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第十六改正日本薬局方第二追補 D-マンニトールの
LC Technical Note 第十六改正日本薬局方第二追補 147 D-マンニトールの分析 GL Sciences Inc. 日米欧三薬局方でD-マンニトールが調和合意され、それに基づき第十六改正日本薬局方(JP16)第二追補で試験項 目などが改正となり、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)による分析が追加されました。 D-マンニトールの純度試験(4)及び定量法では、長さ30 cmのカラムを温度85 ℃でHPLC分析を行いますが、オーブ ン機種によってはカラムサイズが大きすぎて入らない場合やオーブン温度が高すぎて制御できない場合があります。 GL7700シリーズのカラムオーブンCO7730では、カラム収納部の高さが365 mmあり温度が85 ℃まで制御できるため、 D-マンニトールの分析を行うことが可能なシステムとなっています。 今回、GL7700シリーズを用いて第二追補の条件に従い、HAMILTON HC-75(Ca2+)カラムでHPLCによる分析が良好 に行えましたのでご紹介します。 (R. Hirano) D-マンニトール定量法 Analyte: 400 システム適合性試験用溶液 (1) 1,3. Isomalt 2. Maltitol 4. D-Mannitol 5. D-Sorbitol 4-a 0 200 mV 5 0 10 20 30 Time (min) システム適合性試験用溶液 (2) mV 20 2 1 0 3 0 10 20 30 Time (min) 800 標準溶液 0 200 400 mV 600 4-b 0 10 20 30 Time (min) HPLC 条件 ・ システム ・ カラム ・ 溶離液 ・ ・ ・ ・ 温度 検出器 注入量 流速 GL7700 HPLC system HAMILTON HC-75 (Ca2+) (9 m, 300 x 7.8 mm I.D.) H2O 85 ℃ RI (40 ℃) 20 μL 0.5 mL/min ・システムの性能 相対保持時間 (1 to 4-a) 相対保持時間 (2 to 4-a) 相対保持時間 (3 to 4-a) 相対保持時間 (5 to 4-a) 分離度 (4-a, 5) : 0.69 (約 0.6) : 0.74 (約 0.69) : 0.77 (約 0.73) : 1.19 (約 1.2) : 4.90 (≧ 2.0) ・システムの再現性 ピーク面積(4-b)の相対標準偏差 (%)(n=6) : 0.10 (≦ 1.0) *()内数値は薬局方規格値 バックナンバーやアプリケーション検索はこちらから・・・ http://www.gls.co.jp/hplc.html GL Sciences LC Technical Note D-マンニトール純度試験(4) 800 試料溶液 Analyte: 0 200 400 mV 600 1-a 1. D-Mannitol 2. D-Sorbitol 0 10 20 Time (min) 試料溶液 (拡大図) 2 0.4 -0.2 0.0 0.2 mV 0.6 0.8 30 1-a 0 10 20 30 Time (min) 20 標準溶液(1) 0 mV 1-b 0 10 20 Time (min) 1-b 30 0.4 -0.2 0.0 0.2 mV 0.6 0.8 標準溶液(1) (拡大図) 0 10 20 30 Time (min) 0.4 1-c -0.2 0.0 0.2 mV 0.6 0.8 標準溶液(2) 0 10 20 30 Time (min) HPLC 条件 ・ システム ・ カラム GL7700 HPLC system HAMILTON HC-75 (Ca2+) (9 m, 300 x 7.8 mm I.D.) ・ ・ ・ ・ ・ H2O 85 ℃ RI (40 ℃) 20 μL 0.5 mL/min 溶離液 温度 検出器 注入量 流速 ・検出の確認 ピーク面積比:(1-c)/(1-b) = 2.15 % (1.75 ~ 3.25 %) ・システムの再現性 ピーク面積(1-b)の相対標準偏差 (%)(n=6) : 0.06 (≦ 1.0) *()内数値は薬局方規格値 **D-マンニトール直後の負ピークは空気由来のピークであるため、 溶離液や試料の脱気状況などによって増減します。 GL Sciences LC Technical Note カラムオーブンCO7730 D-マンニトール分析カラム カラム(JP16第二追補本文より抜粋): 内径7.8 mm, 長さ30 cmのステンレス菅にジビニル ベンゼンで架橋させたポリスチレンにスルホン酸基 を結合した9 μmの液体クロマトグラフィー用強酸性 イオン交換樹脂(架橋度:8%)(Ca型)を充填する. カラムHAMILTON HC-75(Ca2+) HC-75(Ca2+) 9 μm, 300 x 7.8 mm I.D. Cat.No. 7845-79642 基材:ポリスチレンジビニルベンゼン 官能基:スルホン酸 架橋度:8% 温度設定範囲:4℃-85℃ 温度制御範囲:(室温+10)℃-85℃ 収納空間:W220×H365×D95mm 大きさ:W260×H415×D420mm ジーエルサイエンス株式会社はHAMILTON COMPANY社製 HPLC用ポリマーカラムの日本総代理店です。 DG7760 分析装置:GL7700 シリーズ D-マンニトール分析システム ① ② ③ ④ ⑤ 脱気装置 送液ポンプ オートサンプラー RI検出器 カラムオーブン DG7760 PU7710 AS7720 RI7754 CO7730 ジーエルサイエンスでは、分析ノウハウときめこまやかなフォローもお付けしたシステム提案を行っております。 お近くの営業所や カスタマーサポートセンター までお気軽にお問い合わせください。 ホームページはこちらから・・・ http://www.gls.co.jp/hplc.html 〒163-1130 東京都新宿区西新宿6丁目22番1号 新宿スクエアタワー30F TEL.03(5323)6611 FAX.03(5323)6622 TEL.03(5323)6611 TEL.06(6357)5060 TEL.045(985)7900 TEL.024(534)2191 TEL.029(858)3700 TEL.043(248)2441 TEL.048(667)1611 TEL.052(931)1761 TEL.082(233)1101 TEL.092(738)6633 FAX.03(5323)6622 FAX.06(6357)4580 FAX.045(985)7901 FAX.024(536)1518 FAX.029(858)3780 FAX.043(248)2485 FAX.048(667)1656 FAX.052(931)1814 FAX.082(233)1110 FAX.092(738)6636 カスタマーサポートセンター T E L . 0 4 ( 2 9 3 4 ) 1 1 0 0 FAX.04(2934)3361 東 大 横 東 筑 千 北 名 広 九 京 営 業 阪 支 浜 支 北 営 業 波 営 業 葉 営 業 関 東 営 業 古 屋 営 業 島 営 業 州 営 業 部 店 店 所 所 所 所 所 所 所 データに起因して生じたいかなる損害に対しても、当社は責任を負うものではありません。 また、記載事項を予告なしに改訂する場合があります。あらかじめご了承ください。 ジーエルサイエンス LC テクニカルノート