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上越市ケーブルテレビ施設譲渡先事業者選定委員会 第 1 回会議 平成

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上越市ケーブルテレビ施設譲渡先事業者選定委員会 第 1 回会議 平成
上越市ケーブルテレビ施設譲渡先事業者選定委員会
第 1 回会議
平成 24 年 5 月 31 日(木)午後 3 時から
上越市役所 4 階 401 会議室
1 上越市総務管理部長あいさつ
2 委嘱状手交
3 委員自己紹介
4 委員長及び副委員長の選任
5 報告
⑴ 市直営ケーブルテレビ施設と事業見直しの概要について
⑵ 上越市ケーブルテレビ施設譲渡先事業者選定委員会設置の目的について
⑶ 全体計画及び今年度のスケジュールについて
6 協議
⑴ 市直営ケーブルテレビ施設の現地視察について
7 その他
○添付資料
・上越市ケーブルテレビ施設譲渡先事業者選定委員会 委員名簿
・上越市ケーブルテレビ施設譲渡先事業者選定委員会 席次表
・資料 1 上越市ケーブルテレビ施設及び提供サービス等の概要
・資料 2 市直営ケーブルテレビ事業の見直しの経過
・資料 3 上越市ケーブルテレビ施設譲渡先事業者選定委員会の設置
・資料 4 譲渡先候補事業者の選定に係る全体計画と今年度のスケジュール
・参考 1
・参考 2
上越市ケーブルテレビ施設譲渡先事業者選定委員会設置要綱
上越市ケーブルテレビ施設条例
・参考 3 平成 23 年第 5 回(12 月)上越市議会定例会総務常任委員会【所管事
務調査】資料
・参考 4 ケーブルテレビ事業の見直しについて:地域説明会配布別冊資料
上越市ケーブルテレビ施設譲渡先事業者選定委員会 委員名簿
(敬称略)
区分
委員名
おおもり
大森
性別
やすまさ
康正
所属
男性 上越教育大学
准教授
男性 県立看護大学
教授
学識経験者
はしもと
橋本
安塚区
うちやま
内山
あ き ひ ろ
明生浩
み
よ
こ
見與子
女性 特定非営利活動法人NPO雪のふるさと安塚
ケーブルテレビ
こやま
吉川区
小山
三和区
荒井
安塚区
日下部
まさあき
正昭
男性 前吉川区町内会長連絡協議会会長
放送番組審議会
住民委員
吉川区
三和区
あらい
く さ か べ
いちむら
市村
うめざわ
梅澤
どばし
行政委員
のりこ
則子
土橋
しゅうこ
修子
ち
え
こ
千恵子
えんりょう
圓了
ひとし
均
女性 三和区振興会事務局
女性 公募市民
女性 公募市民
男性 公募市民
男性 総務管理部長
◎委 員 長:
○副委員長:
◆事務局
総務管理部 総務管理課
自治・市民環境部
各区総合事務所(安塚区・吉川区・三和区のみ)
総務管理部 広報対話課
上越市ケーブルテレビ施設譲渡先事業者選定委員会 席次表
(第 1 回会議:上越市役所
上越教育大学
おおもり
4階
401 会議室)
新潟県立看護大学
やすまさ
はしもと
あ き ひ ろ
大森 康正
橋本 明生浩
安塚ケーブルテレビ番組審議会
吉川ケーブルテレビ番組審議会
うちやま
み よ こ
こやま
まさあき
内山 見與子
小山 正昭
三和ケーブルテレビ番組審議会
一般公募(安塚区)
あらい
のりこ
く さ か べ
―
しゅうこ
荒井 則子
日下部 修子
一般公募(吉川区)
一般公募(三和区)
いちむら
ち え こ
市村 千恵子
うめざわ
えんりょう
梅澤
圓了
入
―
総務管理部長
どばし
ひとし
土橋
均
(事務局)
総務管理課
しらくら
総務管理課
あきやま
まさや
秋山 雅也
かずゆき
総務管理課係長
くまき
まさしげ
総務管理課長
たかはし
まさひろ
総務管理課副課長
いまい
あきお
白倉 和幸
熊木 正茂
高橋 正弘
今井 晃男
広報対話課長
三和区総合事務所長
吉川区総合事務所長
安塚区総合事務所長
うえの
たかくら
上野 るみ
高倉 和夫
武藤 和美
南雲 二郎
広報対話課係長
三和区総合事務所
吉川区総合事務所班長
安塚区総合事務所
ひらはら
たけみ
平原 剛実
おおしま
かずお
ゆうすけ
大島 佑介
ぶとう
やまもと
かずみ
かずや
山本 一也
傍 聴 席
なぐも
もとやま
じろう
ふみと
本山 文人
安塚区総合事務所班長
たけだ
口
まさのり
武田 政則
資料 1
上越市ケーブルテレビ施設及び提供サービス等の概要
1.導入の経緯
区
分
導入目的
テレビ
防災行政無線
難視聴地域の解消
老朽化に伴う設備更新への対応
(安塚区・吉川区)
(3 区)
インターネット
高速通信への対応
高度情報化への対応
地域コミュニティの構築
雪害に強い情報通信基盤の整備
(3 区)
(3 区)
(3 区)
(安塚区・吉川区)
その他
2.整備状況
区 名
三和区(三和ケーブルテレビ施設)
開局日
平成 16 年 4 月 1 日
事業費(整備時)
543,755 千円
安塚区(安塚ケーブルテレビ施設)
吉川区(吉川ケーブルテレビ施設)
合 計
平成 17 年 3 月 1 日
平成 18 年 1 月 1 日
506,550 千円
672,257 千円
1,722,562 千円
3.サービス提供区域
別紙
上越市ケーブルテレビ施設サービス提供区域図
4.サービス内容
区
分
内 容
自主制作番組
基本サービス
テレビジョン放送の再送信番組
ラジオ放送の再送信番組
告知端末サービス
インターネット接続サービス
告知端末装置による告知放送の提供並びにIP電話による
通話及びファクシミリの送受信のサービス
告知端末装置によるインターネットへの接続のサービス
(通信速度:30Mbps・10Mbps・1.5Mbps)
[基本サービス放送番組一覧](平成 24 年 5 月末現在)
【テレビ】地上デジタル放送
チャンネル名
NHK総合(NHK-G)
NHK教育(Eテレ)
TeNY
UX
BSN
NST
自主放送(区コミチャン)
自主放送(JCVコミチャン)
自主放送(文字・議会中継)
自主放送(お天気)
安塚区
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
吉川区
○
○
○
○
○
○
○
○
○
×
三和区
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
備考
JCVから番組購入
〃
〃
【テレビ】地上アナログ放送
チャンネル名
キッズステーション
安塚区
○
吉川区
×
三和区
○
備考
JCVから番組購入
【テレビ】BSデジタル放送
チャンネル名
NHK-BS1
NHK-BSプレミアム
BS日テレ
BS朝日
BS-i
BSジャパン
BS-フジ
WOWOW
(WOWOWプライムのみ)
スターチャンネル
(スターチャンネル 1 のみ)
BS11
TwellV
安塚区
○
○
○
○
○
○
○
○
(有料)
○
(有料)
○
○
吉川区
×
×
×
×
×
×
×
三和区
○
○
○
○
○
○
○
○
(有料)
○
(有料)
○
○
備考
BS アップコンバータか STB が 必 要
〃
〃
〃
〃
〃
〃
×
×
×
×
〃
〃
〃
〃
※平成 23 年 10 月及び 4 月から新たに放送が開始されたBSデジタル放送は視聴できない。
【ラジオ】
チャンネル名
エフエム上越
放送大学
エフエムラジオ新潟
NHK-FM新潟放送局
FM群馬 前橋放送局
新潟県民エフエム
安塚区
○
○
○
○
×
○
吉川区
○
×
○
○
×
○
三和区
○
○
○
○
○
○
備考
別途同軸専用チューナーが必要
〃
〃
〃
〃
〃
[告知端末サービスの内容]
安塚区
吉川区
三和区
端末メーカー名
NEC
富士通
パナソニック
センター装置
借用※
自区所有
借用※
備考
※JCV所有のセンター装置を借用
運用サービス
告知端末装置による告知放送等
告知放送
○
○
○
行政からの放送
ページング放送
○
○
○
町内会長等からの放送
○
○
○
区内無料IP電話
△※
×
×
※JCVのサービスとして提供中
IP電話
区域内IP電話
区域外IP電話
(050 サービス)
5.加入料金と利用料金
(加入料金)
区
分
金額
宅内工事により保安器の放送用端子とテレビ
基本サービスの利用
を接続する場合
宅内工事により保安器の通信用端子と告知端
告知端末サービスの利用
末装置を接続する場合
告知端末装置とパソコンを接続し、インターネ
ット接続サービスを利用する場合
インターネット接続サービスの利用
20,000 円
5,000 円
5,000 円
既に基本サービスを利用している場合又は基
本サービスと同時にインターネット接続サー
無料
ビスを利用する場合
※告知端末サービスを利用する場合は、告知端末装置の設置費用(45,000 円~55,000 円)が必要。
※インターネット接続サービスを利用する場合は、告知端末サービスの加入が必要。
(利用料金)
区
分
金額(1 月につき)
基本サービスの利用
1,700 円
告知端末装置 1 台当たり
告知端末サービスの利用
300 円
基本サービスを
インターネット接続サービス
の利用
利用する場合
基本サービスを
利用しない場合
通信速度 30Mbps
4,000 円
通信速度 10Mbps
3,000 円
通信速度 1.5Mbps
1,500 円
通信速度 30Mbps
5,000 円
通信速度 10Mbps
4,000 円
通信速度 1.5Mbps
2,500 円
6.加入者数の推移
(単位:世帯)
年度
区名
17 年度
18 年度
19 年度
20 年度
21 年度
22 年度
23 年度
安塚区
1,190
1,181
1,168
1,136
1,116
1,093
1,161
吉川区
1,546
1,511
1,540
1,544
1,546
1,545
1,531
三和区
1,724
1,759
1,772
1,784
1,788
1,787
1,793
計
4,460
4,451
4,480
4,464
4,450
4,425
4,485
安塚区
1,152
1,144
1,126
1,097
1,084
1,057
1,025
吉川区
1,390
1,401
1,383
1,384
1,366
1,351
1,351
三和区
1,498
1,519
1,524
1,528
1,527
1,527
1,525
計
4,040
(90.6%)
4,064
(91.3%)
4,033
(90.0%)
4,009
(89.8%)
3,977
(89.4%)
3,935
(88.9%)
3,901
(87.0%)
安塚区
1,165
1,149
1,131
1,102
1,082
1,054
1,019
吉川区
1,500
1,493
1,474
1,425
1,397
1,379
1,375
三和区
1,520
1,531
1,526
1,519
1,512
1,503
1,499
計
4,185
(93.8%)
4,173
(93.8%)
4,131
(92.2%)
4,046
(90.6%)
3,991
(89.7%)
3,936
(88.9%)
3,893
(86.8%)
総世帯数
基
本
サービス
告知端末
サービス
インターネ
ット接続サ
ービス
安塚区
259
263
277
284
287
302
310
吉川区
592
635
678
715
749
758
777
三和区
626
666
688
707
732
762
774
計
1,477
(33.1%)
1,564
(35.1%)
1,643
(36.7%)
1,706
(38.2%)
1,768
(39.7%)
1,822
(41.2%)
1,861
(41.5%)
資料 2
市直営ケーブルテレビ事業の見直しの経過
1.ケーブルテレビ施設を取り巻く時代の変化と今後の見通し
○現状
・急速な技術革新により市内でも光インターネット等のサービスが民間主導で普及
してきた。
・技術革新の進展に伴い、高度な専門知識や技術力が要求され、一自治体の力では
利用者の需要に応えていくことや小規模な施設での運営継続が困難になってきた。
○収支予測
・過疎、高齢化に伴う人口減により加入数や収入は減尐の傾向にある。
・設備の経年劣化に伴う修繕や更新に係る支出は増加の見通し。
○今後の見通し
・独立採算制を基本とした運営を市が継続するには、施設の維持管理費や設備更新
費を料金収入で賄うため、現在の基本サービス月額利用料金 1,700 円を 5,000 円
程度まで値上げする必要がある。
・情報通信技術の高度化に対応した行政での運用継続は技術力不足で困難 であり、
チャンネル数やインターネットの機能制限、故障時の対応遅延などサービスの縮
小が避けられない。
2.地域協議会との協議経過
○地域協議会との勉強会の開催
・運営状況の見直しに関する課題のほか、地上デジタル放送への移行に伴うチャン
ネル構成など、ケーブルテレビ全般を地域の課題として問題意識を持っていただ
き協議検討を行った。
区 名
安塚区地域協議会勉強会
開催時期
平成 21 年 6 月~平成 21 年 11 月
開催回数
4回
吉川区地域協議会勉強会
三和区地域協議会勉強会
平成 21 年 6 月~平成 22 年 5 月
平成 21 年 7 月~平成 22 年 1 月
6回
7回
○事業見直し方針の検討及び各区地域協議会への報告
・運営状況の現状を確認しつつ検討を進めてきたが、ケーブルテレビの専門性や将来
性の観点から事業見直しの方向性を整理するまでには至らず、協議を進める一つの
案として、市の考えを示すよう求められた。
・平成 22 年 12 月 14 日、各区地域協議会へ『平成 27 年 3 月末までに市直営を廃止
した上で、民間事業者に施設を譲渡し、運営を任せる』とした見直し方針案を提
案し、提案どおりの内容で各区の住民の皆さんに説明を行うこととした。
3.地域説明会の開催及び結果の周知
○地域説明会の開催
・平成 23 年 2 月から 6 月にかけて、各区で地域説明会を開催した。
・参加者からは多くの質問や意見・要望等も寄せられたが、市が提示した『施設・
運営を民間に譲渡して事業を継続する』という事業見直しの方向性については、
特に反対意見もなくご理解いただいた。
区名
開催時期
会場数
出席者数
(人=世帯)
安塚区
吉川区
H23 年 4 月 12 日~4 月 21 日( 7 日間) 29 会場
H23 年 2 月 19 日~2 月 20 日( 2 日間) 8 会場
401 人
176 人
三和区
H23 年 5 月 6 日~6 月 1 日(13 日間) 22 会場
434 人
計
59 会場 1,011 人
一般世帯加入数ベース
世帯数 出席率
1,057世帯 37.9%
1,351世帯 13.0%
1,527世帯
3,935世帯
28.4%
25.7%
○市民への開催結果周知
・地域説明会の開催状況や説明会での意見・要望等を取りまとめた結果を、9 月 15
日号の広報じょうえつとあわせて 3 区の全戸に配布し周知を行った。
4.市議会と地域協議会へ事業見直しの基本方針の報告
○市議会への報告
・平成 23 年 12 月 7 日に開催された市議会総務常任委員会所管事務調査で、地域と
の協議経過を踏まえた民間譲渡を基本とした事業見直しの方針を報告し了承いた
だいた。
○地域協議会への報告
・平成 23 年 12 月から平成 24 年 1 月にかけて、各区地域協議会へ市議会で報告した
事業見直しの基本方針について報告し、基本方針のとおり見直しを進めることの
了承をいただいた。
区
名
開催日
安塚区地域協議会
吉川区地域協議会
平成 23 年 12 月 20 日
平成 24 年 1 月 23 日
三和区地域協議会
平成 24 年 1 月 24 日
<事業見直し方針>
安塚区・吉川区・三和区の各ケーブルテレビ施設は、平成 26 年度末を目途に、民
間事業者への施設及び運営の譲渡による事業の継続を目指す。
<譲渡条件(素案)>
・新潟県内で放送されている地上放送(NHK総合及びNHK教育、民放 4 局)
の同時再送信番組の提供を必須とする。
・テレビ放送サービスの月額利用料金は上限 3,000 円程度の範囲で、可能な限り
廉価に設定する。
・インターネット接続サービスは、現行のサービスに準じた通信速度と利用料金
の異なる複数のコースを設定し提供する。
・現在の加入者からは、施設譲渡に伴う契約時に初期費用として新たな加入負担
金は徴収しない。
<付帯検討事項>
・IP電話等の電話サービスの提供
・ページング放送が可能なシステムの導入
5.ケーブルテレビ事業の見直しと併せて解決すべき課題
○告知端末サービスの廃止に伴う緊急情報や行政情報の伝達
・告知端末装置は市からの緊急情報や行政情報の伝達機能のほか、インターネット
のモデムやIP電話の接続など多様な機能を持つ装置として導入された。
・告知端末装置は 3 区とも異なるメーカーを使用しているが、全てのメーカーが生
産中止のため、保有する告知端末装置の在庫の限りしか保守ができない。
・しかし、緊急情報や行政情報の伝達手段は、市の責務で確保していく必要がある
ことから、告知端末装置によらない別の手段により、引き続きこれらの情報を伝
達する環境を整備する必要がある。
○区独自のコミュニティ放送の廃止とあり方の検討
・現在、3 区それぞれが独自で制作している区独自のコミュニティ放送は、ケーブル
テレビ施設の譲渡にあわせて廃止する予定としている。
・しかし、地域コミュニティの醸成にもつながるコミュニティ放送のあり方につい
ては、継続して検討していく必要があると考えている。
・今後は、3 区だけに限定したものではなく、市全体の広域的かつ総合的なコミュニ
ティ放送のあり方を別途検討していく中で、インターネットなど他の手段も含め
て研究し、地域の情報発信という視点で検討していく。
資料 3
上越市ケーブルテレビ施設譲渡先事業者選定委員会の設置
1.設置目的
情報通信技術の進歩に対応し、将来にわたり安定的に情報サービスを提供すること
ができるようケーブルテレビ施設を民間に譲渡するに当たり、譲渡先の事業者を適
正に選定する。
地域説明会等による住民意見を踏まえた譲渡条件を満たし、かつサービス内容や利
用料金等、住民にとって有利な提案をする事業者を公平かつ適正に選定する。
2.組織
9名
3.任期
平成 24 年 5 月 31 日から平成 25 年 3 月 31 日まで
4.協議項目
譲渡条件に関すること
① 譲渡条件の検討
施設譲渡にあたり最低限担保すべき条件を譲渡条件として定める。
・新潟県内の地上デジタル放送(6 波)の再放送番組を提供する。
・テレビ放送の視聴を基本としたコースの月額利用料金は上限を 3,000 円程度と
する。
・インターネットサービスは現行のサービスに準じた複数コースを提供する。
・既存の加入者からは、施設譲渡に伴う加入負担金は徴収しない。
② 付帯検討事項の検討
地域説明会での意見や要望を踏まえ、譲渡に伴って検討を依頼する事項を定める。
・IP電話等の電話サービス(区域内無料電話等)の提供
・町内会単位等、加入者間でページング放送が可能なシステムの導入
譲渡先事業者の選定に関すること
① 応募者の資格の検討
② 譲渡先候補事業者の選定方法の検討
③ 募集要項、提案項目の検討
④ 審査方法、評価項目、評定割合の検討
⑤ 譲渡先候補事業者の選定
資料4
譲渡先候補事業者の選定に係る全体計画と今年度のスケジュール
年度 時期
項 目
5月 上越市ケーブルテレビ施設譲渡先事業者選定委員会 第1回会議
上越市ケーブルテレビ施設譲渡先事業者選定委員会 第2回会議(予定)
6月 ◆協議予定…譲渡条件の設定、応募資格、選定方法ほか
上越市ケーブルテレビ施設譲渡先事業者選定委員会 第3回会議(予定)
7月 ◆協議予定…募集要項、提案項目、審査方法、評価項目ほか
上越市ケーブルテレビ施設譲渡先事業者選定委員会 第4回会議(予定)
8月 ◆協議予定…募集要項、提案項目、審査方法、評定項目の決定ほか
募集要項の公表、質問の受付
9月
質問の受付締切
質問の回答
24年度
10月 応募提案書類の受付開始
応募提案書類の受付締切
応募提案書類の一次審査(固定評価項目の評点)
11月
12月
上越市ケーブルテレビ施設譲渡先事業者選定委員会 第5回会議(予定)
◆協議予定…応募提案書類と一次審査確認、プレゼンテーション重点項目ほか
上越市ケーブルテレビ施設譲渡先事業者選定委員会 第6回会議(予定)
◆協議予定…プレゼンテーション実施、二次審査の実施ほか
二次審査結果の取りまとめ
上越市ケーブルテレビ施設譲渡先事業者選定委員会 第7回会議(予定)
1月 ◆協議予定…二次審査の確認、譲渡先候補事業者の決定、提言書の確認ほか
2月 選定委員会から譲渡先候補事業者決定の提言書を市長宛に提出
3月 施設譲渡基本協定の締結
譲渡先事業者との利用料金、サービス内容、設備統合等の協議調整
25年度
~
26年度
地域・議会への相談・報告【随時】
既存加入者に対して移行説明会の開催
防災行政無線戸別受信機等の整備
市議会提案(上越市ケーブルテレビ施設条例の廃止、施設譲渡契約の締結)
27年度
上越市ケーブルテレビ事業の民営化完了
参考 1
上越市ケーブルテレビ施設譲渡先事業者選定委員会設置要綱
(設置)
第1条 情報通信技術の進歩に対応し、将来にわたり安定的に情報サービスを提供すること
ができるようケーブルテレビ施設を民間に譲渡するに当たり、譲渡先の事業者を適正に選
定するため、上越市ケーブルテレビ施設譲渡先事業者選定委員会(以下「委員会」とい
う。)を置く。
(定義)
第2条
この要綱において「情報サービス」とは、上越市ケーブルテレビ施設条例(平成
16年上越市条例第33号。以下「条例」という。)第5条に規定する情報サービスをい
う。
2
この要綱において「ケーブルテレビ施設」とは、条例第3条の表に掲げる施設をいう。
(所掌事項)
第3条 委員会の所掌事務は、次のとおりとする。
⑴ ケーブルテレビ施設の譲渡の条件に関すること。
⑵ ケーブルテレビ施設の譲渡先の事業者の選定に関すること。
⑶ その他市長が必要と認めること。
(組織)
第4条 委員会は、次に掲げる人のうちから市長が委嘱する10人以内の委員をもって組織
する。
⑴ 学識経験者
⑵ 上越市ケーブルテレビ放送番組審議会規則(平成16年上越市規則第179号)第2
条各号に掲げる審議会の委員
⑶ 次に掲げる市民のうち公募に応じた人
ア 情報サービスの利用者
イ 安塚区、吉川区又は三和区のいずれかの区に住所を有する人
⑷ その他市長が必要と認める人
(委員の任期)
第5条 委員会の委員の任期は、委嘱の日から同日の属する年度の末日までとし、再任を妨
げない。ただし、委員が欠けた場合の補欠委員の任期は、前任者の残任期間とする。
(委員長及び副委員長)
第6条 委員会に委員長及び副委員長1人を置く。
2
委員長及び副委員長は、委員の互選により定める。
3
委員長は、会務を総理し、委員会を代表する。
4
副委員長は、委員長を補佐し、委員長に事故があるとき又は委員長が欠けたときは、そ
の職務を代理する。
(会議)
第7条 委員会の会議は、委員長が議長となる。
2
会議は、委員の半数以上の出席がなければ開くことができない。
3
会議の議事は、出席した委員の過半数でこれを決し、可否同数のときは、議長の決する
ところによる。
(関係者の出席等)
第8条 委員会は、調査又は審議に必要があると認めるときは、関係者の出席を求めて意見
若しくは説明を聴き、又は関係者に対して必要な資料の提出を求めることができる。
(庶務)
第9条 委員会の庶務は、総務管理課において処理する。
(その他)
第10条 この要綱に定めるもののほか、委員会の運営に関し必要な事項は、委員会が定め
る。
附 則
この要綱は、平成24年4月12日から実施する。
参考 2
○上越市ケーブルテレビ施設条例
平成16年12月21日
条例第33号
(設置)
第1条
地域に密着した情報を提供し、もって地域社会のコミュニティの構築を図るため、
ケーブルテレビ施設を設置する。
(定義)
第2条
この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによ
る。
(1)
ケーブルテレビ施設
ケーブルテレビジョン放送等を行うための電気通信設備及び
スタジオをいう。
(2)
告知放送
定時及び緊急時に音声で行政情報を送信する放送をいう。
(3)
告知端末装置
告知放送の送受信、IP電話(インターネットプロトコルを用いて音声
伝送を行う電話をいう。以下同じ。)による通話、ファクシミリの送受信及びインター
ネットへの接続の機能を一体化した端末機をいう。
(4)
加入者
(5)
加入者宅
(6)
保安器
第6条の規定により承認を得た者をいう。
加入者が第4条に規定する情報サービスを利用する建物等をいう。
加入者宅に設置する設備で宅内配線及びそれに接続される機器を保護する
ものをいう。
(7)
引込線
保安器からこれに最も近接するタップオフ(伝送路(ケーブルテレビジョン
放送等の送信の場所と受信の場所との間を接続する回線をいう。)から加入者宅へ分岐
するための機器をいう。)までの配線をいう。
(8)
引込工事
引込線の配線工事及び接続工事をいう。
(9)
宅内工事
保安器から既設のアンテナ線及び告知端末装置までの配線工事及び接続
工事をいう。
(10)
宅内設備
ケーブルテレビ施設の設備のうち、保安器の出力端子以後の宅内配線及
びそれに接続される設備をいう。
(名称及び提供区域)
第3条
ケーブルテレビ施設の名称及び次条に規定する情報サービスの提供区域は、次のと
おりとする。
名称
提供区域
安塚ケーブルテレビ施設
安塚区
吉川ケーブルテレビ施設
吉川区
三和ケーブルテレビ施設
三和区
(情報サービス)
第4条
ケーブルテレビ施設は、次に掲げる情報サービスを提供する。
(1)
官公署、公共的団体等に関する情報の提供
(2)
生産、流通、消費その他の経済活動に関する情報の提供
(3)
保健、福祉、教育、文化等に関する情報の提供
(4)
コミュニティづくりに関する情報の提供
(5)
テレビジョン放送及びラジオ放送の再送信
(6)
その他市長が必要と認める情報サービス
(情報サービスの分類)
第5条
前条に規定する情報サービス(以下「情報サービス」という。)の分類は、次のとお
りとする。
区分
内容
基本サービス
第15条第1項各号に掲げる番組の提供
告知端末サービス
告知端末装置による告知放送の提供並びにIP電話による
通話及びファクシミリの送受信のサービス
インターネット接続サービス
告知端末装置によるインターネットへの接続のサービス
(利用の承認)
第6条
情報サービスを利用しようとする者は、あらかじめ市長の承認を得なければならな
い。利用する情報サービスの内容を変更しようとするときも、同様とする。
(工事費等)
第7条
加入者は、次に掲げる工事に要する費用を負担しなければならない。
(1)
引込工事
(2)
宅内工事
2
前項各号に掲げる工事の設計及び施工は、市長が指定する工事業者が行うものとする。
3
加入者は、加入者宅が加入者本人以外の者の所有であるときは、第1項各号に掲げる工事
の着手前に当該加入者宅の所有者の同意を得なければならない。
(加入料金)
第8条
加入者は、利用する情報サービスの内容に応じ、別表第1に定める加入料金を納付し
なければならない。
2
第6条後段の規定により利用する情報サービスの内容について変更の承認を得た加入者
は、変更後の情報サービスの利用の内容に応じ、別表第1に定める加入料金を納付しなけ
ればならない。
3
加入料金は、第6条後段の規定により利用する情報サービスの内容を変更し、第13条の規
定により第6条の承認を取り消され、若しくは情報サービスの提供を停止され、又は第14
条の規定により情報サービスの利用を休止し、若しくは解除する場合であっても、返金し
ないものとする。
(利用料金等)
第9条
加入者は、情報サービスを利用することが可能となった日の属する月の翌月から第6
条後段の規定により利用する情報サービスの内容を変更し、当該変更後の情報サービスを
利用することが可能となり、第13条の規定により第6条の承認を取り消され、若しくは情
報サービスの提供を停止され、又は第14条の規定により情報サービスの利用を休止し、若
しくは解除する日の属する月(以下「解除等を行う月」という。)までの間、利用する情報
サービスの内容に応じ、別表第2に定める利用料金(以下「利用料金」という。)を毎月納
付しなければならない。ただし、情報サービスを利用することが可能となった日の属する
月の途中で第13条の規定により第6条の承認を取り消され、若しくは情報サービスの提供
を停止され、又は第14条の規定により情報サービスの利用を休止し、若しくは解除する場
合は、当該月分の利用料金を納付しなければならない。
2
加入者は、第6条後段の規定により利用する情報サービスの内容について変更の承認を得
たときは、変更後の情報サービスを利用することが可能となった日の属する月の翌月から
解除等を行う月までの間、変更後の情報サービスの利用の内容に応じ、利用料金を毎月納
付しなければならない。
3
日本放送協会の放送の受信料(衛星放送の受信料を含む。)及び有料チャンネルの料金は、
加入者の負担とする。
(告知端末装置の設置費用等)
第10条
2
加入者は、告知端末装置の設置に要する費用を負担しなければならない。
告知端末装置は、市に帰属するものとする。
(設備の管理区分)
第11条
2
宅内設備は、加入者が管理するものとする。
宅内設備以外のケーブルテレビ施設の設備及び告知端末装置は、市が管理するものとす
る。
(設備の移転又は変更の承認)
第12条
加入者は、宅内設備を移転し、又は変更する必要が生じたときは、市長の承認を得
なければならない。
2
加入者は、前項の規定による移転又は変更に要する費用を負担しなければならない。た
だし、市長が特に必要と認めるときは、この限りでない。
(利用承認の取消し又は情報サービスの提供の停止)
第13条
市長は、次の各号のいずれかに該当するときは、第6条の承認を取り消し、又は加
入者に対する情報サービスの提供を停止することができる。
(1)
この条例又はこの条例に基づく規則に違反したとき。
(2)
第11条第2項に規定する設備等を故意に破損したとき。
(3)
情報サービスの提供に著しい支障を及ぼす行為をしたとき。
(4)
その他公益の確保のため市長が特に必要と認めるとき。
(情報サービスの利用の休止又は解除)
第14条
加入者は、長期にわたる不在等の理由により情報サービスの利用を休止し、又は解
除しようとするときは、市長に届け出るものとする。
2
前項の規定による休止の期間は、5年以内とする。ただし、市長が特に必要と認めるとき
は、この限りでない。
3
加入者は、第1項の規定による休止又は解除に伴う工事に要する費用を負担しなければな
らない。ただし、市長が特に必要と認めるときは、この限りでない。
(番組の放送)
第15条
ケーブルテレビ施設は、次に掲げる番組を放送する。
(1)
自主制作番組
(2)
テレビジョン放送の再送信番組
(3)
ラジオ放送の再送信番組
2
前項第1号に掲げる番組の内容及び放送時間は、市長が別に定める。
3
第1項第2号及び第3号に掲げる番組は、当該番組の供給者が定める内容及び放送時間によ
り放送する。
(放送の承認等)
第16条
ケーブルテレビ施設を利用して前条第1項各号に掲げる番組の放送以外の放送(広
告及び宣伝を含む。以下この条において同じ。)をしようとする者は、市長の承認を得な
ければならない。
2
市長は、次の各号のいずれかに該当するときは、前項の承認をしない。
(1)
放送の内容が法令又は市長が定める番組基準(放送法(昭和25年法律第132号)第5条
第1項に規定する番組基準をいう。)に反すると認められるとき。
(2)
3
情報サービスの提供に支障が生ずるおそれがあると認められるとき。
第1項の規定により放送の承認を得た者は、使用料として放送1回当たり15秒につき1,000
円を納付しなければならない。
(施設の保全)
第17条
加入者は、ケーブルテレビ施設の設備及び利用する情報サービスに異常を発見した
ときは、直ちにその状況を市長に届け出なければならない。
2
市長は、前項の規定による届出があったとき又はケーブルテレビ施設の設備に障害等が
発生したときは、速やかにその状況を調査し、必要な措置を講じなければならない。
3
ケーブルテレビ施設の設備の補修等に要する費用は、第11条に規定する設備の管理区分
に応じ、当該設備を管理する者が負担するものとする。
(免責)
第18条
市長は、天災その他の本市の責めに帰すことのできない事由により情報サービスを
提供できない場合並びにやむを得ない事由により番組の内容及び放送時間を変更する場
合であっても、これらにより生じた損害を賠償しない。
(損害賠償)
第19条
故意又は過失によりケーブルテレビ施設等を破損し、汚損し、又は滅失した者は、
その損害を賠償しなければならない。
(過料)
第20条
(1)
市長は、次の各号のいずれかに該当する者に対し、5万円以下の過料を科する。
この条例に規定する手続を経ないで引込工事又は宅内工事を依頼し、又は施工した
者
2
(2)
宅内設備に悪意をもって不正器具を使用した者
(3)
その他この条例に違反した者
市長は、詐欺その他不正の行為により第7条第1項、第10条第1項、第12条第2項、第14条
第3項若しくは第17条第3項に規定する費用、第8条第1項若しくは第2項に規定する加入料
金、第9条第1項若しくは第2項に規定する利用料金又は第16条第3項に規定する使用料の徴
収を免れた者に対し、その徴収を免れた金額の5倍に相当する金額(当該5倍に相当する金
額が5万円を超えないときは、5万円とする。)以下の過料を科する。
(委任)
第21条
附
この条例の施行に関し必要な事項は、規則で定める。
則
(施行期日)
1
この条例は、平成17年1月1日から施行する。
(適用区分)
2
安塚ケーブルテレビ施設の加入者に係る第9条第1項及び第2項の規定は、平成17年3月1
日から適用する。
附
則(平成17年条例第43号)
(施行期日)
1
この条例は、平成17年12月1日から施行する。ただし、附則第3項及び第4項の規定は、同
年7月1日から施行する。
(適用区分)
2
吉川ケーブルテレビ施設の加入者に係る第9条第1項及び第2項の規定は、平成18年1月1
日から適用する。
(手続等の特例)
3
吉川ケーブルテレビ施設の情報サービスの利用に係る手続等は、この条例の施行の日前
においても行うことができる。
4
第7条第1項及び第10条第1項の規定にかかわらず、平成17年7月1日から同年8月31日まで
の間に前項の規定により利用の承認を得た者が、当該承認に係る引込工事及び宅内工事
(保安器から告知端末装置までの配線工事及び接続工事に限る。)並びに告知端末装置の設
置に要する費用として負担する額は、2万5,000円とする。
附
則(平成19年条例第120号)
この条例は、平成19年7月1日から施行する。
別表第1(第8条関係)
加入料金
区分
基本サービスの利用
金額
宅内工事により保安器の放送用端子とテレビを接
20,000円
続する場合
告知端末サービスの利 宅内工事により保安器の通信用端子と告知端末装
用
5,000円
置を接続する場合
イ ン タ ー ネ ッ ト 接 続 告知端末装置とパソコンを接続し、インターネット
サービスの利用
5,000円
接続サービスを利用する場合
既に基本サービスを利用している場合又は基本 無料
サービスと同時にインターネット接続サービスを
利用する場合
別表第2(第9条関係)
利用料金
区分
金額(1月につき)
基本サービスの利用
1,700円
告知端末サービスの利用
告知端末装置1台当たり
300円
インターネット接続 基本サービスを利 通信速度
30Mbps
4,000円
サービスの利用
通信速度
10Mbps
3,000円
通信速度
1.5Mbps
1,500円
基本サービスを利 通信速度
30Mbps
5,000円
用しない場合
通信速度
10Mbps
4,000円
通信速度
1.5Mbps
2,500円
附
用する場合
則(平成23年条例第43号)
この条例は、平成23年12月19日から施行する。
参考 3
平成 23 年第 5 回(12 月)上越市議会定例会
総務常任委員会資料【所管事務調査】
市直営ケーブルテレビ事業の見直しについて
・・・・・・
1~4
資料 1
地域説明会資料(市直営ケーブルテレビ施設について)
・・・・・・
5、6
資料 2
住民配布資料(地域説明会の開催結果について(お知らせ))
・・・・・・
7、8
資料 3
今後のスケジュール(案)
・・・・・・
9
総務管理部
所管委員会
総務常任委員会
提
文 書 法 務 課
出
課
市直営ケーブルテレビ事業の見直しについて
1
ケーブルテレビ整備状況とサービス内容
○
市直営ケーブルテレビ施設の整備状況
区
○
名
三和区(三和ケーブルテレビ施設)
安塚区(安塚ケーブルテレビ施設)
平成 16 年 4 月 1 日
平成 17 年 3 月 1 日
吉川区(吉川ケーブルテレビ施設)
平成 18 年 1 月 1 日
提供するケーブルテレビサービスの内容
サービス区分
基本サービス
告知端末サービス
インターネット接続サービス
2
開局日
内 容
区独自のコミュニティ放送
テレビ放送の同時再送信番組
ラジオ放送の同時再送信番組
告知放送(緊急情報・行政情報)
ページング放送(町内会単位等の放送)
区域内無料の IP 電話
通信速度 3 コース(30Mbps、10Mbps、1.5Mbps)
のインターネット接続
地域協議会との協議経過
○ 地域協議会との勉強会の開催
・ 急速に進展する技術の高度化に対応した事業継続が行政では困難な状況になり、
あわせて、整備当初から運営費の赤字分を市の一般財源で負担していることから、
独立採算制を基本とした運営方法の見直しを行うため、各区地域協議会との勉強
会を平成 21 年度から開始した。
・ 勉強会では、運営状況の見直しに関する課題のほか、地上デジタル放送への移
行に伴うチャンネル構成や告知端末装置の代替機器の検討など、ケーブルテレビ
全般を地域の課題として協議検討を行った。
区
名
開催時期
開催回数
三和区地域協議会勉強会
安塚区地域協議会勉強会
平成 21 年 7 月~平成 22 年 1 月
平成 21 年 6 月~平成 21 年 11 月
7回
4回
吉川区地域協議会勉強会
平成 21 年 6 月~平成 22 年 5 月
6回
○ 事業見直し方針の検討及び各区地域協議会への報告
・ 勉強会では、ケーブルテレビ事業の運営状況の現状を確認しつつ、検討を進めて
きたが、ケーブルテレビの専門性や将来性の観点から事業見直しの方向性を整理す
るまでには至らず、協議を進める一つの案として、市の考えを示すよう求められた。
1
・
平成 22 年 12 月 14 日、各区地域協議会へ市が検討した見直し方針案を提案し、
提案どおりの内容で各区の住民の皆さんに説明を行うこととした。
◎ 市直営ケーブルテレビ施設の現状と見直し方針案・・・別紙資料 1
<現状>
・ 急速な技術革新により市内でも光インターネットや携帯電話等の各種情報サー
ビスが民間主導により急速に普及した。
・ 高度化した情報通信技術に対応するためには、より専門的な知識や技術力が要
求され、一自治体の力では利用者の需要に応えていくことや現状の小規模な施設
での運営継続は困難となってきた。
<今後の収支予測>
・ 過疎、高齢化に伴う人口減の影響により加入数や収入が減尐の傾向にある。
・ 設備の経年劣化に伴う修繕や更新に係る支出が増加の見通しにある。
<今後の見通し>
・ 市直営で継続するためには、独立採算制を基本とし、施設の維持管理費や設備
更新費を料金収入で賄うため、現在の基本(テレビ)サービス月額利用料金 1,700
円を 5,000 円程度まで値上げすることが必要になる。
・ 情報通信技術の高度化に対応した行政での運用継続は技術力不足で困難なため、
テレビのチャンネル数やインターネットの機能制限、故障時の対応遅延などサー
ビスの縮小が避けられない。
<事業見直し方針案>
◇ 平成 27 年 3 月末までに市直営を廃止した上で、民間事業者に施設を譲渡し、運
営を任せる。
3
地域説明会の開催及び結果の周知
○ 地域説明会の開催
・ 平成 23 年 2 月から 5 月にかけて、各区の住民の皆さんを対象に地域説明会を開
催した。
・ 説明会は 59 会場で開催し、延べ 1,011 人の方から出席いただいた。
・ 一般世帯のケーブルテレビ加入世帯数をベースにすると 25.7%の出席率だった。
・ 参加者からは多くの質問や意見・要望等も寄せられたが、市が提示した『施設・
運営を民間譲渡して事業を継続する』という事業見直しの方向性については、特
に反対意見もなくご理解いただいた。
区名
開催時期
会場数
出席者数 一般世帯加入数ベース ※
(人=世帯) 世帯数 出席率
吉川区
安塚区
H23 年 2 月 19 日~2 月 20 日( 2 日間) 8 会場
H23 年 4 月 12 日~4 月 21 日( 7 日間) 29 会場
176 人
401 人
1,351世帯
1,057世帯
13.0%
37.9%
三和区
H23 年 5 月 6 日~6 月 1 日(13 日間) 22 会場
434 人
計
59 会場 1,011 人
1,527世帯
3,935世帯
28.4%
25.7%
※総加入数から公共施設や事業所等の加入分を除いた一般世帯数を分母とした。
2
○ 市民への開催結果周知
・ 地域説明会の開催状況や説明会での意見・要望等を取りまとめた結果を別紙資
料 2 のとおりお知らせとして整理し、8 月に各区地域協議会で内容の了承をいただ
いた上で、9 月 15 日号の広報じょうえつとあわせて 3 区の全戸に配布し周知を行
った。
4
ケーブルテレビ事業の見直しと併せて解決すべき課題
○ 告知端末サービスの廃止に伴う緊急情報や行政情報の伝達
・ 告知端末装置は、各区で運用していた防災行政無線の老朽化に伴う更新を目的
に整備された。
・ 市からの緊急情報や行政情報の伝達機能のほか、インターネットのモデム(中
継装置)や IP 電話の接続など多様な機能を持つ装置として導入された。
・ 合併前に計画されたため、告知端末装置は 3 区とも異なるメーカーを使用して
おり、安塚区と三和区の告知端末装置にあっては、生産中止のため保有する告知
端末装置の在庫の限りしか保守ができない状況にある。
・ 市からの緊急情報や行政情報の伝達手段は、市の責務で確保していく必要があ
ることから、告知端末装置によらない別の手段により、引き続きこれらの情報を
伝達する環境を整備する必要がある。
○ 区独自のコミュニティ放送の廃止とあり方の検討
・ 現在、各区が独自で制作している区独自のコミュニティ放送は、ケーブルテレ
ビ施設の譲渡にあわせて廃止する予定としている。
・ しかし、地域コミュニティの醸成にもつながるコミュニティ放送のあり方 につ
いては、継続して検討していく必要があると考えている。
・ 今後は、3 区だけに限定したものではなく、市全体の広域的かつ総合的なコミュ
ニティ放送のあり方を別途検討していく中で、インターネットなど他の手段も含
めて研究し、地域の情報発信という視点で検討していく。
5
今後の予定
○ 地域協議会による事業見直し方針の合意
・ 各区地域協議会や地域説明会での意見・要望等を踏まえ、次のとおり基本的な
譲渡条件の素案や譲渡に伴って検討すべき項目について各区地域協議会へ報告し、
事業見直し方針と譲渡条件の素案について同意をいただいた上で、次のステップ
へ進んでいきたい。
3
<事業見直し方針>
◇
三和区・安塚区・吉川区の各ケーブルテレビ施設は、平成 26 年度末を目途に、
民間事業者への施設及び運営の譲渡による事業の継続を目指す。
<譲渡条件(素案)>
・新潟県内で放送されている地上放送(NHK 総合及び NHK 教育、民放 4 局)の同
時再送信番組の提供を必須とする。
・テレビ放送の月額利用料金は上限 3,000 円程度の範囲で、可能な限り廉価に設
定する。
・インターネット接続サービスは、現行のサービスに準じた通信速度と利用料金
の異なる複数のコースを設定し提供する。
・現在の加入者からは、施設譲渡に伴う契約時に初期費用として新たな加入負担
金は徴収しない。
<付帯検討事項>
・IP 電話等の電話サービスの提供
・ページング放送が可能なシステムの導入
○
平成 24 年度以降の予定・・・別紙資料 3
年
度
24 年度
25 年度
26 年度
内
容
○譲渡先事業者の選定
・譲渡先事業者選定委員会の立ち上げ
・プロポーザル方式による選定
・施設譲渡基本協定の締結(譲渡契約締結に向けた努力義務的なもの)
○譲渡先事業者との譲渡条件の調整
・提供サービスや利用料金、システムの統合等
○上越市ケーブルテレビ施設条例の廃止
○譲渡先事業者との譲渡契約の締結
○平成 27 年 3 月末までに施設・運営の譲渡により民営化完了
4
地域説明会資料
資料 1
市直営ケーブルテレビ施設について
⑴ 導入の目的と時代の変化
<<<導入時>>>
区分
テレビ
インター
ネット
防災行政
無線
⑵ 運営状況
<<<H19~21 の収支(支出-収入)>>>
整備目的
区分
収支状況
難視聴地域の解消
【三和区】
H16.4 月開局
加入率 85.7%
設備更新費を含めた年間
の平均損失額は、
(三和区)△3,300 万円
(安塚区)△4,000 万円
(吉川区)△4,700 万円
3区合計年間損失額
1 億 2,000 万円
【安塚・吉川】
高速通信への対応
【安塚・吉川・三和】
【安塚区】
H17.3 月開局
加入率 97.5%
老朽化に伴う設備更新への対応
【安塚・吉川・三和】
地域コミュニティの構築
その他
【吉川区】
H18.1 月開局
加入率 88.3%
【安塚・吉川・三和】
雪害に強い情報通信基盤の整備
【安塚・吉川】
旧町村が抱える課題を一体的に解消できる
※加入者一世帯当たり
年間 3 万円の赤字
優れた施設として先駆的に導入し、地域にお
ける快適な情報通信基盤が確保された。
事業収入を大きく上回る運営経費が必要な
施設であり、毎年の損失額(赤字)は、市の
予算(各区の地域事業費)で補っている。
<<<現状>>>
○ 近年の急速な技術革新により、市内におい
ても様々な放送・通信サービスが民間主導
<<<今後の収支予測>>>
○ 収入は、過疎・高齢化による人口の自然減
に伴い加入者数も減少していくことから、
のもと飛躍的に普及しつつある。
収入減は必至。
○ 専門的な知識や技術の高度化が進み、市で
適切なサービスの提供を維持することが、
年々難しい状況となってきている。
○ 支出は、施設整備後 10 年が経過した頃か
ら設備の修繕や更新が増加することから、
支出増は必至。
⑶ 課題と今後の見通し
<<<今後の見通し>>>
<<<課題>>>
◇ 運営に関しては、現状の事業収入では通
年の運用経費を賄うことができず、永続
施設の維持管理費を料金収入で賄うため、
基本サービスの月額利用料金を 5,000 円
程度まで値上げする必要がある。
的に累積赤字が膨らんでいく状況。
◇ 施設及びサービスに関しては、設備の維
持管理・更新に充てる財源が確保されて
いない状況。
情報通信技術の高度化に合わせた運用を
市で維持していくことが困難であり、サ
ービスを縮小する必要がある。
◇ 地域の情報化に関しては、ケーブルテレ
ビを市が運営していることにより、民間
テレビ放送サービス
月額利用料金
の通信事業者の参入が周辺地域に比べて (参考)
上越市
(10 チャンネル) 1,700 円
遅れている状況。
上越ケーブルビジョン㈱(22 チャンネル)
5
3,045 円
長期安定的にケーブルテレビを続けていくために(案)
(
現
在
)
→→→→
施設譲渡
→→→→
市営ケーブルテレビ施設
基本(テレビ)サービス
<1,700 円>
インターネット接続サービス
<1,500 円~4,000 円※1>
市
IP電話サービス
<無料>
告知放送サービス
<300 円>
地域コミュニティ放送
<基本サービスに含む>
(
見直し後
)
民営ケーブルテレビ施設
平
成
2
7
年
3
月
末
ま
で
に
見
直
し
を
実
施
基本(テレビ)サービス
<3,000 円程度>
民
IP電話サービス
<継続の方向で検討>
◆ケーブルテレビと切り離して対応・検討
告知放送サービス
<防災行政無線等へ切替(無料)>
市
地域コミュニティ放送
<別途検討※2>
※2
※1 インターネット接続サービスは、通信速度 1.5Mbps~30Mbps を想定。
6
インターネット接続サービス
<1,000 円~6,000 円程度※1>
地域コミュニティ放送については、これまでの各区の取組を活
かし、地域の話題や行政・防災情報などを市全体のコミュニティ
放送として発信する仕組みを別途検討する。
ケーブルテレビ事業の見直しについて(地域説明会意見集約)
○ 地域説明の概要(現状と見直し案)
➣
ケーブルテレビ施設導入区
【三和区】
【安塚区】
【吉川区】
➣
○ 見直し案に対する意見・要望と譲渡条件の整理
現
H16.4 月開局
H17.3 月開局
H18.1 月開局
整備時加入率
整備時加入率
整備時加入率
見直し案
85.7%
97.5%
88.3%
状
・急速な技術革新により市内でも様々なサービスが民間
主導で普及。
・技術革新の進展に伴い、高度な専門知識や技術力が要
求され、行政によるサービス提供が年々困難な状況。
➣
・事業運営に係る現状理解
・民間への譲渡に関するもの
課
技術革新に対応した行政
・加入者減尐の現状からすると規模を活かすための見直しは必要である。
での事業継続は困難
・多くの加入者が加入継続を選択する民営化に取り組むこと。
長期安定した事業継続の
・複数事業者へ打診し、安定した運営を継続できる事業者と交渉すること。
ために民営化
・民営化によりサービスの選択の幅が広がるなどメリットも期待できる。
題
今後の見通し
・市直営で継続するには、施設の維持管理費を料金収入
で賄うため、基本サービスの月額利用料金 1,700 円を
5,000 円程度まで値上げが必要になる。
・情報通信技術の高度化に合わせた行政での運用の維持
が困難であり、サービスの縮小が必要になる。
先を見た対応をとるべき。
民
間
譲
渡
に
つ
い
て
要旨
・技術面、コンテンツの質の面から行政の運営では無理なのは理解する。
・今後も放送、通信環境は大幅に変わると思うので、事業者から提案をもらうなど、
・現状の事業収入では運用経費を賄えず、収支の不均衡
が改善されない。
・設備の維持管理、更新の財源が確保されていない。
・市が運営していることで、民間の通信事業者の参入が
周辺地域と比較し遅れている。
➣
【民間事業者による運営】
今後の収支予測
・過疎、高齢化に伴う人口減により加入数、収入が減。
・設備の経年劣化に伴う、修繕や更新に係る支出が増。
➣
主な意見や要望
【ケーブルテレビ施設】
・施設の安定稼働を継続できる事
業実績と企業体力を持つ事業
者を選定
・施設を無償(有償)譲渡
民営化によりチャンネル
などが増える
・27 年 3 月末を待たずに早いうちに譲渡したほうがよい。
早い段階で民営化を
・冬期間のアンテナ維持管理を考えると積雪地にとっては有用な施設である。
放送サービス(テレビ)は
・共聴組合を廃止しケーブルテレビに移行したため廃止することのないように。
今後も継続を
・技術革新に対応した設備更新で費用が必要なのは理解する。
【サービス】
・整備後 5 年程度の見直しであり、今後も見直しがあるのではと不安である。
先行きが不安
・民営化により放送・通信サービスの水準が後退することのないように。
現行サービス(チャンネル
・インターネットプロバイダ(メールアドレス)は現状のままがよい。
など)維持が基本
・民営化までの間は内容、料金とも現状のままとすること。
・放送、通信サービス
・IP電話は継続の方向で調整
・地デジのみ再送信等、低料金コースの設定を検討すること。
低料金コースの設定も検討
・IP電話は災害時でも通信規制がなく利用できたため、ぜひ継続すること。
IP電話の継続を
・民営化時に新たな加入者負担が発生しないようにすること。
新たな加入負担金は徴収
・年金のみで暮らしている人も多く、できるだけ負担増を抑えること。
できない
・特定の区だけが高い料金になることは避けること。
利用料金を極力安く
【告知端末サービスの廃止】
・緊急情報が確実に伝達されることが重要である。
緊急情報伝達手段の確保
・緊急情報の伝達を基本とし、市
の責務によりケーブルテレビ
と切り離して対応
・屋外拡声器だけでは情報が届かない箇所がある。
将来的にも安心して利用するためには
利用者の負担をできるだけ少なくするためには
【料金体系】
事業見直し方針案
平成 27 年 3 月までに民営化により、
施設・運営を全て民間事業者に任せる
市営
ケーブルテレビ施設
民営
ケーブルテレビ施設
基本(テレビ)サービス
<1,700 円>
基本(テレビ)サービス
<3,000 円程度>
インターネット接続サービス
<1,000 円~6,000 円程度>
インターネット接続サービス
<1,500 円~4,000 円>
IP電話サービス
<300 円>
告知放送サービス
地域コミュニティ放送
<基本サービスに含む>
見
直
し
IP電話サービス
<継続の方向で検討>
市
ケーブルテレビと切り離して対応・検討
緊急・行政放送
<防災行政無線等へ切替>
地域コミュニティ放送
<別途検討>
・各種サービスの内容、料金はサー
ビス提供事業者が設定
(地域の意
向を踏まえて協議)
市
で
継
続
【地域コミュニティ放送】
・地域独自チャンネルは廃止し、
市全体の広域的な情報発信を
別途検討
・過疎高齢化が進む一方であり、集落単位のページング放送は残してほしい。
ページング放送の継続を
・コミュニティ放送がケーブルテレビの魅力であった。
コミュニティ放送の継続を
・コミュニティ放送がなくなるとケーブルテレビのメリットがなくなる。
・区独自のコミュニティ放送は見ていないので廃止すべき。
8
コミュニティ放送の廃止を
今後のスケジュール(案)
資料3
市直営ケーブルテレビ事業見直しにおける今後のスケジュール(案)
平成23年度
平成24年度
平成25年度
第3四半期
第4四半期
第1四半期
第2四半期
第3四半期
譲渡先事業者選定委員会設置・プロポーザルの実
施・譲渡先事業者決定・基本協定締結
譲渡先事業者選定
譲渡条件の確認
地域への報告
(地域協議会・町内会)
地域協議会へ
経過の報告
市議会への報告・議案審議
見直し経過
報告
国・県との財産処分協議
財産処分(当初整備分)事前協議
平成26年度
第4四半期
事業者選定状況、進捗状況を地域協議会及び地域へ随時報告
譲渡条件調整・譲渡契
約締結・施設譲渡
譲渡内容説明・民
間への移行準備
条例廃止
等の提
案・議決
進捗状況を随時報告
進捗状況を随時報告
9
財産処分
手続き
別 冊
ケーブルテレビ事業の見直しについて
(長期安定的に運用していくための業務改善と経営のあり方)
上 越 市
(平成23年4月)
1.導入経緯と事業費
区 分
テレビ
導 入 目 的
難視聴地域の解消(安塚区・吉川区)
防災行政無線
老朽化に伴う設備更新への対応(3区)
インターネット
高速通信への対応(3区)
その他
高度情報化への対応(3区)
地域コミュニティの構築(3区)
雪害に強い情報通信基盤の整備(安塚区・吉川区)
( 単位:千円 )
地区名
開局日
三和区
平成16年4月
544,876
128,000
64,000
352,876
-
安塚区
平成17年3月
506,550
113,575
56,787
336,188
-
吉川区
平成18年1月
681,294
120,000
50,000
436,774
74,520
1,732,720
361,575
170,787
1,125,838
74,520
計
総事業費
国
県
市
受益者
1
2.提供サービスと月額利用料金
ケーブルテレビ
基本(TV)サービス
<1,700円>

地上波テレビ放送の再送信、自主
放送番組の放送
告知端末サービス
<300円>

行政情報や防災情報の音声放送、
IP電話
インターネット接続サービス
<1,500円~4,000円>

通信速度 1.5Mbps、10Mbps、
30Mbps
※ 主な自主制作番組
番組名
やすづかCATVニュース(安塚区)
おらったりの出来事(吉川区)
週刊トキメキさんわ情報便(三和区)
内
容
地域の話題
行政情報や防災情報(緊急連絡)
投稿ビデオなど
2
3.市内で提供されている情報サービス
情報サービス名
主な利用手段や提供先
テレビ
・屋根等に設置する個別アンテナ
・ケーブルテレビ(JCV・市)
・携帯電話(ワンセグ)
・インターネット(ひかりTV)
・衛星(BS・CS)
携帯電話
・NTTドコモ
・au
・ソフトバンクモバイル
・イーモバイル
・ウイルコム(PHS)
インターネット
・ケーブルテレビ(JCV・市)
・電話回線(ISDN・DSL)
・光回線(FTTH)
・携帯電話(スマートフォン・・・)
特記事項
これまでのテレビ・携帯電話・
インターネットという個別の利用
から、近年の急速な技術革新に
より、テレビでインターネットが
利用できたり、携帯電話でテレ
ビが視聴できるなど、一つの機
器で様々なサービスが利用でき
る高機能型の家電製品として、
日常生活に溶け込む時代へと
変わりつつある。
今後は、更に様々な機器と接
続され、多種多様な用途に利用
可能となることが想定されること
から、情報通信サービスを提供
する者は、高度な技術力に基づ
いた適切な管理・運用が不可欠
となる。
※ 上記サービス等については、すべてが市内全域で利用できるものではない。
3
4.加入状況の推移
※ 内訳
年 度
[総世帯数]
基 本
サービス
告知端末
サービス
インターネット
接続サービス
H17
[4,460]
H18
[4,451]
H19
[4,480]
H20
[4,464]
H21
[4,436]
4,040
4,064
4,033
4,009
3,975
(90.6%)
(91.3%)
(90.0%)
(89.8%)
(89.6%)
4,185
4,173
4,131
4,046
3,987
(93.8%)
(93.8%)
(92.2%)
(90.6%)
(89.9%)
1,477
1,564
1,643
1,706
1,777
(33.1%)
(35.1%)
(36.7%)
(38.2%)
(40.1%)
4
5.事業収支の推移
⑴ 市の予算上の収支状況(設備更新費や人件費を除く)
(単位 : 千円)
300,000
収入
支出
200,000
100,000
0
H19
H20
H21
⑵ 上記の収支状況に設備更新費を含めた試算
区 分
◎
H19(実績)
H22
(単位 : 千円)
H20(実績)
H21(実績)
H22(見込)
収 入
163,164
166,975
167,796
164,937
支 出
282,326
291,980
285,838
291,631
差 引
-119,162
-125,005
-118,042
-126,694
将来的な設備更新費を含めて試算した場合、3区合計の年間収支は毎年1億2,000万円
の赤字であり、一世帯当たり3万円の負担が必要となる。
5
6.人口の推移(将来推計人口)
8,000
6,000
4,000
2,000
安塚区
吉川区
三和区
H17(実績)
H22(推計)
0
H12(実績)
H27(推計)
H32(推計)
(単位:人)
※ 内訳
H12(実績)
[2000年]
H17(実績)
[2005年]
H22(推計)
[2010年]
H27(推計)
[2015年]
H32(推計)
[2020年]
安塚区
3,733
3,340
3,014
2,669
2,346
吉川区
5,516
5,142
4,831
4,424
4,020
三和区
6,284
6,190
6,163
6,037
5,877
211,870
208,082
203,884
197,060
188,838
上越市全体
6
7.今後の収支予測(推計)
0
(単位:千円)
-5,000 -5,000 -5,000
-3,649 -9,492 -2,529
-94,752
-200,000
-400,000
-600,000
-800,000
-1,000,000
3区計
-1,200,000
H19
H20
H21
H22
H23
H24
-1,160,000
H25 H26~
【今後の施設改修(見込み)】
■ 地デジ対応の設備改修(H21・H22)
■ ヘッドエンド等の設備更新(H26~H28)
7
8.市直営を継続するために必要な料金(試算)
⑴
概算年間必要経費(3施設合計)
経費区分
支出金額
備考
A.設備更新費(=減価償却費)
115,514,000円
建設事業費の2/3を10年で積立(償却)
B.運営経費
110,840,000円
基本サービスの概算運営経費
-
C.人件費
計
226,354,000円
⑵ 基本サービスの概算料金
年間必要経費
加入世帯数
月額利用料金
226,354,000円 ÷ 3,900世帯 ÷ 12か月 =
4,836円
⑶
基本サービスの料金改定(案)
現行料金 a
1,700円
※
改定料金 b
4,800円
値上げ額(b-a)
3,100円 増
参考:上越ケーブルビジョン㈱の放送サービス基本月額利用料金【 3,045円 】
8
9.事業継続に向けた課題
現状のサービス内容・料金体系による収入では、施
設を維持管理していくことができず、永続的に損失
だけが増えていく状況にある。
施設の老朽化による設備更新費が確保できていない
など、現状のサービスを継続していくためには、基
本サービスの月額利用料金を5,000円程度まで値上げ
する必要がある。
市の管理・運営体制では、近年の多様化するニーズ
や技術レベルの高度化に合わせた対応を維持してい
くことが困難な状況にある。
ケーブルテレビ施設を市が直接運営していることに
より、民間の通信事業者の参入を妨げている状況に
ある。
9
10.ケーブルテレビを取り巻く近隣地域の状況
地 区
上越市
十日町市
妙高市
糸魚川市

状
況
 安塚・吉川・三和は、旧町村で整備決定(市直営)
 大潟・頸城・板倉の一部は、旧町村で整備決定(JCV運営)
 合併前の上越市の一部(JCV運営)
 大島・牧・柿崎・中郷・清里は、合併後にケーブルテレビ整備
計画を廃止
 事業者選定委員会においてケーブルテレビ方式不採用
 市内全域をケーブルテレビ整備(JCV運営)
 加入意向調査に基づき、ケーブルテレビ整備計画を廃止
ケーブルテレビは、放送と通信を一体的に提供できる優れた施設であるが、
近年の技術革新・制度改革により、放送・通信サービス自体が急速に進展し
ている段階にあり、サービスの効用は今後ますます高まると想定されること
から、情報化への対応力という観点での将来性は期待できない。(平成19
年11月:大島区・柿崎区の情報通信基盤整備に関する専門家意見書要約)
10
11.長期安定的な運営への転換<見直し案>
【市の考え方】
ケーブルテレビなどの情報通信基盤を利用して提供する放送・通信サービス
は、その多くが民間によって提供されており、市の役割としては情報格差の
解消を図るため、必要な情報通信基盤の整備を支援することである。
市内には、放送・通信サービスを提供する民間事業者が数多く参入しており、
民間ケーブルテレビ局も存在することから、永続的な市直営に拘ることなく、
ケーブルテレビに精通した団体等に運営を任せていく方向性が妥当と考える。
なお、市直営で運営を継続する場合は、市内におけるテレビやインターネッ
トの利用に関する公平性や平等性を鑑み、利用者となる受益者の負担の範囲
による運営を原則に見直す必要がある。
<<見直し案>>
◆ 平成27年3月末までに市直営を見直し、施設を民間に
譲渡する。(放送・通信サービスを民間事業者が提供)
11
12.見直し案(概略図)
平
成
2
7
年
3
月
末
ま
で
に
見
直
し
を
実
施
[
完
全
民
営
化
]
補助事業を活用した
施設であり、財産処
分に一定の制限あり
【民間事業者による運営】
□ケーブルテレビ施設


施設の安定稼働を継続できる事業実績と企業体
力を持つ事業者を選定
施設を無償譲渡
□サービス
ケーブルテレビ
施設の譲渡
三和区H16→H26
安塚区H17→H27
吉川区H18→H28


放送・通信サービス
IP電話は継続の方向で調整
□料金体系

各種サービスの内容・料金は、サービス提供事
業者が設定(地域の意向を踏まえて協議)
□防災行政無線・ラジオへの切替

加入者の負担軽減措
置として一定期間の
現行料金体系の維持
告知放送サービスは廃止
□地域コミュニティ放送

地域独自チャンネルは廃止し、市全体の広域的な
情報発信を別途検討
12
13.今後のスケジュール(年度別計画)
年 度
内
容
21年度
 各地域協議会でケーブルテレビ事業の勉強会を実施
22年度
23年度




地域協議会へ市の見直し案を提示・協議
町内会への説明・意見集約
譲渡先候補者の選定
見直し案の決定(平成24年3月末まで)
※地域へ進捗状況を報告・相談
24年度
~
26年度




地域の意向を整理(譲渡条件の整理)
譲渡先候補者を決定(基本協定の締結)
譲渡条件等の調整
施設を民間事業者に譲渡・供用開始(平成27年3月末まで)
※地域へ進捗状況を報告・相談
 今後のスケジュールに関しては、地域の状況変化や譲渡先となる相手側の
意向などにより変更が必要となる場合もあることから、地域へ報告・相談
した中で適切な時期を逃すことなく、着実に取り組む必要がある。
13
14.参考
ブロードバンド環境の整備状況[概要]
(平成22年10月末現在)
柿崎区
大潟区
吉川区
頸城区
浦川原区
大島区
三和区
合併前の上越市
牧 区
清里区
安塚区
凡 例
名立区
板倉区
中郷区
<100M 光ファイバ>
NTT・JCVが提供
<50M以下>ADSL・CATV
NTT・Yahoo・JCV・市
14
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