 ○○不動産(株) 職 管理部長 築 物 の 名 住 事 業 所 選 役 廃 ふ 氏 棄 電 物 り 話 が 番 な 名 号 てんじん 注2) 具体的な役職を記入して下さい。 じろう 天神 次郎 (092)711 - ○○○○ 任 減 量 等 推 進 注3) 所有者本人,所有者の社員,関連会社の社員, 所有者との関係 所有者の社員 選 任 年 月 日 平成○○年 4月 30日 住 所 福岡市中央区天神一丁目8-1 名 ○○不動産(株) 事 業 所 受任者の社員などと記入して下さい。 解 役 責 ふ 氏 任 電 者 職 り 話 が 番 な 管理部長 はかた たろう 名 博多 太郎 号 (092)711 - ○○○○ 所有者との関係 所有者の社員 解 任 年 月 日 平成○○年 4月 30日 解 異動による転出 任 任 理 由 計画書実績量の把握方法 ごみの減量・適正処理を進めるためには,まず,対象建築物から発生するごみの実態を 知る(把握)ことが大切です。 どこからどれくらいごみが排出され,どのように処理されているのか,またリサイクル がどのような方法で,どれくらい行われているのかなど,確認しましょう。 1 廃棄物処理量の把握の方法 ① 毎日計量する。 毎日,排出されたごみの重さをバネばかり等の計量器や体重計を利用して計量して 下さい。 ② ①の方法が困難な場合は,一定期間計量し,ごみの排出状況を把握する。 正確にごみ発生量を把握するためには,排出されるごみを1年間すべて実測する ことが望ましいのですが,それが困難な場合には,一定期間1日に排出するごみ袋数 や重さ等を計量し,年間のごみ量を推計して下さい。 ③ ①及び②の方法が困難な場合は,ごみ処理料金により把握する。 廃棄物収集運搬業者(許可業者)との契約料金から算出して下さい。 ④ 自己搬入の場合は,領収書等をもとに算出して下さい。 2 資源化量の把握の方法 ① 資源化される量を自ら計量するか,又は,資源回収業者から計量書(回収量を記載 したもの)から算出して下さい。 ② ①が困難な場合は,資源回収業者に回収量を聞き取りして下さい。 【ごみの重さの目安】 ごみの種類 新聞 重さを量る条件 重量 1 紙朝夕刊 一年分(折り込み広告を含む) 120kg みかん箱 1枚 750g ダンボール A4 コピー用紙の箱 1枚 250g 雑誌 週刊誌 1冊 400g A4 コピー用紙 500 枚 2kg その他の紙類 (コピー用紙等) 50㍑袋 1袋あたり 2.5~6kg 食品廃棄物(生ごみ等) 50㍑袋 1袋あたり 10kg 350ml アルミ缶 1個 20g 缶類 250ml スチール缶 1個 43g びん類 その他 50㍑袋 1袋あたり 50㍑袋 1袋あたり 500ml ペットボトル 1 本 2 ㍑ペットボトル 1本 50㍑袋 1袋あたり 3~6kg 15kg 50g 70g 4kg 特定事業用建築物の所有者等の義務について 1 条例の趣旨 福岡市では,ごみの減量とリサイクルを推進するため,「福岡市廃棄物の減量及び 適正処理等に関する条例」で,廃棄物の発生抑制,再生利用の促進等による廃棄物の 減量及び廃棄物の適正処理について,市の責務,市民の責務,事業者の責務を定めて います。 その中で特定事業用建築物の所有者等の義務については,事業系廃棄物の減量を 推進するため,以下のとおり規定しています。 2 特定事業用建築物とは 事業の用途に供される部分の床面積の合計が1 , 0 0 0平方メートルを超える建築物が 対象となります。 (平成16年3月 29 日の条例施行規則の一部改正により,平成17年4月1日より施行。 ) ■ 「供される」とは,現に供されている場合のみならず,空テナント等であっても, 当初予定されていた(現に事業の用途以外に供されている場合を除く。)又,今後 予定されている場合も含みます。 ■ 「部分」とは,共用部分(通路,階段,機械室など)も含みます。 ■ 特定事業用建築物は「棟」を単位とします。所有者が同じであっても,棟が 異なれば別に数えます。 ■ 住宅,アパートなどの居住用部分の床面積は除きます。 そのほか,市長は事業系廃棄物の減量のために特に必要と認める建築物を特定 事業用建築物に指定することができます。 特定事業用建築物の所有者等の義務(条例第 13 条) 特定事業用建築物の所有者(所有者以外で特定事業用建築物の全部の管理について権原 を有する者があるときは,当該権限を有する者。以下「特定事業用建築物の所有者等」と いう。)には,次のような義務を規定しています。 1 廃棄物減量等推進責任者の選任と届け出 特定事業用建築物の所有者等は,当該建築物における事業系廃棄物の減量等に関する業務 を担当させるため,廃棄物減量等推進責任者を選任し, 「廃棄物減量等推進責任者選任(解任) 届」(様式第1号の2)により市長に届けて下さい。なお,廃棄物減量等推進責任者を変更, 又は,解任した場合も,同様式にて速やかに届け出て下さい。 (1)選任基準 ① 対象建築物ごとに選任して下さい。但し,同一敷地内にあり,ごみ置き場も同一 であるなど合理的な理由がある場合は,棟の異なる複数の対象建築物に,同一の 廃棄物減量等推進責任者を選任することもできます。 ② 廃棄物減量等推進責任者の担当する主な義務は具体的に次のとおりですので, 職務上,特定事業用建築物全体について,廃棄物の管理及び各事業所(テナント) に対して助言・指導等ができる立場の人を選任して下さい。 (2)廃棄物減量等推進責任者の主な業務内容 ① 建築物全体及び各事業所から排出する廃棄物・資源物の種類,量,処理方法等を 把握し,その記録を管理すること。 ② 廃棄物の減量・再資源化を積極的に推進するため,減量・再資源化目標量を設定 すること。 ③ 減量・再資源化が適正に行われているかどうか,定期的に点検し,必要に応じて 見直しをすること。 ④ 特定事業用建築物全体で減量・再資源化が円滑に推進されるよう,組織や体制を 整えること。 ⑤ 2 従業員に対し,廃棄物の減量・再資源化について啓発を行うこと。 廃棄物の減量等に関する計画書の提出 特定事業用建築物の所有者等は,当該建築物における廃棄物の減量等への取り組みに ついて,前年度の実績と当年度の計画を「廃棄物の減量等に関する計画書」(様式第2号) により,毎年6月30日までに市長に提出して下さい。 (平成 16 年3月 29 日の条例施行規 則の一部改正により,平成 17 年4月1日より施行。) 3 計画に従った廃棄物の減量義務 特定事業用建築物の所有者等は,当該建築物から排出される事業系廃棄物を,前項の 計画書に従って減量しなければなりません。 3 特定事業用建築物の占有者(入所事業所)の協力義務 特定 事業用建築物の占有者(特定事業用建築物内で事業活動を営む事業 所 , テナント等)は,廃棄物の減量に関し,特定事業用建築物の所有者等に協力 しなければなりません。 4 勧告(福岡市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例 第1 4条) 特定事業用建築物の所有者等が,廃棄物減量等推進責任者選任(解任)届,廃棄物 の減量等 に関する計画書の提出及び廃棄物の減量義務の規定に違反していると 認められるときには,特定事業用建築物の所有者等に対し,期限を定めて,必要な 改善その他必要な措置をとるべき旨の勧告をする場合があります。 5 公表(福岡市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例 第1 5条) 特定事業用建築物の所有者等が,勧告に従わなかったときは,その旨を公表する 場合があります。 6 受け入れ拒否 (福岡市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例 第1 6条) 特定事業用建築物の所有者等が,公表された後において,なお,勧告に係る措置 をとらなかったときは,当該建築物から排出される事業系廃棄物の市の処理施設 への受け入れを拒否する場合があります。 7 立入検査(福岡市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例 第4 0条) 廃棄物の減量を推進するため,実際に対象の建築物を個別に訪問・立入検査を 行います。