...

プレゼンテーション MS-PowerPoint 2007

by user

on
Category: Documents
11

views

Report

Comments

Transcript

プレゼンテーション MS-PowerPoint 2007
プレゼンテーション
MS-PowerPoint 2007
2009 年 8 月 初版
東海大学 総合情報センター 清水計算機室 発行
Microsoft Office PowerPoint 2007
Microsoft Office PowerPoint 2007(以下 PowerPoint と表記)は、
「プレゼンテーション
ラフィック
グ
ソフトウェア」のひとつで、親しみやすい操作環境と画期的なツールを提供
してくれます。このソフトウェアを使うと、見栄えのする魅力的なプレゼンテーションを
素早く、簡単に作り上げることができます。
[ 目次 ]
1.PowerPoint の起動と終了 ············································· 2
1.1
PowerPoint の起動 ··········································· 2
1.2
PowerPoint の終了 ··········································· 2
2.プレゼンテーションの作成 ··········································· 3
2.1
PowerPoint の画面構成 ······································· 3
2.2
PowerPoint の画面表示 ······································· 4
2.3
表示モードの変更 ············································ 5
3.プレゼンテーションの編集 ··········································· 9
3.1
テキストの変更と追加 ········································ 9
3.2
スライドのレイアウト変更 ···································10
3.3
スライドのデザイン変更 ·····································11
3.4
スライドの配色変更 ·········································12
3.5
スライドの追加 ·············································13
3.6
スライドの削除 ·············································14
3.7
スライドの順番変更 ·········································15
3.8
スライドのアニメーション追加 ·······························16
3.9
プレゼンテーションの確認 ···································17
3.10 プレゼンテーションの印刷 ··································17
3.11 プレゼンテーションの保存 ··································18
3.12 ヘルプとトレーニング ······································19
1
1.PowerPoint の起動と終了
1.1
PowerPoint の起動
画面下の[スタート]ボタンをクリッ
クして、スタートメニューを表示さ
せます。次に、[すべてのプログラ
ム ] → [ Microsoft Office ] →
[ Microsoft
Office
PowerPoint
2007 ]の順に選択します。
1.2
PowerPoint の終了
ウィンドウ上部のタイトルバーの[閉
じる]ボタンをクリックするか、
[Microsoft Office]ボタン(以降
Office ボタン)をクリックして、[×
PowerPoint の終了]をクリックします。
旧バージョンの PowerPoint を
利用する場合
[名前を付けて保存]→
[PowerPoint97-2003 プ レ ゼ ン
テーション]をクリックして保存
すれば旧バージョンでも利用で
きます。
2
2.プレゼンテーションの作成
2.1
PowerPoint の画面構成
PowerPoint を起動すると、次のような画面が表示されます。
Microsoft Office ボタン
以前は「ファイル」メ
ニューにあった項目がま
とめられています。
アウトラインペイン
<スライド>パネルでは
ス ライ ドのサ ムネ イル
を表示。
<アウトライン>パネル
では、スライド内の文字
列を表示。
クイックアクセスツールバー
「上書き保存」、
「やり直し」、
「繰り返し」ボタン等がまと
められています。
ノートペイン
プ レゼ ンテー ショ ン時
に 発表 者が利 用す るメ
モを編集します。
※ ペインとは、いくつかに分割された表示領域のことです。
3
リボン
これまでメニューやツールバー
に割り当てられていた機能が、
目的別に分類されています。
スライドペイン
ス ライ ドを編 集す るた
めの領域です。
2.2
PowerPoint の画面表示
PowerPoint には3つの画面表示モードがあり、プレゼンテーションを作成する際は、こ
れらのモードを切り替え、体裁を整えていきます。各モードは、それぞれの特徴を生かし
た画面構成になっており、プレゼンテーションを異なった角度から見ることができます。
画面の切り替えについて詳しくは P.5「2.3 表示モードの変更」をご覧ください。ここで
は、画面の表示の違いを説明します。
●標準表示モード
●スライド一覧表示モード
一般的なスライドの編集はこの表示
モードで行います。レイアウトの変
更、テキストの入力や編集、図形描
画、スライドのデザイン、各種グラ
フィックの挿入等の作業を、スライ
ド1枚1枚に対し行えます。
作成したすべてのスライドが縮小さ
れて一覧表示されます。プレゼン
テーション全体の流れが一目で把握
できるだけでなく、スライドさせる
順番の変更、画面の切り替えのタイ
ミングや効果も設定することができ
ます。
●スライドショー表示モード
作成したスライドがオンスクリーン
のスライドショーとして、各スライ
ドが画面全体に表示され、設定した
画面切り替え効果や、切り替えのタ
イミングが確認できます。
4
2.3 表示モードの変更
PowerPoint には4つの画面表示モードがあり、作業にあわせてモードを切り替えてプレ
ゼンテーションを作成・編集します。表示モードを切り替えるには、ステータスバー右下
の[表示モード切り替え]ボタンを使用すると便利です。このボタンでは、標準表示、スラ
イド一覧表示、スライドショー表示に切り替えることができます。
表示モード切り替えボタン
また、[表示]タブの[プレゼンテーションの表示]の[標準]、[スライド一覧]、[ノート]、[ス
ライドショー]ボタンを利用して表示モードを切り替えることもできます。
1)標準表示モード
通常 PowerPoint を起動すると標準表示モードで開きます。他のモードから標準表示にす
るには、[表示モード切り替え]ボタン
で[標準表示]をクリックまたは、[表示]
タブの[プレゼンテーションの表示]の[標準]ボタンをクリックします。
スライドペイン
ノートペイン
5
●アウトラインペインの「スライドタブ / アウトラインタブ」
アウトラインペインの[スライド]タブをクリックすると、全てのスライドのサムネイ
ルが表示され、目的のスライドをクリックすると選択したスライドが「スライドペイン」
に表示され、スライドのデザインやレイアウトを変更することができます。
アウトラインペインの[アウトライン]タブをクリックすると、各スライドのテキスト
だけが表示され、スライド全体の構成を参照しながら、タイトルやテキストを編集するこ
とができます。
[アウトライン]タブや[スライド]タブで、次に編集したいスライドをクリックすると、
スライドペインの内容(スライド)が切り替わり、編集を続けることができます。
スライドの変更には、スクロールバーやスクロール矢印、PageUpキーで前のスライド、
PageDownキーで次のスライドへ移動することもできます。
アウトラインペイン
スクロール矢印
スクロールバー
6
2)スライド一覧表示モード
スライド一覧表示にするには、[表示モード切り替え]ボタン
で[スライド一
覧表示]をクリックまたは、[表示]タブの[プレゼンテーションの表示]の[スライド一覧]
ボタンをクリックします。
すべてのスライドが縮小されて一覧表示されるため、プレゼンテーション全体の流れを
確認しながら編集することができます。
ここでは、スライドの順番を変更したり、スライドショーでの画面の切り替え効果やその
タイミングを設定したりすることができます。特定のスライドだけを見たい場合は、その
スライドをダブルクリックすると、標準表示モードで表示されます。
3)スライドショー表示モード
スライドショー表示にするには、[表示モード切り替え]ボタン
で[スライド
ショー]をクリックまたは、[表示]タブの[プレゼンテーションの表示]の[スライド一覧]
ボタンをクリックします。
プレゼンテーションする際に使用します。
作成・編集の段階では、設定した画面の切り替え効果やそのタイミングを確認する時な
どに活用します。
7
4)ノート表示モード
ノート表示にするには、[表示]タブの[プレゼンテーションの表示]の[ノート]ボタ
ンをクリックします。
スライドが縮小
表示されます。
ノートペインに
記入した内容
発表者のプレゼンテーション用原稿(ノート)の作成ができます。
ここでは、各スライドの下に、標準表示モードのノートペインに記入された補足事項や発
言内容が表示されます。また、図を描画することもでき、発表時に読みやすいように工夫
することができます。
8
3.プレゼンテーションの編集
ここでは、「標準表示モード」を主にテキストの入力や編集、図形描画、スライドのデ
ザイン、各種グラフィックの挿入などについて説明します。
3.1
テキストの変更と追加
まず、マウスポインターをスライドペイン内の修正したい文字列に移動し、クリックす
ると、文字列の周りに「プレースホルダ」と呼ばれる枠線が表示され、プレースホルダの
中にカーソルが表示されます。ここで、テキストを修正します。
修正が完了したら、マウスポインターをプレースホルダの外へ移動し、クリックします。
テキストを追加したい場合はEnterキーを押して新しい行を作成し、文字を入力します。
カーソル
修正したい文字列を選択する
と周りに「プレースホルダ」
が表示されます。
9
3.2
スライドのレイアウト変更
スライドのレイアウトとは、スライドでの各要素(テキスト、グラフ、表、図など)の配
置方法のことです。スライドを新規作成する際に設定したり、既存スライドレイアウトを
変更したりすることができます。(レイアウトを変更しても、テキストやグラッフィック
はそのまま残り、配置のみ変わります。)
スライドのレイアウトを変更するには、[ホーム]タブの[スライド]の[レイアウト]ボタ
ンをクリックするとレイアウトの一覧が表示されますので適用したいレイアウトを選択し、
クリックします。
またスライド上で、マウスを右クリックし、[レイアウト]で選択することもできます。
10
3.3
スライドのデザイン変更
スライドのデザインは、デザインテンプレートと呼ばれるものを利用すると簡単に変更
することができます。デザインテンプレートとは、スライドの背景、配色、フォントの種
類、フォントサイズなどがあらかじめ設定されているひな形のことで、プレゼンテーショ
ンの印象を左右する大切な要素のひとつです。
スライドのデザインを変更するには、[デザイン]タブをクリックすると[テーマ]ごとに
デザインの一覧が表示されますので、適用したいデザインテンプレートをクリックします。
適用したいレイアウト上でマウスを右クリックすると、デザインの適用範囲を細
かく設定することもできます。
11
3.4
スライドの配色変更
スライドの配色とは、テキストの色、スライドの背景色、グラフなどの塗りつぶし部分
の色など、スライドに適用される色の組み合わせのことです。配色によっては、スライド
の印象が大きく変化したり、プレゼンテーションが見にくくなったりすることがあります。
スライドの配色を変更するには、[デザイン]タブの[テーマ]の[配色]ボタンをクリック
すると、いろいろなパターンが表示されます。その中の変更したい配色をクリックします。
また自分で自由に色を設定したい時は、表示された配色の一覧下部の[新しい配色パターン
の作成]をクリックすると、「新しい配色パターンの作成」ウィンドウが表示され、部分ご
とに自由に色を設定することもできます。
12
3.5
スライドの追加
新しくスライドを追加するには、[ホーム]タブの[スライド]の[新しいスライド]ボタン
の上半分をクリックします。または、[アウトラインペイン]内に表示されている任意のス
ライドを右クリックして[新しいスライド]を選択するか、Enter キーを押します。すると、
それまで表示されていたスライドの後ろに新しいスライドが追加されます。
追加するスライドのレイアウトを変更したい場合は、[新しいスライド]ボタンの下半分を
クリックすると、一覧が表示されます。その中で目的のレイアウトを選択します。
下半分をクリックすると、新しい
上 半 分 をクリッ
スライドのレイアウトを選択す
ク する と追加 さ
ることができます。
れます。
アウトラインペイン内
の任意のスライドを右
クリックし、[新しいス
ライド]を選択。または
Enter キーを押します。
13
3.6
スライドの削除
スライドを削除するには、スライドショー表示モードの時はできません。スライドショー
以外の表示モードに切り替えて作業します。
●標準表示モード
[アウトラインペイン]の[スライド]タブか[アウトライン]タブで削除したいスライドま
たはスライド番号をクリックし、Delete キーを押すか、[ホーム]タブの[スライド]の[削
除]ボタンをクリックします。
●スライド一覧表示モード
目的のスライドを選択して、Delete キーを押すか、[ホーム]タブの[スライド]の[削除]
ボタンをクリックします。
●ノート表示モード
目的のノートを表示させて、[ホーム]タブの[スライド]の[削除]ボタンをクリックしま
す。
14
3.7
スライドの順番変更
標準表示モードの[アウトライン]タブやスライド一覧表示モードでは、スライドの順番
を変更することができます。
●標準表示モードでの方法
[スライド]タブで、移動させたい
[アウトライン]タブで、移動させたいス
スライドを選択し、移動先へド
ライド番号をクリックしてスライドを
ラッグします。スライドをドラッ
選択し、番号の右隣にある
グすると、スライドの移動先を示
を移動させたい場所へドラッグします。
す水平線が表示されます。
アイコンをドラッグすると、スライドの
アイコン
移動先を示す水平線が表示されます。
●スライド一覧表示モードでの方法
スライドを選択して移動先へドラッグします。スライドをドラッグすると、スライドの
移動先を示す垂直線が表示されます。
例) スライド 5,6 間にドラッグして移動
垂直線
15
3.8
スライドのアニメーション追加
スライドのアニメーションは、プレゼンテーションをより効果的に表示させることがで
きます。多用すると、効果ばかりが目立ってプレゼンテーションが見にくくなったり、趣
旨が伝わりにくくなったりすることがあります。
[アニメーション]タブの[アニメーション]の[アニメーションの設定]ボタンをクリック
し、画面右に[アニメーションの設定]作業ウィンドウを表示させます。次に、スライド上
でアニメーションを追加する要素を選択し、[アニメーションの設定]作業ウィンドウの
ボタンをクリックします。表示された一覧から効果を選択すると、スラ
イド上に簡単なスライドショーが表示され、設定したアニメーションを確認することがで
きます。
選択した効果
(例: ブラインド)
また、アニメーションの開始のタイミングや方向、実行する速さを細かく設定することも
できます。
16
3.9
プレゼンテーションの確認
作成・編集したプレゼンテーションは、スライドショー表示モードに切り替えると、実
際のスライド上映のようにモニター画面で確認することができます。
[スライドショー]タブの[スライドショーの開始]の[最初から]ボタンをクリックすると、
プレゼンテーションの最初のスライドが画面いっぱいに表示されます。Enter キーまたは
画面上の任意の位置でクリックすると、次のスライドに進み、作成したプレゼンテーショ
ンを見ることができます。最後のスライドをクリックすると PowerPoint 画面に戻ります。
スライドショーの途中で PowerPoint の画面に戻りたい場合は Esc キーを押して中断しま
す。
3.10
プレゼンテーションの印刷
PowerPoint の印刷は、「スライド、配布資料、ノート、アウトライン表示」の4つの形
式で印刷することができます。
[Office]ボタン[印刷]の[印刷]をクリックすると、[印刷]ウィンドウが表示されます。
[印刷対象]リストボックスの 印をクリックすると、「スライド、配布資料、ノート、ア
ウトライン表示」と表示されます。出力したい印刷形式を選択して[OK]ボタンをクリック
すると、印刷状況を示すウィンドウが表示され、印刷が開始されます。
17
3.11
プレゼンテーションの保存
作成したプレゼンテーションをファイルとして保存することができます。[Office]ボタ
ンをクリックし[名前を付けて保存]の[PowerPoint プレゼンテーション]を選択します。旧
バージョンの PowerPoint で保存する時は、[PowerPoint 97-2003 プレゼンテーション]を
選択します。
通常はここを
クリック
旧バージョンで
保存する時は、こ
こをクリック
保存先のフォル
ダーを指定し、
[保存]ボタンを
クリック
※旧バージョンの PowerPoint で保存すると、設定したアニメーションなどの一部の機能が
表示されなくなる場合があります。
18
3.12
ヘルプとトレーニング
●ヘルプ機能
リボンの右隅にある
アイコンをクリックします。
すると、ヘルプ画面が開きます。
アイコンをクリックするとヘル
プ項目の目次が表示されます。目次を
マウスでクリックして表示される各
項目をたどってヘルプを参照します。
検索ボックスにキーワードとなる語句を
入力し、
ボタンをクリックしま
す。登録されているキーワードと一致す
るヘルプの項目が一覧表示されますの
で、該当する項目を選択し、ヘルプを参
照します。
19
●Microsoft Office Online : トレーニング
Microsoft Office Online は、Microsoft 社がユーザー向けに様々なサービスを提供して
いる web サイトです。
そのコンテンツの一つにある「トレーニング」では、PowerPoint だけでなく他の Windows
アプリケーションの操作方法も学習することができます。
「〇〇を操作する」といった目的別に、画像や音声を使った説明や実際に自分でアプリ
ケーションを操作する演習問題などからその操作方法を学習することができます。
20
Fly UP