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奈良教育大学附属自然環境教育センター奥吉野実習林の高等菌類相
奈良教育大学附属 自然環境教育 セ ンター奥吉野実習林 の高等菌類相 -1995∼ 97年 に発生 したキ ノコとその季節変化 ― 宮 崎 武 司 * (奈 良教育大学教育学部 理 科教育講座 ) Higher rnycoflora in the(Dku― Yoshino Forest for Practical Exercises,Center for Natural Environment Education,Nara University of Education -Mushrooms occurring in 1995-97 and their seasonal variationTakeshi MIYAZAKI. (Course of Science Education, Faculty of Education, Nara University of Education) Summary The higher mycoflora was investigated for three years, 1995-97, in the Oku-Yoshino Forest for Practical Exercises, situated in the southwestern part of Nara Prefecture. The total number of species occurring in the study site was 255. The higher mycoflora mainly consisted of Cosmopolitan and Northern Hemisphere groups. Most of the rest belonged to Eastern North America and Eastern Asia group. The seasonal variation of species number of the Agaricales was unstable in these three years. Two peaks of species number were recognized every year-in early summer and autumn. Key Words-higher mycoflora; seasonal variation; Nara. 13 緒 奈良教育大学教育学部附属 自然環境教育 セ ンター奥吉野実習林 (奈 良県吉野郡大塔村赤谷、 以 下奥吉野実習林 とす る)に お けるキノ コに関す る研究 は大 井 (1990)が あ り、48種 を報告 して い る。 そ の後、本格 的 な調査 は行 われず、 奈良教育大学 附属 自然環境教育 セ ンター (1991-1997、 1994-1997)に わずかず つ種 が記載 されて きた。 その他、過去 に奈良県 で行 われた高等菌類相 あ るいは子実体発 生 の調査地 には春 日山 (日 本菌 学会 関西談話会、 1965;大 久保、 1994;丸 山、 1996a、 b)や 橿原神宮 (衣 田、 1991a、 b、 1992; 荒井、 1993、 1995、 1996、 1998)の シイ・ カ シ林 、 大 台 ケ原 山 (浜 田・ 横 山、 1970;浜 田 ら、 1972;横 山 ら、 1984;横 山 ら、 1986)の ブナ林 を 中心 と した落 葉 広葉 樹 林 、 野 迫 川 村 (山 中、 1990)の アカマ ツ・ コナ ラ林 の ほか、大和民俗公園 (丸 山、 1994)や 奈良教育大学構 内 (磯 田、 1991)が あ る。一 般 に西 日本 で は調査 を行 う林 の種類 と して シイ・ カ シ林 が選 ばれることが多 く、 吹春 (1996)は 日本 の ブナ林 の菌、特 に外生菌根 を つ くるキ ノ コの種類 は、西 日本 の シイ林 な ど に比 べ て驚 くほど知 られて いないのが現状 で あると述 べ てい る。奈良県 で も大台 ケ原 山 で行 われ た調 査 は短 期間 の子実体発生記録 であ り、長期間 にわた る調査報告 はま った くない。 そ こで奥吉 野実習林 の ブナ・ ミズナ ラ林 を は じめ とす る各種 の林 の高等菌類相 と、発生 した種数 の季節変化 を明 らか にす る ことを 目的 と して本研究 を行 った。 材料 および方法 調査地 の概況 と植生 奈良県南西部 にあ る奥吉野実習林 を調査地 と した 面積 は約 176万 どであ る。 (Fig.1)。 調査地 は標 高 395.5∼ 1,186.2mで 、 植生 は人 工 林 と 自然林 に分 かれ る。人 工 林 は スギ と ヒノキの植林 で あ り、面積 は約 20万 ピであ る。 自然林 は人 工 林以外 を指 し、 その多 くは伐採跡 に発達 した二 次林 であ る。 原 田 (1989)を 参考 に調査地 をそ の植生 に基 づ いて大 き く落葉広葉樹林 (T)、 針葉樹 林 (C)、 常 緑 広 葉 樹 林 (E)に 分 け た 。 さ らに 、 高 木 層 の 優 占種 の 違 い か ら落 葉 広 葉 樹 林 を 4つ (Tl∼ T4)に 、針葉樹林 を 2つ (Cl,C2)に 分 けた (Table l)。 Tlは クヌギ と コナ ラが植栽 された林 で あ る。 1996年 9月 に クヌギ林 の 約半 分 の面 積 が 砂 利 で 敷 き詰 め られた。林床 の植物 も刈 り取 られ、 そ の上 か らもみ殻 やわ らが敷 かれたため、 それ以 前 と比 べ て地 表面 や林床 の環境 が著 しく変化 した。 T2は イヌ ブナを 中心 とす る二 次 林 で 、 他 に ト チ ノキ、 ホオ ノキ、 ヒメ シ ャラ、 アカ シデ、 ヤ マ ザ クラ、 リョウ ブ、 ミズメな ど数多 くの落葉広 葉樹 や アセ ビ、 モ ミ、 ッガが混生 して い る。林床 は ミヤマ シキ ミ、 アセ ビ、 コア ジサイが多 い。 標高 が高 くな るにつ れて高木層 に ミズ ナ ラとブナが 目 につ くよ うにな り、 T3と は は っ き り と し た境界 がな く、連続 的であ る。 T3は ブナ と ミズナ ラを優 占種 とす る林 で 、 他 に ネ ジ キ、 リョウ ブ、 ヒメ シ ャラ、 アカ シデ、 イヌ シデ、 カ エ デ類 などの落葉広葉樹 が混生 して いる。林床 はス ズ タケ と ミヤ コザサが茂 って いる。 T4は フサザ クラ、 ガ クウ ツギ を主 とす る渓 谷 林 で 、 実 習林 内 を流 れ る沢 沿 いか ら、 麓 の赤谷川沿 い まで続 いて いる。 トチ ノキ、 サ ワグル ミ、 カツ ラな ど も見 られ る。 Clは アカ マ ツ林 で尾 根筋 に存在 し、 ア セ ビや モ ミが点在 す る。 C2は スギ と ヒノキの人 工 林 で 、 他 にアカ マ ツや モ ミが点在 す る。林床 にはサ カキ、 ア ラカ シ、 ソ ヨゴ、 ユ ズ リハ、 ヒサカキ、 ツ クバ ネガ シ、 ヤ ブッバ キな どの常緑広葉樹 を 中心 に低木 が繁茂 し、 コア ジサ イ、 ズイ ナ、 ク ロモ 14 .1水 │=二 角点 北││14110G分 44妙 371 ■ll:35広 │1分 │1妙 ●││ ●萬 ●6.:lm “ バ、 ξ 十岬平 ﹃北 なパ キ N Table 1. 赤谷‖地 公ロ 至「8'■ 川J Fig. 1 Map of study area Vegetation and altitude of study sites T1 T2 T3 T4 Coniferous forest c1 c2 4∞ m 680-980m 980-1186.2m 400-850m Quercus acatissima, Q. serrata Fagus.iaponica F. crenata, Q. mongolica var. grosseselrakt Euptelea polyandro, Hydrangeo scandens 550m 400-650m Pinus densiJlora Cryptomena japonica, Chamaecyparis obtusa 400-700m Q. salicma, Cleyera.japonica Evergreen broad- leaved forest E ジな ど も混生 して い る。 Eは ウラジロガ シを中心 と し、他 にサ カキ、 ウバ メガ シ、 ツクバ ネガ シ、 アセ ビ、 モ ミ、 ツガ、 アカ マ ツ、 ヨナ ラ、 ヤ ブツバ キ、 ユ ズ リハ な どが よ く見 られ る。林床 にはア セ ビ、 コア ジサイが 多 い。 T2と T3は と もに面積 が非常 に大 き く、 Tlと Clは 他 の区分 に比 べ て面積 がか な り小 さい。 調査 日および方法 調査 は1995年 3月 ∼ 12月 (20回 )、 1996年 3月 ∼ 11月 (9回 )、 1997年 3月 ∼ 11月 (17回 )に 行 われた (Table 2)。 調査地 内 の登 山道 とそ の両側 3mに 子実体 の採集範囲 を設定 した。 採集範囲内 の子実体 は発生 を確認 した月 と発生 を確 認 した植 生 区分 が記録 され、 さ らにそれ ら はす べ て採集 された。標本 は今関 0本 郷 (1987、 1989)、 今関・ 大谷・ 本郷 (1988)、 本郷 (1994)、 吉見・ 高 山 (1986)に したが って 同定 された。 Table 2. Study period 27-30 21-24 12-15 23-26 27-30 23-26 25-28 20-23 24-27 8-11 1996 28´ ‐31 11-14 23-26 21-24 25-28 15-18 27-30 24-28 22-25 1997 14-17 9-12 7-10 6-9 11-14 7-11 8-11 17-20 26-29 28-31 23-27 23-26 20-23 27-30 26-29 24-27 28-31 37 days 69 days 結果 と考察 奥吉野実習林 で子実体 の発生 が確認 された高等菌類 の 目録 を Table 3に 、各種 の子実体 が確認 された年 と月、 および確認 された植生区分を Table 4に 示 した。 これ らについて、奥吉野実習林 全体、続 いて植生別、 また子実体 の発生時期 と分 けて述 べ、各 々について考察す る。最後 に今回 観察 された高等菌類 の中で、特 に注 目される 3種 について詳述 する。 奥吉野実習林全体 の高等菌類相 奥吉野実習林全体 では57科255種 の高等菌類 の子実体 が確認 された。 これ らの うち子嚢菌類 は 23種 であった。広 く世界的 に分布 する種 や北半球 に分布す る種 が多 く、 日本で もご く普通 に見 ら れる種がほとんどであった。 キクラゲ類 は10種 であ った。広 く世界的 に分布 する種が多 く見 られ た。LjJα υ αSSα (タ マキクラゲ)は ブナ科落葉樹 の枯 れ木上 に発生す ることが知 られてお “ “ で も本菌 はブナ科 の林 を代表す る種 の一つである。 ヒダナ シタケ類 は66種 が確 り、奥吉野実習林 認 され、 ほとんどの種 はJヒ 半球 あるいは広 く世界的 に分布す るものであ った。66種 の うち今 のと jん ι ι αじs(シ ロア ンズ タケ)、 ααυ ι ころ日本 だけに分布す るとされ る種 は G"叩 んじs pα ι の sts “ θ9ρ sjs sι νrα cι んα じS(コ ウタケ)、 Dα θごαι 麓″αわθαんα (ベ ニナギナタタケ)、 &ν cο ごοんαttrα ι θO手″οんjε 胤 (マ ゴジャクシ)の 5種 で、 いずれ も日本 ではご rttα ん οごθ (エ ゴノキタケ)、 Gα ん “ ι ι αι α θ ルosOι αれθ れαんsι θι ι αυ く普通 に見 られる。ハ ラタケ類 は138種 発生 し、 これ らの うち 0じ ごθ ι ι んcι α (サ サクレシロオニ タケ)な ど19種 が θ rj f roSθ ο ttι αcο た (ヌ メ リツバ タケモ ドキ)、 Aれ α れα osι ο 今 の ところ日本 だけに分布 す るとされ る種 で あ った。 腹菌類 は17種 発生 した。 α ι jε α (シ ラタマ タケ)な ど 3種 は日本 だけに分 九 pο んjθ じ醜 (ク チベニ タケ)、 Kο bα γαsjα んη "ん 布す るとされる種 で、 これ ら以外 のほとんどは広 く世界的 に分布 し、普通 に見 られる種であった。 16 奥吉野実習林 で見 られ る腹菌類 はそのほとん どが広葉樹林 に発生 し、針葉樹林 で子実体 が確認 さ れた種 は N燿 ι αんjυ θ。_ι ottθ んι Osα (コ チ ャダイ ゴケ)と とだopθ rご ο んρθrι αι じ胤 (ホ コ リタケ) “ だ けで あ った。 Hongo and Yokoyama(1978)は 日本産 ハ ラタケ類 は少 な くと も 9つ の分布 型 に分 け る こと がで きると述 べ て いる。 これ らの分布 型 に従 うと、奥吉野実習林 のハ ラタケ類 は広 く世界 的 に分 布 す る種 と北半球要素 を 中心 に構成 されて い る。 これ らの要素以外 で は北 アメ リカ・ 東 ア ジア要 θι じs orん αι s(キ ア ミアシイグチ)や 7レ ι χjttj“ s(ゥ ラグ 素 が比較的多 く、特 に Bο ι わθ Ψ S θ “ ロニガイグチ)な どが含 まれる北 アメ リカ東部・ 東 アジア型 の地理的分布を示す種 が多 か った。 jι また、今 のところ日本 だけに分布 す るとされている種 も比 較 的 よ く見 られた。他 に Rθ rο ιs “ “ sα ι ttο ん θosι rα ttι ttθ じs(ト キイ ロヒラタケ)や Lα Pι θ rOttν θ θ sル″οんjC“ s(ッ キ ョ タケ)、 “ Lθ ccι ん じ麓 θ χι rθ ttjOrjθ ん ι αι θ (ア カヤマ ドリ)な どの 極東要素、G"叩 んjd“ s rο sθ じs(オ ウギ タ jrθ ん ケ)な どのユ ー ラシア要素、Attα ん αrabrο υοι υ αι α (ヒ メベニテ ングタケ)や 7レ ι s ∽ じS υ ニ ガイグチ ドリ アジア (ミ )な どの東南 要素 も見 られた。逆 に熱帯・ 亜熱帯要素 をは じめ とす る jι jι 南方系 の菌 の発生 は非常 に少 なか った。奥吉野実習林 で見 られた南方系 の菌 は、標高 が低 く、 ブ ナ・ ミズナラ林 などよ りも比較的温暖 と思われるウラジロガシ林 に発生 した。寒帯・ 高山帯要素 は日本 ではまだほとんど知 られていないが (HOngo and Yokoyama、 1978)、 温帯 に位置 し、 標高がそれほど高 くない本実習林 では寒帯・ 高山帯要素 にあてはまる種 はほとんど見 られないと 思われる。以上 よ り奥吉野実習林 のハ ラタケ類 は、寒帯・ 高山帯 や熱帯・ 亜熱帯 よ りもむ しろ北 アメ リカ東部 を中心 に、極東、 ユー ラシア、東南 アジアといった地域 との結 びつ きが強 いと考 え られる。 また、子嚢菌類 やキクラゲ類、 ヒダナ シタケ類、腹菌類 ではほとんどの種が広 く世界的 に分布 するもの、 あるいは北半球 に分布す るものであったことか ら、奥吉野実習林全体 の高等菌類相 は 主 に世界的 に分布す る種 と北半球要素 か ら成 り立 っているといえる。 クヌギ・ コナラ林 のキ ノコ クヌギ・ コナラ林 には子嚢菌類 1種 、 キクラゲ類 2種 、 ヒダナ シタケ類 6種 、ハ ラタケ類21種 、 腹菌類 4種 が発生 した。 キクラゲ類では特 に Eχ jttα じυの αSSα (タ マ キ クラゲ)が クヌギの枯 れ枝上 に多 く発生 した。 本実習林 のクヌギ・ コナラ林 は実習林内の他 の林 と比較 して人手 が加わ りやす い状況 にある。 そのことを顕著 に表 しているのが Gprjん sル jθ Sjj(ヒ メヒ トヨタケ)の 発生 である。 Gprι ん s “ “ /rjθ Sι ι(ヒ メヒトヨタケ)は 枯 れたイネ科 などの草本上 に発生する種 として知 られて い る。 本菌 はクヌギ・ コナラ林 に敷 かれたわ ら上 に発生 してお り、発生源が人為的 に持 ち込 まれたことは明 らかである。 わ らが敷 かれる以前 には子実体 の発生 が確認 されてお らず、人為 によって比較的短 jrosα 期間 に分布 を広げたと考 え られる。 これ らの他 に比較的多 く発生 した種 と して ■醜αんι ι αυ θttsル℃ι θ rん S(コ ウジタケ)、 Lο cγ わ θ属 がある。 (ド クッル タケ)、 Bο ι “ イヌブナ林 のキ ノコ イヌブナ林 には子嚢菌類13種 、 キクラゲ類8種 、 ヒダナ シタケ類46種 、 ハ ラタケ類 93種 、腹菌 類 13種 が発生 した。 6月 ∼10月 にか けて トチノキ回廊 で は外生菌根 菌 で あ る スれαんじ ι α属 や Corι jん α rj“ s属 、Rじ ss“ ι α属、Lα θι αrι as属 、Rα aα rjα αcjι rれ αυ αr.cjι rれ α (コ 中で もスattι ι (カ バ イ ロ ツ ル タ ケ )、 Lα cι αrj“ s υOι θれ 属 などの発生 が非常 に多 くみ られた。 タマ ゴテ ングタケ)、 Aれ αttι α υαgjん αι αυ αr.ル ι υα s(チ “ 生 が特 に多 か った。腐生菌 で は θοι ″bjα チ タ ケ )、 Gο ノ 滋 s夕 οCCOS“ S(ウ ス タ ケ )の 発 ごη ttjι α (モ リ “ ノカ レバ タケ)や 0“ ご θ れαんsjθ 〃α 17 jα ι んα (イ タチ タケ)、 ルfjcroρ οras υθrん jθ わθS ι αθαzわ ι αわpttι ι α (ヒ ロ ヒダタケ)、 Psα めνrθ ι ρι θs υθrsjθ Oι οr(カ ワラタケ)の 発生 が 目立 った。 冬 虫夏 草 の 一 種 で (ツ ヤ ウチ ワタケ)、 多 αttθ ι αんS(カ メム シタケ)も イヌブナ林 で見 つか ることが多 か った。 &ン coご οん ある θοrdγ C“ Sん ι “ αttrα ι じs(コ ウタケ)は 秋 に列状 に群生す ることがあ った。 ι αcjι rjん α (ビ ョウタケ)、 ″γαん ar"α んαし麓 (カ ノ 他 に比較的多 く発生 した種 は 2.sporθ ι “ cα 胤 (ク チ ベニ タケ)、 シタ)、 Lθ ccjん じaん Orι οttj(シ ワチャヤマイグチ)、 Cα ι οsι οれαttρ οんι んわθ んpθ rι αι麓 (ホ コ リタケ)、 Psθ ごοcoι as scん θ θ Lγ ∝pθ rご ο rgjα θ (サ ンコタケ)な どであ っ “ “ た。 Jι ブナ・ ミズナラ林のキノコ ブナ・ ミズナラ林 に発生 した高等菌類 は子嚢菌類 9種 、 キクラゲ類7種 、 ヒダナ シタケ類21種 、 ハ ラタケ類58種 、腹菌類 5種 であ った。 奥吉野実習林 のブナ・ ミズナ ラ林 には小形 の Foれ θ s ベニ υ テ ングタ αι α (ヒ メ αrjじ s(ツ リガネタケ)や 東南 アジア要素 の スれαん αr“ わ′ουο′ んι /0麓 θ jCas(ツ α/r。 んごοSα キ ヨタケ)、 北半球要素 の Gr″らι θrο ttγ cθ sプ の οん ケ)、 極東要素 の L"叩 ι jι ι αυ θ んοSOι αttθ ι ι αι α (ヌ メ リツバ れαんsjθ ι イタケ)、 日本 のブナ林 に固有 の要素 として 0し ごθ タケモ ドキ)な どが発生 した。 これ らは一般的 に日本 のブナ林 を代表 す る種 である。 また、 jrgjん θ θ んα じ麓 (シ ロヒナノチャワ ンタケ)と 北 アメ リカ・ 東 アジア要素 であ る スの θ Lα cん ん 麓 υ “ θopα 〃θ んs(ウ スキブナノ ミタケ)は ともにブナの堅果上に発生する種で、奈良県 で は主 に南 ιι “ 部 のブナ帯 を中心 に分布 が限 られると思われる。 ttο ん αrj“ s(ウ ス ヒラタケ)、 他 に子実体 の発生 が比較的多 く確認 されたのは、Rθ じrο ιsp“ι “ エ ι αε rjん α sjθ ι ι αrα ttε αι α (ツ タケ)、 ス屁αんι ttα ん οr(オ オキツネタケ)、 0“ ごθ Lα ccα rjα bι cο ι (マ jι θ ttjわ %9ん α (タ マ ゴ タケ)、 ttjわ %ノEs“ わ タマゴテ ングタケ)、 Attα ん αんθ `p.ん υα (カ バ イ ロ ツル タケ)、 αgjん αι αυ α′.ル ι ん αυ rjん α (テ ングタケ)、 ■胤α ス胤αttι αραんι んθ rθ れjorι θ んι αι θ (ア カヤ マ ドリ)、 Lθ ccjん れ れθ χι ι rosα (ド クツル タケ)、 Lθ ccι んじ スaα ん αυ “ θ ι じs αarヴJα 屁胤θ S(ハ ナガサイグチ)、 Lα cι αrι じs んοrι οんjj(シ ワチャヤマイグチ)、 P″ υθrο わοι “ jcα αθ ttθ ι 胤 s(チ チタケ)、 Rじ ss“ ι pわ θ rjじ s υ οι θ (ド クベニ タケ)、 rα ιS(ツ チカブ リ)、 Lα cι α “ “ or(オ オキツネ cο ι αι じs(カ タウロコタケ)な どであ った。特 に Lα ccα rjα わι Xノ οわοιSル じSι ι “ “ タケ)は 発生数 が他 の種 に比 べて非常 に多 く、本実習林 のブナ・ ミズナラ林 を代表 する種 の一つ υαr cjι rjん α (コ jι jι jι に挙げ られる。 フサザクラ・ ガクウツギ林 のキ ノコ フサザクラ・ ガクウツギ林 には子嚢菌類 11種 、 キクラゲ類4種 、 ヒダナ シタケ類7種 、ハ ラタケ 類 6種 、腹菌類4種 が発生 した。 この林 では他 の林 で見 られな い、 あ るいは発生 数 が 少 な い ι αcι αυ s(ミ ズベ ノニセズキ ンタケ)、 んλjじ 胤 (ム ラサキ ゴム タケ)、 C“ ごοんjθ ι Ascocο っれθθ ι ε γι “ αι 降 瑠χ αjgι ι びοrttjS(テ ンガイカブ リタケ)と いった子嚢菌類 が多 く発生 した。 Ascocorγ んθ θ :θ ん んj“ 麓 (ム ラサキ ゴムタケ)は 温帯では ごく普通 に見 か ける種 で、湿 り気 の多 い材 上 に発 νι αε ι αυじs(ミ ズベ ノニセズキ ンタケ)は 水 に浸 った落枝 などに発生す ι 生す る。 また、απoん jθ ι ることが知 られている。 これ ら2種 は発生環境 か ら考えて、奥吉野実習林 の渓谷林 を特徴 づ ける 種 と思われる。 アカマツ林 のキノコ アカマ ツ林 に発生 した高等菌類 はヒダナ シタケ類 5種 、ハ ラタケ類 8種 であ った。 これ らの中 οttα にはマ ツ林 に発生 す る ことが知 られて いるSα rθ οごοんsθ αbrο sas(ケ ロウ ジ)や 力士んο′ 18 rob“ sι しれ (マ ツタケモ ドキ)、 Lα cι αrtts G"叩 んj滅 じs rosθ s(オ ウギ タケ)と aり sorrん θ s(キ チチ タケ)、 ユ ー ラシア要素 で あ る “ jん Sじ ι ι ι tts bο υ じs(ア ミタケ)な どの外生 菌根 菌 が あ る。 発生数 は Lα cι αrjし scん り sorrん θ s(キ チチ タケ)が 比較 的多 か った。本 来 アカ マ ツ林 に は さま “ ざまな外生菌根菌 が発生 す ると考 え られ るが、本実習林 の アカマ ツ林 は面積 が小 さ く、発生種数 “ が少 なか った。 スギ・ ヒノキ林 の キ ノコ スギ・ ヒノキ林 に発生 した高等菌類 は子嚢菌類 6種 、 キクラゲ類 5種 、 ヒダナ シタケ類24種 、 ハ ラタケ類34種 、腹菌類 2種 であった。 Q″ οれ rα θ scaι θ んι α (シ ャグマア ミガサタケ)は 春 に 針葉樹林地上 に発生する種 として知 られてお り、奥吉野実習林では毎年 3月 ∼ 5月 頃に発生 した。 発生子実体数 も比較的多 く、本実習林 のスギ・ ヒノキ林 を代表す る種 の一つである。 9、 10月 ,ι jん には G"η んjdas rosθ s(オ ウギタケ)と Sじ ι じsわ ου じs(ア ミタケ)の 混生 が見 られ、発生 “ jん jα の った は が か た んじι αrjα (ッ ノ マ タ タ ケ )と 子実体 数 後者 方 多 。 ま 、 G“ ∞ ttα ι N促 屁αι οι οttα ル scι C“ ι αrθ (ニ ガク リタケ)は 登 山口か ら標高500mま で続 く階段 に使 われて い る枕木上 に多数見 られ、特 に N解 れαι οι οttα ル scjθ ι αrθ (ニ ガク リタケ)は 一年 を通 じて発生 “ した。 スギや ヒノキの落葉、落枝 上 に発生す る Mび αsttι θ ι ιscん αttα θc″ αrjα js(ヒ ノキオチバ タ “ ケ)と 、 スギの落枝上 に発生する Sι rο わjル ras οんsん jttα θ (ス ギ エ ダタケ)は 発生す る基 物 が 限 定 されてお り、それぞれ スギ・ ヒノキ林 を特徴 づ ける種 であるといえる。 οscttρ んα ル なθ んs(キ チ ヤ ワ ン タケ)、 他 に発生 子実体数 の比較 的多 い種 と して は Cα ι j(キ イ ボ カ サ タ ケ )、 α (ベ ニ ヤ マ タ ケ )、 Rん οごqttν ι ιs ttarrα ι 詢 trο C力 θCOCCれ θ “ P“ ι υ θrο わοι θιsα r′ 切 れθ S(ハ ナガサイグチ)な どがある。全体 としては優 占樹種 が内生菌 “ “ “ 根性 のスギとヒノキであるため、 外生菌根菌 の発生種数 は腐生菌 のそれに比 べて少 な く、小形 の菌 が多 か った。 しか し、林内 に点 在す るモ ミやアカマ ツなどの外生菌根性樹種 の周辺 では G"叩 んじs夕 οCCOSas(ウ ス タケ)や イ グチ科 の子実体発生 が確認 された。 jι ウラ ジ ロガ シ林 の キ ノ コ ウ ラ ジロガ シ林 に発生 した高等菌類 は子嚢菌類 6種 、 キ クラゲ類 4種 、 ヒダナ シ タケ類 11種 、 ハ ラ タケ 類 22種 、 腹 菌 類 5種 で あ った 。 外 生 菌 根 性 樹 種 が 優 占 種 の た め ス麓αん α属 や jι s属 、R“ ssaι α属、Lα cι αrj“ s属 の発生 が他 の属 よ りも多 くみ られた。 また、 この林 “ で は ∬αυθι ι αttα cr9ρ s(ナ ガ エ ノチ ャワ ンタケ)、 Cα んι んαrθ ι ι じs cjわ αrι じs(ア ンズ タケ)、 南 “ んαrθ ι ιs 方 系 の 2だ ん。ροras coccjん θ s(ヒ イ ロ タケ )、 や や ま れ な 種 と さ れ て い る Cα んι “ “ cι ん θrθ s(ア クイ ロ ウスタケ)、 日本 で は全 国 で見 られ るが比 較的 まれ な種 とされ て い る極 東 要 “ ttOん θ οsι rα れjん θ s(ト キイ ロ ヒラタケ)な ど他 の林 で は発生 が見 られなか っ 素 の 2θ じrOι s sα ι “ “ た種 が 12種 あ った。 同 じシイ・ カ シ林 であ る春 日山や橿原神宮 と共通 す る種 は48種 中37種 で、非共通種 の ほとん ど Corι ι んαrι は腐生菌 であ った。 子実体 の発生 時期 子実体 が確認 された月 に基 づ いて発生 時期 を春 (3月 ∼ 5月 11月 )、 冬 (12月 )、 通年 の各 型 に区分 した。 )、 夏 (6月 ∼ 8月 )、 秋 (9月 ∼ θんι α (シ ャグマ ア ミガサ タケ)、 Morcん θι ι αcθ αθ (ア ミガサ タ 子嚢菌類 で は Q″ οttjι rα θscじ ι 19 α (タ ンポタケ) οsc勢力αル な観 s(キ チヤワ ンタケ)、 θοrαγcttS Cα ρjれ ι ケ科)に 属す る種、Cα ι θ θι ι れjα scじ ι ι ι αι α (ア ラゲ コベニ チ ャワ ンタケ)と CorανcttsんじれんS は春型 とな った。 Scじ ι οrOcjわ orjα θCノ jCん んj“ 麓 (ム ラサ キ ゴム タケ )、 働 ι (カ メ ム シ タケ)は 夏 型 、 Ascocoり ん οttο rα αθ 昭 れαscas(ロ ク シ ョウ グサ レキ ンモ ドキ)は 秋型 にな った。 また、 Djc響 んαι ι αθ rれ α (ビ ョウタケ)は 夏・ 秋 型 、 α (ニ セキ ンカ クアカ ビョウタケ)と Bj留9ο rθ ι rttbcorん θ ι わοttα 」 aガ 。んjθ ι αcι αυじs(ミ ズ ベ ノ ニ セ ズキ ンタケ)は 春・ 夏 型 に 区分 され た。 Cttι οrο θ αrjα ρO″ れo″ んα (マ メザヤタケ)は 通年型であっ αθ r乙 4giん Osα (ロ クショウグサ レキ ン )と ジのι jι た。 キクラゲ類 では ■で屁θ ι ι αttθ sθ んι θrjCα ?(コ ガネニカワタケ ?)、 Eχ jJα rθ cisα (サ カヅキキ ttα gι α οsα (ヒ メキ れα ι クラゲ)、 Eχ jttα じυ ssα (タ マキクラゲ)が 春型 に区分 された。Eχ ι “ jscosα "α jの οcθ rα υ クラゲ)と G“ 響 れ sisわ ccjん α (タ テガタツ ノマ タタケ)は 春・ 夏 型 、 Cα ι “jα jん αι οsじ 胤 αttα (ツ ノマ タタケ)と Psθ しごο励 しれ gθ ι α力膨′ (ニ カワホウキタケ)、 G“ 切り `pjん (ニ カワハ リタケ)は 夏・ 秋型であ った。 αι じs(カ タ ヒダナ シタケ類 では、硬質 の一年生あ るいは多年生 の菌である ジ οわοιS/rasι じι リι “ αんαι じ胤 (コ フキサルノコシカケ)、 Gα んο薇7れ αんθο―プ ウロコタケ)、 Gα んοごθ rれ α鋼?ρ ι の οんjC a協 (マ ゴ ジ ャク シ)、 タ コ ウキ ン科 に属 す る多 くの種 が通 年 型 に区分 された。 αttι んαrθ 〃 s “ qDん ο rα ルしcoι cρ ι s α cん jsOttj(ブ ナ ハ リタケ )、 7ん θι οごοんοガθ cι bα rj“ s(ア ンズ タケ )、 αrjα υ θrttjc“ ι αrjs(シ pα ι ttα ι α (モ ミジタケ)は 夏型、G釧 り んじsノ οcCOSas(ウ スタケ)、 ααυ jん jん ロソウメ ンタケ)、 ααυ ι opsjsん θι αんα (ベ ニ α (キ ソウメンタケ)、 ααυ ι opsjs ajν αらθ υο」 “ “ αん流j raS Scじ αれο sas(ア ミヒラタケ)は 夏・ 秋 型 、 ルのcο αθjα COpθ ι ナギナタタケ)、 P曖 "ο 胤 r"″ だ 競 (カ ノシタ)、 Sα rcο ごοんαttrα LS(コ ウタケ)は 秋型 (サ ガ リハ リタケ)、 既だんじ “ であ った。 ハ ラタケ狛頁では Pル arο ι ttο ん Ls p“ ι αrj“ s(ウ スヒラタケ)、 Cο ι りわjα αrν oρ ん α (モ リノカ レ バ タケ)、 Lα ccα rι αbjcο ι ι Cas(ツ キ ヨタケ)、 rOttγ cθ s ttpο ん θ οr(オ オキツネタケ)、 Lα ヮι “ バ ttα ι θ んαんαθ ι ιscん αttα θ6ν pα ttJS(ヒ ノキオチ タケ)、 ルのθ 九随rα stt」 θ 9'Oσ α (チ シオタケ)、 “ ttα ん sjθ ι ι α Lり Cθ んαpο りgrα れ胤α (ア シナ ガ タケ)、 均 cθ んα pじ rα (サ ク ラ タケ)、 0“ ごθ エ αι α (ッ タケ)な ど多 くの種 が夏・ 秋型 sjθ ι ι αrα 」ε ttα ん α (ヒ ロヒダタケ)、 0し ごθ αι ρι νρttι ι ベニ タケ科 に属す る外生菌根菌 はその多 くが 6月 に区分 された。特 にテ ングタケ科 とイグチ科、 jι jι j(キ イ ボ カ サ タケ)は 夏 型 、 ∼10月 の 間 に集 中 的 に発 生 した。 Rん οα んνι ιsれ rrα ι “ “ οれαrα ttcos“ 胤 (ナ ガエノスギ タケ)は 秋 型 、 α (サ クラシメジ)、 〃θ “わθι 既燿roρ んοras rassじ ι jん ttα θ (ス ギ エ ダタケ)は 秋・ 冬 αθ Lθ ん ι ι ごοごθ s(シ イタケ)は 春・ 秋型、助rObjι aras οんsん ι “ οι οttα ル scι Cじ Jα rθ (ニ ガク リタケ)は 通年型であ った。 型、N“ 胤αι Ca麓 (ク チベニ タケ) ι οsι οttα ttρ οんι rjε as(ツ チグ リ)と Cα ι 腹菌類 では Asι rα θ sん γgrOれ θ “ rι α ιれ (ホ Osα (コ チ ャダイ ゴケ)と Lγ copθ rdο んρθ αttυ θο― ι οttθ んι が通年型であ った。ハ ご ι “ “ コ リタケ)は 春・ 秋型、Psθ しごοcο ιs scん θι rgjα θ (サ ンコタケ)は 夏型であ った。 ι θ んわθ “ 次 にハ ラタケ類 に属す る種 の月別発生種数 の変化 を Fig.2に 示 した。 一 般 にハ ラタケ類 の発 iし 生 に関 しては、北海道以外 の 日本 の平地 では初夏 と秋 に雨 が多 く、 きのこシーズンが三度 おとず れる (小 川、1991)と いわれて いる。 それぞれの年 を見 るといずれ も梅雨期 と秋 の年 2回 、発生 種数 が多 くなった。 このことは奈良県 の他 の調査地 で も同様 の結果 を得 ている (丸 山、 1994、 1996a)。 1995年 と1997年 は梅雨期 によ り多 くの種 が発生 し、逆 に1996年 は秋 によ り多 くの種 が発 生 した。奥吉野実習林 のハ ラタケ類 の種数 の季節変化 の特徴 はその ピークの大 きさが年 によ って 不安定 で、特 に梅雨期 の発生種数 が安定 しないことである。梅雨期 の発生種数 は同時期 の降水量 の多少 が影響 して いると予想 される。 20 Number of species 45 40 35 t暉 30 25 -1995 20 │=il::;│ 15 10 ` ■ 0 ==・ Mar. Fig.2 ‐″_ Apr. _ 1 ヽ▲ ヽ ご Maly Jun. ヽ Jul. Aug. Sep. Oct. Nov. Dec. The seasonal variation in number Of species of Agaricales observed 注 目す べ き種 L"η ιθrο ttγ cθ s ttρ οんjCaS(ツ キ ヨタケ)は 菌類 レ ッ ドリス ト (環 境 庁 、 1997)に 絶 滅危 惧 Ⅱ類 と して記載 されてい る。 主 にブナや イ タヤカ エ デな どの枯 れ木 に発生す るブナ帯 の菌 であ る が、奈良県 で は春 日山で アカ シデ の枯木上 に発生 した の が確認 されて い る (浜 田、 1971)。 南部 の山岳地域 の調査 が進 めば広 い範 囲 で分布 が記録 され ると思 われ る。 おそ らく子実体発生数 は多 く、広 くブナ帯 に発生 して いると予想 され る。 ∬あ θι οttα rα ttε οs“ 胤 (ナ ガ エ ノスギ タケ)は モ グ ラ類 の排 泄 所 跡 か ら発 生 す る ことが一 般 的 に知 られて いる。奥吉野実習林 のモグ ラに関 して、宮 崎 (1997)は 奥吉野実習林 で は過 去 に本 格的 な モ グラの調査 は全 くされ て いないの で、 どん な種 が分布 して い るのか不 明 な点 が多 い と述 べ て い る。 しか し、毛 の形態 的特徴 と坑道 の大 きさを組 み合 わせ ることな どによ り、 モ グラ 3種 ウベ モ グラ・ アズ マモ グ ラ・ ミズ ラ モ グ ラ)の 巣 の 同定 が 可能 にな りつ つ あ るよ うに思 う (相 良、 1989)と い う。 したが って本菌 の発生地 か らモ グラ類 の巣 や排泄 所跡 、 坑道 、 毛 な どが (コ 発見、観察 されれば種 まで の推定 は可能 で あ ると思 われ る。 P"″ οrじ Sι じbθ rα sι θr(タ マチ ョレイ タケ)は 菌類 レ ッ ドリス ト (環 境庁 、 1997)に 絶 滅危 惧 I類 と して記載 されて いる。 日本 で は本州 の各地 で確認 されて いるが やや まれな種 であ る。本 菌 は地 中 にあ る球塊状 のかたい菌核 か ら発生 す る。 トチ ノキ回廊 と標高 700∼ 800mの 登 山道沿 い で各 一 個体 が採集 された。 おわ りに 本研究 で は 3年 間 で57科255種 の高等菌類 の子実体 の発生 が確認 された。 これ に今 回確 認 で き なか った既知種 を加 え ると、奥吉野実習林 か ら産 す るキ ノ コは57科300種 とな る。 採 集 され た標 本 の 中 には種 まで 同定 で きず不 明種 と した ものが約 400点 あ り、 日録 か ら省 いて い る。 不 明種 の α属 な どが比 較 的多 く 中 には数多 くの腐 生菌 の他 に、外 生 菌根 菌 で は θbrι jん αrj“ s属 、 R“ ssじ ι 見 られ る。 また、奥吉野実習林 の照葉樹林帯 での調査 は 3年 間 の うち1997年 だ けであ り、他 の林 に比 べ て調査・ 資料不足 であ ることは否 めない。 したが って、今後照葉樹林帯 での調査 が進 めば、 未確認種 が多数見 出 され ると思 われ る。 辞 謝 本研究 をまとめるにあた って、終始 ご指導 いただいた奈良教育大学 の北川尚史先生 をは じめ、 標本 の同定 に協力 して くださ った京都大学大学院人間・ 環境学研究科 の相良直彦先生、京都市教 育委員会 の吉見昭一先生、また同定 とともに文献収集 にもご協力 くださった奈良県香芝市在住 の 丸山健一郎氏、採集 や植生調査を手伝 って くださった数多 くの学生 のみなさんに深 く感謝 します。 引用文献 荒井滋 .1993.第 304回 例会橿原神宮菌類観察・ 採集会 .関 西菌類談話会会報 14:10-12. 荒井滋 .1995.第 314回 例会橿原神宮菌類観察・ 採集会 .関 西菌類談話会会報 16:2-3. 荒井滋。 1996.第 325回 例会橿原神宮観察・ 採集会 .関 西菌類談話会会報 18019:23-25. 荒井滋 .1998.第 335回 例会橿原神宮菌類観察会 .関 西菌類談話会会報 21:13-14. 吹春俊光 。 1996.ブ ナ林 のキ ノ コ.ブ ナ林 の 自然誌 ,(原 正 利 編 ),pp.195-213.平 凡 社 ,東 京。 浜 田稔 .1971.春 日山 の植物 目録 ,真 菌類 .奈 良市史 自然編 ,(奈 良市史編集審議会編 ),pp.178 -184.奈 良市 . 浜 田稔・ 横 山和 正 .1970.学 会記事 ,関 西談話会。 日本菌学会会報 11(3):132-133. 浜 田稔・ 吉見昭一・ 横 山和 正。 1972.学 会記事 ,関 西談話会。 日本菌学会会報 13(1):102-103. 原 田晋 一。 1989.奈 良教育大学 附属演習林 の植生。奈良教育大学卒業論文 本郷次雄 。 1994.山 漢 フ ィール ドブ ックス⑩ きの こ.山 と漢谷社 ,東 京 Hongo,T.and Yokoyama,K。 1978. 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The list of species observed in the Oku-Yoshino Forest Center for Natural Environment Education Exercises, 子嚢菌亜門 ASCOMYCOTTNA 不整子嚢菌綱 ゛ ツチダンコキンロ ・ ゛ ツチタンコキン科 ・ ツチタコ・ PLECTOMYCETES ELAPHOMYCETALES Elaphomycetaceae E lap homyc e s granu I atus 盤菌綱 DISCOMYCETES ビョ ウタケロ HELOTIALES キンカクキン科 ゛ ニセキンカクアカヒョ ウタケ Sclerotiniaceae D i c ephal ospo ra rufo c orne a ハイイロチヤワンタケ科 ・ ワンタケ? ハイイロクス チャ Dermateaceae Mollisia cinerea? ヒ ナノ チャワンタケ科 シロヒ ナノ チャワンタケ ・ スキンタケ科 ゛ ムラサキコムタケ Hyaloscyphaceae Lqchnum virgineum Leotiaceae Ascocoryne cylichnium ビョ ウタケ ・・ エ モキ ヒョ ウタケ? ゛ ・ ・ へ ニ ミ ス ノ セスキンタケ ・ ロクショ ウクサレキン ・ ・ ロクショ ウクサレキンモトキ Bisporella citrinq B. sulfurina? Cudoniella clavus C hlorociboria ae ru ginos a C. aeruginascens チャワンタケロ ・ニ ワン ケ ヘ チヤ タ 科 PEZZ.ALES Sarcoscyphaceae Microstoma floccosa var. fl occosa Sorcoscypha coccinea Helvellaceae Gyromitra esculenta Helvella macroPus Morchellaceae Morchella costata M. esculenta var. esculenla Verpa for'Practical digitaliftrmis PTronemataceae キチャワンタケ ・ ゜ アラケコヘニチャワンタケ Caloscypha fulgens Scutellinia scute ・ シロキツネノ サカスキ ゛ ヘニチャワンタケ ・ ュ ノホ リリ ウタケ科 ・ ケ ・マアミ カ シャク サタ ら 肝ワンタケ ナカヒノ ・ カサタケ科 アミ ゛ ・ カサタケ ヒロメノト カリ アミ ・ アミ カサタケ ・ ケ ・イカフ テンカ タ リ ゜ ヒロネマキン科 I lata 核菌綱 ゛ ハッカクキンロ ・カ ン ハ ッ クキ 科 ゜ タンホタケ PYRENOMYCETES CLAVICIPITALES Clavicipitaceae CordycePs caPitata カメムシタケ C. nutans 24 ハチタケ C. sphecocephala クロサイワイタケロ クロサイワイタケ科 ・ マメサ ヤタケ XYLARIALES Xylariaceae Xylaria polymorpha 担子菌亜門 BASIDIOMYCOTINA 異型担子菌綱 ・ シロキクラケ目 HETEROBASIDIOMYCETES TREMELLALES シロキクラケ¬叫 ゛ コカネニカワタケ? ゛ キクラケ日 Tremellac€ae Tremella mesenterica? AURICULARTALES キクラケ¬諄 ・ キクラケ Auriculariaceae Auriculariq auricula ヒ メキクラケ¬丼 ・ ヒ メキクラケ ゛ ・ サカツキキクラケ Exidiaceae Exidio glandulosa E. recisa タマキクラケ ニカワハリタケ ・ アカキクラケ目 ` E. uvapassa Pseudohydnum ge latmosum DACRYMYCETALES アカキクラケ¬斗 ニカワホウキタケ ・ ハナ・ ヒラタ クリ オキン? DacryrmYcetaceae Calocera viscosa Dacrymyces palmatus? マタタケ ツノ ・ マ ケ タタ タテカタツノ Guepinia spothularia Guepinropsts bucctna EUBASIDIOMYCETES 真正担子菌綱 HYMENOMYCETIDAE 帽菌亜綱 ゛ ヒ タナシタケロ ・ アンス タケ科 ・ アンスタケ アクイロウスタケ APHYLLOPHORALES Cantharellaceae Cantharellus cibarius C. cinereus ミ キイロウスタケ ・ ヒ ナアンスタケ ゜ クロラッハタケ ゜ ラッハタケ科 C. infundibuliformis C' mrnor C ro te re I lus cornucopioides Gomphaceae ウスタケ ・ シロアンス タケ Gomphus floccosus G. pallidus シロソウメンタケ科 シロソウメンタケ Clavariaceae Clavaria vermiculqns ムラサキホウキタケ ゛ ナキナタタケ C. zollingerii C I avulinops i s fus iformi s キソウメンタケ C. helvola 氏υ ・ニ ・ へ ナキナタタケ シロヒ メホウキタケ ・ カレエタタケ科 ゛ カレエタタケ メホウキタケ科 フサヒ C. miyabeano Ramariopsis htntzei Clavulinaceae Clawlina cristata Clavicoronaceae フサヒ メホウキタケ Clavicorona plnidota ホウキタケ科 ホウキタケ Ramariaceae Ramaria botryis キホウキタケ? R Jlava? コウヤクタケ科 アカコウヤクタケ ・ハ サカリ タケ リ ・レ チチ タケ Corticiaceae Aleurodis ctrs omorphus Mycoacia copelandi Plicatura crispa Pu I c he nic アイコウヤクタケ ウロコタケ科 ium c aeruleum Stereaceae コタケ チャウロ カタウロコタケ Stereum oslrea Xylobolus frustulatus シワタケ科 Meruliaceae シワタケ Merulius tremellosus カノ シタ科 Hydnaceae Hydnum repundum H. repandumvar. album Climacodontaceac Myco leplodono ides a i lc his oni i Thelephhoraceae Sarcocion aspratus S. scabrutsus カノ シタ シロカノ シタ ・ エソハリ タケ科 ・ フナハリ タケ ・ イホタケ科 コウタケ ケロウゾ モミ シ̀タ ケ ・ ・ ツフイホ タケ ゛ ニンキョ ウタケモドキ科 コウモリ タケ コウキン科 タ ・タケ ニクウスハ Thelephoru pairutiu T. vialis Scutigeraceae Albatrellus dispansus Polyporaceae Coriolus brevis ホウロクタケ ゛ タンアミ タケ ミ ケ イロアミ タ ・ エコノ キタケ ・ ケ チヤカイカ ラタ ゛ カネタケ ツリ ・ コシカケ ツカサルノ Daedalea dickircii D. serialis Daedaleopsis purpurea D. styracino D. tricolor Fomes fomenlarius Fomitopsis pinicola 26 マイタケ Grifolafrondoso I-ae tiporus s u lphure マスタケ? ・ カイカラタケ us ? Lenzites betulinus Oligoporus caesius ツヤウチワタケ ゛ アオソメタケ Piptoporus soloniensis シロカイメンタケ Polyporus olveolaris P. badius ハチノスタケ ゛ アシクロタケ P. brumalis オツネンタケモドキ P. squamosus アミヒ ラタケ P. tuberoster タマチョレイタケ Pycnoporus coccineus ヒ イロタケ Microporus vernicipes ホウネンタケ lis Ros e ofome s subJl exib i T. hirsuta オオチリメンタケ ・ アラケカワラタケ T. versicolor カワラタケ Tnchaptum bifurme ハカワラタケ T. elongatum? シロハカワラタケ? ・ ウスラタケ Trameles gibbosa T runc o spo ra o c hro I e u c a オシロイタケ Tyromyces chioneus マンネンタケ科 コフキサルノ コシカケ ・ マコシャクシ ・ タハコウロコタケ科 ニッケイタケ Ganodermataceae Gonodenno opplanolum G. neo-japonicum Hymenochaetaceae Coltriaq cinnamomea Hyme no c hae te mouge o ti アカウロコタケ ・ アスマタケ スエヒロタケ科 i Onnia vallata Schizophyllaceae スエヒロタケ Schizophyllum commune ハラタケロ AGARICALES ヒ ラタケ科 Pleurotaceae Phyllotopsis nidalans キヒ ラタケ Pleurotus ostreatus ヒ ラタケ P. pulmonorius ウスヒ ラタケ ト キイロヒ ラタケ P. sqlmoneostrnmtneus ヌメリ カサ科 ・ ロカ ・ ハタ イ サ? Hygrophoraceae Camarophyllus pratensis? Hygrocybe coccinea メノ カサ オト ・ ヘニヤマタケ H. conica アカヤマタケ C. virgineus ワー H. flavescens アキヤマタケ H. psittacina ワカクサタケ ・ タケ? カ ヤマヒ サ ・ サクラシメシ H. subcinnabarinq? Hygrophorus russula キシメゾ11 Tricholomataceae Armillariella melleo ナラタケ Collybio dryophila ・ ノ モリ カレハタケ ・ 功レハタケ ワサヒ C. peronato Genonemafibula エノキタケ ・ カサ ヒ ナノヒ Laccaria amethystea ウラムラサキ L. bicolor オオキツネタケ L. laccota キツネタケ ・ カレハキツネタケ Flammulino velutipes L. vinaceoavellanea Lampleromyces ツキヨタケ j aponicus Lentinula edodes シイタケ Marasmtellus cqndidus シロホウライタケ ・ ノキオチハタケ ヒ ・ロホ イタケ? アシク ウラ ゜ ハナオチハタケ ・ ・ スシオチハタケ ゛ ヘニカノ アシタケ M- chamaecyparidis M. nigripes? Marasmius pulchenipes M. purpureostriqtus Mycena acicula アカチシオタケ ・ クヌキタケ M. crocala M. galericulata チシオタケ ・ ミケ ウスキフナノ タ ゛ アシナカタケ M. haematopoda M. luteopallens M. polygramma サクラタケ ・ キュウハンタケ ・ ・ ヒ タサカスキタケ ・ ヒロヒタ タケ ツエタケ ・ モ ヌメリツハ タケ ドキ M. pura M. stylobates Ompholino epichysium Oudemans ie I la platyphyl la O. radicata O. venosolomellqta Strobilurus ohshimae ヮサピタケ ・エ ゛ スキ タタケ Tricholoma japonicum? シロシメシ̀? T. robustum マツタケモドキ T. usnle? Tricholomopsis decora カキシメゾ? キサマツモドキ T. rutilans サマツモドキ Panellus sfuticus 28 ・ ヒ メカハイロタケ ・ テンクタケ科 タマシロオニタケ ・ ン・ コタマコ テ クタケ ササクレシロオニタケ Xe romp ha I ina c ampane I I o Amanitac€as Amanito abrupta A. citrina var. citrino A. cokeri f roseotincta A. esculenta A. farinosa A. hemibapho subsp. hemibapha A. hongoi? A. longistriata? A. melleiceps A. pantherina A. porphyria? A. pseudoporphyria A. rubescens A. rubrovolvata A. subjunquillea A. sychnopyromis f, subannulato A. vaginata var. fulva A. verna A. virgineoides A. virosa レ フクロツ′ タケ ・ニ・ ヘ ウラ カサ科 ・ ・ ウラヘニカサ ハラタケ科 ・ロモ ノ ナカク リカサ ・ エノ サラ ハラタケ A. volvota Pluteaceae Pluteus atricapillus Agaricaceae prae c lare s quamo s us A. subrutilescens ヒ メオニタケ オニタケ Cystoderma granulosum Lepiota oculesquamosq L. castonea L. cygnea Leuco coprinus sub glo b isporus ? クリ イロカラカサタケ シロヒ メカラカサタケ ・ マルミ ノヒ カ サタケ? カラカサタケ Macroleptota procera ヒト ヨタケ科 Coprinaceae Coprinus シロオニタケモドキ? ・ ゛ タマコテンクタケモドキ? ゛ ヒ メコカネツルタケ ・ テンクタケ ・ ? コテンク タケ ・ コテンクタケモ・ トキ ・ カンタケ ・ニ ン・ メヘ ヒ テ クタケ ・ タマコタケモドキ ・ ・ テンクタケタマシ ・ カハイロツルタケ オオツルタケ ・ ・ シロタマコテンク タケ シロオニタケ ・ トクツルタケ A. vaginon var. punctats A garicus ドウシンタケ ・ ル ヨナカフ ヒメ リツ タケ ・ タマコタケ ヒ メヒト ヨタケ friesii C. potouillardi キララタケ ・ ヨタケ クスヒト P s at hy re I I a c a ndo I I i ano イタチタケ C. micaceus nυ 04 P. ムササビタケ piluliformis オキナタケ科 ・ ケ フミ ツ キタ ゛ モエキタケ科 ・ ・ンイ メカ センホ チ サ? ・ ニカ クリタケ Bolbitiaceae Agrocybe praecox Strophriaceae Kue hneromyces mutab i lis ? N a e mat o I o ma fa s c i cu I are N. sublateritium クリ タケ ・ スキタケモドキ ・ケ モエキ タ ・ サケツハタケ ゛ キサケツハタケ Pholiota squarrosoides Strophario aeruginosa S. rugosoannulala S. rugosoannulata f. lutea フウセンタケ科 ・ ウスフシフウセンタケ? ・ シメシ ・? ニセアフ ラ Cortinaniaceae C ortinarius al b ov io laceus ? C. tenuipes? Hebeloma rqdicosum ムラサキフウセンタケ ・ ヒ メコカ サ ゛ ・ ナカエノスキタケ H. sacchariolens? ヒ メワカフサタケ? C. violaceus Galerina hypnorum チヤヒ ラタケ科 Crepidotaceae Crepidatus mollis C. subsphaerosporus Rhodophyllaceae Rhodophyllus coelestinus var. violaceus R. crassipes R. cyanoniger R. munaii チヤヒ ラタケ ・ ニセコナカフ リ ゜ ン シ メ ゾ イッホ 科 ゜ ・ コンイロイッホンシメシ ヒ メ ゛ ゜ ウラヘニホテイシメシ ゜ ・ コンイロイッホンシメシ ・ キイホカサタケ シロイホ'カ サタケ ・ アカイホカサタケ R murrail f, albus R quadratus モミウラモドキ ミ イノ ・ ハ ヒタ タケ科 ヒロハアンス'タ ケ R. staurosporus Paxillaceae Hy gro p ho rop s i s auranti ac q ニワタケ ・ ヒタハタケ ・ オウキタケ科 P axi I lus otro tome nlosus P. involutus Gomphidiaceae オウキ`タ ケ ・チ イク 科 ゛ コウシタケ ・ アシイクチ キアミ ゜ ・ ニセアシヘニイク チ Gomphidius roseus Boletaceae Boletus fraternus B. ornatipes B. pseudocalopus アカヤマドリ Le ccinum extremi orienta I e 30 ・ シロヤマイク チ ・ シワ升 ヤマイクチ ゛ キヒ タタケ ・ ・ ハナカ サイクチ L. holopus L. hortonii Phylloporus bellus Pu lv e ro b o I e tus auriflamme us アミ タケ ・ ヌメリ イクチ ・ ・・ ウラクロニカイクチ ゛・ ニカイク ミドリ チ ・ オニイクチ科 ゛ ・ ミ ヤマヘニイクチ ・ セイタカイク チ ・ オニイクチモドキ ・ コオニイク チ ゜ ヘニタケ科 Suillus bovinus S. Iuteus Tylopilus extmrus T. virens Sfrobilomycetaceae B o Ie te I I us o b s cure co c c ineus B. russellii Stro b ilomyces confusus S. seminudus Russulaceae Lactarius chrysorrheus キチチタケ L. laeticolorus アカモミ タケ ・ ツチカフリ ・ チョ ウシチチタケ L. piperatus L. quietus L. subzonarius ケシロハツモドキ ニオイワチチタケ L. vellereus ケシロハツ L. volemus チチタケ ・ワレシロハ ヒヒ ツ L. subvellereus Russula alboareolala R R. emetica ハツ カワリ ゛ ドクヘニタケ R subnigricans ニセクロハツ cyanoxantha 腹菌亜綱 ニセショ ウロロ ・ ツチクり科 ・ ツチクリ ・ ・ ケシホウスタケロ クチヘ̀ニ タケ科 ゛ クチヘニタケ ・ ホオヘニタケ? ・ケ チャダイコ ロ ・コ ・ チャタイ ケ科 ゛・ コチャタイコ ケ GASTEROMYCETIDAE SCLERODERMATALES Asfiaeaceae A s troe us hygro me tricus TULOSTOMATALES Calostomataceae Calostoma japonicum c. sp.? NIDULARIALES Nidulariaceae Nidula niveo-tomentosa ホコリ タケロ LYCOPERDALES ・ ヒ メツチク り科 ゛ ヒ ナツチカキ Geasfaceae Geastrum mirobile 31 ・ エリ マキツチク リ G. triplex ホコリ タケ科 Lycoperdaceae Lycoperdon bispinosum ノウタケ ・ フタト ケホコリ タケ L. hiemale ヒ メホコリ タケ L. perlatum ホコリタケ ・ チャフクロ タヌキノ Calvatia craniifurmis L. pynftrme キホコリタケ ゜ スッホンタケロ ゛ アカカコタケ科 L. spadiceum PHALLALES Clathraceae サンコタケ ゜ スッホンタケ科 キツネノロウソク ゜ スッホンタケ ゜ ヒ メスッホンタケ ゜ フアルス科 フロト シラタマタケ P s eudoco lus s che I lenb ergiae Phallaceae Mutinus caninus Phallus impudicas P. lenuis Protophallaceae Kobayasia nipponica う0 Table 4. Monthly occuffence of mushrooms and vegetation Wpe Sp. name Year Mar. Apr. May Jun. Jul. Aug. Sep. Oct. Nov. Dec. Vegetation Wpe Elaphomy c es gr anulatus 1995 Dicephalospora rufo cornea 1995 Mollisi.a cinerea? 1995000 Lachnum virgineum 1997 Ascocoryne cylichnium 1995 Bisporella citrina 1996 0 丁2 OOOO 0丁 2 T3 () 0 1995 Cudoniella clavus 1997 Chlorociboria a eruginos a C. aeruginascens O O 1995 O O O 1997 ○ T2,T3,C2,E O M, esculenta var. esculenta 1995 () Verpa digitalifurmis 1995 S cute llinia s cut ellata 0 E T4 Tl 0 丁4 T4 C2 () 1995000 1997 0 0 丁2,T4 OOOO 1995 Xylaria polymorpha Tremella mesenterica? T4 T3 0 () 丁2 O 1995 T2,T3,T4 ○ O 1997 C. sphecocephala 丁2,丁 4 O 1995 1997 C. nutans T2 02 C2 02 1996 Cordyceps capitata 丁2,E E 1996 1997 T4 0 0 Caloscypha fulgens T4 0 0 0T2,T3,T4,C2 0 0 0 T2,C2 Morchella costata Helvella nncropus 3 1995000 19960 0 19970000 00 1995000 19960 0 19970 0 1997 1997 Gvromitra esculenta T2,T3.C2 OOOOOO T21T3,E O O O OT2,丁 Microstoma floccosa var. floccosa 1997 Sarcoscypha coccinea 丁3,T4 O O 1997 B. sulfurina? T2,丁 3,丁 4,C2 1995 0 19950000000000T2:T3,T4 1996000000000 1997000000000 T2,E 1995000 19970 0 0 33 T2 C2 丁2,T4 T2,T3 0 丁2,E Continued Auriculana auncula Year Mar.Apr.May Jun.Jul.Aug.Sep.Oct.Nov.Dec.Vegetation type T2 1996 Exidia glanduloso 19970 19950 O O 19960 O 19970 0000 E. recisa 1995 0 E. uvapossa 19970 19950 O O O P s eudo lrydnum ge lat i no s um Calocera wscosct 0 0 Sp.name T2,E O Tl,T2 丁2,C2 T4 丁2 Tl,T2,T3,T4 1996 () Tl 19970 O O Tl,C2,E 0 0 0 1997 1995 1996 1997 Dacrymyces palmatus/ 1997 Guepinia spathularia 1995 0 1996 1997 Guepiniopsis buccina 1995 1997 Canthorellus crbqnus 1997 C. cinereus 1997 C. inJundibuliJormis 1996 C. mmor 1996 C ratere llus cornucoprorde s Gomphus floccosus Clavariq vermicularis zollingeni C i ovu I inops i s J u s iJb rm i s 1996 C. helvola 1995 O O O O O 1997 0 1996 1997 34 T3 T3,C2 T2,C2 丁2,丁 3,C2 丁2 C2 T2 T2,Cl,C2 T2 丁2,Cl,C2,E C2 T2 O 1996 C. mrabeonq 0 0 O O O O O O O O O 1996 T2,T3,C2 [ 1996 1997 C. T2 E O O O O O O O 1996 丁2,丁 3,C2 T2 1996 1995 C2,E T2,T3,T4 0 0 0 0 1997 pallidus 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1996 G. Tl,T2,T3,丁 4,C2 O O O O O C2 T2,C2 02 C2 C2 E C2 02,E Continued Sp. name Year Mar. Apr. Mal Jun. Jul. Aue. Sep. Oct. Nov. Dec. Veeetation tvoe Ramariopsis kuntzei 1996 0 O 1997 Clowlino crisnta 1997 Clavicorcnu pyxidulu 1995 1996 1997 R. O O 0 0 0 0 0 T2 T2,C2 0 T2,T3,C2,E 0 1997 Ramqriu botrylis Mycoacia copelandii 1995 1996 Plicatura crispa 19970 P ulcherricium 1995 caeruleum Srereum ostrea Xylobolus frusluiulus T2 0 O O O 1997 1997 0 O O --l-. --:vtutts 0 0 0 0 0 0 0 0 1995 Albatrellus dispansus 1995 Coriolus brevis 1995 0 0 1996 Daedalea dickinsir 19950000000000丁 1996000000000 1997000000000 T2 T2 O 1995 1997 ,l T2,Cl T2 O 1996 1996 I T2 T2 1996 1997 Thelephora palmato 丁2 T2 T2 0 1997 S. scubrosus T2,T3 T2,Cl 1995 1996 O O O 1996 Sarcodon ospratus 丁2 T2,T3 1995 i 丁4 T2 Hy)num repundum u i t c h i so n i T2 19950 0 0 0 0 0 0 0 o OT2,T3 1996000000000 1997000000000 1995 iulyco I ep todo no ide s T2 1997 0 Merulius lremellosus H. repandum var. qlbum T3 O O 1996 0 O O Al e urodi s cus amo rp lius 丁2 0 1997 flava? C2 02 C2 Cl C2 C2 C2 C2 T3 0 0 0 0 丁1,T3 T3 2,丁 3 T2 T2,T3 民υ 00 Continued Sp.name Year Mar.Apr.May Jun.Jul.Aug.Sep.Oct.Nov.Dec.Vegetation type T2 1995 () D. serialis Daedaleopsis purpulea 1se5 0 asりmc′ “ ブ εOル Grifolafrondosa Lae lipo rus sulphu rews? Leruites betulirius Microporus vernicipes 1 995 1 996 0 rus soloniens is Polyporas alveolaris P. badrus P. brumalis O O O O O 0 T2,丁 3,E T2,T3 T2 0 T2 1997000000000 T2,T3,C2,E 1995 0 0 0 1996 19950000000000T3,C2 1996000000000 T3 O O 1997 O O O 1995 1997 0 0 0 0 1995 O 1997 1995 2 2 T C Oligoporus caesius 0 3 19950000000000丁 1997000000000 T3 2 19950000000000丁 1996000000000 T2 1997000000000 T2,C2 1997 0 T3 1997 0 T3 19950 0 0 0 0 0 0 0 0 0Tl,T2,T4 丁2 1996000000000 1997000000000 T2,01,C2 2,T3,T4 19950000000000丁 1996 P ipl<lpt O T2,T3,T4 T2 0 1ee70 0 0 αガ郷 乃″ωル″ ′ `″ =opslsP加 O 1e96 cο ′ υ″ ,ノ ′′ Fο ″ノ 19950000000000T2 1996000000000 T4 1997000000000 T3 C2 T2,T3,C2 T2 丁2,T3 丁2 T2 () 19970 0 P. squamosus T2,T4 O O 1995 1996 1997 P. tuberasler 1995 Pycnoporus coccineus 1997 OO000 36 O O O T2,T3,C2 T2 T2,T3,C2,E o o oooO E T2 Continued Year Mar. Apr. May Jun. Jul. Aug. Sep. Oct. Nov. Dec. Vegetation type Sp. name Ro s e ofo me s s 1995 ubfl ex i b i I is 0 1996 0 丁2 1997 hirsuta T. verstcolor 2 19950000000000T2,T3,C2 1996000000000 T2,T3 1997000000000 19950000000000T2,T3 1996000000000 T2 1997000000000 T2 G. neo-japonicum Collricia cinnamomeu 1995 Ie 丁1,丁 2,T3,C2 0 Tl,T2 1995 uca Tyromyces chioneus Gumxlermu applunulum 丁2 2,T3 O 0 0 1997 Hymenochuete mougeol t i 1995 Onniu vullulu 1995 Schizophyllum commune 1995000000 199700000 Phyllotopsrs nrdulans 1995 0 Pleurotus ostreotus 1996 () pulmonarius 丁2 T2,C2,E O O丁 3,C2 T2 O 1995 O 1997 O O O O O T2,T3 T2,T3 T3 E O C2 0 C2 0 0 T2,C2 0 C2 1996 1995 1997 Hygrocybe coccinea ○ 0 1997 C. virgineus T2,C2 丁1,T2,T4 1997 rophyllus p ratens is? O 00000 T2,T3,C2 1996 P. solmoneoslromineus C2 C2 O 1996 Cama Tl T2 O 1995 O O 19950000000000T2 1996000000000 T2 1997000000000 T2 19950000000000丁 P. O 1997 0 elongutum? Truncos po ra oc hro T2 1995 Trichaptum biforme T. 0 19950000000000丁 Trametes gibbosa T. T2 1995 0000 丁3,C2 0 1996 O 1997 37 0 02 C2 Continued name Year Mar. Apr. May Jun. Jul. Aug. Sep. Oct. Nov. Dec. Vegetation type H. conica 1996 H. 1997 flavescens 1995 H. subcinnobarina? 1997 Hygrophorus russula 1995 υ∠ V 1996 1997 C. 1995 peronota Gerronemafibula 1995 Laccoriu umelhyslee 1996 1996 ○ 1997 Lampt e romyc es j apo ni cus ○ T2 0 O 丁3 T3 T3 O 丁3 O O 丁2 O 1996 1995 ○ 1995 1996 1997 0 0 ○ O O 0 0 0 M. nigripes? 1997 Marasmius pulchernpes 1996 ○ 1997 0 0 0 M. purpureostriqtus 1995 Mycena uciculu 1995 M. crocata 1996 O O 02 C2 C2 C2,E E T2 ○ Tl,T2,C2,E 丁1 ○ 0 T4 ○ 38 T3 丁2 ○ 19970 M. chamaecypondis 丁3,Cl T3 O O 1997 Marasmiellus can&dus T2 T3 1995 1995 0 丁1,丁2,丁 3 Tl,T2 O 1996 Lennnula edodes T2,T3 T3 O O O O 1997 L. wnaceoavellanea T2 0 0 O O 0 0 ○ 1997 T2 0 1995 L. ktccata Tl,T2,C2 O 0 0 1997 L. brcolor T2,T3 丁2 1997 19950 T2 E 1996 Flammulmo velutipes T2 O O 1995 O O Collybiu dryophilu 0 0 0 0 0 0 0 丁2 O O O O 1997 T4 ハ 1996 Armillariello mellea Tl O O H. psiltacina O O Sp. 丁2 Continued Sp. name Year Mar. Apr. May Jun. Jul. Aue. Sep. Oct. Nov. Dec. VeEetation tvoe M. galericulata 1997 M. haematopoda 1995 O O O 1997 1995 M. polygrt 1995 T2,T3,丁 4 0 0 0 1995 1996 Omphalina epichysium 1995 O ude mans r e I I a p I atyp hy I I o 1995 0 0 0 0 0 1997 0 0 1996 1997 Panellus spticus 19950 0 T. robustum 1997 T. ustale? 1995 O O 0 0 0 0 0 0 0 0 ○ 0 O O 1997 1995 Amanito abrupto 1995 1996 A. citrina var. citina T2,T3 丁2,丁3,C2 T2,丁 3,E 丁2,T3 丁3 T3 1995 1996 39 C2 C2 T2 Cl Cl O O O 1995 Xeromphalina campane I Ia 丁2,T3,C2 丁2 O 1996 rutilons T2 0 0 0 0 O O 1997 T. T2 O OC2 1997 1996 Tl,T3 丁2 1995 Tricholoma japonrcum? T2,C2 0 1996 Tncholomopsis decora 丁2 O 1997 Strobilurus ohshimae Tl,T2,T3,C2 0 0 O O 0000 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 O O 1996 1995 T2,T3 O 1995 O. venosolamellata T2 ○ 1997 O. radicata T3 0 0T2,丁 3 1997 1997 T2,Cl 0 0 1997 M. srylobates T2 0 1996 M. pura O O O 0 0 0 1996 M. luteopallens T2 T2 T3,C2 C2 C2 T2 T2 T2 T2,T3 T2 Continued Sp. name Year Mar. Apr. May Jun. Jul. Aug. Sep. Oct. Nov. Dec. Vegetation Wpe 0 0 0 0 0 1997 A. cakenf. roseotincta 1997 A. esculenta 1997 A. 1995 farirutsu A. hemibaplu subsp. hemibupha T3 O O 0 0 O O 1997 丁3 丁2 T2,T3,E T2 A. hongoi? 1996 A. longislriala? 1997 A. melleiceps 1995 A. pantherina 1995 ○ 1997 0 0 O 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1997 A. pseudoporphyria 1995 1995 A. rubruwtlvata 1997 A. subjunquillea 1995 A. sychnopyramis f. subunnulalo 1995 A. voginula var. falva 1995 丁2,E O 1997 A. rubescens A. verna 1997 A. virgineoides 1997 A. virosa 1995 O O O O O O O A gari c us prae c I a re s q uamo s us 1995 1995 T2 0 Tl,T2 丁1,T3 丁3 O Tl,T2,T3 T2 T2 T3 02 O O E T2 T2 T2 ○ 40 T2,T3,E T2 O 0 丁2,T3 T3 O 1997 Lepiota aculesquqmosa C2 T3 0 1996 1995 Tl O 1995 Cystademu granulasant T2,T3 0 0 0 0 O 1997 A. subrutilescens T2 O 0 0 0 0 0 1997 1997 T2,T3,E O 1995 1995 丁2,T3 O O 1997 Pluteus qtncopillus Tl O 1996 A. voivuru 丁1,T2,T3,E O 1997 1995 丁2 Tl 1996 A. vaginata var. punclalu T2,T3 O 1995 A. porphyria? Tl,T2,E T3 Tl Continued Sp. name Year Mar. Aor. Mav Jun. Jul. Aue. Seo. Oct. Nov. Dec. Vecetation tvoe L. castanea 1995 L. cygnea 1995 O O O T2,C2 O O 1995 1996 1997 C. micuceus 1995 O O O P sul hy re I I a cu ndo I I ia na ルrr/ar″ 2′ ブ JS・ 0 0 1995 ○ `α 丁4 丁2=T3 丁2 丁2,T3,E T2 0 1995 Иg″ ッ みι′″ ι T2,T3,T4 O 0 0 0 0 0 0 1996 1997 丁1 丁3 0 0 1995 丁4 O 1997 panuillardi T2 O ○ 1997 C. T3 O 1997 Coprinusfriesii T2 O O Leucocoprinus subgkthisporus? 1995 Macrolepiota procera 丁2 0 1995 0 0 199500000 00 1996 0 0 199700000000 丁2 T2 1997 κ″ι力″ι″οη ειS′ b′ ris2 "“ `α ο″αヵ scJc"ル ″ ハむι″αゎ′ N. sublateritium 1996 Pholiota squanosoides Stropharia aeruginosa 1997 1997 1996 S. rugosoannulata 1995 1997 S. rugosoannulala Co f lulea rtinari us al b ov ioluce us? 1995 1995 1997 C. tenuipes? 1997 C. violaceus 1996 Galerina hypnorunt 1995 1997 Hebeloma rutdicosum T2 0 0T2,T3,C2 0 0 0 0 0 T2 0 T2,丁 3 T2 T3 丁2,C2 T2 O O O O O O 1995 41 O 丁2 02 O O 0 O O O O 丁2,丁 3 Tl,T2,T3,C2 1997 Crepidotus mollis T2,C2 O O O O O O O 1996 1995 T2,T3 T2,丁 3 0 1995 II. sacclwriolens? 02 T2,C2 O 丁3 丁3 丁3 Tl 丁2 Continued Sp. name Year Mar. Aor. Mav Jun. Jul. Aus. Sep. Oct. Nov. Dec. Vesetation tvpe O O O O O O 1996 1997 C. subspluerosporus 1995 Rhodophyllus 1995 coe lesl i nus var. violaceus 1996 R. crassipes 1997 R cyurutniger 1997 R. murrati 1995 T2 E O O T2,C2 C2 O T2 O T2,C2 O 1997 1995 1997 1995 R. quadratus 1997 1995 K staurosporus 0 Hy grop ho rops i s aurqnt iq c a Paxi I lus atrotomentosus 丁2,C2 T2,C2 C2 丁2 T2,T3,C2 丁2,02 0 0 1995 0 1996 0 0 1995 1996 Gomphidius roseus Boletus Jiaternus 1997 1996 1997 L. hotopus 1995 1997 L. hortonii 0 0 0 0 O 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 O O 0 0 O O O 1995 oriental e 02 C2 1995 1997 Lec ci num ext remi 0 0 1995 pseudocalopus T2 1997 1996 B. ○ T3 丁2 0 1997 B. omatipes 丁2,C2 1995 1996 1995 1996 42 丁2,C2 0 O 1997 P. mvoiutus C2 O O O O O O O O O 0 0 0 1996 1997 丁3 O 1996 R mutaiif albus Tl,丁 2,T3 C2 C2 Cl,C2 Tl Tl T2,T3 T2 T2,丁 3 T2 丁2 丁2 Tl,T2,T3,C2 T2 丁2,T3 T2 T2 Continued Year Mar. Apr. May Jun. Jul. Aug. Sep. Oct. Nov. Dec. Veeetation tvpe Sp. name O O O O O O O 0 0 O O 0 0 0 O O O O 0 O O O O O O 1997 1995 Phylloporus bellus P u lve ro b o I etus aurifl amme us 1995 1996 1997 Suillus bownus 1995 1996 1997 S. luteus 1996 'Iylopilus eximius 1995 1997 T3 丁2 T3,C2 T2,C2 丁2,C2 T2,Cl,C2 02 Cl,C2 T2 丁2 T3 1997 Bolete I lus ob scure coccineus 1997 B. russellii 1996 Stro b i lomyces confusus 1997 S. seminudus 1997 Lactanus chrysotheus 1997 L. laeticolorus 1997 L. piperatus 1997 L. quretus 1996 L. subvellereus 1996 L. subzonarius 1995 L. vellereus 1997 0 E L. volemus 1995 ○ T2 O O O T2,T3 O O T. virens R. emetrca 1995 1997 Astraeus hygrometricus 1995 Calostoma japonrcum T2 丁2 O O O 19950 丁2,T3 0 43 02 O ○ 0 ○ O O Ntdul a niveo-t omentosq 丁3 0 0 0 1997 T2,T3,E O 19970 0 0 19950 0 0 0 19960 19970 0 0 c. sp.? 丁2,01 T3 ○ 1997 R subnigricons T2 T2 0 1996 E 丁2 0 0 0 R. cyanoxantha 丁2 丁2=丁 3,E 0 O O 1997 1996 E T2,T3,E 1996 Russula olboareolatq 01,C2,E O 0 0 0 0 0 ○ 0 Tl,T2,丁 3 丁2,T3,T4,E ○ O T2,丁 3 T2 ○ T2,丁 3,E E 丁2,丁 4 Continued 0 0 0 0 1996 19970 Geastrum mirabile 1997 G. triplex 1995 0 0 丁2,丁4 丁2,C2 0 E 0 T4 丁2 1997 く ) Colvatia craniiformis 1995 Lycoperdon bispinosum 1995 L. hiemale 1997 L. perlatum 19950 0 0 0 0 Tl 0 1996 1997 () L. pyriforme 0 0 0 ○ T2 0 0 0 0 0 丁1,丁 2,02 T2 T2,T3,C2,E 1995 () 1997 L. spadrceum 1996 P s eudocolus sc he I le nbe rgiae 1995 丁2,T3 T2,T3 () 0 T2,T3 O 1995 P. tenuis 1995 丁2,丁 3 T2 ○ 0 0 Phallus impudicus 丁2 0 0 0 1997 1996 T2 ○ 1996 Muttnus caninus 丁1,丁 2 1997 O T4 丁2 T2 ′■