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カラムの洗浄方法 配布 カラム取り扱いの一般的注意事項

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カラムの洗浄方法 配布 カラム取り扱いの一般的注意事項
カラムの洗浄方法
ピーク形状や溶出時間が変化した場合、
また、
カラム圧力が上昇した場合などは、
カラムを洗浄することで回復する場合があります。 ここでは代表的なカラム劣化の現象と洗浄方法についてご紹介します。詳細な洗浄方法については取扱説明書をご覧ください。
■ カラム劣化(汚染)の可能性が考えられる主な現象
■ 洗浄液を選定するポイント
1. カラム圧力の上昇
吸着物質(汚染物質)が溶けやすい溶媒
リーディング、
テーリング)、
ピーク割れ
2. ピーク形状の異常(ブロード、
溶出力の強い溶媒(分離モードにより異なります。)
3. 保持時間の変化
※取扱説明書の使用可能溶媒範囲内で洗浄してください。
4. ベースラインの乱れ
■ 主な洗浄方法
効率的にカラムを洗浄するため、洗浄液を流す時はカラムを逆向きに接続し、常用流量の1/3以下で通液してください。
逆相クロマトグラフィ用カラム
メタノールやアセトニトリル、THFなどの有機溶媒の比率を上げた溶媒を通液
(分析時に緩衝液等の塩を含む水溶液を溶離液として使用している場合は、有機溶媒の混合による塩の析出に
注意が必要です。)
糖分析用カラム
《 配位子交換系カラム SUGARシリーズ 》
対イオンが外れた場合・・・・・・・・・・・・・・対イオンと同じ塩溶媒を通液、
またはインジェクタから数回注入
《 ポリマー系アミノカラム NH2Pシリーズ 》
アミノ基に酸性物質が結合した場合・・・水→0.1M 過塩素酸水溶液→水→0.1M 水酸化ナトリウム水溶液→水 →溶離液の順番で通液する。
水系SEC(GFC)用カラム
イオン性物質が吸着した場合・・・塩濃度を上げた溶媒やpHを変えた溶媒で通液
疎水性物質が吸着した場合・・・有機溶媒を添加した溶媒を通液
(分析時に緩衝液等の塩を含む水溶液を溶離液として使用している場合は有機溶媒の混合による塩の析出に
注意が必要です。)
イオン交換クロマトグラフィ
イオン性物質が吸着した場合・・・塩濃度を上げた溶媒やpHを変えた溶媒で通液
疎水性物質が吸着した場合・・・有機溶媒を添加した溶媒を通液
(分析時に緩衝液等の塩を含む水溶液を溶離液として使用している場合は有機溶媒の混合による塩の析出に
注意が必要です。)
(イオンクロマトグラフィ)用カラム
インジェクタから数回注入
タンパク質が吸着した場合・・・0.1M NaOH水溶液または30%酢酸水溶液を1∼2mL、
疎水性クロマトグラフィ用カラム
タンパク質が吸着した場合・・・0.1M NaOH水溶液または30%酢酸水溶液を1∼2mL、
インジェクタから数回注入
※一般的な洗浄時間はカラム体積の5∼10倍です。 ※洗浄中に圧力上昇が起こらないかご注意ください。 ※汚染の程度によっては回復しない場合があります。
こんな時には・
・
・
カラム入口のフィルタに固形物が目詰まりするとカラム圧力が上昇します。
この様な時はカラムを逆向きに接続し、溶媒を常用流量の1/3以下で通液してください。固形物が取れて圧力が下がることがあります。
※取扱説明書の使用可能溶媒の範囲内で洗浄してください。
カラム取り扱いの 一般的注意事項
カラムを上手にお使いいただくために以下の点にご注意ください。
力ラムの取り付け
●
力ラムの取り外し
● カラムを加温して使用している場合はポンプを止めずに流量を
カラムの保管
● しばらく使用しない場合は出荷時封入液に置換した後、
装置から取り外し、両端に栓をしてください。
力ラムを装置に取り付ける前に流路(およびサンプルループ)内を使用する溶離液で完全に置換してください。
(装置内の液と使用する溶離液が混和しない場合は双方と混和する液を流した後に使用する溶離液を流してください。
)
(緩衝液や無機塩は種類や濃度によっては有機溶媒に溶解せずに析出する場合があるので注意が必要です。)
● カラムは溶離液を低流量で送液しながら装置に接続します。
溶離液がフローマークの矢印の方向に流れるように力ラム
を接続してください。
● 力ラムを加温して使用する場合は、
所定の温度に上昇するまでは低流量で送液し、十分にカラムが加温されてから測定
流量まで徐々に流量を上げてください。
さい。
● カラムが室温まで下がった後にポンプを止めます。
● カラムを装置から取り外し、
両端に栓をしてください。
1/3以下に下げ、温度が室温に下がるまで送液してくだ
● カラムは温度変化の少ないところで保管してください。
●
SEC用力ラムを長期間保存する場合は液浸保存することをお勧めします。
※液浸保存については取扱説明書をご覧ください。
その他注意事項
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力ラムに衝撃を与えないでください。高所からカラムを落とすことのないよう注意してください。
力ラムを曲げないでください。
● 力ラムのエンドフィッティングを開けると性能が低下する可能性があります。
エンドフィッティングは開けないでください。
●
●
※ご使用前に取扱説明書をご一読ください。
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